JPH0664867A - 油圧エレベータの油圧パワーユニット - Google Patents

油圧エレベータの油圧パワーユニット

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JPH0664867A
JPH0664867A JP21904692A JP21904692A JPH0664867A JP H0664867 A JPH0664867 A JP H0664867A JP 21904692 A JP21904692 A JP 21904692A JP 21904692 A JP21904692 A JP 21904692A JP H0664867 A JPH0664867 A JP H0664867A
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JP
Japan
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oil
hydraulic
oil tank
power unit
elevator
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Application number
JP21904692A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kamiya
代詞男 神谷
Yukihiro Takigawa
行洋 瀧川
Tatsuo Miyake
立郎 三宅
Motoo Shimoaki
元雄 下秋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油タンクの作動油中の沈澱異物及び浮遊異物
を簡単かつ効率的に除去する。 【構成】 エレベータかご9の上昇時は流量制御弁6を
介して前記油圧ポンプ4から油圧ジャッキ7に作動油2
を送出し、エレベータかご9の下降時は前記流量制御弁
6を介して前記作動油2を油タンク1内に還流させる油
圧エレベータの油圧パワーユニットにおいて、油タンク
1の底面に、外部側にドレンコック18が取付けられた
排出口であるドレンポート17を設け、前記油タンク1
の側面において最高油面2aより上部に戻し口である戻
しポート19を設け、この戻しポート19より、先端の
開口部20aが最低油面2bの下方に位置する戻し管2
0を油タンク1内に垂下した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータの油圧
パワーユニットに関するもので、特に、油タンクの作動
油中に電動機及び油圧ポンプが配設されたサブマージタ
イプの油圧エレベータの油圧パワーユニットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の油圧エレベータの油圧パ
ワーユニットとして、特開平3−13483号公報に掲
載の技術を挙げることができる。図5は従来の油圧エレ
ベータの油圧パワーユニットを示す断面図、図6は従来
のオイルクリーナを取り付けたときの油圧エレベータの
油圧パワーユニットを示す断面図である。
【0003】図において、1は作動油2が充たされた油
タンク、3は油タンク1の作動油2に浸漬された電動
機、4は油タンク1の作動油2に浸漬され、電動機3に
より駆動される油圧ポンプ、5は油圧ポンプ4に接続さ
れた吐出管、6は吐出管5に接続された流量制御弁、7
は流量制御弁6と配管8を介して接続されたエレベータ
かご9を昇降させる油圧ジャッキ、10は流量制御弁6
に接続され、先端10aが作動油2中に挿入された戻り
管である。11は油タンク1の下方部に設けられたドレ
ンポート、12は油タンク1の蓋、13は油タンク1の
底部に沈澱した沈澱異物、14は作動油2中に浮遊して
いる浮遊異物である。
【0004】従来の油圧エレベータの油圧パワーユニッ
トは上記のように構成されており、電動機3により油圧
ポンプ4が回転すると、作動油2は油圧ポンプ4、吐出
管5、流量制御弁6、配管8を通って油圧ジャッキ7に
送出され、エレベータかご9は上昇する。また、流量制
御弁6を切換えると、油圧ジャッキ7の作動油2は配管
8、流量制御弁6、戻り管10または油圧ポンプ4を通
って油タンク1内に還流し、エレベータかご9は下降す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油タンク1
の作動油2中には細かい異物が混入しており、更に、油
タンク1の底部には塵埃、スラッジ等の不純物が混入し
ていて、それらが流量制御弁6からの戻り油或いは油圧
ポンプ4のフィルタからの吸排、電動機3自身のロータ
回転などによって作動油2が撹拌されることにより、細
かい異物となって浮遊する。これらの異物のうち比較的
重いものは油タンク1の底面だけでなく電動機3或いは
油圧ポンプ4の上面にも沈澱し、更に、電動機3のフレ
ームの各所に設けられている穴から侵入して内部の巻線
等に付着し、電動機3を損傷させることがあった。
【0006】そこで、上記不具合に関して、特開平3−
13483号公報には、油タンク1の底面に低位部を形
成し、作動油2中の塵埃、スラッジ等の不純物をその低
位部に集積させることにより電動機3及び油圧ポンプ4
の作動による撹拌の影響を低減して前記不純物の浮遊を
抑制し、電動機3の回転部等への侵入を防止する技術が
開示されている。即ち、低位部が位置する油タンク1の
内部底面の周囲近傍は電動機3及び油圧ポンプ4から離
れており、作動油2の循環経路にないため、油圧パワー
ユニット機構が作動状態になり、電動機3及び油圧ポン
プ4の回転により油タンク1内の作動油2が攪拌されて
も、この低位部の近傍の作動油2は比較的平静状態が維
持される。このため、この低位部に集積して沈殿した不
純物は浮遊状態とはならない。
【0007】しかし、上記特開平3−13483号公報
に掲載の技術では、浮遊状態にある不純物の電動機3内
への侵入は抑制できても、蓄積された沈澱異物13及び
浮遊異物14は依然として油タンク1内に残留してお
り、除去対策は講じられていない。
【0008】このように、従来の油圧エレベータの油圧
パワーユニットは油タンク1内に沈澱した沈澱異物13
については積極的に除去することができず、したがっ
て、蓄積した状態で放置するか、定期的に作動油2を交
換する等により対応するしかなかった。
【0009】また、作動油1中の浮遊異物14は、図6
に示すように、保守点検作業時にオイルクリーナ15を
取付け、オイルクリーナ15の内部のフイルタ16で濾
過することによって対応していた。
【0010】ところが、オイルクリーナ15を使用する
ときは、油タンク1の蓋12を開け、吸込側ホース15
aと戻し側ホース15bを油タンク1内に突込んで実施
していたので、その都度蓋12を開けなければならず、
また、作業している間、油タンク1の蓋12を開けてお
く必要があり、その間に開口部から異物が混入したり、
工具が落下する恐れがあった。更に、オイルクリーナ1
5の吸込側ホース15aと戻し側ホース15bを突込む
位置によって沈澱異物13及び浮遊異物14の除去の程
度にばらつきが生じていた。
【0011】そこで、本発明は、油タンクの作動油中の
沈澱異物及び浮遊異物を簡単かつ効率的に除去すること
ができる油圧エレベータの油圧パワーユニットの提供を
課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
油圧エレベータの油圧パワーユニットは、油タンクの底
面に、外部側にドレン弁が取付けられた排出口を設け、
前記油タンクの側面において最高油面より上部に戻し口
を設け、この戻し口より、先端開口部が最低油面の下方
に位置する戻し管を油タンク内に垂下したものである。
【0013】また、請求項2の発明にかかる油圧エレベ
ータの油圧パワーユニットは、油タンクの底面に、外部
側にドレン弁が取付けられた排出口を設け、前記油タン
クの側面において最低油面より下部に戻し口を設け、こ
の戻し口の外部側に戻し弁を取付けたものである。
【0014】更に、請求項3の発明にかかる油圧エレベ
ータの油圧パワーユニットは、前記油タンクの底部に低
位部を設け、前記油タンクの低位部における底面に、外
部側にドレン弁が取付けられた排出口を設けるととも
に、前記油タンクの側面において最高油面より上部に戻
し口を設け、この戻し口より、先端開口部が最低油面よ
り下方に位置する戻し管を油タンク内に垂下したもので
ある。
【0015】そして、請求項4の発明にかかる油圧エレ
ベータの油圧パワーユニットは、前記油タンクの底部に
低位部を設け、前記油タンクの低位部における底面に、
外部側にドレン弁が取付けられた排出口を設けるととも
に、前記油タンクの側面において最低油面より下部に戻
し口を設け、この戻し口の外部側に戻し弁を取付けたも
のである。
【0016】
【作用】請求項1の発明においては、油タンクの底面に
排出口を設け、その外部側にドレン弁を取付けるととも
に、油タンクに戻し口を設けているので、オイルクリー
ナの装着は油タンクの蓋を取外すことなく簡単に行なう
ことができる。しかも、作動油の排出口を油タンクの底
面に設けているので、沈澱異物及び浮遊異物を効率良く
除去できる。
【0017】また、請求項2の発明においては、請求項
1と同様に、油タンクの蓋を取外すことなくオイルクリ
ーナを装着することができるとともに、特に、戻し口を
最低油面より下部に設け、その外部側に戻し弁を取付け
ているので、戻し口には油タンク内に垂下する戻し管を
取付ける必要がなく、油タンク側は開放状態であっても
よい。
【0018】更に、請求項3及び請求項4の発明におい
ては、特に、油タンク内の沈殿異物は作動油が油タンク
内で攪拌されている間に低位部に集積するとともに、排
出口がこの低位部に設けられているので、オイルクリー
ナによる沈殿異物の吸引量が増加し、除去効率を一層高
めることができる。
【0019】
【実施例】
〈第一実施例〉まず、本発明の第一実施例を図1に基づ
いて説明する。図1は本発明の第一実施例による油圧エ
レベータの油圧パワーユニットを示す断面図である。図
中、図5及び図6と同一符号は従来の構成部分と同一ま
たは相当する部分である。
【0020】図において、17は油タンク1の底面に設
けられたドレンポート、18はドレンポート17の外部
側に取付けられたドレンコックで、オイルクリーナ15
の吸込側ホース15aの接続が可能となっている。19
は油タンク1の側面において作動油2の最高油面2aよ
り上部に設けられた戻しポートで、オイルクリーナ15
の戻し側ホース15bの接続が可能となっている。20
は戻しポート19より油タンク1の作動油2中に垂下し
た戻し管であり、その先端の開口部20aは図2に示す
最低油面2bより下方にあって、ここよりオイルクリー
ナ15からの戻しの作動油が放出されるようになってい
る。
【0021】次に、作動油中の沈殿異物、浮遊異物の除
去について説明する。作動油2中には細かい異物が含ま
れ、また、油タンク1の底部には塵埃、スラッジ等の不
純物が沈殿しており、その一部が流量制御弁6からの戻
り油、ポンプフィルタからの吸排、電動機自身のロータ
回転による作動油2の撹拌によって浮遊している。そし
て、比較的重い異物は沈澱するが、それらは油タンク1
の底面に沈澱するのみでなく、電動機3及び油圧ポンプ
4等の作動油2中に吊り下げられた機器の上面にも沈澱
し、電動機3のフレームの各所に明いている穴からも侵
入する。
【0022】そこで、これらの異物を除去するには、オ
イルクリーナ15の吸込側ホース15aをドレンポート
17の外部のドレンコック18に接続するとともに、戻
し側ホース15bを戻しポート19に接続することによ
ってオイルクリーナ15を装着する。次いで、ドレンコ
ック18を開き、オイルクリーナ15を運転すると、油
タンク1の底部に堆積した沈澱異物13及び作動油2中
の浮遊異物14は作動油2とともにオイルクリーナ15
で吸引され、ドレンポート17から吸込側ホース15a
を通流してオイルクリーナ15の内部に流れ、フイルタ
16で濾過される。そして、ここで沈殿異物13及び浮
遊異物14を除去された作動油2は戻し側ホース15b
を通流し、戻しポート19及び戻し管20を経て再び油
タンク1内に戻される。所定時間作動油2を循環させて
油タンク1内の異物が除去されたら、オイルクリーナ1
5の運転を停止し、ドレンコック18を閉じてドレンポ
ート17及び戻しポート19の接続部からオイルクリー
ナ15の吸込側ホース15a及び戻し側ホース15bを
取外す。
【0023】なお、戻しポート19に取付けられた戻し
管20の先端の開口部20aは最低油面2bより下方に
位置しているので、油面が変動したときに空中に露出す
ることがなく、したがって、作動油2に空気が混入して
キャビテーションが発生することがない。
【0024】このように、上記実施例の油圧エレベータ
の油圧パワーユニットは、油タンク1内の作動油2中に
電動機3と油圧ポンプ4とを配設し、エレベータかご9
の上昇時は流量制御弁6を介して前記油圧ポンプ4から
油圧ジャッキ7に作動油2を送出し、エレベータかご9
の下降時は前記流量制御弁6を介して前記作動油2を油
タンク1内に還流させる油圧エレベータの油圧パワーユ
ニットにおいて、油タンク1の底面に、外部側にドレン
コック18が取付けられた排出口であるドレンポート1
7を設け、前記油タンク1の側面において最高油面2a
より上部に戻し口である戻しポート19を設け、この戻
しポート19より、先端の開口部20aが最低油面2b
の下方に位置する戻し管20を油タンク1内に垂下した
ものである。
【0025】したがって、上記実施例によれば、油タン
ク1の底面にドレンポート17を設け、その外部側にド
レンコック18を取付け、油タンク1の側面に戻しポー
ト19を設けているので、オイルクリーナ15の装着は
油タンク1の蓋12を取外すことなく簡単に行なうこと
かできる。しかも、作動油1の戻しポート19を油タン
ク1の底面に設けているので、沈澱異物13及び浮遊異
物14を効率良く除去できる。この結果、浮遊異物14
が直接電動機3の上面に堆積する量が減少し、電動機3
の内部への侵入を防止でき、巻線等に付着して損傷する
のを防止できる。
【0026】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
を図2に基づいて説明する。図2は本発明の第二実施例
による油圧エレベータの油圧パワーユニットを示す断面
図である。図中、図1と同一符号は第一実施例の構成部
分と同一または相当する部分である。
【0027】図において、21は油タンク1の側面にお
いて作動油2の最低油面2bより下方に設けられた戻し
ポート、22は戻しポート21の外部に取付けられた戻
しコックである。
【0028】上記構成の油圧エレベータの油圧パワーユ
ニットは、油タンク1の底面と側面にそれぞれドレンポ
ート17及び戻しポート21を設けているので、請求項
1と同様に、油タンク1の蓋12を取外すことなくオイ
ルクリーナ15を装着することができるとともに、戻し
ポート21を最低油面2bより下部に設け、その外部側
に戻しコック22を取付けているので、戻しポート21
には油タンク1内に垂下する戻し管20を取付ける必要
がなく、油タンク1側は開放状態であってもよい。
【0029】〈第三実施例〉更に、第三実施例を図3に
基づいて説明する。図3は本発明の第三実施例による油
圧エレベータの油圧パワーユニットを示す断面図であ
る。図中、図1と同一符号は第一実施例と同一または相
当する部分である。
【0030】図において、23は油タンク1の底部に形
成され、電動機3及び油圧ポンプ4から離れた部位に向
かって下方に傾斜した傾斜面、24は前記傾斜面23の
下端部に形成された低位部である。そして、ドレンポー
ト17はこの低位部24に設けられている。
【0031】即ち、この第三実施例は、第一実施例の油
タンク1に低位部24を設けたものであるから、第一実
施例と同様の効果を期待できるとともに、特に、油タン
ク1内の沈殿異物13は作動油2が油タンク1内で攪拌
されている間に低位部24に集積し、更に、ドレンポー
ト17がこの低位部24に設けられているので、オイル
クリーナ15による沈殿異物13の吸引量が増加し、除
去効率を一層高めることができる。
【0032】〈第四実施例〉次に、本発明の第四実施例
を図4に基づいて説明する。図4は本発明の第四実施例
による油圧エレベータの油圧パワーユニットを示す断面
図である。図中、図2と同一符号は第二実施例の構成部
分と同一または相当する部分である。
【0033】図において、油タンク1の底部には、第三
実施例と同様に、電動機3及び油圧ポンプ4から離れた
部位に向かって下方に傾斜した傾斜面23が設けられて
おり、前記傾斜面23の下端部に低位部24が形成され
ている。そして、ドレンポート17はこの低位部24に
設けられている。
【0034】即ち、この第四実施例は、第二実施例の油
タンク1に低位部24を設けたものであるから、第二実
施例と同様の効果を期待できるとともに、特に、油タン
ク1内の沈殿異物13は作動油2が油タンク1内で攪拌
されている間に低位部24に集積し、更に、ドレンポー
ト17がこの低位部24に設けられているので、オイル
クリーナ15による沈殿異物13の吸引量が増加し、除
去効率を一層高めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の油圧エ
レベータの油圧パワーユニットは、油タンクの底面に、
外部側にドレン弁が取付けられた排出口を設け、前記油
タンクの側面において最高油面より上部に戻し口を設
け、この戻し口より、先端開口部が最低油面の下方に位
置する戻し管を油タンク内に垂下したものである。した
がって、オイルクリーナの装着は油タンクの蓋を取外す
ことなく簡単に行なうことができ、しかも、作動油の排
出口を油タンクの底面に設けているので、沈澱異物及び
浮遊異物を効率良く除去できる。この結果、浮遊異物が
直接電動機の上面に堆積する量が減少し、電動機の内部
への侵入を防止でき、巻線等に付着して損傷するのを防
止できる。
【0036】また、請求項2の発明の油圧エレベータの
油圧パワーユニットは、油タンクの底面に、外部側にド
レン弁が取付けられた排出口を設け、前記油タンクの側
面において最低油面より下部に戻し口を設け、この戻し
口の外部側に戻し弁を取付けたものである。したがっ
て、請求項1と同様に、油タンクの蓋を取外すことなく
オイルクリーナを装着することができるとともに、特
に、戻し口を最低油面より下部に設け、その外部側に戻
し弁を取付けているので、戻し口には油タンク内に垂下
する戻し管を取付ける必要がなく、油タンク側は開放状
態であってもよい。
【0037】更に、請求項3の発明にかかる油圧エレベ
ータの油圧パワーユニットは、前記油タンクの底部に低
位部を設け、前記油タンクの低位部における底面に、外
部側にドレン弁が取付けられた排出口を設けるととも
に、前記油タンクの側面において最高油面より上部に戻
し口を設け、この戻し口より、先端開口部が最低油面よ
り下方に位置する戻し管を油タンク内に垂下したもので
ある。したがって、請求項1と同様の効果を期待できる
とともに、特に、油タンク内の沈殿異物は作動油が油タ
ンク内で攪拌されている間に低位部に集積するととも
に、排出口がこの低位部に設けられているので、オイル
クリーナによる沈殿異物の吸引量が増加し、除去効率を
一層高めることができる。
【0038】そして、請求項4の発明にかかる油圧エレ
ベータの油圧パワーユニットは、前記油タンクの底部に
低位部を設け、前記油タンクの低位部における底面に、
外部側にドレン弁が取付けられた排出口を設けるととも
に、前記油タンクの側面において最低油面より下部に戻
し口を設け、この戻し口の外部側に戻し弁を取付けたも
のである。したがって、請求項2と同様の効果を期待で
きるとともに、特に、油タンク内の沈殿異物は作動油が
油タンク内で攪拌されている間に低位部に集積するとと
もに、排出口がこの低位部に設けられているので、オイ
ルクリーナによる沈殿異物の吸引量が増加し、除去効率
を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例による油圧エレベー
タの油圧パワーユニットを示す断面図である。
【図2】図2は本発明の第二実施例による油圧エレベー
タの油圧パワーユニットを示す断面図である。
【図3】図3は本発明の第三実施例による油圧エレベー
タの油圧パワーユニットを示す断面図である。
【図4】図4は本発明の第四実施例による油圧エレベー
タの油圧パワーユニットを示す断面図である。
【図5】図5は従来の油圧エレベータの油圧パワーユニ
ットを示す断面図である。
【図6】図6は従来のオイルクリーナを取り付けたとき
の油圧エレベータの油圧パワーユニットを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 油タンク 2 作動油 2a 最高油面 2b 最低油面 3 電動機 4 油圧ポンプ 6 流量制御弁 7 油圧ジャッキ 9 エレベータかご 17 ドレンポート 18 ドレンコック 19,21 戻しポート 20 戻し管 20a 開口部 22 戻しコック 24 低位部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下秋 元雄 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機株式会 社稲沢製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンク内の作動油中に電動機と油ポン
    プとを浸漬し、エレベータかご上昇時は流量制御弁を介
    して前記油圧ポンプから油圧ジャッキに作動油を送出
    し、エレベータかご下降時は前記流量制御弁を介して前
    記作動油を油タンク内に還流させる油圧エレベータの油
    圧パワーユニットにおいて、 前記油タンクの底面に設けられ、外部側にドレン弁が取
    付けられた排出口と、 前記油タンクの側面において最高油面より上部に設けら
    れた戻し口と、 前記戻し口より油タンク内に垂下し、先端開口部が最低
    油面より下方に位置する戻し管とを具備することを特徴
    とする油圧エレベータの油圧パワーユニット。
  2. 【請求項2】 油タンク内の作動油中に電動機と油ポン
    プとを浸漬し、エレベータかご上昇時は流量制御弁を介
    して前記油圧ポンプから油圧ジャッキに作動油を送出
    し、エレベータかご下降時は前記流量制御弁を介して前
    記作動油を油タンク内に還流させる油圧エレベータの油
    圧パワーユニットにおいて、 前記油タンクの底面に設けられ、外部側にドレン弁が取
    付けられた排出口と、 前記油タンクの側面において最低油面より下部に設けら
    れた戻し口と、 前記戻し口の外部側に取付けられた戻し弁とを具備する
    ことを特徴とする油圧エレベータの油圧パワーユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 油タンク内の作動油中に電動機と油ポン
    プとを浸漬し、エレベータかご上昇時は流量制御弁を介
    して前記油圧ポンプから油圧ジャッキに作動油を送出
    し、エレベータかご下降時は前記流量制御弁を介して前
    記作動油を油タンク内に還流させる油圧エレベータの油
    圧パワーユニットにおいて、 前記油タンクの底部に設けられた低位部と、 前記油タンクの低位部における底面に設けられ、外部側
    にドレン弁が取付けられた排出口と、 前記油タンクの側面において最高油面より上部に設けら
    れた戻し口と、 前記戻し口より油タンク内に垂下し、先端開口部が最低
    油面より下方に位置する戻し管とを具備することを特徴
    とする油圧エレベータの油圧パワーユニット。
  4. 【請求項4】 油タンク内の作動油中に電動機と油ポン
    プとを浸漬し、エレベータかご上昇時は流量制御弁を介
    して前記油圧ポンプから油圧ジャッキに作動油を送出
    し、エレベータかご下降時は前記流量制御弁を介して前
    記作動油を油タンク内に還流させる油圧エレベータの油
    圧パワーユニットにおいて、 前記油タンクの底部に設けられた低位部と、 前記油タンクの低位部における底面に設けられ、外部側
    にドレン弁が取付けられた排出口と、 前記油タンクの側面において最低油面より下部に設けら
    れた戻し口と、 前記戻し口の外部側に取付けられた戻し弁とを具備する
    ことを特徴とする油圧エレベータの油圧パワーユニッ
    ト。
JP21904692A 1992-08-18 1992-08-18 油圧エレベータの油圧パワーユニット Pending JPH0664867A (ja)

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JP21904692A Pending JPH0664867A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 油圧エレベータの油圧パワーユニット

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JP (1) JPH0664867A (ja)

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