JP2872576B2 - 油圧エレベーター用油圧制御装置 - Google Patents

油圧エレベーター用油圧制御装置

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JP2872576B2 JP16668194A JP16668194A JP2872576B2 JP 2872576 B2 JP2872576 B2 JP 2872576B2 JP 16668194 A JP16668194 A JP 16668194A JP 16668194 A JP16668194 A JP 16668194A JP 2872576 B2 JP2872576 B2 JP 2872576B2
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満男 斎藤
誠也 鈴木
武夫 高星
功治 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベーター用油圧
制御装置、特に下降制御用流量制御弁を制御するための
電磁パイロット弁の制御回路内へのごみなどの進入を阻
止する装置を備えた油圧エレベータ用油圧制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式エレベーターは乗りかご等の荷重
を地面に設置された油圧ジャッキにより支持するため、
建物に対する負担が少なく、またロープ式エレベーター
のように建物の屋上に機械室を設置する必要がないので
機械室の設置場所に制限を受けることが少ない。
【0003】これらの特徴から工場、マンション、ホテ
ルに至る幅広い分野で利用されている。この油圧式エレ
ベーターで使用する油圧ジャッキの作動には油圧作動油
が用いられているが、エレベーターの設置環境は必ずし
も清浄でないため外気や建物内に存在する異物が電磁パ
イロット弁の油圧回路に侵入し、エレベーターの性能に
悪影響を与えるなどの問題が生じていた。
【0004】このような課題を解決するために油圧回路
内に濾過装置を設ける技術が知られているが、充分満足
すべきものはなかった。目詰りを生じた際には清掃が必
要となるため、定期的に保守することが必要となる。濾
過装置を清掃するためには油圧回路を構成する油圧機器
を解体しなければならず、その保守時間、並びに機器の
不稼働時間が問題となる。その保守作業を改善するため
濾過装置の両端に止め弁を設け、濾過装置の着脱を容易
にする技術が特開昭53−6775他に開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
用いている止め弁は高価であるばかりではなく、濾過装
置を主油圧回路に設けるため圧力損失が大きく、電磁パ
イロット弁のパイロット回路等の流量の少ない油圧回路
には不向きであった。
【0006】本発明の目的は機器の性能に悪影響を与え
ずにより安価で目詰まり時の濾過装置の清掃、保守が容
易な油圧エレベーター用の油圧制御装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を外部から着脱可能な濾過装置をエレベータの油圧
制御に使用している電磁パイロット弁と、法規により取
り付けられている止め弁を連絡する配管に接続すること
によって解決される。
【0008】
【作用】上記構成により、主油圧回路の圧力損失を増や
すことなく、かつ新たに封油機構を設けないで安価でか
つ容易に濾過装置内の異物を除去することが出来、保守
時のエレベーター不稼働時間を必要最小限にすることが
出来る。
【0009】
【実施例】以下発明の一実施例について図面を用いて説
明する。
【0010】図1は本発明の1実施例を示す油圧制御系
統回路図、図2は図1の濾過装置部の詳細を示す一部断
面図である。乗りかご等の負荷10は油圧パワーユニッ
ト12から供給、排出される油圧作動油によって油圧ジ
ャッキ14を上昇、下降させることによって昇降動作を
する。
【0011】油圧パワーユニット12は、電動機16の
回転によって油圧ポンプ18を駆動させ、その時ポンプ
18から吐出される油圧作動油によって油圧ジャッキ1
4を昇降する。すなわち、上昇時は、油圧ポンプ18に
よって作られた作動油は逆止弁20、止め弁22を経て
油圧ジャッキ14に供給される。
【0012】下降時は逆止弁20が閉じるので、乗りか
ご10の下降制御用の流量制御弁24を経て作動油が油
タンク26に戻る。従って、負荷10の下降速度は油圧
制御弁28内の流量制御弁24によって油タンク26に
復帰する流量を制御して行う。油圧制御弁28は流量制
御弁24の開口面積の変化によって油圧ジャッキ14に
供給、排出する油圧作動油の量を制御する。負荷10を
停止しているときは、止め弁22が閉じられる。
【0013】流量制御弁24の開口面積の制御は、電磁
パイロット弁30により開閉制御されるパイロット回路
によりパイロット圧力を制御することによって行う。す
なわち、下降するときは、電磁パイロット弁30が付勢
されて流量制御弁24が開かれる。一方、流量制御弁2
4の開度を小さくするときは電磁パイロット弁32が開
かれ、作動油を油タンク26へ排出する。
【0014】安全上電磁パイロット弁30は消勢時は閉
鎖する常時閉鎖形であり、電磁パイロット弁32はその
反対に消勢時は開放する常時開放形である。従って、停
電時は電磁パイロット弁30が閉じ、電磁パイロット3
2が開放し、作動油を油タンク26へ排出し流量制御弁
24を完全に閉鎖状態にする。これによりエレベータ
は、完全に停止する。
【0015】油圧式エレベーターは負荷10が昇降する
と、その昇降の度毎に油タンク26からポンプ18が油
圧ジャッキ14に供給、排出した作動油の量と同じ量の
外気が油タンク26に排出、供給される。この外気の流
れに油圧パワーユニット12周辺の異物が巻き込まれ、
異物が油タンク26に侵入する。この異物が油圧作動油
とともに電磁パイロット弁の油圧制御回路に侵入する
と、エレベーターの動作に悪影響を与える。
【0016】この異物を油圧制御回路内に侵入させない
ために、本発明の実施例では油圧回路の入口に濾過装置
(フィルタ)34を設けている。この濾過装置34は、
外部から着脱が容易なように図2に示すようにカセット
式構造をとっている。
【0017】本発明ではこの濾過装置34をエレベータ
を上昇する際に閉じられ、下降時に開放される流量制御
弁を制御する電磁パイロット弁30とエレベータ上昇、
下降運転時に開放し、負荷10の停止時に閉じる止め弁
22とを連絡する配管の間に配置している。従って、こ
の濾過装置は逆止弁20を通して油タンク26から供給
される油圧作動油に含まれているごみなどの異物を濾過
した上で、電磁パイロット弁30、32へ供給するの
で、パイロット回路内に異物が進入することが回避され
る。
【0018】そして、この濾過装置34はとめ弁22と
電磁パイロット弁30とを連絡する配管上に配置される
ので、負荷を上昇下降する際の主油圧作動油の通過する
通路にはならないので、圧力損失も発生しない。またこ
の濾過装置34は、異物がある程度の量に達すると清掃
が必要となるが、電磁パイロット弁30並びに止め弁2
2を閉状態にするだけで油圧回路内の作動油の流出を防
ぐ”封油”が完了し、濾過装置34の着脱が即可能とな
る。従って、濾過装置34の取り外しに要する時間も少
なくなる。
【0019】なお、電磁パイロット弁30はもともと油
圧制御に使用しているものであり、止め弁22も法規に
従い取り付けられているものであり、いずれも本発明の
ために新たに設けたものではないので、構造が複雑にな
ることも製造コストが上昇する事もない。
【0020】図2は本発明の濾過装置34を含む油圧制
御弁の一例を示したものである。油圧回路は油圧制御弁
28の本体36に内蔵され、作動油は制御弁本体36内
を矢印38に示す方向に流れる。濾過装置本体40は油
圧回路内に取付ガイド42を介して外部から油圧回路流
線に沿って挿入されている。
【0021】取付ガイド42はガイド本体に作り込まれ
たねじ44で制御弁本体36に固定されている。また、
ガイド42と制御弁本体36との間には作動油の漏洩防
止のオイルシール46が取り付けられている。濾過装置
34は、止め弁22と電磁パイロット弁30を接続する
配管上に設けられた屈曲部28に設置され、油圧回路の
配管の軸方向と同方向に挿入、取り出し可能である。
【0022】油タンク26に侵入した異物は、作動油の
流れに沿って濾過装置本体40に到達し、蓄積される。
異物の量がある程度の量に達したときには工具掛けしろ
50に工具を掛け、取付ねじ44をゆるめ、ガイド42
ごと濾過装置本体40を外部に引き出すのみで、濾過装
置本体40の清掃、交換を行うことができる。この際、
濾過装置本体40は、油圧制御弁本体36内にある通路
のほぼ直角の屈曲部に設けられているので、取り付けね
じ44をゆるめるだけで脱着でき、油圧制御弁28、流
量制御弁本体36を分解する必要は全くない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば油圧制御回路の圧力損失
を増やすことなく、かつ新たに封油機構を設けることな
く安価で容易に濾過装置内の異物を除去することが出
来、保守時のエレベーター不稼働時間を必要最小限にす
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す濾過装置を含んだ油圧
制御系統図である。
【図2】図1に示した濾過装置の詳細図である。
【符号の説明】
10……負荷、14……油圧ジャッキ、12……油圧パ
ワーユニット、28……油圧制御弁、16……電動機、
18……油圧ポンプ、20……逆止弁、24……下降制
御用流量制御弁、34……濾過装置、30……電磁パイ
ロット弁、26……油タンク、22……止め弁、38…
…作動油の流れ方向、40……濾過装置本体、42……
濾過装置取付けガイド、46……オイルシール、44…
…取付用ねじ、50……工具掛けしろ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 簀河原 準 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所 水戸工場内 (72)発明者 斎藤 満男 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所 水戸工場内 (72)発明者 鈴木 誠也 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所 水戸工場内 (72)発明者 高星 武夫 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所 水戸工場内 (72)発明者 山本 功治 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平4−277172(JP,A) 特開 平4−153171(JP,A) 特開 昭57−156984(JP,A) 特開 昭62−259994(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 9/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧作動油を供給する油圧ポンプ、前記
    作動油により作動され、乗りかご等の昇降機本体を昇降
    路に沿って昇降移動させる油圧ジャッキ、前記油圧ポン
    プと油圧ジャッキとを連絡する配管上に接続され、前記
    油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの作動油の流れを許
    し、その反対方向の流れを阻止する逆止弁、前記逆止弁
    と油圧ジャッキとを結ぶ配管に上接続され、作動油の流
    通、遮断が可能な止め弁、前記止め弁と逆止弁とを連絡
    する配管に入力側が接続され、かつ出力側が油タンクに
    接続され、乗りかご等の下降時に作動油の前記油圧ジャ
    ッキから前記油圧タンクへの排出流量を制御する流量制
    御弁、前記流量制御弁の流量を制御するため作動油採り
    入れ側が前記止め弁と逆止弁とを連絡する配管に接続さ
    れた電磁パイロット弁と、前記電磁パイロット弁の入口
    上流側に配置された濾過装置を備え、前記濾過装置は前
    記電磁パイロット弁の入り口と前記逆止弁を結ぶ配管に
    対し、外部から着脱可能に設けられたことを特徴とする
    油圧エレベータ用油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記濾過装置は前記
    電磁パイロット弁の入り口から、前記逆止弁と止め弁と
    連絡する配管に至る配管の途中に設けた屈曲部に前記配
    管通路と同方向に外部から挿入、取り出し可能であるよ
    うに設けたことを特徴とする油圧エレベータ用油圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記濾過装置は前記
    電磁パイロット弁の入り口から、前記逆止弁と止め弁と
    連絡する配管に至る配管の途中に設けたほぼ直角の屈曲
    部に前記配管通路と同方向に外部から挿入、取り出し可
    能であるように設けたことを特徴とする油圧エレベータ
    用油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記濾過装置は、濾
    過装置本体と、前記濾過装置本体を支持する取付けガイ
    ドと、前記取付けガイドを配管に固定する取り付け用ね
    じからなり、前記電磁パイロット弁の入り口から、前記
    逆止弁と止め弁と連絡する配管に至る配管の途中に設け
    た屈曲部に前記配管通路と同方向に外部から挿入、取り
    出し可能であるように設けたことを特徴とする油圧エレ
    ベータ用油圧制御装置。
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