JPH05254347A - 動作異常表示方法 - Google Patents

動作異常表示方法

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JPH05254347A
JPH05254347A JP4087816A JP8781692A JPH05254347A JP H05254347 A JPH05254347 A JP H05254347A JP 4087816 A JP4087816 A JP 4087816A JP 8781692 A JP8781692 A JP 8781692A JP H05254347 A JPH05254347 A JP H05254347A
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JP
Japan
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abnormality
display
roof
group
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP4087816A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsuda
茂 松田
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Takeshi Akaishi
毅 赤石
Yoshio Morishima
良夫 森嶋
Yasunobu Onozato
泰信 小野里
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動動作制御に於いて、複数の動作異常項目
を1つの表示体で表示態様を変えて表示し、重要度の比
較的高い動作異常項目の表示を確実に行う。 【構成】 動作異常項目を、重要度の比較的高い第1の
グループと、重要度の比較的低い第2のグループとに分
ける。異常が発生した場合にはステップST1からステ
ップST2に進み、既に異常表示がある場合にはステッ
プST2からステップST3に進む。ステップST3で
第1のグループの異常発生であることを判別した場合、
または第2のグループの異常発生であることを判別しか
つステップST4で既に表示されている異常表示が第2
のグループであると判別した場合にはステップST5に
進み、異常表示の書換を行う。ステップST4で異常表
示が第1のグループであると判別した場合には書換を行
わない。重要度の高い異常表示に書き換えるため、その
異常項目の表示を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動作異常表示方法に関
し、特に、条件設定手段と動作確認手段とをもって作動
部材に所定の自動動作を行わせる際に、条件設定手段及
び動作確認手段の各異常を検出して表示するための動作
異常表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に設けられたモータ駆動
装置には種々のものがあるが、自動的にルーフを開閉す
るようにしたものがある。そのようなルーフを自動で開
閉動作させるものに於いて、さらにルーフをトランクル
ーム内に収納可能にしたものがある。
【0003】上記構造のルーフを自動動作させる際に、
ルーフの開閉動作が比較的長くかつ複雑である場合に
は、動作途中で故障が発生したら、その修理を容易化す
るためには、故障部位をできるだけ特定できるように表
示することが望ましい。この表示方法としては、CPU
の故障診断表示出力で、故障部位に対応して表示の点滅
回数を変えるようにして、1つの発光ダイオードにて表
示させることができる。
【0004】上記故障部位の特定には、例えば、動作の
各要所に位置検出用リミットスイッチを配設し、モータ
の動作時間と併せて各リミットスイッチの検出結果をチ
ェックするようにして、動作予定時間内にリミットスイ
ッチが作動しなかったら、その行程に於いて故障が発生
したと診断できる。さらに、リミットスイッチが一旦故
障したがすぐに復帰したような場合には、例えば接触不
良であればできるだけ早く修理する必要があるため、故
障表示を保持しておく必要がある。
【0005】ところで、ルーフの収納動作を停車中に行
うようにした場合には、例えば駐車ブレーキが操作され
ているという条件が満たされたことを確認してから動作
開始可能にする制御を行うことができる。従って、動作
開始可能条件が満たされていない場合には、操作スイッ
チをオンしても動作しないため、操作者が故障と判断す
ることも考えられる。条件が満たされていない場合も、
その条件不成立状態を表示することが好ましい。
【0006】しかしながら、前記故障状態と条件不成立
状態とを1つの発光ダイオードで表示させたものに於い
て、ある条件が不成立である表示を行っても、条件が成
立したら動作に関しては何等問題がないため、そのまま
の状態が保持されてしまうことになる。そして、後に故
障状態となった場合には、その故障部位が判別できない
という問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、自動動作の制御を
行うものに於いて、複数の動作異常項目を1つの表示体
で表示態様を変えて表示する場合に、重要度の比較的高
い動作異常項目の表示を確実に行い得る動作異常表示方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、所定の自動動作を行うようにされた作動部
材の複数の動作異常項目を1つの表示体にて該動作異常
項目に対応して変化する表示態様をもって表示する動作
異常表示方法であって、前記複数の動作異常項目を異常
の重要度に応じて少なくとも2つのグループに分け、重
要度の比較的低いグループの異常が表示されている時に
他の動作異常が生じたら、該他の動作異常項目に対応す
る異常表示を行い、重要度の比較的高いグループの異常
が表示されている時に前記重要度の比較的低い動作異常
が生じても、その表示を保持することを特徴とする動作
異常表示方法を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】このようにすれば、例えば自動動作を行う際の
動作異常項目の表示を重要度の違いに応じてグループ分
けし、重要度の低いグループの異常項目の表示は、他の
異常が発生したら表示を変更可能にし、重要度の高いグ
ループの異常項目の表示は、重要度の低い異常が発生し
ても、その表示を変更しないことから、重要度の高い異
常が発生したことを確認することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明が適用されたルーフ自動着
脱可能な自動車の模式的側面図であり、例えば特開平3
−79429号公報に開示されているものと同様のもの
である。図1に於いて、車体1の車室上部を覆うルーフ
2は、その前縁部をルーフフロントクロスメンバ3に支
持され、後縁部を車室後方の門型をなすロールバー4に
支持されて、車体1に着脱自在に取り付けられている。
ルーフ2の前縁部の両サイドが、手動ラッチ構造の図示
されないサイドロック装置により選択的に結合され、ル
ーフ2の後縁部の両サイド近傍が、ルーフ2をチルト動
作させるべくロールバー4の両柱部分に設けられた左右
一対のチルト装置5の突出端部に、手動ラッチ構造の図
示されないセンターロック装置により選択的に結合され
るようになっている。
【0012】本車両に於いては、上記ルーフ2は、トラ
ンクリッド6内に自動的に収容されると共に、車体1の
ルーフ部に自動的に装着されるようになっている。トラ
ンクリッド6は、図2に併せて示されるように概ね水平
状態を保持しつつ上下に変位し得るように車体1後部に
支持されており、図示されないねじジャッキ構造のモー
タ駆動装置により昇降可能にされている。トランクリッ
ド6には、その両サイド部分に、上昇限に於いてルーフ
2側に向けて出没し得るようにされた左右一対のスライ
ドシャフト7がスライド自在に支持されており、図示さ
れないプッシュプルケーブルを介してモータ駆動される
ようになっている。
【0013】また、ルーフ2の収容のためにトランクリ
ッド6の昇降を自動的に行わせるために、トランクリッ
ド6の施錠・解錠を行うトランクロック装置8が、車室
内から遠隔操作可能にされている。なお、両サイドウィ
ンドゥ9が、図示されないモータにより駆動されて開閉
するようにされていると共に、ルーフ2を外した際の開
放感を向上するべく、図示されないリアウィンドゥもモ
ータ駆動により開閉可能にされている。
【0014】このようにしてなる自動車のルーフ2の着
脱作動要領の概略について、図1乃至図4を参照して以
下に示す。
【0015】先ず、ルーフ2及び各ウィンドゥが全閉状
態の時にルーフ2を開ける場合には、前記したサイドロ
ック装置を解除してルーフ2の前縁部をフリー状態にす
る。そして、ルーフ操作スイッチを押すが、このとき、
サイドウィンドゥ9が全閉状態であったら、ルーフ2と
の干渉を回避するべく、サイドウィンドゥ9を全開状態
にする(図1)。
【0016】次に、トランクロック装置8が解錠され、
トランクリッド6が上昇して、チルト装置5によりルー
フ2の後縁部が持ち上げられ、両者が互いに整合した状
態になる。その状態で、トランクリッド6の前端からス
ライドシャフト7がルーフ2に向けて突出して、ルーフ
2の両サイド部の対応する孔にスライドシャフト7の先
端部分が没入する(図2)。なお、スライドシャフト7
が所定の没入状態になったら、ロールバー4に設けられ
た前記したセンターロック装置を手動操作して、ルーフ
2とチルト装置5との結合状態を解除すると共に、ルー
フ2とスライドシャフト7とを結合状態にする。
【0017】チルト装置5が下降状態になり、トランク
リッド6内にスライドシャフト7が収納されると、スラ
イドシャフト7に支持されつつルーフ2もトランクリッ
ド6内に収納される(図3)。そして、トランクリッド
6が下降して、トランク全閉状態になったら、トランク
ロック装置8が施錠され、ルーフをトランク内に収容す
るオープンモードが終了する(図4)。
【0018】なお、図4のルーフ収容状態から図1のル
ーフ装着状態にする場合には、上記と同様に最初にサイ
ドウィンドゥ9を全開駆動し、後は、上記と逆の動作を
行ってルーフを装着状態にし得る。
【0019】次に、本装置の制御手段としての回路構成
を図5を参照して以下に示す。図5に示されるように、
本装置の制御を行うコントロールユニット10は、バッ
テリBTの電源端子に接続されると共に各回路に定電圧
(Vcc)を供給する定電圧回路11と、本装置の主制御
を行うCPU12と、CPU12の異常時にリセットす
るリセット回路13と、エンジン停止時の暗電流供給時
の制御を行う待機回路14と、操作スイッチ信号をCP
U12に入力するスイッチ入力回路15と、ルーフ開閉
動作の各条件信号をCPU12に入力する条件検出入力
回路16と、ルーフ開閉動作時の各位置信号をCPU1
2に入力する位置検出入力回路17と、ルーフの動作状
態を操作者に知らせる警報信号をCPU12に応じて出
力する警報系駆動回路18と、各ウィンドゥを開閉する
駆動信号を出力するパワーウィンドゥ駆動回路19と、
ルーフ2及びトランクリッド6を駆動する信号を出力す
るルーフ系駆動回路20と、所定の駆動モータの回転状
態信号をCPU12に入力する回転検出入力回路21と
を有している。また、バッテリBTの電源端子と待機回
路14の入力端子との間には、イグニッション・スイッ
チIGが設けられている。
【0020】イグニッション・スイッチIGとスイッチ
入力回路15との間には、運転席側のサイドウィンドゥ
9の開閉を行うための運転席側窓スイッチ22と、助手
席側のサイドウィンドゥ9の開閉を行うための助手席側
窓スイッチ23と、リアウィンドゥの開閉を行うための
後部窓スイッチ24と、トランクリッド6の開閉を車室
内から遠隔操作するためのトランクスイッチ25と、ル
ーフ2の自動開閉を行うためのルーフスイッチ26とが
設けられている。それら各スイッチ操作信号がスイッチ
入力回路15を介してCPU12に入力される。
【0021】なお、運転席側窓スイッチ22は、押して
いる間だけサイドウィンドゥ9の開閉を行うための手動
操作と、1度所定時間以上押した場合にはその後押さな
くても開閉を続けて行うための自動操作とを、CPU1
2と共働して判別して選択的に行い得るようにされてい
る。即ち、手動を選択された場合には手動接点のみがオ
ンし、自動を選択されたら手動及び自動の両接点が共に
オンするように、開側及び閉側の各接点が構成されてお
り、手動接点がパワーウィンドゥ駆動回路19とCPU
12とにそれぞれ接続されていると共に、自動接点はC
PU12にのみ接続されており、CPU12により、両
接点のオン状態を検出して自動を選択されたことを判断
し得るようになっている。
【0022】助手席側窓スイッチ23及び後部窓スイッ
チ24は、手動操作のみ可能であり、それぞれ開側及び
閉側の各選択接点を有しており、これら各接点信号も、
パワーウィンドゥ駆動回路19に直接入力されると共
に、CPU12にも入力される。なお、パワーウィンド
ゥ駆動回路19に直接入力されている各ウィンドゥの手
動開閉信号ラインは、トランジスタQ1を介して選択的
に接地されるようになっており、さらに、後部窓用の手
動開閉ラインはトランジスタQ2を介しても選択的に接
地されるようになっている。これらトランジスタQ1・
Q2は、CPU12からの制御信号に応じてオン・オフ
し、オン状態になったら上記各手動開閉信号のパワーウ
ィンドゥ駆動回路19への入力を禁止するようになって
いる。例えば、ルーフ2の開閉動作時に各ウィンドゥの
動作を禁止する場合に、上記各トランジスタQ1・Q2
を適宜オン状態にすることにより可能である。
【0023】また、トランクスイッチ25は、ラッチ機
構による施錠・解錠及びトランクリッド6の自動昇降を
手動操作により行い得るように、開側及び閉側の各選択
接点を有しており、ルーフスイッチ26は、本装置の自
動動作を行わせるためのものであり、開閉側及び逆転側
の各選択接点を有している。これら各接点は、スイッチ
入力回路15を介してCPU12に接続される。
【0024】ACジェネレータ(ACG)のL端子信号
と車速信号とが、条件検出入力回路16を介してCPU
12に入力されていると共に、本装置の動作開始条件を
検出するための各リミットスイッチLS1〜LS3の各
スイッチ信号が、条件検出入力回路16を介してCPU
12に入力される。リミットスイッチLS1は、駐車ブ
レーキが操作された際に切替わり、リミットスイッチL
S2は、リアウィンドゥが全閉状態になった際に切替わ
り、リミットスイッチLS3は、ルーフ2の前縁部をラ
ッチするサイドロック装置がロック状態になった際に切
替わるようになっている。それら各条件検出信号が条件
検出入力回路16を介してCPU12に入力され、この
ようにして条件確認手段が構成されている。
【0025】位置検出入力回路17には、動作状態を検
出するための各リミットスイッチLS4〜LS15の各
スイッチ信号が入力されている。リミットスイッチLS
4は、トランクロック装置8が所定の解錠状態になった
際に切替わり、リミットスイッチLS5は、トランクロ
ック装置8がハーフラッチ状態になった際に切替わる。
リミットスイッチLS6は、トランクリッド6が全閉状
態になった際に切替わり、リミットスイッチLS7は、
トランクリッド6が半開状態(例えば175mm)になっ
た際に切替わり、リミットスイッチLS8は、トランク
リッド6が全開状態になった際に切替わるようになって
いる。
【0026】また、リミットスイッチLS9〜LS11
は、それら3つの組み合わせにより、ルーフ2のチルト
方向に於ける全閉・全開及びスライドシャフト7の操作
可能状態の各位置を検出するようになっている。チルト
第1リミットスイッチLS9が、全閉・全開状態になっ
た際に切替わり、チルト第2リミットスイッチLS10
が、所定の高さ(例えば80mm)以上になった際に切替
わり、チルト第3リミットスイッチLS11が、所定の
高さ(例えば80mm)以下になった際に切替わるように
なっている。
【0027】さらに、リミットスイッチLS12は、ス
ライドシャフト7が収納された際に切替わり、リミット
スイッチLS13は、スライドシャフト7が突出した際
に切替わるようになっている。そして、リミットスイッ
チLS14が、センターロックを操作してルーフ2とチ
ルト装置5とが結合(解除)状態になった際に切替わ
り、リミットスイッチLS15が、センターロックを操
作してルーフ2とスライドシャフト7とが結合(結合)
状態になった際に切替わるようになっている。このよう
にして、動作確認手段が構成されている。
【0028】前記した警報系駆動回路18の出力端子に
は、警報を音として知らせるための発音体としての第1
及び第2のブザー27・28と、例えばインストルメン
タルパネルに設けた表示体により視認させるためのルー
フ及びトランク用の各表示灯29・30とがそれぞれ接
続されている。なお、これらブザー27・28及び表示
灯29・30は、イグニッションスイッチIGを介して
電圧を供給されるようになっている。
【0029】パワーウィンドゥ駆動回路19の出力端子
には、運転席側サイドウィンドゥ9を開閉駆動するため
の運転席窓用モータ31と、助手席側サイドウィンドゥ
9を開閉駆動するための助手席窓用モータ32と、リア
ウィンドゥを開閉駆動するための後部窓用モータ33と
が接続されており、それぞれ独立して駆動されるように
なっている。また、運転席側及び助手席側の各窓用モー
タ31・32には、それぞれ回転検出用パルスセンサP
1・P2が接続されている。
【0030】ルーフ系駆動回路20の出力端子には、ル
ーフ2のチルト動作用モータ34と、スライドシャフト
7の突出・収納動作用のスライドシャフト用モータ35
と、トランクリッド6の昇降動作用のトランク昇降用モ
ータ36と、トランクロック装置8の施錠・解錠動作用
のトランクロック用モータ37とが接続されており、そ
れぞれ独立して駆動されるようになっている。また、チ
ルト動作・スライドシャフト・トランク昇降の各駆動用
モータ34〜36には、それぞれ回転検出用パルスセン
サP3〜P5が接続されている。上記各パルスセンサP
1〜P5の回転検出信号は、回転検出入力回路21を介
してCPU12に入力される。
【0031】ところで、CPU12には、前記条件検出
入力回路16及び位置検出入力回路17の各入力信号に
基づいてルーフ2などの動作が正常に行われているか否
かを判別する自己診断プログラムが組み込まれており、
異常を認められた場合にはその異常表示を行うための表
示体としての発光ダイオード38がCPU12のダイア
グノーシス端子に接続されている。このようにして、本
装置の制御回路が構成されている。
【0032】次に、全閉状態にあるルーフ2を開くオー
プンモードによるルーフ2の開動作の要領について以下
に示す。
【0033】条件検出入力回路16を介してCPU12
に入力される条件信号による条件判別項目には、各モー
タを駆動することによるバッテリ上がりを防止するべ
く、エンジンを回転させつつ行うため、そのエンジン回
転状態を前記したACG信号により判別するものと、停
車中に行うため、その停車状態を前記した車速信号によ
る判別するものとがある。さらに、駐車ブレーキが操作
されていることをリミットスイッチLS1により判別
し、リアウィンドゥの全閉状態をリミットスイッチLS
2により判別する。また、サイドウィンドゥ9やトラン
クリッド6が動作中でないことも条件に含まれる。
【0034】上記条件が揃っていることを前提としてオ
ープンモードを行う。まず、ルーフ2の前縁部のサイド
ロック装置を手動にて解除すると、リミットスイッチL
S3が切り替わる。そして、ルーフスイッチ26を開閉
側に押すと、サイドウィンドゥ9を下げるべく、運転席
窓用モータ31がダウン側に駆動され、サイドウィンド
ゥ9が全開(モータ31が停止)したら、トランクロッ
ク用モータ37が解錠側に駆動され、トランクロック装
置8が解錠状態になる。
【0035】ルーフスイッチ26を押し、さらに押し続
けることにより、上記解錠検出後に、トランク昇降用モ
ータ36がアップ側に駆動され、上昇限に達したらモー
タ36が停止する。
【0036】続けて、チルト動作用モータ34がアップ
側に駆動開始し、上昇限に達したらその状態で待機す
る。このとき、前記した各チルト第1〜第3リミットス
イッチLS9〜11により、チルト状態の各位置を検出
し得る。チルト装置5が上昇限に達したら、スライドシ
ャフト7をルーフ2内に挿入するために、スライドシャ
フト用モータ35を突出側に駆動する。
【0037】次に、チルト動作用モータ34をダウン側
に若干駆動すると、上記チルト第2リミットスイッチ1
0がオフ状態になるため、その若干下げられたチルト高
さ位置でチルト動作用モータ34のダウン側駆動を一旦
止める。このときには、ルーフ2とチルト装置5とが結
合状態であるため、その結合状態を解除してルーフ2と
スライドシャフト7とを結合状態にする作業を行うべ
く、ルーフスイッチ26の操作による自動動作を中間停
止して、待機状態にする。
【0038】上記中間停止の待機状態になったら、ルー
フスイッチ26を押し続けていても、次の動作に入らな
い。その待機状態に於いて、手動にてセンターロック装
置を切り替えてルーフ2とスライドシャフト7とを結合
状態にする作業を行う。センターロック装置の切り替え
作業を終了したら、ルーフスイッチ26を再度押す。
【0039】そして、ルーフスイッチ26を再び押し続
けることにより、チルト動作用モータ34がダウン側に
駆動してチルト装置5が没入状態になり、スライドシャ
フト7に支持されるようになったルーフ2をトランクリ
ッド6内に収納すべく、スライドシャフト用モータ35
を収納側に駆動する。スライドシャフト7が収納された
ことをスライドシャフト収納リミットスイッチLS12
により検出したら、トランク昇降用モータ36をダウン
側に駆動する。
【0040】トランクリッド半開リミットスイッチLS
7がオン状態に切り替わったら、再び上記と同様の中間
停止による待機状態にする。そして、ルーフスイッチ2
6を一旦解除状態にした後、再度押すことにより、再び
トランク昇降用モータ36をダウン側に駆動する。
【0041】また、上記半開状態からのトランク昇降用
モータ36の駆動開始時から、CPU12により、所定
時間経過(CPU12の内部タイマにより判断する)後
に、トランクリッド6の小開状態(例えば50mm)を判
別し、その小開状態に達した際にも、上記と同様に中間
停止による待機状態にする。
【0042】上記トランクリッド6の下降動作時に於い
て中間停止状態を設けているのは、トランク部に於ける
物などの挟み込みを防止するためであり、中間停止毎に
下降動作の状態を確認することができる。そして、ルー
フスイッチ26を再度押して、動作を再開し、トランク
リッド6が全閉状態になったら、トランク昇降用モータ
36が停止し、トランクロック用モータ37を施錠側に
駆動し、トランクロック装置8が施錠状態になり、オー
プンモードが終了する。
【0043】なお、各待機状態の時には第1のブザー2
7によりその状態を知らせると共に、連続動作の途中で
スイッチを離した場合には第2のブザー28により中断
状態を操作者に知らせるようになっている。
【0044】このようにしてオープンモードが行われる
が、トランクリッド6内に収納されたルーフ2を装着状
態に復帰するクローズモードに於いては、前記したよう
にオープンモードとは概ね逆の動作を行うことになる。
この場合にも、オープンモード時と同様に、トランクリ
ッド6が上昇限に達してからスライドシャフト7を突出
させた後に、チルト装置5を所定の高さまで上昇させた
ら、センターロック装置の手動操作による切り替えを行
うため待機状態にする。また、ルーフ2を装着状態にし
た後にトランクリッド6を下降させるが、オープンモー
ド時のトランクリッド6の下降過程と同様に、半開時と
小開時との2段階で待機状態にする。
【0045】また、本装置に於いては、トランクリッド
6の開閉を自動で行うことから、トランク開閉モードも
設けられている。即ち、トランクの開閉を行うときに
は、運転席側に設けられたトランクスイッチ25を操作
することにより、トランク昇降用モータ36を適宜アッ
プ側またはダウン側に駆動して、トランクリッド6の昇
降動作によるトランクの開閉を行い得る。なお、トラン
クリッド6の後部に設けられたトランクロック装置8と
連動し得るキーシリンダ装置にても、キーによる自動開
閉操作が可能なようにされている。従って、オープンま
たはクローズモード実行の条件としては、前記した各条
件の他に、トランク開閉モードが実行中でないことが含
まれる。
【0046】さらに、位置検出用の各リミットスイッチ
が正常に動作しているか否かを、例えば前記したテーブ
ルにより正常な動作パターンを記憶しておき、動作進行
に応じて各スイッチ類の入力信号と照合することにより
行っている。即ち、一致しなければ異常とみなす。
【0047】上記動作確認の自己診断項目として、本実
施例に於いては比較的重要度の比較的高い第1のグルー
プとして、5つの作動部分について設定しており、それ
ぞれの位置検出に異常が生じたら、前記した発光ダイオ
ード38の所定時間内に於ける点灯回数を変えて作動部
分別に確認し得るようになっている。即ち、トランクリ
ッド6用リミットスイッチLS6〜8の異常の場合には
1回点灯させ、スライドシャフト7用リミットスイッチ
LS12・13の異常の場合には2回点灯させ、チルト
位置検出用リミットスイッチLS9〜11の異常の場合
には3回点灯させ、センターロック用リミットスイッチ
LS14・15の異常の場合には4回点灯させ、トラン
クロック装置8用リミットスイッチLS4・5の場合に
は5回点灯させる。
【0048】また、上記各項目に対して重要度の比較的
低い第2のグループとして、動作開始可能条件として本
実施例では5項目について設定している。条件が不成立
の場合には、それぞれの表示を発光ダイオード38の点
灯回数を変えて表示させるようになっている。即ち、各
ウィンドゥ用の窓スイッチ及びトランクスイッチ22〜
26の条件不成立状態の場合には6回点灯させ、リミッ
トスイッチLS3によるサイドロック装置の条件不成立
状態の場合には7回点灯させ、リミットスイッチLS1
による駐車ブレーキの条件不成立状態の場合には8回点
灯させ、リミットスイッチLS2によるリアウィンドゥ
全閉条件不成立状態の場合には9回点灯させ、ACジェ
ネレータ(ACG)の信号によるエンジン回転条件不成
立状態の場合には10回点灯させる。
【0049】上記したように第1のグループの方が第2
のグループの方よりも重要度が高くされており、第1の
グループの異常が表示されている場合には、後から第2
のグループの異常の入力があっても、既に表示されてい
る異常表示を保持して、その書き換えを行わない。逆
に、第2のグループの異常が表示されている場合には、
後から他の異常の入力があったら、既に表示されている
異常表示を書き換えて、新しい異常表示を行う。
【0050】上記したように制御するのは、第1のグル
ープの異常は重大な故障であり、修理箇所を確認する必
要があり、第2のグループの異常は誤操作であると考え
られるため、後に正常復帰すればそのまま放置していて
も良く、新たな異常に書き換えられても問題がないため
である。
【0051】次に、上記表示態様の書き換え制御の一例
を、図6のフロー図を参照して以下に示す。このフロー
図では何らかの異常が生じた場合を示している。ステッ
プST1に於いて異常が発生したか否かを判別し、異常
が発生したと判別された場合にはステップST2に進
む。ステップST2では、既に何らかの異常表示がある
か否かを判別し、異常表示がある場合にはステップST
3に進む。ステップST3では、発生した異常が第1の
グループ即ち重要度の高い異常項目の異常であるか否か
を判別する。
【0052】ステップST3に於いて発生した異常が第
1のグループの異常項目の異常であると判別された場
合、またはステップST2に於いて異常表示がないと判
別された場合には、それぞれステップST5に進む。ま
た、ステップST3に於いて発生した異常が第1のグル
ープの異常項目の異常でないと判別された場合にはステ
ップST4に進む。ステップST4では、既に表示され
ている異常が第2のグループの異常項目の異常であるか
否かを判別し、ステップST4に於いて第2のグループ
の異常項目の異常であると判別された場合にはステップ
ST5に進む。ステップST5では、ステップST1で
確認された異常項目に応じた表示態様にて発光ダイオー
ド38を表示させる。また、ステップST4に於いて既
に表示されている異常が第1のグループの異常項目の異
常であると判別された場合には、ステップST1で正常
動作であると判別された場合と同様に、書き換えを行わ
ずに1サイクルを終了する。
【0053】このように、誤操作と考えられる比較的重
要度の低い第2のグループの異常が発生した場合には、
異常表示が行われていない場合か、既に表示されている
ものが第2のグループの異常表示である場合に、第2の
グループの新たな異常項目に対応する表示態様にてその
異常表示を行うべく書き換える。しかしながら、重要な
故障である第1のグループの異常表示が行われていた場
合には、後から第2の異常が発生しても、その表示の書
き換えは行わない。なお、異常表示の消去は、リセット
時に行われる。
【0054】
【発明の効果】このように本発明によれば、比較的重要
度の高いグループの異常表示が行われていた場合には、
比較的重要度の低いグループの異常が生じても、既に行
われている重要度の高い異常項目の表示の書き換えを行
わず、重要度の低いグループの異常表示が行われている
か異常表示が行われていない場合には、後から発生した
異常に対応するその表示態様にて表示を行うことから、
誤操作などによる動作異常を確認し得ると共に、重要な
異常表示を残すことができ、自己診断による異常表示機
能を多様化し、修理時の作業性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたルーフ収納動作可能な自動
車の模式的説明図。
【図2】ルーフのチルトアップ状態を示す図1に対応す
る図。
【図3】ルーフのトランクリッド収納状態を示す図1に
対応する図。
【図4】ルーフの収納完了状態を示す図1に対応する
図。
【図5】本発明に基づく制御回路の概略図。
【図6】本発明に基づく制御を示すフロー図。
【符号の説明】
1 車体 2 ルーフ 3 ルーフフロントクロスメンバ 4 ロールバー 5 チルト装置 6 トランクリッド 7 スライドシャフト 8 トランクロック装置 9 サイドウィンドゥ 10 コントロールユニット 11 定電圧回路 12 CPU 13 リセット回路 14 待機回路 15 スイッチ入力回路 16 条件検出入力回路 17 位置検出入力回路 18 警報系駆動回路 19 パワーウィンドゥ駆動回路 20 ルーフ系駆動回路 21 回転検出入力回路 22 運転席側窓スイッチ 23 助手席側窓スイッチ 24 後部窓スイッチ 25 トランクスイッチ 26 ルーフスイッチ 27 第1のブザー 28 第2のブザー 29 ルーフ用表示灯 30 トランク用表示灯 31 運転席窓用モータ 32 助手席窓用モータ 33 後部窓用モータ 34 チルト動作用モータ 35 スライドシャフト用モータ 36 トランク昇降用モータ 37 トランクロック用モータ 38 発光ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森嶋 良夫 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内 (72)発明者 小野里 泰信 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の自動動作を行うようにされた作動
    部材の複数の動作異常項目を1つの表示体にて該動作異
    常項目に対応して変化する表示態様をもって表示する動
    作異常表示方法であって、 前記複数の動作異常項目を異常の重要度に応じて少なく
    とも2つのグループに分け、重要度の比較的低いグルー
    プの異常が表示されている時に他の動作異常が生じた
    ら、該他の動作異常項目に対応する異常表示を行い、重
    要度の比較的高いグループの異常が表示されている時に
    前記重要度の比較的低い動作異常が生じても、その表示
    を保持することを特徴とする動作異常表示方法。
JP4087816A 1992-03-11 1992-03-11 動作異常表示方法 Pending JPH05254347A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6166508A (en) * 1996-08-09 2000-12-26 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg Process for controlling the displacement of the window pane of a motor vehicle door
US6236176B1 (en) 1997-03-12 2001-05-22 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Method for electronic control and adjustment of the movement of electrically actuated units
US11274487B2 (en) 2018-10-15 2022-03-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Roof opening/closing system

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US6236176B1 (en) 1997-03-12 2001-05-22 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Method for electronic control and adjustment of the movement of electrically actuated units
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