JPH05262139A - 自動車用開閉体制御装置 - Google Patents

自動車用開閉体制御装置

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JPH05262139A
JPH05262139A JP9203892A JP9203892A JPH05262139A JP H05262139 A JPH05262139 A JP H05262139A JP 9203892 A JP9203892 A JP 9203892A JP 9203892 A JP9203892 A JP 9203892A JP H05262139 A JPH05262139 A JP H05262139A
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JP
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roof
switch
motor
state
trunk
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JP9203892A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsuda
茂 松田
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Takeshi Akaishi
毅 赤石
Yoshio Morishima
良夫 森嶋
Yasunobu Onozato
泰信 小野里
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の自動動作を行うようにされた自動車用
開閉体の作動部材の中断後の動作再開制御を簡単かつ低
廉化して行う。 【構成】 ルーフを自動的に全開してトランクへ収納
し、その収納状態から自動的に全閉状態にするようにし
た制御を行うものに於いて、トランクリッドの全開・全
閉完了、ルーフのチルトアップ・ダウン、スライドシャ
フトの突出・収納完了、ルーフの動作に伴って切替える
他部材との結合状態の各位置に於いて各動作に応じて切
替わる各リミットスイッチLS8・6・10・9・13
・12・14・15を設け、各リミットスイッチにより
構成される信号パターンを予めCPU12のROM部に
テーブル化して記憶しておく。動作の中断後の再開時に
は、中断時の行程の動作を行って、その動作完了の信号
パターンを検出した後、次の動作を行う。中断時の行程
完了を確認するため、再開動作を確実に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用開閉体制御装
置に関し、特に、操作スイッチをオンし続けることによ
り所定方向に自動的に動作し、動作途中で前記操作スイ
ッチをオフしたらその位置で停止し、前記操作スイッチ
を再度オンすることにより前記動作を再開するするよう
にされた自動車用開閉体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に設けられたモータ駆動
装置には種々のものがあるが、自動的にルーフを開閉す
るようにしたものがある。そのようなルーフを自動で開
閉動作させるものに於いて、さらにルーフをトランクル
ーム内に収納可能にしたものがある。
【0003】上記構造のルーフの自動動作に於いては、
操作スイッチをオンし続けることにより、ルーフを開閉
動作させることが考えられる。また、ルーフの開閉動作
が比較的長くかつ複雑になる場合には、動作の要所で一
旦自動動作を停止させて、動作の確認作業などを行うよ
うにすると良い。
【0004】ところで、停止位置に達する前の動作途中
で誤って操作スイッチをオフしてしまうことが考えら
れ、その場合には再度操作スイッチをオンしたら、停止
位置から動作再開することになる。そのためには、変位
センサを設け、停止位置を書き換え型メモリに記憶する
ようにして、電源スイッチオフ時でもそのメモリをバッ
クアップしておくことが考えられる。
【0005】しかしながら、変位センサとしてのエンコ
ーダやバックアップ回路などを設けるためには、回路が
複雑化して、製造コストが高騰化するという問題が生じ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、所定の自動動作を
行うようにされた自動車用開閉体の作動部材の動作途中
完了状態後に動作再開する操作を行う際の制御を簡単化
かつ低廉化して行い得る自動車用開閉体制御装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、所定の自動動作を行うようにされた自動車
用開閉体の作動部材の変位を区切って検出する複数の位
置センサと、前記作動部材が正常に動作した際の前記複
数の位置センサによる信号パターンの変化をテーブル化
して予め記憶しておく記憶手段と、操作スイッチの操作
に対応して前記作動部材を動作させるモータと、前記モ
ータの回転停止を検出する回転停止検出手段と、前記信
号パターンが前記作動部材の変位に於ける動作途中完了
を示す状態であって前記操作スイッチの操作を中断した
後に再操作する場合には、前記動作途中完了した動作と
同一の動作を行わせる指令を前記モータに出力し、前記
モータの回転停止を検出した後に、前記作動部材の次の
動作を行わせる指令を前記モータに出力する制御手段と
からなることを特徴とする自動車用開閉体制御装置を提
供することにより達成される。
【0008】
【作用】このように、自動車用開閉体の作動部材の変位
を複数の位置センサで区切って検出し、作動部材の正常
動作に於ける複数の位置センサの信号パターンをテーブ
ル化して予め記憶しておき、動作途中完了状態に於ける
動作再開時には、その時の各位置センサからの入力値に
基づく信号パターンとテーブルとを対比することによ
り、動作途中位置である停止位置を割り出すことができ
る。そして、作動部材の停止位置からの操作スイッチの
再操作に対して、再度その行程の動作を行わせる指令を
出力して、その行程の区切りに達した際のモータの回転
停止を検出して停止状態を確認し後に、次の動作を行う
ため、確実な開閉動作を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明が適用されたルーフ自動着
脱可能な自動車の模式的側面図であり、例えば特開平3
−79429号公報に開示されているものと同様のもの
である。図1に於いて、車体1の車室上部を覆うルーフ
2は、その前縁部をルーフフロントクロスメンバ3に支
持され、後縁部を車室後方の門型をなすロールバー4に
支持されて、車体1に着脱自在に取り付けられている。
ルーフ2の前縁部の両サイドが、手動ラッチ構造の図示
されないサイドロック装置により選択的に結合され、ル
ーフ2の後縁部の両サイド近傍が、ルーフ2をチルト動
作させるべくロールバー4の両柱部分に設けられた左右
一対のチルト装置5の突出端部に、手動ラッチ構造の図
示されないセンターロック装置により選択的に結合され
るようになっている。
【0011】本車両に於いては、上記ルーフ2は、トラ
ンクリッド6内に自動的に収容されると共に、車体1の
ルーフ部に自動的に装着されるようになっている。トラ
ンクリッド6は、図2に併せて示されるように概ね水平
状態を保持しつつ上下に変位し得るように車体1後部に
支持されており、図示されないねじジャッキ構造のモー
タ駆動装置により昇降可能にされている。トランクリッ
ド6には、その両サイド部分に、上昇限に於いてルーフ
2側に向けて出没し得るようにされた左右一対のスライ
ドシャフト7がスライド自在に支持されており、図示さ
れないプッシュプルケーブルを介してモータ駆動される
ようになっている。
【0012】また、ルーフ2の収容のためにトランクリ
ッド6の昇降を自動的に行わせるために、トランクリッ
ド6の施錠・解錠を行うトランクロック装置8が、車室
内から遠隔操作可能にされている。なお、両サイドウィ
ンドゥ9が、図示されないモータにより駆動されて開閉
するようにされていると共に、ルーフ2を外した際の開
放感を向上するべく、図示されないリアウィンドゥもモ
ータ駆動により開閉可能にされている。
【0013】このようにしてなる自動車のルーフ2の着
脱作動要領の概略について、図1乃至図4を参照して以
下に示す。
【0014】先ず、ルーフ2及び各ウィンドゥが全閉状
態の時にルーフ2を開ける場合には、前記したサイドロ
ック装置を解除してルーフ2の前縁部をフリー状態にす
る。そして、ルーフ操作スイッチを押すが、このとき、
サイドウィンドゥ9が全閉状態であったら、ルーフ2と
の干渉を回避するべく、サイドウィンドゥ9を全開状態
にする(図1)。
【0015】次に、トランクロック装置8が解錠され、
トランクリッド6が上昇して、チルト装置5によりルー
フ2の後縁部が持ち上げられ、両者が互いに整合した状
態になる。その状態で、トランクリッド6の前端からス
ライドシャフト7がルーフ2に向けて突出して、ルーフ
2の両サイド部の対応する孔にスライドシャフト7の先
端部分が没入する(図2)。なお、スライドシャフト7
が所定の没入状態になったら、ロールバー4に設けられ
た前記したセンターロック装置を手動操作して、ルーフ
2とチルト装置5との結合状態を解除すると共に、ルー
フ2とスライドシャフト7とを結合状態にする。
【0016】チルト装置5が下降状態になり、トランク
リッド6内にスライドシャフト7が収納されると、スラ
イドシャフト7に支持されつつルーフ2もトランクリッ
ド6内に収納される(図3)。そして、トランクリッド
6が下降して、トランク全閉状態になったら、トランク
ロック装置8が施錠され、ルーフをトランク内に収容す
るオープンモードが終了する(図4)。
【0017】なお、図4のルーフ収容状態から図1のル
ーフ装着状態にする場合には、上記と同様に最初にサイ
ドウィンドゥ9を全開駆動し、後は、上記と逆の動作を
行ってルーフを装着状態にし得る。
【0018】次に、本装置の制御手段としての回路構成
を図5を参照して以下に示す。図5に示されるように、
本装置の制御を行うコントロールユニット10は、バッ
テリBTの電源端子に接続されると共に各回路に定電圧
(Vcc)を供給する定電圧回路11と、本装置の主制御
を行う制御手段としてのCPU12と、CPU12の異
常時にリセットするリセット回路13と、エンジン停止
時の暗電流供給時の制御を行う待機回路14と、操作ス
イッチ信号をCPU12に入力するスイッチ入力回路1
5と、ルーフ開閉動作の各条件信号をCPU12に入力
する条件検出入力回路16と、ルーフ開閉動作時の各位
置信号をCPU12に入力する位置検出入力回路17
と、ルーフの動作状態を操作者に知らせる警報信号をC
PU12に応じて出力する警報系駆動回路18と、各ウ
ィンドゥを開閉する駆動信号を出力するパワーウィンド
ゥ駆動回路19と、ルーフ2及びトランクリッド6を駆
動する信号を出力するルーフ系駆動回路20と、所定の
駆動モータの回転状態信号をCPU12に入力する回転
検出入力回路21とを有している。また、バッテリBT
の電源端子と待機回路14の入力端子との間には、イグ
ニッション・スイッチIGが設けられている。
【0019】イグニッション・スイッチIGとスイッチ
入力回路15との間には、運転席側のサイドウィンドゥ
9の開閉を行うための運転席側窓スイッチ22と、助手
席側のサイドウィンドゥ9の開閉を行うための助手席側
窓スイッチ23と、リアウィンドゥの開閉を行うための
後部窓スイッチ24と、トランクリッド6の開閉を車室
内から遠隔操作するためのトランクスイッチ25と、ル
ーフ2の自動開閉を行うための操作スイッチとしてのル
ーフスイッチ26とが設けられている。それら各スイッ
チ操作信号がスイッチ入力回路15を介してCPU12
に入力される。
【0020】なお、運転席側窓スイッチ22は、押して
いる間だけサイドウィンドゥ9の開閉を行うための手動
操作と、1度所定時間以上押した場合にはその後押さな
くても開閉を続けて行うための自動操作とを、CPU1
2と共働して判別して選択的に行い得るようにされてい
る。即ち、手動を選択された場合には手動接点のみがオ
ンし、自動を選択されたら手動及び自動の両接点が共に
オンするように、開側及び閉側の各接点が構成されてお
り、手動接点がパワーウィンドゥ駆動回路19とCPU
12とにそれぞれ接続されていると共に、自動接点はC
PU12にのみ接続されており、CPU12により、両
接点のオン状態を検出して自動を選択されたことを判断
し得るようになっている。
【0021】助手席側窓スイッチ23及び後部窓スイッ
チ24は、手動操作のみ可能であり、それぞれ開側及び
閉側の各選択接点を有しており、これら各接点信号も、
パワーウィンドゥ駆動回路19に直接入力されると共
に、CPU12にも入力される。なお、パワーウィンド
ゥ駆動回路19に直接入力されている各ウィンドゥの手
動開閉信号ラインは、トランジスタQ1を介して選択的
に接地されるようになっており、さらに、後部窓用の手
動開閉ラインはトランジスタQ2を介しても選択的に接
地されるようになっている。これらトランジスタQ1・
Q2は、CPU12からの制御信号に応じてオン・オフ
し、オン状態になったら上記各手動開閉信号のパワーウ
ィンドゥ駆動回路19への入力を禁止するようになって
いる。例えば、ルーフ2の開閉動作時に各ウィンドゥの
動作を禁止する場合に、上記各トランジスタQ1・Q2
を適宜オン状態にすることにより可能である。
【0022】また、トランクスイッチ25は、ラッチ機
構による施錠・解錠及びトランクリッド6の自動昇降を
手動操作により行い得るように、開側及び閉側の各選択
接点を有しており、ルーフスイッチ26は、本装置の自
動動作を行わせるためのものであり、開閉側及び逆転側
の各選択接点を有している。これら各接点は、スイッチ
入力回路15を介してCPU12に接続される。
【0023】ACジェネレータ(ACG)のL端子信号
と車速信号とが、条件検出入力回路16を介してCPU
12に入力されていると共に、本装置の動作開始条件を
検出するための各リミットスイッチLS1〜LS3の各
スイッチ信号が、条件検出入力回路16を介してCPU
12に入力される。リミットスイッチLS1は、駐車ブ
レーキが操作された際に切替わり、リミットスイッチL
S2は、リアウィンドゥが全閉状態になった際に切替わ
り、リミットスイッチLS3は、ルーフ2の前縁部をラ
ッチするサイドロック装置がロック状態になった際に切
替わるようになっている。それら各条件検出信号が条件
検出入力回路16を介してCPU12に入力され、この
ようにして条件確認手段が構成されている。
【0024】位置検出入力回路17には、動作状態を検
出するための各リミットスイッチLS4〜LS15の各
スイッチ信号が入力されている。リミットスイッチLS
4は、トランクロック装置8が所定の解錠状態になった
際に切替わり、リミットスイッチLS5は、トランクロ
ック装置8がハーフラッチ状態になった際に切替わる。
リミットスイッチLS6は、トランクリッド6が全閉状
態になった際に切替わり、リミットスイッチLS7は、
トランクリッド6が半開状態(例えば175mm)になっ
た際に切替わり、リミットスイッチLS8は、トランク
リッド6が全開状態になった際に切替わるようになって
いる。
【0025】また、リミットスイッチLS9〜LS11
は、それら3つの組み合わせにより、ルーフ2のチルト
方向に於ける全閉・全開及びスライドシャフト7の操作
可能状態の各位置を検出するようになっている。チルト
第1リミットスイッチLS9が、全閉・全開状態になっ
た際に切替わり、チルト第2リミットスイッチLS10
が、所定の高さ(例えば80mm)以上になった際に切替
わり、チルト第3リミットスイッチLS11が、所定の
高さ(例えば80mm)以下になった際に切替わるように
なっている。
【0026】さらに、リミットスイッチLS12は、ス
ライドシャフト7が収納された際に切替わり、リミット
スイッチLS13は、スライドシャフト7が突出した際
に切替わるようになっている。そして、リミットスイッ
チLS14が、センターロックを操作してルーフ2とチ
ルト装置5とが結合(解除)状態になった際に切替わ
り、リミットスイッチLS15が、センターロックを操
作してルーフ2とスライドシャフト7とが結合(解除)
状態になった際に切替わるようになっている。このよう
にして、動作確認手段が構成されている。
【0027】前記した警報系駆動回路18の出力端子に
は、警報を音として知らせるための発音体としての第1
及び第2のブザー27・28と、例えばインストルメン
タルパネルに設けた表示体により視認させるためのルー
フ及びトランク用の各表示灯29・30とがそれぞれ接
続されている。なお、これらブザー27・28及び表示
灯29・30は、イグニッションスイッチIGを介して
電圧を供給されるようになっている。
【0028】パワーウィンドゥ駆動回路19の出力端子
には、運転席側サイドウィンドゥ9を開閉駆動するため
の運転席窓用モータ31と、助手席側サイドウィンドゥ
9を開閉駆動するための助手席窓用モータ32と、リア
ウィンドゥを開閉駆動するための後部窓用モータ33と
が接続されており、それぞれ独立して駆動されるように
なっている。また、運転席側及び助手席側の各窓用モー
タ31・32には、それぞれ回転検出用パルスセンサP
1・P2が接続されている。
【0029】ルーフ系駆動回路20の出力端子には、ル
ーフ2のチルト動作用モータ34と、スライドシャフト
7の突出・収納動作用のスライドシャフト用モータ35
と、トランクリッド6の昇降動作用のトランク昇降用モ
ータ36と、トランクロック装置8の施錠・解錠動作用
のトランクロック用モータ37とが接続されており、そ
れぞれ独立して駆動されるようになっている。また、チ
ルト動作・スライドシャフト・トランク昇降の各駆動用
モータ34〜36には、それぞれ回転停止検出手段とし
ての回転検出用パルスセンサP3〜P5が接続されてい
る。
【0030】上記各パルスセンサP1〜P5の回転検出
信号は、回転検出入力回路21を介してCPU12に入
力される。このようにして、本装置の制御回路が構成さ
れている。
【0031】次に、全閉状態にあるルーフ2を開くオー
プンモードによるルーフ2の開動作の要領について以下
に示す。
【0032】条件検出入力回路16を介してCPU12
に入力される条件信号による条件判別項目には、各モー
タを駆動することによるバッテリ上がりを防止するべ
く、エンジンを回転させつつ行うため、そのエンジン回
転状態を前記したACG信号により判別するものと、停
車中に行うため、その停車状態を前記した車速信号によ
る判別するものとがある。さらに、駐車ブレーキが操作
されていることをリミットスイッチLS1により判別
し、リアウィンドゥの全閉状態をリミットスイッチLS
2により判別する。また、サイドウィンドゥ9やトラン
クリッド6が動作中でないことも条件に含まれる。
【0033】上記条件が揃っていることを前提としてオ
ープンモードを行う。まず、ルーフ2の前縁部のサイド
ロック装置を手動にて解除すると、リミットスイッチL
S3が切り替わる。そして、ルーフスイッチ26を開閉
側に押すと、サイドウィンドゥ9を下げるべく、運転席
窓用モータ31がダウン側に駆動され、サイドウィンド
ゥ9が全開(モータ31が停止)したら、トランクロッ
ク用モータ37が解錠側に駆動され、トランクロック装
置8が解錠状態になる。
【0034】ルーフスイッチ26を押し、さらに押し続
けることにより、上記解錠検出後に、トランク昇降用モ
ータ36がアップ側に駆動され、上昇限に達したらモー
タ36が停止する。
【0035】続けて、チルト動作用モータ34がアップ
側に駆動開始し、上昇限に達したらその状態で待機す
る。このとき、前記した各チルト第1〜第3リミットス
イッチLS9〜11により、チルト状態の各位置を検出
し得る。チルト装置5が上昇限に達したら、スライドシ
ャフト7をルーフ2内に挿入するために、スライドシャ
フト用モータ35を突出側に駆動する。
【0036】次に、チルト動作用モータ34をダウン側
に若干駆動すると、上記チルト第2リミットスイッチ1
0がオフ状態になるため、その若干下げられたチルト高
さ位置でチルト動作用モータ34のダウン側駆動を一旦
止める。このときには、ルーフ2とチルト装置5とが結
合状態であるため、その結合状態を解除してルーフ2と
スライドシャフト7とを結合状態にする作業を行うべ
く、ルーフスイッチ26の操作による自動動作を中間停
止して、待機状態にする。
【0037】上記中間停止の待機状態になったら、ルー
フスイッチ26を押し続けていても、次の動作に入らな
い。その待機状態に於いて、手動にてセンターロック装
置を切り替えてルーフ2とスライドシャフト7とを結合
状態にする作業を行う。センターロック装置の切り替え
作業を終了したら、ルーフスイッチ26を再度押す。
【0038】そして、ルーフスイッチ26を再び押し続
けることにより、チルト動作用モータ34がダウン側に
駆動してチルト装置5が没入状態になり、スライドシャ
フト7に支持されるようになったルーフ2をトランクリ
ッド6内に収納すべく、スライドシャフト用モータ35
を収納側に駆動する。スライドシャフト7が収納された
ことをスライドシャフト収納リミットスイッチLS12
により検出したら、トランク昇降用モータ36をダウン
側に駆動する。
【0039】トランクリッド半開リミットスイッチLS
7がオン状態に切り替わったら、再び上記と同様の中間
停止による待機状態にする。そして、ルーフスイッチ2
6を一旦解除状態にした後、再度押すことにより、再び
トランク昇降用モータ36をダウン側に駆動する。
【0040】また、上記半開状態からのトランク昇降用
モータ36の駆動開始時から、CPU12により、所定
時間経過(CPU12の内部タイマにより判断する)後
に、トランクリッド6の小開状態(例えば50mm)を判
別し、その小開状態に達した際にも、上記と同様に中間
停止による待機状態にする。
【0041】上記トランクリッド6の下降動作時に於い
て中間停止状態を設けているのは、トランク部に於ける
物などの挟み込みを防止するためであり、中間停止毎に
下降動作の状態を確認することができる。そして、ルー
フスイッチ26を再度押して、動作を再開し、トランク
リッド6が全閉状態になったら、トランク昇降用モータ
36が停止し、トランクロック用モータ37を施錠側に
駆動し、トランクロック装置8が施錠状態になり、オー
プンモードが終了する。
【0042】なお、各待機状態の時には第1のブザー2
7によりその状態を知らせると共に、連続動作の途中で
スイッチを離した場合には第2のブザー28により中断
状態を操作者に知らせるようになっている。
【0043】このようにしてオープンモードが行われる
が、トランクリッド6内に収納されたルーフ2を装着状
態に復帰するクローズモードに於いては、前記したよう
にオープンモードとは概ね逆の動作を行うことになる。
この場合にも、オープンモード時と同様に、トランクリ
ッド6が上昇限に達してからスライドシャフト7を突出
させた後に、チルト装置5を所定の高さまで上昇させた
ら、センターロック装置の手動操作による切り替えを行
うため待機状態にする。また、ルーフ2を装着状態にし
た後にトランクリッド6を下降させるが、オープンモー
ド時のトランクリッド6の下降過程と同様に、半開時と
小開時との2段階で待機状態にする。
【0044】また、本装置に於いては、トランクリッド
6の開閉を自動で行うことから、トランク開閉モードも
設けられている。即ち、トランクの開閉を行うときに
は、運転席側に設けられたトランクスイッチ25を操作
することにより、トランク昇降用モータ36を適宜アッ
プ側またはダウン側に駆動して、トランクリッド6の昇
降動作によるトランクの開閉を行い得る。なお、トラン
クリッド6の後部に設けられたトランクロック装置8と
連動し得るキーシリンダ装置にても、キーによる自動開
閉操作が可能なようにされている。従って、オープンま
たはクローズモード実行の条件としては、前記した各条
件の他に、トランク開閉モードが実行中でないことが含
まれる。
【0045】さらに、位置検出用の各リミットスイッチ
LS4〜15が正常に動作しているか否かを、例えば前
記したテーブルにより正常な動作に対応する信号パター
ンを記憶しておき、動作進行に応じて各スイッチ類の入
力信号と照合することにより行っている。即ち、一致し
なければ異常とみなす。
【0046】また、本実施例に於いては、動作の進行状
況を確認するために要所となる複数の位置に於ける複数
のリミットスイッチの信号をパターン化してテーブルに
予め記憶しており、その表を表1に示す。なお、表1に
あっては、スイッチのオン状態を1で表し、オフ状態を
0で表している。
【0047】
【表1】
【0048】なお、本実施例に於ける動作位置確認用リ
ミットスイッチの種類は、トランクリッド6の全開検出
用リミットスイッチLS8と、チルト装置5及びルーフ
2の結合検出用リミットスイッチLS14と、スライド
シャフト7の突出検出用リミットスイッチLS13と、
スライドシャフト7の収納検出用リミットスイッチLS
12と、トランクリッド全開検出用リミットスイッチL
S6と、ルーフ2及びスライドシャフト7の結合検出用
リミットスイッチLS15と、ルーフ2のチルト状態検
出用のチルト第2リミットスイッチLS10と、同じく
ルーフ2のチルト状態検出用のチルト第1リミットスイ
ッチLS9とにより構成されている。
【0049】また、動作確認位置としては、表1に示さ
れるように、ルーフ2の全閉状態と、トランクリッド6
の全開完了状態と、ルーフ2のチルトアップ完了状態
と、スライドシャフト7の突出完了状態と、ルーフ2の
チルトダウン完了状態と、スライドシャフト7の収納完
了状態と、トランクリッド6の全閉完了状態との各位値
を抽出している。なお、上記リミットスイッチの種類及
び動作確認位置は、上記した例に限るものではなく、他
のスイッチ類も見ることにより、より細かく確認するこ
とができる。
【0050】次に、表1を参照して本動作要領について
以下に示す。まず、前記した図1に示されるルーフ2全
閉状態にあっては、各リミットスイッチのオン・オフ信
号の状態が、表1のルーフ全閉状態の欄に示される信号
パターンになっている。次に、ルーフスイッチ26を開
側に操作すると、前記しようにオープンモードで自動動
作を開始し、トランクリッド6が全開位置に達すると、
表1のトランク全開完了状態の欄に示す信号パターンに
なる。そして、以下、動作の進行に応じて各動作位置を
示す欄に示される信号パターンに切替わる。この正しい
動作に於ける各信号パターンを予めCPU12の記憶手
段としてのROM部にテーブル化して記憶しておく。な
お、各動作の完了は対応する各モータのパルス信号の停
止で検出する。
【0051】本発明による制御に於いては、各リミット
スイッチのオン・オフ信号の状態が各動作の完了した状
態でルーフスイッチ26をオフにして動作を中断した後
に、再度ルーフスイッチ26を操作した場合に、各リミ
ットスイッチ入力信号パターンが或る行程の完了状態を
示している時、その行程の出力を再度行って各モータの
パルス信号の状態を見て、パルス信号の停止を検出して
その行程の動作の完了を確認してから次の行程に進むた
め、リミットスイッチの検出位置とモータの停止位置と
にズレがあっても、自動動作を確実に継続して行うこと
ができる。この場合、各リミットスイッチの状態が明ら
かに動作途中であることを示す場合は、そのままその行
程を再度出力すれば良い。また、書き換え型のメモリに
位置情報を随時書き込み、バックアップを行うものに対
して、そのような複雑な回路構成にする必要がないばか
りでなく、動作の再開時に頭出し動作を必要としない。
さらに、モータに絶対値を示すためのエンコーダを設け
る必要がなく、構造を単純化し得る。
【0052】なお、スイッチ信号のパターンが有り得な
いパターンになった場合には、スイッチの故障であると
判断して、スイッチ故障処理を行う。また、本制御は、
トランクリッド6の自動開閉動作にも適用されている。
【0053】
【発明の効果】このように本発明によれば、操作スイッ
チのオフによる動作の途中停止や、制御部のリセットま
たは電源スイッチのオフ状態が発生して動作が中断され
た場合の停止位置を、エンコーダなどを設けることなく
容易に確認することができ、動作再開を確実に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたルーフ収納動作可能な自動
車の模式的説明図。
【図2】ルーフのチルトアップ状態を示す図1に対応す
る図。
【図3】ルーフのトランクリッド収納状態を示す図1に
対応する図。
【図4】ルーフの収納完了状態を示す図1に対応する
図。
【図5】本発明に基づく制御回路の概略図。
【符号の説明】
1 車体 2 ルーフ 3 ルーフフロントクロスメンバ 4 ロールバー 5 チルト装置 6 トランクリッド 7 スライドシャフト 8 トランクロック装置 9 サイドウィンドゥ 10 コントロールユニット 11 定電圧回路 12 CPU 13 リセット回路 14 待機回路 15 スイッチ入力回路 16 条件検出入力回路 17 位置検出入力回路 18 警報系駆動回路 19 パワーウィンドゥ駆動回路 20 ルーフ系駆動回路 21 回転検出入力回路 22 運転席側窓スイッチ 23 助手席側窓スイッチ 24 後部窓スイッチ 25 トランクスイッチ 26 ルーフスイッチ 27 第1のブザー 28 第2のブザー 29 ルーフ用表示灯 30 トランク用表示灯 31 運転席窓用モータ 32 助手席窓用モータ 33 後部窓用モータ 34 チルト動作用モータ 35 スライドシャフト用モータ 36 トランク昇降用モータ 37 トランクロック用モータ
フロントページの続き (72)発明者 森嶋 良夫 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内 (72)発明者 小野里 泰信 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の自動動作を行うようにされた自動
    車用開閉体の作動部材の変位を区切って検出する複数の
    位置センサと、前記作動部材が正常に動作した際の前記
    複数の位置センサによる信号パターンの変化をテーブル
    化して予め記憶しておく記憶手段と、操作スイッチの操
    作に対応して前記作動部材を動作させるモータと、前記
    モータの回転停止を検出する回転停止検出手段と、前記
    信号パターンが前記作動部材の変位に於ける動作途中完
    了を示す状態であって前記操作スイッチの操作を中断し
    た後に再操作する場合には、前記動作途中完了した動作
    と同一の動作を行わせる指令を前記モータに出力し、前
    記モータの回転停止を検出した後に、前記作動部材の次
    の動作を行わせる指令を前記モータに出力する制御手段
    とからなることを特徴とする自動車用開閉体制御装置。
JP9203892A 1992-03-17 1992-03-17 自動車用開閉体制御装置 Pending JPH05262139A (ja)

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