JP2006257757A - 車両用のパワーウインド操作装置 - Google Patents

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淳 月原
Hidetaka Nomura
英貴 野村
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Abstract

【課題】 ウインドロックモードが運転者の意に反してオフされることを防止すること。
【解決手段】 運転席ボタン48と助手席ボタン49と右後部席ボタン52と左後部席ボタン53はマスターノブ42の操作対象となるパワーウインドを選択するものであり、マスターノブ42が操作されたときには運転席ボタン48〜左後部席ボタン53の選択結果に応じたパワーウインドが開閉される。ウインドロックボタン61はウインドロックモードをオンオフするものであり、ウインドロックモードのオン状態では同乗席ドアのサブノブが無効化され、サブノブが操作されても同乗席ドアのパワーウインドが開閉されない。この構成の場合、ウインドロックモードのオンに基いてマスターノブ42の操作対象を運転席ドアのパワーウインドに固定し、ウインドロックボタン61のオフ操作に限定してウインドロックモードをオフしているので、ウインドロックモードが運転者の意に反してがオフされる確度が低くなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、マスター手段の操作対象となるパワーウインドをセレクト手段の操作内容に応じて選択する構成の車両用のパワーウインド操作装置に関する。
上記パワーウインド操作装置には運転者が運転席ドアのセレクトスイッチを操作することに基いてパワーウインドを選択し、運転席ドアのマスタースイッチを操作することに基いてセレクトスイッチの選択結果に応じたパワーウインドを開閉する構成のものがある。
特開2004−169529号公報
上記従来構成では同乗者が同乗席ドアのサブスイッチを操作することに基いて同乗席ドアのパワーウインドを開閉し、運転者が運転席ドアのロックスイッチを操作することに基いてロックモードをオンしている。このロックモードはサブスイッチを無効化することに基いて同乗席ドアのパワーウインドを操作不能にロックするものであり、運転者がセレクトスイッチを操作してマスタースイッチの操作対象を運転席ドアのパワーウインドに設定することに基いてオフされる。このため、ロックモードが運転者の意図に反してオフされることがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロックモードが運転者の意に反してオフされることを防止できる車両用のパワーウインド操作装置を提供することにある。
本発明の車両用のパワーウインド操作装置は、車両の運転者が操作するセレクト手段およびマスター手段と、車両の同乗者が操作するサブ手段と、前記セレクト手段の操作内容に基いて前記マスター手段の操作対象となるパワーウインドを選択するパワーウインド選択手段と、前記マスター手段が操作されることに基いて前記パワーウインド選択手段の選択結果に応じたパワーウインドを操作し前記サブ手段が操作されることに基いて固定的な特定のパワーウインドを操作するパワーウインド操作手段と、車両の運転者が操作するロック手段と、前記サブ手段を無効化することに基いて特定のパワーウインドを操作不能にロックするロックモードを前記ロック手段の操作内容のみに応じてオンオフするロック制御手段と、前記ロック制御手段が前記ロックモードをオンすることに基いて前記セレクト手段を無効化し前記マスター手段の操作対象物を運転席ドアのパワーウインドを含む1または2以上のものに固定するパワーウインド固定手段とを備えたところに特徴を有する。
ロックモードがオンされることに基いてセレクト手段を無効化し、マスター手段の操作対象物を運転席ドアのパワーウインドを含む1または2以上のものに固定している。このため、運転者がセレクト手段およびマスター手段を操作してもロックモードがオフされず、ロック手段を操作したときに限定してロックモードがオフされるようになるので、運転者の意に反してロックモードがオフされる確度が低くなる。
図1の自動車1は車両に相当するものであり、運転席ドア2と助手席ドア3と右後部席ドア4と左後部席ドア5を有している。これら運転席ドア2内および助手席ドア3内には、図2に示すように、運転席モータ6および助手席モータ7が収納され、右後部席ドア4内および左後部席ドア5内には右後部席モータ8および左後部席モータ9が収納されている。これら運転席モータ6〜左後部席モータ9は運転席ドア2のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドに連結されたものであり、運転席ドア2のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドは運転席モータ6〜左後部席モータ9が正転および逆転することに基いて上昇および下降する。即ち、運転席モータ6〜左後部席モータ9は運転席ドア2のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドの駆動源に相当するものである。
助手席ドア3には、図1に示すように、助手席コントローラ10が装着され、右後部席ドア4および左後部席ドア5には右後部席コントローラ11および左後部席コントローラ12が装着されている。これら助手席コントローラ10〜左後部席コントローラ12は自動車1の車内に配置されたサブコントローラに相当するものであり、次のように構成されている。
1.助手席コントローラ10〜左後部席コントローラ12の説明
ケース21には、図3に示すように、サブノブ22が水平な軸23を中心に回動可能に装着されている。このサブノブ22は前方へ下降傾斜する下降状態と水平なニュートラル状態と後方へ下降傾斜する上昇状態との間で操作可能にされたものであり、サブノブ22にはアーム24が形成されている。このアーム24には溝部25が形成されており、溝部25内にはサブスイッチ26のスライダー27がスライド可能に挿入されている。このサブスイッチ26はケース21内に収納されたスライドスイッチからなるものであり、下記1)〜3)に示すように、サブノブ22が操作されることに基いて状態が切換わる。
1)サブノブ22がニュートラル状態にあるときにはスライダー27が前後方向中央
部のオフ位置に保持され、サブスイッチ26がオフされている。
2)サブノブ22が上昇状態に操作されたときにはスライダー27が前方の上昇位置
に移動し、サブスイッチ26から上昇信号が出力される。
3)サブノブ22が下降状態に操作されたときにはスライダー27が後方の下降位置
に移動し、サブスイッチ26から下降信号が出力される。
助手席コントローラ10のサブスイッチ26〜左後部席コントローラ12のサブスイッチ26はサブ手段に相当するものであり、図2に示すように、車載のパワーウインド制御装置30に接続されている。このパワーウインド制御装置30はパワーウインド選択手段とパワーウインド操作手段とロック制御手段とパワーウインド固定手段に相当するものであり、CPU31とROM32とRAM33を有している。このパワーウインド制御装置30には運転席モータ6〜左後部席モータ9が接続されており、パワーウインド制御装置30は助手席コントローラ10のサブスイッチ26〜左後部席コントローラ12のサブスイッチ26から上昇信号を検出することに基いて助手席モータ7〜左後部席モータ9を正転操作し、下降信号を検出することに基いて助手席モータ7〜左後部席モータ9を逆転操作する。即ち、パワーウインド制御装置30は助手席コントローラ10のサブスイッチ26〜左後部席コントローラ12のサブスイッチ26から正転信号および逆転信号が出力されることに基いて助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドを上昇および下降させるものである。
運転席ドア2には、図1に示すように、マスターコントローラに相当する運転席コントローラ13が装着されている。この運転席コントローラ13は自動車1の車内に配置されたものであり、次のように構成されている。
2.運転席コントローラ13の説明
ケース41には、図4に示すように、マスターノブ42が水平な軸43を中心に回動可能に装着されており、マスターノブ42にはアーム44が形成されている。このマスターノブ42はサブノブ22と同様の下降状態とニュートラル状態と上昇状態との間で操作可能にされたものであり、アーム44の溝部45内にはマスタースイッチ46のスライダー47がスライド可能に挿入されている。このマスタースイッチ46はケース41内に収納されたスライドスイッチからなるものであり、下記4)〜6)に示すように、マスターノブ42が操作されることに基いて状態が切換わる。尚、マスタースイッチ46はマスター手段に相当するものである。
4)マスターノブ42がニュートラル状態にあるときにはスライダー47が前後方向
中央部のオフ位置に保持され、マスタースイッチ46がオフされている。
5)マスターノブ42が上昇状態に操作されたときにはスライダー47が前方の上昇
位置に移動し、マスタースイッチ46から上昇信号が出力される。
6)マスターノブ42が下降状態に操作されたときにはスライダー47が後方の下降
位置に移動し、マスタースイッチ46から下降信号が出力される。
ケース41の右前部および左前部には、図4に示すように、L字状の運転席ボタン48および助手席ボタン49が上下方向へ移動可能に装着されており、運転席ボタン48および助手席ボタン49は運転席スイッチ50の作動子および助手席スイッチ51の作動子に連結されている。これら運転席スイッチ50および助手席スイッチ51はケース41内に収納された自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、運転席ボタン48および助手席ボタン49が下方へ押込操作されることに基いてオン状態になり、運転席ボタン48および助手席ボタン49から操作力が除去されることに基いてオフ状態に自己復帰する。
ケース41の右後部および左後部にはL字状の右後部席ボタン52および左後部席ボタン53が上下方向へ移動可能に装着されており、右後部席ボタン52および左後部ボタン53は右後部席スイッチ54の作動子および左後部席スイッチ55の作動子に連結されている。これら右後部席スイッチ54および左後部席スイッチ55はケース41内に収納された自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、右後部席ボタン52および左後部ボタン53が下方へ押込操作されることに基いてオン状態になり、右後部席ボタン52および左後部ボタン53から操作力が除去されることに基いてオフ状態に自己復帰する。
パワーウインド制御装置30には、図2に示すように、マスタースイッチ46と運転席スイッチ50と助手席スイッチ51と右後部席スイッチ54と左後部席スイッチ55が接続されており、パワーウインド制御装置30は運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55の操作内容に基いて運転席モード〜左後部席モードを択一的に設定し、マスタースイッチ46の操作内容に基いて運転席モータ6〜左後部席モータ9のうち運転席モード〜左後部席モードの設定結果に応じたものを操作する。即ち、運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55はセレクトスイッチ群67を構成するものであり、セレクトスイッチ群67はマスタースイッチ46の操作対象となるパワーウインドを選択するセレクト手段に相当するものである。
ケース41には、図4に示すように、透明な合成樹脂製のインジケータ56が固定されている。このインジケータ56は運転席ボタン48と助手席ボタン49と右後部席ボタン52と左後部席ボタン53を囲う枠状をなすものであり、インジケータ56の下方には右前部および左前部に位置して運転席LED57および助手席LED58が配置され、右後部および左後部に位置して右後部席LED59および左後部席LED60が配置されている。
パワーウインド制御装置30には、図2に示すように、運転席LED57〜左後部席LED60が接続されており、パワーウインド制御装置30は運転席モードを設定したときには運転席LED57を択一的に点灯することに基いてインジケータ56の右前部を局部的に照明し、助手席モードを設定したときには助手席LED58を択一的に点灯することに基いてインジケータ56の左前部を局部的に照明する。また、右後部席モードを設定したときには右後部席LED59を択一的に点灯することに基いてインジケータ56の右後部を局部的に照明し、左後部席モードを設定したときには左後部席LED60を択一的に点灯することに基いてインジケータ56の左後部を局部的に照明する。
ケース41には、図4に示すように、ウインドロックボタン61が上下方向へ移動可能に装着されている。このウインドロックボタン61は運転席ボタン48および助手席ボタン49の前方に配置されたものであり、ウインドロックボタン61はロック手段に相当するウインドロックスイッチ62の操作子に連結されている。このウインドロックスイッチ62はケース41内に収納された自己保持形のプッシュスイッチからなるものであり、ウインドロックボタン61が下方の押込位置に操作されることに基いてオン状態に自己保持され、ウインドロックボタン61が押込位置から下方のリセット位置へ押圧操作されることに基いてオフ状態に復帰する。このウインドロックスイッチ62は、図2に示すように、パワーウインド制御装置30に接続されており、パワーウインド制御装置30はウインドロックスイッチ62のオンオフに基いてロックモードに相当するウインドロックモードをオンオフする。
ウインドロックボタン61には、図4に示すように、ロックインジケータ63およびアンロックインジケータ64が固定されている。これらロックインジケータ63およびアンロックインジケータ64は透明な合成樹脂から構成されたものであり、ロックインジケータ63の下方およびアンロックインジケータ64の下方にはロックLED65およびアンロックLED66が配置されている。
ロックLED65およびアンロックLED66は、図2に示すように、パワーウインド制御装置30に接続されており、パワーウインド制御装置30はウインドロックモードをオンしたときにはロックLED65を点灯することに基いてロックインジケータ63を下方から照明し、ウインドロックモードをオフしたときにはアンロックLED66を点灯することに基いてアンロックインジケータ64を下方から照明する。
図5は運転席モード〜ウインドロックモードを説明するものである。運転席モードはイグニッションのオンに基いて設定される初期モードに相当するものであり、運転席モードではマスタースイッチ46の操作対象が運転席ドア2のパワーウインドに設定される。この運転席モードで助手席スイッチ51〜〜左後部席スイッチ55が操作されたときには助手席モード〜左後部席モードが設定され、マスタースイッチ46の操作対象が助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドに切換わる。これら運転席モード〜左後部席モードの設定状態では助手席ドア3のサブスイッチ26〜左後部席ドア5のサブスイッチ26が有効化されており、助手席ドア3のサブスイッチ26〜左後部席ドア5のサブスイッチ26が操作されたときには助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドが昇降する。
助手席モード〜左後部席モードは待機時間の経過を条件に自動的に解除されるものであり、助手席モードの解除時〜左後部席モードの解除時には運転席モードに自動的に移行する。この待機時間は助手席モードの設定開始〜左後部席モードの設定開始を始期に計測開始されるものであり、助手席モードの設定開始〜左後部席モードの設定開始から待機時間が経過する前にマスタースイッチ46が操作されたときには待機時間の計測結果がリセットされ、マスタースイッチ46の操作が終了したときには待機時間の計測処理が初期値から再開される。これら助手席モード〜左後部席モードは運転席スイッチ50のオン操作およびウインドロックスイッチ62のオン操作に基いて手動で解除されるものであり、運転席スイッチ50のオン操作時には運転席モードに移行し、ウインドロックスイッチ62のオン操作時にはウインドロックモードに移行する。
運転席モードの設定状態〜左後部席モードの設定状態でウインドロックスイッチ62がオン操作されたときには運転席モード〜左後部席モードが解除され、ウインドロックモードが設定される。このウインドロックモードの設定状態では助手席ドア3のサブスイッチ26〜左後部席ドア5のサブスイッチ26が無効化され、助手席ドア3のサブスイッチ26〜左後部席ドア5のサブスイッチ26が操作されても助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドが昇降しない。このウインドロックモードの設定状態では運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55が無効化され、マスタースイッチ46の操作対象が運転席ドア2のパワーウインドに固定されており、マスタースイッチ46が操作されたときには運転席ドア2のパワーウインドが昇降する。このウインドロックモードはウインドロックスイッチ62がオフ操作されることに基いてのみオフされるものであり、ウインドロックモードのオフ時には運転席モードに自動的に移行する。
図6〜図9はパワーウインド制御装置30のROM32に記録された制御プログラムを示すフローチャートであり、CPU31は図6〜図9の制御プログラムに基いて上述の処理動作を実行する。以下、パワーウインド制御装置30の制御プログラムについて説明する。
パワーウインド制御装置30のCPU31は主電源が投入されると、図6のステップS1でウインドロックスイッチ62のオンオフを判断する。この主電源はイグニッションがオンされることに基いて投入されるものであり、CPU31はステップS1でウインドロックスイッチ62のオフを検出したときにはステップS2で運転席モードを択一的にオンし、ステップS3で運転席LED57を択一的にオンすることに基いて運転者に運転席モードのオンを報知する。この状態ではCPU31はステップS6でマスタースイッチ46のオフを検出し、ステップS8でウインドロックスイッチ62のオフを検出し、ステップS12でウインドロックモードのオフを検出し、ステップS15のセレクトスイッチ処理へ移行する。そして、図8のステップS51で助手席スイッチ51のオフを検出し、ステップS55で右後部席スイッチ54のオフを検出し、ステップS58で左後部席スイッチ55のオフを検出し、ステップS61で運転席スイッチ50のオフを検出し、ステップS64で運転席モードのオンを検出し、図6のステップS6に復帰する。即ち、イグニッションがオンされたときにはウインドロックノブ61が非操作状態にあることを条件に初期モードが運転席モードに設定される。
CPU31はステップS1でウインドロックスイッチ62のオンを検出すると、ステップS4でウインドロックモードを択一的にオンする。そして、ステップS5でロックLED65を択一的にオンし、運転者にウインドロックモードのオンを報知する。この状態ではCPU31はステップS6でマスタースイッチ46のオフを検出し、ステップS8でウインドロックスイッチ62のオンを検出し、ステップS9でウインドロックモードのオンを検出し、ステップS16のサブスイッチ処理へ移行する。そして、図9のステップS71でウインドロックモードのオンを検出し、図6のステップS6に復帰する。即ち、イグニッションがオンされたときにはウインドロックノブ61が操作状態にあることを条件に初期モードがウインドロックモードに設定される。
CPU31は運転席モードまたはウインドロックモードを初期設定すると、ステップS6でマスタースイッチ46のオンオフを判断する。ここでマスタースイッチ46のオンを検出したときにはステップS7のマスタースイッチ処理へ移行し、図7のステップS21で運転席モードのオンオフを判断する。ここで運転席モードのオンを検出したときにはステップS22へ移行し、運転席モータ6に正転信号および逆転信号のいずれかを出力する。これら正転信号および逆転信号はマスターノブ42が上昇状態および下降状態に操作されることに基いて出力されるものであり、CPU31はステップS22で運転席モータ6に正転信号および逆転信号を出力することに基いて運手席ドア2のパワーウインドを上昇操作および下降操作する。
CPU31はステップS23へ移行すると、マスタースイッチ46のオンオフを判断する。ここでマスタースイッチ46のオフを検出したときにはステップS24へ移行し、運転席モータ6に対する正転信号の出力および逆転信号の出力を停止する。即ち、運転席モードのオン状態でマスターノブ42が上昇状態および下降状態に操作されている間は運転席ドア2のパワーウインドが継続的に上昇および下降する。
CPU31はステップS21で運転席モードのオフを検出すると、ステップS25でウインドロックモードのオンオフを判断する。ここでウインドロックモードのオンを検出したときにはステップS22〜ステップS24を実行し、マスタースイッチ46がオフされるまで運転席モータ6に正転信号または逆転信号を出力する。即ち、ウインドロックモードのオン状態でマスターノブ42が上昇状態および下降状態に操作されたときには運転席ドア2のパワーウインドが昇降する。
CPU31はステップS25でウインドロックモードのオフを検出すると、ステップS26で助手席モードのオンオフを判断する。ここで助手席モードのオンを検出したときにはステップS27へ移行し、助手席モータ7に正転信号および逆転信号のいずれかを出力することに基いて助手席ドア3のパワーウインドを上昇操作および下降操作する。
CPU31はステップS28でマスタースイッチ46のオフを検出すると、ステップS29で助手席モータ7に対する正転信号の出力および逆転信号の出力を停止する。即ち、助手席ドア3のパワーウインドは助手席モードのオン状態でマスターノブ42が操作されている間だけ継続的に昇降するものである。このパワーウインドの遠隔操作はウインドロックモードのオフを条件に行われるものであり、ウインドロックモードのオン状態ではマスターノブ42が操作されても助手席ドア3のパワーウインドが動作しない。
CPU31はステップS26で助手席モードのオフを検出すると、ステップS30で右後部席モードのオンオフを判断する。ここで右後部席モードのオン検出したときにはステップS31へ移行し、右後部席モータ8に正転信号および逆転信号のいずれかを出力することに基いて右後部席ドア4のパワーウインドを上昇操作および下降操作する。
CPU31はステップS32でマスタースイッチ46のオフを検出すると、ステップS33で右後部席モータ8に対する正転信号の出力および逆転信号の出力を停止する。即ち、右後部席ドア4のパワーウインドは右後部席モードのオン状態でマスターノブ42が操作されている間だけ継続的に昇降するものである。このパワーウインドの遠隔操作はウインドロックモードのオフを条件に行われるものであり、ウインドロックモードのオン状態ではマスターノブ42が操作されても右後部席ドア4のパワーウインドが動作しない。
CPU31はステップS30で右後部席モードのオフを検出すると、左後部席モードがオンされていると判断する。そして、ステップS34へ移行し、左後部席モータ9に正転信号および逆転信号のいずれかを出力することに基いて左後部席ドア5のパワーウインドを上昇操作および下降操作する。
CPU31はステップS35でマスタースイッチ46のオフを検出すると、ステップS36で左後部席モータ9に対する正転信号の出力および逆転信号の出力を停止する。即ち、左後部席ドア5のパワーウインドは左後部席モードのオン状態でマスターノブ42が操作されている間だけ継続的に昇降するものである。このパワーウインドの遠隔操作はウインドロックモードのオフを条件に行われるものであり、ウインドロックモードのオン状態ではマスターノブ42が操作されても左後部席ドア5のパワーウインドが動作しない。
CPU31はステップS37へ移行すると、ROM32に予め記録された待機時間をタイマTにセットする。このタイマTは運転席モードを自動的にオンするための残り時間を計測するものであり、助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドを操作状態から停止させた場合に初期設定される。
CPU31は図6のステップS6でマスタースイッチ46のオフを検出すると、ステップS8でウインドロックスイッチ62のオンオフを判断する。ここでウインドロックスイッチ62のオンを検出したときにはステップS9へ移行し、ウインドロックモードのオンオフを判断する。ここでウインドロックモードのオフを検出したときにはステップS10へ移行し、ウインドロックモードを択一的にオンする。そして、ステップS11でロックLED65を択一的に点灯し、運転者にウインドロックモードのオンを報知する。即ち、ウインドロックモードは運転席モード〜左後部席モードの設定状態に拘らずウインドロックボタン61がオン操作されることに基いてオンされるものであり、残りの運転席モード〜左後部席モードはウインドロックモードのオンに基いてオフされる。
CPU31はステップS8でウインドロックスイッチ62のオフを検出すると、ステップS12でウインドロックモードのオンオフを判断する。ここでウインドロックモードのオンを検出したときにはステップS13へ移行し、ウインドロックモードをオフする。そして、ステップS14でアンロックLED66を択一的に点灯し、運転者にウインドロックモードのオフを報知する。即ち、ウインドロックモードはウインドロックボタン61がオフ操作されることに基いてのみオフされるものである。
CPU31はステップS15のセレクトスイッチ処理へ移行すると、図8のステップS51で助手席スイッチ51のオンオフを判断する。ここで助手席スイッチ51のオンを検出したときにはステップS52へ移行し、助手席モードを択一的にオンする。この助手席スイッチ51のオンオフはウインドロックモードがオフされていることを条件に判断されるものであり、CPU31はステップS52で助手席モードをオンしたときには残りの運転席モードと右後部席モードと左後部席モードをオフする。そして、ステップS53で助手席LED58を択一的に点灯し、運転者に助手席モードのオンを報知する。次にステップS54へ移行し、タイマTに待機時間をセットする。
CPU31はステップS51で助手席スイッチ51のオフを検出すると、ステップS55で右後部席スイッチ54のオンオフを判断する。ここで右後部席スイッチ54のオンを検出したときにはステップS56へ移行し、右後部席モードを択一的にオンする。この右後部席スイッチ54のオンオフはウインドロックモードがオフされていることを条件に判断されるものであり、CPU31はステップS56で右後部席モードをオンしたときには残りの運転席モードと助手席モードと左後部席モードをオフする。そして、ステップS57で右後部席LED59を択一的に点灯し、運転者に右後部席モードのオンを報知する。次にステップS54へ移行し、タイマTに待機時間をセットする。
CPU31はステップS55で右後部席スイッチ54のオフを検出すると、ステップS58で左後部席スイッチ55のオンオフを判断する。ここで左後部席スイッチ55のオンを検出したときにはステップS59へ移行し、左後部席モードを択一的にオンする。この左後部席スイッチ55のオンオフはウインドロックモードがオフされていることを条件に判断されるものであり、CPU31はステップS59で左後部席モードをオンしたときには残りの運転席モードと助手席モードと右後部席モードをオフする。そして、ステップS60で左後部席LED60を択一的に点灯し、運転者に左後部席モードのオンを報知する。次にステップS54へ移行し、タイマTに待機時間をセットする。
CPU31はステップS58で左後部席スイッチ55のオフを検出すると、ステップS61で運転席スイッチ50のオンオフを判断する。ここで運転席スイッチ50のオンを検出したときにはステップS62へ移行し、運転席モードを択一的にオンする。この運転席スイッチ50のオンオフはウインドロックモードがオフされていることを条件に判断されるものであり、CPU31はステップS62で運転席モードをオンしたときには残りの助手席モードと右後部席モードと左後部席モードをオフする。そして、ステップS63で運転席LED57を択一的に点灯し、運転者に運転席モードのオンを報知する。
CPU31はステップS61で運転席スイッチ50のオフを検出すると、ステップS64で運転席モードのオンを判断する。ここで助手席モード〜左後部席モードのいずれかがオンされていることを検出したときにはステップS65へ移行し、タイマTを減算することに基いて残り待機時間を更新する。そして、ステップS66へ移行し、タイマTの減算結果を「0」と比較する。
CPU31はステップS66でタイマTの減算結果が「0」に到達したことを検出すると、ステップS62で運転席モードを択一的にオンして残りの助手席モードと右後部席モードと左後部席モードをオフし、ステップS63で運転席モードのオンを報知する。即ち、助手席ボタン49・右後部席ボタン52・左後部席ボタン53が操作されたときにはステップS51・ステップS55・ステップS58で助手席スイッチ50・右後部席スイッチ54・左後部席スイッチ55のオンが検出され、ステップS52・ステップS56・ステップS59で助手席モード・右後部席モード・左後部席モードがオンされる。これらサブモードのオン状態ではタイマTがステップS65で減算され、残り待機時間が減少する。そして、残り待機時間が「0」に到達したときにはステップS62で運転席ボタン48が操作されることなく運転席モードが自動的にオンされ、助手席モード・右後部席モード・左後部席モードが自動的にオフされる。
運転席モードの自動設定機能はマスターノブ42が操作されてから待機時間が経過したときにも発動する。即ち、助手席モード・右後部席モード・左後部席モードのオン状態でマスターノブ42が操作されたときにはニュートラル状態に復帰したことを合図に図7のステップS37でタイマTに待機時間がセットされ、図8のステップS65で残り待機時間が減算される。そして、残り待機時間が「0」に減算されたときにはステップS62で運転席ボタン48が操作されることなく運転席モードが設定され、助手席モード・右後部席モード・左後部席モードが自動的にオフされる。
CPU31は図6のステップS16のサブスイッチ処理へ移行すると、図9のステップS71でウインドロックモードのオンオフを判断する。ここでウインドロックモードのオフを検出したときにはステップS72へ移行し、助手席コントローラ10のサブスイッチ26〜左後部席コントローラ12のサブスイッチ26のオンオフを判断する。
CPU31はステップS72で助手席コントローラ10のサブスイッチ26がオンされたことを検出すると、ステップS73で助手席モータ7に正転信号または逆転信号を出力することに基いて助手席ドア3のパワーウインドを上昇または下降させる。また、ステップS72で右後部席コントローラ11のサブスイッチ26がオンされたことを検出したときにはステップS73で右後部席モータ8に正転信号または逆転信号を出力し、右後部席ドア4のパワーウインドを上昇または下降させる。また、ステップS72で左後部席コントローラ12のサブスイッチ26がオンされたことを検出したときにはステップS73で左後部席モータ9に正転信号または逆転信号を出力し、左後部席ドア5のパワーウインドを上昇または下降させる。
CPU31はステップS74へ移行すると、助手席コントローラ10のサブスイッチ26〜左後部席コントローラ12のサブスイッチ26のオンオフを判断する。例えば助手席コントローラ10のサブスイッチ26がオン状態からオフ状態に切換わったことを検出したときには助手席モータ7をオフし、助手席ドア3のパワーウインドを停止させる。また、右後部席コントローラ11のサブスイッチ26がオン状態からオフ状態に切換わったことを検出したときには右後部席モータ8をオフすることに基いて右後部席ドア4のパワーウインドを停止させ、左後部席コントローラ12のサブスイッチ26がオン状態からオフ状態に切換わったことを検出したときには左後部席モータ9をオフすることに基いて左後部席ドア5のパワーウインドを停止させる。
上記実施例1によれば、ウインドロックモードのオンに基いて運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55を無効化し、マスタースイッチ46の操作対象を運転席ドア2のパワーウインドに固定した。このため、運転者が運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55およびマスタースイッチ46のいずれを操作してもウインドロックモードがオフされず、ウインドロックモードをオフする明確な意思を持ってウインドロックスイッチ62を操作したときに限定してウインドロックモードがオフされるようになるので、運転者の意に反してウインドロックモードがオフされる確度が低くなる。
上記実施例1においては、運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55の操作内容に応じてマスタースイッチ46の操作対象を運転席ドア2のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドのうちの1個に設定する構成としたが、これに限定されるものではなく、下記(1)に示すように、運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のうち2以上のものが同時操作されたときには同時操作されたスイッチに応じたパワーウインドをマスタースイッチ46の操作対象に設定する構成としても良い。または、下記(2)に示すように、運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のうち2以上のものが一定時間内に連続して操作されたときには連続操作されたスイッチに応じたパワーウインドをマスタースイッチ46の操作対象に設定する構成としても良い。これら両構成の場合にもウインドロックスイッチ62がオン操作されることに基いてウインドロックモードを設定したり、マスタースイッチ46が待機時間に渡って継続的に操作されないときには運転席モードに自動的に切換えることが好ましい。
(1)運転席スイッチ50と助手席スイッチ51が同時にオンされたときにはマスタースイッチ46の操作対象を運転席ドア2のパワーウインドと助手席ドア3のパワーウインドに設定し、運転席スイッチ50と助手席スイッチ51と右後部席スイッチ54が同時にオンされたときにはマスタースイッチ46の操作対象を運転席ドア2のパワーウインド〜右後部席ドア4のパワーウインドに設定し、運転席スイッチ50と助手席スイッチ51と右後部席スイッチ54と左後部席スイッチ55が同時にオンされたときにはマスタースイッチ46の操作対象を運転席ドア2のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドに設定する。
(2)運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のいずれか1個が操作されてから設定時間(例えば1秒)以内の操作間隔で運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のうち残りの1個または複数個が操作されたときにはマスタースイッチ46の操作対象を初回操作されたスイッチに対応するパワーウインドおよび次回操作されたスイッチに対応するパワーウインドに設定する。また、運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のいずれか1個が操作されてから設定時間(例えば1秒)を超える操作間隔で運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のうち残りの1個または複数個が操作されたときにはマスタースイッチ46の操作対象を初回操作されたスイッチに対応するパワーウインドに設定し、次回操作されたスイッチに対応するパワーウインドには設定しない。この構成の場合、運転席スイッチ50〜左後部席スイッチ55のうち有効に操作されたスイッチが再操作されたときには再操作されたスイッチに対応するパワーウインドをマスタースイッチ46の非操作対象としても良い。
パワーウインド制御装置30のCPU31は図6のステップS6でマスタースイッチ46のオンを検出すると、図7のマスタースイッチ処理へ移行する。そして、図10のステップS38でウインドロックモードのオンオフを判断する。ここでウインドロックモードのオンを検出したときにはマスタースイッチ処理を終え、図6のステップS16のサブスイッチ処理へ移行する。即ち、ウインドロックモードのオン状態で運転席コントローラ13のマスターノブ42が操作されたときには助手席ドア3のパワーウインド・右後部席ドア4のパワーウインド・左後部席ドア5のパワーウインドは勿論のこと、運転席ドア2のパワーウインドも昇降しない。
運転席ドア2には、図11に示すように、マスターコントローラに相当する運転席コントローラ14が装着されている。この運転席コントローラ14は自動車1の車内に配置されたものであり、次のように構成されている。
1.運転席コントローラ14の説明
ケース71にはRマスターノブ72およびLマスターノブ73が装着されている。これらRマスターノブ72およびLマスターノブ73は下降状態とニュートラル状態と上昇状態との間で操作可能にされたものであり、Rマスターノブ72およびLマスターノブ73がニュートラル状態にあるときにはRマスタースイッチ74およびLマスタースイッチ75がオフされる。これらRマスタースイッチ74およびLマスタースイッチ75はケース71内に収納されたものであり、Rマスターノブ72およびLマスターノブ73が上昇状態に操作されることに基いて上昇信号を出力し、Rマスターノブ72およびLマスターノブ73が下降状態に操作されることに基いて下降信号を出力する。尚、Rマスタースイッチ74およびLマスタースイッチ75はマスター手段に相当するマスタースイッチ群94を構成するものである。
ケース71にはセレクトノブ76が装着されている。このセレクトノブ76は後方へ下降傾斜するRセレクト状態と水平なニュートラル状態と前方へ下降傾斜するFセレクト状態との間で操作可能にされたものであり、セレクトノブ76のニュートラル状態ではセレクト手段に相当するセレクトスイッチ77がオフされている。このセレクトスイッチ77はケース71内に収納されたものであり、セレクトノブ76がRセレクト状態に操作されることに基いてRセレクト信号を出力し、セレクトノブ76がFセレクト状態に操作されることに基いてFセレクト信号を出力する。このセレクトノブ76には透明なRインジケータ78およびFインジケータ79が固定されており、Rインジケータ78およびFインジケータ79の下方にはRモードLED80およびFモードLED81が配置されている。これらRモードLED80およびFモードLED81はケース71内に収納されたものであり、Rインジケータ78およびFインジケータ79はRモードLED80およびFモードLED81が点灯することに基いて下方から照明される。
ケース71にはウインドロックボタン82が上下方向へ移動可能に装着されており、ウインドロックボタン82はロック手段に相当するウインドロックスイッチ83の操作子に連結されている。このウインドロックスイッチ83はケース71内に収納された自己保持形のプッシュスイッチからなるものであり、ウインドロックボタン82が下方の押込位置に操作されることに基いてオン状態に自己保持され、ウインドロックボタン82が押込位置から下方のリセット位置へ押圧操作されることに基いてオフ状態に復帰する。このウインドロックボタン82には透明なロックインジケータ84およびアンロックインジケータ85が固定されており、ロックインジケータ84の下方およびアンロックインジケータ85の下方にはロックLED86およびアンロックLED87が配置されている。これらロックLED86およびアンロックLED87はケース71内に収納されたものであり、ロックインジケータ84およびアンロックインジケータ85はロックLED86およびアンロックLED87が点灯することに基いて下方から照明される。
ケース71にはドアロックボタン88が上下方向へ移動可能に装着されており、ドアロックボタン88はドアロックスイッチ89の操作子に連結されている。このドアロックスイッチ89はケース71内に収納された揺動スイッチからなるものであり、ドアロックボタン88が前方に操作されることに基いてオン状態にされ、ドアロックボタン88が後方に操作されることに基いてオフ状態にされる。このドアロックボタン88には透明なロックインジケータ90およびアンロックインジケータ91が固定されており、ロックインジケータ90の下方およびアンロックインジケータ91の下方にはロックLED92およびアンロックLED93が配置されている。これらロックLED92およびアンロックLED93はケース71内に収納されたものであり、ロックインジケータ90およびアンロックインジケータ91はロックLED92およびアンロックLED93が点灯することに基いて下方から照明される。
Rマスタースイッチ74とLマスタースイッチ75とセレクトスイッチ77とウインドロックスイッチ83とドアロックスイッチ89は、図12に示すように、パワーウインド制御装置30に接続されており、パワーウインド制御装置30のCPU31はRマスタースイッチ74からの出力信号〜ドアロックスイッチ89からの出力信号に基いて制御モードをRモードとFモードとウインドロックモードとドアロックモードとの間で切換える。ドアロックモードは運転席ドア2〜左後部席ドア5を開放不能にロックするものであり、RモードとFモードとウインドロックモードの設定状態とは無関係にドアロックスイッチ89がオンオフされることに基いてオンオフされる。
Fモードは、図13に示すように、Rマスタースイッチ74の操作対象およびLマスタースイッチ75の操作対象を運転席ドア2のパワーウインドおよび助手席ドア3のパワーウインドに設定するものであり、FモードでRマスターノブ72およびLマスターノブ73が操作されたときには運転席ドア2のパワーウインドおよび助手席ドア3のパワーウインドが昇降する。RモードはRマスタースイッチ74の操作対象およびLマスタースイッチ75の操作対象を右後部席ドア4のパワーウインドおよび左後部席ドア5のパワーウインドに設定するものであり、RモードでRマスターノブ72およびLマスターノブ73が操作されたときには右後部席ドア4のパワーウインドおよび左後部席ドア5のパワーウインドが昇降する。これらFモードおよびRモードでは助手席ドア3のサブスイッチ26と右後部席ドア4のサブスイッチ26と左後部席ドア5のサブスイッチ26が有効化されており、FモードおよびRモードで助手席ドア3のサブスイッチ26〜左後部席ドア5のサブスイッチ26が操作されたときには助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドが昇降する。
ウインドロックモードはウインドロックスイッチ83がオンされることに基いてオンされるものであり、ウインドロックスイッチ83がオフされることに基いてのみオフされる。このウインドロックモードは助手席ドア3のサブスイッチ26と右後部席ドア4のサブスイッチ26と左後部席ドア5のサブスイッチ26を無効化するものであり、ウインドロックモードで助手席ドア3のサブスイッチ26〜左後部席ドア5のサブスイッチ26が操作されたときには助手席ドア3のパワーウインド〜左後部席ドア5のパワーウインドが昇降しない。このウインドロックモードではセレクトスイッチ77が無効化され、Rマスタースイッチ74の操作対象およびLマスタースイッチ75の操作対象が運転席ドア2のパワーウインドおよび助手席ドア3のパワーウインドに固定されており、ウインドロックモードでRマスターノブ72およびLマスターノブ73が操作されたときには運転席ドア2のパワーウインドおよび助手席ドア3のパワーウインドが昇降する。このウインドロックモードはウインドロックスイッチ83のオフのみに基いてオフされるものであり、ウインドロックモードがオフされたときにはFモードが自動的にオンされる。
FモードおよびRモードはウインドロックモードのオフ状態でセレクトスイッチ77からFセレクト信号およびRセレクト信号が出力されることに基いて相互に切換わるものであり、セレクトノブ76がFセレクト状態に操作されたときにはセレクトスイッチ77からFセレクト信号が出力されることに基いてFモードに切換わり、セレクトノブ76がRセレクト状態に操作されたときにはセレクトスイッチ77からRセレクト信号が出力されることに基いてRモードに切換わる。このRモードは待機時間の経過を条件に自動的にオフされるものであり、Rモードの自動解除時にはFモードに自動的に移行する。この待機時間はRモードの設定開始を始期に計測開始されるものであり、Rモードの設定開始から待機時間が経過する前にRマスタースイッチ74およびLマスタースイッチ75がオンされたときには待機時間の計測結果がリセットされ、Rマスタースイッチ74およびLマスタースイッチ75がオフされたことを合図は待機時間の計測処理が初期値から再開される。即ち、Rモードの設定状態でRマスタースイッチ74およびLマスタースイッチ75の双方が待機時間に渡って操作されなかったときにはRモードからFモードに自動的に移行する。
上記実施例3によれば、ウインドロックモードのオンに基いてセレクトスイッチ77を無効化し、Rマスタースイッチ74の操作対象およびLマスタースイッチ75の操作対象を運転席ドア2のパワーウインドおよび助手席ドア3のパワーウインドに固定した。このため、運転者がセレクトスイッチ77およびRマスタースイッチ74〜Lマスタースイッチ75のいずれを操作してもウインドロックモードがオフされず、ウインドロックモードをオフする明確な意思を持ってウインドロックスイッチ83を操作したときに限定してウインドロックモードがオフされるようになるので、運転者の意に反してウインドロックモードがオフされる確度が低くなる。
上記実施例3においては、ウインドロックモードのオン状態でLマスタースイッチ75を有効化したが、これに限定されるものではなく、例えば無効化しても良い。即ち、ウインドロックモードのオン状態でLマスターノブ73の操作対象を廃止しても良い。
パワーウインド制御装置30は、図14に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成された運転席制御装置100と助手席制御装置110と右後部席制御装置120と左後部席制御装置130から構成されている。運転席制御装置100は運転席スイッチ50の操作内容に基いて運転席モードをオンオフするものである。この運転席モードのオン状態では運転席LED57をオンし、マスタースイッチ46のオンを検出することに基いて運転席モータ6を駆動する。助手席制御装置110は助手席スイッチ51の操作内容に基いて助手席モードをオンオフするものである。この助手席モードのオン状態では助手席LED58をオンし、助手席のサブスイッチ26のオンを検出することに基いて助手席モータ7を駆動する。
右後部席制御装置120は右後部席スイッチ54の操作内容に基いて右後部席モードをオンオフするものである。この右後部席モードのオン状態では右後部席LED59をオンし、右後部席のサブスイッチ26のオンを検出することに基いて右後部席モータ8を駆動する。左後部席制御装置130は左後部席スイッチ55の操作内容に基いて左後部席モードをオンオフするものである。この左後部席モードのオン状態では左後部席LED60をオンし、左後部席のサブスイッチ26のオンを検出することに基いて左後部席モータ9を駆動する。
運転席制御装置100はウインドロックスイッチ62のオンオフに基いてウインドロックモードをオンオフするものであり、ウインドロックモードのオフ状態ではアンロックLED66をオンし、ウインドロックモードのオン状態ではロックLED65をオンする。このウインドロックモードのオン状態でマスタースイッチ46のオンを検出したときには運転席モータ6を駆動する。この運転席制御装置100はウインドロックモードのオンオフを助手席制御装置110〜左後部席制御装置130に送信するものであり、助手席制御装置110〜右後部席制御装置130はウインドロックモードのオン状態で助手席のサブスイッチ26〜右後部席のサブスイッチ26のオンを検出したときには助手席モータ7〜右後部席モータ9を駆動しない。
運転席制御装置100と助手席制御装置110と右後部席制御装置120と左後部席制御装置130にはウインドロックスイッチ62が接続されており、運転席制御装置100〜左後部席制御装置130はウインドロックスイッチ62のオンオフに基いてウインドロックモードを独自にオンオフする。運転席制御装置100はウインドロックモードのオン状態ではロックLED65をオンし、ウインドロックモードのオン状態でマスタースイッチ46のオンを検出したときには運転席モータ6を駆動する。助手席制御装置110〜右後部席制御装置130はウインドロックモードのオン状態で助手席のサブスイッチ26〜右後部席のサブスイッチ26のオンを検出したときには助手席モータ7〜右後部席モータ9を駆動しない。
実施例1を示す図(パワーウインド操作装置のレイアウトを示す図) パワーウインド操作装置の電気的構成を示すブロック図 (a)はサブコントローラの外観を示す図、(b)はサブコントローラの内部構成を示す断面図 (a)はマスターコントローラの外観を示す図、(b)はマスターコントローラの内部構成を示す断面図 運転席モード・助手席モード・右後部席モード・左後部席モード・ウインドロックモードを説明するための図 パワーウインド制御装置の制御内容を示すフローチャート パワーウインド制御装置のマスタースイッチ処理を示すフローチャート パワーウインド制御装置のセレクトスイッチ処理を示すフローチャート パワーウインド制御装置のサブスイッチ処理を示すフローチャート 実施例2を示す図(パワーウインド制御装置のマスタースイッチ処理を示すフローチャート) 実施例3を示す図(マスターコントローラの外観を示す図) パワーウインド操作装置の電気的構成を示すブロック図 Fモード・Rモード・ウインドロックモードを説明するための図 実施例4を示す図(パワーウインド操作装置の電気的構成を示すブロック図) 実施例5を示す図(パワーウインド操作装置の電気的構成を示すブロック図)
符号の説明
26はサブスイッチ(サブ手段)、30はパワーウインド制御装置(パワーウインド選択手段,パワーウインド操作手段,ロック制御手段,パワーウインド固定手段)、46はマスタースイッチ(マスター手段)、62はウインドロックスイッチ(ロック手段)、67はセレクトスイッチ群(セレクト手段)、77はセレクトスイッチ(セレクト手段)、83はウインドロックスイッチ(ロック手段)、94はマスタースイッチ群(マスター手段)を示している。

Claims (1)

  1. 車両の運転者が操作するセレクト手段およびマスター手段と、
    車両の同乗者が操作するサブ手段と、
    前記セレクト手段の操作内容に基いて前記マスター手段の操作対象となるパワーウインドを選択するパワーウインド選択手段と、
    前記マスター手段が操作されることに基いて前記パワーウインド選択手段の選択結果に応じたパワーウインドを操作し、前記サブ手段が操作されることに基いて固定的な特定のパワーウインドを操作するパワーウインド操作手段と、
    車両の運転者が操作するロック手段と、
    前記サブ手段を無効化することに基いて特定のパワーウインドを操作不能にロックするロックモードを前記ロック手段の操作内容のみに応じてオンオフするロック制御手段と、
    前記ロック制御手段が前記ロックモードをオンすることに基いて前記セレクト手段を無効化し、前記マスター手段の操作対象物を運転席ドアのパワーウインドを含む1または2以上のものに固定するパワーウインド固定手段と
    を備えたことを特徴とする車両用のパワーウインド操作装置。



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