JPH0525401A - キノリンメチン染料 - Google Patents

キノリンメチン染料

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JPH0525401A
JPH0525401A JP3256073A JP25607391A JPH0525401A JP H0525401 A JPH0525401 A JP H0525401A JP 3256073 A JP3256073 A JP 3256073A JP 25607391 A JP25607391 A JP 25607391A JP H0525401 A JPH0525401 A JP H0525401A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱転写に好適な新規のキノリンメチン染料を
提供する。 【構成】 該染料は、一般式(I) [式中、R1は、フッ素、塩素又は臭素、R2は、水素又
はC1〜C4アルキル、R3は、水素、フッ素、塩素又は
臭素、及びKは、アニリン誘導体の基を表す]で示され
る。具体例には式(II)の染料がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式I:
【0002】
【化3】
【0003】[式中、R1は、フッ素、塩素又は臭素、
2は、水素又はC1〜C4アルキル、R3は、水素、フッ
素、塩素又は臭素、及びKは、式:
【0004】
【化4】
【0005】(式中、R4は、水素、メチル、メトキ
シ、C1〜C4アルキルスルホニルアミノ、C1〜C4−モ
ノ−又は−ジアルキルアミノスルホニルアミノ又は基−
NHCOR8又は−NHCO28(式中、R8はフェニ
ル、ベンジル、トリル、又はC1〜C8アルキルを表し、
該基はエーテル官能基中の1個又は2個の酸素原子によ
り中断されていてもよい)の基を表し、R5は、水素、
メトキシ又はエトキシ及びR6及びR7は、同じか又は異
なりかつ互いに無関係に、それぞれ水素、置換されてい
てよくかつエーテル官能基の1又は2個の酸素原子によ
り中断されていてもよいC1〜C8アルキル、又はC5
7シクロアルキルを表す]で示される新規のキノリン
メチン染料、及び該染料の熱転写法に関する。
【0006】
【従来の技術】特開昭61−19396号公報は、キノ
リンの環の7位で置換されているキノリンメチン染料を
開示している。
【0007】更に特開平2−84388号公報及び米国
特許出願第4769360号明細書は、カルボニル基に
対してオルト位に塩素又はヨウ素原子を有するナフトキ
ノンイミン染料を開示している。
【0008】しかしながら、従来技術の染料はこれらの
適用技術特性において、いまだ不完全であることが判明
した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、熱転写に好適な新規のキノリンメチン染料を提供す
ることであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、冒頭に記載
した一般式Iのキノリンメチン染料により解決されるこ
とを見出した。
【0011】すべての上記の一般式Iに記載されている
アルキルは、直鎖又は分枝鎖状であってよい。
【0012】置換アルキルが上記の一般式Iに生じる場
合には、置換基として例えばシアノ、フェニル、トリ
ル、C1〜C6アルカノイルオキシ、C1〜C4アルコキシ
カルボニル又はC1〜C4アルコキシカルボニルオキシを
有していてもよく、この場合アルコキシ基はフェニル又
はC1〜C4アルコキシにより置換されていてもよい。
【0013】適当なR2、R6、R7及びR8基は、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル及びs−ブチルである。
【0014】R6、R7及びR8は、それぞれ例えばペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ヘ
キシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、2
−エチルヘキシル、2−メトキシエチル、2−又は3−
メトキシプロピル、2−エトキシエチル、2−又は3−
エトキシプロピル、2−プロポキシエチル、2−又は3
−プロポキシプロピル、2−ブトキシエチル、2−又は
3−ブトキシプロピル、3,6−ジオキサヘプチル又は
3,6−ジオキサオクチルであってもよい。
【0015】R6及びR7は、それぞれ例えば2−シアノ
エチル、2−又は3−シアノプロピル、2−アセチルオ
キシエチル、2−又は3−アセチルオキシプロピル、2
−イソブチリルオキシエチル、2−又は3−イソブチリ
ルオキシプロピル、2−メトキシカルボニルエチル、2
−又は3−メトキシカルボニルプロピル、2−エトキシ
カルボニルエチル、2−又は3−エトキシカルボニルプ
ロピル、2−メトキシカルボニルオキシエチル、2−又
は3−メトキシカルボニルオキシプロピル、2−エトキ
シカルボニルオキシエチル、2−又は3−エトキシカル
ボニルオキシプロピル、2−プロポキシカルボニルオキ
シエチル、2−又は3−プロポキシルカルボニルオキシ
プロピル、2−ブトキシカルボニルオキシエチル、2−
又は3−ブトキシカルボニルオキシプロピル、2−(2
−フェニルエトキシカルボニルオキシ)エチル、2−又
は3−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)プロ
ピル、2−(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)
エチル、2−又は3−(2−エトキシエトキシカルボニ
ルオキシ)プロピル、ベンジル、2−メチルベンジル、
1−又は2−フェニルエチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル又はシクロヘプチルであってもよい。
【0016】R4は、例えばメチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、
イソプロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミ
ノ、モノ−又はジエチルアミノスルホニルアミノ、モノ
−又はジエチルアミノスルホニルアミノ、モノ−又はジ
プロピルアミノスルホニルアミノ、モノ−又はジイソプ
ロピルアミノスルホニルアミノ、モノ−又はジブチルア
ミノスルホニルアミノ又は(N−メチル−N−エチルア
ミノスルホニル)アミノである。
【0017】一般式I中、R1が、塩素、R2が、水素又
はメチル、R3が、水素、及びKが、式IIa、II
c、IIe、IIf又はIIgの基を表すキノリンメチ
ンの染料が有利である。
【0018】一般式I中、R4は基−NHCOR8又は−
NHCO28を表すキノリンメチン染料が重要であり、
その際、R8はそれぞれ上記のものを表す。
【0019】一般式I中、R1が、塩素、R2が、水素又
はメチル、R3が、水素、及びKが、一般式IIa又は
IIcの基を表し、その際、R4が水素、メチル又はア
セチルアミノ、R5が、水素又はメトキシ、及びR6及び
7が、互いに無関係で水素、ベンジル又は置換又は非
置換C1〜C8アルキルを表すキノリンメチン染料が特に
有利である。
【0020】本発明による一般式Iのキノリンメチン染
料は、自体公知の方法により製造することができる。
【0021】例えば、一般式III: K−N=O (III) [式中、Kは前記の物を表す]で示されるニトロソ化合
物を、一般式IV:
【0022】
【化5】
【0023】[式中、R1、R2又はR3はそれぞれ上記
のものを表す]のキノリンと縮合させることができる
(西ドイツ国特許出願公開第3716656号明細書参
照)。
【0024】一般式V: K−NH2 (V) [式中、Kはそれぞれ前記のものを表す]のアミンと、
一般式IVのキノリンとの酸化カップイングも可能であ
る(米国特許出願第4695287号明細書参照)。
【0025】本発明のもう1つの課題は、染料の熱転写
の新規方法を提供することであった。
【0026】熱転写印刷法においては、1種以上の結合
剤中に熱的に転写可能な染料を場合により適当な助剤と
ともに支持体上に含有する転写シートは、例えばサーモ
ヘッド又はレーザーを用いてショートパルス(数分の1
秒間)により裏側から加熱される、そのことにより染料
は転写シートから移染され、記録媒体の表面被覆層内に
拡散浸透する。該方法の本質的な利点は、転写すべき染
料の量(及びそれに伴う色の階調)がエネルギー源から
放出されるエネルギーを調整することにより、容易に制
御可能なことにある。
【0027】一般的にカラー記録は、3原色、黄色、マ
ゼンダ及びシアン(場合により黒)を用いて行う。
【0028】最適なカラー記録を保証するために、染料
は以下の特性を有するべきである: −容易な熱転写性、 −室温での記録媒体の表面被覆の内部又は外部での僅か
な移染傾向、 −高い熱的及び光化学的安定性、並びに耐湿性及び耐化
学物質性、 −減色混合に適した色調、 −高いモル吸収係数、 −転写シート保存の際の非晶出傾向性。
【0029】これらの要求を1度でかつ同時に満足させ
ることは非常に困難である。
【0030】この理由から、公知の熱転写染料のほとん
どのものは所望の特性の組合せを有していない。
【0031】染料の新規熱転写法の目的は、エネルギー
源を用いて拡散又は昇華により転写体からプラスチック
コーティングした用紙にキノリンメチン染料を転写する
方法において、上記一般式Iの1種以上のキノリンメチ
ン染料を有する転写体を使用することにより達成される
ことが判明した。
【0032】公知の方法で使用される染料と比較して、
本発明の方法により転写される一般式Iの染料は、一般
に室温での記録媒体内で改良された移染特性、容易な熱
転写性、高い熱的及び光化学的安定性、容易な工業的入
手性、より良好な耐湿性及び耐化学物質性、高い色の濃
度、減色混合のためのより良好な溶解性及び適性(より
高い色調純度、吸収帯のより好ましい形)を有する。更
に該染料は、先願のヨーロッパ特許出願公開第4164
34号明細書に記載されているようなトリアゾロピリジ
ンとの染料混合物のために特に好適である。このことは
主に、より良好な転写可能性、より高度なインキリボン
安定性、より高い耐光堅牢性、記録媒体中の転写染料の
より良好な分散性、及び特により良好な黒色混合物を製
造に関してあてはまる。
【0033】本発明の方法に必要なインキ転写体を製造
するためには、該染料を、インキ中に染料が有利にも分
子分散すなわち溶解した形で存在する印刷インキを形成
するために、適当な有機溶剤又は有機溶剤と1種以上の
結合剤及び場合により助剤との混合物中に配合する。該
印刷インキはドクターを用いて不活性支持体上に塗布
し、かつ空気乾燥することができる。
【0034】染料Iaのための適当な有機溶剤は、例え
ば20℃で1重量%より高く、有利には5重量%より高
いものである。
【0035】例えば、エタノール、プロパノール、イソ
ブタノール、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、メチ
ルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノ
ン、トルエン、クロロベンゼン及びそれらの混合物が挙
げられる。
【0036】有利な結合剤は、有機溶剤に可溶でかつ染
料を不活性支持体に耐摩性に結合させることができる全
ての樹脂又はポリマー材料である。その際、空気中で印
刷インキの乾燥後に、染料の目に見える晶出が生じるこ
となく染料を清澄、透明なフィルム形で受容する結合剤
が有利である。
【0037】このような結合剤の例は、セルロース誘導
体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、セルロースアセテート又はセルロースアセト
ブチレート、スターチ、アルギン酸塩、アルキド樹脂、
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルブチレート及びポリビニルピロリドン
である。アクリレート又はそれらの誘導体のポリマー及
びコポリマー、例えばアクリル酸、ポリメチルメタクリ
レート又はスチレン/アクリレートコポリマー、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂又は天
然CH樹脂、例えばアラビアゴムを使用することも可能
である。更に、適当な結合剤は、例えば西ドイツ国特許
出願公開第3524519号明細書に記載されている。
【0038】有利には結合剤は、エチルセルロース、エ
チルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニル、ブチレ
ート及びポリビニルアセテートである。
【0039】結合剤の染料に対する比は、有利には1:
1〜10:1で変動することができる。
【0040】助剤は例えば、ヨーロッパ特許出願公開第
227092号、同第192435号明細書、及びそこ
で引用された特許出願に記載されている離型剤が該当す
る。更に、特に、貯蔵及びインキリボンの加熱の際の転
写染料の晶出を防ぐ有機添加物、例えばコレステロール
又はバニリンも可能である。
【0041】不活性支持体としては、例えばティッシ
ュ、吸取紙又はパーチメント、又は良好な耐熱性を有す
るプラスチックフィルム、例えば場合により金属被覆さ
れたポリエステル、ポリアミド又はポリイミドである。
該不活性支持体は、サーモヘッドの方向に向いた側に、
付加的にエネルギー源、特にサーモヘッドと支持体材料
の付着を阻止するための離型剤又は滑剤層を被覆する。
適当な滑剤は例えば、ヨーロッパ特許出願公開第216
483号又は同第227095号明細書に記載されてい
る。支持体の厚さは、一般に3〜30μm、有利には5
〜10μmである。
【0042】染料受容層は、原則的に転写される染料に
対して、親和性を有する全ての耐熱プラスチック、例え
ば変性ポリカーボネート又はポリエステルであってよ
い。受容層組成物のための適当な調合は、例えばヨーロ
ッパ特許出願公開第227094号、同第133012
号、同第111004号明細書、特公昭第61−199
997号公報、同第61−293595号又は同第12
7392号公報に詳細に記載されている。
【0043】転写はエネルギー源、例えばレーザー又は
サーモヘッドで行い、後者の場合には染料の転写がt:
0<t<15m/秒の時間範囲内で行えるように300
℃以上に加熱可能でなければならない。転写の際、染料
は転写シートから移動し、記録媒体の表面被膜内に拡散
する。
【0044】更に、本発明による染料は、合成材料、例
えばポリエステル、ポリアミド又はポリカーボネート、
及び特にポリエステル、ポリアミドの繊維織物又はポリ
エステルと綿の混合織物のための染色にも適している。
【0045】該新規染料は、例えばヨーロッパ特許出願
公開第399473号明細書に記載されているように、
カラーフィルターの製造にも好適である。
【0046】該染料は、電子写真に使用するためのトナ
ーの製造において有利に使用することができる。
【0047】
【実施例】次に本発明を以下の実施例により詳細に説明
するが、該実施例中で、特にことわりのない限りパーセ
ントは重量による。
【0048】N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン塩酸塩10gと5,7−ジクロロ−8−ヒドロキシ−
2−メチル−キノリン11.4gをエタノール300m
lに装入した。引続き、撹拌下室温で、水38ml中の
硝酸銀8.5gの溶液を滴加した。添加終了後、25重
量%の水酸化アンモニウム溶液、次いで水25ml中の
硝酸銀21.3gの溶液を反応溶液に加えた。30℃〜
40℃で3時間撹拌した後、乾燥棚中で、室温で減圧下
に乾燥させ、引続きカラムを介してクロマトグラフィー
処理した(シリカゲル/エーテルアセテート)。式:
【0049】
【化6】
【0050】のスペクトルで極純粋な染料の収量は8.
6gであった。該染料の融点は145℃であり、吸収最
大は636nmであった(テトロヒドロフランで測
定)。
【0051】同じ方法で、以下の表1及び引き続く転写
実験で更に詳細に説明する染料が得られた。
【0052】
【表1】
【0053】a)テトラヒドロフランで測定 b)移動相 トルエン/エチルアセテート=3:2v/
v c)移動相 エチルアセテート 染料の転写 染料の転写特性の簡単な定量的試験のために、熱転写を
大きなホットプレートを用いて行い、該転写温度を70
℃<T<120℃の範囲内で変化させ、転写時間を2分
に設定した。
【0054】α) 染料で支持体を被覆するための一般
的な調合: 結合剤1gを、40℃〜50℃でトルエン/エタノール
(8:2v/v)8mlに溶かした。そこにテトロヒド
ロフラン5ml中の染料0.25gの溶液を撹拌混入
し、場合により不溶残留物を濾別した。このようにして
得られたプリントペーストを80μmのドクターブレー
ドを用いてポリエステルシート(厚さ:6〜10μm)
上で塗布し、ヘアドライヤーで乾燥させた。
【0055】β) 熱転写性の試験 使用した染料を以下のように試験した。:被覆した表面
に試験染料を含有するポリエステルシート(ドナー)
を、表面を下にして、市販の紙(以下に詳しく示す)
(レシーバー)の上に置き、圧着させた。次いでドナー
/レシーバーをアルミホイルで包装し、2枚のホットプ
レートの間を種々の温度(70℃<T<120℃の範囲
内)で加熱した。光沢のある、レシーバーのプラスチッ
ク層に拡散する染料の量は、光学濃度に比例する(=吸
光度A)。該吸光度を測光学的に測定した。相応する絶
対の温度逆数に対して、80℃〜110℃の温度範囲内
で測定した着色したレシーバー用紙の吸光度Aの対数の
プロットは直線になり、該直線の勾配から転写実験のた
めの活性化エネルギーΔETが計算される。
【0056】
【数1】
【0057】完全に特性化するために、該プロットから
着色したレシーバー用紙の吸光度Aが1の値に達する温
度T*[℃]を取り出した。
【0058】以下の表に記載した染料は、α)により製
造し、得られた該染料で被覆した転写体をβ)により該
転写体の特性を試験した。該表は、それぞれの場合にお
いて熱転写パラメーターT*及びΔET、吸収最大λmax
(テトロヒドロフラン中で測定)及び使用結合剤を示
す。
【0059】略語は以下に示す: B=結合剤 EC=エチルセルロース MX=ポリビニルブチレートとエチルセルロースの混合
物(重量比2:1) V=Vylon(R)290(東洋紡製社による)
【0060】
【表2】
【0061】*) 例14の染料は例1に記載されてい
る生成物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一般式I: 【化1】 [式中、 R1は、フッ素、塩素又は臭素、 R2は、水素又はC1〜C4アルキル、 R3は、水素、フッ素、塩素又は臭素、及びKは、式: 【化2】 (式中、 R4は、水素、メチル、メトキシ、C1〜C4アルキルス
    ルホニルアミノ、C1〜C4−モノ−又は−ジアルキルア
    ミノスルホニルアミノ又は基−NHCOR8又は−NH
    CO28(式中、R8はフェニル、ベンジル、トリル、
    又はC1〜C8アルキルを表し、該基はエーテル官能基中
    の1個又は2個の酸素原子により中断されていてもよ
    い)の基を表し、 R5は、水素、メトキシ又はエトキシ及びR6及びR
    7は、同じか又は異なり、かつ互いに無関係に、それぞ
    れ水素、置換されていてよくかつエーテル官能基の1又
    は2個の酸素原子により中断されていてもよいC1〜C8
    アルキル、又はC5〜C7シクロアルキルを表す]で示さ
    れるキノリンメチン染料。
JP3256073A 1990-10-04 1991-10-03 キノリンメチン染料 Expired - Lifetime JP2956802B2 (ja)

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