JPH05253915A - セット枠固定装置における成形型枠側板の撓み防止機構 - Google Patents

セット枠固定装置における成形型枠側板の撓み防止機構

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JPH05253915A
JPH05253915A JP8771692A JP8771692A JPH05253915A JP H05253915 A JPH05253915 A JP H05253915A JP 8771692 A JP8771692 A JP 8771692A JP 8771692 A JP8771692 A JP 8771692A JP H05253915 A JPH05253915 A JP H05253915A
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frame
molding
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Kenkichi Okuyama
健吉 奥山
Koji Akamatsu
弘司 赤松
Sadami Suzuki
貞美 鈴木
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セット枠固定装置の締め付け具の押付力によ
って側板が内側に撓むのを防止する手段を得ること。 【構成】 成形型枠1の短辺方向に進退するカム軸42
を回転自在に支持し、かつ、カム軸に押え爪43を取り
付けると共にカム軸の周縁には上記進退に伴ってカム軸
を回動させる溝カム48を形成し、カム軸の退出により
押え爪が反転して成形型枠側板3を短辺方向外側に押さ
える構成としたセット枠固定装置における成形型枠側板
の撓み防止機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セット枠固定装置によ
り成形型枠の側板上に固定具付のセット枠を固定する場
合に生ずる成形型枠側板の撓みを防止するための撓み防
止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が開示した特開昭60−348
07号のセット枠固定装置によれば、セット枠の側面に
設けたボルトを回転させることにより締め付け具を成形
型枠の側板に近付け、締め付け具を成形型枠の側板上端
の係止棒に係合させてセット枠を成形型枠に対して固定
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
セット枠固定装置は、固定の際に締め付け具を成形型枠
の側板に力を加えながら押し付けるようにしてボルトを
回転させると、その押付力によって側板が内側に撓む心
配がある。このように側板が撓むと、セット枠に懸吊さ
れた補強篭筋の位置がずれ、できあがったALC板の表
面に補強篭筋が露出したり、必要な強度が得られないと
いった問題を生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は以上の
ようなセット枠固定装置において、締め付け具の押付力
によって側板が内側に撓むのを防止する手段を得ること
を目的とするものである。かかる目的達成のため、成形
型枠の短辺方向に進退するカム軸を回転自在に支持し、
かつ、該カム軸に押え爪を取り付けると共に該カム軸の
周縁には上記進退に伴ってカム軸を回動させる溝カムを
形成し、カム軸の退出により押え爪が反転して成形型枠
側板を短辺方向外側に押さえる構成としたセット枠固定
装置における成形型枠側板の撓み防止機構を発明した。
【0005】
【作用】カム軸が退出すると、カム軸周縁に形成した溝
カムによりカム軸が回動し、押え爪が反転する。こうし
て反転させた押え爪で側板を短辺方向外側に押さえてか
ら、セット枠固定装置でボルトを回してセット枠を固定
することにより、セット枠固定の際に生ずる成形型枠側
板の撓みを防止する。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図5はALC(Autoclaved Lightweight Concrete)板
を製造するための成形型枠1の斜視図である。図示のよ
うに、底板2の上面において型枠短辺方向(X方向)両
側に左右の側板3を配設し、長辺方向(Y方向)に移動
端板4と固定端板5を配設した構成である。以上のよう
な成形型枠1において左右の側板3を跨ぐようにして並
べたセット枠6にセット棒7を介して補強篭筋8を懸吊
する。そして、成形型枠1の中にALC用の原料スラリ
ー状のモルタルを注入して、モルタルを硬化させ、所定
の硬度に達した成形型枠1から取り出したALCブロッ
クをワイヤーで所定のALC板の大きさに切り分け、更
にオートクレーブ養生して製品を得る。
【0007】図6は以上のような成形型枠1の側板3上
に並べたセット枠6を固定するための固定装置を示して
いる。 セット枠6に設けたブラケット10にスライド
可能に通したボルト11の頭部12をセット枠6の側面
13から突出させ、ボルト先端部14にはボルト11を
外側(図中右方向)に押し出すように付勢するバネ15
を取り付けてある。ボルト11のネジ部16にはロッド
17の下端に取り付けた半割ナット18が螺合してい
る。ロッド17は図示しないバネで上方に付勢してあ
り、その付勢力によって常時は半割ナット18をボルト
11のネジ部16に螺合させているが、ロッド17を押
し下げると両者の螺合が解かれ、ボルト先端部14のバ
ネ15の力でボルト11が外側(図中右方向)に押し出
される構成である。また、ボルト11の頭部12とネジ
部16の間にはピン19によってボルト11と一緒に進
退するように取り付けられた締め付け具20がある。こ
の締め付け具20には、成形型枠1の側板3の上端に配
設した係止棒21に係合するための凹欠部22を形成し
てある。一方、30は型枠1の側板3上に設置したセッ
ト枠6の位置調整を行うための整列装置の把持部本体を
示している。把持部本体30は型枠短辺方向(X方向)
に移動可能であり、この把持部本体30の背部にスライ
ド可能に設けたプレート31に取り付けたナットランナ
ー32の稼働で、下方のボルト回し33が回転する構成
になっている。
【0008】以上のような固定装置において、プレート
31をセット枠6に近付けるように移動させてボルト回
し33をボルト11の頭部12に被嵌し、ナットランナ
ー32を回転させることにより締め付け具20を前進さ
せ、こうして成形型枠1の側板3の上面に設けた係止棒
21を締め付け具20の凹欠部22で保持することによ
り、セット枠6を成形型枠1に対して固定する。本発明
は以上のようなセット枠固定装置において、締め付け具
20の押付力によって側板3が内側に撓むのを防止する
ための手段に関するものである。
【0009】図1に示すごとく、把持部本体30から延
設したブラケット40に軸受41によりカム軸42を成
形型枠1の短辺方向(X方向)に進退自在、かつ回転自
在に支持し、カム軸42の先端に押え爪43を取り付け
る(図3参照)。また、カム軸42の基端にはジョイン
ト44を介してシリンダー45のピストンロッド46を
接続する。図2に示すようにジョイント44の内部にお
いてピストンロッド46の先端鍔部47を回転自在に保
持した構成とする。また、カム軸42の周縁に溝カム4
8を形成し、上記軸受41の内部に配設したカムフォロ
アー49をこの溝カム48に係合させる(図3参照)。
以上の構成により、ピストンロッド46が伸張している
ときは図4に一点鎖線で示したように押え爪43が横に
向いているが、シリンダー45の稼働によってピストン
ロッド46を短縮させると、カムフォロアー49と溝カ
ム48の係合により、先ずカム軸42が反転して図4に
実線で示したように押え爪43が下に向いた状態とな
り、その後、この下に向いた状態を保ちながらカム軸4
2と共に押え爪43が退出する(図4右方向に移動す
る)ようになっている。なお、成形型枠1の側板3の上
端には、このように下に向いた状態で退出してきた押え
爪43に係合すべく、突起50を配設する。
【0010】しかして、整列装置によりセット枠6を位
置調整し、セット枠6に懸吊した補強篭筋8を成形型枠
1の中に整列させたら、本発明の撓み防止機構において
シリンダー45の稼働によってピストンロッド46を短
縮させ、カムフォロアー49と溝カム48の係合によ
り、先ず、カム軸42を反転させて図4に実線で示した
ように押え爪43を下に向いた状態とする。そして、こ
のように押え爪43が下に向いた状態を保ちながらカム
軸42と共に押え爪43を更に退出(図4右方向に移
動)させ、成形型枠1の側板3上端に配設した突起50
に押え爪43を係合させる。これにより、シリンダー4
5の力Fで側板3を型枠短辺方向(X軸方向)に外側に
向かってしっかりと押さえる。次いで、プレート31を
セット枠6に近付けるように移動させてボルト回し33
をボルト11の頭部12に被嵌し、ナットランナー32
を回転させることにより締め付け具20を前進させ、こ
うして締め付け具20の凹欠部22を側板上面の係止棒
21に締め付けトルクPの力で押し付けて、セット枠6
を成形型枠1に対して固定する。かくして、シリンダー
45の力Fとナットランナー32による締め付けトルク
Pをバランスさせてボルト11を締めることにより、押
え爪43で側板3を型枠を押えながらセット枠6を成形
型枠1に対して固定できるので、セット枠固定の際に生
ずる側板3の撓みを防止できる。
【0011】
【発明の効果】本発明の撓み防止機構によれば、押え爪
で側板を短辺方向外側に押さえてからセット枠を固定す
ることにより、セット枠固定の際に生ずる、締め付け具
の押付力による成形型枠側板の撓みを防止でき、セット
枠のずれなどの心配がなくなる。従って、補強篭筋の位
置ずれによるALC板の製造不良といった問題が解消す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる撓み防止機構の正面図
【図2】カム軸の部分断面図
【図3】図1と反対側からみたカム軸の斜視図
【図4】押え爪の動作説明図
【図5】成形型枠の斜視図
【図6】セット枠固定装置の正面図
【符号の説明】
1 成形型枠 3 側板 42 カム軸 43 押え爪 48 溝カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型枠の短辺方向に進退するカム軸を
    回転自在に支持し、かつ、該カム軸に押え爪を取り付け
    ると共に該カム軸の周縁には上記進退に伴ってカム軸を
    回動させる溝カムを形成し、カム軸の退出により押え爪
    が反転して成形型枠側板を短辺方向外側に押さえる構成
    としたセット枠固定装置における成形型枠側板の撓み防
    止機構。
JP4087716A 1992-03-11 1992-03-11 セット枠固定装置における成形型枠側板の撓み防止機構 Expired - Lifetime JP3021177B2 (ja)

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