JPH05253684A - 感熱記録材料の切断方法 - Google Patents

感熱記録材料の切断方法

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JPH05253684A
JPH05253684A JP4053612A JP5361292A JPH05253684A JP H05253684 A JPH05253684 A JP H05253684A JP 4053612 A JP4053612 A JP 4053612A JP 5361292 A JP5361292 A JP 5361292A JP H05253684 A JPH05253684 A JP H05253684A
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JP
Japan
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recording material
laser beam
heat
thermal recording
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4053612A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Agano
俊孝 阿賀野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】専用のカッタ機構を用いることなく感熱記録材
料を確実かつ効率的に切断することができ、これにより
装置全体の製造費を有効に安価にすることを可能にす
る。 【構成】モータ26の駆動作用下に感熱記録材料Sが、
矢印B方向に副走査搬送されるとともに、レーザダイオ
ード12から出力されるレーザビームLが、この感熱記
録材料Sを矢印A方向に主走査して画像の記録がなされ
る。次に、モータ26の駆動が一旦停止された状態で、
レーザダイオード12から出力されるレーザビームL
が、感熱記録材料Sの切断部位を矢印A方向に複数回に
わたり主走査し、この切断部位は、上記の画像記録に付
与された熱エネルギよりも大きな熱エネルギが付与され
て切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録材料をカッタ
等を用いることなく所望の部位で切断する感熱記録材料
の切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料に対して熱エネルギを付与
し、画像等の記録を行う熱記録装置が普及している。特
に、熱源としてレーザを用いることで高速記録を可能と
したものが採用されている(特開昭50−23617
号、特開昭58−94494号、特開昭62−7798
3号、特開昭62−78964号等参照)。
【0003】本出願人は、このような熱記録装置に適用
され、良好な画像を高品位で記録することのできる感熱
記録材料として、支持体上に発色剤、顕色剤および光吸
収色素を備え、付与される熱エネルギに応じた濃度で発
色する材料を開発し、特許出願している(特願平3−6
2684号、特願平3−187494号参照)。
【0004】この感熱記録材料は、支持体に、少なくと
も塩基性染料前駆体を含有するマイクロカプセル、顕色
剤および光吸収色素を水に難溶または不溶の有機溶剤に
溶解せしめた後、乳化分散した乳化物を含有する塗布液
を塗布して形成せしめた感熱層を有する。
【0005】塩基性染料前駆体は、エレクトロンを供与
して、あるいは酸等のプロトンを受容して発色する性質
を有するものであって、通常略無色で、ラクトン、ラク
タム、サルトン、スピロピラン、エステル、アミド等の
部分骨格を有し、顕色剤と接触してこれらの部分骨格が
開環若しくは開裂する化合物が用いられる。具体的に
は、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾイルロイ
コメチレンブルー、マラカイトグリーンラクトン、ロー
ダミンBラクタム、1,3,3−トリメチル−6’−エ
チル−8’−ブトキシインドリノベンゾスピロピラン等
がある。
【0006】これらの発色剤に対する顕色剤としては、
フェノール化合物、有機酸若しくはその金属塩、オキシ
安息香酸エステル等の酸性物質が用いられる。顕色剤は
融点が50℃〜250℃のものが好ましく、特に融点が
60℃〜200℃の水に難溶性のフェノールまたは有機
酸が望ましい。これらの顕色剤の具体例は、例えば、特
開昭61−291183号に記載されている。
【0007】光吸収色素は、可視光領域における光の吸
収が少なく、赤外線領域の波長の吸収が特に高い色素が
好ましい。この色素としては、シアニン系色素、フタロ
シアニン系色素、ピリリウム系・チオピリリウム系色
素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、N
i、Cr等の金属錯塩系色素、ナフトキノン系・アント
ラキノン系色素、インドフェノール系色素、インドアニ
リン系色素、トリフェニルメタン系色素、トリアリルメ
タン系色素、アミニウム系・ジインモニウム系色素、ニ
トロソ化合物等を挙げることができる。これらの中でも
特に近赤外領域の光を発振する半導体レーザが実用化さ
れている観点から、波長が700nm〜900nmの近
赤外領域の光の吸収率が高いものを使用することが好ま
しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的にこ
のような感熱記録材料に連続的に複数の画像を記録しよ
うとする際には、相当に長尺な感熱記録材料をロール状
に巻回した状態で熱記録装置内に装填している。このた
め、レーザビームの照射により画像等が記録された後、
感熱記録材料を所望の部位で切断する必要があり、通
常、切刃を備えたカッタ機構を介してこの感熱記録材料
を切断する作業が行われている。従って、専用のカッタ
機構を設けなければならず、熱記録装置全体のコストア
ップを惹起するという問題が指摘されている。
【0009】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであって、専用のカッタ機構を用いることなく感熱
記録材料を確実かつ効率的に切断することができ、これ
により装置全体の製造費を有効に安価にすることが可能
な感熱記録材料の切断方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、支持体上に発色剤、顕色剤および光吸
収色素を備えた感熱記録材料に、主走査方向に一次元的
に偏向されたレーザビームを照射するとともに、前記主
走査方向に略直交する副走査方向に搬送して当該感熱記
録材料に所定の熱エネルギを付与して画像等を記録する
熱記録装置における感熱記録材料の切断方法であって、
前記感熱記録材料に前記レーザビームを用いて前記所定
の熱エネルギよりも大きな熱エネルギを付与し、当該感
熱記録材料を所望の部位で切断することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る感熱記録材料の切断方法では、同
一のレーザビームを介して感熱記録材料への画像等の記
録作業と、この感熱記録材料の切断作業とを行ってい
る。このため、感熱記録材料の切断に専用のカッタ機構
が不要となり、装置全体の製造費を有効に削減すること
が可能になる。
【0012】
【実施例】本発明に係る感熱記録材料の切断方法につい
てこれを実施するための熱記録装置との関連で実施例を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1において、参照符号10は、熱記録装
置を示す。この熱記録装置10は、矢印B方向に副走査
搬送される感熱記録材料SをレーザビームLによって矢
印A方向に主走査し、画像等を記録するものであり、レ
ーザビームLを出力するレーザダイオード12と、前記
レーザビームLを平行光束とするコリメータレンズ14
と、シリンドリカルレンズ16と、反射ミラー18と、
レーザビームLを偏向するポリゴンミラー20と、fθ
レンズ22と、前記シリンドリカルレンズ16と共動し
てポリゴンミラー20の面倒れを補正するシリンドリカ
ルミラー24と、感熱記録材料Sを矢印B方向に副走査
搬送するためにモータ26を介して回転駆動される搬送
ローラ28とニップローラ29とを備える。レーザダイ
オード12は、ドライバ30を介して制御部32によっ
て制御されるとともに、この制御部32は、ポリゴンミ
ラー20およびモータ26の回転速度を制御する。
【0014】感熱記録材料Sは、相当に長尺に構成され
ており、ロール状に巻回されて熱記録装置10内に装填
されている。この感熱記録材料Sは、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)からなる支持体34上に記録媒体
層36が形成されており、この記録媒体層36は、発色
剤、顕色剤およびレーザビームLを吸収してこれを熱エ
ネルギに変換する光吸収色素を含有した材料より構成さ
れる。この材料としては、前述したように、特願平3−
62684号、特願平3−187494号等に記載され
たものを用いることができる。
【0015】熱記録装置10は、以上のように構成され
るものであり、次に本実施例に係る切断方法との関連で
その動作を説明する。
【0016】制御部32を介してモータ26が駆動され
ると、このモータ26に連結された搬送ローラ28が矢
印方向に回転し、この搬送ローラ28およびニップロー
ラ29に挟持されている感熱記録材料Sは、矢印B方向
に副走査搬送される。その際、制御部32は、ドライバ
30を介してレーザダイオード12を駆動し、このレー
ザダイオード12は、感熱記録材料Sに記録される画像
の階調に応じて変調されたレーザビームLを出力する。
このレーザビームLは、コリメータレンズ14によって
平行光束とされた後、シリンドリカルレンズ16および
反射ミラー18を介してポリゴンミラー20に導かれ
る。このポリゴンミラー20は、制御部32の駆動作用
下に高速で回転しており、その反射面によって反射され
たレーザビームLは、fθレンズ22およびシリンドリ
カルミラー24を介して感熱記録材料Sに導かれ、矢印
B方向に副走査搬送されている前記感熱記録材料Sを矢
印A方向に主走査する。このため、感熱記録材料Sの記
録媒体層36には、レーザビームLによって所定の熱エ
ネルギ、具体的には数mJ/mm2 の熱エネルギが付与
され、階調画像が記録される。
【0017】このように、感熱記録材料Sに所定の画像
が記録された後、この感熱記録材料Sを所望の部位で切
断する必要がある。そこで、モータ26を介して感熱記
録材料Sが矢印B方向に搬送されてこの感熱記録材料S
の切断部位がレーザビームLの主走査線上に配置される
と、制御部32を介して前記モータ26の駆動が一旦停
止される。この状態で、レーザダイオード12が駆動さ
れ、このレーザダイオード12から出力されるレーザビ
ームLは、感熱記録材料Sの切断部位を矢印A方向に複
数回にわたり主走査する。
【0018】これにより、感熱記録材料Sの切断部位に
は、上記の画像記録に付与された熱エネルギよりも大き
な、具体的には数10mJ/mm2 の熱エネルギが付与
される。従って、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)からなる支持体34は、この大きな熱エネルギを介
してその溶融温度以上に加熱され、切断部位で溶融分離
される。この切断された感熱記録材料Sは、所望の集積
部位等に排出される一方、残余の感熱記録材料Sは、上
述した工程を介して所定の画像が記録された後に所望の
部位で切断されることになる。
【0019】この場合、本実施例では、レーザダイオー
ド12から出力されるレーザビームLを介して感熱記録
材料Sに画像を記録するとともに、このレーザビームL
を介して前記感熱記録材料Sの切断作業を行っている。
このため、感熱記録材料Sを切断するために切刃等を備
えた専用のカッタ機構を不要とすることができ、熱記録
装置10全体の構成が簡素化し、その製造コストを有効
に削減することが可能になるという効果が得られる。
【0020】しかも、感熱記録材料Sの切断作業は、実
際上制御部32を介してモータ26を一旦滅勢させた状
態で、レーザダイオード12を駆動させるだけでよい。
このため、特別な機構を設ける必要がなく、熱記録装置
10全体の製造コストが高騰することを有効に阻止する
ことができる。なお、モータ26を相当に低速で駆動す
ることにより、感熱記録材料Sの搬送を継続しながらこ
の感熱記録材料Sを切断することも可能である。
【0021】また、感熱記録材料Sの切断時に、制御部
32を介してポリゴンミラー20の回転速度を低下させ
てレーザビームLによるスキャンスピードを、例えば記
録時のスキャンスピードの1/10に設定すれば、感熱
記録材料Sの切断部位に付与される単位時間当たりの熱
エネルギが増加され、この切断部位を一層確実に切断す
ることが可能になる。
【0022】なお、レーザダイオード12から出力され
るレーザビームLの出力値を可変に構成してもよい。こ
れにより、感熱記録材料Sの画像記録後にこのレーザダ
イオード12から高出力のレーザビームLを出力すれ
ば、この感熱記録材料Sを搬送しながら前記感熱記録材
料Sを切断することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る感熱記録材料の切断方法に
よれば、以下の効果が得られる。
【0024】同一のレーザビームを介して感熱記録材料
への画像等の記録作業と、この感熱記録材料の切断作業
とを行うことができるため、前記感熱記録材料を切断す
るための専用のカッタ機構が不要となり、装置全体の構
造が簡素化してその製造費を有効に削減することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感熱記録材料の切断方法を実施す
るための熱記録装置の構成説明図である。
【符号の説明】
10…熱記録装置 12…レーザダイオード 20…ポリゴンミラー 26…モータ 28…搬送ローラ 32…制御部 34…支持体 36…記録媒体層 L…レーザビーム S…感熱記録材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備えた感熱記録材料に、主走査方向に一次元的に偏
    向されたレーザビームを照射するとともに、前記主走査
    方向に略直交する副走査方向に搬送して当該感熱記録材
    料に所定の熱エネルギを付与して画像等を記録する熱記
    録装置における感熱記録材料の切断方法であって、 前記感熱記録材料に前記レーザビームを用いて前記所定
    の熱エネルギよりも大きな熱エネルギを付与し、当該感
    熱記録材料を所望の部位で切断することを特徴とする感
    熱記録材料の切断方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の切断方法において、前記感
    熱記録材料の副走査方向への搬送を停止した状態で、こ
    の感熱記録材料の切断部位にレーザビームを複数個照射
    して当該感熱記録材料を切断することを特徴とする感熱
    記録材料の切断方法。
JP4053612A 1992-03-12 1992-03-12 感熱記録材料の切断方法 Pending JPH05253684A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203305A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Sunx Ltd レーザ加工方法
JP2009285703A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Npw Technical Laboratory Co Ltd 被覆テープ分断方法及び被覆テープ分断装置
JP2017538597A (ja) * 2014-08-20 2017-12-28 データレース リミテッドDatalase Ltd. ラベルの印字/裁断方法

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