JPH05253635A - 金属軸の冷間加工方法及び装置 - Google Patents
金属軸の冷間加工方法及び装置Info
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- JPH05253635A JPH05253635A JP15572491A JP15572491A JPH05253635A JP H05253635 A JPH05253635 A JP H05253635A JP 15572491 A JP15572491 A JP 15572491A JP 15572491 A JP15572491 A JP 15572491A JP H05253635 A JPH05253635 A JP H05253635A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼棒又は鋼管のような等径の長い金属素材を
加工して、軸付ローラのような大径部と小径部を有する
軸を加工する方法及び装置。 【構成】 金型を金属素材の外周側から均等、かつ間欠
的に加圧すると共に、前記金型の非加圧毎に、前記金型
を前進させて、かつ金属素材を前進させると共に回転さ
せつつ加工する金属軸の冷間加工方法。クランクモーシ
ョンによる二つの加圧機構の間へ、離接可能に支持した
金属素材の外周側へ、均等に当接できる分割金型を配置
し、前記二つの加圧機構を一体的ハウジング内へ設置す
ると共に、同期機構を付設し、前記ハウジング内には、
前記加圧機構の前進後退機構を設置すると共に、該前進
後退機構の同期機構を設置し、前記加圧機構の前進後退
方向と直角の方向より金属素材を挿入する金属素材挿入
機構及び金属素材の回転機構を設置した金属軸の冷間加
工装置。
加工して、軸付ローラのような大径部と小径部を有する
軸を加工する方法及び装置。 【構成】 金型を金属素材の外周側から均等、かつ間欠
的に加圧すると共に、前記金型の非加圧毎に、前記金型
を前進させて、かつ金属素材を前進させると共に回転さ
せつつ加工する金属軸の冷間加工方法。クランクモーシ
ョンによる二つの加圧機構の間へ、離接可能に支持した
金属素材の外周側へ、均等に当接できる分割金型を配置
し、前記二つの加圧機構を一体的ハウジング内へ設置す
ると共に、同期機構を付設し、前記ハウジング内には、
前記加圧機構の前進後退機構を設置すると共に、該前進
後退機構の同期機構を設置し、前記加圧機構の前進後退
方向と直角の方向より金属素材を挿入する金属素材挿入
機構及び金属素材の回転機構を設置した金属軸の冷間加
工装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、金属軸を冷間加工す
ることを目的とした金属軸の冷間加工方法及び装置に関
する。
ることを目的とした金属軸の冷間加工方法及び装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属管をクランクモーションによ
り凹凸成形する金属管成形機が知られている（特開昭６
０−９６３２１号）。
り凹凸成形する金属管成形機が知られている（特開昭６
０−９６３２１号）。
【０００３】前記金属管成形機は、冷間でクランクモー
ションによる加圧機構と、反力受け油圧機構との間に金
型を配し、前記反力受け油圧機構の反力受け側を前進、
後退させるように構成したものである。
ションによる加圧機構と、反力受け油圧機構との間に金
型を配し、前記反力受け油圧機構の反力受け側を前進、
後退させるように構成したものである。
【０００４】
【発明により解決すべき課題】前記、従来の金属管成形
機は、クランクモーションによる加圧機構と反力受け油
圧機構との間に金型を配設したので、加工度の進行に伴
い、反力受け油圧機構のみを前進させることになり、金
型による加圧力の入力方向が一方向となる。従って、金
属管は全周で加圧加工されるけれども、入力方向が一方
向の為に、金属管の振動による騒音の発生は免れず、か
つ金属管が不安定になり易い問題点があった。
機は、クランクモーションによる加圧機構と反力受け油
圧機構との間に金型を配設したので、加工度の進行に伴
い、反力受け油圧機構のみを前進させることになり、金
型による加圧力の入力方向が一方向となる。従って、金
属管は全周で加圧加工されるけれども、入力方向が一方
向の為に、金属管の振動による騒音の発生は免れず、か
つ金属管が不安定になり易い問題点があった。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】然るにこの発明は、一対の
クランクモーションによる加圧機構の間に金型を介装す
ると共に、前記加圧機構を同期させて前進後退させるこ
とにより、前記従来の問題点を解決したのである。
クランクモーションによる加圧機構の間に金型を介装す
ると共に、前記加圧機構を同期させて前進後退させるこ
とにより、前記従来の問題点を解決したのである。
【０００６】即ちこの発明は、金属素材を金型により加
圧成形する冷間加工において、前記金型を金属素材の外
周側から間欠的に加圧すると共に、前記金型の非加圧時
毎に、前記金型を前進させることを特徴とした金属軸の
冷間加工方法である。
圧成形する冷間加工において、前記金型を金属素材の外
周側から間欠的に加圧すると共に、前記金型の非加圧時
毎に、前記金型を前進させることを特徴とした金属軸の
冷間加工方法である。
【０００７】また、他の発明は、金属素材を金型により
加圧成形する冷間加工において、前記金型を金属素材の
外周側から間欠的に加圧すると共に、前記金型の非加圧
時毎に、前記金型を前進させ、前記金型の非加圧時毎
に、前記金属素材を所定角度宛回転させることを特徴と
した金属軸の冷間加工方法である。
加圧成形する冷間加工において、前記金型を金属素材の
外周側から間欠的に加圧すると共に、前記金型の非加圧
時毎に、前記金型を前進させ、前記金型の非加圧時毎
に、前記金属素材を所定角度宛回転させることを特徴と
した金属軸の冷間加工方法である。
【０００８】次に、前記金型の前進は、ねじの回転、又
は流体圧の蓄力と放出とを繰返すことにより行ったもの
であり、ねじの回転による前進の蓄力は回転方向に対
し、ゴム又はスプリングを介在させ、流体圧による前進
は流体の圧縮によるものとしたものである。更に、金型
の間欠加圧は、偏心ローラの回転によるクランクモーシ
ョンによるものとしたものである。
は流体圧の蓄力と放出とを繰返すことにより行ったもの
であり、ねじの回転による前進の蓄力は回転方向に対
し、ゴム又はスプリングを介在させ、流体圧による前進
は流体の圧縮によるものとしたものである。更に、金型
の間欠加圧は、偏心ローラの回転によるクランクモーシ
ョンによるものとしたものである。
【０００９】また、装置の発明はクランクモーションに
よる二つの加圧機構の間へ、離接可能に支持した金属素
材の外周側へ均等に当接できる分割金型を配置し、前記
二つの加圧機構を一体的ハウジング内へ設置すると共
に、同期機構を付設し、前記ハウジング内には前記加圧
機構の前進後退機構を設置すると共に、該前進後退機構
の同期機構を付設したことを特徴とする金属軸の冷間加
工装置であり、他の装置の発明は、クランクモーション
による二つの加圧機構の間へ、離接可能に支持した分割
金型を配置し、前記二つの加圧機構を一体的にハウジン
グへ内設置すると共に、同期機構を付設し、前記ハウジ
ングには前記加圧機構の前進後退機構を設置すると共
に、該前進後退機構の同期機構を設置し、前記加圧機構
の前進後退方向と直角の方向より金属素材を挿入する金
属素材挿入機構及び金属素材の回転機構を設置したこと
を特徴とする金属軸の冷間加工装置である。
よる二つの加圧機構の間へ、離接可能に支持した金属素
材の外周側へ均等に当接できる分割金型を配置し、前記
二つの加圧機構を一体的ハウジング内へ設置すると共
に、同期機構を付設し、前記ハウジング内には前記加圧
機構の前進後退機構を設置すると共に、該前進後退機構
の同期機構を付設したことを特徴とする金属軸の冷間加
工装置であり、他の装置の発明は、クランクモーション
による二つの加圧機構の間へ、離接可能に支持した分割
金型を配置し、前記二つの加圧機構を一体的にハウジン
グへ内設置すると共に、同期機構を付設し、前記ハウジ
ングには前記加圧機構の前進後退機構を設置すると共
に、該前進後退機構の同期機構を設置し、前記加圧機構
の前進後退方向と直角の方向より金属素材を挿入する金
属素材挿入機構及び金属素材の回転機構を設置したこと
を特徴とする金属軸の冷間加工装置である。
【００１０】次に、加圧機構はクランクモーションによ
る回転力と連動する摺動角筒にローラースライダーを介
して直線移動可能に構成されたものであり、前進後退機
構は、ねじの回転による前進手段と、流体圧による後退
手段を結合し、又は流体圧による前進後退手段としたも
のである。
る回転力と連動する摺動角筒にローラースライダーを介
して直線移動可能に構成されたものであり、前進後退機
構は、ねじの回転による前進手段と、流体圧による後退
手段を結合し、又は流体圧による前進後退手段としたも
のである。
【００１１】前記において、金型の加圧力はクランクモ
ーションに基づくものであるから、間欠的に行われる。
即ち金属素材を金型で加圧する圧力は、例えば２００ト
ン位であるから、加圧時に加圧機構を前進させる為に
は、更に大きな力を必要とし、大容量のモータ、又は大
容量の油圧機構を必要とすることになる。そこでこの発
明においては、クランクモーションによる間欠加圧の間
（加圧しない時）に加圧機構を前進させることにより比
較的小さい力で加圧機構を前進させることができる。然
し乍ら、クランクモーションによる非加圧時を捕えて加
圧機構を瞬時に移動させるには、複雑な制御機構を必要
とするけれども、この発明においては、予めねじの回転
方向、又は流体圧の前進方向に蓄力しておくことによ
り、加圧力の弛むと同時に瞬時にねじを回転し、又は流
体圧により押杆を瞬発前進させることができる。このよ
うにして加圧機構の前進についての問題点を解決した。
ーションに基づくものであるから、間欠的に行われる。
即ち金属素材を金型で加圧する圧力は、例えば２００ト
ン位であるから、加圧時に加圧機構を前進させる為に
は、更に大きな力を必要とし、大容量のモータ、又は大
容量の油圧機構を必要とすることになる。そこでこの発
明においては、クランクモーションによる間欠加圧の間
（加圧しない時）に加圧機構を前進させることにより比
較的小さい力で加圧機構を前進させることができる。然
し乍ら、クランクモーションによる非加圧時を捕えて加
圧機構を瞬時に移動させるには、複雑な制御機構を必要
とするけれども、この発明においては、予めねじの回転
方向、又は流体圧の前進方向に蓄力しておくことによ
り、加圧力の弛むと同時に瞬時にねじを回転し、又は流
体圧により押杆を瞬発前進させることができる。このよ
うにして加圧機構の前進についての問題点を解決した。
【００１２】前記と同様に、金属素材の回転について
も、加圧成形時には回転できないので、金型が弛んだ時
に回転させる。また金型は割型であるから、加圧加工時
にはセットされた金型が正しい位置を保つことができる
けれども、非加圧時にはフリー状態となる。そこで非加
圧時には金型を常時案内枠側へ当接すべく金型保持装置
を付設してある。
も、加圧成形時には回転できないので、金型が弛んだ時
に回転させる。また金型は割型であるから、加圧加工時
にはセットされた金型が正しい位置を保つことができる
けれども、非加圧時にはフリー状態となる。そこで非加
圧時には金型を常時案内枠側へ当接すべく金型保持装置
を付設してある。
【００１３】この発明によれば、金属軸を冷間加工する
ので、熱間加工のように加工材料を加熱する必要なく、
これに伴う設備及び時間を節減できることになる。従っ
て加工能率を著しく向上し得ると共に、熱間加工の際発
生する、加熱による各種問題点（材質の変化又は製品内
部等の発錆）を生じるおそれはない。この発明における
金属素材は、金属棒又は金属管である。従って製品は、
内側が充実したもの（金属棒の加工）と、内側に透孔を
有するもの（金属管の加工）とがある。
ので、熱間加工のように加工材料を加熱する必要なく、
これに伴う設備及び時間を節減できることになる。従っ
て加工能率を著しく向上し得ると共に、熱間加工の際発
生する、加熱による各種問題点（材質の変化又は製品内
部等の発錆）を生じるおそれはない。この発明における
金属素材は、金属棒又は金属管である。従って製品は、
内側が充実したもの（金属棒の加工）と、内側に透孔を
有するもの（金属管の加工）とがある。
【００１４】
【作用】この発明によれば、一対の加圧機構により金型
を同時間欠加圧するので、金型加圧時の入力方向のバラ
ンスがよく、加工時に金属素材の振動が発生しない。ま
た、加圧機構は蓄力機構を介して前進後退機構と連結し
たので、非加圧時に加圧機構が瞬発前進することにな
り、前進機構及び金属素材の回転機構の容量は比較的小
さくても容易に目的を達成できる。
を同時間欠加圧するので、金型加圧時の入力方向のバラ
ンスがよく、加工時に金属素材の振動が発生しない。ま
た、加圧機構は蓄力機構を介して前進後退機構と連結し
たので、非加圧時に加圧機構が瞬発前進することにな
り、前進機構及び金属素材の回転機構の容量は比較的小
さくても容易に目的を達成できる。
【００１５】
【実施例１】次に、この発明の製造方法の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【００１６】直径１６０mm、の鋼棒３６を金型１２の間
に挿入し、毎分３５０回、加圧力２００トンで加工し、
毎秒３mm宛加圧機構を前進した所、直径１６０mmの太軸
５７の両端に、直径８０mmの小軸５６を６０秒間で連続
成形できた。そこで、小軸５６をその中心で切断すれ
ば、図８の製品５８ができる。
に挿入し、毎分３５０回、加圧力２００トンで加工し、
毎秒３mm宛加圧機構を前進した所、直径１６０mmの太軸
５７の両端に、直径８０mmの小軸５６を６０秒間で連続
成形できた。そこで、小軸５６をその中心で切断すれ
ば、図８の製品５８ができる。
【００１７】
【実施例２】この発明の装置の実施例について説明す
る。
る。
【００１８】即ち、図１乃至図３において、上下フレー
ム１、２の内側左右両側部に駆動軸３、３の両端部を軸
受け４、４へ夫々回転自在に架設し、各駆動軸３、３の
一側突出部へプーリー５、５を固定する。前記駆動軸
３、３の中央部には加圧ローラ６、６が偏心して設けて
ある。前記加圧ローラ６、６の外側には多数のローラベ
アリグ７、７を介して摺動角筒８、８の中央孔９、９が
前記加圧ローラ６、６に遊嵌されている。前記摺動角筒
８、８の内側壁は、ローラベアリング１０、１０を介し
て加圧盤１１、１１の外側壁に当接し、加圧盤１１、１
１の内側壁は、金型１２の外壁と相似形に凹入形成して
金型支承部１３、１３としてある。金型１２は４つの分
割型１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄよりなり、前後両
側の流体圧シリンダー１５、１５により、各分割型１４
ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄを支持させてある。前記上
下フレーム１、２の左右両外側には、支枠１６、１６
に、モーター１７、１７が横向に突出固定され、モータ
１７、１７の回転軸１８、１８の内端はカップリング１
９を介して加圧杆２０の後端と連結されて、加圧杆２０
の先端は前記摺動角筒８の反力受け外壁４８に当接す
る。また、加圧杆２０の後端側外側には、雄螺糸２１が
設けてあり、前記支枠１６に横設した螺管２２と螺合し
てある。次に、回転軸１８、１８の外端部にはプーリー
２３が固定され、プーリー２３と同期軸２４のプーリー
２５にはタイミングベルト２６が装着してある。
ム１、２の内側左右両側部に駆動軸３、３の両端部を軸
受け４、４へ夫々回転自在に架設し、各駆動軸３、３の
一側突出部へプーリー５、５を固定する。前記駆動軸
３、３の中央部には加圧ローラ６、６が偏心して設けて
ある。前記加圧ローラ６、６の外側には多数のローラベ
アリグ７、７を介して摺動角筒８、８の中央孔９、９が
前記加圧ローラ６、６に遊嵌されている。前記摺動角筒
８、８の内側壁は、ローラベアリング１０、１０を介し
て加圧盤１１、１１の外側壁に当接し、加圧盤１１、１
１の内側壁は、金型１２の外壁と相似形に凹入形成して
金型支承部１３、１３としてある。金型１２は４つの分
割型１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄよりなり、前後両
側の流体圧シリンダー１５、１５により、各分割型１４
ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄを支持させてある。前記上
下フレーム１、２の左右両外側には、支枠１６、１６
に、モーター１７、１７が横向に突出固定され、モータ
１７、１７の回転軸１８、１８の内端はカップリング１
９を介して加圧杆２０の後端と連結されて、加圧杆２０
の先端は前記摺動角筒８の反力受け外壁４８に当接す
る。また、加圧杆２０の後端側外側には、雄螺糸２１が
設けてあり、前記支枠１６に横設した螺管２２と螺合し
てある。次に、回転軸１８、１８の外端部にはプーリー
２３が固定され、プーリー２３と同期軸２４のプーリー
２５にはタイミングベルト２６が装着してある。
【００１９】前記フレーム１の上部と、前後両側には下
向コ状のモータ台２７、２７が摺動自在に嵌装され、モ
ータ台２７、２７の前後両側は夫々摺動角筒８、８の案
内ハウジング４５に連結固定する。前記モータ台２７、
２７上には、モータ２８、２８を設置し、モータ２８、
２８の軸２９の一側にプーリー３０を固定して、前記プ
ーリー５との間にベルト３１を装着する。また、前記軸
２９の他側は連動装置３２、３２を介して同期軸３３と
連結してある。前記同期軸３３は、中央部にスプライン
継手６１を有し、伸縮可能となっている（図１、図
４）。
向コ状のモータ台２７、２７が摺動自在に嵌装され、モ
ータ台２７、２７の前後両側は夫々摺動角筒８、８の案
内ハウジング４５に連結固定する。前記モータ台２７、
２７上には、モータ２８、２８を設置し、モータ２８、
２８の軸２９の一側にプーリー３０を固定して、前記プ
ーリー５との間にベルト３１を装着する。また、前記軸
２９の他側は連動装置３２、３２を介して同期軸３３と
連結してある。前記同期軸３３は、中央部にスプライン
継手６１を有し、伸縮可能となっている（図１、図
４）。
【００２０】前記フレーム１、２の前面には、材料台３
４が金型の加圧方向と直角に敷設され、材料台３４の上
部に設けたレール３５、３５上へ鋼棒３６の支持挿入装
置３７が架設されている。前記フレーム１、２の背面に
は、金型載置台（図示してない）が設置されている。ま
た前記支枠１６、１６の外壁にはモータ１７を中心にし
て上下左右に流体圧シリンダー３８、３８が夫々４本宛
横設され、各流体圧シリンダー３８、３８のロッド３
９、３９の先端に前記摺動角筒８、８の反力受け外壁４
８（案内ハウジング４５の一側を形成）が連結してあ
る。図中４０は減速機、４１はブラケットである。
４が金型の加圧方向と直角に敷設され、材料台３４の上
部に設けたレール３５、３５上へ鋼棒３６の支持挿入装
置３７が架設されている。前記フレーム１、２の背面に
は、金型載置台（図示してない）が設置されている。ま
た前記支枠１６、１６の外壁にはモータ１７を中心にし
て上下左右に流体圧シリンダー３８、３８が夫々４本宛
横設され、各流体圧シリンダー３８、３８のロッド３
９、３９の先端に前記摺動角筒８、８の反力受け外壁４
８（案内ハウジング４５の一側を形成）が連結してあ
る。図中４０は減速機、４１はブラケットである。
【００２１】前記実施例について、その動作を説明す
る。先づ鋼棒３６の支持挿入装置３７へ、鋼棒３６（材
料）の一側を把持した後、支持挿入装置３７を図１中、
矢示４２の方向へ前進させて、鋼棒３６の他側を金型１
２内へ挿入する。この場合に流体圧シリンダー１５の先
端側には加圧空気が挿入されている為、金型１２は全開
位置に保持されている。次に、モータ１７と２８を始動
する。モータ１７の始動により図２中、回転軸１８が加
圧杆２０を矢示４３の方向へ前進させる方向へ回転す
る。この場合に、加圧杆２０には螺管２２に螺合してい
る為に、螺管２２が回転すると、加圧杆２０は矢示４３
の方向へ前進する。図５中、前記螺管２２の外端部内側
には放射状の腕４４、４４を設けてあり、モータ１７の
回転軸１８端に設けた放射状の腕４７と内外に交叉して
その間にゴム片４６を介装し、蓄力カップリング１９を
形成する。図５において、回転軸１８を矢示４９の方向
へ回転した時、金型の加圧時ならば、加圧杆２０が摺動
角筒８の外壁に加圧当接維持状態の為に、螺管２２は回
転しない。そこで、ゴム片４６は回転軸１８の回転角だ
け腕４７により圧縮される。ついで、加圧杆２０の当接
加圧力が開放されると、前記ゴム片４６の蓄力は瞬時に
開放され、螺管２２を矢示４９の方向へ回転するので、
加圧杆２０は回転のねじ送り分だけ矢示４３の方向へ前
進する。モータ１７の回転が前記と逆方向の場合には、
加圧杆２０に抵抗がない為、螺管２２の回転に伴って加
圧杆２０は矢示５０の方向へ後退する。この場合に、流
体圧シリンダー３８のロッド側に加圧空気（又は加圧
油）を送入し、ロッド３９を矢示５０側へ引込めること
によって、前記摺動角筒８を含む案内ハウジング４５を
同方向へ摺動させる。従って摺動角筒８の案内ハウジン
グ４５の摺動に伴って金型１２も開放されるので、鋼棒
３６を次位の加工位置に前進させ、又は金型１２から取
外すことができる。
る。先づ鋼棒３６の支持挿入装置３７へ、鋼棒３６（材
料）の一側を把持した後、支持挿入装置３７を図１中、
矢示４２の方向へ前進させて、鋼棒３６の他側を金型１
２内へ挿入する。この場合に流体圧シリンダー１５の先
端側には加圧空気が挿入されている為、金型１２は全開
位置に保持されている。次に、モータ１７と２８を始動
する。モータ１７の始動により図２中、回転軸１８が加
圧杆２０を矢示４３の方向へ前進させる方向へ回転す
る。この場合に、加圧杆２０には螺管２２に螺合してい
る為に、螺管２２が回転すると、加圧杆２０は矢示４３
の方向へ前進する。図５中、前記螺管２２の外端部内側
には放射状の腕４４、４４を設けてあり、モータ１７の
回転軸１８端に設けた放射状の腕４７と内外に交叉して
その間にゴム片４６を介装し、蓄力カップリング１９を
形成する。図５において、回転軸１８を矢示４９の方向
へ回転した時、金型の加圧時ならば、加圧杆２０が摺動
角筒８の外壁に加圧当接維持状態の為に、螺管２２は回
転しない。そこで、ゴム片４６は回転軸１８の回転角だ
け腕４７により圧縮される。ついで、加圧杆２０の当接
加圧力が開放されると、前記ゴム片４６の蓄力は瞬時に
開放され、螺管２２を矢示４９の方向へ回転するので、
加圧杆２０は回転のねじ送り分だけ矢示４３の方向へ前
進する。モータ１７の回転が前記と逆方向の場合には、
加圧杆２０に抵抗がない為、螺管２２の回転に伴って加
圧杆２０は矢示５０の方向へ後退する。この場合に、流
体圧シリンダー３８のロッド側に加圧空気（又は加圧
油）を送入し、ロッド３９を矢示５０側へ引込めること
によって、前記摺動角筒８を含む案内ハウジング４５を
同方向へ摺動させる。従って摺動角筒８の案内ハウジン
グ４５の摺動に伴って金型１２も開放されるので、鋼棒
３６を次位の加工位置に前進させ、又は金型１２から取
外すことができる。
【００２２】前記において、加圧ローラを図２中、矢示
５１の方向へ回転すると、駆動軸３との偏心量宛クラン
クモーションにより加圧盤１１を矢示５２の方向へ加圧
するので、加圧盤１１の内端を介し、金型１２を互いに
近接する方向（矢示５３、５４）へ加圧し、鋼管を加工
する。前記のように、摺動角筒８は加圧動作と、前進動
作を交互に行うので、鋼棒３６は逐次加圧され所定の形
状に加工される。
５１の方向へ回転すると、駆動軸３との偏心量宛クラン
クモーションにより加圧盤１１を矢示５２の方向へ加圧
するので、加圧盤１１の内端を介し、金型１２を互いに
近接する方向（矢示５３、５４）へ加圧し、鋼管を加工
する。前記のように、摺動角筒８は加圧動作と、前進動
作を交互に行うので、鋼棒３６は逐次加圧され所定の形
状に加工される。
【００２３】
【発明の効果】この発明によれば、金属素材を一対の加
圧機構によりクランクモーションで加圧しつつ、一対の
加圧機構を夫々前進させたので、加圧方向及び前進方向
共に同一中心線上で動作する為に安定性よく、連続加工
することができる効果がある。
圧機構によりクランクモーションで加圧しつつ、一対の
加圧機構を夫々前進させたので、加圧方向及び前進方向
共に同一中心線上で動作する為に安定性よく、連続加工
することができる効果がある。
【００２４】また、前進機構に蓄力機構を具備させたの
で、加圧時には停止し、前進時に瞬発前進させることが
できる効果がある。従って前進機構は比較的容量が小さ
くても円滑に駆動させることができる効果がある。
で、加圧時には停止し、前進時に瞬発前進させることが
できる効果がある。従って前進機構は比較的容量が小さ
くても円滑に駆動させることができる効果がある。
【００２５】また、金属素材に蓄力回転機構を付与した
ので、非加圧時に比較的小さい力で瞬発回転させる効果
がある。
ので、非加圧時に比較的小さい力で瞬発回転させる効果
がある。
【図１】この発明の実施装置の斜視図
【図２】同じく一部を省略した縦断正面図
【図３】同じく一部を省略した横断平面図
【図４】同じく一部を省略した側面図
【図５】同じく蓄力カップリングの一部縦断拡大側面図
【図６】同じく一部縦断拡大正面図
【図７】この発明により製造した軸の一部正面図
【図８】同じく製品の正面図
１、２ フレーム ３、３ 駆動軸 ４、４ 軸受け ５、５ プーリー ６ 加圧ローラ ７ ローラベアリング ８ 摺動角筒 ９ 中央孔 １０ ローラベアリング １１ 加圧盤 １２ 金型 １３ 金型支承部 １４ 分割型 １５ シリンダー １６ 支枠 １７ モータ １８ 回転軸 １９ ゴム材 ２０ 加圧杆 ２１ 雄螺糸 ２２ 螺管 ２３、２５ プーリー ２４ 同期軸 ２６ タイミングベルト ２７ モータ台 ２８ モータ ２９ 軸 ３０ プーリー ３１ 連動装置 ３３ 同期軸 ３４ 材料台 ３５ レール ３６ 鋼棒 ３７ 支持挿入装置
Claims (9)
- 【請求項１】 金属素材を金型により加圧成形する冷間
加工において、前記金型を金属素材の外周側から間欠的
に加圧すると共に、前記金型の非加圧時毎に、前記金型
を前進させることを特徴とした金属軸の冷間加工方法 - 【請求項２】 金属素材を金型により加圧成形する冷間
加工において、前記金型を金属素材の外周側から間欠的
に加圧すると共に、前記金型の非加圧時毎に、前記金型
を前進させ、前記金型の非加圧時毎に、前記金属素材を
所定角度宛回転させることを特徴とした金属軸の冷間加
工方法 - 【請求項３】 金型の前進は、ねじの回転、又は流体圧
の蓄力と放出とを繰返すことにより行った請求項１又は
２記載の金属軸の冷間加工方法 - 【請求項４】 ねじの回転による前進の蓄力は回転方向
に対し、ゴム又はスプリングを介在させ、流体圧による
前進は流体の圧縮によるものとした請求項３記載の金属
軸の冷間加工方法 - 【請求項５】 金型の間欠加圧は、偏心ローラの回転に
よるクンクモーションとした請求項１又は２記載の金属
軸の冷間加工方法 - 【請求項６】 クランクモーションによる二つの加圧機
構の間へ、離接可能に支持した金属素材の外周側へ均等
に当接できる分割金型を配置し、前記二つの加圧機構を
一体的ハウジング内へ設置すると共に、同期機構を付設
し、前記ハウジング内には、前記加圧機構の前進後退機
構を設置すると共に、該前進後退機構の同期機構を付設
したことを特徴とする金属軸の冷間加工装置 - 【請求項７】 クランクモーションによる二つの加圧機
構の間へ、離接可能に支持した分割金型を配置し、前記
二つの加圧機構を一体的にハウジングへ内設置すると共
に、同期機構を付設し、前記ハウジングには、前記加圧
機構の前進後退機構を設置すると共に、該前進後退機構
の同期機構を設置し、前記加圧機構の前進後退方向と直
角の方向より金属素材を挿入する金属素材挿入機構及び
金属素材の回転機構を設置したことを特徴とする金属軸
の冷間加工装置 - 【請求項８】 加圧機構は、クランクモーションによる
回転力と連動する摺動角筒にローラースライダーを介し
て直線移動可能に構成された請求項６又は７記載の金属
軸の冷間加工装置 - 【請求項９】 加圧機構の前進後退機構は、ねじの回転
による前進手段と、流体圧による後退手段とを結合し、
又は流体圧による前進後退手段とした請求項６又は７記
載の金属軸の冷間加工装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3155724A JP2548638B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 金属軸の冷間加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3155724A JP2548638B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 金属軸の冷間加工方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05253635A true JPH05253635A (ja) | 1993-10-05 |
| JP2548638B2 JP2548638B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=15612085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3155724A Expired - Fee Related JP2548638B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 金属軸の冷間加工方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548638B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6096321A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-29 | Keiichiro Yoshida | 金属管成形機 |
| JPS6282138U (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-26 |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3155724A patent/JP2548638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6096321A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-29 | Keiichiro Yoshida | 金属管成形機 |
| JPS6282138U (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2548638B2 (ja) | 1996-10-30 |
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