JPH05253489A - 導電性高分子からなる酸化触媒及び酸化方法 - Google Patents

導電性高分子からなる酸化触媒及び酸化方法

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JPH05253489A
JPH05253489A JP4053867A JP5386792A JPH05253489A JP H05253489 A JPH05253489 A JP H05253489A JP 4053867 A JP4053867 A JP 4053867A JP 5386792 A JP5386792 A JP 5386792A JP H05253489 A JPH05253489 A JP H05253489A
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JP
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reaction
oxidation
conductive polymer
catalyst
present
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JP4053867A
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Yoshiki Oshiro
芳樹 大城
Shunichi Hirao
俊一 平尾
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 有機化合物の酸化反応において、緩和な反応
条件で所望の酸化生成物を与え、且つ反応生成混合物か
らの分離回収が容易である酸化触媒を提供する。 【構成】 導電性高分子からなることを特徴とする少く
とも1個の水素原子を有する有機化合物の酸化反応用触
媒並びに該触媒を用いて有機化合物を酸化する方法。例
えば、ポリアニリンを触媒として用いて、ベンジルアミ
ンからN−ベンジリデンベンジルアミンが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性高分子からなる
酸化触媒に関するものであり、詳しくは、有機化合物を
温和な条件で酸化して有用な化合物に変換するための酸
化触媒及びこの触媒を用いた有機化合物の酸化方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、酸素を酸化剤として有機化合
物を酸化する際、種々の金属触媒が使用されている
(M.Hudlicky著、「Oxidations
in Organic Chemistry」,ACS
Monograph 186,American C
hemical Society,Washingto
nDC 1990)。
【0003】しかしながら、かかる触媒は、PtやPd
など貴金属系触媒であるので高価であり、又、反応時活
性を得るために触媒を溶解して反応系を均一に保つた
め、反応終了後の触媒の分離・再生が困難である等の問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は有機化合物の
酸化反応において、温和な条件で選択的に酸化生成物を
与えるほか、反応後の分離も容易である工業的に有用な
酸化触媒及びかかる触媒を用いた有機化合物の酸化方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性高分子
からなるところの、少くとも1個の水素原子を有する有
機化合物の酸化反応用触媒及び該触媒の存在下有機化合
物を酸化することよりなる酸化方法を要旨とするもので
ある。以下に本発明を詳細に説明する。
【0006】本発明の酸化反応に原料として用いられる
有機化合物は、その構造に少なくとも一個の水素原子を
含むものであればよく、反応の種類により以下の代表例
が挙げられる。 1)炭化水素の脱水素酸化反応 (例えば、次式で表される様な隣接する炭素原子が少な
くとも各1個の水素原子を有する様な飽和結合を有す
る、炭化水素の脱水素酸化反応)
【0007】
【化1】
【0008】ここでR、R1 は飽和もしくは不飽和炭化
水素基等の有機基又は水素原子を表わす。また、RとR
1 は互に一体となった環を形成していてもよい。炭化水
素としては具体的にはエタン、プロパン、ブタン、ヘキ
サン等の飽和炭化水素、シクロヘキサンなどの環状飽和
炭化水素等があげられる。 2)アルコールの脱水素酸化反応
【0009】
【化2】
【0010】ここで、Rは飽和もしくは不飽和炭化水素
基等の有機基又は水素を表わす。アルコールとしては具
体的には、メタノール、エタノール、ベンジルアルコー
ル、シンナミルアルコール等が挙げられる。 3)アミンの脱水素酸化反応
【0011】
【化3】
【0012】Rはアルキル基、芳香族基等の飽和又は不
飽和炭化水素基を表わす。Xは水素原子又はカルボキシ
基を表す。アミンとしては、具体的には、メチルアミ
ン、エチルアミン、n−プロピルアミン、i−プロピル
アミン、n−ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ベ
ンジルアミン等や2−フェニルグリシン等のα−アミノ
酸類等が挙げられる。 4)オレフィンの酸化
【0013】
【化4】
【0014】R、R1 は飽和もしくは不飽和炭化水素基
等の有機基又は、水素原子を表わす。RとR1 は互に一
体となった環を形成していてもよい。オレフィンとして
は、具体的には、エチレン、プロピレン、ブテン−1、
ヘキセン−1、スチレン、シクロヘキセン、シクロペン
テン等が挙げられる。 5)共役ケトンの水酸化
【0015】
【化5】
【0016】R、R1 は有機基又は水素を表わす。R、
1 は一体となって環を形成していてもよい。共役ケト
ンとしては、具体的には、シクロヘキセノン、4−エト
キシカルボニル−3−メチル−2−シクロヘキセン−1
−オン等が挙げられる。本発明触媒の導電性高分子それ
自体は公知であり、種々の骨格構造を有するものが知ら
れている。具体的には、ポリチアジル等の無機導電性高
分子、有機導電性高分子としては、ポリアセチレン等の
脂肪族共役系高分子、ポリパラフェニレン等の芳香族共
役系高分子、ポリピロール、ポリチオフェン等の複素環
共役系高分子、ポリアニリン等の芳香族アミン共役系高
分子等が挙げられ、電気伝導度を高めるために通常これ
らに電子供与体または電子受容体が添加(ドープ)され
ている。
【0017】前者の例としてはLi、Naなどのアルカ
リ金属、後者の例としてI2 、AsF5 、HBF4 など
である。又、導電性高分子触媒として電気化学ドーピン
グや、酸存在下で重合した重合体を用いることができる
が、それらの具体的製造法としては、例えば特開平1−
194203を挙げることが出来る。導電性高分子の酸
化触媒としての働きは必ずしも明確ではないが、導電性
高分子が酸素雰囲気下、効率的で可逆的なレドックスサ
イクルを構築していると推測される。(下図)
【0018】
【化6】
【0019】従って反応系中には酸素が存在することが
好ましいが、酸素が存在しなくても前記レドックスサイ
クルは1サイクルだけ進行する。また、このとき還元型
となった導電性高分子触媒を系から取り出して何らかの
方法で酸化型に戻してやれば、系中に酸素がある場合と
同様に反応を進行させることができると考えられる。
【0020】上記レドックスサイクルをまわすためには
基質の構造に対応する物性を有する導電性高分子を選ぶ
のが好ましい。物性の一つに電気伝導度が挙げられる
が、通常10-7S・cm-1から104 S・cm-1のもの
が選ばれ、好ましくは10-6〜101 S・cm-1であ
る。導電性高分子の重合度は特に限定されないけれど
も、酸化反応系の溶媒に不溶性か、又は可溶性でも不溶
性溶媒による再沈澱可能な重合度が好ましい。
【0021】本発明の酸化反応を行うにあたって、導電
性高分子触媒の使用量は基質に対し導電性高分子の繰り
返し構造の分子量として0.1〜1000mol%、好
ましくは1〜100mol%、更に好ましくは5〜50
モル%の範囲で使用される。更に、本発明の導電性高分
子触媒は各種金属塩と組み合せて酸化反応に使用すれば
より好ましい結果が得られる。これらの酸化反応に対す
る機構は、十分明らかにされていないが、導電性高分子
と金属塩が錯形成し、酸化機能に関与しているものと推
測される。
【0022】このような金属塩としては、 1)第一遷移系列元素の塩 2)第二遷移系列元素の塩 3)第三遷移系列元素の塩 が使用されるが、具体的には、それぞれ次の如き塩が挙
げれる。
【0023】1)塩化第一鉄、塩化第二鉄、塩化コバル
ト、塩化ニッケル、塩化第一銅、塩第二銅、塩化亜鉛等
のハロゲン物のほか、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、燐酸塩
等 2)塩化ルテニウム(III) 、塩化ロジウム(III) 、塩化
パラジウム(II)等のハロゲン化物のほか、硝酸塩、硫酸
塩、酢酸塩、燐酸塩等 3)塩化イリジウム、塩化白金等のハロゲン化物のほ
か、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、燐酸塩等 以上の金属塩のなかでは、第一遷移系列元素の塩、なか
でも鉄、コバルト、ニッケル、銅の塩が好ましい。
【0024】金属塩の使用量(モル)は通常導電性高分
子の繰り返し単位(モル)に対し、1/1000当量か
ら1000当量好ましくは1/100〜100当量、更
に好ましくは1/10〜10当量の範囲で使用される。
本発明方法においては原料の有機化合物が液体の場合、
溶媒を兼ねて使用することもできるが、通常は反応に不
活性な溶媒を使用することができる。具体的には、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等の
ハロゲン化芳香族炭化水素、オクタン、デカン等の脂肪
族飽和炭化水素、メタノール、エタノール等のアルコー
ル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエー
テル、酢酸エチル、安息香酸メチル等のエステル、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル等にニトリル、N−メチル
ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド等のアミド、エチレンジメチルウ
レア等のウレアなどが挙げられる。
【0025】本発明方法を実施するにあたっては常圧又
は加圧下でおこなわれる。酸素を存在させる場合には酸
素分圧は0.1〜20kg/cm2 好ましくは0.1〜
10kg/cm2 の範囲内でおこなわれる。酸素は純粋
なものを使用することもできるが、窒素、アルゴン等の
反応に不活性なガスで希釈して使用することもできる。
特に、酸素分圧は反応系内のガス組成が爆発範囲をはず
れるように調節することが望ましい。
【0026】本発明の反応は30〜200℃、好ましく
は60〜150℃の温度範囲内でおこなわれる。反応は
回分方式、ガス流通およびガス−液流通方式のいずれで
実施することもできる。反応生成液からは、触媒等を分
離回収した後、蒸留、抽出等の操作によって取得するこ
とができる。
【0027】
【実施例】本発明を実施例により更に具体的に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限
定されるものでは無い。 参考例−1 ポリアニリン(導電性高分子)の合成 1リットルの丸底フラスコに、アニリン9.3g(0.
1mol)を採り、窒素雰囲気下で攪拌しながら、この
中に、氷冷下(0〜5℃)で42%HBF4 水溶液2
0.9g(0.1mol)を10分間にわたって滴下し
た。
【0028】滴下と共に発熱がみられ、反応液は白濁
し、反応液中に粉状の固形物が析出し、スラリー状を呈
した。30分間攪拌を継続した後、この中に、室温(1
5〜20℃)で予め調整した45%Cu(BF4 2
溶液52.7g(0.1mol)と、アセトニトリル6
0gの混合液(酸化剤)を15分間にわたって滴下し
た。
【0029】滴下と共にわずかに発熱が認められ、反応
液は直ちに黒色に変化し、反応液中に粉状の固形物が析
出してスラリー状を呈した。4時間攪拌を継続した後、
室温で一夜放置した。その後反応生成物を濾別すると、
白色の結晶状物が混入した黒色粉末状物質が得られた。
これをアセトニトリル300mlで3回洗浄を繰返した
ところ、この操作により白色結晶物質が除去された。
【0030】次いでこの黒色粉末状物質を、室温にて3
回ずつ、それぞれピリジン300gで30分間攪拌して
洗浄を行なった後、得られた黒色粉末状物質からピリジ
ンを除去するために更にアセトニトリル300mlで洗
浄した。その後温度60℃で減圧乾燥すると、黒色粉末
状物質3.0gが得られた。この黒色粉末状物質3.0
gを、室温にて、ギ酸50gとエタノール100mlの
混合溶液で2時間処理を行なった後、エタノール100
mlで洗浄した。その後、温度60℃で減圧乾燥する
と、黒色粉末状物質3.0gが得られた。この黒色粉末
物質の元素分析をした所、C74.21%、H4.63
%、N14.49%、F5.36%であり、炭素を6と
仮定するとC6.00、H4.50、N1.00、F 0.28に相当する
ものであることがわかった。
【0031】また、この黒色粉末状物質について、2端
子法による電気伝導度の測定を行なった結果、6.3×
10-6Scm-1を得、半導体領域の導電性をもった有機
半導体であることがわかった。尚、上記電気伝導度の測
定は次のように行なった。まず、上記処理により得た黒
色粉末状物質を乳鉢で充分細かく粉砕した後、直径10
mmのディスク状に加圧成形(1トン/cm2 )した。
次いで、このディスクサンプルを同一大の2つの銅製の
円筒で挟み、上部より1.2kgの加重をかけ、上下の
銅製円筒より導線リードをそれぞれ取出してデジタルマ
ルチメータ(タケダリケンTR 6851)に接続し、
このメータによってディスクサンプルの電気伝導度を測
定した。
【0032】次に、このように成形した上記黒色状物質
の比表面積、細孔半径の分布を、それぞれ水銀圧入法で
測定したところ、比表面積は13m2 /g、細孔半径の
分布は20〜1000Åであり、特に100Å以上の半
径を有する細孔が全体の60%を占めた。
【0033】実施例1 反応容器に上記参考例−1で合成したポリアニリン9.
1mg(0.1mmol)を秤量し、減圧下乾燥させ、
酸素置換した。N,N−ジメチルホルムアミド0.5m
l及びベンジルアミン0.107g(1.00mmo
l)を加えた。常圧酸素雰囲気下、反応混合物を80℃
で10時間攪拌させた。エーテル5mlを反応系に加
え、不溶のポリアニリンをろ過した。ろ液を濃縮後、ガ
スクロマトグラフィ(200℃,1.5m 0V17カ
ラム)で定量分析したころN−ベンジリデンベンジルア
ミンが収率74%で生成していた。
【0034】比較例1 ポリアニリンを使用しなかった他は、実施例1と同様に
して反応を行ったが、N−ベンジリデンベンジルアミン
は、トレ─ス量しか生成しなかった。
【0035】実施例2〜4 反応雰囲気、溶媒及び反応時間を表−1に記載のとおり
変えた以外は、実施例1と同様にして反応を行った。そ
の結果を表−1に示す。
【0036】
【表1】 DMF:N,N−ジメチルホルムアミド NMP:N−メチル−2−ピロリドン MeCN:アセトニトリル
【0037】実施例5 ベンジルアミンのかわりに2−フェニルグリジンを基質
に用い、反応時間を20時間にした以外は実施例−1と
同様な方法で反応させたところ、脱炭酸反応も同時にお
こり、脱水素酸化反応に基づくN−ベンジリデンベンジ
ルアミンが62%の収率で得られた。
【0038】実施例6 乾燥窒素置換した反応容器にポリアニリン18.2mg
(0.2mmol)およびCuCl2 26.9mg
(0.2mmol)を秤量し60℃減圧下乾燥させ、酸
素置換した。ジメチルホルムアミド(0.5ml)およ
びシンナミルアルコール 0.134g(1.0mmo
l)を加え、常圧酸素雰囲気下、反応混合物を80℃で
10時間攪拌させた。エーテル(5ml)を反応系に加
え、不溶のポリアニリンを濾過した。濾液を濃縮後、ガ
スクロマトグラフィ(200℃,1.5m PEG20
M 10% column)で定量分析したところ、シ
ンナムアルデヒドが68%生成していた。
【0039】実施例7 CuCl2 の量を13.5mg(0.1mmol)とし
反応時間を20時間に変えた以外は実施例6と同様の方
法で反応させたところ、23%のシンナムアルデヒドを
得た。
【0040】実施例8 反応混合物を窒素雰囲気下で攪拌させた以外、前記実施
例6と全く同様にしたところ、シンナムアルデヒドが9
%生成していた。
【0041】実施例9 CuCl2 の変りにFeCl3 を用いた以外は実施例7
と同様の方法で反応させたところ、39%のシンナムア
ルデヒドを得た。
【0042】比較例−2 ポリアニリンを存在させなかった以外は実施例6と同様
の方法で反応させたところ、シンナムアルデヒドの生成
量はトレース量であった。
【0043】実施例10 4−エトキシカルボニル−3−メチル−2−シクロヘキ
セン−1−オンをベンジルアミンの代りに用いた以外は
実施例−1と同様の方法で反応させたところ、4位に水
酸基が選択的に導入された、4−エトキシカルボニル−
4−ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロヘキセン−1
−オンを50%の収率で得た。
【0044】
【発明の効果】本発明酸化触媒は比較的温和な条件で選
択的に酸化生成物を与え、且つ反応の基質によらずに相
当収率よく所望の酸化物を製造可能である。更に導電性
高分子の分子量を調節することにより容易に不溶性とす
ることができるので、その場合には反応混合物からの分
離が非常に容易となり、多大な工業的利益を提供するも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 251/08 9160−4H 251/18 9160−4H 251/24 9160−4H // C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性高分子からなることを特徴とする
    少くとも1個の水素原子を有する有機化合物の酸化反応
    用触媒。
  2. 【請求項2】 少くとも1個の水素原子を有する有機化
    合物を導電性高分子からなる触媒の存在下酸化すること
    を特徴とする有機化合物の酸化方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の酸化反応を遷移金属元
    素を含む化合物の共存下行うことを特徴とする酸化方
    法。
JP4053867A 1992-03-12 1992-03-12 導電性高分子からなる酸化触媒及び酸化方法 Pending JPH05253489A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2496770C2 (ru) * 2012-01-10 2013-10-27 Учреждение Российской Академии Наук Институт Нефтехимии И Катализа Ран Способ получения n-бензилиденбензиламина
CN113413903A (zh) * 2021-07-14 2021-09-21 中国科学院长春应用化学研究所 碳基过渡金属单原子材料的制备方法及其应用

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