JPH0525345U - シリコン融液のサンプリング具 - Google Patents

シリコン融液のサンプリング具

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JPH0525345U
JPH0525345U JP015599U JP1559991U JPH0525345U JP H0525345 U JPH0525345 U JP H0525345U JP 015599 U JP015599 U JP 015599U JP 1559991 U JP1559991 U JP 1559991U JP H0525345 U JPH0525345 U JP H0525345U
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JP
Japan
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silicon melt
sample
pipe
main pipe
main
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Pending
Application number
JP015599U
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English (en)
Inventor
文男 山中
新一郎 三木
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Sitix Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコン融液からの試料作製にあたって、カ
ット作業が不要で、試料作製時間の短縮化が図られ、試
料作製時に試料が汚染されることのないサンプルを得る
こと。 【構成】 真空配管に接続される接続口を備えた有底の
石英製本管と、該本管の胴体部に接続された石英製バイ
パス管とから成り、前記本管の下方内部空間が、試料の
寸法に適合する大きさに設定され、前記バイパス管が、
本管の底面よりも下方に突出した位置にシリコン融液吸
入用の吸込口を備えているシリコン融液のサンプリング
具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、シリコン融液のサンプリング具に関する。
【0002】
【従来の技術】
チョコラルスキー法に依ってシリコン単結晶を得る場合、品質管理を目的とし て、単結晶インゴット又はシリコン融液から試料を得、これを用いて放射化分析 、原子吸光或いは光電子吸光等の分析装置に依る不純物(重金属)分析をするこ とが行われている。
【0003】 上記試料は、一般に、直径5〜25mm、長さ5〜30mmの円柱形の固化物 であって、従来は、図3で示すように、単結晶インゴット18の一部を上記形状 に加工して試料19とするか、或いは図4に示すように単結晶引き上げ操業後ル ツボ15内に残っているシリコン融液12を採取して固化させ、上記形状に加工 して試料19としていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の試料作製法に依ると、固化物を試料に適した形状・大きさにカット せざるを得ず、そのために固化物を加工機に固定する作業と、固定された固化物 をカットする作業が必要となって試料を得るまでに時間がかかっていた。また、 カットを行う際に加工機からの重金属汚染が考えられ、分析値への影響も懸念さ れていた。
【0005】 本考案は、上記試料作製上の問題点を解決するサンプリング具を提供する目的 でなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、真空配管に接続される接続口を備えた有底の石英製本管と 、該本管の胴体部に接続された石英製バイパス管とから成り、前記本管の下方内 部空間が、試料の寸法に適合する大きさに設定され、前記バイパス管が、本管の 底面よりも下方に突出した位置にシリコン融液吸入用の吸込口を備えている。
【0007】
【作用】
本考案に係るサンプリング具は、本管の接続口に真空配管を接続してバイパス 管の吸込口をルツボ内のシリコン融液に差し込み、シリコン融液を本管内に吸入 して該本管内の下方内部空間に溜っているシリコン融液を徐冷固化し、固化後、 石英製本管を割って所望形状・大きさの円柱状の試料を得る如く用いられる。
【0008】 従って、従来必要であった固化物を加工機に固定しカットする作業を行わずに 済み、シリコン融液が接触する部材が、高純度石英製の本管及びバイパス管のみ であるので、他部材との接触に依る試料汚染の要因が全く無いことになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を添付図面に基いて説明する。図1は本考案の一実施例を示す縦 断面図であって、同図に示すように本考案サンプリング具1は、高純度石英製の 本管2に同材質のバイパス管3を接着若しくは溶接してなるものである。より具 体的には、上記本管2は、試験管形状の有底の管体で、該本管の上端部は、真空 配管11の接続に供されるべく細径の接続口4が備えられている。そして、上記 本管2の下方内部空間5は、試料の形状・大きさに見合った形状・大きさとされ ている。つまり、下方内部空間5の径Rが、試料の径に一致するものとされてい る。
【0010】 また、上記バイパス管3は、上記本管2よりも細径であって該バイパス管3の 基端部6を本管2の胴体部に接着若しくは溶着して下方に屈曲せしめ、本管2に 沿わせて本管2の底よりも突出させてある。バイパス管3の先端開口部はシリコ ン融液12を吸入する吸込口7として供される。そして上記本管2に対するバイ パス管3の接続位置は、試料の高さに見合って設定される。つまり、下方内部空 間5の底から上記基端部6に到るまでの高さHが、試料の長さに一致するように 設定されている。
【0011】 上記したように本考案では、本管2を有底物としバイパス管3を本管2の胴体 部に接続し、該バイパス管3を通してシリコン融液12を本管2内に導く構成と している。確かに図5に示すように本管2の底からシリコン融液12を吸入する 構造とすることも考えられないではないが、この場合には、シリコン融液12吸 入後、ガスの熱膨張や重力によって本管2内のシリコン融液12が逆流し、空洞 部13を有する、使用に耐えない試料となってしまう。そこで本考案では、本管 2を有底とし、吸引をバイパス管3に委ねているのである。
【0012】 次に、図2に基き本考案サンプリング具1の使用について説明する。
【0013】 単結晶14の引き上げ後、ルツボ15内には、濃縮された不純物を含むシリコ ン融液12が残っている。そこでまず、炉体16を操業態勢たる減圧状態から常 圧状態に戻し、他方、サンプリング具1を真空配管11に接続しておく。
【0014】 そして覗窓17からサンプリング具1を挿入し、バイパス管3の吸込口7をル ツボ15内のシリコン融液12に差し込み、真空バルブ(図示せず)を開いてシ リコン融液12を本管2内に吸引する。そして真空配管11を除去することによ り、本管2の下方内部空間5に目的量(試料作製に適した量)のシリコン融液1 2が溜る。そこで、熱歪みによる試料の割れを防止するため炉体16内で徐冷し ながら本管2内のシリコン融液12を固化させ、冷却後大気中に取り出し本管2 を割って目的とする所定形状・大きさの試料を得る。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のサンプリング装置を用いれば、加工機を使用しな いで済み、加工機との接触による重金属汚染を免れることになり、適正な試料を 得ることができる。そして上記の如きカット作業のない試料作製作業が実施でき るため、分析検査に到るまでの時間が著しく短縮できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図
【図2】使用態様を示す概念図
【図3】従来法の説明図
【図4】従来法の説明図
【図5】バイパス管を用いる理由の説明図
【符号の説明】
1 サンプリング具 2 本管 3 バイパス管 4 接続口 5 下方内部空間 7 吸込口 11 真空配管 12 シリコン融液 19 試料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空配管に接続される接続口を備えた有
    底の石英製本管と、該本管の胴体部に接続された石英製
    バイパス管とから成り、前記本管の下方内部空間が、試
    料の寸法に適合する大きさに設定され、前記バイパス管
    が、本管の底面よりも下方に突出した位置にシリコン融
    液吸入用の吸込口を備えていることを特徴とするシリコ
    ン融液のサンプリング具。
JP015599U 1991-03-18 1991-03-18 シリコン融液のサンプリング具 Pending JPH0525345U (ja)

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