JPH0745007Y2 - 融液採取容器 - Google Patents
融液採取容器Info
- Publication number
- JPH0745007Y2 JPH0745007Y2 JP1990078738U JP7873890U JPH0745007Y2 JP H0745007 Y2 JPH0745007 Y2 JP H0745007Y2 JP 1990078738 U JP1990078738 U JP 1990078738U JP 7873890 U JP7873890 U JP 7873890U JP H0745007 Y2 JPH0745007 Y2 JP H0745007Y2
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- Japan
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- melt
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- shell container
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、凝固時に体積膨張する物質の融液をくみあ
げ、あるいはすくいあげて成分分析等に供する試料を採
取する容器に関するものである。
げ、あるいはすくいあげて成分分析等に供する試料を採
取する容器に関するものである。
[従来の技術] 金属材料、半金属材料に含まれる微量成分は製品の機械
的性質、電気的性質、および化学的性質等に大きな影響
を与える。前記した材料の製造工程においては、その溶
解過程で融液の取扱いが非常に重要である。例えば、液
体中の成分とは異なり互いに混じり合わず悪影響を及ぼ
す物質の低減、液体に溶解する成分の制御等である。製
造される製品の品質管理のために、融液の分析が不可欠
である。
的性質、電気的性質、および化学的性質等に大きな影響
を与える。前記した材料の製造工程においては、その溶
解過程で融液の取扱いが非常に重要である。例えば、液
体中の成分とは異なり互いに混じり合わず悪影響を及ぼ
す物質の低減、液体に溶解する成分の制御等である。製
造される製品の品質管理のために、融液の分析が不可欠
である。
従来、試験管型の形態で側面に融液の導入孔を有した不
透明石英ガラス等に融液をくみあげる方式の容器、ひし
ゃく型の形態で金属製あるいは不透明石英ガラスの容器
等に融液をくみとる方式の容器等を用いて融液が採取さ
れる。
透明石英ガラス等に融液をくみあげる方式の容器、ひし
ゃく型の形態で金属製あるいは不透明石英ガラスの容器
等に融液をくみとる方式の容器等を用いて融液が採取さ
れる。
ところで、液体から固体に変化する際に体積膨張する物
質が存在する。これらの物質の例としては、シリコン、
ゲルマニウム、ビスマス等が挙げられる。これらの融液
を取り扱う場合に、前述した試験管型の容器あるいはひ
しゃく型の容器などを用いると以下に述べるような問題
が生じる。すなわち、くみあげた、あるいはすいあげた
融液が凝固して固体に変化する際の膨張により、該物質
の固体中に割れ、内部応力等の欠陥が発生し、健全な試
料が採取できない。あるいは、融液の採取容器を構成す
る物質自身が割れ、採取した試料を回収することができ
ない。
質が存在する。これらの物質の例としては、シリコン、
ゲルマニウム、ビスマス等が挙げられる。これらの融液
を取り扱う場合に、前述した試験管型の容器あるいはひ
しゃく型の容器などを用いると以下に述べるような問題
が生じる。すなわち、くみあげた、あるいはすいあげた
融液が凝固して固体に変化する際の膨張により、該物質
の固体中に割れ、内部応力等の欠陥が発生し、健全な試
料が採取できない。あるいは、融液の採取容器を構成す
る物質自身が割れ、採取した試料を回収することができ
ない。
[考案が解決しようとする課題] 従って、本考案はこのような問題点を解決し、凝固時に
体積膨張する融液の健全な試料を採取する容器を提供す
るものである。
体積膨張する融液の健全な試料を採取する容器を提供す
るものである。
[問題を解決するための手段] 本考案の融液採取容器は、凝固する際に体積膨張する物
質の融液を採取する融液採取容器であって、外殻容器と
内殻容器とからなる二重容器構造を有し、凝固時の体積
膨張に見合った間隙を前記外殻容器と前記内殻容器との
間に設けると共に、前記内殻容器の壁面をその内部に採
取した前記物質の凝固時の体積膨張によって破損する厚
さとしたことを特徴とするものである。このような構成
を有する本考案の融液採取容器を用いて融液試料の採取
を行なった場合、内殻容器は採取した試料の凝固時の膨
張において破損することとなる。内殻容器の壁面の厚さ
は、試料の凝固時の体積変化によって比較的容易に破損
できるものとされ、これによって試料の体積変化量を吸
収できるため試料内には割れあるいは内部応力等の欠陥
の発生はない。そして内殻容器破損後の採取試料および
内殻容器の破片は、外殻容器が保持することができる。
質の融液を採取する融液採取容器であって、外殻容器と
内殻容器とからなる二重容器構造を有し、凝固時の体積
膨張に見合った間隙を前記外殻容器と前記内殻容器との
間に設けると共に、前記内殻容器の壁面をその内部に採
取した前記物質の凝固時の体積膨張によって破損する厚
さとしたことを特徴とするものである。このような構成
を有する本考案の融液採取容器を用いて融液試料の採取
を行なった場合、内殻容器は採取した試料の凝固時の膨
張において破損することとなる。内殻容器の壁面の厚さ
は、試料の凝固時の体積変化によって比較的容易に破損
できるものとされ、これによって試料の体積変化量を吸
収できるため試料内には割れあるいは内部応力等の欠陥
の発生はない。そして内殻容器破損後の採取試料および
内殻容器の破片は、外殻容器が保持することができる。
すなわち、本考案の融液採取容器は、凝固時に膨張する
シリコン、ゲルマニウム、ビスマス等の融液を採取する
際に、内殻容器を破損しやすいものとして試料の体積変
化量を吸収し、割れあるいは内部応力等の欠陥の発生の
ない健全な試料を形成し、この健全な試料を外殻容器に
より保持することによって回収できるものである。
シリコン、ゲルマニウム、ビスマス等の融液を採取する
際に、内殻容器を破損しやすいものとして試料の体積変
化量を吸収し、割れあるいは内部応力等の欠陥の発生の
ない健全な試料を形成し、この健全な試料を外殻容器に
より保持することによって回収できるものである。
さらに、このような構成を有する本考案の融液採取容器
において、内殻容器は、採取された融液試料が凝固する
際に、融液試料の体積膨張によって比較的容易に破損し
(しかしながら融液試料がある程度の形状を保持するま
では破損しない)、融液試料に割れあるいは内部応力等
の欠陥を発生させる恐れの少ない厚さを有するものとさ
れる。その具体的な値は、該内殻容器を構成する材質、
採取しようとする融液の種類等によっても左右される
が、例えば内殻容器を石英ガラスにより構成した場合、
通常0.4〜2.9mm程度、より好ましくは成形性も考慮に入
れて0.6〜2.0mm程度とされる。一方、外殻容器の厚み
は、内殻容器破損後において融液試料および内殻容器の
破片を保持できるものとするために、内殻容器と外殻容
器とを同じ材質にて構成した場合には、通常、内殻容器
よりも厚いものとされるが、さらに融液採取時における
熱衝撃によって破損を生じにくいような厚みとされるこ
とが望ましく、該内殻容器を構成する材質、採取しよう
とする融液の種類等によっても左右されるが、例えば外
殻容器を石英ガラスにより構成した場合、通常3mm以下
の厚さとされる。
において、内殻容器は、採取された融液試料が凝固する
際に、融液試料の体積膨張によって比較的容易に破損し
(しかしながら融液試料がある程度の形状を保持するま
では破損しない)、融液試料に割れあるいは内部応力等
の欠陥を発生させる恐れの少ない厚さを有するものとさ
れる。その具体的な値は、該内殻容器を構成する材質、
採取しようとする融液の種類等によっても左右される
が、例えば内殻容器を石英ガラスにより構成した場合、
通常0.4〜2.9mm程度、より好ましくは成形性も考慮に入
れて0.6〜2.0mm程度とされる。一方、外殻容器の厚み
は、内殻容器破損後において融液試料および内殻容器の
破片を保持できるものとするために、内殻容器と外殻容
器とを同じ材質にて構成した場合には、通常、内殻容器
よりも厚いものとされるが、さらに融液採取時における
熱衝撃によって破損を生じにくいような厚みとされるこ
とが望ましく、該内殻容器を構成する材質、採取しよう
とする融液の種類等によっても左右されるが、例えば外
殻容器を石英ガラスにより構成した場合、通常3mm以下
の厚さとされる。
また、本考案の融液採取容器を構成する材質としては、
石英ガラス、シリカ質のセラミックス、アルミナ質のセ
ラミックス等が用いられるが好ましくは石英ガラスであ
る。さらに、本考案の融液採取容器において、内殻容器
と外殻容器とを別部材で構成することも可能である。
石英ガラス、シリカ質のセラミックス、アルミナ質のセ
ラミックス等が用いられるが好ましくは石英ガラスであ
る。さらに、本考案の融液採取容器において、内殻容器
と外殻容器とを別部材で構成することも可能である。
[実施例] 以下に本考案の実施例によって具体的に説明する。
透明および不透明の石英ガラスを用い、種々の融液採取
容器を作成した。
容器を作成した。
第1図は、本考案の融液採取容器1の一実施例の構造を
示すものである。この第1図に示す実施例の融液採取容
器はほぼ試験管型の形状を有するものであって、下端部
および上端部の閉塞された円筒状の内殻容器2と、この
内殻容器2の外周を囲繞する下端部が閉塞されかつ上端
部が解放された円筒状の外殻容器3とを有した二重構造
容器を成形し、その後内殻容器2の側面上部に融液採取
用の穴を開け、この穴を外殻容器3の側面上部に設けら
れた穴に、両端の解放された小径の管体で連結して融液
導入路4を形成してなるものである。前記内殻容器2の
内部空間は前記管体により形成される融液導入路4によ
って外部空間と連通しており、この融液導入路4を通じ
て内殻容器2内に融液試料が採取される。ここに示した
例では、内殻容器2の厚みは0.6mm、外殻容器3の厚み
は1.3mm、内殻容器2の内径は約20mm、外殻容器3の外
径は約35mm、全体の長さは約120mmである。外殻容器の
底から約60mmの位置に直径約8mmの内殻容器2内部に通
ずる融液導入路4がある。この二重容器を融液採取用の
ロッドに取付け、融液の液面以下90mm程度に沈めた後、
引き上げれば概寸φ20×50mmの分析用試料が採取でき
る。
示すものである。この第1図に示す実施例の融液採取容
器はほぼ試験管型の形状を有するものであって、下端部
および上端部の閉塞された円筒状の内殻容器2と、この
内殻容器2の外周を囲繞する下端部が閉塞されかつ上端
部が解放された円筒状の外殻容器3とを有した二重構造
容器を成形し、その後内殻容器2の側面上部に融液採取
用の穴を開け、この穴を外殻容器3の側面上部に設けら
れた穴に、両端の解放された小径の管体で連結して融液
導入路4を形成してなるものである。前記内殻容器2の
内部空間は前記管体により形成される融液導入路4によ
って外部空間と連通しており、この融液導入路4を通じ
て内殻容器2内に融液試料が採取される。ここに示した
例では、内殻容器2の厚みは0.6mm、外殻容器3の厚み
は1.3mm、内殻容器2の内径は約20mm、外殻容器3の外
径は約35mm、全体の長さは約120mmである。外殻容器の
底から約60mmの位置に直径約8mmの内殻容器2内部に通
ずる融液導入路4がある。この二重容器を融液採取用の
ロッドに取付け、融液の液面以下90mm程度に沈めた後、
引き上げれば概寸φ20×50mmの分析用試料が採取でき
る。
第2図は、本考案の融液採取容器の別の実施例の構造を
示すものであり、この第2図に示す実施例の融液採取容
器1は、内殻容器2として上端部が解放され下端部は閉
塞された円筒状の内殻容器2を有する以外は、第1図に
示した実施例の融液採取容器とほぼ同様の構造を有する
ものである。このように二重容器構造を有する本考案の
融液採取容器1において、内殻容器2は上端部が解放さ
れた形状を有するものであってもあるいは閉塞された形
状のものであってもよい。
示すものであり、この第2図に示す実施例の融液採取容
器1は、内殻容器2として上端部が解放され下端部は閉
塞された円筒状の内殻容器2を有する以外は、第1図に
示した実施例の融液採取容器とほぼ同様の構造を有する
ものである。このように二重容器構造を有する本考案の
融液採取容器1において、内殻容器2は上端部が解放さ
れた形状を有するものであってもあるいは閉塞された形
状のものであってもよい。
さらに、第3図は、本考案のさらに別の実施例の構造を
示すものである。この第3図に示す実施例の融液採取容
器1はほぼひしゃく型の形状を有するものであって、上
端部が解放され下端部が閉塞され、かつその底面部およ
び側壁部が二重構造となされたほぼ円筒型の短寸の容器
を成形し、融液採取用のロッド6に取付けられる構造と
したものである。しかしてこの融液採取容器1におい
て、二重構造体のうちの内方の壁面が内殻容器2を、外
方の壁面が外殻容器3を構成し、解放された上端部が融
液導入口5となる。またここに示した例では、内殻容器
2(内方壁面)の厚みは1.3mm、外殻容器3(外方壁
面)の厚みは2.5mm、内殻容器2の内径は約15mm、外殻
容器3の外径は約30mm、全体の長さは約50mmである。こ
の融液採取容器1の上面の融液導入口5を融液の液面下
に沈め、速やかに引き上げれば、概寸φ15×50mmの分析
用試料が採取できる。
示すものである。この第3図に示す実施例の融液採取容
器1はほぼひしゃく型の形状を有するものであって、上
端部が解放され下端部が閉塞され、かつその底面部およ
び側壁部が二重構造となされたほぼ円筒型の短寸の容器
を成形し、融液採取用のロッド6に取付けられる構造と
したものである。しかしてこの融液採取容器1におい
て、二重構造体のうちの内方の壁面が内殻容器2を、外
方の壁面が外殻容器3を構成し、解放された上端部が融
液導入口5となる。またここに示した例では、内殻容器
2(内方壁面)の厚みは1.3mm、外殻容器3(外方壁
面)の厚みは2.5mm、内殻容器2の内径は約15mm、外殻
容器3の外径は約30mm、全体の長さは約50mmである。こ
の融液採取容器1の上面の融液導入口5を融液の液面下
に沈め、速やかに引き上げれば、概寸φ15×50mmの分析
用試料が採取できる。
次に、このように作製した融液採取容器により実際に融
液試料を採取することにより行なった試験の結果につい
て述べる。
液試料を採取することにより行なった試験の結果につい
て述べる。
本考案例1では、第1図に示すごとく2重容器構造の試
験管型の融液採取容器(内殻容器厚さ0.6mm、外殻容器
厚さ1.3mm)とし、1080℃に保持したゲルマニウム融液
を採取した。本考案例2では上記本考案例1と同じ構成
の融液採取容器を用いて、1480℃に保持したシリコン融
液を採取した。いずれも、本考案の範囲内にあり、健全
な試料を採取することができた。比較例1は、本考案例
1あるいは2の融液採取容器の内殻容器と同じ内寸およ
び厚さを有する一重の採取容器とした。これを用いて、
1080℃に保持したゲルマニウム融液を採取したが、従来
技術の問題点のところで記述したように、容器が凝固時
の膨張で破壊され、試料が落下した。また比較例2は本
考案例1あるいは本考案例2と同様の容器サイズとした
が、内殻容器の厚さを1.3mm、外殻容器の厚さを1.0mmと
し、1480℃に保持したシリコン融液を採取した。この比
較例2においては二重容器構造であっても容器を構成す
る厚みの組合せが不適当であるため、採取した試料が落
下し試料が採取できなかった。
験管型の融液採取容器(内殻容器厚さ0.6mm、外殻容器
厚さ1.3mm)とし、1080℃に保持したゲルマニウム融液
を採取した。本考案例2では上記本考案例1と同じ構成
の融液採取容器を用いて、1480℃に保持したシリコン融
液を採取した。いずれも、本考案の範囲内にあり、健全
な試料を採取することができた。比較例1は、本考案例
1あるいは2の融液採取容器の内殻容器と同じ内寸およ
び厚さを有する一重の採取容器とした。これを用いて、
1080℃に保持したゲルマニウム融液を採取したが、従来
技術の問題点のところで記述したように、容器が凝固時
の膨張で破壊され、試料が落下した。また比較例2は本
考案例1あるいは本考案例2と同様の容器サイズとした
が、内殻容器の厚さを1.3mm、外殻容器の厚さを1.0mmと
し、1480℃に保持したシリコン融液を採取した。この比
較例2においては二重容器構造であっても容器を構成す
る厚みの組合せが不適当であるため、採取した試料が落
下し試料が採取できなかった。
本考案例3は、第3図に示すごとく二重容器構造のひし
ゃく型融液採取容器(内殻容器厚さ1.3mm、外殻容器厚
さ2.5mm)としたものであり、1480℃に保持したシリコ
ン融液を採取したところ、やはり健全なサンプルを採取
することが可能であった。
ゃく型融液採取容器(内殻容器厚さ1.3mm、外殻容器厚
さ2.5mm)としたものであり、1480℃に保持したシリコ
ン融液を採取したところ、やはり健全なサンプルを採取
することが可能であった。
一方、比較例3は、本考案例3と同様の容器サイズとし
たが、内殻容器の厚さを2.3mm、外殻容器の厚さを3.5mm
として、融液の採取を行なったものである。比較例3で
は比較例2と同様に、二重容器構造であっても容器を構
成する厚みの組合せが不適当であるため、採取した試料
が落下し試料が採取できなかった。
たが、内殻容器の厚さを2.3mm、外殻容器の厚さを3.5mm
として、融液の採取を行なったものである。比較例3で
は比較例2と同様に、二重容器構造であっても容器を構
成する厚みの組合せが不適当であるため、採取した試料
が落下し試料が採取できなかった。
なお第1表には、これらの試験結果をまとめたものを示
す。
す。
[考案の効果] このように本発明の試料採取容器を用いれば、凝固時に
体積膨張する物質の融液から健全試料を採取でき、成分
分析が可能なことから、製造中に成分調製を行なうこと
によって成分はずれによる歩留り低下を防止することが
可能となる。また機械的性質、化学的性質、電気的性質
等が均一な製品および半製品の製造が可能となる。
体積膨張する物質の融液から健全試料を採取でき、成分
分析が可能なことから、製造中に成分調製を行なうこと
によって成分はずれによる歩留り低下を防止することが
可能となる。また機械的性質、化学的性質、電気的性質
等が均一な製品および半製品の製造が可能となる。
第1図〜3図は、それぞれ本発明による試料採取容器の
実施例の形状を模式的に示す一部切欠き斜視図である。 1……試料採取容器、2……内殻容器、3……外殻容
器、4……融液導入路、5……融液導入口、6……融液
採取用ロッド。
実施例の形状を模式的に示す一部切欠き斜視図である。 1……試料採取容器、2……内殻容器、3……外殻容
器、4……融液導入路、5……融液導入口、6……融液
採取用ロッド。
Claims (2)
- 【請求項1】凝固する際に体積膨張する物質の融液を採
取する融液採取容器であって、外殻容器と内殻容器とか
らなる二重容器構造を有し、凝固時の体積膨張に見合っ
た間隙を前記外殻容器と前記内殻容器との間に設けると
共に、前記内殻容器の壁面をその内部に採取した前記物
質の凝固時の体積膨張によって破損する厚さとしたこと
を特徴とする融液採取容器。 - 【請求項2】前記外殻容器の壁面の厚みが3mm以下でか
つ内殻容器の壁面の厚みよりも厚いことを特徴とする請
求項1に記載の融液採取容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990078738U JPH0745007Y2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 融液採取容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990078738U JPH0745007Y2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 融液採取容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438547U JPH0438547U (ja) | 1992-03-31 |
JPH0745007Y2 true JPH0745007Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31622274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990078738U Expired - Lifetime JPH0745007Y2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 融液採取容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745007Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006266813A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Komatsu Electronic Metals Co Ltd | 融液採取治具及びこの融液採取治具を用いたインゴット製造装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5219279U (ja) * | 1975-07-29 | 1977-02-10 | ||
JPS572457U (ja) * | 1980-06-05 | 1982-01-07 | ||
JPS58180950A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-22 | Kawasaki Steel Corp | 水素ガス分析用鋼サンプルのサンプリング方法 |
-
1990
- 1990-07-26 JP JP1990078738U patent/JPH0745007Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438547U (ja) | 1992-03-31 |
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