JPH0525319U - 軸流羽根車式流量メータ - Google Patents

軸流羽根車式流量メータ

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JPH0525319U
JPH0525319U JP8174791U JP8174791U JPH0525319U JP H0525319 U JPH0525319 U JP H0525319U JP 8174791 U JP8174791 U JP 8174791U JP 8174791 U JP8174791 U JP 8174791U JP H0525319 U JPH0525319 U JP H0525319U
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JP
Japan
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impeller
bearing portion
flow
pivot
flow meter
Prior art date
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Pending
Application number
JP8174791U
Other languages
English (en)
Inventor
進太郎 唐沢
敬介 鳥山
Original Assignee
東洋計器株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メータの軽量化の為に羽根車の軸受部に形成
された円周溝または凹部の内部に入り込んだ気泡を、容
易に逃がすことができる構造を有する軸流羽根車式流量
メータを供給することにある。 【構成】 流路12内に固定されたピボット22と、一
方の端面にはピボット22へ回動自在に外嵌するための
軸穴30が穿設され、他方の端面には軸線を中心とする
1個の円周溝32または軸線を中心として周方向へ並設
された複数の円弧状の凹部が凹設された棒状の軸受部2
6と、軸受部26の外周に設けられ、受けた流体の圧力
を回転運動に変換する羽根28を有する羽根車24とを
具備する軸流羽根車式流量メータにおいて、円周溝32
または凹部の内壁面であって軸受部26の軸線に対して
ラジアル方向外側の内壁面33は、前記他方の端面側の
端縁33aが前記一方の端面側の端縁33bより軸受部
26の外周面寄りに位置する斜面に形成されたことを特
徴とする軸流羽根車式流量メータ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軸流羽根車式流量メータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軸流羽根車式流量メータは、流体の流れの方向に対してほぼ平行となる よう流路内に固定されたピボットと、棒状に形成され、一方の端面には前記ピボ ットへ回動自在に外嵌するための軸穴が穿設された軸受部と、該軸受部の外周に 設けられ、受けた前記流体の圧力を回転運動に変換する羽根を有する羽根車とか ら成り、羽根車の回転運動を伝達部を介して計測部へ伝達し、計測部において流 量等のデータを検出可能になっている。流量メータの感度を羽根車の重量に大き く依存しており、羽根車の軽量化が求められている。 そこで、わずかな流体の動きに対しても反応してスムーズに羽根車が回転動作 し、感度を向上させるために、流体の流れ、強度およびバランス等を勘案しつつ 、軸受部の他方の端面に軸受部の軸線を中心とする1個の円周溝、または該軸線 を中心として周方向へ並設された複数の円弧状の凹部が凹設され、使用材料を減 らし、羽根車を軽量化している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の軸流羽根車式流量メータは次のような課題がある。 羽根車の軸受部の端面に形成された円周溝または凹部は、断面コ字状に形状さ れており、溝の底面と両側面は略垂直、すなわち、軸受部の軸線に対してラジア ル方向外側の内壁面は、軸線と平行な面に形成されている。 通常、流体を流す前には流路内には空気が存在する。また、流体の流し始めに は、流体の中に気泡が含まれているが、この気体や気泡が前記円周溝または凹部 に入ってしまうことがしばしばある。一旦入り込んだ気泡は、円周溝または凹部 の断面がコ字状に形成されているため羽根車が回転しても流路に逃げづらい。 気泡が円周溝または凹部に入ると、羽根車は回転の際に、流体から均等に流体 圧を受けることができなくなり、バランスを崩しながら回転するため、メータの 感度が低下したり、ピボットと軸受部の当接部分の耐久性が低下するという課題 がある。 従って本考案は、上記問題点を解消すべくなされ、その目的とするところは、 メータの軽量化の為に羽根車の軸受部に形成された円周溝または凹部の内部に入 り込んだ気泡を、容易に逃がすことができる構造を有する軸流羽根車式流量メー タを供給することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、流体の流れの方向に対してほぼ平行となるよう流路内に固定された ピボットと、棒状に形成され、一方の端面には前記ピボットへ回動自在に外嵌す るための軸穴が穿設されると共に、他方の端面には、軸線を中心とする1個の円 周溝、または軸線を中心として周方向へ並設された複数の円弧状の凹部が凹設さ れた軸受部と、該軸受部の外周に設けられ、受けた前記流体の圧力を回転運動に 変換する羽根を有する羽根車とを具備する軸流羽根車式流量メータにおいて、前 記円周溝または凹部の内壁面であって前記軸受部の軸線に対してラジアル方向外 側の内壁面は、前記他方の端面側の端縁が前記一方の端面側の端縁より軸受部の 外周面寄りに位置する斜面に形成されたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
作用について説明する。 本考案によれば、円周溝または凹部の内壁面であって軸受部の軸線に対してラ ジアル方向外側の内壁面は、軸受部の他方の端面側の端縁が軸受部の一方の端面 側の端縁より軸受部の外周面寄りに位置する斜面に形成されているため、当該内 壁面に沿って存在する気泡を円周溝または凹部から容易に流体中へ逃がすことが できる。
【0006】
【実施例】 以下、本考案の好適な一実施例について添付図面と共に詳述する。 図1は、本実施例の軸流羽根車式流量メータの一部切欠断面図である。 まず、構造について説明する。 10はパイプ部であり、内部が流体である水の流路12に形成され、水は通常 矢印Aから矢印Bの方向(順方向)に流れる。 14は前部整流器であり、十字状に整流板16が組み合わされ、整流板16の 端部がパイプ部10の内壁に固定されている。水は整流板16同士の間を通過す る際に、整流板16で整流され、後述する羽根車へ送られる。 18は後部整流器であり、十字状に整流板20が組み合わされ、整流板20の 端部がパイプ部10の内壁に固定されている。水が逆方向へ流れた場合(逆流) には、整流板20にて整流され、後述する羽根車へ送る。 22はピボットであり、後部整流器18に左方へ突出するように設けられてい る。ピボット22は流路12のほぼ中心であって、流路12、つまり水の流れの 方向とほぼ平行になるよう固定されている。 24は羽根車であり、棒状の軸受部26と軸受部26の外周に配設された複数 の羽根28とから形成されている。
【0007】 軸受部26には、右端面に開口する軸穴30が穿設され、ピボット22へ回動 自在に外嵌されている。一方、軸受部26の左端面には、、軸線を中心とする1 個の円周溝32(または該軸線を中心として周方向へ並設された複数の円弧状の 凹部でもよい)が凹設されている。円周溝32(または凹部)の内壁面であって 軸受部の軸線に対してラジアル方向外側の内壁面33は、左端面側の端縁33a が右端面側の端縁33bより軸受部26の外周面寄りに位置する斜面に形成され ている。 羽根28は水の流れと適宜な角度をもって軸受部26の外周面に固定され、水 の流体圧を受けるとその流体圧を羽根車24の回転運動に変換可能になっている 。 34は計測部であり、羽根車24の回転を検出して、該回転を水の流量等に換 算して表示する。羽根車24の回転数を検出するためには、後部整流器18内に 配設された羽根車24の回転を直角に伝達するウォームギア機構(不図示)を介 して伝達機構36に伝達し、伝達機構36で適宜減速してメータ表示する様にな っている。
【0008】 次に、動作について説明する。 水道メータを組み立て、流路12内に水を順方向に流す前の状態では、羽根車 24は回転を停止した状態であり、羽根車24の円周溝32内には空気が入って いる。水の流量を測定すべく順方向に水を流すと、水は前部整流器14によって 整流されると共に、羽根車24に左方から流体圧をかける。円周溝32に入って いる気泡は、円周溝32の外側の内壁面33が斜面になっているため、必ず内壁 面33に沿って円周溝32内部から流路12へ排出される。 羽根車24の羽根28に水圧が加わり、羽根車24が回転すると、その回転数 が後部整流器18内に配設された羽根車24の回転を直角に伝達するウォームギ ア機構(不図示)を介して伝達機構36に伝達され、さらに計測部34へ送られ る。 計測部34では、回転数を流量に換算し、表示する。なお、水が逆流した場合 は、後部整流器18で、羽根車24を逆転させ、この羽根車24の動きが伝達機 構36を介して計測部34へやはり送られる様になっている。
【0009】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得 るのはもちろんである。
【0010】
【発明の効果】
本考案に係る軸流羽根車式流量メータを用いると、円周溝または凹部の内壁面 であって軸受部の軸線に対してラジアル方向外側の内壁面は、軸受部の他方の端 面側の端縁が軸受部の一方の端面側の端縁より軸受部の外周面寄りに位置する斜 面に形成されているため、当該内壁面に沿って存在する気泡を円周溝または凹部 から容易に流体中へ逃がすことができる。その結果、気泡が円周溝または凹部に 入ることにより、羽根車のバランスを崩し、メータの感度を低下させたり、ピボ ットと軸受部の当接部分の耐久性が低下するのを防止可能となるという著効を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軸流羽根車式流量メータの一部切
欠断面図である。
【符号の説明】
12 流路 22 ピボット 24 羽根車 26 軸受部 28 羽根 30 軸穴 32 円周溝 33 内壁面 34 計測部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れの方向に対してほぼ平行とな
    るよう流路内に固定されたピボットと、棒状に形成さ
    れ、一方の端面には前記ピボットへ回動自在に外嵌する
    ための軸穴が穿設されると共に、他方の端面には、軸線
    を中心とする1個の円周溝、または軸線を中心として周
    方向へ並設された複数の円弧状の凹部が凹設された軸受
    部と、該軸受部の外周に設けられ、受けた前記流体の圧
    力を回転運動に変換する羽根を有する羽根車とを具備す
    る軸流羽根車式流量メータにおいて、 前記円周溝または凹部の内壁面であって前記軸受部の軸
    線に対してラジアル方向外側の内壁面は、前記他方の端
    面側の端縁が前記一方の端面側の端縁より軸受部の外周
    面寄りに位置する斜面に形成されたことを特徴とする軸
    流羽根車式流量メータ。
JP8174791U 1991-09-12 1991-09-12 軸流羽根車式流量メータ Pending JPH0525319U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8174791U JPH0525319U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 軸流羽根車式流量メータ

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JP8174791U JPH0525319U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 軸流羽根車式流量メータ

Publications (1)

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JPH0525319U true JPH0525319U (ja) 1993-04-02

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ID=13755033

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JP8174791U Pending JPH0525319U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 軸流羽根車式流量メータ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629126B2 (ja) * 1978-12-28 1987-02-26 Mitsubishi Rayon Co
JPS6331328B2 (ja) * 1980-10-29 1988-06-23 Hitachi Seiko Kk

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629126B2 (ja) * 1978-12-28 1987-02-26 Mitsubishi Rayon Co
JPS6331328B2 (ja) * 1980-10-29 1988-06-23 Hitachi Seiko Kk

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