JPH0519776Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519776Y2 JPH0519776Y2 JP1986200276U JP20027686U JPH0519776Y2 JP H0519776 Y2 JPH0519776 Y2 JP H0519776Y2 JP 1986200276 U JP1986200276 U JP 1986200276U JP 20027686 U JP20027686 U JP 20027686U JP H0519776 Y2 JPH0519776 Y2 JP H0519776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- flow
- sleeve portion
- space
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は軸流羽根車式水道メータの微流速にお
ける器差性能の改善に関するものである。
ける器差性能の改善に関するものである。
従来の技術
ケース本体の流水路中に該流水路の中心線にほ
ぼ一致するよう配設された軸に羽根車の中心部を
軸受を介して回転可能に支持し、該流水路中を流
れる水流によつて羽根車が回転し、その回転をメ
ータ表示部の指針にて表示するようにした軸流羽
根車式水道メータは、従来より一般に広く用いら
れている。
ぼ一致するよう配設された軸に羽根車の中心部を
軸受を介して回転可能に支持し、該流水路中を流
れる水流によつて羽根車が回転し、その回転をメ
ータ表示部の指針にて表示するようにした軸流羽
根車式水道メータは、従来より一般に広く用いら
れている。
このような従来の軸流羽根車式水道メータにお
いて、羽根車の軸受部分は羽根車重量と羽根車の
バランス及び水流の影響を受けて負荷を生じる。
この負荷によつて微流速での器差低下及び耐久性
の低下が生じる。
いて、羽根車の軸受部分は羽根車重量と羽根車の
バランス及び水流の影響を受けて負荷を生じる。
この負荷によつて微流速での器差低下及び耐久性
の低下が生じる。
そこで、本考案者はさきに、第２図に示すよう
な浮子付きの軸流羽根車式水道メータを考案し、
実願昭60−093653号として実用新案登録出願して
いる。即ち、第２図においてＡはメータの表示部
を略示するものであり、Ｂ矢印は水流方向を示
す。そして１は前整流器、２は羽根車であり、該
羽根車２はスリーブ部２１を中心部に有する円筒
状の羽根車本体２２と、該羽根車本体２２の外周
に設けた複数の羽根２３とからなり、ケース本体
の流水路の中心線にほぼ一致するよう後整流器７
に取付けられている軸８に、上記スリーブ部２１
を軸受３を介して嵌装することにより回転可能に
取付けられ、上記スリーブ部２１と円筒状の羽根
車本体２２との間に形成されている空間を利用
し、スリーブ部２１の外周にドーナツツ形状の浮
子５を同心状に嵌装することにより、羽根車２の
水中重量が軽減され且つ水中回転バランスが良好
となり、更に浮子５の嵌装位置を軸方向に移動調
整することによつてウオーム機構部４を含む羽根
車２全体の軸方向の前後バランスの調整を容易的
確に行なうことができるものである。
な浮子付きの軸流羽根車式水道メータを考案し、
実願昭60−093653号として実用新案登録出願して
いる。即ち、第２図においてＡはメータの表示部
を略示するものであり、Ｂ矢印は水流方向を示
す。そして１は前整流器、２は羽根車であり、該
羽根車２はスリーブ部２１を中心部に有する円筒
状の羽根車本体２２と、該羽根車本体２２の外周
に設けた複数の羽根２３とからなり、ケース本体
の流水路の中心線にほぼ一致するよう後整流器７
に取付けられている軸８に、上記スリーブ部２１
を軸受３を介して嵌装することにより回転可能に
取付けられ、上記スリーブ部２１と円筒状の羽根
車本体２２との間に形成されている空間を利用
し、スリーブ部２１の外周にドーナツツ形状の浮
子５を同心状に嵌装することにより、羽根車２の
水中重量が軽減され且つ水中回転バランスが良好
となり、更に浮子５の嵌装位置を軸方向に移動調
整することによつてウオーム機構部４を含む羽根
車２全体の軸方向の前後バランスの調整を容易的
確に行なうことができるものである。
考案が解決しようとする問題点
上記第２図に示す軸流羽根車式水道メータにあ
つては、浮子５による羽根車の水中重量の低減及
びバランスの調整等によつて軸受部分の負荷を極
く小さくできるという優れた効果をもたらすこと
ができるが、一方スリーブ部２１とその外側の円
筒状の羽根車本体２２との間の空間に空気が滞留
しやすく、空気が滞留すると微流速での器差が不
安定になるという問題を有している。即ち、該水
道メータを設置し最初に水を通したとき、スリー
ブ部２１とその外側の円筒状の羽根車本体２２と
の間の空間は該羽根車本体の端面２２ａにて塞が
れた空間となつているので空間内部の空気が抜け
にくく、空気が残つてそのまま滞留してしまうこ
とがあり、僅かでも空気が滞留していると微流速
での器差が不安定になつてしまう。
つては、浮子５による羽根車の水中重量の低減及
びバランスの調整等によつて軸受部分の負荷を極
く小さくできるという優れた効果をもたらすこと
ができるが、一方スリーブ部２１とその外側の円
筒状の羽根車本体２２との間の空間に空気が滞留
しやすく、空気が滞留すると微流速での器差が不
安定になるという問題を有している。即ち、該水
道メータを設置し最初に水を通したとき、スリー
ブ部２１とその外側の円筒状の羽根車本体２２と
の間の空間は該羽根車本体の端面２２ａにて塞が
れた空間となつているので空間内部の空気が抜け
にくく、空気が残つてそのまま滞留してしまうこ
とがあり、僅かでも空気が滞留していると微流速
での器差が不安定になつてしまう。
本考案はこの点を改善した一層の高性能メータ
を得ることを目的とするものである。
を得ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
本考案は、上記第２図に示したような浮子付き
の羽根車において、スリーブ部とその外側の円筒
状の羽根車本体との間の空間を閉ざしている端面
に空気抜穴を明けることにより、上記空間内の空
気が抜けやすく空気の滞留が生じることのないよ
うにしたものである。
の羽根車において、スリーブ部とその外側の円筒
状の羽根車本体との間の空間を閉ざしている端面
に空気抜穴を明けることにより、上記空間内の空
気が抜けやすく空気の滞留が生じることのないよ
うにしたものである。
実施例
以下本考案の実施例を第１図を参照して説明す
る。
る。
第１図において、１は前整流器、２は前整流器
１と後整流器７との間において流水路中に配設さ
れた羽根車で、該羽根車２はスリーブ部２１を中
心部に有する円筒状の羽根車本体２２と該羽根車
本体２２の外周に設けた複数の羽根２３とからな
る。該羽根車２は、流水路の中心線にほぼ一致す
るよう後整流器７に取付けられている軸８にスリ
ーブ部２１を軸受３を介して嵌装することによ
り、該軸３を中心として回転可能なるよう組付け
られ、Ｂ矢印のように流水路を流れる水流によつ
て回転し、該羽根車２の回転がウオーム機構部４
によつてメータ表示部Ａの指針に伝達され、流水
路中を流れた流水量をメータ表示部Ａの指針にて
表示するようになつている。
１と後整流器７との間において流水路中に配設さ
れた羽根車で、該羽根車２はスリーブ部２１を中
心部に有する円筒状の羽根車本体２２と該羽根車
本体２２の外周に設けた複数の羽根２３とからな
る。該羽根車２は、流水路の中心線にほぼ一致す
るよう後整流器７に取付けられている軸８にスリ
ーブ部２１を軸受３を介して嵌装することによ
り、該軸３を中心として回転可能なるよう組付け
られ、Ｂ矢印のように流水路を流れる水流によつ
て回転し、該羽根車２の回転がウオーム機構部４
によつてメータ表示部Ａの指針に伝達され、流水
路中を流れた流水量をメータ表示部Ａの指針にて
表示するようになつている。
上記羽根車２のスリーブ部２１とその外側の円
筒状の羽根車本体２２との間には前面が開放し後
端が端面２２ａにて閉ざされた空間が形成され、
該空間を利用してスリーブ部２１の外周にドーナ
ツツ状の浮子５を同心状に嵌装し、該浮子５によ
つて羽根車２の水中重量を軽減しバランス（回転
方向及び軸方向のバランス）を良好として、軸受
部負荷の大幅な軽減をはかつている。
筒状の羽根車本体２２との間には前面が開放し後
端が端面２２ａにて閉ざされた空間が形成され、
該空間を利用してスリーブ部２１の外周にドーナ
ツツ状の浮子５を同心状に嵌装し、該浮子５によ
つて羽根車２の水中重量を軽減しバランス（回転
方向及び軸方向のバランス）を良好として、軸受
部負荷の大幅な軽減をはかつている。
又、上記空間後端の端面２２ａには、該空間内
とその後方とを連通する空気抜穴６が設けられて
いる。該空気抜穴６は第１図示のように端面２２
ａの外周端部即ち円筒状の羽根車本体２２の後端
と端面２２ａとのコーナ部に設けるのが最も好ま
しいが、その大きさ、数量等は任意に選定でき
る。
とその後方とを連通する空気抜穴６が設けられて
いる。該空気抜穴６は第１図示のように端面２２
ａの外周端部即ち円筒状の羽根車本体２２の後端
と端面２２ａとのコーナ部に設けるのが最も好ま
しいが、その大きさ、数量等は任意に選定でき
る。
上記構成の軸流羽根車式水道メータを設置して
最初に水を通したとき、流水路中の空気は水流に
よつて押し出されるが、この場合円筒状の羽根車
本体２２の内側の空間内の空気は、端面２２ａの
空気抜穴６から容易に抜け出し、該空間内に空気
が滞留する虞れは全くない。
最初に水を通したとき、流水路中の空気は水流に
よつて押し出されるが、この場合円筒状の羽根車
本体２２の内側の空間内の空気は、端面２２ａの
空気抜穴６から容易に抜け出し、該空間内に空気
が滞留する虞れは全くない。
考案の効果
以上のように本考案によれば、スリーブ部とそ
の外側の円筒状の羽根車本体との間に形成されて
いる空間を利用し、スリーブ部にドーナツツ形状
の浮子を嵌装して該空間内に組付けた構成を採る
ことにより、浮子の選択及び軸方向取付位置の選
択調整等を任意に且つ容易に行なうことができ、
羽根車の水中重量及びバランスを器種に応じて最
適な状態にし、軸受部の負荷を大幅に軽減するこ
とができると共に、空間の後端を閉ざす端面に空
気抜穴を設けたことによつて上記空間内空気の抜
けを容易とし、該空間内への空気の滞留によつて
生じるアンバランスな浮力の影響を皆無とし、安
定した器差性能の改善をはかることができるもの
で、構造簡単、コスト低廉なることと相俟つて実
用上多大の効果をもたらし得るものである。
の外側の円筒状の羽根車本体との間に形成されて
いる空間を利用し、スリーブ部にドーナツツ形状
の浮子を嵌装して該空間内に組付けた構成を採る
ことにより、浮子の選択及び軸方向取付位置の選
択調整等を任意に且つ容易に行なうことができ、
羽根車の水中重量及びバランスを器種に応じて最
適な状態にし、軸受部の負荷を大幅に軽減するこ
とができると共に、空間の後端を閉ざす端面に空
気抜穴を設けたことによつて上記空間内空気の抜
けを容易とし、該空間内への空気の滞留によつて
生じるアンバランスな浮力の影響を皆無とし、安
定した器差性能の改善をはかることができるもの
で、構造簡単、コスト低廉なることと相俟つて実
用上多大の効果をもたらし得るものである。
第１図は本考案実施例の縦断面図、第２図は対
照とする従来例の縦断面図である。 １……前整流器、２……羽根車、２１……スリ
ーブ部、２２……羽根車本体、２２ａ……端面、
２３……羽根、３……軸受、４……ウオーム機構
部、５……浮子、６……空気抜穴。
照とする従来例の縦断面図である。 １……前整流器、２……羽根車、２１……スリ
ーブ部、２２……羽根車本体、２２ａ……端面、
２３……羽根、３……軸受、４……ウオーム機構
部、５……浮子、６……空気抜穴。
Claims (1)
- ケース本体の流水路中に該流水路の中心線にほ
ぼ一致するようほぼ平行に配設された軸８に羽根
車２の中心部に形成したスリーブ部２１を軸受３
を介して回転可能に支持し、該流水路中を流れる
水流による羽根車の回転をメータ表示部Ａの指針
にて表示する軸流羽根車式水道メータにおいて、
上記羽根車２のスリーブ部２１外周にドーナツツ
形状をなす浮子５を同心状に嵌装取付けると共
に、該スリーブ部２１外側の円筒状をなす羽根車
本体２２の端面２２ａに前後に通ずる空気抜穴６
を設けたことを特徴とする軸流羽根車式水道メー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986200276U JPH0519776Y2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986200276U JPH0519776Y2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63174024U JPS63174024U (ja) | 1988-11-11 |
| JPH0519776Y2 true JPH0519776Y2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=31162635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986200276U Expired - Lifetime JPH0519776Y2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0519776Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54119954A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-18 | Tokico Ltd | Turbineetype flow meter |
| JPS559164A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 | Kinmon Seisakusho:Kk | Impeller type flow meter |
| JPS5646825B2 (ja) * | 1976-04-12 | 1981-11-05 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5646825U (ja) * | 1979-09-20 | 1981-04-25 | ||
| JPS56117313U (ja) * | 1980-02-08 | 1981-09-08 |
-
1986
- 1986-12-25 JP JP1986200276U patent/JPH0519776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5646825B2 (ja) * | 1976-04-12 | 1981-11-05 | ||
| JPS54119954A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-18 | Tokico Ltd | Turbineetype flow meter |
| JPS559164A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 | Kinmon Seisakusho:Kk | Impeller type flow meter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63174024U (ja) | 1988-11-11 |
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