JPH05252119A - サンプリング周波数変換装置 - Google Patents

サンプリング周波数変換装置

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JPH05252119A
JPH05252119A JP4965192A JP4965192A JPH05252119A JP H05252119 A JPH05252119 A JP H05252119A JP 4965192 A JP4965192 A JP 4965192A JP 4965192 A JP4965192 A JP 4965192A JP H05252119 A JPH05252119 A JP H05252119A
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JP
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digital signal
sampling frequency
input
sampling
processing device
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JP4965192A
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Hidenori Ohashi
秀紀 大橋
Takashi Uchino
高志 内野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル信号間のサンプリング周波数の変
換をアナログ信号を介さずに行うことを可能とすること
により、周波数変換に伴う信号のS/N比の劣化を低減
する。さらに、A/D、D/A、オーバサンプリング回
路等を用いずにサンプリング周波数の変更を可能にする
ことにより、システムのシステムの回路規模の縮小を図
る。 【構成】 タイマ1(19)は、入力ディジタル信号の
サンプリングクロックが入力される毎に命令デコーダ
(17)にI/O1(18)へデータが入力された旨を
知らせる割り込み信号を命令デコーダ(17)へ発す
る。命令デコーダ(17)は、タイマ2が出力サンプリ
ングクロックが入力される毎に命令デコーダ(17)に
対して発する出力要求の割り込み信号に応じて、入力デ
ィジタルデータの補間結果に基づいた出力ディジタル信
号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号処理装
置に関し、特に、時系列で入力されるディジタルデータ
を所定のアルゴリズムに基づいて処理し、時系列ディジ
タルデータとして出力するディジタル信号処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音声や画像等の情報源はアナロ
グ信号であることが多い。このアナログ信号をディジタ
ル的な手法により処理するのがディジタル信号処理装置
である。近年、ディジタル回路のLSI化が急速に進
み、ワンチップ上にディジタル信号処理装置が容易に実
現できるようになった。ディジタル信号処理装置は、ア
ナログ信号処理に比較して高精度処理が可能、パラメー
タの設定により任意の特性が安定して均一に得られる、
無調整化が可能となるなどの特徴を有しており、急速に
普及が進んでいる。このディジタル信号処理装置の応用
範囲は、音声信号処理、通信信号処理、計測信号処理、
画像信号処理、水中音響処理等の幅広い分野において利
用されている。
【0003】例えば、オーディオ分野において、CD
(コンパクト・ディスク)プレーヤ、DAT(ディジタ
ル・オーディオ・テープ)プレーヤ、BS(衛星放送)
チューナの如く、オーディオ信号のディジタル化が進む
に伴い、オーディオ信号をディジタル処理するディジタ
ル信号処理装置が実用化されている。
【0004】ところが、これらのディジタル信号は、C
Dは44.1kH、DATは48kHz、44.1kH
z、32kHzの3種類、BSは32kHz、44.1
kHzなどのように異なったサンプリング周波数で処理
される場合が多い。
【0005】これらの異なったサンプリング周波数で処
理を行うディジタル信号処理装置を複数接続する場合に
は、各ディジタル信号処理装置へ入力されるディジタル
信号を正しいサンプリング周波数のディジタル信号に変
換するサンプリング周波数変換装置をディジタル信号処
理装置間に介在させる必要がある。
【0006】このようなサンプリング周波数変換装置の
従来例を図4に示す。
【0007】図4において、ディジタル信号処理ユニッ
ト(45)には、サンプリング周波数44.1kHzで
記録されたディジタル信号をソースとするCDプレーヤ
(41)、サンプリング周波数48kHzで記録された
ディジタル信号をソースとするDATプレーヤ1(4
2)、サンプリング周波数44.1kHzで記録された
ディジタル信号をソースとするDATプレ−ヤ2(4
3)、サンプリング周波数32kHzで放送されている
ディジタル信号をソースとするBSチューナ(44)、
の4種類のディジタル信号が入力されている。ディジタ
ル信号処理ユニット(45)では、これらの入力信号に
対して、フィルタリング処理、遅延処理などのディジタ
ル信号処理を施す。ディジタル信号処理されたデータ
は、ディジタル信号処理ユニット(45)から、D/A
コンバータ(46)により、一旦アナログ信号に変換さ
れる。アナログに変換された信号は、A/Dコンバータ
(47)を介して、再度ディジタル化される。ディジタ
ル化された信号は、DATプレーヤ3(48)に記録さ
れる。この時のDAT3(48)での、サンプリング周
波数は48kHzである。これにより、CDプレーヤ
(41)に於て44.1kHzでサンプリングされたデ
ィジタル信号を、サンプリング周波数を変換し、48k
Hzのディジタル信号としてDAT3(48)に入力し
ていた。また、DAT2(43)、BSチューナ(4
4)から入力されたディジタル信号を、DAT3(4
8)に入力する場合も同様である。
【0008】このような従来のサンプリング周波数変換
装置によるディジタル信号のサンプリング周波数の変換
においては、間にアナログ信号が介在するために、変換
過程において雑音(ノイズ)成分を拾いやすいという問
題があった。また、A/D変換器、D/A変換器等が必
要であり、回路規模も大きくなり、システムの構成が複
雑となり、信頼性も低くなるという問題があった。ま
た、A/D変換、D/A変換の過程でも入力信号の精度
が低下するので、上述の雑音の問題と合わせてシステム
のS/N比が悪化するという問題があった。
【0009】また、アナログ信号に変換せずに、サンプ
リング周波数を変換する場合の例を図5に示す。図5に
おいて、CDプレーヤ(51)、DATプレーヤ1(5
2)、DATプレーヤ2(53)、BSチューナ(5
4)、DATプレーヤ3(58)、は第1図と同一であ
る。CDプレーヤ(51)、DATプレーヤ1(5
2)、DATプレーヤ2(53)、BSチューナ(5
4)からのディジタル信号入力は、ディジタル信号処理
ユニット(55)により、フィルタリング処理、遅延処
理などのディジタル信号処理が施される。ディジタル信
号処理された信号は、オーバサンプリングユニット(5
6)において、入力のディジタル信号と出力のディジタ
ル信号の最小公倍数のサンプリング周波数にオーバーサ
ンプリング処理される。例えば入力が44.1kHzの
サンプリング周波数のディジタル信号で、出力が48k
Hzのサンプリング周波数のディジタル信号にサンプリ
ング周波数を変換する場合には、オーバーサンプリング
ユニット(56)からの出力は、44.1kHzと48
kHzの最小公倍数の周波数である7.0568MHz
にオーバーサンプリングされたディジタル信号となる。
オーバーサンプリングされたディジタル信号は、ダウン
サンプリングユニット(57)において、出力のディジ
タル信号のサンプリング周波数にダウンサンプリングさ
れる。図5の例では、7.0568MHzでダウンサン
プリングユニット(57)に入力されたディジタル信号
は、ダウンサンプリングユニット(57)から出力され
る時点では、48kHzのディジタル信号として出力さ
れ、DAT3(58)に入力される。
【0010】このような従来のサンプリング周波数変換
装置によるディジタル信号のサンプリング周波数の変換
においては、処理するデータのサンプリング周波数が非
常に高い周波数となり、処理量が膨大となるという問題
があった。また、複数の入出力のサンプリング周波数か
らなるシステムで、サンプリング周波数の変換を行う場
合には最小公倍数となるサンプリング周波数が数多く存
在し、これら全ての組み合わせを実現することは非常に
困難であるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の問題点
に鑑みて発明されたものであり、アナログ信号を介する
場合よりも簡単な回路構成で、信号のS/N比の劣化を
低く押さえ、さらには、オーバサンプリングを行う場合
のように処理量が膨大とならず、容易に実現可能なサン
プリング周波数変換装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるサンプリン
グ周波数変換装置は、第1のサンプリング周波数で処理
を行う第1のディジタル信号処理装置から入力されるデ
ィジタル信号のサンプリング周波数を変換して、第2の
サンプリング周波数で処理を行う第2のディジタル信号
処理装置へ出力するサンプリング周波数変換装置におい
て、ディジタル信号の時系列的なディジタルデータ列に
対して補間処理を行う補間処理手段と、該補間処理手段
によって上記第1のサンプリング周波数のディジタル信
号のディジタルデータの時系列に対して補間処理を施
し、その補間結果から上記第2のサンプリング周波数に
よるディジタル信号を生成するディジタル信号生成手段
と、を備える。
【0013】また、本発明によるサンプリング周波数変
換装置は、上記第1のディジタル信号処理装置のサンプ
リングクロックを受信することによって上記第1のディ
ジタル信号処理装置のサンプリング周期を検出する第1
のサンプリング周期検出手段と、上記第2のディジタル
信号処理装置のサンプリングクロックを受信することに
よって上記第2のディジタル信号処理装置のサンプリン
グ周期を検出する第2のサンプリング周期検出手段と、
上記第1のディジタル信号処理装置のサンプリング周期
毎に上記第1のディジタル信号処理装置からのデータの
入力を知らせる入力通知信号を上記ディジタル信号生成
手段に対して発する第1のタイマと、上記第2のディジ
タル信号処理装置のサンプリング周期毎に上記第2のデ
ィジタル信号処理装置へのデータの出力が必要であるこ
とを知らせる出力要求信号を上記ディジタル信号生成手
段に対して発する第2のタイマと、を備え、上記ディジ
タル信号生成手段が、上記第1のタイマからの入力通知
信号の受信毎に第1のディジタル信号処理装置から第1
のサンプリング周波数によるディジタル信号を入力し、
上記第2のタイマからの出力要求信号の受信毎に第2の
ディジタル信号処理装置へ第2のサンプリング周波数に
よるディジタル信号を出力することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によるサンプリング周波数変換装置によ
れば、まず、第1のサンプリング周期検出手段が、第1
のディジタル信号処理装置のサンプリングクロックを受
信することによって上記第1のディジタル信号処理装置
のサンプリング周期を検出し、第1のタイマが、該サン
プリング周期毎に上記第1のディジタル信号処理装置か
らのデータの入力を知らせる入力通知信号を上記ディジ
タル信号生成手段に対して発する。
【0015】次に、ディジタル信号生成手段が、上記第
1のタイマからの入力通知信号の受信毎に、第1のディ
ジタル信号処理装置から第1のサンプリング周波数によ
るディジタル信号を入力する。補間処理手段は、入力さ
れた第1のサンプリング周波数のディジタル信号のディ
ジタルデータの時系列に対して補間処理を施す。
【0016】続いて、ディジタル信号生成手段が、その
補間結果から第2のサンプリング周波数によるディジタ
ル信号を生成する。
【0017】さらに、第2のサンプリング周期検出手段
が、第2のディジタル信号処理装置のサンプリングクロ
ックを受信することによって第2のディジタル信号処理
装置のサンプリング周期を検出し、第2のタイマが、該
サンプリング周期毎に第2のディジタル信号処理装置へ
のデータの出力が必要であることを知らせる出力要求信
号をディジタル信号生成手段に対して発する。
【0018】最後に、ディジタル信号生成手段は、第2
のタイマからの出力要求信号の受信毎に第2のディジタ
ル信号処理装置へ第2のサンプリング周波数によるディ
ジタル信号を出力する
【0019】
【実施例】図1に本発明によるディジタル信号の周波数
変換システムの一実施例の概略構成図を示す。
【0020】図1において、(1)は、図3に示したア
ナログ信号(12)をサンプリング周波数44.1kH
zで記録したディジタル信号(13)をソースとするC
Dプレーヤである。(2)は、サンプリング周波数48
kHzで記録されたディジタル信号をソースとするDA
Tプレーヤ1である。(3)は、サンプリング周波数4
4.1kHzで記録されたディジタル信号をソースとす
るDATプレ−ヤ2である。(4)は、サンプリング周
波数32kHzで放送されているディジタル信号をソー
スとするBSチューナである。
【0021】(15)は、CDプレーヤ(1)、DAT
プレーヤ1(2)、DATプレーヤ(2)、BSチュー
ナ(4)、からの4種類のディジタル信号を入力とする
ディジタル信号処理ユニットであって、これらの入力信
号に対して、フィルタリング処理、遅延処理などのディ
ジタル信号処理を施すほかに、ディジタル信号データの
時系列の特定区間に対して補間演算を施し、サンプリン
グ周波数が48kHzのディジタル信号(14)に変換
する。(8)は、ディジタル信号処理ユニット(15)
から出力される48kHzにサンプリング周波数を変換
されたディジタル信号(14)を入力するDATプレー
ヤ3である。
【0022】次に、図2のブロック図に従い、本発明が
特徴とするディジタル信号処理ユニット(15)につい
て説明する。
【0023】図2において、(16)は、ディジタル信
号処理ユニット(15)の全体の処理の制御、入力信号
に対するフィルタリング、サンプリング周波数変換のた
めの特定区間のデータによるスプライン関数の補間演算
などを行うプログラムが格納されるプログラムメモリで
ある。そして、(17)はプログラムメモリ(16)に
書かれているプログラムに従ってディジタル信号処理ユ
ニット(15)の各部に対する命令実行の制御などを司
る命令デコーダである。
【0024】(18)は、サンプリング周波数の変換を
行うディジタル信号をディジタル信号処理ユニット(1
5)内部に入力するための入出力インタフェース1(以
下I/O1と略す)である。(19)は、I/O1(1
9)に入力されるディジタル信号の入力サンプリングク
ロックを入力クロックとして用い、時間を計測するタイ
マ1である。タイマ1(19)は、命令デコーダ(1
7)に対して、ディジタル信号が入力されるごとに割り
込み信号を発生し、データが入力されたことを知らせ
る。
【0025】(20)は、入力されたディジタル信号、
演算結果、演算の途中結果、係数、出力されるディジタ
ル信号などの保存を行うためのデータメモリである。
(21)は、プログラムメモリ(16)に書かれたプロ
グラム内容に従って加減乗除、算術シフトなどの数値演
算、論理和、論理積、排他的論理和、論理シフトなどの
論理演算を行う乗算器、ALU、レジスタなどを内蔵し
た演算ユニットである。(22)は、演算ユニット(2
1)でサンプリング周波数を変換され、データメモリ
(20)に保持されている出力データをディジタル信号
処理ユニット(15)外部に出力する入出力インタフェ
ース2(以下I/O2と略す)である。
【0026】(23)は、出力する外部機器のサンプリ
ング周波数により時間を計測するタイマ2である。この
タイマ2(23)は、命令デコーダ(17)に対して、
外部機器から出力サンプリングクロックが入力される毎
に、割り込み信号を発生し、外部機器からのデータの出
力要求があることを知らせる。
【0027】さらに、図3に、原音のアナログ信号と、
原音を44.1kHzのサンプリング周波数でディジタ
ル化したディジタル信号と、このディジタル信号に基づ
いて生成されたサンプリング周波数が48kHzのディ
ジタル信号と、を示す。
【0028】図3において、前記アナログ信号(12)
は実線で示される。前記アナログ信号(12)を44.
1kHzでサンプリングしたディジタル信号(13)を
○で表す。また、44.1kHzでサンプリングしたデ
ィジタル信号(13)に基づいて生成されたサンプリン
グ周波数が48kHzのディジタル信号(14)を△で
表す。
【0029】以下に、44.1kHzでサンプリングさ
れたディジタル信号(13)に対してディジタル信号処
理を施すことにより、48kHzにサンプリング周波数
を変換されたディジタル信号(14)に変換する場合に
ついて述べる。
【0030】CDプレーヤ(1)から、図3に示すアナ
ログ信号(12)をサンプリング周波数44.1kHz
で記録したディジタル信号(13)が、44.1kHz
の入力サンプリングクロックに同期して、I/O1(1
8)に入力される。
【0031】また、44.1kHzのサンプリングクロ
ックがタイマ1(19)へ入力される毎に、タイマ1
(19)は、命令デコーダ(17)に対して、割込み信
号を発生させて、ディジタルデータが入力されたことを
知らせる。
【0032】入力されたディジタルデータは、I/O1
(18)から、時系列的にデータメモリ(20)に格納
される。データメモリ(20)に格納されたデータは、
プログラムメモリ(16)に書き込まれているプログラ
ムの内容に従って、演算ユニット(21)において、フ
ィルタリング処理、遅延処理などの処理を施される。
【0033】演算ユニット(21)での処理を受けたデ
ータは、再度データメモリ(20)に書き込まれ、時系
列的に保存される。
【0034】演算ユニット(21)は、タイマ1(1
9)から44.1kHzのサンプリングクロックが入力
されるごとに発生する割り込み信号が入力される毎に、
時系列的に保存されている数サンプルの演算済みのディ
ジタルデータを用い、特定される区間に対して補間演算
を施す。
【0035】次に、限られた区間[x1、xn]内のディ
ジタルデータを、区分多項式により、滑らかな曲線で近
似するスプライン関数による補間を行う場合について説
明する。これらのディジタルデータは、 (x1,y1)、(x2,y2)、・・・(xn,yn) 但し、(x1<x2< ・・・ <xn) と表され、前記の区間内の小区間[xi、xi+1]におけ
る3次のスプライン関数を、Si(x)とすると、 Si(x)=ai+bi(x−xi)+ci(x−xi2+di(x−xi3 但し、(i=1,2,・・・ n−1) − [式1] と表される。
【0036】[式1]において、aiはx=xiの時の初
期値である。また、Si(x)は、(x1 ≦xi≦xn
の範囲で、限定される自然スプライン関数である。これ
らの条件により、係数ai、bi、ci、diを求める。係
数ai、bi、ci、diは、タイマ1(19)から命令デ
コーダ(17)に対して割込み信号が発生する毎に、演
算ユニット(21)において求められて、データメモリ
(20)に書き込まれ、それ以前の入力データにより求
められた係数ai、bi、ci、diを更新する。
【0037】さらに、この補間用係数の導出と並行し
て、48kHzにサンプリング周波数を変換されたディ
ジタルデータが求められる。
【0038】即ち、タイマ2(23)に出力先の外部機
器から出力サンプリングクロックが入力される毎に、タ
イマ2(23)は、命令デコーダ(17)に対してデー
タの出力を要求する割り込み信号を発生する。この時に
データメモリ(20)からデータ入力時に既に求められ
ている係数ai、bi、ci、diを読みだし、演算ユニッ
ト(21)において、[式1]の演算を行い、前述の
[式1]のSi(x)即ち48kHzでサンプリングさ
れたディジタル信号(14)が得られる。
【0039】演算ユニット(21)において求められた
48kHzのディジタル信号は、I/O2(22)に書
き込まれる。I/O2(22)に書き込まれたデータ
は、次の出力サンプリングクロックが入力される毎にI
/O2(22)から読み出され、48kHzにサンプリ
ング周波数を変換されたディジタル信号(14)とし
て、DATプレーヤ3(8)に対して出力される。
【0040】以上のようにして、CDプレーヤ1(1)
からの44.1kHzのサンプリング周波数のディジタ
ル信号は、ディジタル信号処理ユニット(15)におい
て、48kHzのサンプリング周波数のディジタル信号
にディジタル的に変換され、DATプレーヤ3(8)に
入力される。
【0041】前述の全ての処理は、アナログ信号を介さ
ずディジタル信号処理ユニット(15)内で行われるの
で、S/N比の劣化を招くことなくサンプリング周波数
の変換を行うことを可能にするものである。また、従来
のアナログ信号を介して、ディジタル信号のサンプリン
グ周波数を変化する場合よりも回路規模を縮小すること
を可能にするものである。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のサンプリング周波数変換装置は、ディジタル信号のサ
ンプリング周波数の変換を、アナログ信号を介すること
なく実現することを可能とするものであり、従来からの
問題点であった周波数の変換に伴う信号のS/N比の劣
化を伴わない。また、A/D変換器、D/A変換器ある
いは、オーバーサンプリング回路、ダウンサンプリング
回路等を必要としないのでハードウエア規模の縮小をも
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アナログ信号波形とディジタル化した信号の標
本値をプロットした図である。
【図2】本発明のディジタル信号処理装置によるディジ
タル信号の周波数変換システムの一実施例の概略構成図
である。
【図3】本発明のディジタル信号処理装置の一実施例の
概略構成図である。
【図4】従来のディジタル信号のサンプリング周波数変
換の一実施例の概略構成図である。
【図5】従来のディジタル信号のサンプリング周波数変
換の一実施例の概略構成図である。
【符号の説明】
(1) CDプレーヤ (2) DATプレーヤ1 (3) DATプレーヤ2 (4) BSチューナ (5) ディジタル信号処理ユニット (6) D/A変換器 (7) A/D変換器 (8) DATプレーヤ3 (9) ディジタル信号処理ユニット (10) オーバーサンプリン信号 (13) 44.1kHzでサンプリングされたデ
ィジタル信号 (14) 48kHzにサンプリング周波数を変換
されたディジタル信号 (15) ディジタル信号処理装置3 (16) プログラムメモリ (17) 命令デコーダ (18) 入出力インタフェース1(I/O1) (19) タイマ1 (20) データメモリ (21) 演算ユニット (22) 入出力インタフェース2(I/O2) (23) タイマ2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサンプリング周波数で処理を行う
    第1のディジタル信号処理装置から入力されるディジタ
    ル信号のサンプリング周波数を変換して、第2のサンプ
    リング周波数で処理を行う第2のディジタル信号処理装
    置へ出力するサンプリング周波数変換装置において、 ディジタル信号の時系列的なディジタルデータ列に対し
    て補間処理を行う補間処理手段と、該補間処理手段によ
    って上記第1のサンプリング周波数のディジタル信号の
    ディジタルデータの時系列に対して補間処理を施し、そ
    の補間結果から上記第2のサンプリング周波数によるデ
    ィジタル信号を生成するディジタル信号生成手段と、を
    備えることを特徴とするサンプリング周波数変換装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のディジタル信号処理装置のサ
    ンプリングクロックを受信することによって上記第1の
    ディジタル信号処理装置のサンプリング周期を検出する
    第1のサンプリング周期検出手段と、上記第2のディジ
    タル信号処理装置のサンプリングクロックを受信するこ
    とによって上記第2のディジタル信号処理装置のサンプ
    リング周期を検出する第2のサンプリング周期検出手段
    と、上記第1のディジタル信号処理装置のサンプリング
    周期毎に上記第1のディジタル信号処理装置からのデー
    タの入力を知らせる入力通知信号を上記ディジタル信号
    生成手段に対して発する第1のタイマと、上記第2のデ
    ィジタル信号処理装置のサンプリング周期毎に上記第2
    のディジタル信号処理装置へのデータの出力が必要であ
    ることを知らせる出力要求信号を上記ディジタル信号生
    成手段に対して発する第2のタイマと、を備え、 上第ディジタル信号生成手段が、上記第1のタイマから
    の入力通知信号の受信毎に第1のディジタル信号処理装
    置から第1のサンプリング周波数によるディジタル信号
    を入力し、上記第2のタイマからの出力要求信号の受信
    毎に第2のディジタル信号処理装置へ第2のサンプリン
    グ周波数によるディジタル信号を出力することを特徴と
    する請求項1記載のサンプリング周波数変換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5825899A (en) * 1995-03-20 1998-10-20 Fujitsu Limited Audio data processing apparatus
US5907448A (en) * 1993-03-04 1999-05-25 Sony Corporation Magnetic disk device and method of manufacturing same having convex recordings regions, concave guard bands, and impressed concavities and convexities representing control signals
CN104460470A (zh) * 2014-12-25 2015-03-25 中国电子科技集团公司第四十一研究所 通过单片机系统的定时器中断实现采样率设置的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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