JPH0525203A - シクロデキストリン固定化ポリマーの製造方法 - Google Patents

シクロデキストリン固定化ポリマーの製造方法

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JPH0525203A
JPH0525203A JP21603591A JP21603591A JPH0525203A JP H0525203 A JPH0525203 A JP H0525203A JP 21603591 A JP21603591 A JP 21603591A JP 21603591 A JP21603591 A JP 21603591A JP H0525203 A JPH0525203 A JP H0525203A
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cyclodextrin
reaction
derivative
compound
acid
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JP21603591A
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Masanobu Yoshinaga
雅信 吉永
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 α,β不飽和酸の酸ハロゲン化物又は末端に
イソシアネート基を有するα,β不飽和酸等のモノマー
に対し1ユニットのシクロデキストリン誘導体を固定化
し、かつ、その高分子反応においても高い反応性を示す
シクロデキストリン固定化ポリマーの製造方法を提供す
る。 【構成】 α,β不飽和酸あるいはその誘導体の酸ハロ
ゲン化物モノマー、又は末端にイソシアネート基を有す
るα,β不飽和酸あるいはその誘導体のモノマーにシク
ロデキストリン誘導体を反応させる工程を含むシクロデ
キストリン固定化ポリマーの製造方法において、前記シ
クロデキストリン誘導体として、保護基にて水酸基が保
護されたアルコールアミン、メルカプトアルコール又は
グリコール酸とシクロデキストリンとを反応させて得ら
れるシクロデキストリン誘導体、又はカルボン酸ハロゲ
ン化物等とシクロデキストリンとを反応させて得られる
シクロデキストリン誘導体を用い、前記モノマーに対し
1ユニットのシクロデキストリンあるいはその誘導体を
固定化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シクロデキストリン固
定化ポリマーの製造方法に関し、更に詳しくは基本とな
るモノマー単位に対し、必ず1ユニットのシクロデキス
トリンを固定化することのできるシクロデキストリン固
定化ポリマーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シクロデキストリンはグルコースが6単
位以上α−1、4結合した環状オリゴ糖で、グルコース
単位6、7、8個のものは特によく知られ、それらの応
用に関する公知文献も多い。これらの応用例はいずれも
シクロデキストリン環の内部が疎水性であり、なおかつ
この環の大きさがグルコース単位量で定まっていること
による選択的包接能を利用するもので、クロマト分離用
の充填剤、触媒、あるいは食品の異味、異臭のマスキン
グ、揮発性物質の保持、難溶性物質の可溶化などに用い
られている。
【0003】このような選択的包接能が疎水性物質の分
離や抽出にあたっての有力な手段になろうことは容易に
予想できるが、シクロデキストリンが水溶性であるため
分離、抽出剤として用いるには、反応系から包接化合物
を分離すること、および包接された化合物をシクロデキ
ストリンから分離することが困難である。
【0004】シクロデキストリンの持つ包接能を維持し
たままでポリマー等に固定化すればそれらをカラムに充
填し、イオン交換樹脂や活性炭と同様に吸着、脱着操作
で、あるいはクロマトグラフィー操作で成分の分離、回
収、除去が容易にできる。
【0005】そこで、これまでシクロデキストリンの固
定化が様々な方法で試みられているが、固定化されたシ
クロデキストリンの利用率が低かったり、またシクロデ
キストリンを固定化した母体ポリマーが疎水性物質を吸
着するために、選択性が不十分となったり、また製造に
多大の費用を要するものであるなど、産業上有効に利用
するのにはいずれも不適当なものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特公昭55-270
83号、同55-41643号、同56-15806号各公報には、シクロ
デキストリン誘導体を有するポリスチレン系重合体の製
造法が記載されており、この方法によればスチレンモノ
マーに対し、必ず1ユニットのシクロデキストリン誘導
体が固定されるが、その高分子反応においては、反応性
が低く固定量は十分でない。また、特開昭55-75402号、
同63-314201号等各公報には、グリシジル基あるいはそ
のエポキシ環を開環した箇所にシクロデキストリンを高
分子反応させて固定化を行なっているが、この方法にお
いても十分な量のシクロデキストリンを母体に結合する
には、長時間の反応によらねばならず、また実際に結合
されたシクロデキストリンは仕込みの量の一部にすぎ
ず、モノマーに対し必ずシクロデキストリンを1つ固定
化することはできず、優れたシクロデキストリンの包接
能を種々の目的で活用するには経済性の面で問題があっ
た。
【0007】従って本発明の目的は、α,β不飽和酸の
酸ハロゲン化物又は末端にイソシアネート基を有する
α,β不飽和酸等のモノマーに対し1ユニットのシクロ
デキストリン誘導体を固定化し、かつ、その高分子反応
においても高い反応性を示すシクロデキストリン固定化
ポリマーの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題に
鑑みて鋭意研究の結果、本発明の上記目的は、α,β不
飽和酸あるいはその誘導体の酸ハロゲン化物モノマー、
又は末端にイソシアネート基を有するα,β不飽和酸あ
るいはその誘導体のモノマーにシクロデキストリン誘導
体を反応させる工程を含むシクロデキストリン固定化ポ
リマーの製造方法において、前記シクロデキストリン誘
導体として、保護基にて水酸基が保護されたアルコール
アミン、メルカプトアルコール又はグリコール酸とシク
ロデキストリンとを反応させて得られるシクロデキスト
リン誘導体、又はカルボン酸ハロゲン化物、酸無水物あ
るいは下記式[1]〜[5]のいずれかあるいは下記式
[6]及び[7]で表わされる化合物とシクロデキスト
リンとを反応させて得られるシクロデキストリン誘導体
を用い、前記モノマーに対し1ユニットのシクロデキス
トリンあるいはその誘導体を固定化することを特徴とす
るシクロデキストリン固定化ポリマーの製造方法により
達成されることを見出した。
【0009】
【化3】
【0010】
【化4】 以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0011】本発明において用いられる、保護基にて水
酸基が保護されるアルコールアミン、メルカプトアルコ
ール及びグリコール酸としては、エタノールアミン、メ
ルカプトエチルアルコール、ヒドロキシ酢酸等が代表的
に挙げられ、更にこれらのメチレン鎖を更に長くした種
々の化合物(例えばプロパノールアミン、ブタノールア
ミン、メルカプトプロピルアルコール等)、また例えば
ヒドロキシエチルエタノールアミン等の前記化合物にお
いてエチレンオキシ鎖として更にこれを長くした種々の
化合物も含まれる。
【0012】
【化5】
【0013】本発明においては、シクロデキストリン
(以下CDと略記する)にカルボン酸ハロゲン化物を反
応させるが、ここで用いられるカルボン酸ハロゲン化物
としてはカルボン酸塩化物が好ましく、具体的には、ア
リルオキシカルボン酸塩化物、P−ニトロフェノキシカ
ルボン酸塩化物、ベンジルオキシカルボン酸塩化物、ベ
ンジルチオカルボン酸塩化物、トリクロロエトキシカル
ボン酸塩化物、トリブロムエトキシカルボン酸塩化物等
が用いられる。
【0014】CDとカルボン酸ハロゲン化物又は前記式
[1]〜[5]のいずれかあるいは下記式[6]及び
[7]で表わされる化合物を塩基の存在下、例えばピリ
ジン、イミダゾール、ジイソプロピルエチルアミンまた
はこれらのいずれかを含む混合溶媒のもとで反応させる
ことにより、CDに対し1段階で保護基を1個導入する
ことができる。
【0015】更に、本発明においては、上述の如く保護
基を1個導入したCD誘導体の残りの水酸基にエーテル
化、エステル化等を施した後、前記保護基部分を例えば
水酸基等の反応性基に置換することにより、ポリマーに
架橋することなく担持可能であり、同時にポリマーユニ
ットに1個しか反応しないため定量容易であるモノヒド
ロキシCD誘導体を得ることができる。
【0016】エーテル化又はエステル化は例えば保護基
を導入したCD誘導体にヨウ化メチルなどのハロゲン化
アルキルや塩化ベンゾイルなどの酸塩化物、又は無水酢
酸などの酸無水物等を反応させることにより行なわれ
る。
【0017】また、本発明に用いられるCDとしてはα
−CD、β−CD、γ−CD等のいずれも用いることが
できる。
【0018】本発明においては、モノヒドロキシ−CD
をα,β不飽和酸あるいはその誘導体の酸ハロゲン化物
モノマー又は末端にイソシアネート基を有するα,β不
飽和酸あるいはその誘導体のモノマーと反応させて該モ
ノマーに対し1ユニットのCD誘導体を固定化しうる
が、このようなα,β不飽和酸としてはアクリル酸、メ
タクリル酸等が用いられ、上記の如くこれらのモノマー
をモノヒドロキシ−CDと反応させた後、重合又はメタ
クリル酸メチル等と共重合させることによりCD固定化
ポリマーを製造することができる。また、あらかじめ前
記酸ハロゲン化物を含む共重合体を合成した後にモノヒ
ドロキシ−CDと高分子反応させCDを固定化する方法
も可能である。
【0019】以下に本発明のCD固定化ポリマーの製造
に用いられるCD誘導体の合成反応の1例を示す。
【0020】
【化6】
【0021】上記反応は具体的には以下のような方法で
行なわれる。 1.化合物[2]の合成 β−CD(n=7)を室温下ピリジンに溶解し、この系
にピリジンに溶解したパラトルエンスルホン酸クロライ
ドを20℃以下で滴下する。滴下終了後室温でさらに1昼
夜撹拌する。反応終了後、ピリジンを減圧下40℃以下で
留去し残渣を大量のアセトンより再沈殿を行ない、沈殿
物は集めて水より再結晶を3度行ない化合物[1]を得
る。(収率:25%)
【0022】得られた化合物[1]をDMFに溶解し70
−80℃で1昼夜KIと反応させる。反応終了後DMFを
減圧下で留去し残渣を大量のアセトンより再沈殿を行な
う。沈殿物を集めてn−ブタノール/エタノール/水よ
り再結晶を行ない化合物[2]を得る。(収率:60%)
【0023】2.化合物(A)の合成(RがCH3−の
場合) 次に、DMF中で別途合成したベンジルオキシエタノー
ルアミンと化合物[2]を60−70℃で8時間反応させ、
反応終了後減圧下でDMFを留去し、残渣を大量のジエ
チルエーテルより再沈殿を行なう。沈殿物をジエチルエ
ーテル、アセトン、水の順でよく洗浄し減圧乾燥させ化
合物[3]を得る。(収率:85%)
【0024】さらに化合物[3]をDMFに溶解し、窒
素気流下で0−5℃でNaHを添加し、その温度で2時
間撹拌し遮光し、ヨウ化メチルを加えその後室温で1昼
夜反応させる。反応終了後濾過しDMFを減圧下留去す
る。残渣に少量のエタノールを加え大量の水より再沈殿
する。沈殿物は水でよく洗浄し減圧乾燥させ化合物
[4]を得る。(収率:40%)
【0025】化合物[4]を再度エタノールに溶解し5
%Pd/Cを添加し水素添加(室温、圧力:4〜5kg/c
m2)を行なう。水素圧が減少しなくなった時点で反応を
止め、濾過し、エタノールを減圧下で留去する。残渣を
大量の水/メタノールより再沈殿することで化合物
(A)を得る。(収率:90%)
【0026】 DMF中に別途合成したメルカプトベンジルオキシエ
タノールと粉末状のNaOH(あるいはNa2CO3)を
加え80℃にて2時間反応させる。反応終了後40−50℃に
保ち、その系に化合物[2]のDMF溶液を加える。添
加後再度80℃にて1昼夜撹拌する。その後放冷し減圧下
でDMFを留去し、残渣を大量のアセトンより再沈殿さ
せる。沈殿物はよく水洗し減圧乾燥させ化合物[5]を
得る。(収率:20%)
【0027】次に化合物[5]をピリジンに溶解し、そ
の系に無水酢酸を加え、70℃にて1昼夜反応させる。反
応終了後、ピリジン、無水酢酸を減圧下で留去し、残渣
を大量の氷冷水から再沈殿させる。よく氷冷水で洗浄し
減圧乾燥させ化合物[6]を得る。(収率:50%)
【0028】化合物[6]をエタノールに溶解し、5%
Pd/Cを添加し水素添加(温度:50℃、圧力:4〜5k
g/cm2)を行なう。水素圧が減少しなくなった時点で反
応を止め、濾過し、エタノールを減圧下で留去する。残
渣を大量の水/メタノールより再沈殿することで化合物
(B)を得る。(収率:85%)
【0029】 DMF中に別途合成したベンジルオキシ酢酸と25%N
aOH水溶液を加え、室温で1時間撹拌する。その後化
合物[2]のDMF溶液を加えて、さらに3時間撹拌す
る。反応終了後、DMFを減圧下で留去し、残渣を大量
のアセトンより再沈殿させる。沈殿物はよく水で洗浄し
減圧乾燥させ化合物[7]を得る。(収率:30%)
【0030】次に化合物[7]をピリジンに溶解し、そ
の系に無水酢酸を加え、70℃にて1昼夜反応させる。反
応終了後、ピリジン、無水酢酸を減圧下で留去し、残渣
を大量の氷冷水から再沈殿させる。沈殿物はよく氷冷水
で洗浄し減圧乾燥させ化合物[8]を得る。(収率:70
%)
【0031】化合物[8]をエタノールに溶解し、5%
Pd/Cを添加し、水素添加(室温、圧力:4〜5kg/c
m2)を行なう。水素圧が減らなくなった時点で反応を止
め、濾過し、エタノールを減圧下で留去する。残渣を大
量の水/メタノールより再沈殿することで化合物(C)
を得る。(収率:90%)
【0032】同定はNMRスペクトル、マススペクト
ル、元素分析により行なうことができる。
【0033】
【化7】
【0034】
【化8】
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】
【化12】
【0039】
【化13】 (式中、nは6(α−CD),7(β−CD)又は8
(γ−CD)を表わす。)
【0040】上記反応は具体的には以下のように行なわ
れる。
【0041】但し下記具体的反応例のうち、(1)〜
(9)の各々のCD誘導体の残水酸基の保護は によって行なわれ、また(10)〜(12)の各々は、CH
3−化,CH2=CH−CH2−化, のいずれかによって行なわれ、更に(13)及び(14)
は、 のいずれかによって行なわれる。
【0042】(残水酸基の保護の具体例) 保護基を1つ導入したβ−CDを脱水DMFに溶解さ
せ、室温下でp−トルエンスルホン酸を添加する。その
系にDMFに溶解した2,3−ジヒドロ−4H−ピラン
又は2,3−ジヒドロ−4H−チインを滴下する。滴下
終了後室温下で24時間反応させ、反応終了後DMFを減
圧下留去する。残渣に少量のエタノールを加え溶解さ
せ、大量の水により再沈殿を行なう。沈殿物はよく水で
洗浄し乾燥させる。その後シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、残水酸基を保護した目的化合物
を得る。
【0043】 保護基を1つ導入したβ−CDを脱水DMFに溶解さ
せ、系を0〜5℃に冷却し、窒素雰囲気下にNaHを添
加する。添加後2時間0〜5℃で撹拌し、次いでヨウ化
メチルを遮光して又は臭化ベンジルあるいは臭化アリル
を遮光しないで滴下する。滴下終了後、0〜5℃で2時
間、室温で24時間反応させる。反応終了後濾過し、DM
Fを減圧下留去する。残渣に少量のエタノールを加え、
大量の水により再沈殿を行なう。沈殿物はよく水で洗い
乾燥させる。その後シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、残水酸基を保護した目的化合物を得
る。
【0044】 保護基を1つ導入したβ−CDを脱水ピリジンに溶解
し、室温において無水酢酸をゆっくり滴下する。滴下終
了後、60℃で12時間反応させる。反応終了後ピリジンを
減圧下濃縮し、残渣は大量の氷冷水より再沈殿を行な
う。沈殿物はよく水洗し乾燥させる。その後シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製し、残水酸基を保
護した目的化合物を得る。
【0045】(1) β−CD(n=7)を脱水ピリジ
ンに溶解させ、その系を0−5℃に保つ。これにピリジ
ンに溶解したアリルオキシカルボン酸塩化物を徐々に滴
下する。滴下中、そしてその後も0−5℃に保ち、その
まま12時間撹拌する。反応終了後、減圧下、20℃以下で
ピリジンを留去し、残差を大量のアセトンより再沈殿を
行なう。得られた沈殿を集め、アセトンでよく洗浄し熱
エタノールに溶解させる。不溶物を熱時濾過し、濾液を
放冷するとモノ−6−アリルオキシカルボニルβ−CD
結晶[9]が得られる。(収率:30%)
【0046】得られたモノ−6−アリルオキシカルボニ
ルβ−CD[9]を脱水DMFに溶解させ、室温下でp
−トルエンスルホン酸を添加する。その系にDMFに溶
解した2,3−ジヒドロ−4H−ピラン又は2,3−ジ
ヒドロ−4H−チインを滴下する。滴下終了後、室温下
で24時間反応させ、反応終了後DMFを減圧下留去す
る。残渣に少量のエタノールを加え溶解させ、大量の水
より再沈殿を行なう。沈殿物はよく水で洗浄し乾燥させ
る。その後シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し目的化合物[10]を得る。
【0047】得られたモノβ−CD誘導体のテトラヒド
ロピラニル化物(あるいはテトラヒドロチオピラニル化
物)[10]を脱水メタノールに溶解し、4〜5Mのメタ
ノールアルコラート(メタノール中)を室温下滴下し
た。滴下終了後、室温下で24時間反応させ、反応終了後
沈殿物を濾過する。濾液に陽イオン交換樹脂を加え室温
で2時間攪拌し、終了後濾過して樹脂を除く。濾液は減
圧下濃縮し、残渣に水を加えクロロホルム抽出する。ク
ロロホルム層は減圧下濃縮し残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより分離・精製し、目的物モノヒド
ロキシβ−CD誘導体(D)を得る。
【0048】(2) 反応例(1)においてアリルオキ
シカルボン酸塩化物をベンジルオキシカルボン酸塩化物
にかえた以外は同様にしてモノ−6−ベンジルオキシカ
ルボニルβ−CD[11]を得る。(収率:45%)
【0049】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[12]及び(E)
を得る。
【0050】(3) β−CD(n=7)を脱水ピリジ
ンに溶解させ、0〜5℃下でピリジンに溶解したピバリ
ン酸塩化物をゆっくり滴下する。滴下後この系を室温と
し12時間攪拌する。反応終了後、減圧下ピリジンと未反
応のピバリン酸塩化物等を留去し、残渣を大量のアセト
ンより再沈殿を行なう。得られた沈殿を集めアセトンで
よく洗浄し、熱メタノールに溶解させる。不溶物を熱時
濾過し、濾液を放冷するとモノ−6−トリメチルアセチ
ルβ−CD結晶[13]が得られる。(収率:45%)
【0051】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[14]及び(F)
を得る。
【0052】(4) 反応例(3)においてピバリン酸
塩化物を3−ベンゾイルプロピオン酸塩化物にかえた以
外は同様にしてモノ−6−ベンゾイルプロピオニルβ−
CD[15]を得る。(収率:40%)
【0053】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[16]及び(G)
を得る。
【0054】(5) 反応例(3)においてピバリン酸
塩化物を3−フェニルプロピオン酸塩化物にかえた以外
は同様にしてモノ−6−フェニルプロピオニルβ−CD
[17]を得る。(収率:35%)
【0055】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[18]及び(H)
を得る。
【0056】(6) 反応例(3)においてピバリン酸
塩化物をベンゾイルギ酸塩化物にかえた以外は同様にし
てモノ−6−ベンゾイルホルミルβ−CD[19]を得
る。(収率:15%)
【0057】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[20]及び(I)
を得る。
【0058】(7) 反応例(3)においてピバリン酸
塩化物を1−アダマンタンカルボン酸塩化物にかえた以
外は同様にしてモノ−6−アダマンタンカルボニルβ−
CD[21]を得る。(収率:25%)
【0059】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[22]及び(J)
を得る。
【0060】(8) β−CDを脱水ピリジンに溶解
し、0〜5℃に冷却する。その系にピリジンに溶解した
4,4′,4″−トリス(4−ベンゾイルオキシ)トリ
チルブロマイドをゆっくり滴下する。滴下終了後0〜5
℃で1時間、次いで室温で8時間攪拌する。その後40℃
以下においてピリジンを減圧下留去し、残渣を大量のエ
チルエーテルより再沈殿させる。沈殿物は熱水で洗浄
し、残りをエタノールより再結晶することで化合物[2
5]を精製する。(収率:25%)
【0061】得られた化合物[25]を用いて、反応例
(1)における化合物[10]の合成と同様にして化合物
[26]を得る。
【0062】得られたモノβ−CD誘導体のテトラヒド
ロピラニル化物(あるいはテトラヒドロチオピラニル化
物)[26]をエタノールに溶解し、0.1〜0.2M NaO
H水溶液を加え、室温下2時間攪拌する。反応終了後エ
タノールを減圧下留去、残渣をクロロホルム−水系で抽
出する。クロロホルム層は減圧下濃縮し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより分離・精製し、モ
ノヒドロキシβ−CD誘導体(L)を得る。
【0063】(9) β−CD(n=7)をピリジンに
溶解し、その系に無水コハク酸を加える。溶解した後、
触媒量のジメチルアミノピリジンを添加し、室温下で24
時間攪拌反応させる。反応終了後ピリジンを減圧下留去
し、残渣に少量の水を加え、大量のアセトン中より再沈
殿させる。沈殿物をよくアセトンで洗浄し、メタノール
より再結晶することで生成物[35]を得る。(収率:20
%)
【0064】以下、反応例(1)における化合物[10]
及び(D)の合成と同様にして化合物[36]及び(Q)
を得る。
【0065】(10) β−CDを室温下、脱水DMFに
溶解する。次にイミダゾールを加えさらにt−ブチルジ
フェニルシリルクロライドのDMF溶液をゆっくり滴下
する。滴下終了後さらに室温で24時間攪拌する。反応終
了後、DMFを40℃以下で減圧留去し、残渣をアセトン
より再沈殿させる。得られた沈殿物をイソプロピルアル
コールより再結晶し精製し、モノ−6−t−ブチルジフ
ェニルシリルβ−CD[23]を得る。(収率:30%)
【0066】他のシリル化剤、例えばトリメチルシリル
クロライド、トリエチルシリルクロライドあるいはt−
ブチルジメチルシリルクロライドなどは1級水酸基さら
に2級水酸基に複数個反応してしまうが、上記シリル化
剤では立体障害も関与してか上記条件で反応すると1級
水酸基に1個のみ官能基が導入される。
【0067】(残水酸基の保護) (イ) 得られたモノ−6−t−ブチルジフェニルβ−
CD[23]を脱水DMFに溶解させ、系を0〜5℃に冷
却し、窒素雰囲気下にNaHを添加する。添加後2時間
0〜5℃で攪拌し、次いでヨウ化メチルを遮光して又は
臭化ベンジルあるいは臭化アリルを遮光しないで滴下す
る。滴下終了後、0〜5℃で2時間、室温で24時間反応
させる。反応終了後濾過し、DMFを減圧下留去する。
残渣に少量のエタノールを加え、大量の水より再沈殿を
行なう。沈殿物はよく水で洗い乾燥させる。その後シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し目的物
[24]を得る。
【0068】(ロ) 得られたモノ−6−t−ブチルジ
フェニルβ−CD[23]を脱水ピリジンに溶解し、室温
において無水酢酸をゆっくり滴下する。滴下終了後60℃
で12時間反応させる。反応終了後ピリジンを減圧下濃縮
し、残渣は大量の氷冷水より再沈殿を行なう。沈殿物は
よく水洗し乾燥させる。その後シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製し目的物[24]を得る。
【0069】得られたモノ−t−ブチルジフェニルシリ
ルβ−CD誘導体[24](例えばメチル化物)を脱水T
HFに溶解し、0〜5℃に冷却する。その系にn−テト
ラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液を滴下
し、滴下終了後還流下6時間反応させる。反応終了後放
冷し、THFを減圧下留去し、クロロホルム/水系にて
抽出を行なう。クロロホルム層を乾燥後減圧下濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離
・精製し目的物(K)を得る。
【0070】(11) β−CDを脱水ピリジンに溶解
し、室温でピリジンに溶解した9−クロロ−9−フェニ
ルキサンテン(=ピキシルクロライド)をゆっくり滴下
する。滴下終了後、室温で24時間攪拌する。その後40℃
以下においてピリジンを減圧下留去し、残渣を大量のア
セトンより再沈殿させる。沈殿物は熱水で洗浄し、残り
をメタノールより再結晶することで化合物[27]を精製
する。(収率:40%)
【0071】得られたモノ−6−ピキシルβ−CD[2
7]を用いて、反応例[10]における化合物[24]の合
成(イ)又は(ロ)と同様にして化合物[28]を得る。
【0072】モノ−ピキシルβ−CD誘導体[28](例
えばアセチル化物)を脱水塩化メチレンに溶解し0〜5
℃にてトリフルオロ酢酸の塩化メチレン溶液をゆっくり
滴下する。滴下終了後室温下1時間反応させる。反応終
了後、塩化メチレンを減圧下留去し、残渣をクロロホル
ム/水系にて抽出を行なう。クロロホルム層を乾燥後減
圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより分離・精製し目的物(M)を得る。
【0073】(12) β−CDを脱水ピリジンに溶解
し、室温でピリジンに溶解した1,3−ベンゾジチオリ
ウムテトラフルオロボレート(BDTF)をゆっくり滴
下する。滴下終了後、室温で24時間撹拌する。その後40
℃以下においてピリジンを減圧下留去し、残渣を大量の
アセトンより再沈殿させる。沈殿物はよく水で洗浄し、
残りをエタノールより再結晶することで化合物[29]を
精製する。(収率:40%)
【0074】得られた化合物[29]を用いて、反応例
(10)における化合物[24]の合成(イ)又は(ロ)と
同様にして、化合物[30]を得る。
【0075】モノ−1,3−ベンゾジチオール−2−イ
ルβ−CD誘導体[30](例えばベンジル化物)を80%
酢酸に溶解させ、室温下で3時間攪拌する。反応終了
後、酢酸を減圧下留去し、残渣をクロロホルム/水系に
て抽出を行なう。クロロホルム層を乾燥後減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
分離・精製し目的物(N)を得る。
【0076】(13) β−CD(n=7)とテトラゾー
ルをピリジンに溶解させる。溶解後その系にシクロヘキ
シルアンモニウムS,S−ジフェニルホスホロジチオエ
ート(PSS)とメシチレンジスルホニルクロライド
(MDS)を加え、添加後室温において6時間反応させ
る。その後、ピリジンを40℃以下で減圧下留去し残渣に
水を加え、さらにその溶液を大量のアセトン中より再沈
殿させる。沈殿物はよくアセトンで洗い、メタノールよ
り再結晶することで生成物[31]を得る。(収率:15
%)
【0077】得られたβ−CDモノ誘導体[31]を脱水
ピリジンに溶解し、室温下無水酢酸をゆっくり滴下す
る。滴下終了後、40℃で12時間反応させる。反応終了
後、ピリジンを40℃以下で減圧下留去し、残渣は少量の
エタノールに溶解し大量の水より再沈殿させる。沈殿物
はよく水洗し乾燥する。その後シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製し目的物[32]を得る。
【0078】また上記残水酸基の保護反応をアセチル化
で行なう場合は、得られたβ−CDモノ誘導体[31]を
用いて反応例(10)における化合物[23]をアセチル化
により保護するのと同様にして行なうこともできる。
【0079】モノβ−CD誘導体(例えばアセチル化
物)[32]をジオキサンに溶解させ室温下アンモニアガ
スを通し反応を始める。開始後に系を50℃にし6時間反
応を行なう。反応終了後放冷し、ジオキサンを減圧下留
去し、残渣をクロロホルム/水にて抽出を行なう。クロ
ロホルム層は希塩酸、水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて分
離・精製を行ない目的物(O)を得る。
【0080】(14) β−CD(n=7)をDMFに溶
解し、その系にジイソプロピルエチルアミンを加え0−
5℃に冷却する。亜リン酸化剤(R′,R″=イソプロ
ピル基)をゆっくり加える。その後系を室温下で3時間
攪拌する。反応終了後DMFを減圧下で留去、残渣に水
を加えよく攪拌する。不溶物を濾過し、濾物はよく水洗
し、その後エタノールより再結晶することで生成物[3
3]を得る。(収率:20%)
【0081】得られたβ−CDモノ誘導体[33]を用い
て反応例(13)における化合物[32]の合成と同様にし
て化合物[34]を得る。
【0082】得られた化合物[34]を用いて反応例(1
3)における化合物(O)の合成と同様にして化合物
(P)を得る。
【0083】同定はNMRスペクトル、マススペクト
ル、元素分析により行なうことができる。
【0084】また、その他のCD誘導体についても上記
の方法に準じて行なうことができる。
【0085】次に上記化合物を用いてCD固定化ポリマ
ーを合成する反応を示す。
【0086】
【化14】
【0087】
【化15】
【0088】
【化16】
【0089】
【化17】
【0090】上記CD固定化ポリマーの合成反応は具体
的には以下のように行なわれる。 1. メタクリロイルイソシアネートを脱水THFに溶
解し、窒素気流下0〜5℃に冷却する。その系にTHF
に溶解した化合物(A)(R:CH3−)をゆっくり滴
下する。
【0091】滴下終了後、その温度で1時間攪拌する。
反応終了後、室温に戻し減圧下30℃以下で溶媒を留去
し、残渣をよく乾燥させてCDモノマー(I)を得る。
【0092】得られたモノマー(I)とメタクリル酸メ
チルをジオキサン中、アゾビスイソブチロニトリル(A
IBN)を開始剤として、80℃で8時間共重合を行な
う。反応終了後大量のメタノール中に加え再沈殿させ
る。沈殿物をよくメタノールで洗浄し乾燥させてCDポ
リマー(II)を得る。
【0093】 リエチルアミンを加え窒素気流下0〜5℃に冷却する。
その系にメタクリロイルクロライドをゆっくり滴下す
る。滴下後0〜5℃で1時間、次いで室温で3時間攪拌
する。反応終了後、ジエチルエーテル/水系で抽出を行
ないエーテル層は中和洗浄し、減圧下30℃以下でエーテ
ルを留去し、残渣をよく乾燥させてCDモノマー(II
I)を得る。
【0094】得られたモノマー(III)とメタクリル酸
n−ブチルをベンゼン中AIBNを開始剤として60℃で
8時間共重合を行なう。反応終了後、大量のメタノール
中に加え再沈殿させる。沈殿物をよくメタノールで洗浄
し乾燥させてCDポリマー(IV)を得る。
【0095】3. メタクリル酸メチルとメタクリロイ
ルイソシアネートを酢酸ブチル中AIBNを開始剤とし
て、窒素気流下80℃、5時間共重合を行ないポリマー
(V)を得る。その後室温まで放冷し、さらにその系を
0〜5℃まで冷却し、酢酸ブチルに溶解した化合物
(A)(R:CH3−)を滴下する。滴下終了後、0〜
5℃において5時間攪拌する。次いで未反応のイソシア
ネート基をメタノールでつぶし、大量のアセトンより再
沈殿を行なう。沈殿物をよくアセトンで洗浄し乾燥させ
てCDポリマー(VI)を得る。
【0096】4. モノヒドロキシβ−CDメチル化物
を脱水ベンゼンに溶解し、さらにトリエチルアミンを加
え、窒素気流下0〜5℃に冷却する。その系にメタクリ
ロイルクロライドをゆっくり滴下する。滴下終了後0〜
5℃で1時間、次いで室温で3時間攪拌する。反応終了
後、ジエチルエーテル/水系で抽出を行ないエーテル層
は中和洗浄し、減圧下30℃以下でエーテルを留去し、残
渣をよく乾燥させてCDモノマーを得る。
【0097】得られたモノマーとメタクリル酸メチルを
ベンゼン中AIBNを開始剤として60℃で8時間共重合
を行なう。反応終了後、大量のメタノール中に加え再沈
殿させる。沈殿物をよくメタノールで洗浄し乾燥させて
CDポリマーを得る。
【0098】5. メタクリル酸メチルとメタクリロイ
ルクロライドをベンゼン中AIBNを開始剤として、窒
素気流下80℃、5時間共重合を行ないポリマーを得る。
その後室温まで放冷し、トリエチルアミンを添加後、そ
の系を0〜5℃まで冷却し、ベンゼンに溶解したモノヒ
ドロキシβ−CDメチル化物を滴下する。滴下終了後室 理し大量のアセトンより再沈殿を行なう。沈殿物はよく
アセトンで洗浄し乾燥させてCDポリマーを得る。
【0099】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は酸
ハロゲン化物あるいはイソシアネート基とアルコールの
反応であるため反応性が高く、CDの固定化が良好に行
なわれる。また、酸ハロゲン化物等のモノマーに対し、
1ユニットのCD誘導体を確実に固定化しうるため、定
量容易なCD固定化ポリマーの製造方法を提供すること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 α,β不飽和酸あるいはその誘導体の酸
    ハロゲン化物モノマー、又は末端にイソシアネート基を
    有するα,β不飽和酸あるいはその誘導体のモノマーに
    シクロデキストリン誘導体を反応させる工程を含むシク
    ロデキストリン固定化ポリマーの製造方法において、前
    記シクロデキストリン誘導体として、保護基にて水酸基
    が保護されたアルコールアミン、メルカプトアルコール
    又はグリコール酸とシクロデキストリンとを反応させて
    得られるシクロデキストリン誘導体、又はカルボン酸ハ
    ロゲン化物、酸無水物又は下記式[1]〜[5]のいず
    れかあるいは下記式[6]及び[7]で表わされる化合
    物とシクロデキストリンとを反応させて得られるシクロ
    デキストリン誘導体を用い、前記モノマーに対し1ユニ
    ットのシクロデキストリンあるいはその誘導体を固定化
    することを特徴とするシクロデキストリン固定化ポリマ
    ーの製造方法。 【化1】 【化2】
JP21603591A 1990-11-30 1991-08-01 シクロデキストリン固定化ポリマーの製造方法 Pending JPH0525203A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019168128A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 国立大学法人大阪大学 高分子材料及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019168128A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 国立大学法人大阪大学 高分子材料及びその製造方法
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