JPH0525105B2 - - Google Patents

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JPH0525105B2
JPH0525105B2 JP60204163A JP20416385A JPH0525105B2 JP H0525105 B2 JPH0525105 B2 JP H0525105B2 JP 60204163 A JP60204163 A JP 60204163A JP 20416385 A JP20416385 A JP 20416385A JP H0525105 B2 JPH0525105 B2 JP H0525105B2
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JP
Japan
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photosensitive material
film
sheet
transparent plate
conveying means
Prior art date
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JP60204163A
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English (en)
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JPS6263927A (ja
Inventor
Shoichi Ootorii
Ikuo Sho
Kazumasa Suga
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP20416385A priority Critical patent/JPS6263927A/ja
Priority to US06/894,885 priority patent/US4723152A/en
Publication of JPS6263927A publication Critical patent/JPS6263927A/ja
Publication of JPH0525105B2 publication Critical patent/JPH0525105B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、例えば製版用カメラのような複写装
置のシート状感材給排装置に関する。
《従来技術》 複写装置の撮影部にシート状感材を給排する技
術としては、従来より例えば特開昭58−189622号
公報に開示されたものが知られている。
このシート状感材給排装置は、立型製版カメラ
に適用されたもので、第8図に示すように、撮影
部70の基台テーブル71上に結像面を形成する
透明板72を設けるとともに、基台テーブル71
の一端に現像装置78を配置し、他端にロールフ
イルム73を収納し、さらに基台テーブル71上
を矢印P方向へ摺動可能なフイルム給送部74を
設け、そのフイルム給送部74のP方向前部には
オーバーレイシート75の巻取具(図示せず)が
取付けられ、そのオーバーレイシート75の他端
は基台テーブル71の現像側に固定されており、
常時透明板72をオーバーレイシート75で覆う
ようになつている。
上記給送部74は、前記透明板72と、この透
明板72を覆うオーバーレイシート75との間
に、ロールフイルム73を前進させて給送するよ
うに構成されている。また、上記透明板72の周
辺には溝76が形成され、この溝76に真空ポン
プ77を接続し、この真空ポンプ77を作動させ
て透明板72とオーバーレイシート75との間の
スペースを排気し、透明板72上にロールフイル
ム73を所要長さに切断した下記のシート状フイ
ルムを密着保持するように構成してある。
この装置でロールフイルム73を透明板72上
の所定位置に装着する際には、先ずオーバーレイ
シート75の表面に明示された光軸位置決め目盛
(図示せず)を基準にして、必要とするフイルム
サイズに対応させて、上記フイルム給送部74を
所定位置に移動させる。次いでフイルム送出しロ
ーラ(図示せず)のハンドル79を操作して、ロ
ールフイルム73を透明板72とオーバーレイシ
ート75との間に所望の長さだけ送り出し、オー
バーレイシート75のセンターに設けた、フイル
ムの感光波長域の光をカツトするフイルターを取
り付けた確認窓(図示せず)で、フイルム先端位
置を、確認窓の横に設けた目盛りに合わせて切断
し、シート状フイルムとした後、フイルム給送部
74を元の位置に戻す。これで当該シート状フイ
ルムの装着を終える。
この後、真空ポンプ77による密着後、露光が
なされる。露光後は、真空ポンプ77を停止して
密着を解除することにより、オーバーレイシート
75と透明板72との間に隙間を形成する。次い
でシート状フイルムの後端辺部分をフイルム給送
部74に設けた押出し部材(図示せず)に当接さ
せ、シート状フイルムの腰の強さを利用して矢印
P方向に押出し、露光済みのシート状フイルムを
現像装置78で現像処理する。
《解決しようとする問題点》 上記従来例のものは、フイルムの腰の強さを利
用して当該フイルムの後端辺部分を押し出すこと
により、フイルムを現像装置へ向けて前進させる
ものであるため、薄手のフイルム(例えば0.07
mm)のように腰の弱いフイルムを用いる場合に
は、フイルムを円滑に前進させることが困難であ
る。
また、透明板とオーバーレイシートとの間にフ
イルムを給送するようにしていることから、フイ
ルムを前進させる際に、フイルムの全面が透明板
やオーバーレイシートに摺接し、摩擦帯電による
静電気の作用で摩擦が強められ、フイルムの給送
が阻害されるとともに、フイルムの感光膜面にキ
ズが生じ易くなる。
また、フイルムの排出はオーバーレイシートと
透明板との間に隙間を形成してからでなければ開
始できない。このため、前の作業が完全に終了し
てかでなければ次の作業を開始することができ
ず、作業時間が長くなるという問題がある。
《問題点を解決するための手段》 上記問題点を解決するために本発明は複写装置
のシート状感材給排装置として、感材を透明板の
一方の端部側から供給した後、同一端部側に排出
するために、感材の給排方向夫々において感材先
端部を吸着する吸着保持具を昇降自在で、かつ給
排方向に往復動自在になした感材搬送手段と、感
材搬送手段の往復動の起点とは反対側にその端部
が固定されていると共に、感材を被覆するオーバ
ーレイシートの巻取具を有し、少なくともオーバ
ーレイシートにより感材を被覆する際には前記感
材搬送手段と同期移動する感材固定手段とからな
る装置を提案するものである。
《作用》 本発明は、以下のように作用する。
第1図及び第2図に示すように、上記感材搬送
手段30は、シート状感材16の供給排出部20
が配置されている基台テーブル12の一端側の所
定位置を起点12aとして基台テーブル12上を
往復移動する。そして往動時にシート状感材16
の先端部を上記吸着保持具32で吸着して持ち上
げ、透明板15の一方の端部側から透明板15上
に供給し、露光終了後は起点12aへの復帰時に
シート状感材16の後端部(排出方向において先
端)を吸着して持ち上げ、透明板15上からシー
ト状感材16を供給した同一端部側へ排出する。
つまり、従来例と異なり、オーバーレイシート
52を展開したままでシート状感材16を給排す
ることはせず、シート状感材16の給排に際し
て、それぞれ給排方向においてシート状感材16
の先端部を吸着保持して搬送し、腰の弱い薄手の
シート状感材でも円滑に給排する。またシート状
感材16を給排する際に、当該シート状感材16
と透明板15との摺接を極力なくすことにより摩
擦帯電による感光膜面の傷の発生を防止する。
上記感材固定手段50は、基台テーブル12の
前記他端側の所定位置を起点12bとして基台テ
ーブル12上を往復移動する。そしてシート状感
材16の給送に先行して、フイルムサイズに対応
して定まる所定位置で待機する。上記感材搬送手
段30により給送されてきたシート状感材16の
先端部が所定位置に達すると、吸着保持具32が
下降し、感材固定手段50がシート状感材16の
先端部へ移動し、当該先端部を固定具57が押圧
固定すると吸着が解除される。
次いで上記感材搬送手段30は自己の起点12
aへ復帰移動するが、上記感材固定手段50は、
これと連動して往動することにより感材搬送手段
の往復動の起点とは反対側にその端部が固定され
ているオーバーレイシート52を巻出し、透明板
15上のシート状感材16をオーバーレイシート
52で覆う。
露光終了後、上記感材固定手段50は自己の起
点12bへ復帰移動しながらオーバーレイシート
52を巻取るが、上記感材搬送手段30はこれと
連動してシート状感材16の後端位置まで往動
し、その位置でシート状感材16の後端部(排出
方向において先端部)を吸着して持ち上げ、再び
自己の起点12aへ復帰移動することによりシー
ト状感材16を透明板15上から排出する。
上記構成によれば、シート状感材16の排出
は、透明板15との間に隙間を形成せずとも開始
できる。つまり、オーバーレイシート52がシー
ト状感材16を覆つている部分を巻き取つた時点
で、シート状感材16の排出を開始できる。これ
により、無駄な待ち時間を極力無くすることがで
きる。
《実施例》 以下、図面に基づいて実施例を説明する。
製版用複写現像装置1は、第2図で示すよう
に、複写装置(本実施例では立型変倍複写カメラ
2)と自動現像装置60とをシート状感材の供給
排出部20を介して連結し、明室の下で撮影及び
現像処理をなし得るように構成してある。
上記立型変倍複写カメラ2は、第2図で示すよ
うに、側面視コ字状の機枠本体3の下部水平枠3
aに足部を、上部水平枠3bに撮影部10を、後
部立枠3cにガイドレール4を設け、原稿架5と
レンズ架9をそれぞれガイドレール4に沿つて上
下移動可能に設け、原稿架5の透明板6で挟持し
た原稿を透過照明具7又は反射照明具8で照明
し、レンズ9aを介して撮影部10内の結像面1
0aに投影するように構成してある。なお、符号
9bは蛇腹、11は上記撮影部10の上側面を光
密状に閉じる開閉蓋である。
上記撮影部10は、第5図で示すように、基台
テーブル12に、枠材として角パイプ13を固定
し、この角パイプ13にガラス板14から成る透
明板15を略水平に支持させ、この透明板15の
上面を結像面10aとなし、この結像面10aに
シート状感材であるフイルム16(以下単にフイ
ルム16と呼ぶ)を後述の感材搬送手段30で給
送して載置し、後述の感材固定手段50が有する
オーバーレイシート52をその上から展張してフ
イルム16を覆い、透明板15とオーバーレイシ
ート52との間の空気を透明板15の周囲の隙間
17から角パイプ13を介して図外の排気手段で
排気し、透明板15上にフイルム16を密着保持
するように構成してある。
上記供給排出部20は、感材供給部及び感材排
出部としての機能を有し、第2図で示すように、
立型変倍複写カメラ2と自動現像装置60との間
で、上記基台テーブル12の一端側に設けられて
いる。
この供給排出部20は、複写カメラ2の結像面
10aと連続するとともに、露光済みのフイルム
16を現像装置60へ向けて排出する水平なフイ
ルム搬送路21を有している。
このフイルム搬送路21の下側には、第3図で
示すように、ロールフイルム90を収容したロー
ルフイルム収容カセツト22と、ロールフイルム
90の先端部をフイルム搬送路21内に導入する
フイルム導入手段24及びロールフイルム90を
あらかじめ設定した長さに切断するフイルム切断
装置25とが設けられ、またフイルム搬送路21
の途中には、切断されてシート状になつたフイル
ム16の給送方向後端部を検出するためのフオト
センサ26が設けてある。
上記フイルム導入手段24は、正逆回転可能な
駆動側導入ローラ24aと、この導入ローラ24
aの横に対向して当接配置された対向ローラ24
bと、この対向ローラ24bの上側でフイルム搬
送路21に対して図示しないソレノイド等の駆動
手段により傾動自在に付設された感材ガイド板2
8とから成り、感材ガイド板28を仮想線で示す
ように傾斜させてフイルム16の先端部をニツプ
ローラ27に向けてガイドさせ、フイルム16を
フイルム搬送路21へ導入するように構成されて
いる。
また、駆動側導入ローラ24aは、上記のよう
に正逆回転駆動可能で、この導入ローラ24a上
に当接自在に配置されたニツプローラ27及び上
記感材ガイド板28とともに、感材給排部を構成
し、露光済みフイルム16を排出するときは、感
材ガイド板28を実線で示すように水平に位置さ
せてフイルム16を現像装置60へ向けて排出す
るように構成されている。
なお、上記ニツプローラ27は、輪切り状の複
数のローラを所定間隔Lへだてて直列状に配列さ
れており、フイルム搬送路21上で、上記感材搬
送手段30の起点12aに位置している。
即ち、上記感材搬送手段30が起点12aに位
置した状態では、上記ニツプローラ27を構成す
る複数のローラは、当該感材搬送手段30が有す
る吸着保持具(複数の吸盤32、以下吸盤32と
呼ぶ)と交互に入り込んで略一直線に並ぶように
設けてあり、各ニツプローラ27と吸盤32との
間でフイルム16を受け渡しできるように構成さ
れている。
上記感材搬送手段30は、第4図乃至第7図で
示すように、基台テーブル12上の一方の端部側
を起点12aとして基台テーブル12上をフイル
ム16の給排方向に往復移動可能に設けられた第
一キヤリヤ31と、フイルム16を吸着保持する
ための複数の吸着保持具である吸盤32を有する
吸盤保持具33と、第一キヤリア31に吸盤保持
具33を昇降可能にする昇降手段40とを具備し
ている。
上記第一キヤリヤ31は、第7図で示すよう
に、複写カメラ2の基台テーブル12上と、前記
供給排出部20の搬送路21上とに亘つて配設し
た前後一対のレール29上を走行して往復動する
ように設けられている。
上記吸盤保持具33は、第7図で示すように、
複数の吸盤32を前記ニツプローラ27の配置間
隔と等しい所定間隔L(第4図参照)へだてて直
列状に整列配備して成り、この吸盤保持具33の
両端部33aが、つる巻バネ34を介して第一キ
ヤリヤ31に拘引係止されている。この吸盤保持
具33の両端近傍には、昇降用ガイドブロツク3
5が固設してあり、このガイドブロツク35には
スライドベアリング36と、後述する昇降手段4
0によつて動作する当接ピン37とが設けてあ
り、スライドベアリグ36には第一キヤリヤ31
に固設した昇降ガイドピン38が嵌入し、当接ピ
ン37は第一キヤリヤ31のピン孔39より上向
きに突出している。
上記昇降手段40は、第7図で示すように、第
一キヤリヤ31の端部支持具31aに設けたソレ
ノイド41と、この端部支持具31aで揺動自在
に支持された揺動軸42と、この揺動軸42に付
設された当接片43と、この揺動軸42の一端に
固設された当接具48とを具備して成り、ソレノ
イド41を図外の制御回路で制御作動させ、ソレ
ノイド41のロツド41aが当接具48に当接す
ることにより揺動軸42を揺動させ、この揺動軸
42に付設された当接片43で当接ピン37をつ
る巻バネ34の支持力に抗して押し下げることに
より、吸盤保持具33を昇降駆動するようにして
ある。
上記各吸盤32は、第4図に示すように、第一
キヤリヤ31に配設した各通気管44に、変形自
在の軟質ゴム管等で形成した連通管45を介して
接続され、真空ポンプ47を作動させることによ
り、フイルム16を吸着保持できるようにしてあ
る。なお、第4図中の符号46は電磁弁であり、
これらの電磁弁46を適宜切換えることにより、
フイルム16の幅に応じて、作動させる吸盤32
を選択し得るようにしている。
上記感材固定手段50は、第1図に示すよう
に、基台テーブル12上の一端側に位置する感材
搬送手段30に対向させて配置してあり、前記透
明板15を含む基台テーブル12上の他端側で、
透明板15の右端辺近傍を起点12bとして、基
台テーブル12上を感材搬送手段30と連動可能
に構成されている。
この感材固定手段50は、第5図に示すよう
に、基台テーブル12上を移動する第二キヤリヤ
51と、感材搬送手段30の往復動の起点とは反
対側にその端部が固定されたオーバーレイシート
52と、そのオーバーレイシート52を巻取るオ
ーバーレイシート巻取具53と、第二キヤリヤ5
1に設けられ、透明板15上に給送されたフイル
ム16の先端部を押圧する固定具57とを具備し
て成る。
上記オーバーレイシート巻取具53は、内部に
巻バネを有しており、常に巻取力が作用するよう
に構成した巻取りローラ54を有して成り、この
巻取りローラ54の両軸端部54aは、第二キヤ
リヤ51の両端に固定したローラ受金55で受止
められ、押圧バネ56で巻取ローラ54を透明板
15の上面に押圧付勢してある。
第二キヤリヤ51に設けられた固定具である転
動コロ57は、第4図、第5図で示すように、透
明板15上を転動する複数の転動コロ57で構成
され、この転動コロ57は、第二キヤリヤ51の
左側面で上記感材搬送手段30と対向する側に設
けられている。そして各転動コロ57は、前記吸
盤32の配列ピツチLとほぼ等しくなるように、
直列状に配列配備されており、上記感材搬送手段
30とこの感材固定手段50とが最も接近した状
態では、第6図に示すように、吸盤32と転動コ
ロ57とが交互に入り込んで略一直線に並ぶよう
に設けてある。
以上説明した装置によるフイルムの給排動作を
主に第1図を参照しながら説明する。ここで第1
図中の下半部は感材搬送手段30及び感材固定手
段50がそれぞれの起点位置で待機している状態
を示す。また、同図中の上半部はフイルム16の
給排に伴う感材搬送手段30と感材固定手段50
との相対位置関係を示す図であり、感材搬送手段
30の移動状態は実線で、感材固定手段50の移
動状態は2点鎖線で示し、時間軸は上方より下方
へ進むものとする。
図外制御パネルから、原稿サイズ及び複写倍率
等のデータを入力すると、ロールフイルム90は
入力データに基づき、収容カセツト22から所定
長さだけ送り出され、フイルム切断装置25で切
断される。この所定長さにカツトされたシート状
のフイルム16は、フイルム導入手段24の一対
のローラ24a,24b間を通して、その回転に
よりフイルム搬送路21に導入される。
上記起点12a位置では感材搬送手段30が待
機しており、上記フイルム16の送出し先端部が
導入ローラ24aとニツプローラ27との間に進
入してくると、前記昇降手段40のソレノイド4
1が作動して、吸盤保持具33を下降させ、吸盤
保持具33の下端に配設した吸盤32でフイルム
16の上記先端部を吸着し、フイルム16を保持
したまま吸盤保持具33が上昇する。そして、吸
盤保持具33の上昇作動と連動して、ニツプロー
ラ27も導入ローラ24aから離間する。
フイルム16の先端部を吸盤32で吸着して持
上げた状態で、感材搬送手段30が基台テーブル
12の透明板15の一方の端部側から他端側に移
動する。この移動中に、フオトセンサ26が給送
されているフイルム16の後端を検出すると、そ
の検出信号を受けて感材固定手段50が透明板1
5の中心側に移動を開始し、給送されているフイ
ルム16の長さにより決定される待機位置Aで一
旦停止して感材搬送手段30が所定の受渡し位置
Bに達するのを待つ。この受渡し位置Bは、フイ
ルム16が透明板15上のほぼ中央に載置された
状態でのフイルム16の給送方向先端部近傍の位
置に該当し、フイルム16の切断長さにより変動
する。感材搬送手段30が上記所定位置Bで停止
すると、昇降手段40が作動してフイルム16を
透明板15に載置する。即ち、ここでフイルム1
6の透明板15上への供給が完了する。
この感材搬送手段30が停止した状態で、感材
固定手段50は再び前進を開始し、転動コロ57
がフイルム16上に乗り上がり、第6図で示した
ように、吸盤32と転動コロ57とが正面視で一
直線になる上記所定位置Bまで移動して、フイル
ム16の先端部を転動コロ57で押圧固定する。
この状態で吸盤32の吸引を遮断し、吸盤32を
上昇させる。そして吸盤32と転動コロ57とが
一直線上に位置する合体姿勢を維持した状態で、
感材搬送手段30と感材固定手段50とが感材搬
送手段30の起点12a側へ同期連動する。この
同期連動時にオーバーレイシート52の巻出しが
行われる。
そして、感材固定手段50のオーバーレイシー
ト52が透明板15の全面を覆う位置Cまで巻出
されると、両手段30,50は移動を停止し、透
明板15とオーバーレイシート52との間の隙間
から空気を排出し、オーバーレイシート52を透
明板15の上面に密着させる。これによりフイル
ム16を透明板15上に位置決め固定する。
なお、オーバーレイシート52の巻出しと同時
に排気を開始することも可能であり、この場合に
は、オーバーレイシート52が透明板15上のフ
イルム16をすつかり覆つた時点で密着がほぼ完
了する。これにより、フイルム16の密着に要す
る時間を短縮できる。
上記密着状態でフイルム16を露光させる。
露光作業が完了すると、透明板15とオーバー
レイシート52との間の排気を停止して、オーバ
ーレイシート52と透明板15との密着を解除
し、感材搬送手段30と感材固定手段50とを前
述の合体姿勢を維持したまま感材固定手段50の
起点12bの方向へ同期連動させる。このとき感
材固定手段50が自己の起点12bへ復帰移動す
ることにより、オーバーレイシート巻取具53で
オーバーレイシート52を巻取る。
そして、感材搬送手段30と感材固定手段50
とが透明板15上に載置されているフイルム16
の給送時の後端部に対応する位置Dまで移動して
くると、感材搬送手段30のみがその移動を停止
する。そして感材搬送手段30の昇降手段40が
作動し、吸盤保持具33が下降して吸盤32でフ
イルム16の後端部(排出方向において先端部)
を押える。感材固定手段50が前記所定位置Bを
越えてその起点12b側に移動すると、吸盤32
がフイルム16の後端部(排出方向における先端
部)を吸着し、引き続き吸盤保持具33が上昇し
て、フイルム16を持ち上げ、再び感材搬送手段
30が自己の起点12aへ復帰移動する。即ち、
感材搬送手段30が透明板15の供給側と同一の
端部側へ移動することにより、フイルム16を透
明板15上から排出する。
感材搬送手段30が自己の起点12aに復帰す
ると、フイルム後端部をフイルム導入手段24の
駆動側導入ローラ24aとニツプローラ27との
間に送り込み、吸着を解除して吸盤保持具33が
上昇する。次いで駆動側導入ローラ24aの逆転
駆動で露光済みのフイルム16を現像装置60側
へ排出する。この感材搬送手段30のフイルム排
出作動中に感材固定手段50は自己の起点12b
に戻つてくる。
上記構成によれば、フイルム16の排出は、透
明板15との間に隙間を形成せずとも開始でき
る。つまり、フイルム16を覆つている部分のオ
ーバーレイシート52を巻き取つた時点で、フイ
ルム16の排出を開始できる。これにより、感材
固定手段50が自己の起点12bに復帰するまで
排出を待たなくても良いので、無駄な待ち時間を
極力無くすることができる。
なお、感材搬送手段30が移動停止する受渡し
位置B及びフイルム後端位置D、感材固定手段5
0が移動停止する待機位置Aは入力データに基づ
くフイルム長により決定される。
なお、前記待機位置Aまでのオーバーレイシー
ト52の巻出しは、前記の如く制御パネルにデー
タが入力された時から、そのデータに基づく所定
位置Bに感材搬送手段30が移動するまでの間の
任意の時間に行つてもよい。感材搬送手段30が
所定位置Bに達する時間は、入力データとフイル
ム搬送速度等によつて知ることができるので、こ
の場合には、フオトセンサ26は必ずしも必要と
しない。
《効果》 以上の説明で明らかなように、本発明に係るシ
ート状感材給排装置によれば、以下の効果を奏す
る。
イ 従来例と異なり、オーバーレイシートを展開
したままでシート状感材を給排することはせ
ず、感材搬送手段が感材の給排方向の各先端部
を吸着し持ち上げて搬送するので、腰の弱い薄
手のシート状感材でも円滑に給排できる。
ロ また、シート状感材を給排する際に、当該感
材を透明板に摺接しにくくすることにより、摩
擦帯電による感光膜面の傷を生じにくくするこ
とができる。
ハ また、上記同期連動時のオーバーレイシート
の巻取りに際し、オーバーレイシートがシート
状感材を覆つている部分を巻き取つた時点で、
シート状感材の排出を開始できるので、無駄な
待ち時間を極力無くして作業能率を高めること
ができる。
ニ さらに、フイルムの給排方向が共に透明板の
同一端部側なので、感材搬送手段の移動ストロ
ークが短くてすむ。即ち、フイルムを透明板の
一端側から他端側に給排する構成において、感
材搬送手段が夫々感材の先端部を吸着する構成
とすることも考えられ、その場合には感材搬送
手段が透明板上をフイルムの給送時と排出時と
2往復することになるが、これに比べて本考案
では感材搬送手段の移動が1往復余で済み、移
動ストロークが短くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート状感材の給排に伴う感材搬送手
段と感材固定手段との相対位置関係を示す説明
図、第2図は本発明を実施する装置としての製版
用複写現像装置の正面図、第3図はシート状感材
の供給排出部の要部縦断正面図、第4図は感材搬
送手段及び感材固定手段の要部平面図、第5図は
第4図のX−X線矢視縦断側面図、第6図は感材
搬送手段と感材固定手段との接近状態を示す縦断
側面図、第7図は感材搬送手段の分解斜視図、第
8図は従来装置を示す正面図である。 2……複写装置、12……基台テーブル、12
a……感材搬送手段の起点、12b……感材固定
手段の起点、15……透明板、16……シート状
感材(フイルム)、20……供給排出部、30…
…感材搬送手段、32……吸着保持具(吸盤)、
50……感材固定手段、52……オーバーレイシ
ート、53……オーバーレイシート巻取具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複写装置の基台テーブルの透明板上でシート
    状感材を供給排出する給排装置であつて、 前記感材を前記透明板の一方の端部側から供給
    した後、同一端部側に排出するために、感材の給
    排方向夫々において感材先端部を吸着する吸着保
    持具を昇降自在で、かつ給排方向に往復動自在に
    なした感材搬送手段と、 前記感材搬送手段の往復動の起点とは反対側に
    その端部が固定されていると共に、感材を被覆す
    るオーバーレイシートの巻取具を有し、少なくと
    もオーバーレイシートにより感材を被覆する際に
    は前記感材搬送手段と同期移動する感材固定手段
    と、 からなることを特徴とする複写装置のシート状感
    材給排装置。
JP20416385A 1985-08-23 1985-09-13 複写装置のシート状感材給排装置 Granted JPS6263927A (ja)

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JPS6263927A JPS6263927A (ja) 1987-03-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5752042A (en) * 1980-09-13 1982-03-27 Kowa Co Photosensitive sheet feeding device
JPS58208748A (ja) * 1982-05-31 1983-12-05 Iwasaki Electric Co Ltd 写真製版焼付方法

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