JPH0525074U - 非接触シール - Google Patents

非接触シール

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JPH0525074U JP8117991U JP8117991U JPH0525074U JP H0525074 U JPH0525074 U JP H0525074U JP 8117991 U JP8117991 U JP 8117991U JP 8117991 U JP8117991 U JP 8117991U JP H0525074 U JPH0525074 U JP H0525074U
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触シールにおいて、高速回転時における
ラビリンス効果を増加させ、低速時においては侵入流体
をシール対象流体側に侵入しないように排出してシール
性の安定化を図る。 【構成】 固定体7と回転体4を非接触状態に互いに対
向配置してラビリンス隙間17,20を形成し、回転体
4のラビリンス隙間17,20に臨むラビリンス構成部
51,52をラビリンス隙間17,20を狭める方向に
変位可能とし、回転時に作用する遠心力によってラビリ
ンス構成部51,52をラビリンス隙間17,20を狭
める方向に変位せしめ、また、固定体7と回転体4の間
に、外部からシール対象側に侵入する侵入流体を下方に
導いて外部に排出する排出路を構成する受け溝8を設け
てなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば圧延用密封ベアリング等に用いられる低速から高速まで幅 広い回転域に対応可能な非接触シールに関し、特にラビリンス部を有する非接触 シールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の非接触シールとしては、たとえば図4に示すようなラビリンス シールがある。すなわち、このラビリンスシール100は、シール本体106内 周と回転軸101の対向面102間にラビリンス隙間103を形成している。こ のラビリンス隙間103は、シール本体106内周に軸方向に所定間隔でもって 複数の凸部104を設け、この凸部104と凸部104の間に拡大室105を繰 り返し形成したもので、回転軸101の回転により発生する流体圧を利用してシ ールするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術の場合には、ラビリンス隙間103が一定な のでラビリンス効果にも限度があり、多量のシール対象流体をシールする場合に シール性が悪くなるという問題があった。
【0004】 また、ラビリンスシールは回転軸101が回転する際に発生する圧力を利用す るため、低速になるとラビリンス効果が薄れてシール性が悪くなる。そのため、 外部からの侵入物がシール対象流体側に侵入するおそれがあるという問題もあっ た。
【0005】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、回転時におけるラビリンス効果を増大させてシール性の向上を 図ると共に、低速時においては侵入流体がシール対象流体側に侵入せず低速域か ら高速域までシール性を安定させ得る非接触シールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にあっては、ハウジングに固定される固定体 と、該ハウジングと同心的に設けられる回転軸に固定され回転軸と共回りする回 転体と、を具備し、前記固定体と回転体を非接触状態に互いに対向配置すると共 に固定体と回転体の間にラビリンス隙間を形成し、前記回転体のラビリンス隙間 に臨むラビリンス構成部をラビリンス隙間を狭める方向に変位可能とし、回転時 に作用する遠心力によってラビリンス構成部をラビリンス隙間を狭める方向に変 位せしめ、また、前記固定体と回転体の間に、外部からシール対象側に侵入する 侵入流体を下方に導いて外部に排出する排出路を設けてなることを特徴とする。
【0007】 上記ラビリンス構成部がリップ形状に形成することが好適である。
【0008】
【作用】
上記構成の非接触シールにあっては、回転体に設けたラビリンス構成部が回転 体の回転による遠心力により、対向する固定体に近づいていき、ラビリンス隙間 が狭くなりラビリンス効果が増大する。したがって、たとえ多量のシール対象流 体であってもシールされることとなる。
【0009】 また、回転体の低速時においては、ラビリンス部のシール対象流体側へ侵入す る侵入流体の侵入側に設けている侵入流体を受ける受け溝により侵入流体がシー ル対象流体側に侵入してきても受け溝により侵入流体を受け、シール対象流体側 に侵入されないので、シール性が確保され、シール性の安定化が図れる。
【0010】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考案の一実施例に係る非 接触シールを示す図1乃至図3において、この非接触シール1は、互いに同心的 に組付けられ相対的に回転移動する2部材としてのハウジング2と回転軸3との 環状の隙間をシールするものである。
【0011】 非接触シール1は、概略、回転軸3と共に回転する環状の回転体4と、その回 転体4に設けられたラビリンス構成部5と、そのラビリンス構成部5に対向する 対向面部6を有するハウジング2に固定された固定体7と、外部Aからの侵入物 を受けて下方に導いて外部Aに排出する排出路としての受け溝8とから構成され ている。
【0012】 回転体4は回転軸3の端面からシール対象流体側Oの外周面に設けられている 回転体嵌合溝9に回転体金属環10が回転軸3と共に回転するよう嵌合されてい る。この回転体金属環10は断面L字状で回転軸3の外周面に沿う回転体円筒部 10aと、ラビリンス構成部5が設けられる半径方向外向きの回転体外向きフラ ンジ部10bと、から成り、さらに回転体嵌合溝9に嵌合される半径方向内向き の回転体内向きフランジ部10cが連続して設けられている。
【0013】 そして、回転体金属環10の外部A側端面には、その回転体金属環10の形状 に沿った断面L字形状の回転体ゴム状弾性体部材11が一体的に焼き付けられ、 その回転体ゴム状弾性体部材11を介して回転体金属環10が嵌合される。
【0014】 また、回転体金属環10の外向きフランジ部10bの先端部にもゴム状弾性体 部材が連続して設けられており、このゴム状弾性体部材にはU溝が形成され、そ のU溝の外周縁が突出して成り、すなわち、この突出部がフィン部でU溝部が拡 大室となって、従来技術で示したようなラビリンスシールの構成の回転体ラビリ ンスシール部11aとなっている。
【0015】 そして、回転体金属環10の外向きフランジ部10bのシール対象流体側Oの 端面にはラビリンス構成部5が設けられている。このラビリンス構成部5は可撓 性部材として上記回転体ゴム状弾性体部材11,回転体ラビリンスシール部11 aと同じでゴム状弾性体でリップ形状を成すラビリンス構成部5が回転体金属環 10に連続して回転体金属環10に一体的に設けられている。
【0016】 このラビリンス構成部5は二つ設けられており、まず第1ラビリンス構成部5 1は、回転体ラビリンスシール部11aのシール対象流体側Oの端面から軸方向 シール対象流体側Oに向かって断面形状三角形に突出しており、その突出部51 aの先端部は半径方向内向きに若干突出し内向き突出部51bが形成されている 。
【0017】 また、第2ラビリンス構成部52は第1ラビリンス構成部51より所望の間隔 をおいて回転軸3側に設けられ、軸方向シール対象流体側Oに向かって若干先細 りとなって突出し、その突出部52aの先端部は半径方向外向きでシール対象流 体側Oに傾いて突出部52aの肉厚より薄肉で突出し外向き突出部52bが形成 されている。この第2ラビリンス構成部52のハウジング2側端面は断面形状ポ ケット状で受け溝8としての回転体ポケット状溝81となっている。
【0018】 一方、固定体7はハウジング2の端面からシール対象流体側Oの内周面に設け られている固定体嵌合溝12に固定体金属環13が嵌合され固定されている。こ の固定体金属環13は断面形状L字状でハウジング2の内周面に沿う固定体円筒 部13aと、対向面部6が設けられる半径方向内向きの固定体内向きフランジ部 13bと、から成り、さらに、固定体嵌合溝12に嵌合される半径方向外向きの 固定体外向きフランジ部13cが連続して設けられている。
【0019】 そして、固定体金属環13の固定体円筒部13aのハウジング2側端面にはハ ウジング2の端面まで伸びる固定体ゴム状弾性体部材14が一体的に焼き付けら れ、その固定体ゴム状弾性体部材14を介して固定体金属環13が嵌合されてい る。また、この固定体ゴム状弾性部材14の固定体円筒部13aと固定体内向き フランジ部13bの間の曲がり部端面には段部14aが設けられている。
【0020】 また、固定体金属環13の固定体内向きフランジ部13bの先端部にもゴム状 弾性体部材が設けられており、このゴム状弾性体部材には前記回転体ラビリンス シール部11aのU溝より小さめのU溝が2つ形成され、そのU溝の外周縁がフ ィン部でU溝部が拡大室となって、従来技術で示したようなラビリンスシールの 構成の固定体ラビリンスシール部14bとなっている。そして、その固定体ラビ リンスシール部14bの外部A側端面が半径方向外向きに伸び固定体内向きフラ ンジ部13bのほぼ中央部まで薄肉となって固定体内向きフランジ部13bに一 定的に設けられ、その薄肉部より軸方向外部A側に突出するリップ形状の固定体 突起15が設けられている。
【0021】 この固定体突起15は、外部A側に向かって若干先細りとなって突出し、その 突出部15aの先端部は半径方向外向きで外部A側に傾いて突出した突出部15 aより薄肉の外向き突起部15bが形成されている。さらに外向き突起部15b の付け根には、半径方向内向きに若干突出した内向き突起部15cが設けられて いる。また、固定体突起15のハウジング2側端面が外向き突起部15bが設け られていることにより断面形状ポケット状の受け溝8としての固定体ポケット状 溝82が形成されている。
【0022】 そして、上記回転体4と固定体7が回転体4の第1,2ラビリンス構成部51 ,52と固定体7の固定体突起15が互いに接触しない程度に咬み合い、回転体 4の回転体外向きフランジ部10bと固定体7の固定体内向きフランジ部13b とが平行に相対向するように配設し、回転体4の回転体ラビリンスシール部11 aと固定体7の固定体ゴム状弾性体部材14との間に断面形状L字状のシールカ バー16が固定体ゴム状弾性体部材14の段部14aの端面まで嵌合され、この シールカバー16により回転体4と固定体7とが一体化されている。
【0023】 ここで回転体4と固定体7との位置関係について説明する。まず、回転体4の 回転体ラビリンスシール部11aは、この回転体ラビリンスシール部11aのフ ィン部がシールカバー16の端面に微接触させ、また、固定体7の固定体ラビリ ンスシール部14bは回転体4の回転体円筒部10aのハウジング2側端面に対 し、固定体ラビリンスシール部14bのフィン部を微接触させている。尚、これ ら微接触は初期摩耗でしめしろOをねらっている。
【0024】 そして、回転体4の第1,2ラビリンス構成部51,52と固定体7に設けら れている対向面部6としての段部14a;固定体突起15との位置関係はという と、まず、回転体4の第1ラビリンス構成部51と固定体7の段部14aは、段 部14aの段部斜面が第1ラビリンス構成部51と対向する第1対向面61と成 り、その第1対向面61と第1ラビリンス構成部51のハウジング2側のハウジ ング側第1ラビリンス斜面51cとの間に第1ラビリンス構成部51が回転体4 の回転による遠心力により変動しても第1対向面61に接触しない第1ラビリン ス隙間17が形成され第1対向面61と第1ラビリンス構成部51が配置されて いる。
【0025】 また、回転体4の第1ラビリンス構成部51と固定体7の固定体突起15の位 置関係は、第1ラビリンス構成部51の第1突出部51aと内向き突出部51b の回転軸3側の回転軸側第1ラビリンス斜面51dと内向き突出部斜面51eに より形成されるくぼみに固定体突起15の外向き突起部15bが回転体外向きフ ランジ部10b寄りに回転軸側第1ラビリンス斜面51dと接触しないように前 記第1ラビリンス隙間17より小さい微小隙間18が確保できるよう入り込んで いる。
【0026】 さらに、固定体突起15と第2ラビリンスシール部52との位置関係は、固定 体突起15と内向き突起部15cの回転軸3側の回転軸側固定体突起端面と内向 き突起部斜面により形成されるくぼみの面62に第2ラビリンス部52の外向き 突出部52bが固定体内向きフランジ部13b寄りに前記微小隙間18とほぼ同 じ隙間19を確保して入り込んでいる。また、回転軸側固定突起端面と内向き突 起部斜面により形成されたくぼみの面62が第2ラビリンス構成部52と対向す る第2対向面62と成り、その第2対向面62に第2ラビリンス構成部52の外 向き突出部52bが回転体4の回転による遠心力により変動しても第2対向面6 2に接触しない第2ラビリンス隙間20が形成され第2対向面62と第2構成ラ ビリンス部52が配置されている。
【0027】 以上のように回転体4と固定体7が配設されることにより回転体金属環10の 回転体外向きフランジ部10bと固定体金属環13の固定体内向きフランジ部1 3bとの対向する空間にラビリンスシールが構成されたことになる。
【0028】 すなわち、固定体ラビリンスシール部14bの外部A側端面と回転体円筒部1 3aのハウジング2側端面と回転体外向きフランジ部10bのシール対象流体側 O端面と第2ラビリンス構成部52の回転軸3側端面とによって略台形状の拡大 室Bが形成され、第2ラビリンス構成部52の外向き突出部52bがフィン部を 成し、第2ラビリンス部52の回転体ポケット溝81内端面と回転体外向きフラ ンジ部10bのシール対象流体側O端面に焼き付いている薄肉ゴム状弾性体部材 11bの端面と固定体突起15の外向き突起部15bと内向き突起部15cの外 部A側端面とによって略三角形状の拡大室Cが形成され、固定体突起15の外向 き突起部15bがフィン部と成り、固定体内向きフランジ部13bの外部A側端 面に焼き付いている薄肉のゴム状弾性体部材と固定体突起15の固定体ポケット 状溝82内端面と第1ラビリンス構成部51の回転軸3側第1ラビリンス斜面5 1dとによって拡大室Dが形成され、第1ラビリンス構成部51がフィン部と成 り、フィン部と拡大室とが繰返して設けられラビリンスシールの構成を成してい る。
【0029】 したがって、この非接触シール1の回転軸3の回転により発生する圧力でシー ル対象流体はシール対象流体側Oから外部Aに向かって流れるわけであるが、ま ず、固定体7の固定体ラビリンスシール部14bを通って拡大室Bに、そして第 2ラビリンス隙間20,拡大室C,微小隙間18,拡大室D,第1ラビリンス隙 間17,回転体4の回転体ラビリンスシール部11aと順に流れていき、その流 れによる圧力損失で、外部Aへの漏れを少なくしている。
【0030】 尚、本実施例では回転体4及び固定体7にそれぞれラビリンスシール部11a ,14bを設けているが特にこれに限定されることはなく非接触となっていれば よい。
【0031】 上記構成の非接触シールにあっては、回転軸3が回転することにより回転体4 が回転し、その回転により回転体4に設けられた可撓性部材としてのゴム状弾性 体の第1,2ラビリンス構成部51,52に遠心力が作用し、その遠心力によっ て第1,2ラビリンス構成部51,52がそれぞれの第1,2対向面61,62 に近づいていき第1,2ラビリンス隙間17,20が小さくなりラビリンス効果 が増し、たとえ多量のシール対象流体であってもシールされることになる。すな わち、回転速度に応じてラビリンス効果が増しシール性が向上する。
【0032】 したがって、接触式のオイルシールにおいては、高速回転時に於けるシール性 は30m/s以上になるとリップ摺動発熱によるクラック及び軸の偏心に対する リップ追随性がないことによりシール性が低下するが、本考案の非接触シールは 上記に示すように回転による遠心力でシールを行っているため高速回転時でも良 好なシール性が得られる。
【0033】 また、低速時はラビリンス効果は小さいが第2ラビリンス構成部52,固定体 突起15の形状がハウジング2側に開口する断面形状ポケット状の回転体ポケッ ト状溝81,固定体ポケット状溝82としているため、その形状効果で侵入した 侵入流体は図2のように侵入流体を受けハウジング2,回転軸3を横置きとした 場合、それぞれのポケット状溝81,82に沿って下側へ導かれるとともに、そ れぞれのポケット状溝81,82を形成するための外向き突出部52b,外向き 突起部15bが侵入流体が侵入してくる方向に流れるように傾いているので、下 側の固定体ゴム状弾性体部材14に設けられた流体抜き切欠き(図示せず)によ り外部Aへ排出され、シール対象流体側Oへの侵入防止が図れ、もってシール性 が確保され、シール性の安定化が図れた。
【0034】 尚、本実施例では、流体を受ける受け溝8をラビリンス構成部5と対向面部6 に一体的に設けたが別体でも良い。
【0035】 さらに、回転体4と対向面部6を有する固定体7をシールカバー16により一 定化され、ハウジング2と回転軸3の間への組み込み性も容易となった。
【0036】 尚、上記実施例では回転体4に設けられたラビリンス構成部5とそれに対向す る対向面部6がそれぞれ2つずつとしたが数は特に限定されず、少なくともそれ ぞれ1つずつあれば良い。
【0037】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成および作用を有するもので、回転体に設けたラビリンス 構成部が回転体の回転による遠心力により、固定体に近づいていき、ラビリンス 隙間が小さくなりラビリンス効果が増し、たとえ多量のシール対象流体であって もシールされることになる。
【0038】 また、回転の低速時においては、シール対象流体側に侵入する侵入流体を排出 路を通じて外部に排出するようにしたので、シール対象流体側への侵入防止が図 れ、もってシール性が確保され、高速域から低速域に渡ってシール性の安定化が 図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は一実施例に係る非接触シールの要部縦断
面図である。
【図2】図2は図1の非接触シールの要部拡大縦断面図
である。
【図3】図3は図1の非接触シールのラビリンス構成部
が回転体の回転による遠心力によって対向面部に近づい
ていることを示す要部縦断面図である。
【図4】図4は従来の非接触シールの要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 非接触シール 2 ハウジング 3 回転軸 4 回転体 5 ラビリンス構成部 51 第1ラビリンス構成部 51a 第1突出部 51b 内向き突出部 51c ハウジング側第1ラビリンス斜面 51d 回転軸側第1ラビリンス斜面 51e 内向き突出部斜面 52 第2ラビリンス構成部 52a 突出部 52b 外向き突出部 6 対向面部 61 第1対向面 62 第2対向面 7 固定体 8 受け溝 81 回転体ポケット状溝 82 固定体ポケット状溝 9 回転体嵌合溝 10 回転体金属環 10a 回転体円筒部 10b 回転体外向きフランジ部 10c 回転体内向きフランジ部 11 回転体ゴム状弾性体部材 11a 回転体ラビリンスシール部 11b 薄肉ゴム状弾性体部材 12 固定体嵌合溝 13 固定体金属環 13a 固定体円筒部 13b 固定体内向きフランジ部 13c 固定体外向きフランジ部 14 固定体ゴム状弾性体部材 14a 段部 14b 固定体ラビリンスシール部 15 固定体突起 15a 固定体突出部 15b 外向き突起部 15c 内向き突起部 16 シールカバー 17 第1ラビリンス隙間 18 微小隙間 19 隙間 20 第2ラビリンス隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに固定される固定体と、該ハ
    ウジングと同心的に設けられる回転軸に固定され回転軸
    と共回りする回転体と、を具備し、 前記固定体と回転体を非接触状態に互いに対向配置する
    と共に固定体と回転体の間にラビリンス隙間を形成し、 前記回転体のラビリンス隙間に臨むラビリンス構成部を
    ラビリンス隙間を狭める方向に変位可能とし、回転時に
    作用する遠心力によってラビリンス構成部をラビリンス
    隙間を狭める方向に変位せしめ、 また、前記固定体と回転体の間に、外部からシール対象
    側に侵入する侵入流体を下方に導いて外部に排出する排
    出路を設けてなることを特徴とする非接触シール。
  2. 【請求項2】 ラビリンス構成部がリップ形状に形成さ
    れている請求項1記載の非接触シール。
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