JPH05249Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH05249Y2
JPH05249Y2 JP1987116301U JP11630187U JPH05249Y2 JP H05249 Y2 JPH05249 Y2 JP H05249Y2 JP 1987116301 U JP1987116301 U JP 1987116301U JP 11630187 U JP11630187 U JP 11630187U JP H05249 Y2 JPH05249 Y2 JP H05249Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pressure
plunger pump
low
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987116301U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6420904U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987116301U priority Critical patent/JPH05249Y2/ja
Publication of JPS6420904U publication Critical patent/JPS6420904U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH05249Y2 publication Critical patent/JPH05249Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は製鉄所における圧延ラインのデイス
ケーリング設備に関するもので、特にデイスケー
リング設備を構成するプランジヤーポンプへ送水
する低圧側配管系の圧力変動によるトラブルを抑
止する送水システムに係るものである。
〔従来の技術〕
高圧水を噴射して、スラブのデイスケーリング
を行う設備に、プランジヤーポンプを使用するこ
とは周知である。
第2図は、このプランジヤーポンプを用いた従
来のデイスケーリング設備を示すフローシートで
ある。
このフローシートに示されるように、従来のデ
イスケーリング設備は、まず用水を冷却塔1を通
じて冷却処理し、この冷却処理した用水を、ベー
スポンプ2を利用し、低圧送水本管3より分岐さ
せた低圧水分岐管3aへ送り、それをプランジヤ
ーポンプP/Pに送水し、高圧水に転換し、噴射
ノズル4を備えた処理スタンド5へ送水するよう
に構成しているのが一般である。
ところで、プランジヤーポンプP/Pは、通常
多量の高圧水を発生させる必要から数個のプラン
ジヤーを組み合わせたいわゆる多連式のプランジ
ヤーポンプP/Pで構成されている。
そしてこの多連式のプランジヤーポンプP/P
は、被処理物であるスラブSの流れに応じて運転
されるので、いわゆるアンロードとオンロードと
の繰り返しによる運転を余儀なくされ、しかもア
ンロードとオンロードとの切り換え時に、かなり
の厳しいシヨツク音や打音、振動を発生して運転
されるものである。
したがつて、従来はこのような運転上の打音や
振動を抑制し、円滑なプランジヤーポンプの作動
が保持されるようサクシヨンバルブの適正な作動
タイミングをコントロールするためのサクシヨン
バルブアンローダ装置が組み込まれている。
さらに、プランジヤーポンプP/Pへの用水供
給配管系には、ポンプのアンロード、オンロード
の急激な切り替え運転にともなうシヨツクによる
水撃現象やポンプ自体への用水供給不足を抑止す
るため、その用水供給配管系にはクツシヨンタン
クを介設しているのが普通である。
第2図でポンプP/Pの前、すなわち低圧水分
岐管3aに設けたクツシヨンタンク6がその役割
を分担するものである。
なお第2図のフローシートで、7は低圧送水分
岐管3aに設けた用水のクリーナであり、8は前
記多連式プランジヤーポンプP/Pよりの高圧水
を処理スタンド5へ送水する高圧配管系9に設け
た高圧アキユムレータである。
この高圧アキユムレータ8は、スラブSの流れ
に対応して多連式プランジヤーポンプP/Pへ、
タイムリーなアンロード、オンロードの作動制御
信号を圧力スイツチ10を介して送信するための
ものである。
いずれにしても、従来のデイスケーリング設備
においては、サクシヨンバルブアンローダ装置や
クツシヨンタンクなど、ポンプ自体はもちろん送
水配管系においてウオータハンマーリングやキヤ
ビテーシヨンなどが発生せず安定した運転ができ
るよう附帯設備を設けている。
しかし圧延設備においては、前記デイスケーリ
ング設備以外に圧延ロールの冷却用水やその他シ
ヤワーなど関連の設備装置に多量の用水を必要と
するので、第2図で示すようにプランジヤーポン
プP/Pへの送水管は、圧延ロール冷却用の送水
管やあるいは圧延設備の附帯設備であるシヤワー
などのユーテリテイ用水の送水管と同様に共通の
低圧水本管3より分岐した低圧送水分岐管3a,
3b,3cをもつて送水するように構成している
のが普通である。
したがつて、用水の供給配管系としては、単純
で経済性、合理性のある送水システムを構成して
いるが、次のような運転上のトラブルが発生しや
すいといつた欠点がある。
すなわち多連式プランジヤーポンプP/Pによ
るデイスケーリング作業と、前記低圧冷却用配管
系3bや3cに接続された圧延ロールの冷却処理
やその他の低圧冷却用水の利用が平行して行われ
ると、低圧送水本管3およびこれより分岐された
前記低圧冷却用配管系3bや3cの、いわゆる低
圧側配管系の圧力が変動し、急激な圧力低下が生
ずる場合がある。
ところで、低圧側配管系には前記したように多
連式プランジヤーポンプP/Pの容量補償と水撃
緩和を目的としたクツシヨンタンク6が設けてあ
るが、圧力低下が発生すると、このクツシヨンタ
ンク6の用水が逆に低圧側配管系へ逆流するトラ
ブルが発生する。
その結果、万一その逆流現象と多連式プランジ
ヤーポンプP/Pのオンロード上のタイミングが
合致すると、多連式プランジヤーポンプP/Pの
吸込圧が予測以上に降下し、クツシヨンタンク6
内の空気が膨張して、それが多連式プランジヤー
ポンプP/Pへ吸い込まれ、圧縮工程においてキ
ヤビテーシヨンを誘発する要因となる。このキヤ
ビテーシヨンは、ポンプにとつて極めて致命的
な、しかも有害なトラブルである。
本考案は、このような設備にとつて有害なトラ
ブルをもたらすキヤビテーシヨンの発生を抑止し
た送水システムを提供することを目的として考案
したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、上記目的を達成する手段とし
て、プランジヤーポンプへの用水送水管と、圧延
設備のロール冷却装置やその他シヤワーなどの附
帯装置への用水送水管とを、共通の低圧送水本管
よりそれぞれ分岐する低圧送水分岐管をもつて構
成するとともに、プランジヤーポンプへの低圧送
水分岐管に、プランジヤーポンプへの送水の容量
補償と水撃緩和のためのクツシヨンタンクを介設
したデイスケーリング設備の送水システムにおい
て、プランジヤーポンプへの低圧送水分岐管の前
記クツシヨンタンクの直前に、チエツク弁を介設
した送水システムに構成したことを特徴とするも
のである。
〔作用〕 本考案は以上のように、プランジヤーポンプへ
の容量補償と水撃緩和との機能をもつクツシヨン
タンクを接続した送水管すなわち低圧送水分岐管
系に、チエツク弁を介設したので、そのチエツク
弁を境として、低圧側配管系に異常な圧力低下が
発生しても、すなわち圧延ロールの冷却用水やシ
ヤワーその他ユーテリテイ用水が同時に、かつ多
量消費され、低圧送水本管系に異常な圧力低下が
見られても、クツシヨンタンク内の用水が、その
低圧側配管系に逆流することはない。その結果プ
ランジヤーポンプの吸込圧が降下することはな
く、いわゆるキヤビテーシヨンは発生しない。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面の第1図に基づいて
説明する。
第1図に示すように本考案の送水システムは、
従来のプランジヤーポンプP/Pを用いたデイス
ケーリング設備の送水システムにおいて、プラン
ジヤーポンプP/Pへの低圧送水分岐管3aにチ
エツク弁CVを介設したものである。そしてこの
チエツク弁CVは、クツシヨンタンク6の直前に
設けている。
そのためこのチエツク弁CVを境として低圧側
配管系3aに異常な圧力低下が発生しても、すな
わち圧延ロールの冷却用水やシヤワーその他のユ
ーテリテイ用水が同時にかつ多量に消費され、低
圧送水本管系3aに異常な圧力低下が発生して
も、クツシヨンタンク6内の用水が、その低圧側
配管系3aに逆流することはない。その結果プラ
ンジヤーポンプP/Pの吸込圧が降下することが
なく、いわゆるキヤビテーシヨンの発生を防止す
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように、チエツク弁CV
を、プランジヤーポンプへの低圧送水分岐管3
a、すなわち低圧側配管系に設けたので、低圧側
配管系の圧力変動をクツシヨンタンク6に与える
ことがない。そのため、まずポンプ運転における
致命的欠陥となるキヤビテーシヨン現象を未然に
防止することができる。
さらに、プランジヤーポンプは、アンロード時
の用水の慣性力による圧力上昇を保持することが
可能で、オンロード直後は、通常の吸込圧力より
も高くなり、プランジヤーポンプに対する差圧が
少なく、結果的に省エネの効果を発揮することに
もなる。
また、チエツク弁を設けるのみであるため、設
備に要する費用が安い。それに対し、この効果は
キヤビテーシヨンの抑止というポンプの安全性、
寿命維持という点からきわめて高く、したがつて
有用な考案として評価できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すものでプランジ
ヤーポンプを用いたデイスケーリング設備におけ
る送水システムのフローシート、第2図は従来の
デイスケーリング設備の送水システムのフローシ
ートである。 1……冷却塔、2……ベースポンプ、3……低
圧送水本管、3a,3b,3c……低圧送水分岐
管、4……噴射ノズル、5……処理スタンド、
P/P……プランジヤーポンプ、S……スラブ、
6……クツシヨンタンク、7……クリーナ、8…
…高圧アキユームレータ、9……高圧配管系、1
0……圧力スイツチ、CV……チエツク弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プランジヤーポンプへの用水送水管と、圧延設
    備のロール冷却装置やその他シヤワーなどの附帯
    装置への用水送水管とを、共通の低圧送水本管よ
    り分岐して配管するとともに、プランジヤーポン
    プへの低圧送水分岐管に、プランジヤーポンプへ
    の送水の容量補償と水撃緩和のためのクツシヨン
    タンクを介設してなるデイスケーリング設備の送
    水システムにおいて、プランジヤーポンプへの低
    圧送水分岐管の前記クツシヨンタンクの直前に、
    チエツク弁を介設したことを特徴とするプランジ
    ヤーポンプを用いたデイスケーリング設備におけ
    る送水システム。
JP1987116301U 1987-07-29 1987-07-29 Expired - Lifetime JPH05249Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987116301U JPH05249Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987116301U JPH05249Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6420904U JPS6420904U (ja) 1989-02-01
JPH05249Y2 true JPH05249Y2 (ja) 1993-01-06

Family

ID=31358714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987116301U Expired - Lifetime JPH05249Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05249Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6058976B2 (ja) * 2012-11-08 2017-01-11 Jfeスチール株式会社 鋼板のデスケーリング水温の管理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60255213A (ja) * 1984-05-30 1985-12-16 Nippon Steel Corp 金属材料の熱間加工用デスケ−リング方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60255213A (ja) * 1984-05-30 1985-12-16 Nippon Steel Corp 金属材料の熱間加工用デスケ−リング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6420904U (ja) 1989-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1008741A3 (en) Accumulator type fuel injection system
EP0531533A4 (en) Pressure accumulation type fuel jetting device
JPH05249Y2 (ja)
EP1165977B1 (en) Method in the hydraulic roll control system of a papermaking machine or the like and a multipressure hydraulic roll control system
CN105485166A (zh) 一种用于磨机动静压轴承的补油系统
CN210003846U (zh) 一种带备用阀的截止阀
CN209761890U (zh) 一种带卸压和保护功能的高低压切换油源系统
CN216842419U (zh) 一种可根据需求自动设定压力的液压系统保压控制回路
CN212299516U (zh) 应用于制冷系统的退料系统
JPS6128425B2 (ja)
CN219494060U (zh) 一种低压加热器疏水回收单元及低压加热器系统
JP3037841B2 (ja) 給水装置の臨時給水構造
JPH08200183A (ja) 内燃機関の燃料噴射弁
CN220227326U (zh) 不停机检修辊压机液压系统
CN215257054U (zh) 供油系统和风机
CN210290312U (zh) 一种双通道溢流阀集成阀块
CN211315249U (zh) 一种等静压机球阀内漏的补救装置及等静压机系统
CN210660778U (zh) 一种蓄能器保压系统
CN111854211A (zh) 应用于制冷系统的退料系统
JP2004100705A (ja) 内燃機関の燃料噴射システムのための高圧導管
JPH02153253A (ja) 燃料供給装置
JPH0634005Y2 (ja) サクションバルブ・アンローダ付プランジヤポンプよりなるデスケーリング装置
WO2016091150A1 (zh) 一种用于立体车库的液压系统
JPH0146722B2 (ja)
JP2623893B2 (ja) 複合液圧回路の液圧供給装置