JPH02153253A - 燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料供給装置に係り、特に、自動車等の車両
用エンジンの燃料供給装置に利用して有効なものに関す
る。

〔従来の技術〕

自動車等の車両に搭載された燃料供給装置としては、実
開昭５８−４４　、’１７９号公報、および特開昭５８
−４８７６８号公報に記載されているものが知られてい
る。

従来のこの種の燃料供給装置においては、第３図に示さ
れているように、燃料ポンプ１と燃料噴射装置２とが燃
料パイプ３を介して連結されており、燃料ポンプ１に逆
流防止用のチェックバルブ４と、異常高圧防止用のリリ
ーフバルブ５とが設けられ、燃料タンク６と燃料噴射装
置２とを結ぶリターンパイプ７の管路途中に、燃料圧力
を調整するプレンシャレギュレータ８が設けられている
。

この燃料供給装置によれば、燃料タンク６内の燃料が燃
料ポンプ１によって吸い上げられて燃料噴射装置２へ圧
送され、燃料噴射装置２からエンジンへ燃料が噴射され
る。そして、燃料噴射装置２に供給される燃料の圧力が
設定圧力を越えたときには、燃料の一部がプレッシャレ
ギュレータ８、リターンパイプ７を介して燃料タンク６
へ戻さ板パイプ３内の圧力が設定圧力を越えるのを防止
されるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、このような燃料供給装置においては、チェック
バルブ４が閉じ、かつ、何らかの原因で配管が閉塞され
た状態でエンジンが停止されると、燃料パイプ３の両端
が閉塞されプレッシャレギュレータ８が機能していない
状態となるため、エンジンの熱により燃料パイプ３内の
燃料が気化し、燃料パイプ３内の圧力が異常に高くなり
、燃料パイプ３が損傷する危惧がある。

本発明の目的は、燃料ポンプの燃料吐出側に設けられた
チェックバルブと、燃料ポンプと燃料噴射弁とを結ぶ燃
料通路が閉塞された場合においても、燃料ポンプと燃料
噴射弁とを結ぶ燃料通路内の圧力を設定圧力以下に維持
することができる燃料供給装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る燃料供給装置は、燃料タンク内の燃料を吸
い上げて吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプからの燃料
を噴射する燃料噴射弁と、燃料ポンプと燃料噴射弁とを
結ぶ燃料通路内の燃料圧力を調整するプレッシャレギュ
レータと、燃料ポンプから吐出された燃料の燃料ポンプ
への流入を阻止するチェックバルブとを備えている燃料
供給装置において、前記プレッシャレギュレータに接続
されている燃料通路に、この燃料通路内の圧力が設定圧
力を越えたときに燃料を燃料通路外へ排出する補助リリ
ーフバルブが設けられていることを特徴とする。

〔作用〕

前記した手段によれば、プレッシャレギュレータに接続
されている燃料通路に補助リリーフバルブが設けられて
いるため、燃料通路内の圧力が高くなっても、補助リリ
ーフバルブのバルブが開かれて燃料通路内の燃料が燃料
通路外へ排出されるため、燃料通路内の圧力を設定圧力
以下に維持することができる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例である燃料供給装置を示す回
路図である。

本実施例において、本発明に係る燃料供給装置は燃料タ
ンク１１内に装置された（図示省略）燃料ポンプ１２を
備えており、この燃料ポンプ１２はベーンポンプ等から
構成されでいるポンプ部１３と、このポンプ部１３と一
体的に連設され、ポンプ部１３を駆動するモータ部１４
と、タンク１１内から燃料を吸入する吸入口１５と、吸
入した燃料を吐き出して圧送する吐出口１６とを備えζ
いる。燃料ポンプ１２の吐出口１６にはチェックバルブ
１７が燃料のポンプ部１３の方向への逆流を阻止するよ
うに介設されている。燃料ポンプ１２には燃料噴射装置
２０に接続されている燃料通路１８が吐出口１５におけ
るチェックバルブ１７の下流側に配されて接続されてお
り、燃料噴射装置２０から燃料タンク１１へ燃料を戻す
燃料通路１９にはプレッシャレギュレータ２１が介設さ
れている。このプレッシャレギュレータ２１は燃料ポン
プ１２と燃料噴射装置２０とを結ぶ燃料通路１８内の燃
料圧力を一定圧力に調整するように構成されている。

本実施例において、燃料通路１８の途中には分岐通路２
２が分岐されており、この分岐通路２２は燃料タンク１
１に接続されている。この分岐通路２２内には補助リリ
ーフバルブ２３が介設されており、このバルブ２３は燃
料通路１８内の圧力が設定圧力を越えたときに、分岐通
路２２内の燃料を燃料タンクへ排出するように構成され
ている。

この補助リリーフバルブ２３のリリーフ圧力は、燃料噴
射弁の燃料噴射圧力よりも高く、燃料通路１８の破損限
界圧力以下、例えば、６　ｋｇ　／　ｃＩＩ！程度に設
定されている。

次に作用を説明する。

燃料ポンプ１２がモータ部１４の駆動によって作動され
ると、燃料タンク１１内の燃料がポンプ部１３によって
汲み上げられて吐出口１６から吐き出され、燃料通路１
８を介して燃料噴射装置２０へ圧送される。これにより
、燃料噴射装置２０の燃料噴射弁からエンジンへ所定量
の燃料が噴射される。そして、燃料通路１８内の圧力が
設定圧力を越えると、プレッシャレギュレータ２１のバ
ルブが開かれ、燃料通路１８内の一部の燃料がリターン
通路１９を介して燃料タンク１１へ戻される。

一方、チェックバルブ１７のバルブが閉しられると共に
、異物等によりパイプが閉塞した状態でエンジンが停止
され、これに接続された燃料通路】８内の圧力が高くな
って補助リリーフバルブ２３の設定圧力を越えると、補
助リリーフバルブ２３により分岐通路２２が開かれるた
め、燃料通路１８内の燃料が分岐通路２２を介して燃料
タンク１コヘ排出される。これにより、燃料通路１８内
の燃料圧力を常に設定圧力以下に維持することができる
。このため、燃料通路１８が損傷されるのを未然に防止
することができるとともに、燃料通路１８の損傷によっ
て燃料洩れが生ずるのを防止することができる。

第２図は本発明の他の実施例を示す回路図である。

本実施例２が前記実施例１と異なる点は、補助リリーフ
バルブ２３Ａが燃料噴射装置２０とプレッシャレギュレ
ータ２１との途中に分岐された分岐！２２Ａに介設され
ている点にあり、要は、最もパイプが閉塞しやすい位置
よりも燃料ポンプ１２側に分岐路２２Ａを設ければよい
。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。

例えば、分岐路２２および２２Ａは燃料タンク１１の外
部において分岐させるに限らず、燃料タンク１１の内部
において分岐させることが望ましい。分岐通路を燃料タ
ンクの内部に配管することにより、燃料通路を燃料タン
ク外部で配管させなくて済むため、コスト増を抑制する
ことができるとともに、安全性の低下を抑制することが
できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、プレッシャレギ
ュレータに接続されている燃料通路に補助リリーフバル
ブを設け、燃料通路内の圧力が設定圧力を越えたときに
は、燃料通路内の燃料をリリーフバルブを介して燃料タ
ンクに排出するように構成したため、燃料通路内の燃料
圧力を常に設定圧力以下に維持することができ、燃料通
路を構成する配管の損傷を未然に防止することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である燃料供給装置を示す要
部断面図である。 第２図は本発明の他の実施例を示す回路図である。 第３図は従来例を示す回路図である。 １１・・・燃料タンク、１２・・・燃料ポンプ、１３・
・・ポンプ部、１４・・・モータ部、１５・・・吸入口
、１６・・・吐出口、１７・・・チェックバルブ、１８
・・・燃料通路、１９・・・リターン通路、２０・・・
燃料噴射装置、２１・・・プレッシャレギュレータ、２
２．２２Ａ・・分岐通路、２３．２３Ａ・・・補助リリ
ーフバルブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．燃料タンク内の燃料を吸い上げて吐出する燃料ポン
   プと、燃料ポンプからの燃料を噴射する燃料噴射弁と、
   燃料ポンプと燃料噴射弁とを結ぶ燃料通路内の燃料圧力
   を調整するプレッシャレギュレータと、燃料ポンプから
   吐出された燃料の燃料ポンプへの流入を阻止するチェッ
   クバルブとを備えている燃料供給装置において、前記プ
   レッシャレギュレータに接続されている燃料通路に、こ
   の燃料通路内の圧力が設定圧力を越えたときに燃料を燃
   料通路外へ排出する補助リリーフバルブが設けられてい
   ることを特徴とする燃料供給装置。