JPH05249861A - フューザロール - Google Patents

フューザロール

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JPH05249861A
JPH05249861A JP4250714A JP25071492A JPH05249861A JP H05249861 A JPH05249861 A JP H05249861A JP 4250714 A JP4250714 A JP 4250714A JP 25071492 A JP25071492 A JP 25071492A JP H05249861 A JPH05249861 A JP H05249861A
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roller
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fuser roll
fuser
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で製造が容易であり、かつ設計が簡単で
耐久性のあるフューザロールを提供する。 【構成】 マーキング粒子を支持部材に溶着させる溶融
装置は、軸136aと、この軸に結合された基部134
aとを含むジャーナル部材132aを備えている。溶融
装置は更に、両端部を有するローラ部材104aを備
え、このローラ部材は、ローラ部材の一端部近傍に肩部
140を画成している。基部の少なくとも一部が肩部に
実質的に接触するように、基部を肩部に隣接して係止す
るための係止部材162が設けられる。更に、マーキン
グ粒子が付着した支持部材がローラ部材に接触したとき
に、マーキング粒子を支持部材に溶着させる加熱装置1
08が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に印刷機用フュ
ーザ装置に係わり、特にジャーナル部材がローラまたは
筒状部材に簡単かつ効果的に固定されたフューザロール
に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドキャップの熱放射低減が可能な溶
融装置として、様々な開示がなされているが、それらを
簡単にまとめると次のようなものがある。US−A−
3、437、032(特許権者:マングハーマラニ他、
特許発行日:1969年4月8日)、US−A−4、5
38、052(特許権者:アサヌマ他、特許発行日:1
985年8月27日)、US−A−4、618、240
(特許権者:サクライ他、特許発行日:1986年10
月21日)、および出願番号56−73514(出願
日:1981年5月18日、公開番号57−18917
0、発明者:イトウ)。
【0003】US−A−4、538、052には、従来
のフューザローラおよびその改良が開示されている。公
知のローラは、ステンレス鋼製エンドキャップ付きのア
ルミローラ部材を含んで構成されている。好ましくは、
該エンドキャップは、摩擦熱を利用してアルミローラ部
材に圧入される。US−A−3、437、032は、上
記従来のフューザロールに類似したフューザロールを開
示しており、ステンレス鋼製のエンドキャップがニッケ
ルめっき銅管の両端に固定されている。ステンレス鋼を
別の金属に固定する際の技術的困難と、かかる固定に伴
う比較的高い製造コストとを回避するために、US−A
−4、538、052は、改良されたフュ−ザローラを
開示している。このフューザローラにおいては、耐熱樹
脂製のアウタレースを有する一対の軸受が、アルミシリ
ンダを支持するように該シリンダの両端部に圧入され、
従って、アウタレースとシリンダが一体となって回転す
るようになっている。耐熱樹脂は金属部材より経済的で
あり、アウタレースは、アルミシリンダの両端部に単に
押圧することによりシリンダの両端部に嵌入することが
できる。
【0004】US−A−4、618、240は、両端に
各々軸を備えたローラを有するフューザローラを開示し
ている。この軸は軸受中に回転可能に装着され、耐熱ス
リーブに嵌合されている。この耐熱スリーブは断熱材か
ら成り、かつローラの端部と軸受間の熱伝達を防止する
ために軸と軸受の間に設けられている。
【0005】特願昭57−189170は薄型シリンダ
から成るヒートローラを開示している。軸を介したシリ
ンダの熱損失を低減するために、ローラ回転駆動部材が
シリコンゴム部材等の弾性部材を介して薄型シリンダの
両端に取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】US−A−4、53
8、052および特願昭57−189170のフューザ
ロールはローラ部材をジャーナルから効果的に断熱する
ことができるが、エンドキャップ部品をローラ部材の端
部に圧入しなければならないので、これらフューザロー
ラの製作は必ずしも容易でない。特に、圧入を行なうに
は特殊な道具が必要になるので、これらロールの製造費
は不必要に高くなる。しかも、US−A−4、538、
052の従来技術のフューザロールとUS−A−3、4
37、032のフューザロールは簡単で耐久性のある設
計を有するが、ある材質のエンドキャップを別の材質の
ローラに嵌合させることは技術的に困難であることか
ら、これらフューザロールも製造費が不必要に高くな
る。従って、安価で製造が容易であり、かつ設計が簡単
で耐久性のあるフューザローラを提供することが望まれ
ていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、マーキ
ング粒子を支持部材に溶着させる溶融装置が提供され
る。この溶融装置の第1実施例は、軸と、前記軸に結合
された基部とを含むジャーナル部材を備えている。溶融
装置は更に、両端部を有するローラ部材であって、前記
ローラ部材の一端部近傍に前記ジャーナル部材を支持す
る支持部材を含むローラ部材を備える。前記基部の少な
くとも一部が前記支持手段に実質的に接触するように前
記支持手段に隣接して前記基部を係止する係止手段が設
けられる。更に、マーキング粒子が付着した前記支持部
材が前記ローラ部材に接触したとき、前記マーキング粒
子を前記支持部材に溶着させるべく前記ローラ部材を加
熱する加熱手段が設けられる。
【0008】開示された上記第1実施例の一態様によれ
ば、ローラ部材は、開放された両端を有する円筒管を含
んで構成され、前記支持手段は前記同管の内壁に沿って
形成された肩部によって画成される。また、ジャーナル
部材と円筒管は、それらの間にキャビティを形成し、金
属栓がキャビティに設けられる。
【0009】開示された上記第1実施例の別の態様によ
れば、軸とローラ部材は各々熱伝導性であり、軸の熱伝
導率はローラ部材の熱伝導率よりも大幅に低い。
【0010】本溶融装置の第2実施例は、両端部を有
し、第1の材料から成る筒状部材を含む。本溶融装置
は、軸と、前記軸に結合された基部とを含むジャーナル
部材を備えている。前記軸は第2の材料から成り、前記
基部は、その外周に沿った少なくともその一部が前記第
1の材料から成る。前記筒状部材内周面の前記第1の材
料と前記基部外周の前記第1の材料とが強固に結合され
るように、前記基材外周を前記筒状部材の内周面に固定
するための固定手段が設けられる。更に、マーキング粒
子が付着した前記支持部材が前記筒状部材に接触したと
きに、前記マーキング粒子を前記支持部材に溶着させる
ように前記筒状部材を加熱する加熱手段が設けられてい
る。
【0011】開示された上記第2実施例の一態様によれ
ば、基部の外周は筒状部材の内周面に溶接される。開示
された第2実施例の別の態様によれば、軸と筒状部材は
各々熱伝導性であり、軸の熱伝導率は筒状部材の熱伝導
率よりも大幅に低い。
【0012】
【実施例】図1に示すように、電子写真式印刷機は感光
体、すなわち光導電ベルト10を使用している。好まし
くは、光導電ベルト10は、基体層に塗布された光導電
材料から成り、他方、この基体層はカール防止裏引き層
に塗布されている。光導電材料は、生成層に塗布された
転移層から成る。この転移層は、生成層からの陽電荷を
転移する。インターフェース層が基体層に塗布されてい
る。転移層は、ポリカーボネート中に分散されたジ−m
−トリフェニルビフェニルアミンの微小分子を含有して
いる。生成層は三方晶系セレンから成る。基体層は、チ
タン塗布マイラーから成る。この基体層は非常に薄く、
かつ光を透過する。光導電材料、基体層、およびカール
防止裏引き層も、他の適当な材質のものが使用可能であ
る。ベルト10は、矢印12の方向に移動することによ
り、その移動路の近傍に設けられた各種処理ステーショ
ンへと、光導電面の連続した部分を順次搬送する。ベル
ト10はアイドルローラ14と駆動ローラ16の間に巻
装されている。アイドルローラ14は、ベルト10と共
に回転するように回転可能に取り付けられている。駆動
ローラ16は、例えばベルト駆動のような適当な手段で
駆動ローラ16に連結されたモータにより回転される。
ローラ16は回転することにより、ベルト10を矢印1
2の方向に搬送する。
【0013】最初に、光導電ベルト10の一部が帯電ス
テーションAを通過する。帯電ステーションAでは、一
般に参照符号18で示すコロナ生成装置が、光導電ベル
ト10を比較的高い、ほぼ均一な電位に帯電させる。
【0014】次に、帯電された光導電面は回転されて露
光ステーションBへ送られる。露光ステーションBは、
一般に参照符号22で示す移動レンズ系と、一般に参照
符号24で示すカラーフィルタ機構とを含んでいる。原
稿26が透明なビューイングプラテン上に静止状態で支
持されている。原稿の連続したインクリメント領域は、
一般に参照符号30で示す移動ランプアセンブリによっ
て照明光が照射される。ミラー32、34、36はレン
ズ22を通して光線を反射する。レンズ22はプラテン
28の連続した各照明領域を走査するようになってい
る。レンズ22からの光線はフィルタ24を透過し、ミ
ラー38、40、42により反射され、光導電ベルト1
0の帯電部に照射される。原稿の連続した光画像を光導
電ベルト10上に歪曲なく形成するために、ランプアセ
ンブリ30、ミラー32、34、36、レンズ22、お
よびフィルタ24が光導電ベルト10の移動に同期して
移動される。露光時に、フィルタ機構24は、選択され
たカラーフィルタをレンズ22の光路に挿入する。原稿
の連続した光画像の特定の色に対応して静電潜像、すな
わち潜像の静電荷パターンを光導電ベルト上に記録する
ために、これらカラーフィルタは、レンズを透視する光
線に作用する。露光ステーションBは、一般に参照符号
43で示す試験領域発生器を含み、この試験領域発生器
は、画像間領域、すなわち光導電ベルト10の連続する
静電潜像間の領域、における光導電面の帯電部に試験光
画像を投影して試験領域を記録するための光源を有す
る。この試験領域およびベルト10の光導電面に記録さ
れた静電潜像は,現像ステーションCにおいてトナー粒
子により現像される。
【0015】静電潜像と試験領域が光導電ベルト10に
記録された後、ベルト10はそれらを現像ステーション
Cへと搬送する。現像ステーションCは一般に参照符号
44〜50で示す4つの個別の現像ユニットで構成され
ている。これら現像ユニットは、この技術分野において
「磁気ブラシ現像ユニット」と一般に呼ばれる形式のも
のである。磁気ブラシ現像方式では、典型的には、摩擦
電気的に付着したマーキングまたはトナー粒子を有する
磁気キャリヤ粉粒体を含む磁化可能な現像剤が用いられ
る。この現像剤は、指向性磁束磁界により連続的に運ば
れて現像剤のブラシ48を形成する。一貫して新しい現
像剤をブラシ48に供給するために、現像剤粒子は連続
して移動している。現像は、現像剤のブラシ48を光導
電面に接触させることにより達成される。現像ユニット
44〜50はそれぞれ、光導電面に記録された特定の色
分解静電潜像の補色に対応する特定の色のマーキングま
たはトナー粒子を塗布する。各マーキングまたはトナー
粒子の色は、フィルタを透過した光の波長に対応する電
磁波スペクトルの予め選択された分光領域内の光を吸収
するようになっている。例えば、光画像が緑色のフィル
タを透過することにより形成された静電潜像は、スペク
トルの赤色および青色部分を比較的高い電荷濃度領域と
して光導電ベルト10上に記録する。他方、緑色の光線
はそのフィルタを通過して、光導電ベルト10上の電荷
濃度を現像不可能な電圧レベルまで低減させる。次に、
光導電ベルト10上に記録された静電潜像に緑色吸収
(マゼンタ)トナー粒子を付着させることにより、現像
ユニット44で帯電領域が顕像化される。同様に、青色
吸収(黄)トナー粒子を備えた現像ユニット46によっ
て、青色の色分解現像が行われる。他方、赤色吸収(シ
アン)トナー粒子を備えた現像ユニット48によって、
赤色の色分解現像が行われる。現像ユニット50は黒色
トナー粒子を含有し、白黒の原稿から形成された静電潜
像の現像に使用することができる。黄、マゼンダおよび
シアンの各トナー粒子は拡散的に反射する粒子である。
各現像ユニット44〜50は作動位置に出し入れされ
る。磁気ブラシ48は、作動位置では光導電ベルトに近
接し、非作動位置ではそれから離隔している。各静電潜
像の現像時には、1つの現像剤ユニットのみが作動位置
にあり、他の現像剤ユニットは非作動位置にある。これ
により、各静電潜像と連続する試験領域が、混色なしに
適当な色のトナー粒子により現像される。図1には、現
像ユニット46〜50が非作動状態にあり、現像剤ユニ
ット44が作動位置にある状態が示されている。
【0016】現像後、トナー画像は転写ステーションD
に移動され、そこで例えば普通紙などの支持体シート5
2に転写されるる。転写ステーションDでは、一般に参
照符号54で示すシート搬送装置がシート52を移動さ
せ、それを光導電ベルト10に接触させる。シート搬送
装置54は、3つのロール58、60、62に巻回され
た一対の離れたベルト56を有している。グリッパ64
が両ベルト56間に延設され、それらと共に移動する。
シート52は、トレイ74上に配置されたシートの山7
2から送り出される。給紙ロール77は山72の最上部
シートを前進ローラ76、78間に搬送する。前進ロー
ラ76、78はシート52をシート搬送装置へ搬送す
る。シート52は、グリッパ64の移動に同期して前進
ローラ76、78により搬送される。このようにして、
シート52の先端は所定位置に到達し、開いたグリッパ
64により受け取られる。次に、グリッパ64は閉じ、
かつシート52を掴んだまま再循環路をシートと共に移
動する。シートの先端はグリッパ64により開放可能に
固定されている。ベルトが矢印79の方向に移動するこ
とにより、シート52は、転写ゾーン80において、そ
の上に現像されたトナー画像と同期して光導電ベルトに
接触する。コロナ発生装置82はイオンをシートの裏面
に吹き付け、それによりシートを適当な量と極性に帯電
させ、トナー画像を光導電ベルト10から吸着させる。
シート52は、再循環路を3回循環移動する間、グリッ
パ64に固定された状態にある。このように、3つの異
なるカラートナー画像が、互いに位置決めされ重ね合わ
された状態でシート52に転写される。従って、帯電、
露光、現像、および転写の上記各工程は、カラー原稿の
多色コピーを形成するために複数回繰り返される。
【0017】最後の転写工程の後、グリッパ64は開
き、シート52を開放する。コンベヤ84は、転写画像
がシート52に永久的に溶着される溶融ステーションE
へと、シート52を矢印86方向へ搬送する。溶融ステ
ーションEは加熱フューザロール88と加圧ロール90
を含む。シート52はフューザロール88と加圧ロール
90間のロール間隙を通過する。トナー画像はフューザ
ロール88に接触し、シート52に固定される。その
後、シート52は前進ロール92により取り出しトレイ
94へ搬送され、作業者により後に取り出される。
【0018】ベルト10の移動方向における最後の処理
ステーションは、矢印12で示すクリーニングステーシ
ョンFである。回転可能に取り付けられた繊維ブラシ9
6がクリーニングステーションFに配置されており、繊
維ブラシ96は、転写工程の後に残った残留トナー粒子
を除去するために光導電ベルト10に接触した状態で維
持される。その後、ランプ98は光導電ベルト10に光
を照射して、光導電ベルト上に残っている残留電荷を次
のサイクル開始前に除去する。
【0019】次に、図2を参照して溶融ステーションE
について詳述する。図3に示す実施例では、フューザロ
ール88と加圧ロール90が、剥離剤管理(RAM)シ
ステム102と共に示されている。好ましくは、フュー
ザロール88はコアまたはローラ部材104を含み、こ
のコア104は、適当なエラストマーから成る1つまた
は複数の層106をその上に有している。コア104は
鉄、アルミ、ニッケル、ステンレス鋼などの各種金属ま
たは合成樹脂で作ることができる。コア104の材質と
してはアルミが好ましいが、これは必須ではない。コア
104は中空であり、一般的には発熱体108が中空コ
ア104の中に配設され、溶融工程用の熱を供給するよ
うになってる。このための発熱体は従来技術において公
知であり、例えば、その中にタングステン製の抵抗加熱
エレメントを有する石英外筒から成る石英ヒータで構成
することができる。必要な熱を供給する方法は本発明に
とって特に重要ではなく、フューザロール88は内部的
手段、外部的手段、または両者を組み合わせた手段を用
いて加熱することができる。加熱手段はこの技術分野で
は、支持体へトナーを溶着させるために充分な熱を与え
るものとしてよく知られている。溶融エラストマ層10
6は、例えば、ヴァイトン(Viton,E.I.デュ
ポン社の商標)および/またはシリコーンゴムのような
周知の材料で作ることができる。
【0020】図示したフューザロール88はバックアッ
プまたは加圧ロール90と圧接している。圧力ロール9
0は、耐熱製材料から成る外側層112を有する金属製
コア110を含んで構成される。このアッセンブリにお
いて、フューザロール88と加圧ロール90は、共に軸
受114(図3または図4)に取り付けられている。フ
ューザロール88と加圧ロール90が十分な圧力下で互
いに押圧し合ってロール間隙116を形成するように、
これら軸受114は付勢されている。溶着または定着作
用が行われるのはこのロール間隙116においてであ
る。層112は、I.E.デュポン社の商標であるテフ
ロンのような周知の材料で作ることができる。
【0021】トナー画像118が加熱済みフューザロー
ル88に接触した状態で、トナー画像118が形成され
た受像部材、すなわち、最終的な支持体52はロール間
隙116へ移動される。油だめ122に含まれたシリコ
ーンオイル120などの剥離剤を塗布することにより、
画像118を形成するトナー材料はフューザロール88
の表面に片寄らないようになっている。
【0022】油だめ122とシリコーンオイル120は
RAMシステム102の一部を構成している。本発明の
一実施例に係わるRAMシステム102は更に計量ロー
ル126とドナーロール128を有している。計量ロー
ル126はシリコーンオイル120に部分的に浸漬され
た状態で支持されており、この計量ロール12は、油だ
め122からドナーロール128の表面にシリコーンオ
イル120を供給するためにドナーロール128に接触
している。ドナーロール128は計量ロール126に接
触し、かつフューザロール88にも接触した状態で回転
可能に支持されている。ドナーロール128はフューザ
ロール88に接触するものとして図示されているが、ド
ナーロール128は、代わりに、加圧ロール90に接触
してもよいことが理解されよう。また、他の印刷装置に
用いる場合には、フューザロール88と加圧ロール90
の位置は逆にすることができる。計量ロール126に接
触して支持された計量ブレード130は、計量ロール1
26上のシリコーンオイル120を必要な厚さに計量す
る働きをする。
【0023】図3には、フューザロール88の好適な一
実施例が示されている。図3のフューザロール88は、
ジャーナル部材132に作動可能に結合されたコア10
4を含んで構成され、このジャーナル部材132は、軸
136が埋設された基部134を含んでいる。一例にお
いて、基部134は鋳造アルミから成り、他方、軸13
6はステンレス鋼から成る。基部134および軸136
の製作に用いられる材料の組成は特に重要でないが、少
なくとも基部134の外周部はコア104の製作に用い
られる材料と同様な材料を含むことが好ましい。軸13
6は、冷却された溶融アルミ基部134内へ成形して
も、あるいは圧入やねじ嵌めにより基部134と結合し
てもよい。図3に示すように、軸136は軸受114に
回転可能に軸支されており、通常のモータ138により
回転される。
【0024】フューザロール88の好適な製造様態にお
いて、軸136は基部134に埋設され、基部134の
外周部はコア104の内面にスポット溶接される。基部
134の外周部がコア104の材料と同様な材料を含め
ば、コア104と基部134の溶接結合は容易に達成さ
れることが当業者に理解されよう。しかも、この好適な
実施例において、軸136は、基部134やコア104
の熱伝導率より大幅に低い熱伝導率を有していることか
ら、フューザロール88が発熱体108により加熱され
たとき、軸136の単位面積当たりに比べ、コア104
と基部134の単位面積当たりの熱拡散が多い。上記フ
ューザロール88と同様に、軸受114において拡散す
る熱は比較的に少ないので、軸受114の有効寿命が長
くなるという利点が得られる。
【0025】図4には、フューザロール88の他の好適
な実施例が参照符号88aで示されている。フューザロ
ール88の変更部品を表すフューザロール88aの各部
品は、添え字「a」が変更部品に加えられているのを除
き、フューザロール88の対応する部品に用いた参照符
号と同一の参照符号で示す。コア104aは2つの重要
な点でコア104と異なっている。第一に、基部支持手
段140がローラ部材104aの端部近傍に画成されて
いる。一例において、各基部支持手段140は、ローラ
部材104a内壁の両端部近傍が切り込まれた縁部によ
り画成された肩部である。本発明の概念から逸脱するこ
となしに、基部134aを支持するために肩部140の
均等物を用いることが考えられる。例えば、各基部支持
手段140は、ロール部材の内壁の溝に固定されたスナ
ップリングで構成することができる。
【0026】第2に、開口部142がコア104a内壁
の両端部近傍に設けられている。下記に示すように、ジ
ャーナル部材132aがコア104aに固定されてい
る。各ジャーナル部材132aは軸136aと基部13
4aを含んで構成され、基部134aは軸136aを受
けるための開口部148を画成している。一例におい
て、軸136a上にはねじ山150が形成され、軸13
6aは該開口部148内に螺合されている。考えられる
他の例では、軸136aは基部134aに圧入または通
常の方法で取り付けることができる。1つの基部134
aが1つの肩部140に隣接して位置決めされると、キ
ャビティ152がジャーナル部材132aとコア104
aの内壁の間に形成される。
【0027】図4、5Aおよび5Bを参照して、ジャー
ナル部材132をコア104aに固定する方法について
詳述する。各ジャーナル部材132aは同様な方法でコ
ア104aに固定されるので、1個のジャーナル部材1
32aを固定する方法のみについて説明示する。図5A
に示した実施例において、ロール部材104aの一端が
金型154内に載置されており、この金型154は、キ
ャビティ152の開口端、および溶融金属が注入される
開口部142を除く全ての開口部142、における溶融
金属の湯面を制約するようになっている。特に図5Bを
参照して説明すると、溶融アルミなどの溶融金属の計量
された量が、ノズルまたはチューブ156を用いて、非
制約開口部142を介してキャビティ152に注入され
る。一例において、注入される溶融金属の供給源は、加
圧された溶融金属159を収容したリザーバ158であ
る。キャビティ152が溶融金属で満たされると、ノズ
ル156は、非制約開口部142に隣接した状態で保た
れてキャビティ152中に溶融金属を保持する。適当な
冷却期間が経過した後、チューブまたはノズル156が
後退する。他の製造例においては、一個以上の開口部1
42を注入口として使用可能であることが、当業者には
理解されるであろう。更に他の例においては、溶融金属
がキャビティ152の開口端から注入される間、各開口
部142を制約してもよい。
【0028】再び図4を参照して、冷却された溶融金属
は、開口部142の冷却溶融金属によってキャビティ1
52中に捕捉または「ピン止め」される金属栓162を
形成する。すなわち、開口部142中の金属は、この栓
をキャビティ152中に堅固に保持する「ノックピン」
の働きをする。しかも、ねじ山150は栓162をキャ
ビティ152中に更に固定するようになっている。
【0029】各フューザロール88および88aは、容
易に製造できる耐久構造を有していることが理解されよ
う。例えば、ジャーナル部材132、132aとコア部
材104、104a間の各接続は、比較的高い捩り力を
受けても容易に変形しないことが実験よって示されてい
る。フューザロール88はその意図された目的に十分適
しているが、基部134aはコア部材104aに溶接す
る必要がないことから、フューザロール88aの方がフ
ューザロール88より明らかに有利であると認められ
る。従って、フューザロール88、88aの製造の際、
フューザロール88aはフューザロール88に比し熱応
力を受けることが少ない。
【0030】
【発明の効果】当業者にとっては数多くの効果が理解さ
れよう。第1に、フューザロールが容易に製造できるの
で、製造費が比較的に低い。第2に、ジャーナル部材と
ローラ部材間の結合が特に耐久性を有することから、フ
ューザローラの寿命が長くなる。本発明の好適な実施例
においては、ジャーナル部材をローラ部材に圧入するこ
となく、ジャーナル部材を強固に固定することができ
る。最後に、ジャーナル部材を、ローラ部材の熱伝導率
より低い熱伝導率を有する材料で作れば、フューザロー
ラの両端近傍での熱放散が少なくなる。従って、通常そ
の両端が装着される軸受が、過熱しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフューザロールを含む印刷装置の部分
正面図である。
【図2】図1の印刷装置に使用される溶融装置の部分正
面図である。
【図3】本発明のフューザロールの好適な一実施例の部
分断面図である。
【図4】本発明のフューザロールの他の好適な実施例の
部分断面図である。
【図5】Aは金型をその端部に固定した図4のフューザ
ロールの部分断面図、Bはフューザロールの端部に画成
されたキャビティに溶融金属を注入するために用いられ
る構成の断面図である。
【符号の説明】
10 光導電ベルト 88 フューザロール 90 加圧ロール 104、104a コアまたはローラ部材 106 溶融エラストマ層 108 発熱体 114 軸受 132、132a ジャーナル部材 134、134a 基部 136、136a 軸 140 肩部 142 開口部 152 キャビティ 162 金属栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーキング粒子を支持部材に溶着させる
    溶融装置において、 軸及びこの軸に結合された基部とを含むジャーナル部材
    と、 両端部を有するローラ部材であって、前記ローラ部材の
    一端部近傍に前記ジャーナル部材を支持する支持手段を
    含むローラ部材と、 前記基部の少なくとも一部が前記支持手段に実質的に接
    触するように前記支持手段に隣接して前記基部を係止す
    る係止手段と、 マーキング粒子が付着した前記支持部材が前記ローラ部
    材に接触したとき、前記マーキング粒子を前記支持部材
    に溶着させるべく前記ローラ部材を加熱する加熱手段
    と、を備えることを特徴とする溶融装置。
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