JP2004198532A - 定着装置、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2つの上側テンションローラ50・51には、無端状の定着ベルト52を掛け回す。2つの下側テンションローラ54・55には、無端状の加圧ベルト56を掛け回す。そして、それぞれの下側テンションローラは、定着ベルトおよび加圧ベルトを介して上側テンションローラの各々に押し当てる。定着ベルトと加圧ベルトとが重なり合って走行する部分には、内側から定着ベルトに接触して固定加熱体58を設ける。固定加熱体は、記録媒体搬送方向と直交する方向に複数の加熱部に分け、それらの加熱部を個別に温度制御可能とする。各加熱部は、それぞれ個別の加熱線61を介して制御部62に接続する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。そのうち特に、帯電・書込み・現像・転写・クリーニングなどを繰り返して像担持体に順次トナー画像を形成し、そのトナー画像を逐次転写して、用紙・OHPフィルム等の記録媒体に画像を記録する電子写真式の画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置などにおいて、記録媒体上に転写した未定着画像を記録媒体に定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、地球環境維持の観点から、省資源および省エネルギの要求が高まっている。電子写真式の画像形成装置にあっても、省エネルギのため消費電力を抑える動きが活発化しており、特に消費電力の大きい定着の分野において、加熱温度の低温化、熱効率のアップが研究されている。
【0003】
【特許文献1】特許第3274769号公報
一般に、電子写真式の画像形成装置では、例えば特許文献1に記載されるように、定着装置として、内部に熱源を有する定着ローラに加圧ローラを押し当てて定着ニップを形成し、その定着ニップに通して画像転写後の記録媒体を搬送しながら、熱と圧力とを加えてその記録媒体上のトナー画像を記録媒体に定着するローラ定着式の熱定着装置が主に用いられている。
【0004】
このような定着装置においては、定着ローラおよび加圧ローラは、例えばともに金属パイプの周面にゴム層を設け、内部にハロゲンヒータ等の熱源を備えて構成していた。そして、それら定着ローラおよび加圧ローラの表面温度をサーミスタ等の温度検知手段で検知し、その検知結果に応じてコントローラで熱源をオンオフ制御して一定温度(200℃〜150℃)に保持していた。
【0005】
ところが、このようなローラ定着式の定着装置では、ローラ同士の押し当てで定着ニップを形成することから、定着ニップ幅を大きくすることができず、加熱時間が短くなり、定着効果を上げるためにはどうしても熱源による加熱温度を高く設定しなければならなかった。
【0006】
加熱ローラや加圧ローラのゴム層の硬度を下げたり、ローラ径を大きくしたりして定着ニップ幅を増やし、できる得る限り加熱時間を長くするようにしているが、それにも限界があり、例えばローラ径を大きくすると、熱容量が大きくなり、また放熱面積が増大して、返って加熱温度を高くしなければならなかった。
【0007】
加熱温度を高くすると、環境温度に対する熱勾配が大きくなり、過剰に放熱したり、加熱する必要のない記録媒体の表面温度まで上昇し、さらには記録媒体の内部までも昇温したりして、トナーの溶融以外にエネルギを無駄に消費することとなった。
【0008】
このため、エネルギの浪費をなくして、できるならば、加熱温度を150℃以下、好ましくは100℃近辺まで下げることが望まれている。このような温度で定着を実現するためには、当然トナーの軟化点あるいは融点は100℃以下に下げざるを得ない。
【0009】
一般に、同一種有機高分子物質は、融点を下げると、溶融粘度が低下する。これは、樹脂の融点が分子量に依存していることに起因し、当然分子量が低ければ分子鎖の絡み合いが緩くなり、相互作用が弱くなることにより溶融粘度が下がるからであると考えられる。したがって、超低融点トナーを使って定着を行った場合、融点以降急激な粘度の低下が起こる。そこで、有効なゴム域幅が狭く、記録媒体上のトナーを定着加熱体側にオフセットしないようにすることが困難であった。
【0010】
このようなオフセットの問題を解決するため、低融点トナーのゴム域を超えないような低温度に定着温度を設定し、加熱幅を長くとって時間的に十分に熱を伝わらせることで定着を行うことが考えられる。
【0011】
【特許文献2】特開平10-307496号公報
このため、従来の定着装置の中には、例えば特許文献2に記載されるように、熱源を内蔵しない定着ローラと、熱源を内蔵する加熱ローラとに定着ベルトを掛け回し、その定着ベルトを介して定着ローラに加圧ローラを押し当てるベルト定着式のものがある。
【0012】
このようなベルト定着式の定着装置では、加熱時間を長くしてローラ定着式のものより加熱温度を低くすることができ、加熱温度をトナーの定着を行う定着温度より不必要に高く設定する必要がない。よって、環境温度に対する熱勾配を小さくして放熱を少なくし、また記録媒体に対する熱勾配も小さくして記録媒体に与える熱量も少なくし、エネルギの無駄な消費をなくすことができる。
【0013】
しかし、熱源としては、当然、ハロゲンヒータのように空気層を介して赤外線により対象物を熱するよりも、抵抗体のように対象物に直接接触して加熱する方が、加熱効率がよいといえる。
【0014】
【特許文献3】特開2001-51530号公報
そこで、特許文献3に記載されるように、定着ローラに無端ベルトを当てて定着ニップを形成し、無端ベルト内側に圧力付与部材とともに加熱手段を設けて厚紙等の定着性を確保するものがある。
【0015】
【特許文献4】特開平11-133800号公報
また、特許文献4に記載されるように、加熱体がフィルムを介して記録媒体上のトナー像を加熱定着する装置において、主加熱体の上流側に記録媒体の最大サイズより短い幅の副加熱体を備えて、小さなサイズの記録媒体が連続して通過した場合にも、主加熱体の中央部と端部の温度差が大きくならず、加熱体の割れを防止するものがある。
【0016】
【特許文献5】特開2001-43956号公報
さらに、特許文献5に記載されるように、加熱体がフィルムを介して記録媒体上のトナー像を加熱定着する装置において、記録媒体の幅に応じて加熱領域が選択可能となるように記録媒体の搬送方向と直角に複数分割された各発熱体が独立駆動され、各発熱体がずらされて配置されて各発熱体の境界部分の局所的な温度ムラを防止し、安定した定着像を得るようにするものがある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなベルト定着装置では、いずれも、定着を行うとき、記録媒体の全体を加熱していた。つまり、実際に加熱が必要な部分は、未定着画像が存在する部分であるが、記録媒体に対する画像面積割合が大きいときも、小さいときも、同じように記録媒体の全体を加熱しており、余分なエネルギを浪費していた。
【0018】
そこで、この発明の第1の目的は、上述したような定着ベルトを用いたベルト定着式の定着装置において、定着を行う未定着画像に合わせて加熱して定着を行うことによりさらなる省エネルギ化を図ることにある。
【0019】
この発明の第2の目的は、未定着画像の画像濃度に合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することにある。
【0020】
この発明の第3の目的は、未定着画像がカラーかモノクロかに合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することにある。
【0021】
この発明の第4の目的は、未定着画像が絵柄か文字かに合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することにある。
【0022】
この発明の第5の目的は、定着ベルトの熱容量を小さくして立ち上がりを速くし、また一層エネルギの浪費を少なくすることにある。
【0023】
この発明の第6の目的は、加熱部の独立性を高めて、発熱駆動する加熱部から、隣接する不使用の加熱部に熱が逃げないようにし、一層エネルギの浪費を少なくすることにある。
【0024】
この発明の第7の目的は、不使用の加熱部から定着ベルトに熱が逃げないようにし、不要な放熱を抑えて一層エネルギの浪費を少なくする一方、立ち上げ時間を短くすることにある。
【0025】
この発明の第8の目的は、発熱駆動する加熱部から、隣接する不使用の加熱部に完璧に熱が逃げないようにし、一層エネルギの浪費を少なくすることことにある。
【0026】
この発明の第9の目的は、加熱部を発熱駆動したとき、定着ベルトを瞬時に加熱することにある。
【0027】
この発明の第10の目的は、上記各目的を達成した定着装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、固定加熱体を接触して無端状の定着ベルトを加熱し、その加熱した定着ベルトを走行して記録媒体を搬送しながら、その定着ベルトで熱を加えて記録媒体上の未定着画像を記録媒体に定着する定着装置において、
固定加熱体を記録媒体搬送方向と直交する方向に複数の加熱部に分けてそれらの加熱部を個別に温度制御可能とし、記録媒体上の未定着画像に合わせてその未定着画像部分に対応する加熱部を選択的に発熱駆動する、ことを特徴とする。
【0029】
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、請求項1に記載の定着装置において、記録媒体上の未定着画像の画像濃度に応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御する、ことを特徴とする。
【0030】
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的も達成すべく、同じく請求項1に記載の定着装置において、記録媒体上の未定着画像がカラーかモノクロかに応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御する、ことを特徴とする。
【0031】
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的も達成すべく、同じく請求項1に記載の定着装置において、記録媒体上の未定着画像が絵柄か文字かに応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御する、ことを特徴とする。
【0032】
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的も達成すべく、同じく請求項1に記載の定着装置において、定着ベルトの厚みを80μm以下とする、ことを特徴とする。
【0033】
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的も達成すべく、同じく請求項1に記載の定着装置において、加熱部を、それぞれ定着ベルトに接触する独立の伝熱ケースと、その伝熱ケース内に設ける個別の抵抗体とで構成する、ことを特徴とする。
【0034】
請求項7に記載の発明は、上述した第7の目的も達成すべく、請求項6に記載の定着装置において、発熱駆動しない加熱部を定着ベルトから離す、ことを特徴とする。
【0035】
請求項8に記載の発明は、上述した第8の目的も達成すべく、請求項6に記載の定着装置において、発熱駆動しない加熱部を他の加熱部より離す、ことを特徴とする。
【0036】
請求項9に記載の発明は、上述した第9の目的も達成すべく、請求項6に記載の定着装置において、伝熱ケースの熱伝導率を100W/m℃以上とする、ことを特徴とする。
【0037】
請求項10に記載の発明は、上述した第10の目的を達成すべく、画像形成装置において、請求項1ないし9のいずれか1に記載の定着装置を備える、ことを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明による定着装置を備えたカラー複写機の全体概略構成を示す。
【0039】
図中符号100は、複写機本体である。複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を、図示例では駆動ローラ14と第1の従動ローラ15と第2の従動ローラ16に掛け回して図中時計まわりに回転搬送可能に設ける。もちろん、別途中間転写体10の片寄りを調整するローラに掛け回すなど、4つ以上のローラに掛け回すようにしてもよい。なお、中間転写体10は、図示例ではほぼ水平に張り渡すが、水平ではなく、斜めに傾斜して張り渡すようにしてもよい。
【0040】
この図示例では、図示省略するが、第2の従動ローラ16に近接し、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去するベルトクリーニング装置を設ける。
【0041】
また、駆動ローラ14と第2の従動ローラ16間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・イエロ・シアン・マゼンタの4つの単色作像手段18を横に並べて配置してタンデム作像装置20を設ける。タンデム作像装置20の上には、さらに露光装置21を設ける。
【0042】
一方、中間転写体10の張り渡し領域の下方には、ローラを用いた2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、第1の従動ローラ15に押し当てて中間転写体10上の画像を記録媒体Pに転写する。2次転写装置22の横には、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである搬送ベルト24を掛け渡して設ける。
【0043】
搬送ベルト24の横には、記録媒体P上の転写画像を定着するこの発明の定着装置25を設ける。定着装置25については、詳しくは後述する。
【0044】
上述した2次転写装置22には、画像転写後の記録媒体Pを搬送する媒体搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、この媒体搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
【0045】
さて、このような2次転写装置22、搬送ベルト24、および定着装置25の下方には、用紙・OHPフィルム等の記録媒体Pを収納する媒体収納カセット28を備える。
【0046】
ところで、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、スキャナ200の原稿台30上に原稿Gをセットし、不図示の原稿押えで押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押すと、スキャナ200を駆動して原稿内容を読み取ることができる。すなわち、ハロゲンランプ等の光源31で原稿Gを照射してその反射光をミラー32で反射し、レンズ33を透して集光してCCD34に入れ、画像を電気信号に変換する。
【0047】
また、不図示のスタートスイッチを押すと、同時に不図示の駆動モータで駆動ローラ14を回転駆動して従動ローラ15・16を従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の単色作像手段18でその像担持体40を回転して各像担持体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・シアン・マゼンタの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次重ね1次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
【0048】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、繰出しコロ35を回転し、媒体収納カセット28から記録媒体Pを繰り出し、搬送路36に入れてレジストローラ37に突き当てて止める。
【0049】
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ37を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間に記録媒体Pを送り込み、2次転写装置22で中間転写体10上の合成カラー画像を一括して2次転写して記録媒体P上にカラー画像を形成する。
【0050】
画像転写後の記録媒体Pは、搬送ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、排紙トレイ38上にスタックする。
【0051】
一方、画像転写後の中間転写体10は、不図示のベルトクリーニング装置で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム作像装置20による再度の画像形成に備える。
【0052】
さて、上述したタンデム作像装置20において、各単色作像手段18は、詳しくは、ドラム状の像担持体40のまわりに、帯電装置41、現像装置42、1次転写装置43、クリーニング装置44、不図示の除電装置などを備えてなる。
【0053】
図示省略するが、これら単色作像手段18を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上するようにしてもよい。
【0054】
単色作像手段18を構成する部分のうち、帯電装置41は、図示例では帯電ローラを用い、像担持体40に接触して電圧を印加することによりその像担持体40の帯電を行う。
【0055】
現像装置42は、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。
【0056】
1次転写装置43は、ローラ状とし、中間転写体10を挟んで像担持体40に押し当てて設ける。別に、ローラ状に限らず、ブラシや非接触のチャージャであってもよい。
【0057】
クリーニング装置44は、像担持体40に接触してクリーニングブレードやクリーニングブラシなどのクリーニング部材を備え、そのクリーニング部材で像担持体40上の残留トナーを除去する。
【0058】
不図示の除電装置は、例えばランプであり、光を照射して像担持体40の表面電位を初期化する。
【0059】
そして、像担持体40の回転とともに、まず帯電装置41で像担持体40の表面を一様に帯電し、次いでスキャナ200の読取り内容に応じ、上述した露光装置21において、レーザやLED等からの書込み光Lをポリゴンミラー47で反射してさらにミラー48で反射し、像担持体40に照射して像担持体40上に静電潜像を形成する。
【0060】
その後、現像装置42によりトナーを付着してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写装置43で中間転写体10上に転写する。画像転写後の像担持体40の表面は、クリーニング装置44で残留トナーを除去して清掃し、除電装置で除電して再度の画像形成に備える。
【0061】
図2には、上述したカラー複写機に備える定着装置25の概略構成を示す。
図中符号50・51は、一定の間隔を隔てて平行に設ける2つの上側テンションローラである。それら2つの上側テンションローラ50・51には、無端状の定着ベルト52を掛け回す。
【0062】
そして、上側テンションローラ50・51の一方に同軸に駆動ギヤを設け、その駆動ギヤに不図示の駆動モータの駆動力を伝達して図中時計まわりに回転し、他方を従動回転しながら定着ベルト52を走行する。定着ベルト52は、厚みを80μm以下とする。図示例では、厚さ50μmの絶縁性ポリイミドフィルムを使用する。
【0063】
図中符号54・55は、一定の間隔を隔てて平行に設ける2つの下側テンションローラである。それら2つの下側テンションローラ54・55には、無端状の加圧ベルト56を掛け回す。そして、一方の下側テンションローラ54は、定着ベルト52および加圧ベルト56を介して上側テンションローラ50に押し当て、他方の下側テンションローラ55は、同じく定着ベルト52および加圧ベルト56を介して上側テンションローラ51に押し当てる。
【0064】
上側テンションローラ50・51と同様に、下側テンションローラ54・55の一方は、同軸に駆動ギヤを設け、その駆動ギヤに不図示の駆動モータの駆動力を伝達して図中反時計まわりに回転し、他方を従動回転しながら加圧ベルト56を走行する。
【0065】
定着ベルト52と加圧ベルト56とが重なり合って走行する部分には、内側から定着ベルト52に接触して固定加熱体58を設ける。固定加熱体58は、アルミニウムの基体59と抵抗体60とからなる。
【0066】
図3には、図2の定着装置25で用いる固定加熱体58を上から見て示す。
この図3から判るとおり、固定加熱体58は、記録媒体搬送方向Aと直交する方向Bに複数の加熱部58A、58B、58C………に分け、それらの加熱部を個別に温度制御可能とする。
【0067】
各加熱部58A、58B、58C………は、それぞれ個別の加熱線61(61A、61B、61C………)を介して制御部62に接続する。
【0068】
さて、画像転写後の記録媒体Pは、搬送方向Aから両ベルト52・56間に挿入される。この記録媒体P上の未定着画像を定着するときは、同一または別個の駆動モータで定着ベルト52と加圧ベルト56とをこの例ではともに150mm/secで走行し、記録媒体Pを両ベルト52・56間を通して搬送する。
【0069】
このとき、制御部62で制御し、記録媒体P上の未定着画像に合わせてその未定着画像部分に対応する加熱部58A、58B、58C………を選択的に発熱駆動し、定着ベルト52を背面側から約120℃で加熱する。
【0070】
図4には、複写機、プリンタにおける定着装置の温度制御ブロック図を示す。図1に示すようなデジタル複写機の場合には、スキャナ200で読み取った画像読取データを画像処理部に送って画像処理し、その画像処理データに基づき露光装置21で書込み光Lを照射して像担持体40上に光書込みを行う。
【0071】
また、その画像処理データから、記録媒体P上の画像位置、画像濃度、色、絵柄等を検出し、記録媒体Pが定着装置25を通過するタイミングで固定加熱体58の選択した加熱部58A、58B、58C………を発熱駆動する。
【0072】
例えば図5に示すような記録媒体Pの未定着画像を定着するときは、定着装置25を未定着画像部分Dが通過するタイミングで、その幅C部分に対応する加熱部58A、58B、58C………を選択的に発熱駆動する。他の幅C部分に対応しない加熱部には、通電しない。
【0073】
このようにすると、記録媒体搬送方向Aに長い間接触して定着ベルト52で記録媒体Pを搬送するので、加熱時間を長くしてローラ定着式のものより加熱温度を低くすることができ、加熱温度をトナーの定着を行う定着温度より不必要に高く設定する必要がなく、例えば100℃程度とすることができる。よって、環境温度に対する熱勾配を小さくして放熱を少なくし、また記録媒体に対する熱勾配も小さくして記録媒体に与える熱量も少なくし、エネルギの無駄な消費をなくすことができる。
【0074】
また、固定加熱体58を接触して無端状の定着ベルト52を加熱し、その加熱した定着ベルト52を走行して記録媒体Pを搬送するので、ハロゲンヒータのように空気層を介して赤外線により対象物を熱するよりも、定着ベルト52を介して固定加熱体58を接触して記録媒体Pを加熱するから、加熱効率を上げることができる。
【0075】
さらに、固定加熱体58を記録媒体搬送方向Aと直交する方向に複数の加熱部58A、58B、58C………に分けてそれらの加熱部を個別に温度制御可能とし、記録媒体P上の未定着画像に合わせてその未定着画像部分に対応する加熱部を選択的に発熱駆動するので、記録媒体Pの全体ではなく、定着を行う未定着画像に合わせて定着に必要な未定着画像部分のみを加熱し、余分な部分を加熱しないから、エネルギの無駄な消費を防止してさらなる省エネルギ化を図ることができる。
【0076】
なお、プリンタの場合には、図4に示すように、ホストである例えばパソコンからのプリントデータに基づき露光装置21で書込み光Lを照射して像担持体40上に光書込みを行う。また、そのプリントデータから、記録媒体P上の画像位置、画像濃度、色、絵柄等を検出し、記録媒体Pが定着装置25を通過するタイミングで固定加熱体58の選択した加熱部を発熱駆動する。
【0077】
ところで、図1に示すカラー複写機では、トナーとして、環化イソプレン70wt%、カルナウバワックス30wt%、カーボンブラック10重量部、負帯電性の荷電制御剤1重量部よりなり、軟化点が80℃で、定着下限温度が85℃の低融点のトナーを使用する。
【0078】
次に、例えば図6に示すように、文字部とハーフトーン部のある未定着画像を記録媒体Pに定着するときは、例えばF部分の文字部が固定加熱体58を通過するタイミングで幅E部分に対応する加熱部を120℃に発熱駆動する。また、H部分のハーフトーン部が固定加熱体58を通過するタイミングで幅G部分に対応する加熱部を110℃に発熱駆動する。
【0079】
このように、記録媒体P上の未定着画像の画像濃度に応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御すると、ベタ画像や文字部などの画像濃度が濃い部分はトナーが層になって重なっており、定着に高い加熱温度を必要とするが、このような未定着画像の画像濃度に合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することができる。
【0080】
次に、例えば図7に示すように、モノクロ部とカラー部のある未定着画像を記録媒体Pに定着するときは、例えばJ部分のモノクロ部が固定加熱体58を通過するタイミングで幅I部分に対応する加熱部を120℃に発熱駆動する。また、L部分のカラー部が固定加熱体58を通過するタイミングで幅K部分に対応する加熱部を130℃に発熱駆動する。
【0081】
このように、記録媒体P上の未定着画像がカラーかモノクロかに応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御すると、カラーの部分はイエロ、マゼンタ、シアンの色の異なるトナーを重ねて溶融するから、定着に高い加熱温度を必要とするが、このような未定着画像がカラーかモノクロかに合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することができる。
【0082】
さらに、例えば図8に示すように、文字部と絵柄部のある未定着画像を記録媒体Pに定着するときは、例えばN部分の文字部が固定加熱体58を通過するタイミングで幅M部分に対応する加熱部を120℃に発熱駆動する。また、P部分の絵柄部が固定加熱体58を通過するタイミングで幅O部分に対応する加熱部を140℃に発熱駆動する。
【0083】
このように、記録媒体P上の未定着画像が絵柄か文字かに応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御すると、絵柄画像は高品位感を出すために光沢を持たせることが好ましいから、表層トナーを十分に溶かして平滑にならすため定着に高い加熱温度を必要とするが、このような未定着画像が絵柄か文字かに合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することができる。
【0084】
さて、上述した例では、定着ベルト52として、厚さ50μmの絶縁性ポリイミドフィルムを使用した。定着ベルト52は、固定加熱体58への通電とともに、瞬時に定着温度に達することが好ましい。このため、定着ベルト52の熱容量を極力小さくすることが望まれる。熱容量は、体積に比例することから、定着ベルト52の厚さは、薄い方がよく、80μm以下、好ましくは60μm以下とするとよい。また、定着ベルト52は、ポリイミド、ポリベンゾイミダゾール等の樹脂、アルミニウム、ステンレス等の電鋳ベルトを用いてつくるとよい。
【0085】
図9には、この発明による定着装置25の他例を示す。図10には、その固定発熱体58を上から見て示す。
【0086】
この例では、固定加熱体58の個々の加熱部58A、58B、58C………を、それぞれ定着ベルト52に接触する独立の舟形伝熱ケース64と、その伝熱ケース64内に設ける個別の抵抗体65とで構成する。このようにすると、各加熱部58A、58B、58C………の独立性を高めて、発熱駆動する加熱部から、隣接する不使用の加熱部に熱が逃げないようにし、一層エネルギの浪費を少なくすることができる。
【0087】
このとき、発熱駆動しない加熱部を定着ベルトから離すようにすると、不使用の加熱部から定着ベルトに熱が逃げないようにし、不要な放熱を抑えて加熱部に蓄熱し、その分、次の使用時の電力消費を少なくして一層エネルギの浪費を少なくする一方、立ち上げ時間を短くすることができる。
【0088】
図11には、この発明による定着装置25のさらに他例を示す。
この図11に示す例では、個々の加熱部58A、58B、58C………を、それぞれ定着ベルト52に接触する独立の舟形伝熱ケース64と、その伝熱ケース64内に設ける個別の抵抗体65とで構成するとともに、個々の加熱部58A、58B、58C………ごとに駆動手段66を設ける。そして、発熱駆動しない加熱部を他の加熱部より大きく離すようにする。このようにすると、発熱駆動する加熱部から、隣接する不使用の加熱部に完璧に熱が逃げないようにし、一層エネルギの浪費を少なくすることができる。
【0089】
図9ないし11において、伝熱ケース64は、熱伝導率を100W/m℃以上とする。このようにすると、加熱部を発熱駆動したとき、伝熱ケース64全体を直ちに発熱し、定着ベルト52を瞬時に加熱することができる。
【0090】
なお、図9ないし11においては、図2の対応部分に使用した符号をそのまま使用している。
【0091】
さて、図2に示す定着装置25において、定着ベルト52として厚さ90μmのポリイミドフィルムを用いたところ、タイミングを取って固定加熱体58に通電したとしても、画像先端で定着不良が発生してしまい、定着ベルト52の加熱に時間がかかることから、十分な省エネルギ効果を得ることができなかった。
【0092】
定着ベルト52として厚さ80μmのポリイミドフィルムを用いたところ、タイミングを取って固定加熱体58に通電すると、画像先端で定着不良が発生せず、瞬時に定着ベルト52を加熱して十分な省エネルギ効果を得ることができた。
【0093】
また、図9に示す定着装置25において、伝熱ケース64として、鉄製舟形ケースを作成したところ、鉄の熱伝導率は80.3W/m℃であるから、タイミングを取って固定加熱体58に通電したとしても、画像先端で定着不良が発生してしまい、定着ベルト52の加熱に時間がかかることから、十分な省エネルギ効果を得ることができなかった。
【0094】
伝熱ケース64として、亜鉛製舟形ケースを作成したところ、亜鉛の熱伝導率は121W/m℃であるから、タイミングを取って固定加熱体58に通電すると、画像先端で定着不良が発生せず、瞬時に定着ベルト52を加熱して十分な省エネルギ効果を得ることができた。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、加熱した定着ベルトを走行して記録媒体を搬送しながら、その定着ベルトで熱を加えて記録媒体上の未定着画像を記録媒体に定着するベルト定着式の定着装置であるので、加熱時間を長くしてローラ定着式のものより加熱温度を低くすることができ、加熱温度をトナーの定着を行う定着温度より不必要に高く設定する必要がない。よって、環境温度に対する熱勾配を小さくして放熱を少なくし、また記録媒体に対する熱勾配も小さくして記録媒体に与える熱量も少なくし、エネルギの無駄な消費をなくすことができる。
【0096】
また、固定加熱体を接触して無端状の定着ベルトを加熱し、その加熱した定着ベルトを走行して記録媒体を搬送するので、ハロゲンヒータのように空気層を介して赤外線により対象物を熱するよりも、定着ベルトを介して固定加熱体を直接接触して記録媒体を加熱するから、加熱効率を上げることができる。
【0097】
さらに、固定加熱体を記録媒体搬送方向と直交する方向に複数の加熱部に分けてそれらの加熱部を個別に温度制御可能とし、記録媒体上の未定着画像に合わせてその未定着画像部分に対応する加熱部を選択的に発熱駆動するので、記録媒体の全体ではなく、定着を行う未定着画像に合わせて定着に必要な未定着画像部分のみを加熱し、余分な部分を加熱しないから、エネルギの無駄な消費を防止してさらなる省エネルギ化を図ることができる。
【0098】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、記録媒体上の未定着画像の画像濃度に応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御するので、ベタ画像や文字部などの画像濃度が濃い部分はトナーが層になって重なっており、定着に高い加熱温度を必要とするから、未定着画像の画像濃度に合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することができる。
【0099】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、記録媒体上の未定着画像がカラーかモノクロかに応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御するので、カラーの部分は色の異なるトナーを重ねて溶融するから、定着に高い加熱温度を必要とし、未定着画像がカラーかモノクロかに合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することができる。
【0100】
請求項4に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、記録媒体上の未定着画像が絵柄か文字かに応じて、選択的に発熱駆動する加熱部の発熱温度を制御するので、絵柄画像は高品位感を出すために光沢を持たせることが好ましいから、定着に高い加熱温度を必要とし、未定着画像が絵柄か文字かに合わせて必要な部分に必要なだけ加熱することができる。
【0101】
請求項5に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、定着ベルトの厚みを80μm以下とするので、熱容量を小さくし、固定発熱体への通電とともに、瞬時に定着温度に達するようにすることができ、また一層エネルギの浪費を少なくすることができる。
【0102】
請求項6に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、加熱部を、それぞれ定着ベルトに接触する独立の伝熱ケースと、その伝熱ケース内に設ける個別の抵抗体とで構成するので、加熱部の独立性を高めて、発熱駆動する加熱部から、隣接する不使用の加熱部に熱が逃げないようにし、一層エネルギの浪費を少なくすることができる。
【0103】
請求項7に係る発明によれば、請求項6に係る発明の効果に加えて、発熱駆動しない加熱部を定着ベルトから離すので、不使用の加熱部から定着ベルトに熱が逃げないようにし、不要な放熱を抑えて加熱部に蓄熱し、その分、次の使用時の電力消費を少なくして一層エネルギの浪費を少なくする一方、立ち上げ時間を短くすることができる。
【0104】
請求項8に係る発明によれば、請求項6に係る発明の効果に加えて、発熱駆動しない加熱部を他の加熱部より離すので、発熱駆動する加熱部から、隣接する不使用の加熱部に完璧に熱が逃げないようにし、一層エネルギの浪費を少なくすることができる。
【0105】
請求項9に係る発明によれば、請求項6に係る発明の効果に加えて、伝熱ケースの熱伝導率を100W/m℃以上とするので、加熱部を発熱駆動したとき、伝熱ケース全体を直ちに発熱し、定着ベルトを瞬時に加熱することができる。
【0106】
請求項10に係る発明によれば、上記各効果を有する定着装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による定着装置を備えたカラー複写機の全体概略構成図である。
【図2】そのカラー複写機に備える定着装置の概略構成図である。
【図3】その定着装置の平面図である。
【図4】複写機、プリンタで用いる定着装置の温度制御ブロック図である。
【図5】第2の比較例である定着装置の概略構成図である。
【図6】定着装置で定着する記録媒体の表面図である。
【図7】別の記録媒体の表面図である。
【図8】さらに別の記録媒体の表面図である。
【図9】この発明による定着装置の他例の概略構成図である。
【図10】その平面図である。
【図11】この発明による定着装置のさらに他例の概略構成図である。
【符号の説明】
25 定着装置
52 定着ベルト
58 固定加熱体
58A、58B、58C、……… 加熱部
60 抵抗体
64 伝熱ケース
65 抵抗体
A 記録媒体搬送方向
B 記録媒体搬送方向と直交する方向
P 記録媒体
Claims (10)
- 固定加熱体を接触して無端状の定着ベルトを加熱し、その加熱した定着ベルトを走行して記録媒体を搬送しながら、その定着ベルトで熱を加えて記録媒体上の未定着画像を記録媒体に定着する定着装置において、
前記固定加熱体を記録媒体搬送方向と直交する方向に複数の加熱部に分けてそれらの加熱部を個別に温度制御可能とし、記録媒体上の未定着画像に合わせてその未定着画像部分に対応する前記加熱部を選択的に発熱駆動することを特徴とする、定着装置。 - 記録媒体上の前記未定着画像の画像濃度に応じて、選択的に発熱駆動する前記加熱部の発熱温度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 記録媒体上の前記未定着画像がカラーかモノクロかに応じて、選択的に発熱駆動する前記加熱部の発熱温度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 記録媒体上の前記未定着画像が絵柄か文字かに応じて、選択的に発熱駆動する前記加熱部の発熱温度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 前記定着ベルトの厚みを80μm以下とすることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 前記加熱部を、それぞれ前記定着ベルトに接触する独立の伝熱ケースと、その伝熱ケース内に設ける各別の抵抗体とで構成することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 発熱駆動しない前記加熱部を前記定着ベルトから離すことを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
- 発熱駆動しない前記加熱部を他の加熱部より離すことを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
- 前記伝熱ケースの熱伝導率を100W/m℃以上とすることを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
- 請求項1ないし9のいずれか1に記載の定着装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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