JPH05249696A - 水なし平版印刷版の製版方法および製版装置 - Google Patents

水なし平版印刷版の製版方法および製版装置

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JPH05249696A
JPH05249696A JP4567492A JP4567492A JPH05249696A JP H05249696 A JPH05249696 A JP H05249696A JP 4567492 A JP4567492 A JP 4567492A JP 4567492 A JP4567492 A JP 4567492A JP H05249696 A JPH05249696 A JP H05249696A
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plate
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temperature
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Susumu Yoshida
進 吉田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
    • G03F3/105Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives using electro photographic materials

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 水なし感光性平版印刷版を自動現像機を用い
て現像する方法に於いて、画像露光された水なし感光性
平版印刷版を実質的に水からなる25℃〜70℃の温水
で予備処理したのち、実質的に水からなる現像水をかけ
ながらシリコーンゴムを除去することを特徴とする水な
し平版印刷版の製版方法。 【効果】 水なし平版印刷版を実質的に水からなる2
5℃〜70℃の温水に接触させたのち、実質的に水から
なる現像水をかけながらシリコーンゴムを除去するの
で、自動現像機で現像する場合でも、大容量のヒーター
を必要とせず、経済的にも有利で、かつ環境上も好まし
い。さらに、予備処理水の温度を上げることにより、さ
らに再現性の優れた水なし平版印刷版が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像露光された水なし
感光性平版印刷版(以下「水なしPS版」と称す)を実
質的に水からなる処理液で現像するための水なし平版印
刷版の製版方法および製版装置に関する。
【従来の技術】シリコーンゴム層をインキ反発層とする
水なしPS版としては、特公昭44−23042号、特
公昭46−16044号に記載された、基板上に光可溶
性あるいは光不溶化性感光層とシリコーンゴム層を積層
した水なしPS版や、特開昭48−94504号、特開
昭50−50102号に記載された、基板上に光接着性
感光層とシリコーンゴム層を積層した水なしPS版が提
案されている。これらは、湿し水を用いることなく数万
枚の印刷が可能である。上記した水なしPS版はアルミ
ニウム等の支持体上に感光層及びシリコーンゴム層が積
層され、これらの上面は、保護フィルムがラミネートさ
れて、表面が保護されている。この水なしPS版に画像
を焼き付けると露光量に応じ感光層が硬化して、露光部
分における感光層とシリコーンゴム層との接着力が大き
くなる。この状態で、現像液が表面に塗布されると現像
液によって、未露光部分のシリコーンゴム層が剥離す
る。この詳細は特公昭54−26923号に記載されて
いる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水なしPS
版の現像に使用する現像液として、有機溶剤・界面活性
剤・塩基性物質・酸性物質等の、通常の現像液に含まれ
ている物質を含まない実質的に水からなる処理液(以
下、現像水という)によって処理することが提案されて
いる(特願平3−95581号明細書)。これは、水な
しPS版の品質が向上した結果、通常の現像液に含まれ
ている物質を含まない現像液によっても処理が可能にな
ったためである。このような現像水を用いて処理すれ
ば、安全でしかも廃液が発生しないため、環境上非常に
好ましいものである。ところが、適度な現像性を確保す
るためには、現像水を25℃〜70℃に加温することが
必要である。また、水なしPS版は、未露光部のシリコ
ーンゴムが除去されるため、現像部にシリコーンゴムか
らなる滓が蓄積される。そこで、実用上有用な自動現像
機を用いた場合、現像水の交換なしに長期に使用するに
は、現像水中のシリコーンゴムからなる滓の蓄積、汚れ
防止及び現像水の腐り防止を行うために、現像水を常時
補充し、余分な現像水をオーバーフローさせ排水するこ
とが望ましい。しかし、冬、特に寒冷地で現像水の温度
を25℃〜70℃に保ち、現像水を常時補充し排水する
には、大容量のヒーターが必要であり、電気設備および
現像装置が大掛かりになる。更に電気代も多く必要であ
り経済的にも不利である。従って、本発明の目的は、実
用上有用な自動現像機を用いて、実質的に水からなる処
理液で現像するための、大容量のヒーターを必要とせ
ず、経済的にも有利で、しかも、環境上好ましい水なし
平版印刷版の製版方法を提供することである。また、本
発明の別の目的は、上記の製版方法を実施するのに有用
な製版装置を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、画像露
光された水なし感光性平版印刷版を実質的に水からなる
25℃〜70℃の温水で予備処理したのち、実質的に水
からなる現像水をかけながらシリコーンゴムを除去する
ことを特徴とする水なし平版印刷版の製版方法により達
成された。本発明は、又、画像露光された水なし感光性
平版印刷版に温水処理を施す予備処理部と、温水処理さ
れた水なし感光性平版印刷版の版面に水を供給する注水
手段および版面をブラシで擦るブラッシング手段を具備
する現像部を含む製版装置であって、予備処理部の温水
の温度を25℃〜70℃の範囲内の所望の温度に制御す
る温度制御手段を有することを特徴とする製版装置を提
供するものである。本発明において「実質的に水からな
る」とは、水を98%以上含有することを意味する。残
りの2%以下の成分には、防腐剤・キレート剤の他に、
現像の進行によって蓄積される水なしPS版から除かれ
る成分(例えば、感光層、シリコーンゴム層などの成
分)等が含まれる。水なしPS版を現像水で現像する
際、現像水の温度を上げることは再現性の点から大変有
効である。これは、水なしPS版の未露光部のシリコー
ンゴムを除去するには、水で未露光部の感光層を膨潤さ
せる必要があるためであり、そのため、高温の現像水が
有効である。しかし本発明では、水なしPS版の未露光
部の感光層を実質的に水からなる高温の処理液と接触さ
せ予め膨潤させたのち、シリコーンゴムの除去を行うた
め、現像水の温度を特に高くしなくても、シリコーンゴ
ムを除去することができる。このように本発明の現像水
は供給された温度の水でよいが、加温して用いても差し
つかえないことはいうまでもない。
【0004】以下本発明の内容を詳細に説明する。本発
明の方法を実施するための処理装置の予備処理部は、加
温した水を図1に示すようにシャワースプレーから版面
に供給しても良く、また図2に示すように水なしPS版
を加温した水で満たされた予備処理浴に浸漬しても良
い。図1において、温水浴1の温水は管路7を通じてポ
ンプ6によりスプレーパイプ4へ送られ、ここから水な
しPS版の版面へスプレーされる。このように予備処理
部の温水は循環して使用されるので、所望の温度に加温
されてしまえば、その温度に維持する為の消費電力は少
なくなる。また、この循環により温水が攪拌されるの
で、温水浴中の温度分布が均一化され、温水による処理
温度の一定化を計ることができる。フィルター5は水な
しPS版の処理量の増大に伴って温水中に固型物が生成
した場合でも固型物を除去し、もってポンプの保護とス
プレーノズルの目詰まり防止をする為に設置されてい
る。同様の温水の循環系(25、26、27)は図2の
ような浸漬方式の予備処理部においても設置しておくこ
とが好ましい。これにより、図1のスプレー方式の場合
と同様に、固型物の除去と温水による処理温度の一定化
を図ることができる。予備処理の水の温度は、25℃〜
70℃とされる。さらに好ましくは30℃〜55℃であ
る、水の温度が低いと再現性が悪く、高いと危険である
ばかりでなくヒーター容量が大きくなり経済的に不利で
ある。上記のような温度範囲に温水を維持する為、予備
処理部には温度制御手段が設置される。温度制御手段
は、高い温度(例えば40℃〜75℃)に設定すること
を考えるならばヒーターのみでも良いが、好ましくは、
温水の温度を検出する為の温度センサーと検出された温
度に応じてヒーターへの通電をON/OFFする為の温
度コントローラーを合わせ有する。上記のヒーターは温
水を加温することが可能な限り、循環系のいかなる位置
に設置してもよい。例えば図1の予備処理部でいえば、
温水浴1の中、又はポンプ6とスプレーパイプ4とを結
ぶ管路の途中に配置されるが、好ましくは温水浴1の中
である。同様に温度センサーも温水の温度を検出できる
限り、循環系のいかなる位置でもよい。予備処理時間
は、5秒〜180秒、より好ましくは、10秒〜80秒
である。水なしPS版により持ち出され、また蒸発で減
少した水は、現像装置の運転開始時に液レベルまで補充
しても良くまた、一定時間おきに補充しても良い。さら
に温度が低下しない程度に小量の水を常時補充しても良
い。補充方法は、手動または自動補充でも良い。水は、
水垢または異臭が発生する前に、一定時間おきに交換し
ても良い。また、水の交換を不要にするため、防腐剤を
添加しても良い。更に、吸着除去法(イオン交換・活性
炭)、電気透析法、逆浸透法(膜分離)、等で浸漬水を
浄化しても良い。防腐剤としては、デヒドロ酢酸、パラ
オキシ安息香酸エステル類、ホルマリン、サリチル酸、
安息香酸、過酸化水素、次亜塩素酸、サラシ粉、ソルビ
ン酸、武田薬品工業(株)社製のスラオフAB、フスラ
オフS、スラオフ72、スラオフ119、スラルゲン
C、スラモニB、デルトップ33、ICI社製のプロキ
セルCRL、プロキセルGXL、デンシルP、デンシル
S25、ケイ・アイ化成(株)社製のバイオホープ、バ
イオタック等を使用することができる。また、オゾン、
紫外線も使用することができる。更にまた、キレート剤
も添加することができる。
【0005】本発明は、水をかけながらシリコーンゴム
を除去するために、物理的、化学的、電気的、機械的な
どのすべての手段を使用することができる。以下、この
工程を現像と称する。機械的手段としては、版面を擦る
方法、例えば、回転するローラー状の擦り部材を用いて
擦る方法、平板状の擦り部材を回転することにより擦る
方法、平板状の擦り部材を前後及び/または左右に移動
させることにより擦る方法、又はローラー状の擦り部材
或いは平板状の擦り部材を回転しながら前後及び/又は
左右に移動させることにより擦る方法などがあげられ
る。なお、これらの擦り部材は複数個組み合わせても良
い。これらの擦り部材は、例えば、ブラシ、スポンジ、
或いは布等を用いて作製することができる。その他の手
段としては、高圧水を吹き付ける方法、超音波を照射す
る方法、水なしPS版に振動を与える方法、高圧空気を
吹き付ける方法などがあげられる。シリコーンゴムを除
去する手段を付加する時期は、現像水を供給する前或い
は供給中或いは供給後のいずれでも良いが、除去したシ
リコーンゴムが版上に付着するのを防止するために、現
像水を供給する前或いは供給中に行うのが好ましい。
又、シリコーンゴムを除去する手段は、複数個組み合わ
せても良い。例えば、高圧水を版面に吹き付けた後、回
転ブラシを用いても良い。
【0006】現像水の温度は、供給される水の温度でよ
い。通常、井戸水及び水道水を使用すれば現像水の温度
は、15℃〜20℃前後であるが、冬場に露出配管を通
ってきた水は、5℃前後になることもある。本発明では
このような低温の水も現像水として使用することができ
る。現像水の補充は、現像装置が稼働中常時行っても良
いし、一定期間おきに行っても良い。常時補充する場合
の補充量は、10cc/分〜10000 cc/分が好ましい。さ
らに好ましくは、 500cc/分〜5000cc/分である。更に
又、現像部には、除去されたシリコーンゴムの滓を除去
するために、循環系のなかにフィルターを設置すること
が好ましい。ヒーターは、設備が大きくならない程度に
設置することが可能である。本発明の現像方法を実施す
るための現像装置において、予備処理部の前に、水なし
PS版の保護フィルムを剥離するための剥離部を設けて
も良い。又、現像部の後に、検版性の向上のため、シリ
コーンゴムが除去された部分を染色するための染色部を
設けても良い。更に又、染色部の後に、水洗部・乾燥部
を設け、更に、刷版自動集積装置を設置しても良い。染
色部及び水洗部には、前記した回転ブラシ等のシリコー
ンゴムを除去するための手段を設けても良い。また、刷
版の処理スピードを上げるために、シリコーンゴムを除
去するための手段を設けた、現像部、染色部、及び水洗
部を複数個設けても良い。水洗部で使用した水を現像部
で利用し排水することも可能である。また、現像部で使
用した水を水洗部で利用し排水することも可能である。
【0007】
【発明の効果】水なし平版印刷版を実質的に水からなる
25℃〜70℃の温水に接触させたのち、実質的に水か
らなる現像水をかけながらシリコーンゴムを除去するの
で、自動現像機で現像する場合でも、大容量のヒーター
を必要とせず、経済的にも有利で、かつ環境上も好まし
い。さらに、予備処理水の温度を上げることにより、さ
らに再現性の優れた水なし平版印刷版が得られる。
【0008】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。 実施例1 <水なしPS版>通常の方法で脱脂した0.3mm厚のJI
S A 1050材アルミニウム板をアミノシランカッ
プリング剤であるKBM603(信越化学(株)製)1
%水溶液に浸漬させた後、室温で乾燥させた。このアル
ミニウム板上に乾燥重量で4g/m2となるように、下記
のプライマー層を塗布し、140℃、2分間加熱し乾燥
硬膜させた。 ・サンプレン IB1700D(三洋化成(株)製ポリウレタン) 10重量部 ・タケネート D110N(武田薬品工業(株)製 0.5重量部 ポリイソシアネート化合物) ・TiO2 0.1重量部 ・ディフェンサーMCF323 0.03重量部 (大日本インキ化学工業(株)フッ素系界面活性剤) ・プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 50重量部 ・乳酸メチル 20重量部
【0009】上記プライマー層を塗設したアルミニウム
板上に、下記組成の光重合性感光液を、乾燥重量5g/
m2となるように塗設し、100℃、1分乾燥した。 ・クリスボン 3006LV (大日本インキ化学工業(株)製 1.5重量部 ポリウレタン) ・A-600 (新中村化学(株)製ポリエチレンオキサイド 0.8重量部 (n=14)ジアクリレート) ・キシリレンジアミン1モル/グリシジルメタクリレート 1.0重量部 4モルの付加物 ・エチルミヒラーズケトン 0.35重量部 ・2−クロロチオキサントン 0.10重量部 ・ビクトリアピュアブルーBOHのナフタレン 0.01重量部 スルホン酸塩 ・ディフェンサー MCF323 0.03重量部 (大日本インキ化学工業(株)フッ素系界面活性剤) ・メチルエチルケトン 10重量部 ・プロピレングリコールメチルエーテル 20重量部
【0010】上記光重合性感光層上に、下記のシリコー
ンゴム組成液を乾燥重量2g/m2になるよう塗布し、1
40℃、2分間乾燥した。 ・α,ω−ジビニルポリジメチルシロキサン(重合度約700) 9重量部 ・(CH3)3-Si-O-(Si(CH3)2-O)30-(SiH(CH3)-O)10-Si(CH3)3 1.2重量部 ・ポリジメチルシロキサン(重合度 8,000) 0.5重量部 ・オレフィン−塩化白金酸 0.2重量部 ・抑制剤 0.3重量部 ・アイソパーG(エッソ化学(株)製) 140重量部
【0011】上記のようにして得られたシリコーンゴム
層の表面に厚さ12μm の片面マット化二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムをマット化されていない面がシリコー
ンゴム層と接するようにラミネートし、水なしPS版を
得た。このようにして得られた水なしPS版にポジフィ
ルムを重ね、真空密着させ、通常の露光装置を用いて画
像露光した後、ラミネートフィルムを剥離し、下記現像
装置を用い搬送スピード60cm/分で現像・染色を行っ
たところ、ポジフィルムの画像を忠実に再現した水なし
平版印刷版が得られた。また、現像装置の電気容量は、
予備処理部のみに1.5Kwのヒーターを設置したため、駆
動モーター・ポンプ・ヒーターを含め単相200V・1
5Aであった。このため、通常の電気設備で設置でき
た。更に、半年間連続して処理したが、予備処理水と染
色液の減量分を補充し、現像部のフィルターを1回交換
するのみであった。
【0012】<現像装置>図3は、本発明の方法を実施
するための自動現像装置の一例の概略構成を示す断面図
である。図3において、31は水なしPS版を温水で処
理する予備処理部、32は画像部のシリコーンゴムを除
去する現像部、33は染色を行う染色部、34は搬送ロ
ーラー、35、36、37はシャワーパイプ、38は現
像ブラシローラー、39は染色ブラシローラー、40は
ポンプ、41はフィルター、42はヒーター、43は、
現像水を排水するオーバーフロー管、44は新しい現像
水を供給する水道管、45は水なしPS版である。予備
処理部は、ヒーターにより処理水を50℃に加温した。
更に液温は、温度調整装置によって50℃±1℃に制御
した。また、防腐剤スラオフ72を微量添加した。現像
ブラシおよび染色ブラシは、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)製、直径200ミクロンの単糸を毛足長1
7mmに植え込んで外径130mmにしたチャンネルブラシ
ローラーである。ポリブチレンテレフタレートは、乾引
張り強度3.0g/d、乾引張り伸度30.4%、屈曲回復
率75.7%、沸騰水収縮率1.7%、湿曲げ硬さ3.11g
のものを使用した。
【0013】現像ブラシは、ブラシの接触部が印刷原版
の搬送方向と同一方向となるように毎分500回転させ
るとともに毎分120往復で揺動幅30mmの揺動をさせ
た。染色ブラシは、ブラシの接触部が印刷原版の搬送方
向と逆方向となるように毎分300回転させるとともに
毎分120往復で揺動幅30mmの揺動をさせた。現像部
は、版を処理中、7℃の水道水を2リットル/分の供給
量で補充し、オーバーフロー排出口から常時排出した。
そのため、現像水の温度は、水道水の温度と同じ7℃で
あった。染色部には、下記染色液を仕込んだ。 <染色液> ・クリスタルバイオレット 0.1重量部 ・ジエチレングリコールモノエチルエーテル 15重量部 ・純水 85重量部
【0014】比較例1 図4は、比較例に使用した自動現像装置の例の概略構成
を示す断面図である。図4において、101は水なしP
S版の画像部のシリコーンゴムを除去する現像部、33
は染色を行う染色部、34は搬送ローラー、36、37
はシャワーパイプ、38は現像ブラシローラー、39は
染色ブラシローラー、40はポンプ、41はフィルタ
ー、42はヒーター、43は、現像水を排水するオーバ
ーフロー管、44は新しい現像水を供給する水道管、4
5は水なしPS版である。現像ブラシおよび染色ブラシ
は、実施例1と同様のポリブチレンテレフタレート(P
BT)製単糸を使用し、実施例1と同様のブラシ回転方
向・ブラシ回転数および揺動数とした。また、染色部に
は、実施例1と同様の染色液を仕込んだ。現像部は、現
像水をヒーターにより50℃に加温し、50℃±1℃に
制御した。また、現像部は、版を処理中、7℃の水道水
を2リットル/分の供給量で補充し、オーバーフロー排
出口から常時排出した。そのため、現像水の温度を50
℃に保つため、ヒーター容量が大きくなり、現像装置の
電気容量は、駆動モーター・ポンプ・ヒーターを含め単
相200V・60A必要であった。このため、通常の電
気設備が使用できなかったため、改造工事が必要であっ
た。更に、実施例1と同様の方法で得た水なしPS版
を、搬送スピード60cm/分で現像・染色を行ったとこ
ろ、ポジフィルムの画像を忠実に再現した水なし平版印
刷版が得られた。しかし、水道水の供給量を3リットル
/分にしたところ、現像水の温度が低下し、再現性が劣
化した。
【0015】実施例2 図5は、本発明の方法を実施するための自動現像装置の
他の例の概略構成を示す断面図である。図5において、
31は水なしPS版を温水で処理する予備処理部、32
は画像部のシリコーンゴムを除去する現像部、33は染
色を行う染色部、102は水洗を行う水洗部、103
は、水なしPS版を乾燥する乾燥部、34は搬送ローラ
ー、35、36、37、104はシャワーパイプ、38
は現像ブラシローラー、39は染色ブラシローラー、1
06は水洗ブラシローラー、40はポンプ、41はフィ
ルター、42はヒーター、43は、現像水を排水するオ
ーバーフロー管、105は、水洗水を排水するオーバー
フロー管、44は新しい現像水および水洗水を供給する
水道管、45は水なしPS版である。予備処理部は、ヒ
ーターにより処理水を50℃に加温した。更に、液温
は、温度調整装置によって、50℃±1℃に制御した。
また、防腐剤スラオフ72を微量添加した。現像ブラ
シ、染色ブラシおよび水洗ブラシは、実施例1と同様の
ポリブチレンテレフタレート(PBT)製単糸を使用し
た。現像ブラシ、染色ブラシは、実施例1と同様のブラ
シ回転方向、ブラシ回転数および揺動数とした。水洗ブ
ラシは、染色ブラシと同様に、印刷原版の搬送方向と逆
方向に毎分300回転させるとともに毎分120往復で
揺動幅30mmの揺動をさせた。
【0016】現像部および水洗部は、版を処理中、17
℃の水道水を2リットル/分の供給量で補充し、オーバ
ーフロー排出口から常時排出した。そのため、現像水お
よび水洗部の温度は、水道水の温度と同じ17℃であっ
た。また、現像装置の電気容量は、予備処理部に1.5Kw
のヒーターを設置し、駆動モーター・ポンプ・予備処理
部のヒーターおよび乾燥部のヒーターを含め単相200
V・20Aであった。このため、通常の電気設備で設置
できた。また、染色部には、実施例1と同様の染色液を
仕込んだ。更に、実施例1と同様の方法で得た水なしP
S版を、搬送スピード100cm/分で現像・染色を行っ
たところ、ポジフィルムの画像を忠実に再現した水なし
平版印刷版が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための現像装置の予備
処理部を示す図面である。
【図2】本発明の方法を実施するための現像装置の予備
処理部を示す図面である。
【図3】本発明の方法を実施するための自動現像装置の
一例の概略構成図を示す断面図である。
【図4】比較例に使用した自動現像装置の例の概略構成
を示す断面図である。
【図5】本発明の方法を実施するための自動現像装置の
他の一例の概略構成を示す断面図である。 [図面番号の説明] 31 水なしPS版を温水で処理する予備処理部 32 画像部のシリコーンゴムを除去する現像部 33 染色を行う染色部 34 搬送ローラー 35 36、37:シャワーパイプ 38 現像ブラシローラー 39 染色ブラシローラー 40 ポンプ 41 フィルター 42 ヒーター 43 現像水を排水するオーバーフロー管 44 新しい現像水を供給する水道管 45 水なしPS版

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水なし平版印刷版を自動現像機を用いて
    製版する方法に於いて、画像露光された水なし感光性平
    版印刷版を実質的に水からなる25℃〜70℃の温水で
    予備処理したのち、実質的に水からなる現像水をかけな
    がらシリコーンゴムを除去することを特徴とする水なし
    平版印刷版の製版方法。
  2. 【請求項2】 画像露光された水なし感光性平版印刷版
    に温水処理を施す予備処理部と、温水処理された水なし
    感光性平版印刷版の版面に水を供給する注水手段および
    版面をブラシで擦るブラッシング手段を具備する現像部
    を含む製版装置であって、予備処理部の温水の温度を2
    5℃〜70℃の範囲内の所望の温度に制御する温度制御
    手段を有することを特徴とする製版装置。
JP4567492A 1992-03-03 1992-03-03 水なし平版印刷版の製版方法および製版装置 Pending JPH05249696A (ja)

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