JPH05248685A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JPH05248685A
JPH05248685A JP4051008A JP5100892A JPH05248685A JP H05248685 A JPH05248685 A JP H05248685A JP 4051008 A JP4051008 A JP 4051008A JP 5100892 A JP5100892 A JP 5100892A JP H05248685 A JPH05248685 A JP H05248685A
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JP
Japan
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air
conditioned
temperature
room temperature
room
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Pending
Application number
JP4051008A
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English (en)
Inventor
Takuya Shimokawa
拓也 下川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH05248685A publication Critical patent/JPH05248685A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 快適な空気調和が効率よく行えるようにした
空気調和機の制御方法を提供する。 【構成】 可動ルーバ27,28と輻射センサ21,2
2及び吸込温度センサ23,24の室温検知手段が設け
られ調和空気を送出する2台の室内ユニット19,20
のうち、室温検知手段で設定温度と同じ室温が室内ユニ
ット19で検知された後には、室内ユニット19の可動
ルーバ27の送風方向を、室内ユニット19に入力され
た室内ユニット20の室温検知手段の検知信号に基づ
き、その検知温度が設定温度になっていないと判断し、
室内ユニット19の可動ルーバ27の送風方向を、室内
ユニット20が空気調和する範囲の方向に変えて調和空
気を送出するように制御する。これにより空調室の快適
な空気調和が効率よく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の空気調和機を同
一空調室内で並列運転する場合における空気調和機の制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの部屋に複数の空気調和機を
設置し、並列運転を行って空気調和する場合、各空気調
和機がそれぞれ独立制御であるため空気調和をおこなう
上で種々の不都合があった。
【0003】以下、従来の技術について図3を参照して
説明する。図3は空調室の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【0004】図において、空調室1は、その一方の面2
に窓3が設けられ、これに対向する他方の面4は壁5で
仕切られている。また壁5の前方床面6上には暖房機器
7が設置され、天井8には2台の空気調和機9,10の
それぞれの室内ユニット11,12が設置されている。
そして室内ユニット11,12には、空調室1の範囲
A,Bの輻射熱を検知する輻射センサ13,14と、調
和空気を送出する吹出口15,16が設けられている。
なお室外ユニットは図示してない。
【0005】ここで、空調室1内を暖房している場合の
状況について説明する。空調室1は、窓3が設けられて
いるために一方の面2側が室温が低い状態となってお
り、逆に他方の面4側は壁5で仕切られ、床面6上の暖
房機器7から前方に温風が送出されているので室温が高
い状態となっている。
【0006】このような状態で2台の空気調和機9,1
0を並列運転すると、それぞれの室内ユニット11,1
2に設けられた吹出口15,16からは温風が送出さ
れ、輻射センサ13,14によって空調室1の範囲A,
Bの輻射熱が検知され、それぞれの検知結果にもとづい
て各空気調和機9,10の運転が個々に制御される。
【0007】しかし、輻射センサ13,14は空調室1
のそれぞれが対応する範囲A,Bの温度を検知するのみ
であるので、輻射センサ13が暖かくなっている壁5側
の温度を検知して室温が設定温度に達したものとし、空
気調和機9は暖房能力が低くなるように制御したり、あ
るいは運転を停止するようにしたりする。一方、窓3側
は外気に接しているために温度が低く、輻射センサ14
で検知した輻射熱が低く室温が設定温度に達していない
ので、空気調和機10は最大能力で運転し続けることに
なる。
【0008】そのため、2台の空気調和機9,10が備
えられているにも拘らず、空調室1内の温度を素早く所
定の温度にすることができず、また空気調和機10のみ
の運転ではなかなか室温が設定温度に達せず、空調室1
内に温度むらが生じて快適な空気調和を行うことができ
ない。さらに常に空気調和機10に運転が集中し、外気
温と室内の設定温度との差が大きい場合には、片方の空
気調和機10のみが最大能力で運転し続けることになっ
て効率よく空気調和を行うことができない。
【0009】なお、空調室1の冷房を行う場合も同様に
外気に接する窓3側の温度が高くなり、空気調和機10
に運転が集中等することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数の調
和空気送出部を設置しているにも拘らず、空調室の室温
を所定の温度にするのに時間を要し、温度むらが生じて
快適な空気調和を行うことができず、また一部の調和空
気送出部のみに調和空気の送出が集中して効率よく空気
調和を行うことができない。本発明はこのような状況に
鑑みてなされたもので、目的とするところは複数の調和
空気送出部を互いに関連して運転させることで、空調室
の快適な空気調和が効率よく行えるようにした空気調和
機の制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の制
御方法は、同一空調室内に互いに離間して設置され、調
和空気を送出する吹出口に可動ルーバを有すると共に室
温検知手段を設けた複数の調和空気送出部で空気調和を
行うに際し、調和空気送出部の少なくとも1つの室温検
知手段で設定温度と同じ室温が検知された後には、設定
温度と同じ室温を検知した調和空気送出部が、他の調和
空気送出部の室温検知手段からの検知信号に基づき、室
温検知手段の検知温度と設定温度との差が大きい調和空
気送出部の調和空気送出領域に、可動ルーバの送風方向
を変えて調和空気を送出するようにすることを特徴とす
るものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された空気調和機の制御方法
は、同一の空調室を可動ルーバと室温検知手段が設けら
れた複数の調和空気送出部を、同時に運転を行って空気
調和を行うに際し、先ず運転開始初期にあっては、各調
和空気送出部からそれぞれの送風範囲に調和空気を送出
して空気調和を行う。そして、1つの調和空気送出部の
室温検知手段で検知した室温が設定温度となった場合に
は、その設定温度と同じ室温が検知された調和空気送出
部において、この調和空気送出部に入力されている残っ
た他の調和空気送出部の室温検知手段の検知信号に基づ
き、検知温度と設定温度との差が大きい調和空気送出部
を見出だし、見出だされた温度差が大きい調和空気送出
部の調和空気送出範囲の方向に、可動ルーバの送風方向
を変えて調和空気を送出するように制御する。これによ
り、空調室の快適な空気調和を効率よく行うことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1は空調室の概略構成を示す縦断面
図であり、図2はブロック図である。なお、従来と同一
部分には同一符号を付して説明を省略し、従来と異なる
本発明の構成について説明する。
【0014】図において空調室1の天井8には、その窓
3側と壁5側に互いに離間して空気調和機17,18の
天井埋込型の室内ユニット19,20が設置されてい
る。これらの室内ユニット19,20には、室温検知手
段として空調室1の範囲A,Bの壁5や床面6等の輻射
熱を検知する輻射センサ21,22と、図示しない吸込
口から吸い込まれた空調室1の空気の温度を検知する吸
込温度センサ23,24が設けられている。
【0015】さらに、室内ユニット19,20には、空
調室1内に向け開口して調和空気を送出する吹出口2
5,26が設けられ、これらの吹出口25,26には可
動ルーバ27,28が設けられており、室内ファン2
9,30によって空調室1内に送出される調和空気の送
出方向が変えられるようになっている。
【0016】また、室内ユニット19,20には制御装
置31,32が設けられており、これらの制御装置3
1,32によって対応する図示しない各室外ユニットに
設けられた圧縮機33,34の運転周波数等が制御され
ると共に、室内ファン29,30の風量や可動ルーバ2
7,28の送風方向が制御される。
【0017】そして、各制御装置31,32は空気調和
機17,18の運転条件等の設定信号や、室温検知手段
の輻射センサ21,22及び吸込温度センサ23,24
からの検知信号がそれぞれ対応して入力されると共に、
室内ユニット19の制御装置31には室内ユニット20
の輻射センサ22及び吸込温度センサ24からの検知信
号が、また室内ユニット20の制御装置32には室内ユ
ニット19の輻射センサ21及び吸込温度センサ23か
らの検知信号が交差して入力されるように接続されてい
る。
【0018】また、各制御装置31,32は他方の空気
調和機が設置されている方向を、図示しない設定スイッ
チによって入力できるようになっている。
【0019】このように構成されているため、空調室1
内の空気調和、例えば暖房は以下のように行われる。こ
こで空調室1は、窓3側は外気の影響を受けて室温が低
い状態となっており、これに対し壁5側は暖房機器7が
設けられるなどして室温が、設定温度より低いが比較的
高い状態となっている。
【0020】こうした状態で2台の空気調和機17,1
8の並列運転を開始すると、先ず、空気調和機17,1
8は最大の暖房能力が得られる状態で運転が行われる。
そして、それぞれの室内ユニット19,20に設けられ
た吹出口25,26からは、各室内ユニット19,20
の周辺部の室温を設定温度に近付けるために、可動ルー
バ27,28の送風方向をそれぞれの直下の範囲に向く
ようにして温風が送出される。
【0021】この時、圧縮機33,34の運転周波数や
室内ファン29,30の風量等は、吸込温度センサ2
3,24での検知温度を輻射センサ21,22の検知結
果によって補正した検知室温と、設定温度との差が少な
くなるように、制御装置31,32によってそれぞれの
空気調和機17,18毎に制御される。
【0022】そして、室温が高い壁5側の空気調和機1
7の室内ユニット19での検知室温が設定温度に一致す
ると、室内ユニット19の制御装置31では、検知室温
と設定温度の差が大きい空気調和機18側の輻射センサ
22や吸込温度センサ24の検知信号を取り込んだ制御
に移行する。
【0023】すなわち、制御装置31は、窓3側の室温
が設定温度に達していないことを、輻射センサ22や吸
込温度センサ24の検知信号によって判断し、室内ユニ
ット19の可動ルーバ27の送風方向を窓3側に変える
と共に、圧縮機33の運転周波数や室内ファン29の風
量等を最大の暖房能力が得られるように制御する。なお
空気調和機18は、運転開始時から継続して最大の暖房
能力が得られる状態での運転を続ける。
【0024】2台の空気調和機17,18の室内ユニッ
ト19,20からの温風によって窓3側の室温が上昇
し、窓3側の室内ユニット20での検知室温が設定温度
に一致すると、個々の空気調和機17,18での設定温
度に一致した室温を維持する運転が行われる。そして再
び室温と設定温度との差が生じた場合には、上述した室
温を設定温度に一致させる運転が再開される。
【0025】以上、記載したように本実施例によれば、
同時に運転を開始して早期に室温が上昇し設定温度に達
した壁5側の空気調和機17は、未だ設定温度に達して
いない温度の低い窓3側に温風の送風方向を変え、空気
調和機18と共に暖房運転を継続する。
【0026】このように、2台の空気調和機17,18
が互いに関連し、協調して運転することになるため、空
調室1内の温度を素早く所定の温度にすることができ
る。また1台だけでの運転でなく2台の空気調和機1
7,18が協調運転されるので、空調室1内に温度むら
が生じ難くなり快適な空気調和を行うことができる。
【0027】さらに、温度の低い窓3側の片方の空気調
和機18にだけ運転が集中することもなく、外気温と室
内の設定温度との差が大きい場合においても、空気調和
機18のみが最大能力で運転し続けるということがなく
なり、効率よく空気調和を行うことができる。
【0028】尚、上記の実施例においては空調室1を暖
房する場合について説明したが、冷房を行う場合におい
ても同様に2台の空気調和機17,18を互いに関連さ
せて運転することにより、設定温度に達した側の空気調
和機からも設定温度に達していない側に冷風を送出する
ように制御すればよい。また空気調和機の台数について
も2台に限定されるものではなく、複数の空気調和機を
並列運転する場合、あるいは1つの室外ユニットと可動
ルーバ等を独立して制御可能な複数の室内ユニットとを
備えた空気調和機を運転する場合にも、同様に設定温度
に達した側から設定温度に達していない側、特に設定温
度との差が大きい側に対して調和空気を送風するように
制御すればよい。さらに上記の実施例は、天井埋込型の
室内ユニットを有する空気調和機によって説明したがこ
れに限るものではなく、単一の室内ユニットに複数の吹
出口を有するダクト型の空気調和機であってもよく、要
旨を逸脱しない範囲内で本発明は適宜変更して実施し得
るものである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、可動ルーバと室温検知手段が設けられた複数の調和
空気送出部のうち、室温検知手段で設定温度と同じ室温
が検知された調和空気送出部が、他の調和空気送出部の
室温検知手段の検知信号に基づき、その可動ルーバの送
風方向を検知温度と設定温度との差が大きい調和空気送
出部の送風範囲の方向に変えて調和空気を送出するよう
に制御される構成としたことにより、空調室の快適な空
気調和が効率よく行えるようになる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る空調室の概略構成を示
す縦断面図である。
【図2】同上におけるブロック図である。
【図3】従来の技術に係る空調室の概略構成を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
19,20…室内ユニット 21,22…輻射センサ 23,24…吸込温度センサ 27,28…可動ルーバ 31,32…制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一空調室内に互いに離間して設置さ
    れ、調和空気を送出する吹出口に可動ルーバを有すると
    共に室温検知手段を設けた複数の調和空気送出部で空気
    調和を行うに際し、前記調和空気送出部の少なくとも1
    つの室温検知手段で設定温度と同じ室温が検知された後
    には、前記設定温度と同じ室温を検知した調和空気送出
    部が、他の前記調和空気送出部の室温検知手段からの検
    知信号に基づき、前記室温検知手段の検知温度と前記設
    定温度との差が大きい前記調和空気送出部の調和空気送
    出範囲に、前記可動ルーバの送風方向を変えて調和空気
    を送出するようにすることを特徴とする空気調和機の制
    御方法。
JP4051008A 1992-03-10 1992-03-10 空気調和機の制御方法 Pending JPH05248685A (ja)

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JP (1) JPH05248685A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169534A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Nakano Refrigerators Co Ltd ユニットクーラーの運転方法
JP2012122629A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機

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