JP3144869B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3144869B2
JP3144869B2 JP00976492A JP976492A JP3144869B2 JP 3144869 B2 JP3144869 B2 JP 3144869B2 JP 00976492 A JP00976492 A JP 00976492A JP 976492 A JP976492 A JP 976492A JP 3144869 B2 JP3144869 B2 JP 3144869B2
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春雄 佐藤
史夫 宮島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各被空調室への風量を
制御することにより室温制御するダクト式の空気調和機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機は風量可変による快適
な空気調和が追求されている。
【0003】従来の各被空調室への風量を制御すること
により室温制御するダクト式の空気調和機としては特開
平1ー102236号公報に示されているものがある。
【0004】以下図面を参照に上記従来例について説明
する。図7は従来の空気調和機の概略構成図である。1
は室内機本体で、内部に室内側送風機2、室内側熱交換
器3を具備している。4は室外機本体で内部に能力可変
式の圧縮機5、室外側熱交換器6、室外側送風機7を具
備している。。
【0005】前記室内側送風機2からは各被空調室8ま
でダクト9を配設している。前記ダクト9の途中には可
変風量ユニット10が取付けられている。前記可変風量
ユニット10は内部にダンパー10aと、前記ダンパー
10aを駆動させるモータ10bと、前記モータ10b
を制御する風量制御器10cを具備している。
【0006】また前記被空調室8内には、内部に室内温
度設定器11aと室内温度検出器11bをも有した温度
コントローラ11を配設している。
【0007】ダクト9内には吹き出し空気温度検出器1
2を具備しており、また、設定温度を冷房時、暖房時で
それぞれ一定に設定する吹き出し空気温度設定器12a
を具備している。
【0008】さらに、圧縮機5の能力を可変する圧縮機
制御器13を具備している。次に動作について説明す
る。
【0009】前記室内機本体1及び室外機本体4は接続
されて衆知の冷凍回路を構成しており、室内機本体1よ
り吹き出された温風又は冷風は被空調室8までダクト9
で導かれる。
【0010】またダクト9の途中に設けられている可変
風量ユニット10は、温度コントローラ11内の室内温
度設定器11aにて設定された温度と、室内温度検出器
11bにて検出された温度との差により風量制御器10
cを介してモータ10bを駆動させダンパー10aの開
度を変化させ通過風量を変化させるものである。
【0011】また、風量変化にともないダクト9内の温
度が変化するが、その温度変化を前記吹き出し空気温度
検出器12にて検出し、前記吹き出し空気温度設定器1
2aの所定の設定値にしようと、前記圧縮機制御器13
により圧縮機5の回転数を制御するとともに、吹き出し
空気温度検出器12の検出値が吹き出し空気温度設定器
12aの所定の設定値に比べ、冷房時所定温度以下にな
れば、暖房時所定温度以上になれば、圧縮機5の運転を
停止し、その後、吹き出し空気温度検出器12の検出値
が所定の吹き出し空気温度設定器12aの設定値に比
べ、冷房時所定温度以上になれば、暖房時所定温度以下
になれば、前記圧縮機5を再起動する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、被空調室8の負荷が全く無くなった時や、極小
時、風量は小量となり、圧縮機5能力は余剰し圧縮機5
の最低能力でも、ダクト9内の吹き出し空気温度が、設
定値に比べ、冷房時所定温度以下になり、また、暖房時
所定温度以上になり、圧縮機5は停止するが、その後短
時間で、ダクト9内の温度は周囲温度の影響を受け冷房
時急上昇し、暖房時急降下し、設定値に比べ、冷房時所
定温度以上になり、暖房時所定温度以下になり、被空調
室8の負荷の大小に係わらず圧縮機5は再起動する。そ
の場合、室内の負荷が増加せず風量が、小量のままであ
るならば、再び圧縮機5は短時間で再停止するという繰
り返しサイクルを形成する。
【0013】このように、被空調室8に冷房負荷あるい
は暖房負荷が無いのにも係わらず、圧縮機5が短時間の
運転と短時間の停止を繰り返しを生じ、無駄な電力を消
費するとともに、油戻りの悪化による圧縮機5の焼付け
不良を起こす可能性があるという課題を有し、また、最
低換気量確保のため風量を小量でも最低維持する場合
は、負荷が無いのにも係わらず、冷房時冷風を、暖房時
温風を供給し続けるため、冷えすぎ、暖まりすぎとな
り、快適性を損なうという課題を有している。
【0014】本発明は従来の空気調和機の課題を解決す
るもので可変風量式の空気調和機において、無負荷時
に、圧縮機の短時間の運転と停止の繰り返しサイクルの
形成を防止する機能を有する空気調和機を提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和機では、従来に加えて、室内機本体
の吸い込み空気温度を検出する吸い込み空気温度検出器
と、吸い込み空気温度を設定する吸い込み空気温度設定
器を具備するとともに、前記吹き出し空気温度検出器と
前記吹き出し空気温度設定器との温度差により前記圧縮
機の回転数を可変させかつ、前記吹き出し空気温度検出
器の検出値が所定の吹き出し空気温度設定器の設定値に
比べ、冷房時所定温度以下、暖房時所定温度以上になれ
ば、前記圧縮機の運転を停止し、その後前記吸い込み空
気温度検出器の検出値が所定の吸い込み空気温度設定器
の設定値に比べ、冷房時所定温度以上、暖房時所定温度
以下の場合、前記圧縮機を所定の回転数で再起動させる
よう前記圧縮機制御器を制御するCPUを備えたもので
ある。
【0016】また別の本発明の空気調和機では、従来に
加えて、室内機本体の吸い込み空気温度を検出する吸い
込み空気温度検出器と、吸い込み空気温度を設定する吸
い込み空気温度設定器を具備するとともに、前記吹き出
し空気温度検出器と前記吹き出し空気温度設定器との温
度差により前記圧縮機の回転数を可変させかつ、前記吹
き出し空気温度検出器の検出値が所定の吹き出し空気温
度設定器の設定値に比べ、冷房時所定温度以下、暖房時
所定温度以上になれば、または前記吸い込み空気温度検
出器の検出値が所定の吸い込み空気温度設定器の設定値
に比べ、冷房時所定温度以下、暖房時所定温度以上にな
れば、前記圧縮機の運転を停止し、その後前記吸い込み
空気温度検出器の検出値が所定の吸い込み空気温度設定
器の設定値に比べ、冷房時所定温度以上、暖房時所定温
度以下の場合、前記圧縮機を所定の回転数で再起動させ
るよう前記圧縮機制御器を制御するCPUを備えたもの
である。
【0017】
【作用】本発明の空気調和機は上記構成になっているの
で、被空調室の負荷が無くなってきた場合、可変風量ユ
ニットの風量制御器により、室内機本体からの風量が少
なくなり、吹き出し空気温度が、所定の吹き出し空気温
度設定値に比べ、冷房時所定温度以下、暖房時所定温度
以上になり、圧縮機は停止するが、その後被空調室の空
調負荷が上昇し、吸い込み空気温度が所定の吸い込み空
気温度設定値に比べ、冷房時所定温度以上、暖房時所定
温度以下の場合にのみ、圧縮機が再起動するため、無負
荷になれば圧縮機を停止させかつ、無負荷時に圧縮機が
再起動することを防止し、無負荷時の圧縮機の短時間の
運転と短時間の停止の繰り返しサイクルの形成を防止
し、無駄な電力の消費を解消するとともに、油戻りの悪
化による圧縮機の焼付けを防止するものである。また、
最低換気量確保のため風量を小量でも最低維持する場合
に、負荷が無いのにも係わらず、冷房時冷風を、暖房時
温風を供給し続けるのを解消し、冷えすぎ、暖まりすぎ
による快適性の低下を防止するものである。
【0018】また別の本発明の空気調和機は上記構成に
なっているので、被空調室の負荷が無くなって、可変風
量ユニットの風量制御器により、室内機本体からの風量
が少なくなり、吹き出し空気温度が、所定の吹き出し空
気温度設定値に比べ、冷房時所定温度以下、暖房時所定
温度以上になるか、または室内機本体の吸い込み空気温
度が所定の吸い込み空気温度設定値に比べ、冷房時所定
温度以下、暖房時所定温度以上になれば、被空調室の冷
房負荷、暖房負荷が無いと判断し、圧縮機の運転を停止
するが、その後被空調室の空調負荷が上昇し、吸い込み
空気温度が所定の吸い込み空気温度設定値に比べ、冷房
時所定温度以上、暖房時所定温度以下の場合にのみ、圧
縮機が再起動するため、無負荷になれば圧縮機を停止さ
せかつ、無負荷時に圧縮機が再起動することを防止し、
無負荷時の圧縮機の短時間の運転と短時間の停止の繰り
返しサイクルの形成を防止し、無駄な電力の消費を解消
するとともに、油戻りの悪化による圧縮機の焼付けを防
止するものである。また、最低換気量確保のため風量を
小量でも最低維持する場合に、負荷が無いのにも係わら
ず、冷房時冷風を、暖房時温風を供給し続けるのを解消
し、冷えすぎ、暖まりすぎによる快適性の低下を防止す
るものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1,図
2,図3を参照しながら説明する。なお、従来例と同一
の構成のものについては、同一の符号を付与し、詳細な
説明は省略する。
【0020】図1は本発明の一実施例における空気調和
機の概略構成図である。図2は同実施例の空気調和機の
圧縮機制御器のCPUの制御を示すブロック図、図3は
同実施例の空気調和機の圧縮機制御器のCPUの制御を
示すフローチャートである。
【0021】本実施例では、従来例と比べて、図1に示
すように、室内機本体1の吸い込み側に位置し吸い込み
空気温度を検出する吸い込み空気温度検出器14と、吸
い込み空気温度を設定する吸い込み空気温度設定器14
aとを具備するとともに、前記吹き出し空気温度検出器
12と前記吹き出し空気温度設定器12aとの温度差に
より前記圧縮機5の回転数を可変させかつ、吹き出し空
気温度検出器12の検出値が所定の吹き出し空気温度設
定器12aの設定値に比べ、冷房時所定温度以下、暖房
時所定温度以上になれば、圧縮機5の運転を停止し、そ
の後前記吸い込み空気温度検出器14の検出値が所定の
前記吸い込み空気温度設定器14aの設定値に比べ、冷
房時所定温度以上、暖房時所定温度以下の場合、圧縮機
5を所定の回転数で再起動させる圧縮機制御器30を制
御するCPU31を具備している。
【0022】次にその動作について説明する。なお、無
負荷時の制御を除き、通常運転時の制御及び基本動作は
従来例と同一なので説明を省略する。
【0023】図2において31は圧縮機制御器30のC
PU(図示せず)で、内部に吹き出し空気温度設定器1
2aにより設定された設定温度Xと吹き出し空気温度検
出器12にて検出された温度Yとを比較する吹き出し空
気温度比較器32を内蔵している。また、吸い込み空気
温度設定器14aにより設定された設定温度Aと吸い込
み空気温度検出器14にて検出された温度Bとを比較す
る吸い込み空気温度比較器33を内蔵している。CPU
31は吹き出し空気温度比較器32の比較結果により圧
縮機5の回転数を可変させるとともに圧縮機5を停止さ
せる。また、吸い込み空気温度比較器33の比較結果に
より圧縮機5を再起動させる。
【0024】次にこの動作の具体例を図3のフローチャ
ートで示す。可変風量ユニット10によって風量が変化
すると、ダクト9内の吹き出し空気温度が変化するが、
まずステップ41にて吹き出し空気温度設定器12aに
より吹き出し空気温度の温度設定値Xを読み取り、ステ
ップ42にて吹き出し空気温度検出器12により吹き出
し空気温度Yを検出し、ステップ43、44にてXとY
の比較検討を行った上で圧縮機5に回転数の指示を与
え、ステップ45にて圧縮機停止領域かどうか調べて、
もし、NOであれば、再び、ステップ41に戻り、も
し、YESであれば、ステップ46に進み圧縮機5を停
止させる。その後、ステップ47にて吸い込み空気温度
設定器14aにより吸い込み空気温度の温度設定値Aを
読み取り、ステップ48にて吸い込み空気温度検出器1
4により吸い込み空気温度Bを検出し、ステップ49に
てAとBの比較検討を行った上で、ステップ50にて圧
縮機再起動領域かどうか調べて、もし、NOであれば、
再び、ステップ47に戻り、もし、YESであれば、ス
テップ51にて圧縮機5の再起動をさせる。
【0025】以上のように本実施例では、圧縮機制御器
30を制御するCPU31を設けることにより、無負荷
判定を吹き出し空気温度で行い、無負荷になれば圧縮機
5を停止させかつ、無負荷時に圧縮機5が再起動するこ
とを防止し、無負荷時の圧縮機5の短時間の運転と短時
間の停止の繰り返しサイクルの形成を防止し、無駄な電
力の消費を防止するとともに、油戻りの悪化による圧縮
機5の焼付けを防止するものである。また、最低換気量
確保のため風量を小量でも最低維持する場合に、負荷が
無いのにも係わらず、冷房時冷風を、暖房時温風を供給
し続けるのを解消し、冷えすぎ、暖まりすぎによる快適
性の低下を防止するものである。
【0026】以下、別の本発明の一実施例について図
4,図5,図6を参照しながら説明する。なお、従来例
と同一の構成のものについては、同一の符号を付与し、
詳細な説明は省略する。
【0027】図4は本発明の別の実施例における空気調
和機の概略構成図である。図5は同実施例の空気調和機
の圧縮機制御器のCPUの制御を示すブロック図、図6
は同実施例の空気調和機の圧縮機制御器のCPUの制御
を示すフローチャートである。
【0028】本実施例では、従来例と比べて、図4に示
すように、室内機本体1の吸い込み側に位置し吸い込み
空気温度を検出する吸い込み空気温度検出器14と、吸
い込み空気温度を設定する吸い込み空気温度設定器14
aとを具備するとともに、前記吹き出し空気温度検出器
12と前記吹き出し空気温度設定器12aとの温度差に
より前記圧縮機5の回転数を可変させかつ、吹き出し空
気温度検出器12の検出値が所定の吹き出し空気温度設
定器12aの設定値に比べ、冷房時所定温度以下、暖房
時所定温度以上になれば、または前記吸い込み空気温度
検出器14の検出値が所定の前記吸い込み空気温度設定
器14aの設定値に比べ、冷房時所定温度以下、暖房時
所定温度以上になれば、圧縮機5の運転を停止し、その
後吸い込み空気温度検出器14の検出値が所定の吸い込
み空気温度設定器14aの設定値に比べ、冷房時所定温
度以上、暖房時所定温度以下の場合、圧縮機5を所定の
回転数で再起動させる圧縮機制御器60を制御するCP
U61を具備している。
【0029】次にその動作について説明する。なお、無
負荷時の制御を除き、通常運転時の制御及び基本動作は
従来例と同一なので説明を省略する。
【0030】図5において61は圧縮機制御器60のC
PU(図示せず)で、内部に吹き出し空気温度設定器1
2aにより設定された設定温度Xと吹き出し空気温度検
出器12にて検出された温度Yとを比較する吹き出し空
気温度比較器62を内蔵している。また、吸い込み空気
温度設定器14aにより設定された設定温度Aと吸い込
み空気温度検出器14にて検出された温度Bとを比較す
る吸い込み空気温度比較器63を内蔵している。CPU
61は吹き出し空気温度比較器62の比較結果により圧
縮機5の回転数を可変させるとともに圧縮機5を停止さ
せる。また、吸い込み空気温度比較器63の比較結果に
より圧縮機5の停止と再起動をさせる。
【0031】次にこの動作の具体例を図6のフローチャ
ートで示す。可変風量ユニット10によって風量が変化
すると、ダクト9内の吹き出し空気温度が変化するが、
まずステップ71にて吹き出し空気温度設定器12aに
より吹き出し空気温度の温度設定値Xを読み取り、ステ
ップ72にて吹き出し空気温度検出器12により吹き出
し空気温度Yを検出し、ステップ73、74にてXとY
の比較検討を行った上で圧縮機5に回転数の指示を与
え、ステップ75にて圧縮機停止領域かどうか調べて、
もし、YESであれば、ステップ80に進み圧縮機5を
停止させる。もし、NOであれば、ステップ76に進
み、吸い込み空気温度設定器14aにより吸い込み空気
温度の温度設定値Aを読み取り、ステップ77にて吸い
込み空気温度検出器14により吸い込み空気温度Bを検
出し、ステップ78にてAとBの比較検討を行った上
で、ステップ79にて圧縮機停止領域かどうか調べて、
もし、NOであれば、再び、ステップ71に戻り、も
し、YESであれば、ステップ80にて圧縮機5を停止
させる。その後、ステップ81にて吸い込み空気温度設
定器14aにより吸い込み空気温度の温度設定値Aを読
み取り、ステップ82にて吸い込み空気温度検出器14
により吸い込み空気温度Bを検出し、ステップ83にて
AとBの比較検討を行った上で、ステップ84にて圧縮
機再起動領域かどうか調べて、もし、NOであれば、再
び、ステップ81に戻り、もし、YESであれば、ステ
ップ85にて圧縮機5の再起動をさせる。
【0032】以上のように本実施例では、圧縮機制御器
60を制御するCPU61を設けることにより、無負荷
判定を吹き出し空気温度と吸い込み空気温度の両方で行
い、より確実に無負荷判定を行うと共に、無負荷になれ
ば圧縮機5を停止させかつ、無負荷時に圧縮機5が再起
動することを防止し、無負荷時の圧縮機5の短時間の運
転と短時間の停止の繰り返しサイクルの形成を防止し、
無駄な電力の消費を防止するとともに、油戻りの悪化に
よる圧縮機5の焼付けを防止するものである。また、最
低換気量確保のため風量を小量でも最低維持する場合
に、負荷が無いのにも係わらず、冷房時冷風を、暖房時
温風を供給し続けるのを解消し、冷えすぎ、暖まりすぎ
による快適性の低下を防止するものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気調和
機では、従来に加えて、無負荷時、室内機本体からの吹
き出し空気温度が所定の吹き出し空気温度設定値に比
べ、冷房時所定温度以下、暖房時所定温度以上になれ
ば、圧縮機を停止し、その後、吸い込み空気温度が所定
の吸い込み空気温度設定値に比べ、冷房時所定温度以
上、暖房時所定温度以下になれば、前記圧縮機を所定の
回転数で再起動させる圧縮機制御器を制御するCPUを
備えており、CPUにより、可変風量式で被空調室への
吹き出し温度を一定に制御する方式の空調機において、
無負荷判定を吹き出し空気温度で行い、空調負荷が無負
荷になれば圧縮機を停止させかつ、無負荷時に圧縮機が
再起動することを防止し、無負荷時圧縮機の短時間の運
転と短時間の停止の繰り返しサイクルの形成を防止し、
無駄な電力の消費を防止しかつ、油戻りの悪化による圧
縮機の焼付けを防止するものである。また、最低換気量
確保のため風量を小量でも最低維持する場合に、負荷が
無いのにも係わらず、冷房時冷風を、暖房時温風を供給
し続けるのを解消し、冷えすぎ、暖まりすぎによる快適
性の低下を防止するものである。
【0034】また、別の本発明の空気調和機は、従来に
加えて、無負荷時、室内機本体からの吹き出し空気温度
が所定の吹き出し空気温度設定値に比べ、冷房時所定温
度以下、暖房時所定温度以上になれば、または室内機本
体の吸い込み空気温度が所定の吸い込み空気温度設定値
に比べ、冷房時所定温度以下、暖房時所定温度以上にな
れば、圧縮機を停止し、その後、吸い込み空気温度が所
定の吸い込み空気温度設定値に比べ、冷房時所定温度以
上、暖房時所定温度以下になれば、前記圧縮機を所定の
回転数で再起動させる圧縮機制御器を制御するCPUを
備えており、CPUにより、可変風量式で被空調室への
吹き出し温度を一定に制御する方式の空調機において、
無負荷判定を吹き出し空気温度と吸い込み空気温度の両
方で行い、より確実に無負荷判定を行うと共に、空調負
荷が無負荷になれば圧縮機を停止させかつ、無負荷時に
圧縮機が再起動することを防止し、無負荷時の圧縮機の
短時間の運転と短時間の停止の繰り返しサイクルの形成
を防止し、無駄な電力の消費を防止しかつ、油戻りの悪
化による圧縮機の焼付けを防止するものである。また、
最低換気量確保のため風量を小量でも最低維持する場合
に、負荷が無いのにも係わらず、冷房時冷風を、暖房時
温風を供給し続けるのを解消し、冷えすぎ、暖まりすぎ
による快適性の低下を防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における空気調和機の概略構
成図
【図2】同実施例の空気調和機の圧縮機制御器のCPU
の制御を示すブロック図
【図3】同実施例の空気調和機の圧縮機制御器のCPU
の制御を示すフローチャート
【図4】本発明の別の実施例における空気調和機の概略
構成図
【図5】同実施例の空気調和機の圧縮機制御器のCPU
の制御を示すブロック図
【図6】同実施例の空気調和機の圧縮機制御器のCPU
の制御を示すフローチャート
【図7】従来の空気調和機の概略構成図
【符号の説明】
1 室内機本体 2 室内側送風機 3 室内側送風機 4 室外機本体 5 圧縮機 6 室外側熱交換器 7 室外側送風機 8 被空調室 9 ダクト 10 可変風量ユニット 10a 風量制御器 12 吹き出し空気温度検出器 12a 吹き出し空気温度設定器 14 吸い込み空気温度検出器 14a 吸い込み空気温度設定器 30 圧縮機制御器 31 CPU 60 圧縮機制御器 61 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被空調室に連通するダクトに設けられ内
    部に室内側熱交換器,室内側送風機を有するダクト式室
    内機本体と、内部に能力可変式の圧縮機,室外側熱交換
    器,室外側送風機を有する室外機本体と、前記室内機本
    体より下流側のダクトに設けられ前記ダクトの通過風量
    を変化させる可変風量ユニットと、空気調和機の運転モ
    ードと前記被空調室の室温と設定室温とに応じて前記被
    空調室の室温が設定室温に一致するよう前記可変風量ユ
    ニットを制御する風量制御装置と、前記室内機本体から
    の吹き出し空気温度を検出する吹き出し空気温度検出器
    と、吹き出し空気温度を設定する吹き出し空気温度設定
    器と、前記室内機本体に吸い込まれる吸い込み空気温度
    を検出する吸い込み空気温度検出器と、吸い込み空気温
    度を設定する吸い込み空気温度設定器と、前記圧縮機制
    御器を制御するCPUとを具備し、前記CPUは、前記
    吹き出し空気温度検出器にて検出した吹き出し空気温度
    があらかじめ設定された前記吹き出し空気温度設定器の
    設定温度になるように前記圧縮機制御器に前記圧縮機の
    能力制御を行わせかつ、吹き出し空気温度が設定温度よ
    り、冷房時一定温度下がるか、暖房時一定温度上がるか
    すると、前記圧縮機の運転を停止させるよう制御させる
    とともに、その後、吸い込み空気温度が前記吸い込み空
    気温度設定器の設定温度と比べ、冷房時所定温度以上の
    場合あるいは暖房時所定温度以下の場合前記圧縮機を所
    定の能力で再起動させることを特徴とした空気調和機。
  2. 【請求項2】 被空調室に連通するダクトに設けられ内
    部に室内側熱交換器,室内側送風機を有するダクト式室
    内機本体と、内部に能力可変式の圧縮機,室外側熱交換
    器,室外側送風機を有する室外機本体と、前記室内機本
    体より下流側のダクトに設けられ前記ダクトの通過風量
    を変化させる可変風量ユニットと、空気調和機の運転モ
    ードと前記被空調室の室温と設定室温とに応じて前記被
    空調室の室温が設定室温に一致するよう前記可変風量ユ
    ニットを制御する風量制御装置と、前記室内機本体から
    の吹き出し空気温度を検出する吹き出し空気温度検出器
    と、吹き出し空気温度を設定する吹き出し空気温度設定
    器と、前記室内機本体に吸い込まれる吸い込み空気温度
    を検出する吸い込み空気温度検出器と、吸い込み空気温
    度を設定する吸い込み空気温度設定器と、前記圧縮機制
    御器を制御するCPUとを具備し、前記CPUは、前記
    吹き出し空気温度検出器にて検出した吹き出し空気温度
    があらかじめ設定された前記吹き出し空気温度設定器の
    設定温度になるように前記圧縮機制御器に前記圧縮機の
    能力制御を行わせかつ、吹き出し空気温度が設定温度よ
    り、冷房時一定温度下がるか、暖房時一定温度上がるか
    すると、または、吸い込み空気温度が前記吸い込み空気
    温度設定器の設定温度より、冷房時一定温度下がるか、
    暖房時一定温度上がるかすると、前記圧縮機の運転を停
    止させるよう制御させるとともに、その後、吸い込み空
    気温度が前記吸い込み空気温度設定器の設定温度と比
    べ、冷房時所定温度以上の場合あるいは暖房時所定温度
    以下の場合前記圧縮機を所定の能力で再起動させること
    を特徴とした空気調和機。
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