JP3174097B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3174097B2 JP21068891A JP21068891A JP3174097B2 JP 3174097 B2 JP3174097 B2 JP 3174097B2 JP 21068891 A JP21068891 A JP 21068891A JP 21068891 A JP21068891 A JP 21068891A JP 3174097 B2 JP3174097 B2 JP 3174097B2
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康 木下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能力制御を行う空気調
和機の風量制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、能力制御を行う空気調和機とし
ては、松下電器産業設計資料「空冷ヒートポンプシステ
ムパッケージエアコン」(89.1月発行)45.46
ページに示されているものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の能力
制御を行う空気調和機について説明する。
【0004】図10は従来の空気調和機の構成概略図で
ある。図10において、1は室内機本体で、内部に回転
数制御式の室内側送風機2、前記室内側送風機2の回転
数を制御する送風機制御器3、室内側熱交換器4、冷媒
を膨脹させる室内側膨脹弁5、前記室内機本体1を運転
制御する室内機制御器6、前記室内機本体1の吸い込み
側に空気中の粉塵を取り除くフィルター7を具備してい
る。
【0005】8は室外機本体で、内部に能力可変式の圧
縮機9、室外側熱交換器10、室外側送風機11、室外
側膨脹弁12、前記圧縮機9の能力を制御する圧縮機制
御器13を具備している。前記圧縮機9、室外側膨脹弁
12、室外側熱交換器10、室内側膨脹弁5、室内側熱
交換器4にて衆知の冷凍回路を構成している。
【0006】前記室内機本体1から被空調室14までダ
クト15を配設し、冷風または温風を被空調室14まで
導いている。16は被空調室14から室内機本体1まで
リターン空気を導くリターンダクトである。前記被空調
室14内には、前記室内機本体1の運転を行うリモコン
17を配設しており、前記リモコン17内には、室温を
検出する室温検出器18と、室温を設定する室温設定器
19が具備されている。前記ダクト15内には、前記室
内機本体1から吹き出す空気の静圧を検出する静圧検出
器20が配設されている。また、前記室内機制御器6内
には、室内機本体1から吹き出す空気の静圧を設定する
静圧設定器21が具備されている。
【0007】以上のように構成された空気調和機につい
て次に動作を説明する。リモコン17にて室内機本体1
の運転を開始すると、送風機制御器3は、室内側送風機
2の運転を開始し、静圧検出器20にて検出する検出静
圧P1が、静圧設定器21にて設定される設定静圧P0
と一致するよう室内側送風機2の回転数を制御する。こ
の送風機制御により、ダクト15内の静圧P1が常に一
定に保たれるため、フィルター7が目詰まりをおこして
も常に被空調室14への供給風量は一定に保つことがで
きる。(送風機制御を行わないと、フィルター目詰まり
により供給風量が減少する。)また圧縮機制御器13
は、室温検出器18にて検出される検出室温t1と、室
温設定器19にて設定される設定室温t0の差により、
圧縮機9の能力を制御する。この圧縮機制御により圧縮
機9のON−OFF運転と比べ、被空調室14の室温を
きめ細やかに制御することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では被空調室14の空調負荷により圧縮機能
力が低下した場合においても、室内機本体1よりの吹き
出し風量を一定に保っているため、特に暖房運転時に冷
風感を感じるといった問題点がある。
【0009】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るために圧縮機能力を低下させた場合においても、暖房
運転時の冷風感を感じることがなく、かつ換気に必要な
最低風量が確保できる空気調和機を提供することを目的
としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空気調和機は、ダクト内の静圧を検出する
静圧検出器と、室内機本体から吹き出す空気静圧を設定
する静圧設定器と、前記静圧検出器による検出静圧が制
御静圧と一致するよう室内側送風機の回転数を制御する
送風機制御器と、室温検出器の検出温度が室温設定器の
設定温度になるよう圧縮機の能力を制御する圧縮機制御
器とを具備し、前記送風機制御器は、前記圧縮機能力が
最大能力以下で最大能力より小さい第一設定能力以上の
場合では、前記静圧設定器による設定静圧を前記制御静
圧とし、前記圧縮機能力が第一設定能力未満で第一設定
能力より小さい第二設定能力以上の場合、前記圧縮機能
力に応じて前記圧縮機能力が小さくなるほど前記設定静
圧より大きく下げた静圧値を前記制御静圧とし、前記
縮機能力第二設定能力未満の場合は、前記圧縮機能力
が第二設定能力の場合の制御静圧を前記制御静圧とする
ように構成されているのである。
【0011】また、他の本発明の空気調和機は、室内機
本体から吹き出す風量を検出する風量検出器と、前記風
量を設定する風量設定器と、前記風量検出器による検出
風量が制御風量と一致するよう室内側送風機の回転数を
制御する送風機制御器と、室温検出器の検出温度が室温
設定器の設定温度になるよう圧縮機の能力を制御する圧
縮機制御器とを具備し、前記送風機制御器は、前記圧縮
機能力が最大能力以下で最大能力より小さい第一設定能
力以上の場合では、前記風量設定器による設定風量を前
記制御風量とし、前記圧縮機能力が第一設定能力未満
第一設定能力より小さい第二設定能力以上の場合、前記
圧縮機能力に応じて前記圧縮機能力が小さくなるほど前
記設定風量より大きく下げた風量値を前記制御風量と
し、前記圧縮機能力第二設定能力未満の場合は、前記
圧縮機能力が第二設定能力の場合の制御風量を前記制御
風量とするように構成されているのである。
【0012】
【作用】本発明の空気調和機は、上記の構成で、圧縮機
制御器により被空調室の空調負荷が減少するのに伴い圧
縮機能力が第一設定能力未満に低下した場合において、
吹き出し風量を制御する制御静圧を、圧縮機能力に応じ
て圧縮機能力が小さくなるほど設定静圧より大きく下げ
るので、吹き出し風量が圧縮機能力低下に伴い徐々に減
少し、暖房運転時、風量を低下させない時と比較し、吹
き出し温度が低下せず、冷風感が発生しない。また、圧
縮機能力が第一設定能力より小さい第二設定能力未満
で低下した場合は、圧縮機能力が第二設定能力の場合の
制御静圧を制御静圧とするため、風量が圧縮機能力低下
に応じて減少せず、換気に必要な最低風量を確保するこ
とができる。
【0013】また、他の本発明の空気調和機は、上記の
構成で、圧縮機制御器により被空調室の空調負荷が減少
するのに伴い圧縮機能力が第一設定能力未満に低下した
場合において、吹き出し風量を制御する制御風量を、
縮機能力に応じて圧縮機能力が小さくなるほど設定風量
より大きく下げるので、吹き出し風量が圧縮機能力低下
に伴い徐々に減少し、暖房運転時、風量を低下させない
時と比較し、吹き出し温度が低下せず、冷風感が発生し
ない。また、圧縮機能力が第一設定能力より小さい第二
設定能力未満まで低下した場合は、圧縮機能力が第二設
定能力の場合の制御風量を制御風量とするため、換気に
必要な最低風量を確保することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による空気調和機の第1の実施
例について、図面を参照しながら説明するが、従来と同
一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。図1は、本発明による空気調和機の一実施例の構
成概略図、図2は同実施例の動作のブロック図、図3は
同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0015】図1において、1は室内機本体、2は回転
数制御式の室内側送風機、4は室内側熱交換器、5は室
内側膨脹弁、6は室内機制御器、7はフィルター、8は
室外機本体、9は能力可変式の圧縮機、10は室外側熱
交換器、11は室外側送風機、12は室外側膨脹弁、1
3は圧縮機制御器、14は被空調室、15はダクト、1
6はリターンダクト、17はリモコン、18は室温検出
機、19は室温設定器、20は静圧検出機、21は静圧
設定器で、以上のものは従来と同一構成のものである。
【0016】22は送風機制御器で、静圧検出器20に
より検出される検出静圧P1、静圧設定器21により設
定される設定静圧P0、圧縮機制御器13により能力制
御される圧縮機9の能力Qにより、室内側送風機2の回
転数を制御する。
【0017】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を図3のフローチャートをもとにして
説明する。
【0018】リモコン17にて室内機本体1の運転を開
始すると、送風機制御器22は、室内側送風機2の運転
を開始し(ステップ1)、圧縮機制御器13により能力
制御される圧縮機9の能力Qが最大能力Q0からQ0≧
Q1なる第一設定能力Q1の間(Q0≧Q≧Q1)で
は、室内側送風機2の回転数を制御する制御静圧Pを設
定静圧P0とし(ステップ2)検出静圧P1が制御静圧
Pと一致するよう、室内側送風機2の回転数を制御す
る。
【0019】具体的には室内側送風機2の回転数をP1
>Pのとき減少,P1<Pのとき増加,P1=Pのとき
維持させる(ステップ5)。
【0020】また送風機制御器22は圧縮機能力Qが第
一設定能力Q1未満で第一設定能力より小さい第二設定
能力Q2以上の場合(Q1>Q≧Q2)、制御静圧P
を、設定静圧P0より圧縮機能力に応じて徐々に下げP
xとし(ステップ3)、圧縮機能力Qが第二設定能力Q
2未満の場合(Q2>Q)、制御静圧Pをそれ以下にせ
ず最低制御静圧Pminとし(ステップ4)、この制御
静圧Pに検出静圧P1が一致するように、室内側送風機
2の回転数を制御する(ステップ5)。
【0021】具体的に説明すると、検出静圧P1と室内
機本体1の風量Bの関係が図4に示す通り、室温検出器
18で検出される検出室温t1と室温設定器19で設定
される設定室温t0の差で制御される圧縮機能力Qの関
係が図5に示す通りであり、室内機本体1の設計風量が
100m3/min (従って図4より設定静圧P0は100
Pa)で、この時室内機本体1の吸い込み空気温度T1
と吹き出し空気温度の差が圧縮機能力100%能力で暖
房時20℃(T2−T1=20℃)と仮定した時の、室
温,風量,吹き出し温度を(表1)に示す。なお同時に
従来例の場合も示す。また設定室温t0を22℃、圧縮
機1の第一設定能力Q1を75%能力、第二設定能力Q
2を25%能力、制御静圧Pを設定静圧P0(100P
a)より圧縮機能力Qが25%ダウンするごとに、制御
静圧30Pa低下させるものとし、最低制御静圧Pmi
nを40Paとする。
【0022】
【表1】
【0023】以上のように本実施例の空気調和機は、送
風機制御器22が、圧縮機能力Qが最大能力Q0からQ
0≧Q1なる第一設定能力Q1の間(Q0≧Q≧Q1)
では、制御静圧Pを設定静圧P0とし検出静圧P1が制
御静圧Pと一致するよう室内側送風機2の回転数を制御
し、圧縮機能力Qが第一設定能力Q1未満で第一設定能
力より小さい第二設定能力Q2以上の場合(Q1>Q≧
Q2)、制御静圧Pを設定静圧P0より圧縮機能力に応
じて圧縮機能力が小さくなるほど設定静圧P0より大き
下げPxとし、圧縮機能力Qが第二設定能力Q2未満
の場合、制御静圧Pを圧縮機能力が第二設定能力の場合
の制御静圧である最低制御静圧Pminとし、この制御
静圧Pに検出静圧P1が一致するよう、室内側送風機2
の回転数を制御するため、換気に必要な最低風量を確保
しながら、かつ吹き出し風量を圧縮機能力低下に伴い徐
々に減少させるので、暖房運転時風量を低下させない従
来例と較べ、吹き出し温度が低下せず冷風感が発生せ
ず、被空調室14の快適性が向上する。
【0024】次に本発明による空気調和機の第2の実施
例について図面を参照しながら説明するが、従来と同一
構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図6は、本発明による空気調和機の第2の実施例の
構成概略図、図7は同実施例の動作のブロック図、図8
は同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0025】図6において、1は室内機本体、2は回転
数制御式の室内側送風機、4は室内側熱交換器、5は室
内側膨脹弁、6は室内機制御器、7はフィルター、8は
室外機本体、9は能力可変式の圧縮機、10は室外側熱
交換器、11は室外側送風機、12は室外側膨脹弁、1
3は圧縮機制御器、14は被空調室、15はダクト、1
6はリターンダクト、17はリモコン、18は室温検出
器、19は室温設定器で、以上のものは従来と同一構成
のものである。
【0026】23は前記室内機本体1からの吹き出し風
量を検出する風量検出器で、ダクト15内に配設されて
いる。また室内機制御器6内には室内機本体1からの吹
き出し風量を設定する風量設定器24が具備されてい
る。25は送風機制御器で、風量検出器23により検出
される検出風量A1、風量設定器24により設定される
設定風量A0、圧縮機制御器13により能力制御される
圧縮機9の能力Qにより、室内側送風機2の回転数を制
御する。
【0027】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を図8のフローチャートをもとにして
説明する。
【0028】リモコン17にて室内機本体1の運転を開
始すると、送風機制御器25は、室内側送風機2の運転
を開始し(ステップ6)、圧縮機制御器13により能力
制御される圧縮機9の能力Qが最大能力Q0からQ0≧
Q1なる第一設定能力Q1の間(Q0≧Q≧Q1)で
は、室内側送風機2の回転数を制御する制御風量Aを設
定風量A0とし(ステップ7)、検出風量A1が前記制
御風量Aと一致するよう、室内側送風機2の回転数を制
御する。
【0029】具体的には室内側送風機2の回転数をA1
>Aのとき減少,A1<Aのとき増加,A1=Aのとき
維持させる(ステップ10)。
【0030】また送風機制御器25は圧縮機能力Qが第
一設定能力Q1未満で第一設定能力より小さい第二設定
能力Q2以上の場合(Q1>Q≧Q2)、制御風量A
を、設定風量A0より圧縮機能力に応じて徐々に下げP
xとし(ステップ8)、圧縮機能力Qが第二設定能力Q
2未満の場合(Q2>Q)、制御風量Aをそれ以下にせ
ず最低制御風量Aminとし(ステップ9)、この制御
風量Aに検出風量A1が一致するように、室内側送風機
2の回転数を制御する(ステップ10)。
【0031】具体的に説明すると、室温検出器18で検
出される検出室温t1と室温設定器19で設定される設
定室温t0の差で制御される圧縮機能力Qの関係が図9
に示す通りであり、室内機本体1の設計風量が100m3
/min(従って設定風量A0は100m3/min )で、こ
の時室内機本体1の吸い込み空気温度T1と吹き出し空
気温度の差が圧縮機能力100%能力で暖房時20℃
(T2−T1=20℃)と仮定した時の、室温,風量,
吹き出し温度を(表2)に示す。なお同時に従来例の場
合も示す。また設定室温t0を22℃、圧縮機1の第一
設定能力Q1を75%能力、第二設定能力Q2を25%
能力、制御風量Aを設定風量A0(100m3/min )よ
り圧縮機能力Qが25%ダウンするごとに制御風量Aを
25%低下させるものとし、最低制御風量Aminを4
0m3/min とする。
【0032】
【表2】
【0033】以上のように本実施例の空気調和機は、送
風機制御器25が、圧縮機能力Qが最大能力Q0からQ
0≧Q1なる第一設定能力Q1の間(Q0≧Q≧Q1)
では、制御風量Aを設定風量A0とし、検出風量A1が
制御風量Aと一致するよう室内側送風機2の回転数を制
御し、圧縮機能力Qが第一設定能力Q1未満で第一設定
能力より小さい第二設定能力Q2以上の場合(Q1>Q
≧Q2)、制御風量Aを設定風量A0より圧縮機能力に
応じて圧縮機能力が小さくなるほど設定静圧P0より大
きく下げAxとし、圧縮機能力Qが第二設定能力Q2未
満の場合、制御風量Aを圧縮機能力が第二設定能力の場
合の制御風量である最低制御風量Aminとし、この制
御風量Aに検出風量A1が一致するよう、室内側送風機
2の回転数を制御するため、換気に必要な最低風量を確
保しながら、かつ吹き出し風量を圧縮機能力低下に伴い
徐々に減少させるので、暖房運転時風量を低下させない
従来例と較べ、吹き出し温度が低下せず冷風感が発生せ
ず、被空調室14の快適性が向上する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空気調和機
は、ダクト内の静圧を検出する静圧検出器と、室内機本
体から吹き出す空気静圧を設定する静圧設定器と、前記
静圧検出器による検出静圧が制御静圧と一致するよう室
内側送風機の回転数を制御する送風機制御器と、室温検
出器の検出温度が室温設定器の設定温度になるよう圧縮
機の能力を制御する圧縮機制御器とを具備し、前記送風
機制御器は、前記圧縮機能力が最大能力以下で最大能力
より小さい第一設定能力以上の場合では、前記静圧設定
器による設定静圧を前記制御静圧とし、前記圧縮機能力
が第一設定能力未満で第一設定能力より小さい第二設定
能力以上の場合、前記圧縮機能力に応じて前記圧縮機能
力が小さくなるほど前記設定静圧より大きく下げた静圧
値を前記制御静圧とし、前記圧縮機能力が第二設定能力
未満の場合は、前記圧縮機能力が第二設定能力の場合の
制御静圧を前記制御静圧とするように構成されている。
【0035】この構成により換気に必要な最低風量を確
保しながら、吹き出し風量を圧縮機能力低下に伴い徐々
に減少するので、暖房運転時、風量を低下させない従来
例と較べ、吹き出し空気温度が低下せず冷風感が発生せ
ず、被空調室の快適性が向上する。
【0036】また、他の発明の空気調和機は、室内機本
体から吹き出す風量を検出する風量検出器と、前記風量
を設定する風量設定器と、前記風量検出器による検出風
量が制御風量と一致するよう室内側送風機の回転数を制
御する送風機制御器と、室温検出器の検出温度が室温設
定器の設定温度になるよう圧縮機の能力を制御する圧縮
機制御器とを具備し、前記送風機制御器は、前記圧縮機
能力が最大能力以下で最大能力より小さい第一設定能力
以上の場合では、前記風量設定器による設定風量を前記
制御風量とし、前記圧縮機能力が第一設定能力未満で第
一設定能力より小さい第二設定能力以上の場合、前記圧
縮機能力に応じて前記圧縮機能力が小さくなるほど前記
設定風量より大きく下げた風量値を前記制御風量とし、
前記圧縮機能力が第二設定能力未満の場合は、前記圧縮
機能力が第二設定能力の場合の制御風量を前記制御風量
とするように構成されているのである。
【0037】この構成により換気に必要な最低風量を確
保しながら、吹き出し風量を圧縮機能力低下に伴い徐々
に減少させるので、暖房運転時、風量を低下させない従
来例と較べ、吹き出し空気温度が低下せず冷風感が発生
せず、被空調室の快適性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第1の実施例の構成
概略図
【図2】同実施例の動作のブロック図
【図3】同実施例の動作を示すフローチャート
【図4】同実施例の検出静圧P1と室内機本体の風量B
の関係を示す特性図
【図5】同実施例の検出室温t1と設定室温t0の差と
圧縮機能力Qの関係を示す特性図
【図6】本発明による空気調和機の第2の実施例の構成
概略図
【図7】同実施例の動作のブロック図
【図8】同実施例の動作を示すフローチャート
【図9】同実施例の検出室温t1と設定室温t0の差と
圧縮機能力Qの関係を示す特性図
【図10】従来の空気調和機の構成概略図
【符号の説明】
1 室内機本体 2 室内側送風機 4 室内側熱交換器 8 室外機本体 9 圧縮機 10 室外側熱交換器 11 室外側送風機 13 圧縮機制御器 14 被空調室 15 ダクト 18 室温検出器 19 室温設定器 20 静圧検出器 21 静圧設定器 22 送風機制御器 23 風量検出器 24 風量設定器 25 送風機制御器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に室内側熱交換器、回転数制御式の
    室内側送風機を有するダクト式室内機本体と、内部に能
    力可変式の圧縮機、室外側熱交換器、室外側送風機を有
    する室外機本体と、前記室内機本体から被空調室まで冷
    風または温風を導くダクトと、前記ダクト内の静圧を検
    出する静圧検出器と、前記室内機本体から吹き出す空気
    静圧を設定する静圧設定器と、前記静圧検出器による検
    出静圧が制御静圧と一致するよう前記室内側送風機の回
    転数を制御する送風機制御器と、室温を検出する室温検
    出器と、室温を設定する室温設定器と、前記室温検出器
    の検出温度が前記室温設定器の設定温度になるよう前記
    圧縮機の能力を制御する圧縮機制御器とを具備し、前記
    送風機制御器は、前記圧縮機能力が最大能力以下で最大
    能力より小さい第一設定能力以上の場合では、前記静圧
    設定器による設定静圧を前記制御静圧とし、前記圧縮機
    能力が第一設定能力未満で第一設定能力より小さい第二
    設定能力以上の場合、前記圧縮機能力に応じて前記圧縮
    機能力が小さくなるほど前記設定静圧より大きく下げた
    静圧値を前記制御静圧とし、前記圧縮機能力が第二設定
    能力未満の場合は、前記圧縮機能力が第二設定能力の場
    合の制御静圧を前記制御静圧とすることを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 内部に室内側熱交換器、回転数制御式の
    室内側送風機を有するダクト式室内機本体と、内部に能
    力可変式の圧縮機、室外側熱交換器、室外側送風機を有
    する室外機本体と、前記室内機本体から被空調室まで冷
    風または温風を導くダクトと、前記室内機本体から吹き
    出す風量を検出する風量検出器と、前記室内機本体から
    吹き出す風量を設定する風量設定器と、前記風量検出器
    による検出風量が制御風量と一致するよう前記室内側送
    風機の回転数を制御する送風機制御器と、室温を検出す
    る室温検出器と、室温を設定する室温設定器と、前記室
    温検出器の検出温度が前記室温設定器の設定温度になる
    よう前記圧縮機の能力を制御する圧縮機制御器とを具備
    し、前記送風機制御器は、前記圧縮機能力が最大能力以
    下で最大能力より小さい第一設定能力以上の場合では、
    前記風量設定器による設定風量を前記制御風量とし、
    記圧縮機能力が第一設定能力未満で第一設定能力より小
    さい第二設定能力以上の場合、前記圧縮機能力に応じて
    前記圧縮機能力が小さくなるほど前記設定風量より大き
    く下げた風量値を前記制御風量とし、前記圧縮機能力が
    第二設定能力未満の場合は、前記圧縮機能力が第二設定
    能力の場合の制御風量を前記制御風量とすることを特徴
    とする空気調和機。
JP21068891A 1991-08-22 1991-08-22 空気調和機 Expired - Fee Related JP3174097B2 (ja)

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