JP3159107B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内熱交換器で
熱交換された空調空気を送風ファンで室内に圧送して空
調運転を行う空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような空気調和機では、室内熱交
換器を備えた室内機の一部分に室温センサを備える一
方、希望する目標室温を利用者がリモコン等によって設
定できるように成されている。そしてマイクロコンピュ
ータの機能を含んで構成された制御部によって空調運転
を制御することにより、上記室温センサで検出した室温
を利用者が設定した目標室温に近づける空調運転を行う
ようになっている。例えば商用周波数で駆動される圧縮
能力固定タイプの圧縮機と、室内ファンが併設された室
内熱交換器とを冷媒回路中に備えた空気調和機におい
て、室内熱交換器を蒸発器として機能させるとともにこ
の室内熱交換器で熱交換された冷気を上記室内ファンで
室内に圧送して冷房運転を行う場合には、上記制御部に
よって次のような空調運転の制御を行っていた。まず室
温センサで検出した室温から利用者が設定した目標室温
を差し引いて両温度の温度差を得る。そしてこの温度差
が正、すなわち検出室温よりも目標室温の方が低かった
ときは、上記温度差に比例した回転数だけ室内ファンの
回転数を増加させる一方、上記温度差が負、すなわち目
標室温よりも検出室温の方が低かったときは、上記温度
差に比例した回転数だけ室内ファンの回転数を減少させ
るのである。そしてこのように熱負荷の変化に対応して
自動的に送風量を変化させることにより、室温センサで
検出した室温を利用者が設定した目標室温に自動的に近
づける空調運転を行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の空
気調和機では、室内ファンによる送風量を増減させるこ
とによって、検出室温を目標室温に近づけるようにして
いる。しかしながら検出室温と目標室温との温度差があ
る程度小さくなってくると、上記目標室温を挟んで検出
室温が上下し、これに伴って送風量の増加と減少とがく
り返されるハンチング現象を生じることがある。このよ
うなハンチング現象が生じると、利用者が感じる送風量
が目まぐるしく変化して違和感を生じ、またモータ音の
高低がくり返されてこれが耳障りとなり、この両者によ
って利用快適性が損われるという問題があった。また上
記ハンチング現象の発生を防止するためには、ある程度
大きなステップで検出温度と目標温度との温度差を把握
し、検出温度の小さな変化に室内ファンの回転数を細か
く追随させない制御とすることも考えられる。しかしな
がらこのようにすると、きめ細かな制御を行うことがで
きないために室温がなかなか目標温度に近くならず、ま
た送風量が大きなステップで変化する制御となるので利
用者に違和感が生じ、このような面で利用快適性が低下
してしまうという問題があった。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、利用快適性の低
下を招くことなく熱負荷の変化に対応して自動的に送風
量を変化させ、これによって利用者が希望する温度に室
温を速やかに近づける制御を行うことが可能な空気調和
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、送風ファン6が併設された室内熱交換器4を備
え、この室内熱交換器4で熱交換された空調空気を、上
記送風ファン6で室内に圧送して空調運転を行う空気調
和機において、室温検出手段16と、目標室温設定手段
と、制御手段5とを設け、この制御手段5は、上記室温
検出手段16で検出した室温と、上記目標室温設定手段
で設定した目標室温との温度差Δdに応じて上記送風フ
ァン6の目標回転数を把握するとともに、把握した目標
回転数から直前に把握した目標回転数を差し引いて回転
数差を把握し、この回転数差が正であってその大きさが
所定の基準増加回転数差よりも大きいときは、上記送風
ファン6の回転数を把握した目標回転数まで増加させる
一方、上記回転数差が負であってその大きさが所定の基
準減少回転数差よりも大きいときは、上記送風ファン6
の回転数を把握した目標回転数まで減少させる自動風量
制御を行うよう成され、さらに上記基準減少回転数差
は、基準増加回転数差よりも大きい回転数差として設定
されていることを特徴としている。
【0006】上記請求項1の空気調和機では、室内ファ
ン6の回転数を増加させるしきい値となる基準増加回転
数差よりも、室内ファン6の回転数を減少させるしきい
値となる基準減少回転数差を大きく設定している。従っ
て、細かなステップで検出室温と目標室温との温度差を
把握する制御を行っても、ハンチングが生じるのを防止
することが可能となる。そのため利用快適性の低下を招
くことなく、熱負荷の変化に対応して自動的に送風量を
きめ細く変化させ、これによって利用者が希望する温度
に室温を速やかに近づける制御を行うことが可能とな
る。
【0007】また請求項2の空気調和機は、上記制御手
段5は、把握した目標回転数が所定の上限回転数を超え
ているときは、この上限回転数を目標回転数として上記
自動風量制御を行うことを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機では、室温のみ
に基づく制御によって不用意に送風量が大きくなるのを
防止し、利用快適性が低下するのを確実に回避すること
が可能となる。
【0009】さらに請求項3の空気調和機は、上記制御
手段5は、送風ファン6の回転数を目標回転数まで変化
させる際に、複数回に分けて徐々に上記回転数を変化さ
せて自動風量制御を行うことを特徴としている。
【0010】上記請求項3の空気調和機では、送風量は
徐々に増大することとなる。従って利用者が感じ得る違
和感を抑制することができ、これによって利用快適性の
低下を一段と確実に回避することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の実
施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】図1は、上記空気調和機のブロック図であ
る。この空気調和機では、同図に示すように圧縮機1の
吐出側1aと吸入側1bとの間に、吐出側1aから順に
室外熱交換器2、キャピラリチューブ3及び室内熱交換
器4が、第1ガス管19a、第1液管19b、第2液管
19c及び第2ガス管19dによって環状に接続され、
冷媒回路を形成している。また上記室外熱交換器2には
室外ファン11が併設され、室内熱交換器4にはファン
モータ10によって駆動される室内ファン(送風ファ
ン)6が併設されている。一方、制御部(制御手段)5
は、マイクロコンピュータの機能を含む集積回路等によ
って構成されたものである。この制御部5は、位相制御
による上記ファンモータ10の回転数制御と、吹出口1
2(図2参照)に設けられた水平フラップ14の角度制
御と、運転状態に応じた運転LED17及びタイマLE
D18の点灯/消灯とを行う。そしてさらにこの制御部
5には、室内熱交換器温度センサ13、室温センサ(室
内温度検出手段)16、リモコン受光部20及び運転/
停止スイッチ22の出力信号が入力されるようになって
いる。なお図1においてアキュームレータ9は液圧縮を
防止すべく設けられたものであり、また液閉鎖弁7及び
ガス閉鎖弁8は、それぞれ配管作業時における冷媒漏れ
を防止すべく設けられたものである。さらに上記圧縮機
1は、商用周波数で駆動される圧縮能力固定タイプのも
のである。
【0013】図2は、上記空気調和機の室内機を、前面
パネルを取り外した状態で正面やや下方から示す斜視図
である。この室内機25には、前面側に上記室内熱交換
器4が設けられ、さらにその側部に上記室内熱交換器温
度センサ13が付設されている。そして上記室内熱交換
器2の下方には吹出口12が形成され、この吹出口12
に、吹出風の角度を上下に制御する水平フラップ14
と、左右に制御する複数のルーバ15とが設けられてい
る。また図3は、前面パネル26を取り付けた状態の上
記室内機25を示す部分拡大斜視図である。前面パネル
26の正面側には吸込口21が形成され、この吸込口2
1の下方に上記吹出口12が設けられている。そしてこ
の吹出口12の側方に、上記運転LED17、タイマL
ED18及び運転/停止スイッチ22が設けられてい
る。すなわち、制御部5に接続された運転LED17と
タイマLED18とは利用者が外部から視認できるよう
に取り付けられ、また同じく制御部5に接続された運転
/停止スイッチ22は、利用者が外部から操作できるよ
うに取り付けられているということである。
【0014】上記空気調和機では、図示しないリモコン
の操作に基づいてリモコン受光部20から運転開始指令
が制御部5に入力されると、運転LED17が点灯さ
れ、冷却運転が開始される。このとき運転モードが冷房
であれば冷房運転となり、また運転モードが除湿であれ
ば除湿運転となる。まず冷房運転は、圧縮機1を駆動す
ることによって圧縮機1から順に室外熱交換器2、キャ
ピラリチューブ3、室内熱交換器4へと冷媒を循環さ
せ、室外熱交換器2を凝縮器として機能させるとともに
室内熱交換器4を蒸発器として機能させる。そして制御
部5は、リモコンによる送風モードの設定に基づいて位
相制御によるファンモータ10の回転数制御を行う。一
方、水平フラップ14については、リモコンによるモー
ド設定に基づき、リモコン設定角度に固定とするか、ま
たは水平吹き角度と約40°の斜め下方吹き角度との間
におけるスイング動作とする。また上記リモコンを操作
することにより、目標室温を制御部5に設定することが
できる。すなわち、図示しないリモコンと、リモコン受
光部20と、制御部5とにより、目標温度設定手段が構
成されているということである。一方、除湿運転につい
ては、冷媒回路の動作及び水平フラップ14の制御につ
いては上記冷房運転と同様であるが、室内ファン6の送
風量を冷房運転時よりも微風として行う。
【0015】次に、上記空気調和機の制御部5が冷房運
転時に行う風量制御について、図4に示すフローチャー
トを用いて説明する。ステップS1では、リモコンによ
って設定された送風モードの判断を行う。送風モードが
自動モードであったときは、ステップS2に進んで自動
風量制御を行うが、送風モードが手動モードであったと
きはステップS14に進み、リモコンにより設定された
ファン回転数に従ってファンモータ10の回転数を制御
する。自動風量制御は、ステップS2から次のように行
う。まずステップS2では、室温センサ16で検出した
室温からリモコンによって設定された目標室温を差し引
き、温度差Δdを得る。ここではこの温度差Δdを、1
分毎に把握するようにしている。そしてこの温度差Δd
が1℃以上であったときは、次にステップS3に進む。
ステップS3では、上記温度差Δdに20rpmを乗じ
て得られた回転数をLタップ回転数に加え、これを目標
回転数として把握する。ここでLタップ回転数は、リモ
コンによって風量設定を「小」とした時に得られるファ
ンモータ10の回転数であって、具体的には約1000
rpmである。次にステップS4では、上記のようにし
て把握した目標回転数がHMタップ回転数よりも大きい
か否かを判断する。ここでHMタップ回転数は、リモコ
ンによって風量設定を「大」とした時に得られるファン
モータ10の回転数と、上記風量設定を「中」とした時
に得られるファンモータ10の回転数との中間にあたる
回転数である。そして上記目標回転数がHMタップ回転
数よりも小さいときは次にステップS7に進むが、目標
回転数がHMタップ回転数よりも大きいときは、次にス
テップS5に進み、目標回転数をHMタップ回転数に再
設定してからステップS7に進む。すなわち、このステ
ップS4とステップS5とにより、上記目標回転数の上
限がHMタップ回転数に制限されているということであ
る。一方、上記ステップS2で温度差Δdが1℃よりも
小さかったときは、ステップS6で目標回転数をLタッ
プ回転数とし、ステップS7へ進む。
【0016】次にステップS7では、回転数変更タイマ
が5秒以上を計時したか否かを判断する。この回転数変
更タイマは、直前に室内ファン6の回転数が変更されて
からどれだけの時間が経過したかを計時するものであ
る。回転数変更タイマが未だ5秒を計時していないとき
には上記ステップS1に戻る一方、回転数変更タイマが
5秒以上を計時したときにはステップS8に進む。ステ
ップS8では、直前に把握された目標回転数から今回把
握した目標回転数を差し引いて、両者の回転数差を得
る。そしてステップS9で、この回転数差が0rpm以
上か否かを判断する。回転数差が0rpm以上でなかっ
た場合、すなわち室内ファン6の回転数を減少させるべ
き方向にあるときは、さらにステップS10において上
記回転数差が−50rpmよりも負側に大きいか否かを
判断する。そしてこのステップS9及びステップS10
により、上記回転数差が0rpmよりも正側に大きい
か、あるいは−50rpmよりも負側に大きいと判断さ
れたときは、ステップS11において、制御目標回転数
を上記目標回転数によって更新する。一方、回転数差が
上記以外であった場合にはステップS12に進み、制御
目標回転数の更新を行わない。そしてステップS13に
おいて、室内ファン6の回転数を10rpmだけ上記制
御目標回転数に近づける。このステップS13における
回転数の変更によって足りなかった変更分は、少なくと
もステップS7で5秒間のインターバルを置きながら、
次回以降のステップS13でさらに10rpmずつ増減
されていくこととなる。
【0017】上記空気調和機の制御部5が行う自動風量
制御では、直前に把握された目標回転数から今回把握し
た目標回転数を差し引いて両者の回転数差を得、この回
転数差が0rpmよりも正側に大きいか、−50rpm
よりも負側に大きいときに限り、制御目標回転数を更新
している。そして上記目標回転数は、1℃以上の温度差
Δdに20rpmを乗じて得られたものである。そのた
め室内ファン6の回転数は、上記回転数差が20rpm
よりも正側に大きいときに増加し、上記回転数差が−5
0rpmよりも負側に大きいときに減少することにな
る。すなわち請求項1に言う基準増加回転数差は20r
pmに設定され、また基準減少回転数差は50rpmに
設定されているということである。そしてこのように基
準増加回転数差と基準減少回転数差とを異ならせている
ので、ハンチング現象の発生を回避しつつ、きめ細かな
ステップで室内ファン6の回転数制御を行うことが可能
となる。しかもその場合に、基準増加回転数差よりも基
準減少回転数差を大きく設定している。利用者は、室内
ファン6の送風量が増加する方向にあるときの方が、減
少する方向にあるときよりも違和感を敏感に感じる傾向
にあるが、上記のようにすることで室内ファン6の回転
数は増加方向が減少方向よりも細かなステップで変化す
ることとなる。従って利用者の違和感を軽減し、利用快
適性が低下するのを回避することができる。そして熱負
荷の変化に対応して自動的に送風量を変化させることに
より、上記のように圧縮能力固定タイプの圧縮機を用い
た場合にも、室温を速やかに利用者が希望する目標温度
に近づける制御を行うことができる。
【0018】また上記空気調和機の自動風量制御では、
目標回転数の上限をHMタップ回転数としている。従っ
て温度差Δdが大きいときにも送風量が無制限に大きく
なることはなく、室温のみに基づく制御によって室内フ
ァン6の送風量が不用意に大きくなって利用快適性が低
下するのを確実に回避することができる。しかも上記H
Mタップ回転数は室内ファン6の風量設定を「大」とし
たときに得られる回転数よりも小さいので、利用者が不
安感を抱くことも回避できる。さらに上記空気調和機の
自動風量制御では、室内ファン6の回転数を変化させる
際に、5秒おきに10rpmずつ増減させるようにして
いる。従って利用者の感じる違和感を確実に軽減し、利
用快適性の低下を一段と確実に回避することができる。
【0019】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。上記空気調和機は、室内熱交換器4を蒸発
器として機能させて冷房運転と除湿運転とを可能に構成
したものであるが、冷媒回路中に四路切換弁等を付加
し、さらに室内熱交換器4を凝縮器として機能させて行
う暖房運転を可能に構成してもよい。そしてこの暖房運
転時において、上記自動風量制御を行うこともできる。
ただしこの場合には、図4に示すフローチャートのステ
ップS2で、目標室温から検出室温を差し引き、温度差
Δdを得ることとなる。また上記圧縮機1は商用周波数
で駆動される圧縮能力固定タイプのものであるが、これ
はインバータによって圧縮能力可変に制御される圧縮機
1としてもよい。また上記ではファンモータ10として
ACモータを用い、これを位相制御して回転数制御を行
っているが、これは特に位相制御に限るものではない
し、またファンモータ10としてDCモータを用いても
よい。さらに制御部5による制御ルーチンが図4に示す
ものに限らないのは勿論であるし、基準増加回転数差や
基準減少回転数差の具体的な値が、上記のものに限られ
る訳でもない。また室内ファン6の回転数を変更するイ
ンターバル時間(5秒)や回転数ステップ(10rp
m)等も上記のものには限られず、適宜に設定すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】上記請求項1の空気調和機では、室内フ
ァンの回転数を増加させるしきい値となる基準増加回転
数差よりも、室内ファンの回転数を減少させるしきい値
となる基準減少回転数差を大きく設定している。従っ
て、細かなステップで検出室温と目標室温との温度差を
把握する制御を行っても、ハンチングが生じるのを防止
することが可能となる。そのため利用快適性の低下を招
くことなく、熱負荷の変化に対応して自動的に送風量を
きめ細く変化させ、これによって利用者が希望する温度
に室温を速やかに近づける制御を行うことが可能とな
る。
【0021】また請求項2の空気調和機では、室温のみ
に基づく制御によって不用意に送風量が大きくなるのを
防止し、利用快適性が低下するのを確実に回避すること
が可能となる。
【0022】さらに請求項3の空気調和機では、送風量
は徐々に増大することとなる。従って利用者が感じ得る
違和感を抑制することができ、これによって利用快適性
の低下を一段と確実に回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の空気調和機を示すブロ
ック図である。
【図2】上記空気調和機の室内機を示す斜視図である。
【図3】上記空気調和機の室内機の部分拡大斜視図であ
る。
【図4】上記空気調和機における自動風量制御を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
4 室内熱交換器 5 制御部 6 室内ファン 16 室温センサ
フロントページの続き (72)発明者 伊吹 敏行 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社 滋賀製作所内 (72)発明者 勝山 浩義 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社 滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 平8−285353(JP,A) 実開 平3−118453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/053 F24F 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風ファン(6)が併設された室内熱交
    換器(4)を備え、この室内熱交換器(4)で熱交換さ
    れた空調空気を、上記送風ファン(6)で室内に圧送し
    て空調運転を行う空気調和機において、室温検出手段
    (16)と、目標室温設定手段と、制御手段(5)とを
    設け、この制御手段(5)は、上記室温検出手段(1
    6)で検出した室温と、上記目標室温設定手段で設定し
    た目標室温との温度差(Δd)に応じて上記送風ファン
    (6)の目標回転数を把握するとともに、把握した目標
    回転数から直前に把握した目標回転数を差し引いて回転
    数差を把握し、この回転数差が正であってその大きさが
    所定の基準増加回転数差よりも大きいときは、上記送風
    ファン(6)の回転数を把握した目標回転数まで増加さ
    せる一方、上記回転数差が負であってその大きさが所定
    の基準減少回転数差よりも大きいときは、上記送風ファ
    ン(6)の回転数を把握した目標回転数まで減少させる
    自動風量制御を行うよう成され、さらに上記基準減少回
    転数差は、基準増加回転数差よりも大きい回転数差とし
    て設定されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記制御手段(5)は、把握した目標回
    転数が所定の上限回転数を超えているときは、この上限
    回転数を目標回転数として上記自動風量制御を行うこと
    を特徴とする請求項1の空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記制御手段(5)は、送風ファン
    (6)の回転数を目標回転数まで変化させる際に、複数
    回に分けて徐々に上記回転数を変化させて自動風量制御
    を行うことを特徴とする請求項1又請求項2の空気調和
    機。
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