JPH0735388A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH0735388A
JPH0735388A JP5180124A JP18012493A JPH0735388A JP H0735388 A JPH0735388 A JP H0735388A JP 5180124 A JP5180124 A JP 5180124A JP 18012493 A JP18012493 A JP 18012493A JP H0735388 A JPH0735388 A JP H0735388A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の均一かつ迅速しかも高能率な空気調
和。 【構成】 室内Rの床面,壁面上部に夫々設置され、室
外機Oからガス開閉弁17または液開閉弁12a,12b
を経てガス冷媒または液冷媒が切換供給される床面,壁
面上部の2台の室内機A,Bを備える。室内機A,Bで空
気調和される室内下部,上部の温度を検出する第1,第2
温度センサ23,24を設ける。制御部25により、双
方の室内機A,Bのガス開閉弁17と液開閉弁12a,1
2bを共に開き、ファン20a,20bを共に起動して2
台による冷,暖房運転を開始させた後、第1,第2温度セ
ンサ23,24の検出温度差が、所定値以上であるか否
かを判断して肯と判断したとき、冷房運転時は,検出温
度が低い方の室内機の液開閉弁を閉鎖し、暖房運転時
は,検出温度が高い方の室内機のガス開閉弁を閉鎖し
て、1台の室内機を送風運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内熱交換器とファン
を備えて室内の2箇所に設置される空気調和機の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の室内機をもつ空気調和装置
として、例えば図4に示すようなものが知られている
(実公昭56−35712号公報)。この空気調和装置
は、3つの室に1台ずつ設置される室内機A,B,Cと、
これらの室内機に冷媒を循環供給する1台の室外機Oか
らなる。室外機Oは、アキュムレータ36をもつ圧縮機
31,四路切換弁32,室外熱交換器33,逆止弁を並列
に接続した膨張弁34および受液器35を冷媒配管37
で順次接続するとともに、受液器35から出る液管の3
つに分岐する各支管38に電磁弁44を、四路切換弁3
2から出るガス管の3つに分岐する各支管39に電磁弁
45を夫々介設してなる。また、各室内機A,B,Cは、
室内熱交換器41と、逆止弁を並列接続して室内熱交換
器41の上記液管側に接続された膨張弁42とからな
り、室外機Oの対応する電磁弁44および45に夫々連
絡配管40および43で接続される。
【0003】上記空気調和装置は、圧縮機31からの吐
出冷媒を、図中の実線矢印の如く循環させ、室外熱交換
器33で凝縮させた液冷媒を各室内熱交換器41で蒸発
させて冷房運転を行ない、逆に図中の破線矢印の如く循
環させて各室内熱交換器41で凝縮させて暖房運転を行
なう。この空気調和装置が通常のものと異なるのは、各
室内機A,B,Cの運転スイッチやリレーで構成される図
示しない電気回路によって、居住頻度の高い居間などの
室内機A,Bは、空気調和が常時できるようにする一
方、残る室内機Cは、室内機A,Bが共に運転中は運転
不可能とし、室内機A,Bの少なくともいずれかが停止
している場合だけ運転可能として、室外機の容量を小さ
くして経済性の向上を図った点である。ところで、上記
従来の室内機は、通常の室内機と同様、天井高さが比較
的低い日本の室に6,8,10畳などと床面積に応じた容
量で1台ずつ設置されることを前提としており、1室に
2台設置することを想定して作られたものでない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、欧米では、天
井高さが高く,小室に細分されない床面積の広い室が多
々見られ、これらの広い室の空気調和は、大容量の室内
機を1台設置しても、室内空気をよほど循環させない限
り、適切かつ快適な冷暖房,特に快適な暖房を行なうこ
とができない。そこで、対応策として、中容量の2台の
室内機を、例えば壁面上部と床面に設置して、例えば暖
房時には,床面の室内機の設定温度を壁面上部の室内機
のそれよりも高めに設定することが考えられる。ところ
が、このような対応策を採っても、暖気が天井高さの高
い室内で上昇して上部に停滞するため、室内の温度を均
一かつ迅速に上げることが難しく、暖房能率が低下する
という問題がある。また、2台の室内機に共通かつ単一
の室外機から冷媒が供給される場合は、一方の室内機が
他方の室内機の快適制御を阻害したり、双方に悪影響が
出て、両室内機が不規則な発停を繰り返したり、両室内
機の停止時間が増大するという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、2台の空気調和
機が冷暖房を行なう夫々の室内領域の温度情報に基づい
て、いずれか一方の空気調和機を送風運転させる制御部
を設けることによって、室内を均一,迅速かつ高能率に
空気調和することができる空気調和機の制御装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機の制御装置は、図1,図3に
例示するように、室内の所定箇所に設置される第1と第
2の空気調和機A,Bにおいて、上記第1の空気調和機
Aによって空気調和が行なわれる第1領域の温度を検出
する第1温度センサ23と、上記第2の空気調和機Bに
よって空気調和が行なわれる第2領域の温度を検出する
第2温度センサ24と、上記第1,第2温度センサ23,
24が検出する温度の差|D|が、所定値D0以上である
か否かを判断し(S5)、肯と判断したとき、空気調和が
より進んでいる一方の上記温度センサ側の空気調和機を
送風運転すると共に、他方の上記温度センサ側の空気調
和機を空気調和運転する制御部25を備えたことを特徴
とする。
【0007】また、請求項2の空気調和機の制御装置
は、上記第1の空気調和機Aを、室内下部に、上記第2
の空気調和機Bを、室内上部にそれぞれ設置し、上記第
1温度センサ23を、室内下部に、上記第2温度センサ
24を、室内上部に夫々設けている。さらに、請求項3
の空気調和機の制御装置は、上記制御部25をして、上
記第1温度センサ23が検出する温度と、第1の空気調
和機Aの設定温度との差が所定値以内にあるか否かを判
断させ(S4)、肯と判断したときにのみ、上記第1,第
2温度センサ23,24が検出する温度の差|D|が、所
定値D0以上であるか否かを判断させるようにしてい
る。
【0008】
【作用】請求項1に記載の制御装置において、第1温度
センサ23は、第1の空気調和機Aによって空気調和が
行なわれる第1領域の温度を検出し、第2温度センサ2
4は、第2の空気調和機Bによって空気調和が行なわれ
る第2領域の温度を検出する。制御部25は、上記第
1,第2温度センサ23,24が検出した温度の差|D|
が、所定値D0以上であるか否かを判断する(S5)。そ
して、肯と判断したとき、空気調和がより進んでいる一
方の温度センサ側の空気調和機を送風運転する一方、他
方の温度センサ側の空気調和機を空気調和運転する。請
求項2に記載の制御装置では、第1温度センサ23が、
第1の空気調和機Aによって空気調和される室内下部の
温度を検出し、第2温度センサ24が、第2の空気調和
機Bによって空気調和される室内上部の温度を検出す
る。したがって、暖房運転時には、暖気の上昇によって
空気調和が進む室内上部の第2の空気調和機Bが送風運
転され、これによって、室内上部に停滞した暖気が、室
内全体に行き渡って室内が迅速かつ均一に暖房され、上
記送風運転は、温度差|D|が所定値D0未満になるまで
続けられる。また、冷房運転時には、冷気の下降によっ
て空気調和が進む室内下部の第1の空気調和機Aが、送
風運転され、これによって、室内下部に停滞した冷気
が、室内全体に行き渡って室内が迅速かつ均一に冷房さ
れ、上記送風運転は、温度差|D|が所定値D0未満にな
るまで続けられる。
【0009】請求項3に記載の制御装置において、制御
部25は、まず第1温度センサ23が検出する室内下部
の温度と、第1の空気調和機Aの設定温度との差が所定
値以内にあるか否かを判断し(S4)、肯,つまり室内下
部が設定温度に近付いたと判断したとき、さらに第1温
度センサ23が検出する空気調和機Aで空気調和される
室内下部の温度と、第2温度センサ24が検出する空気
調和機Bで空気調和される室内上部の温度との差が、所
定値以上であるか否かを判断する(S5)。そして、肯と
判断したとき、空気調和の進んでいる一方の空気調和機
を送風運転する一方、他方の空気調和機を空気調和運転
する。従って、上述と同様に、暖房運転時には、室内上
部に停滞した暖気が、室内上部の第2の空気調和機Bの
送風運転によって室内全体に行き渡って、室内が迅速か
つ均一に暖房され、冷房運転時には、室内下部に停滞し
た冷気が、室内下部の第1空気調和機Aの送風運転によ
って室内全体に行き渡って、室内が迅速かつ均一に冷房
される。また、人が活動する室内下部の検出温度が、室
内下部の第1の空気調和機Aの設定温度に近付いたとき
のみに、空気調和が進んでいる方の空気調和機を送風運
転するので、より適切な時期に送風運転して、より効果
的に室内を均一に冷,暖房することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、1室に2台の室内機を設置した本発明
の請求項3に記載の空気調和機の一例を示す回路図であ
る。この空気調和機は、同じ室R(図2参照)の床面と壁
面上部に夫々設置される室内機A,Bと、これらの室内
機A,Bに冷媒を循環供給する1台の室外機Oからな
る。上記室外機Oは、アキュムレータ6をもつ圧縮機
1,四路切換弁2およびファン4付きの室外熱交換器3
を冷媒配管5で順次接続するとともに、閉鎖弁8を介設
して室外熱交換器3の一端に接続した液管7の先端を、
膨張機構としてのキャピラリチューブ11,11をもつ
2本の支管9,10に分岐させ、それらの先端に液開閉
弁としての電磁弁12a,12bを夫々設け、電磁弁12
a,12bの手前をキャピラリチーブ11で接続する一
方、四路切換弁2から出る閉鎖弁14を介設したガス管
13を、2本の支管15,16に分岐させ、室内機B側
の支管16に、逆止弁18を並列接続したガス開閉弁と
しての電磁弁17を設けてなる。また、各室内機A,B
は、室外機Oの対応する支管9,15;10,16に連絡
配管19a,19a';19b,19b'を介して夫々接続され
る室内熱交換器20a;20bと、ファン21a,21bと、
運転スイッチや室温設定器をもつリモートコントローラ
(以下、「リモコン」 と略称する。)22a,22bからな
る。
【0011】室内Rには、図2にも示すように、床面の
室内機Aで主に空気調和される室内下部の温度を検出す
る第1温度センサ23と、壁面上部の室内機Bで主に空
気調和される室内上部の温度を検出する第2温度センサ
24を設ける一方、これらの温度センサ23,24から
の検出信号に基づいて、A,Bいずれかの室内機を送風
運転すべく、電磁弁12a,17やファン21a,21b等
を後述のように制御する制御部25を設けている。
【0012】上記制御部25は、室内機A,Bのマイク
ロコンピュータが、どちらかのリモコン22a,22bの
運転スイッチからのオン信号を受けた時(図3のS1参
照)、両室内機A,Bの電磁弁(ガス開閉弁)17および電
磁弁(液開閉弁)12a,12bを共に開き、ファン21a,
21bを共に起動して2台による冷房または暖房運転を
開始させるとともに、第1,第2温度センサ23,24か
らの検出信号を受けて(同S2参照)、まず第1温度セン
サ23の検出信号が表わす温度が、床面の室内機Aの設
定温度の上,下所定幅(この例では、±3℃)の範囲にあ
るか否かを判断する(同S2〜S4参照)。そして、肯と
判断すると、室内下部の実測温度が設定温度に近付いた
として、さらに第1,第2温度センサ23,24が検出す
る温度の差の絶対値|D|が、所定値D0以上であるか否
かを判断する一方(同S5参照)、否と判断すると、実測
温度と設定温度の差が大きいとして、2台による冷房ま
たは暖房運転を続行する(同S6参照)。
【0013】さらに、制御部25は、両温度センサ2
3,24の検出温度の差の絶対値|D|が、所定値D
上と判断すると、冷房,暖房運転の別を判断し(同S7参
照)、冷房運転の場合は、低位置つまり床面の室内機A
のファン21aを運転したまま,電磁弁(液開閉弁)12a
を閉鎖して、この室内機Aを送風運転に切り換え(同S
9参照)、暖房運転の場合は、高位置つまり壁面上部の
室内機Bのファン21bを運転したまま,電磁弁(ガス開
閉弁)17を閉鎖して、この室内機Bを送風運転に切り
換える(同S8参照)。そして、冷房時は室内下部に停滞
した冷気が、床面の室内機Aの送風運転で上部に行き渡
り、暖房時は室内上部に停滞した暖気が、壁面上部の室
内機Bの送風運転で下部に行き渡って、室内が速やかに
均一に冷暖房される結果、第1温度センサ23の検出温
度と設定温度との差が、±3℃以上になり(同S4参
照)、あるいは両温度センサ23,24の検出温度の差の
絶対値|D|が、所定値D0未満になると、2台の室内機
A,Bが共に冷,暖房運転されて(同S6参照)、室温が速
やかに設定温度に達するのである。
【0014】上記構成の2台の室内機A,Bは、図3の
フローチャートに従って、次のように制御される。ま
ず、図1の四路切換弁2が、図中の実線で示す通路側に
切り換えられた暖房運転の際、ステップS1で、室内機
A,Bのマイクロコンピュータが、どちらかのリモコン
22a,22bの運転スイッチからオン信号を受信する
と、このオン信号をマイクロコンピュータを介して受け
た制御部25は、両室内機A,Bの電磁弁(ガス開閉弁)
17および電磁弁(液開閉弁)12a,12bを共に開き、
ファン21a,21bを共に起動すると共に、室外機Oの
圧縮機1とファン4を起動する。すると、圧縮機1から
吐出された冷媒は、図1の冷媒回路を実線矢印の如く循
環して、室内熱交換器20a,20bで凝縮し,室外熱交換
器3で蒸発して、2台の室内機A,Bによる暖房運転が
始まる。
【0015】制御部25は、ステップS2で、第1,第
2温度センサ23,24からの検出信号を受けて、ステ
ップS3,S4で、第1温度センサ23の検出信号が表
わす温度が、床面の室内機Aの設定温度の下−3℃の範
囲内にあるか否かを判断する。そして、肯と判断する
と、室内下部の実測温度が設定温度に近付いたとして、
ステップS5に進んで、第1,第2温度センサ23,24
による検出温度の差の絶対値|D|が、所定値D0以上で
あるか否かを判断する一方、否と判断すると、実測温度
と設定温度の差が大きいとして、ステップS6に進ん
で、2台の室内機A,Bによる暖房運転を続行する。運
転開始から2台の室内機A,Bによる暖房運転を所定時
間続けると、暖められた空気が室内上部に上昇するた
め、暖気が図2の実線で示すように上部領域に溜って停
滞し、その結果、低位置,高位置温度センサ23,24
の検出温度の差の絶対値|D|は、所定値D0より大きく
なるから、制御部25は、ステップS5で、肯と判断し
てステップS7に進み、ここで暖房運転と判断して、ス
テップS8に進む。そして、制御部25は、ステップS
8で、高位置つまり壁面上部の室内機Bのファン21b
を運転したまま,電磁弁(ガス開閉弁)17を閉鎖して、
この室内機Bを送風運転に切り換える。
【0016】かくて、室内上部に停滞した暖気が、壁面
上部の室内機Bの送風運転により、図2の破線矢印で示
すように、室内下部の破線で示す領域まで行き渡って、
室内全体が速やかに均一に暖房される。その結果、第1
温度センサ23の検出温度が、設定温度の下−3℃の範
囲内になり、ステップS4で肯とされ、あるいは両温度
センサ23,24の検出温度の差の絶対値|D|が、所定
値D0未満になって、ステップS5で|D|<D0とされ
て、いずれもステップS6に進んで、2台の室内機A,
Bが再びともに暖房運転されて、室温が速やかに設定温
度に近付くのである。
【0017】つぎに、図1の四路切換弁2が、図中の破
線で示す通路側に切り換えられた冷房運転の際も、室内
熱交換器20a,20bで冷媒が蒸発して室内Rが冷房さ
れる点、ステップS4で第1温度センサ23による検出
温度が、床面の室内機Aの設定温度の上+3℃の範囲内
にあるか否かが判断される点、及び両室内機A,Bの運
転で冷気が室内下部に溜って停滞する点を除いて、上述
のステップS1〜S7と同じ処理または動作がなされ
る。そして、ステップS7で冷房運転と判断されてステ
ップS9に進み、このステップS9で、制御部25は、
低位置つまり床面の室内機Aのファン21aを運転した
まま,電磁弁(液開閉弁)12aを閉鎖して、この室内機A
を送風運転に切り換える。かくて、室内下部に停滞した
冷気が、床面の室内機Aの送風運転により、室内上部に
まで行き渡って、室内全体が速やかに均一に冷房され
る。その結果、低位置温度センサ23の検出温度が、設
定温度の上+3℃の範囲内になり、ステップS4で肯と
され、あるいは両温度センサ23,24の検出温度の差
の絶対値|D|が、所定値D0未満になって、ステップS
5で|D|<D0とされて、いずれもステップS6に進ん
で、2台の室内機A,Bが再び共に冷房運転されて、室
温が速やかに設定温度に近付くのである。
【0018】このように、上記実施例では、第1温度セ
ンサ23の検出温度と、床面の室内機Aの設定温度との
差が所定値以内で、かつ第1,第2温度センサ23,24
の検出温度差の絶対値|D|が所定値D0以上のときに、
冷房運転時は,低位置の室内機Aを、暖房運転時は,高位
置の室内機Bを夫々送風運転するようにしているので、
欧米等の天井高さが高く広い室にあっても、室内全体の
温度を均一かつ迅速に設定温度に近付けることができ、
高能率で冷暖房を行なうことができる。また、両室内機
A,Bに単一の室外機Oで冷媒を供給しても、適宜送風
運転が挿入されるので、一方の室内機が他方の室内機の
快適制御を阻害したり、双方に悪影響が出て、両室内機
が不規則な発停を繰り返したり、両室内機の停止時間が
増大することがなく、室内機の汎用性と販路を拡大する
ことができる。また、上記実施例では、人が活動する室
内下部に設けた第1温度センサ23の検出温度と、床面
の室内機Aの設定温度との差が所定値以内のときのみ
に、空気調和が進んでいる方の室内機を送風運転して、
適切な室内機をより適切な時期に送風運転するようにし
ているので、より効果的に室内の均一冷,暖房を実現で
きる。
【0019】なお、上記実施例の図3のステップS4に
示す判断を省略して、請求項1に記載の如く第1,第2
温度センサの検出温度の差の絶対値が、所定値以上であ
る場合に、空気調和が進んでいる一方の空気調和機を送
風運転することもでき、この場合でも、送風運転による
室温の均一化により上述と同様の効果が奏されること
は、いうまでもない。また、上記実施例では、1台の室
外機Oから冷媒が供給される2台の室内機A,Bを1室
に設置したが、室外機と室内機が一体化された例えばウ
インドファンなどを1室に2台設けて、上述と同様に制
御することもできる。さらに、本発明の第1,第2の空
気調和機は、上記実施例の床置型や壁掛型に限られず、
例えば天井埋込型や床埋込型のものでもよい。また、第
1,第2の空気調和機は冷房,暖房兼用型であっても、
冷房専用型であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の空気調和機の制御装置は、室内の所定箇所に設置され
る第1と第2の空気調和機を制御するものにおいて、第
1,第2の空気調和機によって空気調和される第1,第2
領域の温度をそれぞれ検出する第1,第2温度センサを
設ける一方、制御部により、第1,第2温度センサの検
出温度差が、所定値以上であるか否かを判断して肯と判
断したとき、空気調和がより進んでいる一方の温度セン
サ側の空気調和機を送風運転すると共に、他方の温度セ
ンサ側の空気調和機を空気調和運転するようにしている
ので、空気調和時に室温を均一かつ迅速しかも高能率で
設定温度に近付けることができ、室外機が単一の場合
は、両室内機の不規則な発停や停止時間の増大を防止で
き、室内機の汎用性を拡大することができる。また、請
求項2の空気調和機の制御装置は、上記第1,第2の空
気調和機を、室内下部,室内上部に夫々設置し、上記第
1,第2温度センサを、室内下部,室内上部に夫々設けて
いるので室内を適切に冷暖房することができる。更に、
請求項3の空気調和機の制御装置は、上記制御部が、第
1温度センサによる検出温度と、第1の空気調和機の設
定温度との差が所定値内にあると判断したときのみ、両
温度センサの検出温度差の上記大小判断を行なうので、
上述の効果に加えて、より適切な時期の送風運転によっ
て、より効果的に室内の均一な空気調和を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御装置を備えた2台の室内機をも
つ空気調和機を示す冷媒回路図である。
【図2】 上記2台の室内機による暖房時における送風
運転の状態を示す図である。
【図3】 上記制御装置による2台の室内機の制御の流
れを示すフローチャートである。
【図4】 複数の室内機をもつ従来の空気調和機を示す
冷媒回路図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四路切換弁、3…室外熱交換器、4…
ファン、7…液管、9,10,15,16…支管、11…
キャピラリチューブ、12a,12b…電磁弁(液開閉
弁)、13…ガス管、17…電磁弁(ガス開閉弁)、20
a,20b…室内熱交換器、21a,21b…ファン、22a,
22b…リモコン、23…低位置温度センサ、24…高
位置温度センサ、25…制御部、A,B…床面,壁面上部
の室内機、O…室外機、R…室内。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の所定箇所に設置される第1と第2
    の空気調和機(A,B)を制御する空気調和機の制御装置
    において、 上記第1の空気調和機(A)によって空気調和が行なわれ
    る第1領域の温度を検出する第1温度センサ(23)と、 上記第2の空気調和機(B)によって空気調和が行なわれ
    る第2領域の温度を検出する第2温度センサ(24)と、 上記第1,第2温度センサ(23,24)が検出する温度の
    差(|D|)が、所定値(D0)以上であるか否かを判断し(S
    5)、肯と判断したとき、空気調和がより進んでいる一
    方の上記温度センサ側の空気調和機を送風運転すると共
    に、他方の上記温度センサ側の空気調和機を空気調和運
    転する制御部(25)を備えたことを特徴とする空気調和
    機の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の空気調和機(A)は、室内下部
    に、上記第2の空気調和機(B)は、室内上部にそれぞれ
    設置され、上記第1温度センサ(23)は、室内下部に、
    上記第2温度センサ(24)は、室内上部に夫々設けられ
    ている請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部(25)は、上記第1温度セン
    サ(23)が検出する温度と、第1の空気調和機(A)の設
    定温度との差が所定値以内にあるか否かを判断し(S
    4)、肯と判断したときにのみ、上記第1,第2温度セン
    サ(23,24)が検出する温度の差(|D|)が、所定値(D
    0)以上であるか否かを判断するようになっている請求項
    2に記載の空気調和機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0835704A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Agency Of Ind Science & Technol 上下温度分布制御装置
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US6290056B1 (en) 1998-09-07 2001-09-18 Murata Manfacturing Co., Ltd. Conveying apparatus for conveying magnetic workpieces
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