JPH0524846Y2 - - Google Patents

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JPH0524846Y2
JPH0524846Y2 JP1988083154U JP8315488U JPH0524846Y2 JP H0524846 Y2 JPH0524846 Y2 JP H0524846Y2 JP 1988083154 U JP1988083154 U JP 1988083154U JP 8315488 U JP8315488 U JP 8315488U JP H0524846 Y2 JPH0524846 Y2 JP H0524846Y2
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JP
Japan
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shift lever
slide plate
opening
synthetic resin
slide
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等における車輌用変速機のシ
フトレバー装置に関する。
(従来の技術) 従来、車輌用変速機のシフトレバー装置として
は、たとえば、実公昭62−43853号公報に示され
るように、本体の上面部に長孔状の開口部を形成
すると共に、この開口部に沿つて開口部を覆う合
成樹脂製のスライドプレートを摺動自在に設け、
上記本体の下部に、上記開口部およびスライドプ
レートを挿通した金属製のシフトレバーの下部を
回動自在に軸架したものが用いられている。
そして、通常、金属管からなるシフトレバーに
は、その上端のシフトノブの下方近傍にのみ合成
樹脂からなる被覆体を設けて、その下方のシフト
レバーの外面は露出されている。
ところで、近時、シフトレバーの全体を合成樹
脂の被覆体で覆い、感触および外観を良好にする
ことが望まれている。しかし、単に、シフトレバ
ーの外周全長に合成樹脂の被覆体を設けると、ス
ライドプレートとの間で問題が生ずる。
すなわち、通常、シフトレバーの回動操作時
に、シフトレバーの移動軌跡とシフトレバーに追
従して移動するスライドプレートの移動軌跡とは
異なつており、そのため、シフトレバーとスライ
ドプレートのシフトレバー挿通孔とが相対的に摺
動する。
この際、従来のように、金属からなるシフトレ
バーの露出部と、合成樹脂からなるスライドプレ
ートのシフトレバー挿通孔との間では両者は円滑
に摺動するが、上記のように、シフトレバーの外
周全長を合成樹脂の被覆体で覆つた場合には、被
覆体とスライドプレートのシフトレバー挿通孔と
が合成樹脂同士で接合するため、互いの相対的な
摺動時に引つかかりやすく、被覆体を傷つけたり
する可能性もある。
また、例えば、実開昭60−71929号公報に記載
されたシフトレバーのカバー装置が知られてい
る。このカバー装置では、本体に長孔状の開口部
を形成すると共に、この開口部に沿つて摺動する
スライド部材を設け、このスライド部材の前後側
の開口部を、フイルムおよび可動板体からなる可
動閉塞体により覆つている。そして、スライド部
材には凹部が形成され、この凹部にシフトレバー
が挿通するシフトレバー挿通部が形成されている
と共に、この凹部内に、シフトレバーの外周を覆
う被覆体の端部が位置するようになつている。
さらに、シフトレバーからは、このシフトレバ
ーの径方向に向かつてピンが突設されており、こ
のピンは、スライド部材に形成された溝部に挿通
して係合されている。そして、シフトレバーの回
動操作時には、シフトレバーから突設されたピン
がスライド部材に当接して押動し、このスライド
部材をシフトレバーの回動にともない移動させる
ようになつている。
しかしながら、この実開昭60−71929号公報に
記載されたシフトレバーのカバー装置では、シフ
トレバーから、このシフトレバーの径方向に向か
つてピンを突設する必要があると共に、スライド
部材に、このシフトレバーのピンが係合する溝部
を形成する必要がある。さらに、スライド部材に
は、このスライド部材の前後側の開口部を覆う、
フイルムおよび可動板体からなる可動閉塞体を取
付ける必要があり、構造が複雑になるとの問題点
を有している。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、単にシフトレバーの外周全長に
合成樹脂の被覆体を設けた構成では、被覆体とス
ライドプレートのシフトレバー挿通孔とが合成樹
脂同士で接合するため、互いの相対的な摺動時に
引つかかりやすく、被覆体を傷つけたりする可能
性があると共に、実開昭60−71929号公報に記載
された構成では、シフトレバーからピンを突設す
る必要があると共に、スライド部材に、このシフ
トレバーのピンが係合する溝部を形成する必要が
あり、さらに、スライド部材には、フイルムおよ
び可動板体からなる可動閉塞体を取付ける必要が
あり、構造が複雑になるとの問題点を有してい
る。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、シフトレバーの外部に出る部分の全長を合成
樹脂で覆うと共に、簡単な構造で円滑な作動を確
保し得る車輌用変速機のシフトレバー装置を提供
することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、本体1の上面部に長孔状の開口部6
を形成すると共に、この開口部6に沿つて開口部
6を覆う合成樹脂製のスライドプレート10を摺
動自在に設け、上記本体1の下部に、上記開口部
6およびスライドプレート10を挿通した金属製
の略棒状をなすシフトレバー14の下部を回動自
在に軸架し、上記シフトレバー14の回動操作時
に、シフトレバー14の移動軌跡とシフトレバー
14に追従して移動するスライドプレート10の
移動軌跡とが異なり、シフトレバー14とスライ
ドプレート10のシフトレバー挿通部13とが相
対的に摺動する車輌用変速機のシフトレバー装置
において、上記シフトレバー14の外周に、シフ
トレバー14の回動範囲の全ての位置でシフトレ
バー14が上記スライドプレート10より上部に
は露出しないように合成樹脂からなる被覆体17
を設け、上記スライドプレート10に下方への凹
部12を一体に形成すると共に、この凹部12の
底面部に上記被覆体17の下方で露出したシフト
レバー14に係合するシフトレバー挿通部13を
形成したものである。
(作用) 本考案では、シフトレバー14にはスライドプ
レート10より上部においては合成樹脂の被覆体
17が設けられているが、シフトレバー14とス
ライドプレート10とは、シフトレバー14のス
ライドプレート10より下方の金属露出部分と、
スライドプレート10の下方へ凹曲した凹部12
の底面部とで接合しているので、シフトレバー1
4とスライドプレート10との相対的な摺動が円
滑に行なわれる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図および第2図において、1は本体で、こ
の本体1は、車輌のフロア上に固定されるベース
2を有し、このベース2上にブラケツト3を介し
て、上面部の内枠4および外面板5が重合的に固
着され、この外面板5に長孔状のシフトレバー用
開口部6および表示用開口部7が隣接して形成さ
れ、この表示用開口部7に、各変速位置記号8を
表示した表示板9が取付けられている。
また、上記本体1のシフトレバー用開口部6に
沿つて内枠4と外面板5との間に開口部6を覆う
合成樹脂からなるスライドプレート10が摺動自
在に支持され、このスライドプレート10は前後
部で内枠4の摺動孔11を介して下方に彎曲して
導かれている。
また、上記スライドプレート10には、第3図
にも示すように、その長さ方向中央部に下方に凹
曲した凹部12が一体に形成され、この凹部12
の底面部に長孔状のシフトレバー挿通部13が形
成されている。さらに、上記スライドプレート1
0の中央部の一側に上記表示板9の下面に臨ませ
た指示片18が突設されている。
上記本体1のベース2の中央下部に軸19によ
り金属管からなるシフトレバー14がその下部の
コントロールシヤフト15部において前後方向回
動自在に設けられ、かつ、シフトレバー14の上
端部にシフトノブ16が取付けられている。
そして、上記シフトレバー14の外周にはシフ
トノブ16の下端から上記スライドプレート10
の上面より下方位置まで、すなわち、シフトレバ
ー14の回動範囲の全ての位置でシフトレバー1
4が上記スライドプレート10より上部には露出
しないように合成樹脂からなる被覆体17が設け
られている。
そして、上記シフトレバー14は開口部6を挿
通すると共に、被覆体17のない下方の露出部に
おいて上記スライドプレート10の凹部12の底
面部におけるシフトレバー挿通部13に挿通され
ている。
そうして、変速時にシフトレバー14を前後方
向に回動操作し、コントロールシヤフト15を介
して図示しない変速機構を作動すると共に、指示
片18により表示板9の変速位置記号8を指示す
る。このシフトレバー14の回動操作にともな
い、これに係合したスライドプレート10が前後
方向に追従して摺動する。この際、シフトレバー
14は本体1の下部の軸19を支点として回動す
ると共に、スライドプレート10は本体1の上面
部においてほぼ水平状に摺動し、すなわち、シフ
トレバー14の移動軌跡とシフトレバー14に追
従して移動するスライドプレート10の移動軌跡
とが異なり、シフトレバー14とスライドプレー
ト10のシフトレバー挿通部13とが相対的に摺
動する。
そして、シフトレバー14はスライドプレート
10より下方の被覆体17のない金属露出部で、
スライドプレート10の下方へ凹曲した凹部12
の底面部で係合し、かつ、被覆体17の下部の部
分はスライドプレート10の凹部12内に離間状
態で位置しているため、被覆体17がスライドプ
レート10と接触することがなく、したがつて、
被覆体17を傷付けることがないと共に、シフト
レバー14が引つかかつて作動不能になることは
ない。
なお、実施にあたつて、スライドプレート10
の凹部12は、前記の第3図のように、上面を開
口した箱状に形成するほか、第4図に示すよう
に、中央部の開口の前後端縁からほぼL字形の一
対の係止片21を対向して形成し、凹部12の底
面部となる一対の係止片21の先端間にシフトレ
バー挿通部13を形成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、シフトレバーにはスライドプ
レートより上部においては合成樹脂の被覆体が設
けられていて感触および外観を良好にすることが
でき、しかも、シフトレバーとスライドプレート
とは、シフトレバーのスライドプレートより下方
の金属露出部分と、スライドプレートの下方への
凹部の底面部とで接合しているので、シフトレバ
ーとスライドプレートとの相対的な摺動が円滑に
行なわれ、被覆体を傷つけたりすることを確実に
防止できる。さらに、スライドプレートに下方へ
の凹部を一体に形成すると共に、この凹部の底面
部に形成したシフトレバー挿通部に、被覆体の下
方のシフトレバーの金属露出部分が係合するよう
にしたため、構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の一実施例を示す断面
図、第2図はその本体部の平面図、第3図はその
スライドプレートの一部を切り欠いた斜視図、第
4図はスライドプレートの他の実施例を示す斜視
図である。 1……本体、6……開口部、10……スライド
プレート、12……凹部、13……シフトレバー
挿通部、14……シフトレバー、17……被覆
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体の上面部に長孔状の開口部を形成すると共
    に、この開口部に沿つて開口部を覆う合成樹脂製
    のスライドプレートを摺動自在に設け、上記本体
    の下部に、上記開口部およびスライドプレートを
    挿通した金属製の略棒状をなすシフトレバーの下
    部を回動自在に軸架し、 上記シフトレバーの回動操作時に、シフトレバ
    ーの移動軌跡とシフトレバーに追従して移動する
    スライドプレートの移動軌跡とが異なり、シフト
    レバーとスライドプレートのシフトレバー挿通部
    とが相対的に摺動する車輌用変速機のシフトレバ
    ー装置において、 上記シフトレバーの外周に、シフトレバーの回
    動範囲の全ての位置でシフトレバーが上記スライ
    ドプレートより上部には露出しないように合成樹
    脂からなる被覆体を設け、 上記スライドプレートに下方への凹部を一体に
    形成すると共に、この凹部の底面部に上記被覆体
    の下方で露出したシフトレバーに係合するシフト
    レバー挿通部を形成した ことを特徴とする車輌用変速機のシフトレバー装
    置。
JP1988083154U 1988-06-23 1988-06-23 Expired - Lifetime JPH0524846Y2 (ja)

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JPH025643U JPH025643U (ja) 1990-01-16
JPH0524846Y2 true JPH0524846Y2 (ja) 1993-06-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071929U (ja) * 1983-10-19 1985-05-21 株式会社東海理化電機製作所 カバ−装置

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JPH025643U (ja) 1990-01-16

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