JPH05248315A - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料処理装置

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JPH05248315A
JPH05248315A JP4889192A JP4889192A JPH05248315A JP H05248315 A JPH05248315 A JP H05248315A JP 4889192 A JP4889192 A JP 4889192A JP 4889192 A JP4889192 A JP 4889192A JP H05248315 A JPH05248315 A JP H05248315A
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昭憲 長内
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隆晟 伊藤
Yoshihiko Hiyoudou
義彦 兵道
Toru Kidokoro
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は内燃機関の蒸発燃料処理装置に関
し、パージ量を増加でき、またパージベーパ濃度を誤り
なく高精度に算出できることを目的とする。 【構成】 パージ停止手段M6は、空燃比学習データの
取り込み時にパージを停止させる。アイドル域学習手段
M7は、アイドル時に1度だけアイドル域空燃比学習デ
ータとアイドル域吸入空気量を取り込む。高空気量域学
習手段M8は、所定の高吸入空気量領域で所定時間毎に
高空気量域空燃比学習データを取り込む。学習項算出手
段M9は、上記アイドル域空燃比学習データとアイドル
域吸入空気量及び高空気量域空燃比学習データを用い
て、その時点での吸入空気量に応じた空燃比学習項を算
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸発燃料(ベーパ)をキ
ャニスタに蓄え、機関運転状態に応じて吸気系に放出
(パージ)して処理する内燃機関の蒸発燃料処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開昭62−206262号
公報に記載の如く、空燃比フィードバック補正係数FA
Fの学習値の更新はパージを実行していないとき、つま
りパージカット時に行ない、誤学習を防止するものがあ
る。
【0003】更に、特願平3−212358号に記載の
如く、パージ制御弁が閉弁状態から開弁したときのフィ
ードバック補正係数の平均値FAFAVからのずれに応
じてパージベーパ濃度を求めるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパージカット時
にフィードバック補正係数の学習値更新を行なうもの
は、アイドル時と非アイドル時とを問わず所定時間毎に
パージカットを行なうために、パージカット回数が多く
なり総パージ量が小さいという問題があった。
【0005】また、パージ開始時にパージベーパ濃度を
求めるものはフィードバック補正係数の平均値FAFA
Vがフィードバック補正係数の学習値更新に伴って変化
してしまい、平均値FAFAVに基づいてパージベーパ
濃度を求めると、パージベーパ濃度に上記学習値更新に
よる変化分まで取り込んでしまいパージベーパ濃度を誤
算出してしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
空燃比学習データの取り込み回数を減少させ、またパー
ジベーパ濃度の算出に空燃比学習項を反映させることに
より、パージ量を増加でき、またパージベーパ濃度を誤
りなく高精度に算出できる内燃機関の蒸発燃料処理装置
を提供することう目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1(A),(B)は本
発明の原理図を示す。
【0008】本発明の内燃機関の蒸発燃料処理装置は、
図1(A)に示す如く、排気ガスの検出酸素濃度に応じ
た空燃比フィードバック補正項と、フィードバック補正
による空燃比の修正分を記憶した空燃比学習項とを持つ
演算式で燃料噴射量の補正を行なう内燃機関M2であっ
て、キャニスタM3に蓄えた蒸発燃料をパージ制御弁M
5でパージ量を制御しつつスロットル弁下流の吸気通路
にパージして処理する内燃機関の蒸発燃料処理装置にお
いて、空燃比学習データの取り込み時にパージを停止さ
せるパージ停止手段M6と、アイドル時に1度だけアイ
ドル域空燃比学習データとアイドル域吸入空気量を取り
込むアイドル域学習手段M7と、所定の高吸入空気量領
域で所定時間毎に高空気量域空燃比学習データを取り込
む高空気量域学習手段M8と、上記アイドル域空燃比学
習データとアイドル域吸入空気量及び高空気量域空燃比
学習データを用いて、その時点での吸入空気量に応じた
空燃比学習項を算出する学習項算出手段M9とを有す
る。
【0009】また、図1(B)に示す如く、排気ガスの
検出酸素濃度に応じた空燃比フィードバック補正項と、
フィードバック補正による空燃比の修正分を記憶した空
燃比学習項とを持つ演算式で燃料噴射量の補正を行なう
内燃機関M1であって、キャニスタM3に蓄えた蒸発燃
料をパージ制御弁M5でパージ量を制御しつつスロット
ル弁下流の吸気通路にパージして処理し、噴射量減量手
段M10でパージ開始後の空燃比平均値のずれからパー
ジベーパ濃度を算出して吸気通路にパージされる燃料量
を求め、上記パージされる燃料量を燃料噴射量から減量
する内燃機関の蒸発燃料処理装置において、上記パージ
ベーパ濃度を空燃比の平均値に上記空燃比学習項を加算
した値のパージ開始後のずれから算出する。
【0010】
【作用】本発明において、噴射量演算手段M1は、排気
ガスの検出酸素濃度に応じた空燃比フィードバック補正
項と、フィードバック補正による空燃比の修正分を記憶
した空燃比学習項とを持つ演算式で内燃機関M2の燃料
噴射量の補正を行なう。また、キャニスタM3に蓄えた
蒸発燃料はパージ制御弁制御手段M4で制御されたパー
ジ制御弁M5でパージ量を制御されてスロットル弁下流
の吸気通路にパージして処理される。
【0011】パージ停止手段M6は、空燃比学習データ
の取り込み時にパージを停止させる。
【0012】アイドル域学習手段M7は、アイドル時に
1度だけアイドル域空燃比学習データとアイドル域吸入
空気量を取り込む。
【0013】高空気量域学習手段M8は、所定の高吸入
空気量領域で所定時間毎に高空気量域空燃比学習データ
を取り込む。
【0014】学習項算出手段M9は、上記アイドル域空
燃比学習データとアイドル域吸入空気量及び高空気量域
空燃比学習データを用いて、その時点での吸入空気量に
応じた空燃比学習項を算出する。
【0015】また、噴射量減量手段M10は、パージベ
ーパ濃度を算出して吸気通路にパージされる燃料量を求
め、上記パージされる燃料量を燃料噴射量から減量し、
このとき上記パージベーパ濃度を空燃比の平均値に上記
空燃比学習項を加算した値のパージ開始後のずれから算
出する。
【0016】
【実施例】図2は本発明装置の一実施例の構成図を示
す。同図中、1は機関本体、2は吸気枝管、3は排気マ
ニホルド、4は各吸気枝管2に夫々取付けられた燃料噴
射弁を示す。各吸気枝管2は共通のサージタンク5に連
結され、このサージタンク5は吸気ダクト6及びエアフ
ローメータ7を介してエアクリーナ8に連結される。吸
気ダクト6内にはスロットル弁9が配置される。また、
図3に示されるように内燃機関は活性炭10を内蔵した
キャニスタ11を具備する。このキャニスタ11は活性
炭10の両側に夫々燃料蒸気室12と大気室13とを有
する。燃料蒸気室12は一方では導管14を介して燃料
タンク15に連結され、他方では導管16を介してサー
ジタンク5内に連結される。導管16内には電子制御ユ
ニット20の出力信号により制御されるパージ制御弁1
7が配置される。燃料タンク15内で発生した燃料蒸気
は導管14を介してキャニスタ11内に送り込まれて活
性炭10に吸着される。パージ制御弁17が開弁すると
空気が大気室13から活性炭10内を通って導管16内
に送り込まれる。空気が活性炭10内を通過する際に活
性炭10に吸着されている燃料蒸気が活性炭10から脱
離され、斯くして燃料蒸気を含んだ空気、即ちベーパが
導管16を介してサージタンク5内にパージされる。
【0017】電子制御ユニット20はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス21によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)22,RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)23,CPU(マイクロプロセ
ッサ)24,入力ポート25および出力ポート26を具
備する。エアフローメータ7は吸入空気量に比例した出
力電圧を発生し、この出力電圧がAD変換器27を介し
て入力ポート25に入力される。スロットル弁9にはス
ロットル弁9がアイドリング開度のときにオンとなるス
ロットルスイッチ28が取付けられ、このスロットルス
イッチ28の出力信号が入力ポート25に入力される。
機関本体1には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生
する水温センサ29が取付けられ、この水温センサ29
の出力電圧がAD変換器30を介して入力ポート25に
入力される。排気マニホルド3にはO2 センサ31が取
付けられ、このO2 センサ31の出力信号がAD変換器
32を介して入力ポート25に入力される。更に入力ポ
ート25にはクランクシャフトが例えば30度回転する
毎に出力パルスを発生するクランク角センサ33が接続
される。CPU24ではこの出力パルスに基づいて機関
回転数が算出される。一方、出力ポート26は対応する
駆動回路34,35を介して燃料噴射弁4およびパージ
制御弁17に接続される。
【0018】上記O2 センサ31は空燃比が過濃側のと
き、即ちリッチのとき0.9(V)程度の出力電圧を発
生し、空燃比が希薄側のとき、即ちリーンのとき0.1
(V)程度の出力電圧を発生する。
【0019】図3及び図4は空燃比(A/F)学習デー
タ取り込みルーチンのフローチャートを示す。このルー
チンはフィードバック制御のスキップを行なうタイミン
グ毎に実行される。
【0020】まず、ステップ40で機関の始動から2分
を経過したか否かを判別し、2分以上経過している場合
はステップ41で冷却水温が70℃以上のA/F学習条
件を満足するか否かを判別する。ここで始動から2分を
経過していない場合、又は水温が70℃未満のA/F学
習条件を満足していない場合はステップ42でアイドル
域学習カウンタCFGAFMを零にリセットし処理サイ
クルを終了する。
【0021】ステップ41でA/F学習条件を満足した
場合はステップ43に進み、アイドルスイッチがオンの
アイドル状態か否かを判別し、アイドル状態であればス
テップ44でアイドル域学習カウンタCFGAFMが0
か否かを判別する。アイドル域学習カウンタCFGAF
Mが0でアイドル域学習を行なっていない場合はステッ
プ45で機関1回転当たりの吸入空気量Q/Nがアイド
ル時の1回転当たりの吸入空気量より低い所定値Q
(1)以下か否か、つまり減速中か否かを判別する。ア
イドル域学習カウンタCFGAFMが0以外のとき、又
はQ/N<Q(1)のときはステップ46でアイドル域
フィードバックスキップ数CFBSIDLをゼロクリア
してステップ54に進む。
【0022】ステップ45でQ/N≧Q(1)の場合は
ステップ47でアイドル域フィードバックスキップ数C
FBSIDLを1だけインクリメントしてステップ47
に進み、ここでアイドル域フィードバックスキップ数C
FBSIDLが7以上か否かを判別し、CFBSDL<
7の場合は安定したデータが取り込めないのでステップ
49でパージカットフラグXPGCUTに1をセットし
てステップ55に進む。
【0023】ステップ48でCFBSIDL≧7のと
き、つまりアイドル域でパージカット中連続してフィー
ドバック制御を行ない安定したデータが取り込める場合
はステップ50に進み、ここでアイドル域A/F学習値
FGAFMとしてフィードバック補正係数トータル平均
値FAFTAVを取り込む。次にステップ51でこのと
きの吸入空気量Qをアイドル空気量QIDLに取り込
む。これは例えばエアコンディショナーのオン/オフで
吸入空気量が変わった時でもA/F学習が対応できるよ
うにするためである。この後ステップ52でアイドル域
学習カウンタCFGAFMを1だけインクリメントし、
ステップ53で高空気量域学習フラグXFGHACに1
をセットし、アイドル域学習直後に高空気量域での学習
を行なわせるようにしてアイドル域と高空気量域との相
関を正確にしておき、ステップ54に進む。
【0024】ステップ54ではパージカットフラグXG
ACUTに0をセットしてパージを再開させ、次にステ
ップ55で高空気学習域フィードバックスキップ数CF
BSQをゼロリセットして処理サイクルを終了する。
【0025】またステップ43でアイドルスイッチがオ
フの場合は図4のステップ60に進み、高空気量域学習
フラグXFGHACが1か否かを判別し、XFGHAC
=1のときはステップ61で1回転当たりの吸入空気量
Q/NがQ(2)以上か否かを判別する。Q(2)は例
えば0.5リットル程度のある程度大きな値である。ス
テップ60でXFGHAC=0の学習要求がないとき、
又はステップ61でQ/N<Q(2)の場合はステップ
62に進み、高空気学習域フィードバックスキップ数C
FBSQをゼロリセットしてステップ72に進む。
【0026】ステップ61でQ/N≧Q(2)のときは
ステップ63で高空気学習域フィードバックスキップ数
CFBSQを1だけインクリメントし、ステップ64で
このスキップ数CFBSQが7以上か否かを判別し、C
FBSQ<7のときはステップ65でパージカットフラ
グXPGCUTを1としてパージカットさせステップ7
3に進む。
【0027】ステップ64でCFBSQ≧7のとき、つ
まり高空気量域でパージカット中連続してフィードバッ
ク制御を行ない安定したデータが取り込める場合は、ス
テップ66に進み、ここでアイドル域学習カウンタCF
GAFMが1以上か否かを判別してCFGAFM<1の
ときはステップ70に進む。CFGAFM≧1のときは
ステップ67でアイドル域学習カウンタCFGAFMが
2以上か否かを判別する。CFGAFM<2のとき、つ
まりCFGAFMが1のときはステップ68でCFGA
FMに255をセットして、ステップ70に進む。CF
GAFM≧2のとき、つまりアイドル域学習後2回目以
降の高空気量域学習の際にはステップ69に進み、ここ
で次式によりアイドル域学習値FGAFMを高空気量域
A/F学習値FGHACとフィードバック補正係数トー
タル平均値FAFTAVとの差分で補正する。
【0028】 FGAFM=FGAFM+(FAFTAV−FGHAC) ステップ70では高空気量域A/F学習値FGHACと
してフィードバック補正係数トータル平均値FAFTA
Vを取り込み、次のステップ71で高空気量域学習フラ
グXFGHACに0をセットする。この後、ステップ7
2でパージカットフラグXPGCUTに0をセットして
パージを再開させ、ステップ73でアイドル域フィード
バックスキップ数をゼロクリアして処理サイクルを終了
する。
【0029】図5はA/F学習データ取り込みフラグ処
理ルーチンのフローチャートを示す。この処理はメイン
ルーチンの一部を構成している。同図中、ステップ80
ではアイドル中であるか否かを判別する。ここで、アイ
ドル中であればステップ81でベーパ濃度算出回数CF
PGAが10以上か否かを判別し、CFPGA≧01の
ときはステップ82で1回転当たりの吸入空気量Q/N
がQ(1)以上か否かを判別し、Q/N≧Q(1)のと
きはステップ83でフィードバックスキップ数CFBS
が3以上か否かを判別し、CFBS≧3のときはステッ
プ84でフィードバック補正係数の平均値FAFAVが
1.05以上か否かを判別し、FAFAV≧1.05で
FAFAVがリーン側にずれたときにのみ、アイドル域
学習を最初からやりなおすために、ステップ85に進ん
でアイドル域学習回数CFGAFMをゼロクリアして処
理サイクルを終了する。ステップ81〜84でCFPG
A<10のとき、又はQ/N<Q(1)のとき、又はC
FBS<3のとき、又はFAFAV<1.05のときは
そのまま処理サイクルを終了する。
【0030】ステップ80でアイドル中でなければステ
ップ86に進み、ベーパ濃度算出回数CFPGAが30
以上か否かを判別する。VFPGM≧30のときはステ
ップ87で高空気量域学習フラグXFGHACに1をセ
ットし、ステップ88でベーパ濃度算出回数CFPGA
に10をセットして処理サイクルを終了する。CFPG
M<30のときはそのまま処理サイクルを終了する。つ
まりCFPGAが30となる一定時間毎に高空気量域学
習を要求する。
【0031】図6はFAF算出ルーチンのフローチャー
トを示す。このルーチンはメインルーチン内で実行され
る。
【0032】同図中、ステップ90では低温増量が無
い、かつO2 センサが活性化している等のフィードバッ
ク条件が成立しているか否かを判別し、成立していると
きはカットフラグがセットされた燃料カット中か否かを
判別し、燃料カット中でなければOTP増量FOTPが
1以上でWOT増量中であるか否かを判別する。ステッ
プ90〜92でフィードバック条件不成立のとき、又は
燃料カット中、又はWOT増量中のオープン制御時には
ステップ93に進み、FAFL、FAFR、フィードバ
ック補正係数FAF、フィードバック補正係数の平均値
FAFAV夫々に1がセットされる。次に、ステップ9
4でフィードバックスキップ数CFBS、アイドル域フ
ィードバックスキップ数CFBSIDL、高空気学習域
フィードバックスキップ数CFBSQ夫々に0がセット
され、ステップ105に進む。
【0033】ステップ92でFOTP<1のときは、ス
テップ97においてO2 センサ31の出力電圧Vが0.45
(V)よりも高いか否か、即ちリッチであるか否かが判
別される。V≧0.45(V)のとき、即ちリッチのときに
はステップ98に進んで前回の処理サイクル時にリーン
であったか否かが判別される。前回の処理サイクル時に
リーンのとき、即ちリーンからリッチに変化したときに
はステップ99に進んでフィードバック補正係数FAF
がFAFLとされ、ステップ100に進む。ステップ1
00ではフィードバック補正係数FAFからスキップ値
Sが減算され、従って図7に示されるようにフィードバ
ック補正係数FAFはスキップ値Sだけ急激に減少せし
められる。次いでステップ101ではFAFLとFAF
Rの平均値FAFAVが算出される。
【0034】次にステップ102でフィードバック補正
係数トータル平均FAFTAVを次式にて算出する。
【0035】 FAFTAV=FAFAV+(FLRN−1) ここでFLRNは実際の吸入空気量Qに対するA/F学
習値である。
【0036】次に、ステップ103でフィードバックス
キップ数CFBSを1だけインクリメントする。更にス
テップ105でフィードバック補正係数トータルFAF
Tを次式にて算出して処理サイクルを終了する。
【0037】FAFT=FAF+(FLRN−1) 一方、ステップ98において前回の処理サイクル時には
リッチであったと判別されたときはステップ106に進
んでフィードバック補正係数FAFから積分値K(K≪
S)が減算され、ステップ105に進む。従って図7に
示されるようにフィードバック補正係数FAFは徐々に
減少せしめられる。
【0038】一方、ステップ97においてV<0.45
(V)であると判断されたとき、即ちリーンのときには
ステップ108に進んで前回の処理サイクル時にリッチ
であったか否かが判別される。前回の処理サイクル時に
リッチのとき、即ちリッチからリーンに変化したときに
はステップ109に進んでフィードバック補正係数FA
FがFAFRとされ、ステップ110に進む。ステップ
110ではフィードバック補正係数FAFにスキップ値
Sが加算され、従って図7に示されるようにフィードバ
ック補正係数FAFはスキップ値Sだけ急激に増大せし
められる。
【0039】一方、ステップ46において前回の処理サ
イクル時にはリーンであったと判別されたときはステッ
プ111に進んでフィードバック補正係数FAFに積分
値Kが加算され、ステップ105に進む。従って図7に
示されるようにフィードバック補正係数FAFは徐々に
増大せしめられる。
【0040】リッチとなってFAFが小さくなると燃料
噴射時間TAUが短かくなり、リーンとなってFAFが
大きくなると燃料噴射時間TAUが長くなるので空燃比
が理論空燃比に維持されることになる。なお、パージ作
用が行われていないときには図7に示すようにフィード
バック補正係数FAFは1.0 を中心として変動する。
【0041】図8は燃料噴射時間の算出ルーチンを示し
ており、このルーチンは一定クランク角度毎の割込みに
よって実行される。
【0042】ステップ200 でパージカウンタPGCが6
以上か否か判別し、PGC≧6の場合はステップ201 に
進み算出フラグPGFがセットされているか否かが判別
される。算出フラグPGFがセットされていないときは
ステップ205 にジャンプする。算出フラグPGFがセッ
トされているときはステップ202 に進んで現在のフィー
ドバック補正係数トータル平均値FAFTAVとパージ
制御開始時のフィードバック補正係数平均値FBAの偏
差の半分がフィードバック補正係数FAFから減算され
る。算出フラグPGFがセットされるのは15秒おきで
あるから15秒おきにこの処理が実行される。FAFT
AVがFBAよりも小さくなるとフィードバック補正係
数FAFの減少量の半分だけFAFが増大せしめられ
る。即ちFAFは15秒毎にFAFの減少量の半分だけ
上昇せしめられ、このときFAFの増大量に対応する分
だけパージベーパ濃度係数FPGAが増大せしめられる
ことになる。
【0043】次いでステップ203 ではFAFを変化させ
た分だけFAFTAVを変化させるためにFAFTAV
から(FAFTAV−FBA)/2が減算される。次い
でステップ204 において算出フラグPGFがリセットさ
れ、ステップ205 に進む。ステップ205 では次式に基づ
いてパージA/F補正係数FPGが算出される。
【0044】パージA/F補正係数FPG=−(パージ
ベーパ濃度係数FPGA・パージ率PRG) ステップ200でPGC<6の場合はステップ206に
進んでパージA/F補正係数FPGを零とする。つまり
パージ再開直後500msecまでは目標パージ率にパ
ージ制御するが、ベーパが吸気系に到達するまでの遅れ
を考慮してパージA/D補正を行わない。
【0045】ステップ205又は206を実行した後、
ステップ210に進んで実際の吸入空気量Qに対するA
/F学習値FLRNを次式により算出する。
【0046】 FLRN=FGHAC+{(FGAFM−FGHAC)・QIDL/Q2 } つまり、アイドル域A/F学習値FGAFMと高空気量
域A/F学習域FGHACとの差と、アイドル空気量Q
IDLと実際の吸入空気量Qの2乗との比とを乗算した
差分を高空気量域A/F学習値FGHACに加算してA
/F学習値FLRNを算出する。
【0047】この後ステップ211ではアイドル域学習
カウンタCFGAFMが2以上でA/F学習データを取
込んだか否かを判別し、CFGFM≧2の既に取込んで
いる場合にのみステップ212で上記のA/F学習値F
LRNをFBAにセットする。
【0048】次のステップ213では基本燃料噴射時間
TPが算出され、次にステップ214で補正係数Kが算
出される。この後、ステップ215では次式に基づいて
燃料噴射時間TAUが算出される。
【0049】 TAU=TP・K・〔1+(FAF−1)+(FLRN−1)+FPG〕 ここで、図9に示す如く、アイドル域A/F学習値FG
AFM(1)と高空気量域A/F学習値FGHAC
(1)と吸入空気量Qとの関係から実線Iaに示すA/
F学習値FLRNが求まる。また一定時間後に高空気量
域A/F学習値FGHAC(2)が図4のステップ69
によって更新されるとA/F学習値FLRNは一点鎖線
に示す如く更新される。
【0050】ところで、図7からわかるようにフィード
バック補正係数FAFは積分定数Kでもって比較的ゆっ
くりと変化せしめられるので多量のパージベーパが急激
にサージタンク5内にパージされて空燃比が急激に変動
するともはや空燃比を理論空燃比に維持することができ
ない、斯くして空燃比が変動することになる。従って本
実施例では空燃比が変動するのを阻止するためにパージ
を行うときにはパージベーパ濃度に応じた目標パージ率
からパージ率を徐々に増大させるようにしている。この
ように目標パージ率からパージ率を徐々に増大させると
パージ量の増大中であってもフィードバック補正係数F
AFによるフィードバック制御によって空燃比は理論空
燃比に維持され、斯くして空燃比が変動するのを阻止す
ることができる。
【0051】ところが例えばパージ中に加速運転が行わ
れると吸入空気中のパージベーパ濃度が大幅に変動し、
従って空燃比が大幅に変動するためにただ単にパージ量
を徐々に増大させても空燃比が変動することになる。そ
こでこのような過度運転時における空燃比の変動を阻止
するために機関運転状態により定まる基準パージ率、例
えば増大パージ率を用いてパージ量を制御するようにし
ている。
【0052】最大パージ率MAXPGはパージ制御弁1
7を全開にしたときのパージ量と吸入空気量との比を表
わしている。この最大パージ率MAXPGの例が下記の
表1に示されている。
【0053】
【表1】
【0054】表1からわかるようにこの最大パージ率M
AXPGは機関負荷Q/Nと機関回転数Nとの関数であ
り、この最大パージ率MAXPGは機関負荷Q/Nが低
くなるほど大きくなり、機関回転数Nが低くなるほど大
きくなる。パージを行う際にはまず初めに目標パージ率
TGTPGを一定割合でゆっくりと増大せしめた後に目
標パージ率が一定値に達すると目標パージ率を一定に維
持し、増大パージ率MAXPGに対する目標パージ率T
GTPGの割合に応じてパージ制御弁17の開弁割合が
制御される。この実施例ではパージ制御弁17の開弁時
間のデューティー比を制御するようにしているのでこの
場合には最大パージ率MAXPGに対する目標パージ率
TGTPGの割合に応じてパージ制御弁17の開弁時間
のデューティー比が制御される。
【0055】即ち、パージガス中の蒸発燃料の量はわか
らないのでパージ制御弁17を全開したときに吸入空気
中のパージベーパ濃度がどの位になるかはわからない。
しかしながらキャニスタ11の活性炭10への燃料蒸気
の吸着量が同じ場合には吸入空気中のパージベーパ濃度
は最大パージ率MAXPGに比例する。従って吸入空気
中のパージベーパ濃度を一定とするためには最大パージ
率MAXPGが小さくなるほどパージ制御弁17の開度
を大きくしてパージ量を増大させなければならない。云
い換えると目標パージ率TGTPGが一定に維持されて
いる場合には最大パージ率MAXPGに対する目標パー
ジ率TGTPGの割合に応じてパージ制御弁17の開弁
割合を制御すれば、即ち最大パージ率MAXPGが小さ
くなるほどパージ制御弁17の開度を大きくすれば機関
運転状態にかかわらずに吸入空気中のパージベーパ濃度
は一定となり、従って過渡運転時であっても空燃比は変
動しないことになる。一方、目標パージ率TGTPGが
徐々に増大せしめられている間は吸入空気中のパージベ
ーパ濃度は目標パージ率TGTPGに比例して増大し、
このとき過度運転が行われたとしても吸入空気中のパー
ジベーパ濃度は目標パージ率TGTPGに比例する。即
ち、目標パージ率TGTPGが同一であればパージベー
パ濃度は機関運転状態の影響を全く受けない。従って目
標パージ率TGTPGが増大せしめられているときに加
速運転が行われたとしても空燃比は変動せず、フィード
バック補正係数FAFによるフィードバック制御によっ
て空燃比は理論空燃比に維持され続けることになる。
【0056】パージ作用が開始されると通常は目標パー
ジ率TGTPGと共に増大する実際のパージ率PRGが
徐々に増大せしめられる。次いで加速運転が行われて吸
入空気量Qが増大すると最大パージ率MAXPGが小さ
くなり、パージ制御弁17に対するデューティー比PG
DUTYが増大せしめられる。その結果、上述したよう
に吸入空気中のパージベーパ濃度はパージ率PGRの増
大に比例して増大し、斯くして空燃比が変動しないこと
になる。
【0057】一方、パージ作用が開始されると空燃比を
理論空燃比に維持すべくフィードバック補正係数FAF
は小さくなり、フィードバック補正係数FAFの平均値
FAFAVはパージ作用が開始されると徐々に小さくな
る。この場合、吸入空気中のパージベーパ濃度が高いほ
どフィードバック補正係数FAFの減少量が増大し、こ
のときフィードバック補正係数FAFの減少量は吸入空
気中のパージベーパ濃度に比例するのでフィードバック
補正係数FAFの減少量から吸入空気中のパージベーパ
濃度がわかることになる。この場合、上述したようにパ
ージベーパ濃度は過度運転の影響を受けず、過度運転時
であってもパージベーパ濃度は目標パージ率TGTPG
に比例し、単位目標パージ率当りのパージベーパ濃度と
目標パージ率との積は過度運転が行われたとしても目標
パージ率TGTPGに比例する。従ってフィードバック
補正係数FAFが減少したときにパージベーパ濃度、或
いは単位パージ率当りのパージベーパ濃度と目標パージ
率との積に基いて燃料噴射量を補正すれば過度運転時で
あろうとなかろうと空燃比を理論空燃比に維持できるこ
とになる。
【0058】次にパージベーパ濃度に基く噴射量の補正
についてより詳細に説明する。
【0059】パージが行われるとフィードバック補正係
数FAFは吸入空気中のパージベーパ濃度に対応する値
まで減少する。しかしながら他の原因、例えばエアフロ
ーメータ7による計量誤差によってもフィードバック補
正係数FAFは減少する。従ってフィードバック補正係
数FAFの変動がパージによるものか否かを判断しなけ
ればならない。ところがパージによるフィードバック補
正係数FAFの減少量は他の原因によるフィードバック
補正係数FAFの減少量に比べて大きくなる。しかしな
がらフィードバック補正係数FAFを固定してオープン
ループ制御をする場合のことを考えるとフィードバック
補正係数FAFは大きく減少させることはできない。そ
こでフィードバック補正係数FAFの平均値FAFAV
が或る程度低下したときにはフィードバック補正係数F
AFが低下するのを抑制し、フィードバック補正係数F
AFの低下が抑制された後は単位目標パージ率当りのパ
ージベーパ濃度を表わす係数FPGAを用いてパージベ
ーパ濃度を求めるようにしている。
【0060】次のこの係数FPGAについて説明する。
本実施例では、フィードバック補正係数FAFを下限し
きい値(FBA−X)よりもできる限り減少させないよ
うにしている。フィードバック補正係数FAFが下限し
きい値(FBA−X)よりも小さくなり、かつリッチの
ときに単位目標パージ率当りのパージベーパ濃度係数F
PGAを増大せしめる。前述したパージA/F補正係数
FPGは単位目標パージ率当りのパージベーパ濃度係数
FPGAと、目標パージ率TGTPGに対応するパージ
率PRGとの積の負(FPG=−FPGA・PRG)の
形で表わされ、従って単位目標パージ率当りのパージベ
ーパ濃度係数FPGAが増大すると前述した燃料噴射時
間TAUの計算式からわかるように燃料噴射量が減少せ
しめられる。云い換えると単位目標パージ率当りのパー
ジベーパ濃度係数FPGAが大きくなると燃料噴射量が
減少せしめられるのでフィードバック補正係数FAFの
減少作用が抑制されることになる。
【0061】図2に示す内燃機関では機関減速運転時に
燃料噴射弁4からの燃料噴射が停止される。燃料噴射が
停止されたときに蒸発燃料をパージすると、この蒸発燃
料は燃焼することなく排気マニホルド3内に排出され
る。従って燃料噴射が停止されたときにはパージ作用を
停止しなければならない。燃料噴射を停止すべきときに
はカットフラグがセットされ、このカットフラグにセッ
トされたときにはパージ作用が停止せしめられる。
【0062】図10に示すカットフラグ処理ルーチンは
例えばメインルーチン内で実行される。
【0063】まず初めにステップ250においてカット
フラグがセットされているか否かが判別される。カット
フラグがセットされていないときにはステップ251に
進んでスロットルスイッチ28がオンであるか否か、即
ちスロットル弁9がアイドリング開度であるか否かが判
別される。スロットル弁9がアイドリング開度であると
きにはステップ252に進んで機関回転数Nが一定値、
例えば1200r.p.m 以上であるか否かが判別される。N≧
1200r.p.m のときにはステップ253に進んでカットフ
ラグがセットされる。即ち、スロットル弁9がアイドリ
ング開度であってN≧1200r.p.m のときは減速運転時で
あると判断し、カットフラグがセットされる。
【0064】カットフラグがセットされるとステップ2
50からステップ254に進んでスロットルスイッチ2
8がオンであるか否か、即ちスロットル弁9がアイドリ
ング開度であるか否かが判別される。スロットル弁9が
アイドリング開度であるときにはステップ256に進ん
で機関回転数Nが1000r.p.m よりも低いか否かが判別さ
れる。N≦1000r.p.m のときにはステップ257に進ん
でカットフラグがリセットされる。一方、N>1000r.p.
m でもスロットル弁9が開弁せしめられればステップ2
54からステップ257にジャンプしてカットフラグが
リセットされる。カットフラグがセットされると燃料噴
射が停止せしめられる。
【0065】図11はイグニッションスイッチ(図示せ
ず)がオンにされたときに実行されるパージ制御のイニ
シャライズ処理ルーチンを示している。
【0066】まず初めにステップ260においてパージ
カウント値PGCがクリアされ、次いでステップ261
ではタイマカウント値Tがクリアされる。次いでステッ
プ262ではパージ制御弁17に対する駆動デューティ
ー比PGDUTYが零とされ、次いでステップ263で
はパージ率PRGが零とされる。次いでステップ264
ではパージベーパ濃度係数FPGAが零とされ、ステッ
プ265でベーパ濃度算出回数CFPGAが零とされ
る。次いでステップ266ではパージ制御弁17が閉弁
せしめられ、次いで処理サイクルを完了する。
【0067】図12から図15はパージ制御ルーチンを
示しており、このルーチンは1msec毎の割込みによって
実行される。
【0068】図12において、まず初めにステップ26
9においてタイマカウント値Tが1だけインクリメント
される。次いでステップ270ではタイマカウント値T
がパージ制御弁17の開閉周期である100 msecに対応し
た100 であるか否かが判別される。T=100 のときには
ステップ271に進む。従ってステップ271には100
msec毎に進むことになる。こではパージカットフラグX
PGCUTが1でA/F学習のためのパージカットが行
なわれているか否かが判別され、このパージカットが行
なわれていないXPGCUT=0のときステップ272
に進み、タイマカウント値Tがクリアされ、次いでステ
ップ273に進む。ステップ273ではパージカウント
値PGCが1より大きいか否かが判別される。イグニッ
ションがオンにされた後に始めてステップ273に進ん
だときにはパージカウント値PGCは零であるので図1
3に示すステップ274に進む。
【0069】ステップ274ではパージ制御を開始すべ
き条件が成立したか否かが判別される。機関冷却水温7
0℃でありかつ空燃比のフィードバック制御が開始され
ておりかつフィードバック補正係数FAFのスキップ処
理が5回以上行われたときはパージ制御を開始すべき条
件が成立したと判断される。パージ制御を開始すべき条
件が成立していないときは処理サイクルを完了する。こ
れに対してパージ制御を開始すべき条件が成立したとき
はステップ275に進んでパージカウント値PGCが1
とされる。次いでステップ276ではフィードバック補
正係数トータルFAFTの平均値FAFTAVがFBA
とされる。従ってFBAはパージ制御を開始すべき条件
が成立したときのフィードバック補正係数トータル平均
値FAFTAVを表わしていることになる。次いで処理
サイクルを完了する。
【0070】パージ制御を開始すべき条件が成立したと
判断されたときには図12のステップ273においてパ
ージカウント値PGC≧1であると判断されるのでステ
ップ277に進む。ステップ277ではカットフラグが
セットされているか否か、即ち燃料噴射が停止されてい
るか否かが判別される。カットフラグがセットされてい
ないときにはステップ278に進んで空燃比のフィード
バック制御中であるか否かが判別される。フィードバッ
ク制御中であればステップ279でパージカウント値P
GCが1だけインクリメントされ、次いでステップ28
0ではパージカウント値PGCが6以上か否かが判別さ
れる。パージカウント値PGC≧6であると判別される
と、即ちパージ制御を開始すべき条件が成立してから50
0 msecが経過すると図14のステップ282に進む。P
GC<6のときは図15のステップ295に進む。
【0071】次に図14のステップ282からステップ
293では、パージベーパ濃度を算出する。ステップ2
82ではパージカウンタPGCが156であるか否かが
判別される。パージ制御が開始されてから始めてステッ
プ282に進んだときにはPGC=6であるのでステッ
プ283に進む。ステップ283ではフィードバック補
正係数トータルFAFTがFBAと比較され、FAFT
≧FBAの場合はステップ284に進み、FAFT<F
BAの場合はステップ287に進む。ステップ284で
はフィードバック補正係数トータルFAFTが上限しき
い値(FBA+X)よりも大きいか否かが判別される。
ここでFBAは前述したようにパージ制御開始時におけ
るフィードバック補正係数トータル平均値FAFTAV
であり、Xは小さな一定値である。FAFT<(FBA
+X)のときは図15のステップ295に進む。
【0072】ステップ287ではフィードバック補正係
数トータルFAFTが下限しきい値(FBA−X)より
も小さいか否かが判別され、FAFT>(FBA−X)
のときは図15のステップ295に進む。これに対して
FAFT≦(FBA−X)のときはステップ288に進
んでO2 センサ31の出力電圧Vが0.45(V)より
も高いか否か、即ちリッチであるか否かが判別される。
リーンのときは図15のステップ295に進む。これに
対してリッチのときはステップ289に進んでパージベ
ーパ濃度係数FPGAに一定値Yが加算され、次いで図
15のステップ295に進む。従ってFAFT≦(FB
A−X)であってかつリッチのときにはパージベーパ濃
度係数FPGAが一定値Yずつ増大せしめられることに
なる。
【0073】一方、ステップ284においてFAF≧
(FBA+X)のときはステップ285に進んでO2
ンサ31の出力電圧Vが0.45(V)よりも低いか否
か、即ちリーンであるか否かが判別される。リッチのと
きには図15のステップ295に進む。これに対してリ
ーンのときにはステップ286に進んでパージベーパ濃
度係数FPGAから一定値Yが減算され、図15のステ
ップ295に進む。従ってフィードバック補正係数FA
FTが上限しきい値(FBA+X)よりも大きくかつリ
ーンのときにはパージベーパ濃度係数FPGAが一定値
Yずつ減少せしめられる。このようにするとFAFTが
上限しきい値(FBA+X)を越えた後に空燃比が変動
しなくなる。
【0074】一方、ステップ282においてPGC=15
6 であると判断されると、即ち初めてステップ282に
進んだ後15秒経過するとステップ290に進んで次式
に基きパージベーパ濃度係数FPGAが算出される。
【0075】 FPGA=FPGA−(FAFTAV−FBA)/(パージ率PRG・2) 即ち現在のフィードバック補正係数トータル平均値FA
FTAVとパージ開始時のフィードバック補正係数トー
タル平均値FBAとの単位パージ率PRG当りの偏差の
半分がパージベーパ濃度係数FPGAから減算される。
云い換えると単位パージ率PRG当りのFAFの変化量
の半分がFPGAから減算される。FAFTAVがFB
Aよりも小さくなるとパージベーパ濃度係数FPGAが
増大せしめられる。次いでステップ291ではパージカ
ウントPGCが6とされる。従って15秒毎にステップ
90に進むことがわかる。次いでステップ292ではス
テップ290のFPGAの算出が完了したことを示す算
出フラグPGFが1にセットされ、次にステップ293
でベーパ濃度算出回数CFPGAが1だけインクリメン
トされ、図15のステップ295に進む。
【0076】図10のステップ295ではパージ率PG
Rに予め定められた一定のパージ変化率PGAを加算し
て目標パージ率TGTPGを算出する。これによって目
標パージ率TGTPGは100msec毎にPGAずつ
増大する。
【0077】次のステップ299では目標パージ率TG
TPGが0.04、即ち4%よりも大きいか否かが判別
される。TGTPG<0.04のときはステップ301
にジャンプし、TGTPG≧0.04のときはステップ
300に進んでTGTPGが0.04とされた後にステ
ップ301に進む。即ち、目標パージ率TGTPGが大
きくなりすぎてパージ量が大きくなりすぎると空燃比を
理論空燃比に維持するのが困難となる。そこで目標パー
ジ率TGTPGが4%以上高くならないようにしてい
る。
【0078】ステップ301ではROM22内に記憶さ
れた前述の表1から機関負荷Q/N及び機関回転数Nに
応じた最大パージ率MAXPGが算出される。
【0079】次いでステップ302では次式に基づいて
パージ制御弁17の駆動デューティー比PGDUTYが
算出される。
【0080】デューティー比PGDUTY=(目標パー
ジ率TGTPG/最大パージ率MAXPG)・100 次いでステップ303ではデューティー比PGDUTY
が100以上、即ち100%以上か否かが判別される。
PGDUTY<100のときはステップ105にジャン
プし、PGDUTY≧100のときはステップ304に
進んでデューティー比PGDUTYを100とした後に
ステップ305に進む。ステップ305ではパージ制御
弁17を閉弁するときのタイマカウント値Taがデュー
ティー比PGDUTYとされる。次いでステップ306
では次式に基づいて実際のパージ率PRGが算出され
る。
【0081】実際のパージ率PRG=(最大パージ率M
AXPG・デューティー比PGDUTY)・100 即ち、ステップ302におけるデューティー比PGDU
TYの計算において最大パージ率MAXPGが小さくな
って(TGTPG/MAXPG)・100が100を越
えるとデューティー比PGDUTYは100に固定され
るのでこの場合には実際のパージ率PGRは目標パージ
率TGTPGよりも小さくなる。即ち、パージ制御弁1
7が全開状態になるときに最大パージ率MAXPGが小
さくなるとそれに伴って実際のパージ率PRGが低下す
ることになる。なお、(TGTPG/MAXPG)・1
00が100を越えない限り実際のパージ率PRGは目
標パージ率TGTPGに一致する。
【0082】次いでステップ307ではデューティー比
PGDUTYが1よりも大きいか否かが判別される。P
GDUTY<1のときにはステップ308に進んでパー
ジ制御弁17が閉弁せしめられ、次いで処理サイクルを
完了する。これに対してPGDUTY≧1のときはステ
ップ309に進んでパージ制御弁17が開弁せしめら
れ、次いで処理サイクルを完了する。
【0083】一方、図12のステップ270でタイマカ
ウント値Tが100でないと判別されると、ステップ3
20に進んでカットフラグがセットされているか否かが
判別される。カットフラグがセットされていないときは
ステップ321に進んでパージカウンタPGCが2以上
か否かが判別される。PGC≧2の場合はステップ32
2に進んでタイマカウント値TがTaよりも大きいか否
かが判別される。T<Taのときには処理サイクルを完
了し、T≧Taになるとステップ323でパージ制御弁
17が閉弁せしめられる。従ってPGCが2よりも大き
くなると、即ちパージ制御が開始されてから100ms
ecを経過するとパージ制御弁17が開弁してパージガ
スの供給が開始される。
【0084】一方、図12のステップ271でA/F学
習用のパージカットフラグXPGCUT=1のとき、又
はステップ277又はステップ320においてカットフ
ラグがセットされたと判断されたときはステップ324
に進んでパージカウントPGCが1とされる。次いでス
テップ325においてパージ率PRGが零とされ、次い
でステップ323においてパージ制御弁17が閉弁せし
められる。また、ステップ321でパージカウンタが1
の場合はステップ325でパージ率PRGが零とされ次
のステップ323でパージ制御弁17が閉弁せしめられ
る。即ち、カットフラグがセットされるとパージ作用が
停止され、パージカウンタPGCが2になるまで待った
後に再びパージ作用が開始される。
【0085】ここで、図16に示す如く、時点t1 でパ
ージ条件が成立するとパージ率PRGが零から徐々に増
加する。時点t2 からt3 まで減速による燃料カット
(F/C)が行なわれ、この間はフィードバック補正係
数FAF及びフィードバック補正係数トータル平均値F
AFTAVは1.0とされる。この後、アイドル時にパ
ージカットして時点t4 でフィードバック補正係数トー
タル平均値FAFTAVが図9に示すアイドル域A/F
学習値FGAFM(1)として取り込まれる。次の加速
時にパージカットして時点t誤でFAFTAVが図9に
示す高空気量域A/F学習値FGHAC(1)として取
り込まれ、その後、吸入空気量Qに応じてA/F学習値
FLRNが算出され、フィードバック補正係数FAFが
1.0近傍となるように制御が行なわれる。
【0086】この後、ベーパ濃度算出回数CFPGAが
30以上となる一定時間後の加速時にパージカットして
FAFTAVを図9に示す高空気量域A/F学習値FG
HAC(2)として取り込み、これと共にアイドル域A
/F学習値FGAFMも更新する。
【0087】このように、アイドル域学習はアイドル時
に1回だけ行ない、また一定時間毎に高空気量域学習を
行なうため、学習のために行なうパージカット回数を少
なくでき、これによってパージ量を増加でき、またフィ
ードバック補正係数トータル平均値FAFTAVをA/
F学習データFGAFM,FGHACとして取り込むた
め、A/F学習が速い。また、アイドル域学習の直後に
高空気量域学習を行なうため、両学習で取り込まれる学
習データつまりアイドル域A/F学習値FGAFMと高
空気量域A/F学習値FGHACとの相関が良く、高精
度のA/F学習値FLRNを得ることができ、アイドル
域学習時にその時の吸入空気両QIDLを取り込んで実
際の吸入空気量に応じたA/F学習値を算出するため、
アイドル時にエアコンディショナーが作動してアイドル
時の吸入空気量が変化したとしても正しくA/F学習を
行なうことができる。
【0088】更に、高空気量域A/F学習値FGHAC
は一定時間毎に更新され、アイドル域A/F学習値FG
AFMにも反映されるため、平地から高地へ走行する場
合にも高度分を正しくA/F学習することができる。ま
た、降坂走行で高度分だけ過学習となったときは、再度
アイドル域学習及び高空気量学習が行なわれるため誤学
習のおそれがない。
【0089】また、フィードバック補正係数平均値FA
FAVに空燃比学習項(FLRN−1)を加算した値で
あるフィードバック補正係数トータル平均値FAFTA
Vのパージ開始後のずれからパージベーパ濃度を算出し
ているため、A/F学習に影響されず正しいパージベー
パ濃度係数FPGAを算出できる。
【0090】
【発明の効果】上述の如く、本発明の内燃機関の蒸発燃
料処理装置によれば、パージ量を増加でき、またパージ
ベーパ濃度を誤りなく高精度に算出でき、実用上きわめ
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明装置の全体図である。
【図3】A/F学習データ取り込み処理のフローチャー
トである。
【図4】A/F学習データ取り込み処理のフローチャー
トである。
【図5】A/F学習データ取り込みフラグ処理のフロー
チャートである。
【図6】フィードバック補正係数算出処理のフローチャ
ートである。
【図7】フィードバック補正係数の変化を示す線図であ
る。
【図8】燃料噴射時間算出処理のフローチャートであ
る。
【図9】A/F学習値算出を説明するための図である。
【図10】カットフラグを制御するためのフローチャー
トである。
【図11】パージ制御のイニシャライズ処理を行うため
のフローチャートである。
【図12】パージ制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図13】パージ制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図14】パージ制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図15】パージ制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図16】本発明のパージ制御のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
4 燃料噴射弁 9 スロットル弁 11,M3 キャニスタ 17,M5 パージ制御弁 31 O2 センサ M1 噴射量演算手段 M2 内燃機関 M4 パージ制御弁制御手段 M6 パージ停止手段 M7 アイドル域学習手段 M8 高空気量域学習手段 M9 学習項算出手段 M10 噴射量減量手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木所 徹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスの検出酸素濃度に応じた空燃比
    フィードバック補正項と、フィードバック補正による空
    燃比の修正分を記憶した空燃比学習項とを持つ演算式で
    燃料噴射量の補正を行なう内燃機関であって、キャニス
    タに蓄えた蒸発燃料をパージ制御弁でパージ量を制御し
    つつスロットル弁下流の吸気通路にパージして処理する
    内燃機関の蒸発燃料処理装置において、 空燃比学習データの取り込み時にパージを停止させるパ
    ージ停止手段と、 アイドル時に1度だけアイドル域空燃比学習データとア
    イドル域吸入空気量を取り込むアイドル域学習手段と、 所定の高吸入空気量領域で所定時間毎に高空気量域空燃
    比学習データを取り込む高空気量域学習手段と、 上記アイドル域空燃比学習データとアイドル域吸入空気
    量及び高空気量域空燃比学習データを用いて、その時点
    での吸入空気量に応じた空燃比学習項を算出する学習項
    算出手段とを有することを特徴とする内燃機関の蒸発燃
    料処理装置。
  2. 【請求項2】 排気ガスの検出酸素濃度に応じた空燃比
    フィードバック補正項と、フィードバック補正による空
    燃比の修正分を記憶した空燃比学習項とを持つ演算式で
    燃料噴射量の補正を行なう内燃機関であって、キャニス
    タに蓄えた蒸発燃料をパージ制御弁でパージ量を制御し
    つつスロットル弁下流の吸気通路にパージして処理し、
    パージ開始後の空燃比平均値のずれからパージベーパ濃
    度を算出して吸気通路にパージされる燃料量を求め、上
    記パージされる燃料量を燃料噴射量から減量する内燃機
    関の蒸発燃料処理装置において、 上記パージベーパ濃度を空燃比の平均値に上記空燃比学
    習項を加算した値のパージ開始後のずれから算出するこ
    とを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
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US5909727A (en) * 1997-06-04 1999-06-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Evaporated fuel treatment device of an engine
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