JPH05247171A - アミノポリシロキサンをベースとするポリマーの製造方法 - Google Patents

アミノポリシロキサンをベースとするポリマーの製造方法

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JPH05247171A
JPH05247171A JP4352291A JP35229192A JPH05247171A JP H05247171 A JPH05247171 A JP H05247171A JP 4352291 A JP4352291 A JP 4352291A JP 35229192 A JP35229192 A JP 35229192A JP H05247171 A JPH05247171 A JP H05247171A
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aminopolysiloxane
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hydrogen atom
polyisocyanate
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Robert Allison Grigsby Jr
ロバート・アリソン・グリグスビー・ジュニア
Doris Marvin Rice
ドリス・マービン・ライス
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Texaco Chemical Co
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    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機ポリイソシアネートを活性水素原子含有
主成分および活性水素原子含有架橋剤と反応させること
を含むポリマーの製法であって、該活性水素原子含有主
成分が、少なくとも1,500の数平均分子量を有する
アミノポリシロキサンからなり、このアミノポリシロキ
サンに由来する活性水素原子が、1,000を越える分
子量を有する活性水素原子含有成分のポリイソシアネー
トと反応する活性水素原子のうちの50%を越えること
を特徴とする方法。 【効果】 RIM法により、離型剤を用いることなし
に、優れた離型性を有する部品として有用なポリマーを
製造することが可能である。得られるポリマーは、弾性
部品として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機ポリイソシアネー
トおよびアミノポリシロキサンから製造されるポリマー
に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,396,729号明細
書、米国特許第4,444,910号明細書および米国
特許第4,433,067号明細書は、アミノ基を末端
に有する高分子量ポリエーテルと、芳香族ジアミン鎖長
延長剤と、単なるポリイソシアネートであってもよい
し、ポリオールを過剰のポリイソシアネートと反応させ
てイソシアネート基のいくらかを未反応のまま残すこと
によって製造される準プレポリマーであってもよい芳香
族ポリイソシアネートとから製造されるエラストマーに
関する。上述の特許はまた、米国特許第4,246,3
63号明細書および米国特許第4,269,945号明
細書(以下参照)に開示された、ある種の脂肪族アミン
鎖長延長剤物質を使用してもよいと述べている。
【0003】米国特許第3,523,918号明細書
は、インテグラルスキンフォームの製造にアミン鎖長延
長剤を使用することを記載している。米国特許第4,2
18,543号明細書は、高分子量ポリオール、ある種
の芳香族ジアミンおよびイソシアネートをRIM部品の
製造に使用することを記載している。
【0004】米国特許第4,246,363号明細書
は、少なくとも3種の異なるポリオール(そのいくつか
は実際には、互いに対して特定の関係ならびに反応性お
よび溶解性パラメーターを有する脂肪族および芳香族の
アミン架橋剤である)を使用して誘導されるRIMポリ
ウレタン組成物を特許請求している。また、米国特許第
4,269,945号明細書は、RIMポリウレタンを
製造する方法であって、比較的高分子量のヒドロキシル
基含有ポリオール、鎖長延長剤およびポリイソシアネー
トを使用する方法を特許請求している。
【0005】米国特許第4,546,154号明細書お
よび米国特許第4,764,330号明細書は、少なく
とも1個のヒドロキシル基、アミノ基またはメルカプト
基を含有する側鎖の有機基を有するポリシロキサンポリ
マーである、ある種の内部離型剤を処方中に含めること
によって製造される、離型性が改善されているポリウレ
タン、ポリ尿素およびポリ尿素ウレタン樹脂を記載して
いる。アミノ基を含有するポリシロキサンポリマーは、
本発明によって使用されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、RI
M法により、離型剤で型を処理することなしに、優れた
離型性を有する部品として有用なポリマーを製造する方
法を提供することである。本発明のもうひとつの目的
は、離型性に優れた、反応射出成形されたエラストマー
を製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機ポリイソ
シアネートを活性水素原子含有主成分および活性水素原
子含有架橋剤と反応させることによるポリマーの製法で
あって、該活性水素原子含有主成分が、少なくとも1,
500の数平均分子量を有するアミノポリシロキサンか
らなり、このアミノポリシロキサンに由来する活性水素
原子が、1,000を越える数平均分子量を有する活性
水素原子含有成分のポリイソシアネートと反応する活性
水素原子のうちの50%を越える方法に関する。
【0008】アミノポリシロキサンは、ポリシロキサン
のケイ素原子に結合した、式 RNH−アルキレン−O− (1) [式中、Rは、水素、C1 〜C8 アルキル、シクロアル
キルまたはECHR″CHR′−(式中、Eは電子吸引
性基であり、R′およびR″は独立して水素またはメチ
ルである)である]によって示される基を少なくとも1
個有することができる。このとき、該アミノポリシロキ
サンはその酸塩を実質的に含まない。
【0009】ポリシロキサンは、式(1)の基を少なく
とも1個含むべきであるが、そのような基を2〜4個含
むことが好ましい。
【0010】「電子吸引性基」とは、電子を引きつける
ことができる基をいい、−CN、−COOR、−CON
2 、−NO2 、−SORおよびSO2 R(式中、R
は、水素を除くこと以外、上述と同じ定義である)を包
含する。
【0011】「アルキレン」とは、1〜8個の炭素原子
を有する直鎖状または分岐状のアルキレン基、例えばメ
チレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレ
ン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレンおよびそれら
の異性体をいう。
【0012】「アルキル」とは、1〜8個の炭素原子を
有する直鎖状または分岐状のアルキル、例えばメチル、
エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル、オクチルおよびそれらの異性体をいう。
【0013】「アリール」とは、6〜12個の炭素原子
を有する芳香族炭化水素から1個の核水素原子を除くこ
とによって得られる基をいい、フェニル、トリル、キシ
リル、ナフチルおよびビフェニリルを包含する。
【0014】「シクロアルキル」とは、3〜6個の環炭
素原子を有する脂環式炭化水素の環炭素原子から1個の
水素原子を除くことによって得られる基をいい、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シルおよびメチルシクロヘキシルを包含する。
【0015】1,000を越える分子量の活性水素原子
分子量物質の残分は、好ましくは2〜3の官能性および
好ましくは1,500〜8,000の分子量を有するポ
リオール、アミノ基を末端に有するポリオールまたは上
記の変種であることができる。
【0016】ポリオールの好ましい群は、適当な開始
剤、例えば水、アンモニア、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、トリメチロールプロパン、アニリン
またはエタノールアミンをアルコキシル化することによ
って得られるプロピレンオキシ−エチレンオキシジオー
ルおよびトリオール;二塩基性カルボン酸、例えばコハ
ク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、フタル
酸またはイソフタル酸をアルキレングリコールまたはオ
キシアルキレングリコールと反応させて、相当するポリ
オキシアルキレンまたはポリオキシアルキレンエステル
ジオールまたはそれらのコポリマーを形成することによ
って得られるポリエステルジオール;ならびにビニル樹
脂によって強化されたプロピレンオキシ−エチレンオキ
シでキャップされたジオールおよびトリオールを含む。
【0017】本発明に有用なアミノ基末端ポリエーテル
は、1,500を越える平均分子量、2〜6、好ましく
は2〜3の官能性および750〜4,000のアミノ当
量を有する第一級および第二級のアミノ基末端ポリエー
テルポリオールを包含する。アミノ基を末端に有するポ
リエーテルの混合物を使用してもよい。好ましい実施態
様においては、アミノ基を末端に有するポリエーテル
は、少なくとも2,500の平均分子量を有している。
【0018】本発明に有用なアミノ基末端ポリエーテル
樹脂は、適当な開始剤に、低級アルキレンオキシド、例
えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレン
オキシドまたはそれらの混合物を加えたのち、得られた
ヒドロキシル基を末端に有するポリオールをアミノ化す
ることによって製造されるポリエーテル樹脂である。2
種以上のオキシドを使用する場合、それらは、ランダム
な混合物として用いてもよいし、一方または他方のポリ
エーテルのブロックとして用いてもよい。アミノ化段階
においては、ポリオール中の末端ヒドロキシル基は、ア
ミノ化を容易にするため、本質的にすべて第二級ヒドロ
キシル基であることがきわめて望ましい。通常、アミノ
化段階では、ヒドロキシル基のすべてが完全に置換され
ることはない。しかし、ヒドロキシル基の大部分はアミ
ノ基によって置換される。
【0019】本発明に有用な鎖長延長剤には、例えば、
1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベン
ゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミ
ノベンゼン(これらの物質はいずれもジエチルトルエン
ジアミンまたはDETDAとも呼ばれる)、1,3,5
−トリエチル−2,6−ジアミノベンゼンおよび3,
5,3′,5′−テトラエチル−4,4′−ジアミノジ
フェニルメタンがある。特に好ましい芳香族ジアミン鎖
長延長剤は、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−
ジアミノベンゼン、またはこの化合物と1−メチル−
3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼンとの混合
物である。米国特許第4,246,363号明細書およ
び米国特許第4,269,945号明細書に記載されて
いるようなある種の脂肪族鎖長延長剤物質を含めること
も、この発明の範囲内である。
【0020】同様に、鎖長延長剤として代表的なもの
は、アルキレンジオール、例えばエチレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,2−ヘキサン
ジオールおよびネオペンチルグリコール;オキシアルキ
レンジオール、例えばジエチレングリコールおよびジプ
ロピレングリコール;ならびにジヒドロキシアルキル化
された芳香族化合物、例えばヒドロキノンおよびレゾル
シンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル;p−キ
シレン−α,α′−ジオールおよびそのビス(2−ヒド
ロキシエチル)エーテル;m−キシレン−α,α′−ジ
オールおよびそのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテ
ル;ならびに芳香族ジアミン、例えば1,3−ジエチル
−2,4−ジアミノベンゼン、2,4−ジアミノメシチ
レン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミ
ノベンゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−
ジアミノベンゼンおよび3,3′,5,5′−テトライ
ソプロピル−4,4′−ジアミノジフェニルメタンがあ
るが、これらに限定はされない。
【0021】鎖長延長剤として特に有用なものは、イソ
シアネートと反応する2個以上の水素原子を有するもの
である。特に好ましいものは、二官能性の延長剤であ
る。典型的な延長剤の分類は、60〜400の分子量を
有する低分子量のジオール、ジアミンおよびアミノアル
コールならびに上記のタイプの延長剤の混合物である。
【0022】本発明によって使用される有機ポリイソシ
アネートは、いかなる有機ジイソシアネートであること
もできるし、ポリウレタン技術の当業者に公知である官
能性のより高いポリイソシアネートであることもでき、
脂肪族、脂環式、芳香族または複素環式のポリイソシア
ネートであってもよい。
【0023】本発明には、多様な芳香族ポリイソシアネ
ートを用いることができる。代表的な芳香族ポリイソシ
アネートには、p−フェニレンジイソシアネート、2,
6−トルエンジイソシアネート、ジアニシジンジイソシ
アネート、ビトリレンジイソシアネート、ナフタレン−
1,4−ジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトフ
ェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−イソシアナト
フェニル)メタンおよび4,4′−ジフェニルプロパン
ジイソシアネートがある。
【0024】本発明の実施において使用される他の芳香
族ポリイソシアネートは、2〜4の官能性を有する、メ
チレンで架橋されたポリフェニルポリイソシアネートの
混合物である。これら後者のイソシアネートは、一般
に、塩酸および/または他の酸性触媒の存在下、ホルム
アルデヒドと第1級芳香族アミン、例えばアニリンとの
反応によって従来から製造されている相当するメチレン
架橋ポリフェニルポリアミンのホスゲン化によって製造
される。ポリアミンおよび相当するメチレン架橋ポリフ
ェニルポリイソシアネートをそのポリアミンから製造す
る公知の方法は、例えば米国特許第2,683,730
号、米国特許第2,950,263号、米国特許第3,
012,008号、米国特許第3,344,162号お
よび米国特許第3,362,979号に記載されてい
る。
【0025】普通、メチレン架橋ポリフェニルポリイソ
シアネート混合物は、メチレンジフェニルジイソシアネ
ート異性体20〜100重量%を含み、その残りがより
高い官能性およびより高い分子量を有するポリメチレン
ポリフェニルジイソシアネートである。これらのうち代
表的なものは、メチレンジフェニルジイソシアネート異
性体20〜100重量%を含み、そのうち20〜95重
量%が4,4′−異性体であり、残りが2.1〜3.5
の平均官能性を有する、より高い分子量および官能性の
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートであるポ
リフェニルポリイソシアネート混合物である。これらの
イソシアネート混合物は、公知の市販されている物質で
あり、米国特許第3,362,979号に記載されてい
る方法によって製造することができる。
【0026】断然もっとも好ましい芳香族ポリイソシア
ネートは、メチレンビス(4−フェニルイソシアネー
ト)、または例えば純MDI、MDIの準プレポリマー
および変性された純MDIなどの形態のMDIである。
このタイプの物質を用いて、好適なRIMエラストマー
を製造することができる。純MDIは固形物であり、使
用に不都合なことが多いため、MDIに基づく液状生成
物をしばしば使用する。このものを、本明細書における
MDIまたはメチレンビス(4−フェニルイソシアネー
ト)という用語の範囲に包含される。米国特許第3,3
94,164号明細書が、液状MDI生成物の例を開示
している。より広義には、ウレトンイミンで変性された
純MDIもまた包含される。これは、純粋な蒸留MDI
を、触媒の存在下に加熱することによって製造される。
この液状生成物は、純MDIと変性MDIとの混合物で
あり、米国特許第4,433,067号明細書に記載さ
れている。このタイプの市販品の例には、Dow 社のIson
ate (登録商標)125m(純MDI)およびIsonate
143L(「液状」MDI)がある。好ましくは、使用
するイソシアネートの量は、配合物中の全成分を基準と
した化学量論的量であり、あるいは、その化学量論的量
を越える量であってもよい。
【0027】本発明の一実施態様においては、ポリウレ
タン形成成分を選択する場合には、ウレタン形成触媒を
使用する。
【0028】イソシアネートと、それ自体および/また
は上述の特許に開示されているものを包含する反応性水
素原子含有化合物との反応を促進するために当該技術に
おいて従来から使用されている触媒のいずれをも、この
目的に使用することができる。
【0029】好ましいウレタン触媒は、有機金属化合
物、特にジアルキルスズ塩、例えばジブチルスズ化合物
である。
【0030】用いる触媒の量は、ポリマー形成混合物中
の個々の反応体および使用する個々の触媒に応じて、大
きく異なることができる。最適な触媒濃度は、試行錯誤
的な試験を使用して、当業者が容易に決定することがで
きる。概して、触媒または触媒混合物は、イソシアネー
ト、ポリオールおよび延長剤の総重量を基準に0.01
〜5.0重量%、好ましくは0.02〜3.0重量%、
もっとも好ましくは0.05〜0.5重量%の量を使用
する。
【0031】アミノ基を末端に有する物質を選択してイ
ソシアネートを反応させる場合にのみ、触媒を使用しな
くてもよい。
【0032】緻密で強靭な表面を望む場合には、必要に
応じて発泡剤を用いてもよい。水およびフルオロカーボ
ン発泡剤をはじめとする、当業者に公知であるいかなる
発泡剤をも使用することができる。後者が好ましく、そ
れは一般には、フッ素だけでなく塩素および/または臭
素によって置換されていることもできるハロゲン化脂肪
族炭化水素である。米国特許第3,745,133号明
細書の11欄、25〜38行を参照されたい。
【0033】また、不活性ガス(例えば窒素)をポリマ
ー形成段階において導入し、望まれる程度の発泡を起こ
させて、微孔質から巨孔質にまで及ぶ生成物を製造して
もよい。
【0034】他の任意の添加物、例えば分散助剤、気泡
安定剤、界面活性剤、難燃剤および着色剤を、本発明の
ポリウレタンポリマーに添加することができる。
【0035】本発明のポリマーは、例えば、発泡、噴霧
または反応射出成形(RIM)法をはじめとする成形に
よって、製造することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によって、RIM法により、離型
剤で型を処理することなしに、優れた離型性を有する部
品として有用なポリマーを製造することが可能である。
本発明によって製造されるポリマーは、弾性部品として
有用である。
【0037】
【実施例】以下の実施例によって、本発明を説明する。
【0038】市販品および術語の説明 Isonate (登録商標)125・・・純MDI(4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート)。Dow Chemical
Companyの製品。 Isonate 143L・・・カルボジイミド変性液状MD
I。Dow Chemical Companyの製品。 Jeffamine (商標)T−5000・・・分子量約5,0
00のポリプロピレンオキシドトリアミン。Texaco Che
mical Company の製品。 DETDA・・・ジエチルトルエンジアミン Thanol(登録商標)SF−5505・・・第一級ヒドロ
キシル基を約80%含む分子量5,500のポリエーテ
ルトリオール。Eastman Chemical Companyの製品。 シリコーンオイルF−881E・・・分子量約22,2
22のアミノ基を末端に有するポリジメチルシロキサ
ン。SWS Silicones Corporation の製品。
【0039】例1 標準の準プレポリマーの製造 標準の準プレポリマーの一般的な製法は次のとおりであ
る。
【0040】Isonate 143L(136kg)を入れたド
ラムにThanol SF−5505(91kg)を加え、ドラ
ムの内容物を数時間にわたって回転させた。
【0041】例2 ポリ尿素RIMエラストマーの製造 DETDA13.0重量部とシリコーンオイルF−88
1E(分子量約22,222のアミノ基を末端に有する
ポリジメチルシロキサン)41.47重量部とを、Accu
ratio RIM機のB成分処理タンクに仕込んだ。タンク
の内容物を64℃に加熱した。RIM機のAタンクには
標準の準プレポリマー40.38重量部を仕込み、53
℃に加熱した。各成分は、A側では15.6MPa に、B
側では16.5MPa に加圧し、152℃に予熱しておい
た清浄で平坦なプラック型(457×457×3mm)に
射出した。30秒後に型から部品を取り出した。得られ
たエラストマーを30分間155℃で後硬化させた。こ
のエラストマーの物理特性を表1にまとめる。
【0042】例3(比較例) DETDA13.71重量部とJeffamine T−5000
(46.63重量部)とを、Accuratio RIM機のB成
分処理タンクに仕込んだ。タンクの内容物を48℃に加
熱した。RIM機のAタンクには標準の準プレポリマー
48.06重量部を仕込み、47℃に加熱した。各成分
は、A側では13.9MPa に、B側では12.5MPa に
加圧し、83℃に予熱しておいた清浄で平坦なプラック
型(457×457×3mm)に射出した。30秒後、型
を開いて部品を取り出した。83℃で製造し、155℃
で後硬化させたエラストマーの物理特性を表1にまとめ
る。
【0043】例4(比較例) DETDA9.09重量部とJeffamine T−5000
(30.91重量部)とを、Accuratio RIM機のB成
分処理タンクに仕込んだ。タンクの内容物を48℃に加
熱した。RIM機のAタンクには標準の準プレポリマー
31.86重量部を仕込み、47℃に加熱した。各成分
は、A側では14.9MPa に、B側では13.5MPa に
加圧し、149℃に予熱しておいた清浄で平坦なプラッ
ク型(457×457×3mm)に射出した。30秒後、
型を開いて部品を取り出した。外部離型剤である石鹸を
型に適用することなしには、部品は型から出なかった。
149℃で製造し、155℃で後硬化させたエラストマ
ーの物理特性を表1にまとめる。
【0044】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドリス・マービン・ライス アメリカ合衆国、テキサス 78759、オー スチン、ダンウッド・ドライブ 6008

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリイソシアネートを活性水素原子
    含有主成分および活性水素原子含有架橋剤と反応させる
    ことを含むポリマーの製法であって、該活性水素原子含
    有主成分が、少なくとも1,500の数平均分子量を有
    するアミノポリシロキサンからなり、このアミノポリシ
    ロキサンに由来する活性水素原子が、1,000を越え
    る分子量を有する活性水素原子含有成分のポリイソシア
    ネートと反応する活性水素原子のうちの50%を越える
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 アミノポリシロキサンが、ポリシロキサ
    ンのケイ素原子に結合した、式 RNH−アルキレン−O− [式中、アルキレンは、1〜8個の炭素原子を有する直
    鎖状または分岐鎖状のアルキレン基であり、Rは、水
    素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C6 シクロアルキルま
    たはECHR″CHR′−(式中、Eは電子吸引性基で
    あり、R′およびR″は独立して水素またはメチルであ
    る)である]によって示される基を少なくとも1個含
    み、このとき、該アミノポリシロキサンがその酸塩を実
    質的に含まない請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Eが、式−CN、−COOR、−CON
    2 、−NO2 、−SORまたはSO2 R(式中、R
    は、水素を除くこと以外、請求項2のものと同じ定義で
    ある)によって示される基である請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 活性水素原子含有主成分がさらに、2〜
    3の官能性および1,500〜8,000の数平均分子
    量を有するポリオールもしくはアミノ基末端ポリオール
    を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ポリイソシアネートと、活性水素原子含
    有主成分と、架橋剤とを、密閉された型の中で反応させ
    て、反応射出成形されたエラストマーを形成する請求項
    1〜4のいずれか一項に記載の方法。
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