JPH05246839A - 液体全身洗浄剤組成物 - Google Patents

液体全身洗浄剤組成物

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JPH05246839A
JPH05246839A JP4675492A JP4675492A JPH05246839A JP H05246839 A JPH05246839 A JP H05246839A JP 4675492 A JP4675492 A JP 4675492A JP 4675492 A JP4675492 A JP 4675492A JP H05246839 A JPH05246839 A JP H05246839A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の成分(a)及び(b)を含有する液体全
身洗浄剤組成物。 (a)5重量%塩化ナトリウム水溶液中での平均粒径が
50〜130μm であり、粒径160μm 以上の粒子を
実質的に含まず、かつ該水溶液中での弾性率が1×10
3 〜5×105 dyne/cm2 である高分子粒子 (b)高級脂肪酸塩 【効果】 この液体全身洗浄剤組成物は、洗浄効果に優
れ、皮膚に対する刺激性が低く、かつ使用時にざらざら
した異和感がなく、さっぱりとした洗い上り感が得られ
るとともに、沈降等を生起せず安定性も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体洗浄剤組成物に関
し、更に詳しくは特定の粒径と弾性率を有する高分子粒
子及び高級脂肪酸塩を含有し、洗浄効果に優れ、皮膚に
対する刺激性が低く、かつ使用時にざらざらした異和感
がなく、さっぱりと洗い上る液体全身洗浄剤組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、物理的(機械的)な洗浄効果を目
的とする粒子含有の洗浄剤が種々知られている。これら
の粒子含有洗浄剤は、粒子が硬質の場合には肌をいため
てしまい、粒子が細かすぎる場合には充分な洗浄効果が
得られない。かかる観点より、ある一定の範囲内の粒径
と弾性率を有する高分子を含有する洗浄剤組成物が提案
されている(特開平2−151693号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この洗
浄剤組成物においては、高い洗浄効果を得る目的で粒径
の大きい高分子を配合すると、粒子の著しい沈降を生ず
るため取扱い性の良い液状組成物が得られ難い。また全
身洗浄剤として用いた場合、使用時のざらざらした異和
感が実用上好まれず、更に洗浄後のさっぱり感において
充分満足いくものではなかった。従って、皮膚に対する
刺激性が低く、使用時のざらざらした異和感がなく、さ
っぱりと洗い上る液体全身洗浄剤の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる状況において、本
発明者らは高分子粒子の粒径及び弾性率と洗浄効果、皮
膚に対する異和感、さっぱり感との関係、並びに高分子
粒子と洗浄活性成分との配合性等について種々検討した
結果、意外にも比較的小さい平均粒径を有し、粒径の大
きいものを実質的に含まず、ある特定の弾性率を有する
高分子粒子と高級脂肪酸塩とを組み合せて用いれば、優
れた洗浄効果を有し、皮膚に対する刺激性が低く、使用
時に異和感がなく、かつさっぱりと洗い上る液体全身洗
浄剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は次の成分(a)及び
(b) (a)5重量%塩化ナトリウム水溶液中での平均粒径が
50〜130μm であり、粒径160μm 以上の粒子を
実質的に含まず、かつ該水溶液中での弾性率が1×10
3 〜5×105 dyne/cm2 である高分子粒子 (b)高級脂肪酸塩を含有する液体全身洗浄剤組成物を
提供するものである。
【0006】本発明に用いられる高分子粒子は5重量%
(以下、単に%という)塩化ナトリウム水溶液中での平
均粒径が50〜130μm 、好ましくは60〜120μ
m であり、粒径160μm 以上の粒子を実質的に含ま
ず、かつ該水溶液中での弾性率が1×103 〜5×10
5 dyne/cm2 、好ましくは1×104 〜2×105 dyne
/cm2 のものである。ここで160μm 以上の粒子を実
質的に含まないとは、160μm 以上の粒子の高分子粒
子全体に占める体積百分率が5.0%未満であることを
いう。平均粒径が50μm 未満では充分な洗浄効果が得
られず、130μm を超える場合又は粒径が160μm
以上の粒子を5%以上含む場合は使用時にざらざらとし
た異和感及び皮膚刺激を生ずるため好ましくない。また
弾性率が1×103 dyne/cm2 未満であると充分な洗浄
効果が得られず、5×105 dyne/cm2 を超えると皮膚
を傷める危険性があり、好ましくない。
【0007】ここで、粒径の測定は、中央に凹部を有す
るプレパラート(血球計算板等)に5%塩化ナトリウム
水溶液を満たし、ここに1時間同水溶液にて膨潤せしめ
た高分子化合物を入れ、カバーガラスで覆い光学顕微鏡
で50〜100倍程度に拡大した写真撮影により行っ
た。また、高分子粒子の弾性率は、5%塩化ナトリウム
水溶液中に1時間以上浸漬した高分子粒子をアルミニウ
ム製試料台上に単層になるように敷きつめて、熱応力測
定装置(セイコー電子工業(株)製、TMA/SS1
0)により、室温で断面積0.71mm2 の円柱状の膨
張、圧縮用サンプルホルダープローブ(石英製)で、あ
らかじめバランスとして3gの荷重をかけ、ここから振
幅1g周期0.005Hzのサインカーブの応力を加え、
その歪みを測定することによって求めた値である。
【0008】高分子粒子の形状は特に限定されないの
で、塊状重合等で得られた高分子を所定の粒径に粉砕し
て用いることもできる。
【0009】本発明で使用する高分子粒子の材料として
は、親水性高分子、親油性高分子の何れも使用でき、ま
たこの2種の高分子を混合して用いることもできる。
【0010】親水性高分子としては、アクリル酸若しく
はメタクリル酸〔以下「(メタ)アクリル酸」と略称す
る〕、(メタ)アクリル酸のナトリウム、アンモニウム
等の塩類、N−置換(メタ)アクリルアミド、2−(メ
タ)アクリロイルエタンスルホン酸又はその塩、スチレ
ンスルホン酸又はその塩、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、メチルビニルエーテル等の単独重合
体又はこれらの単量体を2種以上用いた共重合体の架橋
体;酢酸ビニル−アクリル酸メチル共重合体鹸化物、酢
酸ビニル−マレイン酸モノメチル共重合体鹸化物、イソ
ブチレン−無水マレイン酸共重合体鹸化物等の架橋体;
澱粉−アクリル酸グラフト重合体、多糖類−アクリル酸
グラフト重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合
体の加水分解物等が挙げられる。架橋体を形成させる方
法として、上記単量体又は単量体混合物を、多官能性ビ
ニル単量体、又は分子内に少なくとも2個のビニル基以
外の官能基、例えばエポキシ基等を有する架橋剤と混合
し、公知の方法により重合することにより適当な弾性を
もつ高分子とする方法も挙げられる。また、単独又は共
重合体を得た後、架橋剤を公知の方法により反応させる
ことにより、適当な弾性を有する高分子とすることもで
きる。多官能性ビニル単量体としては例えば、N,N′
−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート等が挙げられ;分子内に少なくとも2
個のビニル基以外の官能基を有する架橋剤としてはグリ
シジルエーテル系等の架橋剤が挙げられ;グリシジルエ
ーテル系としては、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリ
グリシジルエーテル等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。また、生成する重合体の弾性率等の
物性を著しく阻害しない範囲で、上記親水性単量体とス
チレン、(メタ)アクリル酸エステル類等の疎水性単量
体との共重合体を用いることもできるが、好ましい膨潤
率を得る上で親水性単量体の1種又は2種以上から得ら
れる重合体が好ましい。
【0011】これら親水性高分子のうち、5%塩化ナト
リウム水溶液中での膨張率が1.2〜5倍であるものが
特に好ましく用いられる。なお、膨張率は、膨潤後粒径
の乾燥粒径に対する割合で表わす。
【0012】親油性高分子としては、(1)(メタ)ア
クリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸置換アルキル、
脂肪酸ビニルエステル等のガラス転移点が25℃以下の
単独重合体を生成するモノビニル単量体、(2)これら
モノビニル単量体の混合物、又は(3)これらモノビニ
ル単量体とこれらモノビニル単量体に共重合し得る下記
Aのモノビニル単量体及び多官能性ビニル単量体との混
合物を有機溶媒の存在又は非存在下、公知の懸濁重合の
方法により得られた高分子等が挙げられる。
【0013】ここで、アクリル酸アルキルとしては、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸テトラデシル、ア
クリル酸ヘキサデシル等が;アクリル酸置換アルキルと
しては、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸ベ
ンジル等が;メタクリル酸アルキルとしては、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ド
デシル、メタクリル酸ヘキサデシル等が;また脂肪酸ビ
ニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、シクロヘキシル酢酸ビニル等が挙げられる。また、
上記モノビニル単量体に重合し得るAのモノビニル単量
体としては、例えば、スチレン、p−メチルスチレン、
p−クロルスチレン等のスチレン系単量体;メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピ
ル、アクリル酸t−ブチル等のガラス転移点が25℃以
上のホモ重合体を生成する(メタ)アクリル酸エステ
ル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニ
ル等が挙げられ、これらは生成する重合体の弾性率等の
物性を損わない範囲で添加することができる。多官能性
ビニル単量体としては、ジビニルベンゼン、トリビニル
ベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記モノビニル単量体、これらモノビニル単量体
に共重合し得る上記Aのモノビニル単量体を生成重合体
の物性を損わない範囲で添加した単量体と、2−クロル
エチルビニルエーテル、クロルメチルスチレン等のハロ
ゲン化メチル基を有する単量体、グリシジルメタクリレ
ート等のエポキシ基を有する単量体、アクリル酸、メタ
クリル酸等のカルボキシ基を有する単量体等官能基を有
する単量体の1種とを共重合して得た反応性重合体を公
知の方法で架橋せしめた高分子も挙げられる。
【0014】更に、親油性高分子としてはエチレンゴム
(EPM)、プロピレンゴム(EPDM)、天然ゴム、
スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム
(BR)、シリコーンゴム等も使用できる。
【0015】上記の親水性高分子又は親油性高分子の
内、原料の汎用性、弾性率の制御のしやすさを考慮すれ
ば、親水性高分子としては、(メタ)アクリル酸のナト
リウム、アンモニウム等の塩が、また親油性高分子とし
ては(メタ)アクリル酸エステルを含むものが好まし
い。特に、所望の弾性率を得るためには、(メタ)アク
リル酸塩又は(メタ)アクリル酸エステルを含む高分子
が50%以上であることが好ましい。
【0016】また、上記親水性あるいは親油性高分子の
製法は特に限定されるものではなく、重合方法について
は従来公知の塊状重合、(逆相)懸濁重合、溶液重合等
が適宜選択される。更に、重合により得られた高分子粒
子の粒径が160μm 未満であればそのまま使用するこ
ともできるが、160μm 以上の粒子が5%以上含まれ
ている場合は、適宜粉砕、分級を行って所望の粒径とし
た粒子を使用する必要がある。
【0017】これらの(a)成分は、本発明液体全身洗
浄剤組成物中に0.1〜20%、特に0.5〜10%配
合するのが好ましい。
【0018】本発明に用いられる(b)成分である高級
脂肪酸塩としては、例えば炭素数8〜22の脂肪酸の塩
基塩が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸な
どの単一脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混
合脂肪酸の塩基塩を挙げることができる。ここで塩とし
ては、ナトリウム、カリウムなどの無機塩基性塩、アン
モニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールア
ミン塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メ
チルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジ
オール等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン
等の塩基性アミノ酸等を示す。これらの高級脂肪酸塩
(b)は、必ずしも脂肪酸塩として配合する必要はな
く、脂肪酸と塩基を単独に配合して処方系の中で脂肪酸
塩を形成せしめてもよい。また、これらの高級脂肪酸塩
は、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
【0019】本発明液体全身洗浄剤組成物への(b)成
分の配合量は、1〜60%、特に2〜50%が好まし
い。
【0020】本発明液体全身洗浄剤組成物には、更に上
記成分(a)及び(b)以外に種々の界面活性剤を配合
することができる。かかる界面活性剤としては、例え
ば、リン酸エステル類、アシル化アミノ酸類、スルホ琥
珀酸類、タウレート系活性剤等のアニオン系界面活性
剤、アルキルサッカライド類、EO付加型界面活性剤等
の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。就中、リン酸
エステル類、アシル化アミノ酸類、アルキルサッカライ
ド等が皮膚刺激が少なく好ましい。また、起泡性向上剤
としてアミンオキサイド、イミダゾリン系界面活性剤を
用いることも好ましい。
【0021】上記成分の他、洗浄剤に通常用いる通常の
成分、例えば、増粘剤、湿潤剤、着色剤、防腐剤、感触
向上剤、香料、消炎剤、殺菌剤、紫外線吸収剤等を本発
明の効果を損わない範囲で用いることができる。
【0022】本発明の液体全身洗浄剤組成物は、特にボ
ディ洗浄用として用いることが好ましいが、洗顔用に用
いてもよい。また、本発明組成物の剤型は液状又はペー
スト状であり、特に30℃で粘度1万cps 以下の液状の
ものが好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明の液体全身洗浄剤組成物は、洗浄
効果に優れ、皮膚に対する刺激性が低く、かつ使用時に
ざらざらした異和感がなく、さっぱりとした洗い上り感
が得られるとともに、沈降等を生起せず安定性も良好で
ある。
【0024】
【実施例】以下、合成例及び実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0025】合成例1 80%アクリル酸水溶液510gを30%水酸化ナトリ
ウム水溶液360gで温度35℃以下にて中和し、過硫
酸カリウム0.9g、エチレングリコールジグリシジル
エーテル4.1g(アクリル酸に対して1.0%)を添
加溶解した。この単量体水溶液を窒素雰囲気下攪拌しな
がら75℃に保ったエチルセルロース5.0g、シクロ
ヘキサン(1600ml)溶液に1.5時間かけて滴下重
合せしめた。更に、温度70〜75℃で1.0時間攪拌
を続け重合を完了させた。この後、共沸脱水(シクロヘ
キサンは還流)により、シクロヘキサン中に懸濁してい
るポリマー中の水分量を25%にコントロールした後、
シクロヘキサンを除去し、80〜120℃で、減圧下に
て乾燥した。その後、分級を行いポリアクリル酸ナトリ
ウムのビーズ状重合体(5%塩化ナトリウム水溶液中の
平均粒径95μm 、粒径160μm 以上の粒子の体積百
分率4.0%、弾性率2.0×104 dyne/cm2 )を得
た。
【0026】合成例2 合成例1と同様の条件で重合、乾燥した後、粉砕及び分
級を行い、ポリアクリル酸ナトリウムの粒状重合体(5
%塩化ナトリウム水溶液中の平均粒径80μm、粒径1
60μm 以上の粒子の体積百分率1.0%、弾性率2.
0×104 dyne/cm2 )を得た。
【0027】合成例3 ドデシルアクリレート190g、酢酸ビニル10g、ジ
ビニルベンゼン(三共化成工業株式会社製)6g及び過
酸化ラウロイル1.0gを混合溶解した。この単量体溶
液を窒素雰囲気下攪拌しながら70℃に保ったポリビニ
ルアルコール(日本合成化学工業株式会社製,ゴーセノ
ールGH−17)4.66g、イオン交換水461.4
gの水溶液に2時間かけて滴下重合せしめ、80℃まで
系の温度を上昇せしめ、6時間かけ重合を完了させた。
得られた重合体を湿式分級した後、エタノールにて洗浄
精製し架橋アクリル酸ドデシル−酢酸ビニル共重合体の
ビーズ(5%塩化ナトリウム水溶液中の平均粒径100
μm 、粒径160μm 以上の粒子の体積百分率3.0
%、弾性率1.4×105 dyne/cm2 )を得た。
【0028】実施例1 下記表1に記載の配合組成よりなる液体全身洗浄剤組成
物を調製し、これらの洗浄剤組成物について、洗浄力を
下記により測定した。また、使用感を下記の評価方法及
び評価基準に基づいて評価した。その結果を下記表1に
示す。
【0029】(洗浄力の測定方法)乾燥豚皮上に1−
〔(p−フェニルアゾ)−フェニル〕アゾ〔2−ナフト
ール〕で染色した固体脂を直径15mm、厚さ0.1mmに
塗布し、各洗浄剤組成物の10倍希釈水溶液0.5gで
洗浄処理を施し、残った固体脂を有機溶媒に溶かしたも
のを吸光度測定して、未洗浄処理物の固体脂の吸光度測
定値と比較することで洗浄率を求めた。
【0030】(使用感の評価方法及び評価基準)各洗浄
剤組成物について、男女各10名のパネラーに手及び腕
を洗浄させ、その際の官能評価を行った。評価は次の基
準による平均値を算出し、該平均値が2.5以上の場合
を(○)、1.5〜2.5の場合を(△)、1.4以下
の場合を(×)とした。 (1)洗浄時のざらざら感 3:ざらざらしない 2:ややざらざらする 1:ざらざらする (2)使用後のさっぱり感 3:非常にさっぱりする 2:さっぱりする 1:あまりさっぱりしない
【0031】
【表1】
【0032】実施例2 各粒径のポリアクリル酸ナトリウム1%を、30%ヤシ
油脂肪酸トリエタノールアミン水溶液中に分散し、増粘
剤を添加して、液の粘度を1500cpに調製した。それ
から3日後のビーズの沈降状態を肉眼で判定した。その
結果を表2に示す。 判定基準 ○:あまりビーズは沈降していない △:少しビーズが沈降している ×:ビーズがほとんど沈降している
【0033】
【表2】
【0034】実施例3 下記組成の液体全身洗浄剤組成物を調製した。 〔配合組成〕 (%) (1)ラウリン酸トリエタノールアミン 20 (2)ミリスチン酸トリエタノールアミン 5 (3)ラウリルリン酸トリエタノールアミン 10 (4)カルボキシビニルポリマー 0.3 (5)高分子粒子(5%塩化ナトリウム水溶液中の平均粒径 80μm 、粒径160μm 以上の粒子の体積百分率 1.0%、弾性率2.0×104 dyne/cm2 ) 1.5 (6)ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 (7)エタノール 3.0 (8)香料 0.5 (9)精製水 バランス 上記配合組成に従い、加熱水に上記(1)〜(4)成分
を溶解し、冷却後、上記(5)〜(8)成分を添加し、
液体全身洗浄剤組成物を調製した。得られた液体全身洗
浄剤組成物で身体を洗浄したところ、洗浄時にざらつき
感がなく、汚れ落ちが良好でさっぱり仕上がった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b) (a)5重量%塩化ナトリウム水溶液中での平均粒径が
    50〜130μm であり、粒径160μm 以上の粒子を
    実質的に含まず、かつ該水溶液中での弾性率が1×10
    3 〜5×105 dyne/cm2 である高分子粒子 (b)高級脂肪酸塩を含有する液体全身洗浄剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004211074A (ja) * 2002-12-18 2004-07-29 Lion Corp 洗浄剤組成物
JP2006282659A (ja) * 2005-03-08 2006-10-19 Kao Corp 洗浄剤組成物

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