JPH05246647A - 緩衝装置及びそれを使用したエレベーター装置 - Google Patents

緩衝装置及びそれを使用したエレベーター装置

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JPH05246647A
JPH05246647A JP4970392A JP4970392A JPH05246647A JP H05246647 A JPH05246647 A JP H05246647A JP 4970392 A JP4970392 A JP 4970392A JP 4970392 A JP4970392 A JP 4970392A JP H05246647 A JPH05246647 A JP H05246647A
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JP
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shock absorber
contact
plunger
movable contact
fixed
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Application number
JP4970392A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Tanaka
正勝 田中
Seinosuke Yahiro
誠之助 八尋
Kiyoshi Eguchi
清 江口
Satoru Sasaki
悟 佐々木
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/28Buffer-stops for cars, cages, or skips
    • B66B5/288Buffer-stops for cars, cages, or skips with maintenance features

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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩衝装置のプランジャが正規の復帰位置に復
帰していることを確実に検出することを可能にし、緩衝
装置、及び、これを用いたエレベーター装置の信頼性、
安全性の向上を図る。 【構成】 緩衝装置1のプランジャ3の頂部に設けた支
持板8に、支持部材13を固定し、これに可動接点20
が設けられ、この可動接点20と対向させて固定接点2
3が配置されている。プランジャ3は、その下降伴ない
可動接点20を強制的に移動させ、確実に固定接点23
との接触を遮断する。 【効果】 接点の溶着等の場合にも、確実に接点間の遮
断を行うことができ、緩衝装置の未復帰時に復帰が検出
されるという誤動作を防止して、緩衝装置の復帰を確実
に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーター用緩衝装
置及びそれを用いたエレベーター装置に係り、特に、油
圧力により緩衝作用を行う油入緩衝装置に適用して好適
なエレベーター用緩衝装置及びこれを用いたエレベータ
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来技術のエレベーター装置とエ
レベーター装置に使用される緩衝装置の例を図面により
説明する。
【0003】図7はエレベーター装置の基本構造を説明
する図、図8は駆動装置の構成を示す図、図9は昇降路
下部のピットの構造を説明する図である。図7〜図9に
おいて、30は昇降路、31は機械室、32は駆動装
置、33はシーブ、34は電動機、35は乗りかご、3
6は釣合おもり、37はロープ、38は緩衝装置、39
はプランジャ、40はピットである。
【0004】エレベーター装置は、図7、図8に示すよ
うに、駆動用電動機34により駆動される駆動装置32
のシーブ33に、乗かご35と釣合おもり36とがロー
プ37を介してつるべ状に吊り下げられて構成されてい
る。電動機34の駆動力は、駆動装置32に伝達され、
前記シーブ33を駆動することにより乗かご35を昇降
させることができる。
【0005】前述の駆動装置32及び電動機34等は、
エレベーターの昇降路30の項部に設けられた機械室3
1の内部に設置されており、乗かご35及び釣合おもり
36は、昇降路30の中を昇降する。
【0006】一方、前記昇降路30の下部のピット40
内には、図9に示すように、緩衝装置38が設けられ、
前記乗かご35、及び、釣合おもり36が所定の位置よ
り過大に下降した場合にその衝撃を吸収することができ
るようにされている。すなわち、緩衝装置38は、乗か
ご35あるいは釣合おもり36が、過大に降下して緩衝
装置38に衝突し他場合、乗かご35あるいは釣合おも
り36を所定の減速度により安全に減速させ、停止させ
ることができるものである。
【0007】ところで、前述した緩衝装置38に不具合
が発生し、例えば、この緩衝装置が油入緩衝装置であ
り、そのプランジャが所定の位置まで復帰しない状態で
停止し、保守点検も怠って放置されたとすると、緩衝装
置38は、乗かご35が何らかの理由で過大に降下した
場合に、安全に減速させ、停止させることができないと
いう状況に至る可能性がある。
【0008】前述のような危険を回避することのできる
緩衝装置に関する従来技術として、例えば、実開昭53
−34765号公報、実開昭51−105779号公報
等に記載された技術が知られている。
【0009】これらの従来技術は、緩衝装置にプランジ
ャの復帰検出装置を設けるというものであり、次に、こ
の例を図面により説明する。
【0010】図10は復帰検出装置を備えた緩衝装置の
一例の構成を示す図である。図10において、39はプ
ランジャ、41は緩衝装置取付台、42は支持体、43
はスイッチ作動体、44はスイッチ取付体、45はスイ
ッチ、46は作動レバーである。
【0011】図10において、緩衝装置38は、ピット
40内の緩衝装置取付台41上に、乗かご35に対向し
て設けられており、緩衝装置38の支持体42にはスイ
ッチ作動体43が固定されている。また、スイッチ取付
体44が緩衝装置取付台41上に設けられ、スイッチ取
付体44にはスイッチ45が取付けられている。そし
て、前記スイッチ作動体43とスイッチ45の作動レバ
ー46とが係合するように構成されている。
【0012】スイッチ45は、その作動レバー46が、
前記スイッチ作動体43と系合して駆動されることによ
り、プランジャ39が所定の位置に復帰した状態にある
とき、ON状態となり、プランジャ39が作動して、復
帰位置にない場合にOFFの状態にされる。
【0013】これにより、前記緩衝装置は、ブランジャ
39が所定の位置に復帰しないと、前記スイッチ45の
作動レバー46が戻らず、スイッチ45をONの状態と
しない。エレベーター装置は、このスイッチ45の状態
がONとなっている状態でのみ、乗りかご35の運転を
行うことが可能に制御されているため、前述のスイッチ
5は、安全スイッチとしての機能を果たすことができる
ものである。
【0014】しかし、この例の場合、前記スイッチ45
の接点部で、例えば、溶着等を起こすと、前述の動作で
プランジャ39が所定の位置まで復帰していない状態、
すなわち、スイッチ45がOFFの状態でなければなら
ないときであっても前記スイッチ45がONの状態とな
ってしまう。
【0015】このため、前述した緩衝装置は、前述のよ
うな状態が発生した場合、エレベーター装置に、乗りか
ごの運転を行わせてしまうことになり、信頼性、及び、
安全性を充分配慮したものとはいえないものである。
【0016】図11は復帰検出装置を備えた緩衝装置の
他の例の構成を示す図である。図11において、47は
作動体であり、他の符号は図10の場合と同一である。
【0017】この例に示す緩衝装置38は、スイッチ4
5をプランジャ39の動きに合せて作動させる点で、図
10により説明したものと同一あり、前記スイッチ45
を作動するための作動レバー46を鎖状の作動体47に
よって作動させるように構成した点で図10により説明
したものと相違している。
【0018】この例においても、前述したスイッチ45
の接点部の溶着に対する欠点は解決されておらず、さら
に、作動体47の切断等の故障に対して配慮されていな
いものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
プランジャの復帰を検出するスイッチが、その接点部で
溶着等の障害を生じると、エレベーター乗りかごの運転
を停止させることができず、安全性、信頼性に欠けるい
う問題点を有している。
【0020】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、緩衝装置の復帰位置を確実に検出することがで
きる信頼性、安全性の高い緩衝装置を提供し、さらに、
これを使用したエレベーター装置を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、緩衝装置のプランジャの動きと一体となって移動す
る可動接点と、該可動接点と対向する固定側接点とを備
え、これらの接点が、前記緩衝装置のプランジャが所定
位置に復帰したときに接触するようにすることにより達
成される。
【0022】
【作用】緩衝装置のプランジャの動きと一体となって可
動接点が移動するように構成されているため、対向して
設けられている固定側接点と可動接点との接触位置にお
いて仮りに両接点間で溶着が生じた場合、前記緩衝装置
のプランジャが移動すれば、その移動に伴う大きな作用
力により強制的に接点間が引き離され、可動接点が移動
させられてしまうので、接点間は確実に遮断され、確実
にプランジャの復帰状態を検出することができ、かつ、
プランジャが復帰していないにもかかわらず、プランジ
ャの復帰を示す信号を発するという誤動作を確実に防止
することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明による緩衝装置及びそれを使用
したエレベーター装置の一実施例を図面により詳細に説
明する。
【0024】図1は本発明の一実施例が適用される油入
緩衝装置の内部構造を示す断面図、図2は本発明の第1
の実施例の構成を示す側面図、図3は本発明の第1の実
施例の構成を示す正面図である。図1〜図3において、
1は油入緩衝装置、2はシリンダ、3はプランジャ、4
はロッド、5は復帰バネ、6はブッシュ、7は緩衝ゴ
ム、8は支持板、9は作動油、10は噴油孔、11はピ
ット、12は乗りかご、13、13a、13bは支持部
材、14はプレート、15、15a、15bは案内ガイ
ド、16、16’は可動接点、17、17a、17bは
固定接点、18は固定接点ベース、19は取付板であ
る。
【0025】本発明が適用される油入緩衝装置1は、図
1に示すように、シリンダ2、プランジャ3、ロッド
4、復帰バネ5、ブッシュ6、緩衝ゴム7、支持板8に
より構成され、内部に作動油9が封入されて、エレベー
ター昇降路の下部のピット11内に設置されている。
【0026】そして、この緩衝装置1は、エレベーター
の乗かご12が下降し過ぎて、前記緩衝ゴム7に衝突す
ると、プランジャ3がシリンダ2の上部に設けられたブ
ッシュ6に案内されながらシリンダ2内を下降すること
により、衝突による乗りかご12の衝撃を緩和する。こ
の衝突時、前記シリンダ2の内部の作動油9は、前記プ
ランジャ3とロッド4とにより構成された噴油孔10よ
り流出し、この際に発生する油圧力により乗かご12の
下降を減速させ、乗りかご12を停止させる。
【0027】緩衝装置1には、プランジャ3の復帰を検
出するため、図2に示すように、プランジャ3の頂部支
持板8の一部に固着された支持部材13に、プレート1
4を介して可動接点16が設けられ、さらにこれに対向
する位置に固定接点17が設けられて構成されている。
そして、前記支持部材13は、シリンダ2に固着された
ガイド15に案内され、前記プランジャ3の移動に伴っ
て上下に移動するように構成されている。
【0028】図2は前記プランジャ3が所定位置、すな
わち、正規の復帰位置まで復帰した状態を示しており、
緩衝装置1が動作してプランジャ3が下降すると、二点
鎖線にて示すように、前記可動接点16は、可動接点1
6’の位置まで移動するようになっている。
【0029】そして、通常、前記プランジャ3は正規位
置に復帰しているが、この位置において、前記可動接点
16は、これと対向した固定接点17と接触してスイッ
チを構成している。この際、可動接点16と固定接点1
7との間でスイッチがONの状態となるが、前記プラン
ジャ3が下降した場合、これに伴って可動接点16が強
制的に移動させられるので、可動接点16と固定接点1
7との接触が、プランジャ3の動作により直接遮断され
ることになる。
【0030】前記固定接点17は、固定接点ベース18
に固着されており、さらに、この固定接点ベース18
は、取付板19に固着されて前記シリンダ2の一部にこ
の取り付けられている。
【0031】前記プランジャ3の頂部支持板8に固定さ
れた支持部材13は、図3に示すように、2本の支持部
材13a、13bにより構成されており、また、支持部
材13を案内する案内ガイド15も、2組のガイド15
a、15bにより構成されている。そして、前記2本の
支持部材13a、13bは、2組のガイド15a、15
bにより案内されており、これにより、前記支持部材1
3a、13b、プレート14、及び、可動接点16が回
転しないよう拘束されている。
【0032】これは、前記緩衝装置1が動作してプラン
ジャ3が下降する際、内部の作動油の流れの状態変化な
どの理由で前記ブランジャ3が回転しようとするので、
これを防止するための機構である。この結果、前述の回
転は、前記ガイド15と支持部材13との間の間隙量の
みの回転量に抑えることができ、図3に示すように、複
数の支持部材13a、13bを、ガイド15a、15b
で案内するように構成することにより、前記可動接点1
6の回転方向への移動量(ガタ量)を減少させることが
できる。
【0033】この結果、接点部分における押圧量の調整
を容易に行うことが可能となり、かつ、押圧量の変化を
少なくすることができ、接点の信頼性の向上を図ること
ができる。
【0034】固定接点17は、2個の固定接点17a、
17bにより構成されており、また、可動接点16は、
固定接点17と対向する位置にあるとき、前記2個の固
定接点17a、17b相互間を接触させるうよに構成さ
れている。
【0035】すなわち、図3において、可動接点16と
固定接点17とによるスイッチ部は、その電流が、固定
接点17aより可動接点16に流れ、さらに、固定接点
17bに流れることによりスイッチのON状態を作成
し、プランジャ3の移動と共に可動接点16が16’の
位置に移動したとき、OFF状態を作成するように構成
されている。
【0036】これにより、スイッチのON、OFF信号
を引き出すリード線を可動接点側に設ける必要がなくな
り、リード線を固定して支持することができるので、リ
ード線の損傷を防止することができる。
【0037】前述した本発明の第1の実施例は、可動接
点がプランジャ3の下降に伴って強制的に移動させられ
るので、可動接点16と固定接点17との間で、仮りに
接点の溶着現象が発生しとしても、プランジャ3が下降
した場合に、強制的に可動接点16を移動させ、接点を
遮断することができるので、信頼性の高いプランジャの
復帰検出を行うことができる。
【0038】図4は本発明の第2の実施例の構成を示す
側面図である。図4において、20は可動接点、21は
接点部分、22は傾斜面、23は固定接点であり、他の
符号は図1〜図3の場合と同一である。
【0039】この本発明の第2の実施例は、前述した本
発明の第1の実施例と同様に、プランジャ3の頂部に設
けられた支持板8に支持部材13を固定し、プレート1
4を介して可動接点20を取付け、さらに、これと対向
した位置に固定接点23が設けられて構成されている。
【0040】この実施例における可動接点20は、接点
部分21の両側、すなわち、上下側に傾斜面22を設け
構成される。そして、固定接点23は、弾性部材を使用
して構成されている。
【0041】固定接点23は、弾性部材の作用により可
動接点20に対して所定の押圧力を加えることができ、
前記プランジャ3が下降して可動接点20が移動すると
可動接点方向に変位する。その後、前記プランジャ3が
復帰する際に、固定接点23の先端が前記可動接点20
の傾斜面21に接触し、この傾斜面21に沿って弾性変
位した後に可動接点20の接点部分21と接触する。
【0042】前述した構成の本発明の第2の実施例は、
前記プランジャ3の下降した後、前記固定接点23を持
上げて手動復帰させることなく、固定接点を損傷させず
にプランジャ3を復帰させることができる。
【0043】図5は本発明の第3の実施例の構成を示す
側面図である。図5において、24はカバー、26は切
欠き部分であり、他の符号は図4の場合と同一である。
【0044】この本発明の第3の実施例は、図4により
説明した本発明の第2の実施例と同様に、支持部材1
3、プレート14、ガイド15、可動接点20、固定接
点23、固定接点ベース18、及び、取付板19により
構成されている。そして、この実施例は、前記可動接点
20と固定接点23との接触部分を保護するため、カバ
ー24を設けたものである。
【0045】このカバー24は、透明な部材より成り、
前記接点の接触部分を被うように形成され、かつ、下部
に可動接点20のとの干渉を防止するための切欠き部分
が設けられている。
【0046】この本発明の第3の実施例によれば、通常
の点検の際に接点部分の接触状態を目視により点検する
ことができ、かつ、接点部分への塵埃などの堆積を防止
することができる。
【0047】また、前記固定接点ベース18を取付ける
取付板25は、前記可動接点20、及び固定接点23全
体を被うための一部となっており、この取付板25によ
って接点部分の保護を図ることができる。
【0048】図6は本発明の第4の実施例の構成を示す
断面図であり、前述した本発明の実施例による緩衝装置
を用いたエレベーター装置である。図6において、27
は復帰検出装置であり、他の符号は前述までに説明した
従来技術及び本発明の実施例の場合と同一である。
【0049】図示本発明の実施例によるエレベーター装
置は、乗かご12が釣合おもり36とロープ37により
連結され、機械室31に設置された駆動装置32のシー
ブ33に巻掛けられ、つるべ状に吊り下げられて昇降路
30内を昇降するように構成されたものである。そし
て、昇降路30の下部のピット11には、前述により説
明した本発明の第1〜第3の実施例による緩衝装置1が
設けられており、前記乗かご12の下降を緩衝するよう
になっている。
【0050】この緩衝装置1は、プランジャ3の復帰を
検出する復帰検出装置27を備えており、プランジャ3
が正規の復帰位置に復帰している状態のときに、前記復
帰検出装置27のスイッチがON状態となり、エレベー
ター装置が、通常の乗りかごの運転が可能となるよう構
成されている。
【0051】この復帰検出装置は、前述した本発明の第
1〜第3の実施例により説明したプランジャと一体とな
って移動する可動接点と、固定接点とを備えて構成され
たものである。
【0052】この本発明の第4の実施例において、何ら
かの理由により緩衝装置のプランジャ3が下降すると、
前述した実施例に説明したように、復帰検出装置27の
可動接点が強制的に移動させられて、固定接点との接触
が遮断され、スイッチがOFFの状態となる。
【0053】この場合、エレベーター装置は、エレベー
ター駆動装置33を駆動する電動機34の電源を遮断す
るような回路構成を有しているので、乗りかごの運転を
行うことができない。また、仮りに前記復帰検出装置2
7のスイッチ部で接点の溶着が起った場合であっても、
プランジャ3の下降により、確実にスイッチ部をOFF
状態にすることができ、エレベーターの安全性を確保す
ることができる。
【0054】なお、前述した本発明の第1〜第3の実施
例において、スイッチ部の障害が、プランジャ3が正常
な復帰位置にあっても、ONとならないものである場
合、例えば、可動接点、固定接点の一方が破壊されたよ
うな場合、エレベーターの運転を行うことのできないフ
ェールセーフ側の障害となり、エレベーターの安全性を
確保する上での問題とはならない。
【0055】前述した本発明の実施例は、緩衝装置が、
作動油を用いプランジャとシリンダとを備えるものであ
るとして説明したが、本発明は、可動部分の頂部の移動
に伴って移動する可動接点を設けることにより、バネ
式、空気圧式等の他の形式の緩衝装置に対しても適用す
ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、緩
衝装置のプランジャが正規の復帰位置に復帰しているこ
とを確実に検出することができ、かつ、プランジャが下
降した場合に、仮りに検出スイッチ部の接点が溶着現象
を起していても確実に接点を遮断してこれを検出する、
すなわち、プランジャが正規位置に復帰していないこと
を確実に検出することができる。
【0057】本発明によれば、これにより、緩衝装置、
及び、これを用いたエレベーター装置の信頼性、安全性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される油入緩衝装置の
内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の構成を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例の構成を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施例によるエレベーター装置
の構成を示す図である。
【図7】従来技術によるエレベーター装置の基本構造を
説明する図である。
【図8】駆動装置の構成を示す図である。
【図9】昇降路下部のピットの構造を説明する図であ
る。
【図10】従来技術による緩衝装置の一例の構成を示す
図である。
【図11】従来技術による緩衝装置の他の例の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 油入緩衝装置 2 シリンダ 3 プランジャ 8 支持板 5 復帰バネ 12 乗かご 13 支持部材 15 ガイド 16、20 可動接点 17、23 固定接点 18 固定接点ベース 19 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 清 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 佐々木 悟 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突の際の衝撃を緩和するために緩衝力
    を発揮する機構を有する緩衝装置において、緩衝装置の
    可動部分の頂部の移動に伴って移動する可動接点と、前
    記可動部分の頂部が所定の復帰位置にあるとき、前記可
    動接点と接触する固定接点とを備えたことを特徴とする
    緩衝装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝力を発揮する機構が空気を使用
    する機構であることを特徴とする請求項1記載の緩衝装
    置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝力を発揮する機構がバネを使用
    する機構であることを特徴とする請求項1記載の緩衝装
    置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝力を発揮する機構が液体を使用
    する機構であることを特徴とする請求項1記載の緩衝装
    置。
  5. 【請求項5】 内部に作動油を満たしたシリンダと、こ
    のシリンダ内に嵌入した円筒部下端に噴油孔を設けて成
    るプランジャと、下降した前記プランジャを上方に付勢
    する復帰バネとを備えた緩衝装置において、前記プラン
    ジャ項部の移動に伴って移動する可動接点と、前記プラ
    ンジャが所定の位置にあるとき、前記可動接点と接触す
    る固定接点とを備えたことを特徴とする緩衝装置。
  6. 【請求項6】 前記固定接点は、前記シリンダの一部に
    取付けられていることを特徴とする請求項5記載の緩衝
    装置。
  7. 【請求項7】 前記可動接点は、前記プランジャ項部に
    設けられた支持板に固着された支持部材に固定されてい
    ることを特徴とする請求項5または6記載の緩衝装置。
  8. 【請求項8】 前記可動接点を固定する支持部材は、一
    端が前記プランジャ項部の支持板に固着されて複数備え
    られることを特徴とする請求項5、6または7記載の緩
    衝装置。
  9. 【請求項9】 前記可動接点と固定接点が接触する前記
    プランジャの所定位置は、前記プランジャが復帰バネの
    作用力により復帰するプランジャ行程の最大位置である
    ことを特徴とする請求項5ないし8のうち1記載の緩衝
    装置。
  10. 【請求項10】 前記可動接点は、その接点面に隣接す
    る面が傾斜面により構成され、かつ、前記可動接点の移
    動時にこれと対向して配置された固定接点との接触が前
    記傾斜面から接触するようにされていることを特徴とす
    る請求項1ないし9のうち1記載の緩衝装置。
  11. 【請求項11】 前記固定接点の取付部に、前記可動接
    点と固定接点とが接触する部位を被い、かつ、前記可動
    接点の移動経路側に切欠部を設けた保護カバーを取付け
    たことを特徴とする請求項1ないし10のうち1記載の
    緩衝装置。
  12. 【請求項12】 前記保護カバーは、透明の部材により
    構成されていることを特徴とする請求項11記載の緩衝
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のうち1記載の緩
    衝装置を、エレベーター装置用の緩衝装置として使用し
    たことを特徴とするエレベーター装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のうち1記載の緩
    衝装置を、エレベーター装置用の緩衝装置として使用
    し、かつ、前記可動接点と固定接点とが接触した状態で
    エレベーターを運転し、前記可動接点が移動して固定接
    点との接触が解除された状態で、エレベーターが休止状
    態となるようにエレベーターを制御することを特徴とす
    るエレベーター装置。
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