JPH0524643U - 真空供給装置 - Google Patents
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- JPH0524643U JPH0524643U JP072795U JP7279591U JPH0524643U JP H0524643 U JPH0524643 U JP H0524643U JP 072795 U JP072795 U JP 072795U JP 7279591 U JP7279591 U JP 7279591U JP H0524643 U JPH0524643 U JP H0524643U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】方向制御弁のパイロット弁方式を変更する際、
なるべく少ない部品点数を交換するのみで簡単にパイロ
ット弁方式が変更できる真空供給装置を提供することを
目的とする。 【構成】供給弁40を内蔵している弁機構部26は、そ
の上部に第1、第2インタフェィス27、28を挟んで
電磁パイロット弁を有する電磁パイロット弁部29を有
している。このインタフェース27、28を組み換える
ことにより、電磁パイロット弁部29と弁機構部26の
接続する通路を変更することができる。したがって、供
給弁40のパイロット弁方式を簡単に変更できる。
なるべく少ない部品点数を交換するのみで簡単にパイロ
ット弁方式が変更できる真空供給装置を提供することを
目的とする。 【構成】供給弁40を内蔵している弁機構部26は、そ
の上部に第1、第2インタフェィス27、28を挟んで
電磁パイロット弁を有する電磁パイロット弁部29を有
している。このインタフェース27、28を組み換える
ことにより、電磁パイロット弁部29と弁機構部26の
接続する通路を変更することができる。したがって、供
給弁40のパイロット弁方式を簡単に変更できる。
Description
【0001】
本考案は、吸着用パッド等の作業機器に連通して物品の保持あるいは搬送等を 行うための真空供給装置に関し、一層詳細には、方向制御弁のパイロット弁の方 式をダブルソレノイド型、ノルマルオープン型、ノルマルクローズ型等に簡単に 組み換えることが可能な真空供給装置に関する。
【0002】
真空供給装置においては、吸着用パッド等の作業機器に負圧あるいは空気を供 給する方向制御弁である供給弁および真空破壊弁等を備えたブロック体を画成し 、この内部にそれぞれのパイロット弁に対して連通する通路を形成している。 例えば、供給弁のパイロット弁方式をノルマルクローズ型にする場合には、一方 の圧力室には、流体圧が供給されるようにパイロット弁に連通する通路を形成し 、他方の圧力室には、ばねが配設されている。このように供給弁を構成すること により、一方の圧力室に流体圧が供給されないときには、常に他方の圧力室に配 設されたばねの弾発力によって、供給弁が閉成される。
【0003】
このように構成されている真空供給装置は、接続される作業機器の種類等、使 用目的の変更によって方向制御弁のパイロット弁方式が変更になることがある。 この場合、通路が内部に一体的に形成されている場合、この内部通路を変更する ことはできないので、方向制御弁を内蔵しているブロック体ごと交換せざるを得 ない。したがって、ユーザーは、方向制御弁のパイロット弁方式の数だけ、ブロ ック体を備えなければならない。
【0004】 本考案は、この種の問題を解決するためになされたものであって、方向制御弁 のパイロット弁方式を変更する際、なるべく少ない部品点数を交換するのみで簡 単にパイロット弁方式が変更できる真空供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
前記の目的を達成するために、本考案は、吸着用パッド等の作業機器に連通し て物品の保持あるいは搬送等を行うための真空供給装置であって、 圧力流体および負圧の供給および遮断を行う方向制御弁を有する弁機構部と、 該方向制御弁の切換制御を行うパイロット弁を有するパイロット弁部と、 前記弁機構部とパイロット弁部との間に装着され、前記弁機構部とパイロット 弁部とを連通する流体通路を選択的に変更または遮断するプレートと、 を備えることを特徴とする。
【0006】
方向制御弁を有する弁機構部と、パイロット弁部との間にプレートを挟み、該 プレートを変更することにより、方向制御弁とパイロット弁部を連通する流路の 変更が行える。したがって、方向制御弁のパイロット弁方式が容易に変更できる 。
【0007】
本考案に係る真空供給装置について、好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照 しながら以下詳細に説明する。
【0008】 先ず、図1に示すダブルソレノイド型バルブユニット10a、接続プレート1 4、エゼクタ16と圧力検出ユニット18とを一体化したフィルタユニット20 から構成されたエゼクタ仕様の真空供給装置24aについて説明する。この真空 供給装置24aは、図2および図3に示すように構成される。すなわち、バルブ ユニット10aは、矩形体からなる弁機構部26を有し、その上部に電磁パイロ ット弁部29がねじによって装着される。前記弁機構部26の一側面部には接続 プレート14が当接する。弁機構部26側には流体通路に対応してパッキンが装 着されており、平板な接続プレート14に当接することで気密性を保つ。前記弁 機構部26の他側面部には、下部より供給ポート30、パイロット弁供給ポート 32、真空破壊ポート34、パイロット弁排気ポート36が画成されている。前 記パイロット弁供給ポート32と真空破壊ポート34の近傍には螺孔が形成され 、この螺孔に実質的に流量調節弁を構成する弁体38を螺合している。前記弁機 構部26の内部には、軸方向が図面と直交する方向に延在する2ポート2位置型 の供給弁40、真空破壊弁42を配設し、前記供給弁40、真空破壊弁42、ポ ート30、32、34、および36、電磁パイロット弁部29および接続プレー ト14を結ぶ通路が画成されている。パイロット弁供給ポート32に連通する通 路には、チェック弁43aを備える。チェック弁43aは圧縮空気の供給が停止 した場合に、弁体への供給圧力保持時間を延長させるためのものである。また、 チェック弁43bはパイロット弁排気ポート36から背圧がかかるのを防止する ためのものである。
【0009】 供給弁40の構造を図4を参照して説明する。供給弁40は、弁体44と弁座 46からなる。弁体44の両端部の周溝48には、第1と第2の可撓性リング体 50、52が装着され、前記弁体44の中間部には、傾斜面を有する第3の可撓 性リング体54が構成されている。このように構成された供給弁40は、電磁パ イロット弁部29から供給される流体が第1パイロット室56あるいは第2パイ ロット室58に達して弁体44を変位させ、空間60、62を遮断、もしくは連 通する。真空破壊弁42も略同形状に構成されている。
【0010】 前記弁機構部26の上部に第1および第2インタフェース27、28が載置さ れている。該インタフェース27、28は、内部に供給弁40、真空破壊弁42 と後述する第1乃至第3電磁パイロット弁64、66、68を連通する通路を形 成している。
【0011】 該インタフェース27、28を挟んで弁機構部26の上部に設置される電磁パ イロット弁部29は、前記弁機構部26を構成する供給弁40、および真空破壊 弁42のON/OFF動作を行う5ポート2位置型からなる第1電磁パイロット 弁64、第2電磁パイロット弁66、第3電磁パイロット弁68を有する。
【0012】 第1電磁パイロット弁64は、図5に示すように、基本的に電磁弁70a、着 座部72a、パイロット弁本体74a、エンドプレート76aから構成されてい る。着座部72aには、第1ポート78a乃至第5ポート86aが設けられ、パ イロット弁排気ポート36、供給弁40の第2パイロット室58、パイロット弁 供給ポート32、供給弁40の第1パイロット室56、パイロット弁排気ポート 36に各々連通している。
【0013】 第2電磁パイロット弁66は、図6に示すように、基本的に第1電磁パイロッ ト弁64と略同様に構成されているが、パイロット弁本体74bは、固定されて いるので第2ポート80bと第4ポート84bは閉塞される。また、パイロット 弁本体74bの内部に貫通孔88を形成している。
【0014】 第1電磁パイロット弁64と第2電磁パイロット弁66のエンドプレート76 に設けられているそれぞれのパイロット室90a、90bは、孔部92によって 連通している。
【0015】 第3電磁パイロット弁68は、図7に示すように、基本的に第1電磁パイロッ ト弁64と略同様の構成をしているが、パイロット弁本体74cとエンドプレー ト76cが異っているのと、前記エンドプレート76cのパイロット室90cと 着座部の通路130が連通している点が異なっている。
【0016】 前記エゼクタ16は矩形体からなり、図2に示すように、その内部に所定の口 径のノズル部102とこのノズル部102に連接されるディフューザ部104を 有し、前記ディフューザ部104は真空発生部106に連通している。前記ディ フューザ部104は臭いを除去する活性炭を有するフィルタでサイレンサエレメ ントを構成したサイレンサ108を経て外部に連通している。
【0017】 前記エゼクタ16には、負圧を検出し、信号を発して作業機器を制御する圧力 検出ユニット18および真空ポートユニット21が装着されている。前記圧力検 出ユニット18は箱型形状を呈し、その内部に真空スイッチ110が設けられて いる。この真空スイッチ110は、好ましくは、抵抗型あるいは容量型半導体圧 力センサで構成され、真空発生部106で発生する負圧を後述する真空ポート9 6に連通する通路112を介して検出し、作業機器を制御するための信号を発す る。また、圧力検出ユニット18の内部にある基板、例えば、フレキシブル基板 には、マイクロコンピュータ、もしくはワンチップマイコンを用い、電子式圧力 センサの出力信号を得て、圧力設定、圧力調整、警報発生・停止、ON/OFF 動作、ヒシテリシス除去、モード切換、真空発生用ユニットの内部状態モニタの 故障予知機能等を備え、真空発生用ユニット全体の作動状況を含めて制御するこ とが可能である。予め自動的にプログラムに従ってプレ動作させON/OFF設 定を自動設定し、また作動後は他のセンサで検出される基準圧力の変動をフィー ドバックし、設定値を自動的に変更させてもよい。さらに、ファジイ理論を用い て吸着状態の予測制御も可能である。また、上記機能に関して図示しない液晶( カラーLCD)、発光ダイオード(LED)等のデジタル表示装置とともに用い ることもできる。前記圧力検出ユニット18と真空ポートユニット21との境界 面にはフィルタ114が介装されている。
【0018】 真空ポートユニット21は、矩形体形状で、エゼクタ16側の一側面部から可 撓性部材で形成されたチェック弁116、フィルタユニット20へ連通する通路 118と他側面部に設けられた真空ポート96とを有し、前記真空ポート96か ら圧力検出ユニット18へ指向する通路112が画成されている。
【0019】 フィルタユニット20は、圧力検出ユニット18に隣接し、この圧力検出ユニ ット18と真空ポートユニット21に対して固定される。フィルタユニット20 は透明な蓋部材120によってフィルタ本体122を閉塞している。フィルタユ ニット20の内部には、フィルタ本体122が配設されるとともに、このフィル タユニット20は先端部にねじ溝を形成したスタッド124を有する摘み126 で真空ポートユニット21に固着される。したがって、前記摘み126を螺回す ることにより前記フィルタ本体122を交換することが可能である。
【0020】 また、前記フィルタ本体122およびフィルタ114は、真空ポート96から 流入する油分を取り除く吸油エレメントや流入する水分を取り除く疎水性エレメ ント、フッ素樹脂メンブラン、中空糸等の水分分離機能を有するエレメントを用 いたり、また、これらを併用することが可能である。これにより、弁、真空スイ ッチ、サイレンサ等を水分から保護できる。また、ドレン手段を設けてその水分 を排出することも可能である。
【0021】 以上のように構成される真空供給装置24aについて、次にその動作を説明す る。
【0022】 最初に図示しないコンプレッサ等の圧縮空気供給源が付勢され、圧縮空気はバ ルブユニット10aのパイロット弁供給ポート32を通り、弁機構部26の内部 の通路を経て第1電磁パイロット弁64の第3ポート82aに達する。電磁弁7 0aを付勢することにより、圧縮空気は第3ポート82aから電磁弁70aを経 て、パイロット室152aに達してパイロット弁本体74aを図面上右向きに変 位させる(図5参照)。この際、エンドプレート76aのパイロット室90aの 空気は、孔部92を介して第2電磁パイロット弁66のパイロット室90bに達 する。さらに前記空気は、第5ポート86bに到達し、弁機構部26の内部の通 路を経てパイロット弁排気ポート36に排出される(図6参照)。
【0023】 以上のようにして第1電磁パイロット弁64のパイロット弁本体74aが図面 上右向きに変位し、第3ポート82aは、第2ポート80aと連通し、第4ポー ト84aは、第5ポート86aと連通する(図5参照)。したがって、第3ポー ト82aに供給された圧力流体は、第2ポート80aから通路160を介して第 2パイロット室58に達して供給弁40を図面上左方向に変位させる(図8参照 )。すなわち、弁体44が左方向に変位して第3の可撓性リング体54を弁座4 6から離し、空間60と空間62を連通して前記供給弁40を開成する(図4参 照)。その際、第1パイロット室56の空気は、通路128を介して第4ポート 84aに達し、第5ポート86aからパイロット弁排気ポート36に排出される (図5および図8参照)。
【0024】 このようにして供給弁40が開成されるため、バルブユニット10aの供給ポ ート30とエゼクタ16が連通して前記エゼクタ16に圧縮空気が供給される( 図3参照)。こうしてエゼクタ16で負圧が発生し、この負圧により可撓性部材 で形成されたチェック弁116が開き、吸着用パッドの空気を吸引してワークを 吸着する。すなわち、前記負圧によって、真空ポート96側の空気は、塵芥を除 去するフィルタ本体122、通路118を経てチェック弁116を開成し、真空 発生部106を介して、ディフューザ部104に吸引される。
【0025】 その際、真空ポート96から圧力検出ユニット18に連通している通路112 を介して、圧力検出ユニット18の真空スイッチ110は真空ポート96におけ る負圧を測定し、その出力信号で作業機器を制御する。
【0026】 一方、ディフューザ部104に真空ポート96より吸引された空気、およびノ ズル部102より噴出された圧縮空気は、前記ディフューザ部104からサイレ ンサ108を経て外部に排出される(図2および図3参照)。
【0027】 次に、搬送後に吸着用パッドからワークを離脱する場合には、以下に述べるよ うに行う。すなわち、第1電磁パイロット弁64の電磁弁70aを滅勢し、第2 電磁パイロット弁66の電磁弁70bと第3電磁パイロット弁68の電磁弁70 cを付勢する。第2電磁パイロット弁66の電磁弁70bを付勢すると、電磁弁 70aを付勢した場合と同様に、着座部72bの第3ポート82bから電磁弁7 0bに達した圧縮空気は、パイロット弁本体74bを経てエンドプレート76の パイロット室90bから孔部92を介して第1電磁パイロット弁64のエンドプ レート76のパイロット室90aに到達し、第1電磁パイロット弁64のパイロ ット弁本体74aを図面上左方向に変位させる(図5参照)。この変位に伴い第 1電磁パイロット弁64のパイロット室152aの空気(図5参照)は、第5ポ ート86aからバルブユニット10aのパイロット弁排気ポート36に排気され る。
【0028】 以上のようにして第1電磁パイロット弁64のパイロット弁本体74aが図面 上左向きに変位し、第3ポート82aは第4ポート84aと連通し、第2ポート 80aは第1ポート78aと連通する(図5参照)。したがって、第3ポート8 2aに供給された圧力流体は、第4ポート84aから通路128を介して第1パ イロット室56に達して供給弁40を閉成する(図8参照)。その際、第2パイ ロット室58の空気は、通路160を介して第2ポート80aに達し、第1ポー ト78aからバルブユニット10aのパイロット弁排気ポート36へ達して排出 される。したがって、エゼクタ16に圧縮空気が供給されず、負圧が吸着用パッ ドに供給されることはない(図3参照)。
【0029】 第3電磁パイロット弁68の電磁弁70cを付勢すると、第1電磁弁70aと 同様に、着座部72cの第3ポート82cから電磁弁70cに達した圧縮空気は パイロット室152cに到達する(図6参照)。一方、第3ポート82cから供 給される圧縮空気は、同時にエンドプレート76cのパイロット室90cに達す る。上記のようにしてパイロット弁本体74cの両端に達した圧縮空気は、前記 パイロット弁本体74cの両端部の受圧面積の差異(パイロット室152側>パ イロット室90c側)により押圧力に差が生じ、第3電磁パイロット弁68のパ イロット弁本体74cを図面上右向きに変位させる(図7参照)。
【0030】 以上のようにして第3電磁パイロット弁68のパイロット弁本体74cが図面 上右向きに変位し、第3ポート82cは第2ポート80cと連通し、第4ポート 84cは第5ポート86cと連通する。したがって、第3ポート82cに供給さ れた圧力流体は、第2ポート80cから通路164を介して第2パイロット室1 66に達して真空破壊弁42を開成する(図8参照)。その際、第1パイロット 室168の圧力流体は、通路170を介して第4ポート84cに達し、第5ポー ト86cからパイロット弁排気ポート36へ達して排出される。したがって、圧 縮空気は、バルブユニット10aの真空破壊ポート34から真空破壊弁42を介 して真空ポート96に達し、吸着用パッドの負圧状態を素早く解除してワークを 離脱させる(図3参照)。
【0031】 吸着用パッドがワークを離脱した後、再びワークを吸着するまでの間は、第3 電磁パイロット弁68の電磁弁70cを滅勢する。電磁弁70aと同様に、電磁 弁70cが作動するため、第3ポート82cからパイロット室152に供給され る圧縮空気はなく、着座部72cの第3ポート82cから通路130を経てエン ドプレート76cのパイロット室90cに達する圧縮空気により、パイロット弁 本体74cは図面上左向きに変位する(図7参照)。
【0032】 以上のようにして第3電磁パイロット弁68のパイロット弁本体74cが図面 上左向きに変位し、第3ポート82cは第4ポート84cと連通し、第2ポート 80cは第1ポート78cと連通する。したがって、第3ポート82cに供給さ れた圧力流体は、第4ポート84cから通路170を介して真空破壊弁42の第 1パイロット室168に達し、弁体を右方向に変位させて、真空破壊弁42を閉 成する(図8参照)。その際、第2パイロット室166の空気は、通路164を 介して第2ポート80cに達し、第1ポート78cからパイロット弁排気ポート 36へ達して排出される。したがって、真空破壊弁42が閉成しているため、圧 力流体がバルブユニット10aの真空破壊ポート34から真空ポート96に達す ることはない(図3参照)。これにより、例えば、吸着用パッドがワークを離脱 した後に再びワークを吸着するまでの間に圧縮空気を無駄に使うことを阻止でき る。
【0033】 また、第1電磁パイロット弁64と第2電磁パイロット弁66をエンドプレー ト76aで連通してダブルソレノイド型としているため、停電時にもパイロット 弁本体74aは切り換わることなく、例えワークを吸着搬送中に停電しても吸着 状態が解除されることなく、吸着用パッドからワークが落下するおそれはない。
【0034】 次に第2実施例として、真空ポンプ仕様の真空供給装置24bについて説明す る。なお、第1実施例と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細 な説明を省略する。
【0035】 エゼクタ仕様の真空供給装置24aは、容易に真空ポンプ仕様の真空供給装置 24bに組み換え可能である。すなわち、真空供給装置24aからエゼクタ16 を取り除き、バルブユニット10aの供給ポート30に真空ポンプを接続するこ とにより真空ポンプ仕様の真空供給装置24bとなる(図9および図10参照) 。
【0036】 真空供給装置24bも真空供給装置24aと同様に、パイロット弁供給ポート 32から供給された圧力流体が第1電磁パイロット弁64を経て、供給弁40を 開成する。したがって、真空ポンプと真空ポート96が連通し、負圧が吸着用パ ッド等の作業機器に供給され、ワークを吸着する。吸入される空気は、フィルタ 本体122、通路118、チェック弁116を経て、供給ポート30から真空ポ ンプに達する(図10参照)。他の動作は、エゼクタ仕様の真空供給装置24a と全く同様である。
【0037】 このように構成される真空供給装置24a、24bは、供給弁40のパイロッ ト弁方式をダブルソレノイド型からノルマルクローズ型に変更することがある。
【0038】 この場合には、先ず、真空供給装置24aの弁機構部26の上部に載置されて る3個の電磁パイロット弁64、66、68に換えて第3電磁パイロット弁68 と同型の第1、第2電磁パイロット弁200、202が載置される(図11参照 )。また、供給弁40を収納しているバルブユニット10aの蓋204を取り外 して、供給弁40の第1パイロット室56にばね206a(図4破線部参照)を 挿入する。さらに、第1、第2インタフェース27、28を組み換えて、第1パ イロット室56に連通する通路128に第1電磁パイロット弁200から空気が 流入しないように遮断する(図8および図12参照)。
【0039】 このように構成された真空供給装置24cは、図8および図12に示すように 、第1電磁パイロット弁200を付勢することにより、真空供給装置24aと同 様に、第2パイロット室58に圧縮空気が達し、供給弁40が開成する。一方、 第1電磁パイロット弁200を滅勢するとばね206aの弾発力により弁体44 が図面上右方向に変位して供給弁40を閉成させる(図4参照)。
【0040】 他の動作は、真空供給装置24aと同一である。
【0041】 さらに供給弁40のパイロット弁方式をノルマルクローズ型からノルマルオー プン型に変更する場合には、バルブユニット10aの蓋204を取り外して第1 パイロット室56のばね206aを第2パイロット室58に移す(図4破線部参 照)。また、第1、第2インタフェース27、28を組み換えて、第2パイロッ ト室58に連通する通路128に第1電磁パイロット弁200から空気が流入し ないように遮断する(図8および図13参照)。
【0042】 このように構成された真空供給装置24dは、図13に示すように、第1電磁 パイロット弁200を付勢しても供給弁40に圧縮空気が達することはない。し かしながら、ばね206aの弾発力により、供給弁40が開成する。一方、第1 電磁パイロット弁200を滅勢すると第1電磁パイロット弁200から圧縮空気 が供給弁40の第1パイロット室56に達し、弁体44を図面上右方向に変位さ せて供給弁40を閉成させる。
【0043】 他の動作は、真空供給装置24aと同一である。
【0044】 このように、真空供給装置24a乃至24dでは、第1、第2インタフェース 27、28、電磁パイロット弁64、66、68、200、202を適宜、交換 することにより、また、ばね206を供給弁40の第1、第2パイロット室56 、58に挿入することにより、簡単に少ない部品交換でパイロット弁方式をダブ ルソレノイド型、ノルマルクローズ型、ノルマルオープン型に変更できる。
【0045】
本考案に係る真空供給装置によれば、以下の効果が得られる。
【0046】 すなわち、方向制御弁を有する弁機構部と、パイロット弁部との間にプレート を挟み、該プレートを交換することにより、方向制御弁とパイロット弁部を連通 する流路の変更が行える。したがって、方向制御弁のパイロット弁方式を使用目 的に合わせて容易に変更できる。
【図1】本考案に係る真空供給装置の斜視図である。
【図2】本考案に係る真空供給装置の断面図である。
【図3】本考案に係る真空供給装置の流体回路図であ
る。
る。
【図4】本考案に係る真空供給装置の供給弁の断面図で
ある。
ある。
【図5】本考案に係る真空供給装置の第1電磁パイロッ
ト弁の断面図である。
ト弁の断面図である。
【図6】本考案に係る真空供給装置の第2電磁パイロッ
ト弁の断面図である。
ト弁の断面図である。
【図7】本考案に係る真空供給装置の第3電磁パイロッ
ト弁の断面図である。
ト弁の断面図である。
【図8】本考案に係る真空供給装置のバルブユニットの
一部断面図である。
一部断面図である。
【図9】本考案に係る真空ポンプ仕様の真空供給装置の
断面図である。
断面図である。
【図10】本考案に係る真空ポンプ仕様の真空供給装置
の流体回路説明図である。
の流体回路説明図である。
【図11】本考案に係る真空供給装置の斜視図である。
【図12】本考案に係る真空供給装置の流体回路図であ
る。
る。
【図13】本考案に係る真空供給装置の流体回路図であ
る。
る。
10…バルブユニット 16…エゼクタ 18…圧力検出ユニット 20…フィルタユニット 24…真空供給装置 26…弁機構部 27…第1インタフェース 28…第2インタフェース 29…電磁パイロット弁部
Claims (1)
- 【請求項1】吸着用パッド等の作業機器に連通して物品
の保持あるいは搬送等を行うための真空供給装置であっ
て、 圧力流体および負圧の供給および遮断を行う方向制御弁
を有する弁機構部と、 該方向制御弁の切換制御を行うパイロット弁を有するパ
イロット弁部と、 前記弁機構部とパイロット弁部との間に装着され、前記
弁機構部とパイロット弁部とを連通する流体通路を選択
的に変更または遮断するプレートと、 を備えることを特徴とする真空供給装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP072795U JPH0524643U (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 真空供給装置 |
US07/851,540 US5320497A (en) | 1991-06-26 | 1992-03-13 | Vacuum feeding apparatus |
GB9205811A GB2257412B (en) | 1991-06-26 | 1992-03-17 | Vacuum feeding apparatus |
FR9203404A FR2678344B1 (fr) | 1991-06-26 | 1992-03-20 | Appareil d'alimentation en vide compose de modules pouvant etre combines. |
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JPH0524643U true JPH0524643U (ja) | 1993-03-30 |
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ID=13499685
Family Applications (1)
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JP072795U Pending JPH0524643U (ja) | 1991-06-26 | 1991-09-10 | 真空供給装置 |
Country Status (1)
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-
1991
- 1991-09-10 JP JP072795U patent/JPH0524643U/ja active Pending
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