JPH05245Y2 - - Google Patents

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JPH05245Y2
JPH05245Y2 JP1987091291U JP9129187U JPH05245Y2 JP H05245 Y2 JPH05245 Y2 JP H05245Y2 JP 1987091291 U JP1987091291 U JP 1987091291U JP 9129187 U JP9129187 U JP 9129187U JP H05245 Y2 JPH05245 Y2 JP H05245Y2
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cleaning
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属帯を連続通板し、任意の処理を
施すプロセツシングライン中に配置されたテンシ
ヨンブライドルロール(以下、単にブライドルロ
ールということがある)において、通板する金属
帯の表面品質を低下させることがないように、当
該ブライドルロール表面に付着する異物や汚れを
運転しながら簡単且つ安全に除去することのでき
る清掃装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、金属帯を連続通板して、任意の加工処
理を施すプロセツシングライン中には、ライン全
長に渡るかもしくはライン中のある範囲間におい
て、金属帯に張力を付与する必要があつて、この
張力付与手段としてブライドルロールがよく用い
られている。
このブライドルロールは、ロールと、ロールに
接する金属帯との間に生ずる摩擦力を応用して、
ライン中を通板する金属帯に張力を付与するので
あるが、このためにライン中に配置された他のロ
ールよりも取り分けて、このロール表面に金属帯
が強く圧着されるのである。
一方、このブライドルロール表面には、金属帯
により持ち込まれる金属粉、布粉、紙粉、ゴミ等
の異物および汚れや工場建物内の塵埃などによつ
て異物や汚れが付着する。
このように、ブライドルロール表面に金属帯が
強く圧着されながら通板される条件下にあつて、
このロール表面に付着した異物や汚れは、通板さ
れる金属帯の表面に凹状の押し込み疵とか汚れと
かを発生させ表面品質を低下させる原因となるの
で、どうしてもこれを除去しロール表面を清掃す
る必要があつた。
従来、このようなブライドルロール表面に付着
した異物や汚れを除去し清掃するには、ラインの
運転を停止して手作業による除去作業を行なつて
いたのである。
この手作業による除去作業は、ラインの運転を
停止して行なつても非常に困難で作業性が悪く、
不安全且つ低能率であり、そして何よりも問題な
のはライン停止によつて通板する金属帯の品質お
よびラインの生産能率を低下させることであつ
た。
また、この金属帯の品質やラインの生産能率を
下げまいとしてロール表面の清掃頻度を下げる
と、通板する金属帯に前述した押し込み疵などの
表面疵が発生して製造歩留や製品価値を著しく低
下させていた。
そこで、このような問題点の多い手作業による
清掃作業をやめて、ラインを運転しながらより簡
単且つ安全に行なうために、本考案を出願するの
と同じ実願人が、ほゞ同じ目的を達成するところ
の実願昭61−136644に示す装置を提案したのであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来技術および最近の金属帯製品の
要求事情において、次のような問題点がある。
従来技術において触れたように、基本的には
ブライドルロール表面の手作業による清掃作業
をやめて、この作業によつて生ずる数々の問題
点を解決することにある。
前述の実願昭61−136644に示す提案装置は、
前記項で述べた手作業による清掃作業の各問
題点を解決してくれるが、通板する金属帯を巻
き付けて回転する多数のロール群から構成され
ているブライドルロール部及びその内部は、一
般に暗くて物理的に狭い空間しかないので、大
掛りで複雑な装置を配置できず、またその装置
の点検や修理もおいそれといかず不十分であ
り、より簡単且つ安全に然も殆んど故障知らず
に行なえるものがさらに要求されるのである。
近年、例えばIC回路のリードフレーム材な
どの用途に、板厚が0.3mm以下の極薄金属帯の
要望が高まつてきている。このような極薄金属
帯をプロセツシングラインで加工処理する場
合、ライン中に配置されたブライドルロール表
面に付着した異物は、通板する極薄金属帯の表
面のみならず、その裏面まで突抜けて確認でき
るような程度のひどい押し込み疵が発生し、し
かもこの疵がロールピツチ状に発生するに至つ
ては製品にならず、通板した極薄金属帯を屑化
せざるを得ないのである。このように、極薄金
属帯の製造においては、特にブライドルロール
表面に付着する異物や汚れを除去する清掃装置
が望まれるのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述の従来技術の問題点を解決し
て、ブライドルロール表面に付着する異物や汚れ
をライン停止することなく、簡単且つ安全に、然
も殆んど故障知らずに、除去する清掃装置を提供
することを目的に検討した結果、ブライドルロー
ルの胴長とほぼ同じで殆んど自らの自重でもつて
軽く圧着すると共にそのロール周速に追従しなが
ら駆動されずに軽く回転するように小径且つ軽量
のタツチロールを構成し、尚且つこのタツチロー
ルの外周面に弾力性を有し粘着物質を含浸させた
高分子材料層を形成して、かかる異物や汚れをタ
ツチロール自らの粘着物質による粘着作用により
ロール表面側に移し取りながら除去し清掃する清
掃装置を得て、完成されたものである。
すなわち本考案は、プロセツシングラインに配
置されたテンシヨンブライドルロールの表面に付
着する異物や汚れをタツチロール自らのロール表
面に移し取りながら除去し清掃するタツチロール
を備える清掃装置であつて、 当該タツチロールが、該テンシヨンブライドル
ロールのロール周速に追従しながら駆動されずに
回転するロールであり、該テンシヨンブライドル
ロールの胴長と同じかまたは若干長目に形成され
ていて、タツチロール軸の両端部に固着されたベ
アリングにより追従回転する薄肉円筒状ロール胴
体を有すると共に該薄肉円筒状ロール胴体の外周
面全体に弾力性を有し粘着物質を含浸させた高分
子材料層を有していることを特徴とする金属帯の
プロセツシングラインに配置されたテンシヨンブ
ライドルロール表面の清掃装置に関するものであ
る。
〔構成の説明〕
以下、本考案に係るテンシヨンブライドルロー
ル表面の清掃装置を図面によつて詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係るブライドルロール表面の
清掃装置の1実施例を示す概略側面図、第2図は
同じく平面図、第3図は第1図のA−A線におけ
るタツチロール断面図である。
図面中、Sは任意の加工処理を施すプロセツシ
ングライン中を通板する金属帯であつて、ライン
中に配置されたブライドルロール6により張力を
付与されている。このブライドルロール6の表面
には、ロールに接する金属帯Sを傷めずに、金属
帯との間に生ずる摩擦力を大きくすることによつ
て金属帯に大きな張力を付与することができるよ
うに、硬質のウレタン系、ニトリル系などの合成
ゴム6aがライニングされている。
このようなブライドルロール6にその清掃装置
1が配置されるのである。
この清掃装置1は、ライン両側の基礎ブロツク
(図示していない)に取付けられた基礎金具5に
ピン4によつて回動自在に係止された支持アーム
3と、そのアーム3に回転自在に係止されたタツ
チロール2とからなるのである。そして、タツチ
ロール2は、第3図に示すように、支持アーム3
に係止されたロール軸2aの両端にベアリング2
bが固着され、このベアリング2bに円筒状ロー
ル胴体2cが固着されており、さらにこの極力薄
肉に準備したロール胴体2cの外周面全体に高分
子材料層2dが形成されている。また、この高分
子材料層2dとしては、弾力性を有し粘着物質を
含浸または含有した合成ゴムなど高分子材料が用
いられ、具体的に例えばアクリル酸アルキルエス
テルモノマーを主体とした樹脂系粘着物質にその
他架橋剤を加えてポリマーを形成させたものなど
が用いられるのである。
〔作用〕
以上に述べた清掃装置1のタツチロール2は、
ピン4を中心に回動しロール自重によつてブライ
ドルロール6表面に圧着し、このブライドルロー
ル6の周速に追従しながらロール軸2aの両端に
固着されたベアリング2bにより軽く回転する。
このようにブライドルロール6に圧着し格別な駆
動装置により駆動されることもなく軽量で然も軽
く追従回転するタツチロール2において、その外
周面の高分子材料層2dに含有された粘着物質
が、ブライドルロール6表面に付着する異物や汚
れをタツチロール2表面側へ移し取り除去するこ
とができるのである。
そして、異物や汚れによつてタツチロール2表
面が汚れた場合、またタツチロール2表面の粘着
力が低下してきた場合には、シンナ,トルエンな
どの溶剤でロール表面を清掃すれば元通りに回復
させることができて、タツチロール2を繰返し使
用することができるのである。
前述の如く、この清掃装置1は非常に簡単な構
造であり、しかもタツチロール2寸法を小さく且
つこれを軽量化しておけば、タツチロール2はこ
の装置1に対して非常に簡単且つ容易に着脱し交
換できるのである。
なお、ブライドルロール6に清掃装置1のタツ
チロール2を圧着する手段として、ロール2の自
重を利用する方法を説明したが、圧着手段はこれ
に限られるものではなく、シリンダやバネなどを
利用した圧着手段を採用することもできるのであ
る。
〔実施例〕
第4図〜第6図にプロセツシングライン中に配
置された各種テンシヨンブライドルロールに対し
て、配置された清掃装置の実施例を示す。
700〜1200mmφのブライドルロールに対して、
100〜150mmφのタツチロールを有する清掃装置を
配置した。
タツチロールは、例えば、直径100mmφ、胴長
1300mm、高分子材料層の肉厚15mm(同材の高分子
ゴム硬度……Hs10〜15)程度のもので、ロール
自重が約10Kgのものを使用した。具体的には、商
品名「クリーナーホワイト」(株式会社加貫ロー
ラ製作所製)のタツチロールを採用して、各種ブ
ライドルロールを非常に簡単、容易に且つ安価に
清掃することができた。
〔効果〕
以上に述べたように、本考案に係るブライドル
ロール表面の清掃装置は簡単な構成と作用をなす
ものであるが、従来のものと違つて次のような効
果を有する。
1 手作業による清掃作業をやめることができ
て、より簡単容易で、安全且つ能率的な清掃を
行なうことができる。
2 清掃作業をラインの運転を停止することな
く、運転中に自動的にまた連続的に実施するこ
とができ、しかもロール表面に付着する異物や
汚れを全面清掃することができるので、時間
的、物的ロスがなく、ラインの生産性の向上を
図ることができる。また、ライン停止によつて
生ずる通板金属帯の品質低下も防止できる。
3 清掃用ロールであるタツチロールは、清掃対
象であるブライドルロールを全く傷めずに然も
タツチロールの他には何も必要とせずに、動力
も全く使用しないで、ロール表面の汚れを簡単
容易に除去しながら繰返し使用できるととも
に、ロール交換も簡単容易にできて、非常に経
済的な清掃作業が行なえる。
4 そして、何よりも通板する金属帯に押し込み
疵や汚れなどの表面欠陥が発生するのを防止す
ることができて、金属帯の製品品質や製造歩留
を著しく向上させることができる。
特に極薄金属帯を品質よく安定製造することが
できる工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るテンシヨンブライドルロ
ール表面の清掃装置の1実施例を示す概略側面
図、第2図は同じく平面図、第3図は第1図のA
−A線におけるタツチロール断面図である。第4
図〜第6図は各種テンシヨンブライドルロール表
面を清掃する装置を示す他の実施例説明図であ
る。 S……金属帯、1……清掃装置、2……タツチ
ロール、2a……ロール軸、2b……ベアリン
グ、2c……円筒状ロール胴体、2d……高分子
材料層、3……支持アーム、4……ピン、5……
取付基礎金具、6……テンシヨンブライドルロー
ル、6a……ライニング材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プロセツシングラインに配置されたテンシヨン
    ブライドルロール6の表面に圧着し回転して、該
    ロール6の表面に付着する異物や汚れをタツチロ
    ール自らのロール表面に移し取りながら除去し清
    掃するタツチロール2を備える清掃装置1であつ
    て、 当該タツチロール2が、該テンシヨンブライド
    ルロール6のロール周速に追従しながら駆動され
    ずに回転するロールであり、該ロール6の胴長と
    同じかまたは若干長目に形成されていて、ロール
    軸2aの両端部に固着されたベアリング2bによ
    り追従回転する薄肉円筒状ロール胴体2cを有す
    ると共に該薄肉円筒状ロール胴体の外周面に弾力
    性を有し粘着物質を含浸させた高分子材料層2d
    を有していることを特徴とする金属帯のプロセツ
    シングラインに配置されたテンシヨンブライドル
    ロール表面の清掃装置。
JP1987091291U 1987-06-16 1987-06-16 Expired - Lifetime JPH05245Y2 (ja)

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JP1987091291U JPH05245Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987091291U JPH05245Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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Publication Number Publication Date
JPS63202413U JPS63202413U (ja) 1988-12-27
JPH05245Y2 true JPH05245Y2 (ja) 1993-01-06

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ID=30951942

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JP1987091291U Expired - Lifetime JPH05245Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072245B2 (ja) * 1988-04-01 1995-01-18 住友金属工業株式会社 金属箔帯の水切りロール装置および水切り法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55138084A (en) * 1979-04-11 1980-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Purifier for surface of roll

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JPS55138084A (en) * 1979-04-11 1980-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Purifier for surface of roll

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