JPH0524531U - 米 袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 すべり難いプラスチックフィルム製の米袋を
得る。 【構成】 袋１の表面にすべり止め用のオーバーコート
２を施す。 【効果】 袋１がすべり難いため、積み重ねた際にすべ
らない。又、コンベアー輸送或いはパレット内に整然と
米袋を納める際に方向がよく定まる。この結果、自動的
手段で、能率よく米のパレット梱包ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、米を包装するプラスチックフィルム製の袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

５ｋｇ或いは１０ｋｇ、２０ｋｇといったように米を包装するために製袋され たプラスチックフィルム製の袋は、通常伝統的なかます形状をしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、特に真空包装したものにおいて積み重ねた際にすべり易く、又、米 を自動充填して密封し、これを流通に供するためにコンベアーを経由して輸送用 のパレット内に納める場合、コンベアー上の継ぎ合わせ部分及びパレット内に整 然と並べる際に、袋がすべってその方向性が定まらないという欠点がある。

【０００４】 本考案の目的は、積み重ねた際にすべり難く、自動充填してコンベアー輸送し たり、輸送用パレットに納める際に整然とその方向が定まる米袋を提供すること である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る米袋は、袋の表面の全部又は一部に、すべり止め用のオーバーコ ートを施したことが特徴である。

【０００６】

【作用】

袋の表面にすべり止め用のオーバーコートを施すと、袋はすべり難くなり、積 み重ねが自由にでき、又、自動充填してコンベアー輸送したり、パレット内に整 然と並べる際に、袋がすべって方向が定まらなくなるという心配がない。

【０００７】

【実施例】 １は内部に米を真空充填した米袋にして、この米袋１の表面にはポリアミド樹 脂系のノンスリップワニスを用いたオーバーコート剤が全体にオーバーコート２ されている。なお、このオーバーコート２は図２、図３に示すように袋の表面の 一部でもよい。

【０００８】 ３は袋の四隅において、角に米が入り込んでこの角にピンホールが発生したり しないように、四隅を塞ぐために施されたコーナーシールである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上のように主として米袋において、その表面にすべり止め用のオー バーコートを施したので、積み重ねた際にすべり難く、又コンベアー或いはパレ ットに整然と並べる際に袋がすべって方向が定まらないという欠点がなくなる。

【００１０】 この結果、自動充填後、自動的手段で能率よくパレット梱包ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る袋の斜視図。

【図２】部分的にオーバーコートを施した袋の実施例
図。

【図３】部分的にオーバーコートを施した袋の実施例
図。

【符号の説明】

１ 袋 ２ オーバーコート ３ コーナーシール

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面にすべり止め用のオーバーコートを
   施して成る米袋。
2. 【請求項２】 表面に部分的なすべり止め用のオーバー
   コートを施して成る米袋。
3. 【請求項３】 すべり止め用のオーバーコートを施した
   米袋がパレット輸送用に供される請求項１及び請求項２
   記載の米袋。