JPH05245156A - レーザビーム照射装置と経皮的器具挿入装置 - Google Patents

レーザビーム照射装置と経皮的器具挿入装置

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JPH05245156A
JPH05245156A JP3013985A JP1398591A JPH05245156A JP H05245156 A JPH05245156 A JP H05245156A JP 3013985 A JP3013985 A JP 3013985A JP 1398591 A JP1398591 A JP 1398591A JP H05245156 A JPH05245156 A JP H05245156A
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JP
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laser beam
tube
optical guide
guide means
beam irradiation
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JP3013985A
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Tor G Larsen
トーア・ジー・ラーセン
Alan L Grantz
アラン・エル・グランツ
David A Gollnick
デイビッド・エイ・ゴルニック
Peter S Hertzmann
ピーター・エス・ハーツマン
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Laserscope Inc
Original Assignee
Laserscope Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】レーザを用いて経皮的椎間板切除を行なう際に
器具を挿入するための手段を提供する。 【構成】レーザを用いて経皮的椎間板切除を行なう際に
器具を挿入するための手段は、レーザビームを案内する
ための光学ガイド手段をヘルニアを起こした椎間板領域
内に導入するための細長いチューブ104を備え、該チ
ューブは、光学ガイド手段から発せられたレーザビーム
が少なくともチューブの一部分と整合しないような形状
を有する。これにより蒸発させるべき領域内にレーザビ
ームを効果的に案内するためにヘルニアを起こした椎間
板の核内に光学ガイド手段を正確に配置することが容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】脊椎の或る腰椎内の髄核を蒸発さ
せるためにレーザエネルギを用いて経皮的椎間板切除を
行なうために必要な器具を挿入するための手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の機械的補助による経皮的腰部の椎
間板切除術が、腰椎の椎間板ヘルニアによって生じる脚
部の痛み(坐骨神経痛)の処置方法として使用されてい
る。腰部の脊柱は、図1に示されるように、第1端部に
ある移行部胸椎1に向けて上方に延長しかつ第2端部に
ある仙骨3に向けて下方に延長する5個の椎骨で構成さ
れる。各腰椎間及び腰椎と仙骨との間には軟骨性の椎間
板がある。各椎間板は、第2図に示されるように、中央
にある内側のゼラチン状材料(髄核)を包囲しかつ緊密
に縛るようにした外側の円形構造(線維輪)2を有す
る。この線維輪2は、互いに斜めに交差するように見え
る同心上の線維で作られている。血管及び神経は、前記
髄核を全く通っていない。
【0003】通常、年を経ると共に前記線維輪が退化し
始める。この退化のために、脊柱に圧力が加わると個々
の線維が断裂する。断裂した線維によって、髄核が線維
輪の中を移動し、かつ膨隆部5が髄核から外向きに生じ
得るような有窓が形成されることになる。この膨隆した
椎間板が隣接する神経根6を圧迫すると、図3Aに示さ
れるように坐骨神経痛が発生する。
【0004】小さいカニューレを介して握持用鉗子を用
いて前記髄核の一部分を除去することによって、坐骨神
経痛を表す徴候を示す大多数の患者に於て痛みが非常に
良好に緩和されることが従来より証明されている。一旦
髄核の一部分が取り除かれると、図3Bに示されるよう
に、残りの髄核が圧迫点から収縮するので、痛みを生じ
させる神経根に対する圧迫が無くなる。日本のトーデン
・ホスピタル(TodenHospital)1975、5:5−1
3のヒジカタ・エス.、ヤマギシ・エム,ナカヤマ・テ
ィー.、オオモリ・ケイ.による論文「パーキュテニア
ス・ディスケトミー:ア・ニュー・トリートメント・フ
ォー・ランバー・ディスク・ヘルニエイション」(Perc
utaneous Diskectomy:A New Treatment for Lumbar Dis
k Herniation)を参照。このヒジカタ他による論文以
降、小腰椎及び経皮的腰部椎間板切除術のための機械的
鉗子が、坐骨神経痛の痛みを解消することに関連して開
発されている。
【0005】1983年1月25日発行のゴールド(Go
ald )の米国特許第4,369,788号明細書には、
このような小腰部椎間板手術のためのアリゲータジョー
を有する鉗子手段の一例が教示されている。この鉗子
は、小腰部椎間板手術の際にその操作を容易にするよう
に外科医が逆のバックハンドで握持できるようになって
いる。小腰部椎間板手術の場合には、前記鉗子を挿入し
かつ手術を行うために患者を約2.5cm(1インチ)
切開する。
【0006】1985年10月8日に発行されたジェイ
コブソン(Jacobson)の米国特許第4,545,374
号明細書には、経皮的椎間板切除を行うための方法及び
器具が開示されている。このジェイコブソンによって教
示される器具及びその使用が図4乃至図10に示されて
おり、図4に示されるように肉体組織の中に穿刺しかつ
拡げるために一対の半ば尖った刃21と、前記刃を開閉
するための回動可能にヒンジ結合されたハンドル22と
を有するスペキュラ20を備える。スペキュラ20は、
3mm以下の直径を有する図示されない脊椎用針のよう
な細長い部材に沿って該スペキュラを案内するためのガ
イド手段を有する。このガイド手段は、前記脊椎用針を
通過させ得るあらゆる形状の孔に形成することができ
る。また、ジェイコブソンは、図5に示されるようなカ
ニューレ30を教示している。カニューレ30は、肉体
外部から肉体内部へ器具を挿通させるために孔32を有
する円筒状の器具である。カニューレ30は、異なる寸
法及び形状の器具を通過させ得るように楕円形の断面を
有する。また、カニューレ30は、椎間板に錨着される
ようにアンカ手段を有する。ジェイコブソンは、図6及
び図7に示されるように、カニューレ30の中に挿入さ
れるトロカール40の使用を教示している。トロカール
40は軸41とカラー42とを有する。軸41は、カラ
ー42が配置された位置までカニューレ30の孔42内
に嵌入される。カラー42は、軸41を孔32内に様々
な長さで調整可能に挿入し得るように調整可能である。
トロカール40の軸41は、一方の端部に於て肉体組織
内に錨着される位置45まで先細に形成されている。図
8に示されるように、刃付端部53、54と該刃付端部
の反対側の端部にあるハンドル51とを有するナイフ5
0をカニューレ30の中に挿入することができる。刃付
端部53、54は、椎間板の髄核をより迅速にかつ効率
的に部分切除し得るように、湾曲されているが、これは
湾曲した切開通路に沿って使用されるからである。分断
された椎間板髄核材料を除去するための骨鉗子60が、
ナイフ50を取り外した後に前記カニューレ内に挿入さ
れる。骨鉗子60は、枢軸63によってその端部近傍で
回動可能に結合された鋏状のハンドル61、62とジョ
ー68、69とを有し、ハンドル61、62を拡げるこ
とによってジョー68、69が開き、かつハンドル6
1、62を握ると図9に示されるようにジョー68、6
9が閉じるようになっている。
【0007】ジェイコブソンが教示する前記経皮的腰部
椎間板切除法は、患者を手術台の上に側臥位にし、通常
X線透視装置の助けを借りて椎間板領域内に案内される
長い脊椎用針を用いて前記患者に麻酔をかけ、かつ図1
0に示されるように、スペキュラ20によって経皮的通
路を形成するように1cm長の皮切で切開する過程から
なる。スペキュラ20は開閉するように構成され、かつ
肉体組織を切断するよりも拡げる半尖鋭な刃を有するジ
ョー即ち歯状のブレードを有する。スペキュラ20は、
前記脊髄用針の上をガイド手段により案内されて適当に
配置される。スペキュラ20の前記ジョーを広げて、器
具を挿入するための導管として機能するようにカニュー
レ30を挿入するための通路9を形成する。トロカール
40の助けを借りてカニューレ30を挿入し、かつスペ
キュラ20を取り外す。トロカール40によって柔軟な
前記カニューレ30に剛性が付加され、かつその挿入が
X線透視装置に案内されて容易になる。トロカール42
には、椎間板被膜8に突き刺してカニューレ30の横方
向の移動を防止する尖端部45を設けることができる。
カニューレ30またはトロカール40を用いて通路9の
中を下向きに神経刺激器(図示せず)を送り込む。この
神経刺激器は、神経に接触すると患者の一方の足が動く
ので、それによって外科医に挿入位置を僅かに変更する
必要があることを知らせる。ナイフ50または回動可能
なリーマを有する別のトロカールを用いて核を包囲する
前記線維輪に孔を切設する。前記髄核をナイフ50、超
音波、レーザまたは溶解性化学薬品で破壊する。そし
て、髄核の破片を骨鉗子60及び/吸引によって取り除
く。骨鉗子60が広角度に亘って動く大きな角度のジョ
ーを有すると好都合であり、互いに僅かに異なる角度を
付けたジョーを有する複数の骨鉗子を用いて前記椎間板
の異なる部分から髄核を除去することができる。回転軸
を中心に髄核をすくいだすために、外科医は前記鉗子の
軸によって画定される軸を中心に回転動作をさせること
ができる。Z字形の頭部を有する骨鉗子であれば、回転
時に大量の髄核物質を除去することによって1回転した
空洞を形成することができる。髄核内に形成された空腔
を食塩水で洗い流して内部を洗浄する。この食塩水及び
その中に含まれる破片を吸い出す。前記カニューレを取
り外しかつ皮膚の下側の脂肪及び筋膜を縫合する。外側
の皮膚表面を接着性の布片で包帯して、縫合の傷跡が残
らないようにする。
【0008】ジェイコブソンが教示するところによれ
ば、この方法には1日乃至2日の回復期間が必要であ
り、外来患者であっても回復が可能であり、全処置時間
が約15分である。それにも拘らず、これらの使用器具
及び方法には外科医による器具の様々な操作が必要であ
り、使用器具を少なくしたより合理的な方法が望まれて
いる。実際には、このジェイコブソンによる方法は、痛
みを除去する上で失敗率が60%であり、かつ処置には
15分以上の時間を要する。
【0009】1987年7月7日に発行されたオニック
(Onik)他の米国特許第4,678,459号明細書
は、経皮的手術のための潅注・切断・吸引システムの使
用を教示している。オニック他によれば、図11に示さ
れるように、プローブと髄核79を切断するためのギロ
チン式の切断手段78とを有する髄核組織79を除去す
るためのシステムの使用が開示されている。切断された
髄核79の破片は、内部流体潅注システム及び真空作用
を用いて前記システムの中を椎間板領域から及び前記患
者から切断破片を吸引することによって切断手段78か
ら除去する。このシステムによって、他の従来技術と比
較して迅速な椎間板切除法が提供されるが、上述したジ
ェイコブソンの米国特許第4,545,374号に開示
されるような多数の小さい刃、ナイフ及び鉗子を操作す
る必要なく髄核を分断しかつ除去し得るからである。オ
ニック他が教示する前記プローブ及びギロチン式切断手
段は、第15図に示されるようなヌクレオトム・プロー
ブ(Nucleotome Probe)70として市販されている。こ
の器具は、経皮的椎間板切除用器具として最も広く使用
されている。ヌクレオトム・プローブ70を実施するた
めに使用される方法及び器具には、ヘルニアを起こして
いることが明白な患者の体の側部に行われる3mmの皮
膚切開部内へのフレックストロカール71(Flex Troca
r )の配置が含まれる。フレックストロカール71は、
X線透視装置による案内を利用して、図12に示されよ
うにヘルニア椎間板の線維輪72に接触するまで挿入さ
れる。フレックストロカール71が一旦所定位置に配置
されると、図13に示されるように、先細の拡張器74
を有する真直なカニューレ73をフレックストロカール
71に外嵌して線維輪72壁部に向けて挿入する。この
真直なカニューレ73の位置は透視装置で確認される。
カニューレ73が一旦所定位置に配置されると、先細の
拡張器74をカニューレ73から取り外す。カニューレ
73の中には、フレックストロカール71にトレフィン
75を外嵌する。トレフィン75は、図14に示される
ように、僅かに圧力をかけて時計回りに回転させて前記
線維輪を切り開く。トレフィン75及びフレックストロ
カール71は前記患者の肉体から実質的に取り外され
る。トレフィン75及びフレックストロカール71を取
り外した後に、ヌクレオトム・プローブ70をカニュー
レ73の中に挿入する。ヌクレオトム・プローブ70
は、図15に示されるようにカニューレ73上の位置に
固定される。ヌクレオトム・プローブ70を作用させる
と、前記髄核が小片に切断され、潅注流体及び吸引によ
ってヌクレオトム・プローブ70内の全破片が除去され
る。ヌクレオトム・プローブ70は、髄核物質が全く出
なくなるまで作動させる。一旦完了すると、ヌクレオト
ム・プローブ70及びカニューレ73を取り外して、入
口点を殺菌した包帯で被覆する。ヌクレオトム・プロー
ブ70を用いるだけの切断及び除去処理には、一般に2
0分乃至30分を有する。
【0010】1989年に、ピー・ダブリュ・アッシャ
ー(P. W. Ascher)、ディー・エス・チョイ(D. S. Ch
oy)及びエイチ・ユーリ(H. Yuri )が、レーザを用い
て経皮的椎間板切除法に於て椎間板物質を蒸発させるこ
とを提案した。アッシャー他は、CO2レーザが経皮的
椎間板切除には実行可能な選択ではないと考えていた
が、これはCO2レーザのための光ファイバが利用不可
能だったからである。アッシャー他は、光ファイバが利
用可能であることから、1060nmのNd:YAGレ
ーザの使用を報告している。アッシャー他は、1060
nmに於けるNd:YAGレーザが水及び白色線維に於
て低吸収性を有することに気付いており、水及び白色線
維に於ける高吸収係数が髄核の効果的な蒸発を生じさせ
るのに必要である。試験が行われたが芳しい結果ではな
かった。また、アッシャー他は、1320nmに於ける
Nd:YAGレーザの使用について報告しており、10
60nmレーザと比較して2倍の体積減少が得られたこ
とを主張している。それにも拘らず、アッシャー他は、
CO2レーザまたはEr:YAGレーザのみが、必要な
徴候を有する患者の約10〜15%に十分な結果をもた
らすであろうと報告している。アメリカン・ソサイエテ
ィ・フォー・レーザ・メディスン・アンド・サージェリ
ー:レーザーズ・イン・サージェリー・アンド・メディ
スン、サプリメント1、1989年(American Society
for Lazer Medicine and Surgery: Lasers in Surger
y and Medicine, Supplement 1, 1989)の概要No.2
02、第48頁、「パーキュテニアス・ニュークリアス
・パルポサス・デナチュライゼイション・アンド・ベー
ポライゼイション・オブ・プロトゥルーディッド・ディ
スクス」(Percutaneous Nucleus Pulposus Denaturiza
tion and Vaporization ofProtruded Discs)を参照。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】アッシャー他の調査結
果では、レーザを用いてヘルニア椎間板から髄核を蒸発
させる安全で効果的な結果が得られなかった。経皮的椎
間板切除を実行し得るレーザ技術及びレーザ装置が利用
可能であり、それによって前記ヌクレオトム・プローブ
を使用する切断及び潅注処理より早く、かつ患者から髄
核を切断しかつ切断した破片を除去する必要を排除した
安全な効果的方法で、レーザを用いてヘルニア椎間板か
ら髄核を蒸発させることが望ましい。
【0012】そこで、本発明の目的は、レーザを用いて
経皮的椎間板切除を行なう際に器具を挿入するための手
段を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的に
従って、レーザを用いて経皮的椎間板切除を行なう際に
器具を挿入するための手段は、レーザビームを案内する
ための光学ガイド手段をヘルニアを起こした椎間板領域
内に導入するための細長いチューブを備え、該チューブ
は、前記光学ガイド手段から発せられた前記レーザビー
ムが少なくとも前記チューブの一部分と整合しないよう
な形状を有する。
【0014】
【作用及び効果】本発明による器具を挿入するための前
記手段によって、蒸発させるべき領域内にレーザビーム
を効果的に案内するためにヘルニアを起こした前記椎間
板の核内に光学ガイド手段を正確に配置することが容易
になる。
【0015】
【実施例】レーザを用いた経皮的椎間板切除方法は、一
般に臨床的かつ放射線的に神経根の衝突の証拠を示す患
者を目的として設計されている。従来、患者の物理的診
察によって、背中の痛みよりも足の痛みが大きいこと、
及びヘルニアを起こした椎間板と一致する神経根への刺
激の徴候が現われるものである。放射線的には、患0は
包膜嚢の50%以下を占める包膜嚢への痕跡を示す限局
性のヘルニア即ち膨隆を示す。また、放射線の結果が患
者の全症候と相関するはずである。
【0016】本発明による髄核材料の蒸発では、ヘルニ
アまたは他の苦痛が顕著である患者の肉体の同じ側に設
けられた入口位置に手術の器具を挿入することが提案さ
れる。苦痛のある椎間板への侵入通路は、腰神経層が腰
筋を横切る多数の繊維を有するので、腰筋の中を通らな
いようにすべきである。従来より、コンピュータ断層撮
影(CT)装置の走査による関連する椎間板を通る腹部
全体の断層撮影が、前記入口通路を決定するのに比較的
有用である。
【0017】前記方法の安全性はX線で監視される器具
の椎間板内への配置及び案内に依存し、かつ画像増輝さ
せた周知のCアーム式透視装置によって前後部、側部及
び斜めの位置からはっきりした鮮明な映像が得られる。
【0018】一般に、経皮的椎間板切除術を受ける患者
は、当業者にとって周知のX線撮影台上に図16に示さ
れるように側臥位で配置される。前記患者は、処置の間
患者が肩や腰を回転させないように安定させなければな
らない。透視装置を用いて仙骨を識別しかつ明示し、苦
痛のある椎間板を明示し、かつ図16に示されるように
後側部の入口点を選択する。この入口点は一般に、もの
さしを用いて測定する等により、中線から8〜12cm
の位置にあり、かつ苦痛を生じる前記椎間板の終板と平
行にかつそれらの中間に配置される。局部麻酔薬を用い
て手術されるべき領域を通常長い脊椎用針で処理して麻
酔する。
【0019】患者の準備過程に於けるこの時点に於て、
本発明によるレーザ及び器具を挿入するための手段を用
いた経皮的椎間板切除方法を説明する。
【0020】最初に、18ゲージのバーミンガム針金ゲ
ージ(BWG)であると好都合な半硬質トロカールまた
はプローブ100の一端が、麻酔薬が一旦効き目を表わ
し始めると前記入口点に挿入される。プローブ100
は、図17に示されるように、細長い本体100aを有
し、かつプローブ100に結合されたねじ付きロック1
00cを有する標準的なチューブクランプ100bを有
する。
【0021】クランプ100bは、ロック100cを緩
めかつをプローブ100の両端のいずれかの方向に摺動
させることによって本体100aから取り外すことでき
る。クランプ100bは、プローブ100が患者内に挿
入されている間、プローブ100を保持するハンドルと
して機能する。クランプ100bは、後述する後の過程
に於て取り外される。クランプ100bは、例えば、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)プラ
スチックまたは好適にはポリカーボネートプラスチック
のようなプラスチック材料、または好適にはステンレス
鋼のような金属で形成される。
【0022】プローブ100は、例えばタイプ304ま
たはそれと等価のNo.3テンパー(temper)のような
ステンレス鋼で形成すると好都合である。プローブ10
0の挿入端は尖端部を有し、かつ上述したように好適に
は画像増輝させたCアーム式透視装置を用いて、放射線
による局所限定及び案内によって損傷した即ちヘルニア
を起こした椎間板領域18c内に案内される。プローブ
100は、図18及び図19に示されるように、挿入さ
れた前記端部が椎間板18bの繊維輪18aを刺し抜く
まで挿入される。プローブ100が所定位置まで配置さ
れて、椎間板領域から患者の肉体外部に延出している際
に、その中に挿入された拡張器を有するカニューレ10
4をプローブ100にその外方端に於て外嵌し、かつ探
り当てられた椎間板領域18cまで挿入する。拡張器1
02(102b)の一端及びカニューレ104(104
b)は、前記患者の外部に残される。
【0023】カニューレ104及び前記拡張器が、例え
ば、タイプ304、No.3テンパー(フルハード)の
ような12ゲージのステンレス鋼管材料であると好都合
である。ステンレス鋼管材料は、例えば米国ニューヨー
ク州のポパー・アンド・サンズ(Poper and Sons)のよ
うなあらゆるステンレス鋼管材料供給業者から購入する
ことができる。拡張器102がカニューレ104より長
く、かつ図20に示されるように、患者の皮膚を貫通し
てプローブ100に容易に外嵌できるようにカニューレ
104の端部104aを超えて延出する先細端部102
aを有すると好都合である。拡張器102は、その長さ
方向に沿って拡張器102の中心を貫通する孔102d
を有する。プローブ100は、拡張器102の孔102
内に嵌合する。カニューレ104が、その長さ方向に沿
って延在する中心孔104dを有する真直な筒状部材で
あると好都合である。拡張器102及びプローブ100
を、カニューレ104の孔104d内に嵌合させる。
【0024】カニューレ104及び拡張器102は、図
20に示されるように、拡張器102を端部104b及
び102bに於てカニューレ104に固定するためのロ
ック手段103(図22は図示せず)と、ロックスタビ
ライザ105とを有する。ロック手段103が、図21
A乃至図21D、図22A及び図22Bに部分103
a、103bとして図示されるように、差込み嵌合式の
ロック機構であると好都合である。拡張器102が差込
み嵌合式ロック機構103の部分103aを有し、かつ
カニューレ104が差込み嵌合式ロック機構103の部
分103bを有する。カニューレ104上の部分103
bは、把持するために区分された本体及び外側に張出し
た脚と、好適には互いに逆方向に横向きに延出する2個
のフランジ103b−2を有する突起103b−1とを
有する。拡張器102上の部分103aは、好都合にも
開口103a−1とソケット103a−2とを有する。
開口103a−1は、少なくとも突起103b−1が突
出する長さと同程度の深さを有する。ソケット103a
−2は、逆向きに開口103a−1から離反する向きに
延長し、かつ少なくともフランジ103b−2の厚さと
同程度の深さを有する。
【0025】突起103b−1及びフランジ103b−
2は、それぞれ開口103a−1及びソケット103a
−2内に嵌合する。一旦一体的に嵌合させると、拡張器
102の端部102bを時計方向に回し、それによって
拡張器102をカニューレ104内で回転させてロック
部分103aをロック部分103bに固定し、かつそれ
によって拡張器102をロック手段103を用いてカニ
ューレ104に固定する。また、ロック手段103は、
当業者にとって周知のルーアロック(luer lock )、ね
じ式ロック、スナップ式ロックまたは摩擦嵌合式ロック
とすることができる。ロック手段103及びロックスタ
ピライザ105は、ABS樹脂または好適にはポリカー
ボネートプラスチックのようなプラスチック材料、若し
くはステンレス鋼であると好都合な金属材料で形成する
ことができる。好適実施例に於ては、ロック手段103
及びロックスタビライザ105が、少なくともガンマ線
滅菌技術に関連する圧力に歪みを生じることなく耐久し
得るプラスチック材料で形成される。また、このプラス
チック材料は、オートクレービング及び酸化エチレンガ
ス滅菌法の使用に関連する圧力に耐えることができる。
ロックスタビライザ105は、カニューレ104の長さ
方向に沿って調整可能に配置され、かつカニューレ10
4が適当に配置されると前記患者の皮膚に対して留め付
ける機能を有する。
【0026】別の実施例では、真直なカニューレの代わ
りに患者の中に湾曲したカニューレ106を挿入する。
カニューレ106は、図23に示されるようにロック拡
張器107とロックスタビライザ108とを有する湾曲
した円筒状部材である。湾曲カニューレ106は、患者
の苦痛を生じている領域が脊柱の腰椎5〜仙骨1の領域
内にある場合に使用される。
【0027】拡張器102及びカニューレ104が、好
適には透視装置によって、前記線維輪内に埋め込まれた
ことが一旦確認されると、拡張器102をロック機構1
03から解放して取り外す。拡張器102は、カニュー
レ104上の部分103bを固定した状態に維持しつ
つ、部分103aを反時計方向に回転させることによっ
て解放される。拡張器102が引き出されるにつれてカ
ニューレ104が前進して、拡張器102とカニューレ
104との長さの差に略等しい距離だけ前記線維輪の壁
内に埋め込まれる。カニューレ104は、スタビライザ
105によって、前記ねじ機構をロック解除し、スタビ
ライザ105を患者の皮膚に対して上方に摺動させ、か
つねじを固定することによって固定される。プローブ1
00は、カニューレ104が一旦固定されると取り外さ
れる。
【0028】第2に、本発明による器具挿入のための第
1導入手段即ち導入管110の一端を、カニューレ10
4の外方端104bに於て中心孔104d内に挿入す
る。第1導入手段110は、その略全長に亘って14ゲ
ージであると好都合な実質的に真直な細長い部材であ
り、図23に示されるように一端に17ゲージの先端部
110aを有し、かつ後述するように他端に光学ガイド
手段に締め付けるためのクランプ手段111とを有す
る。第1導入手段110は、好適にはタイプ304のス
テンレス鋼、No.3テンパー(フルハード)の金属で
ある。クランプ手段111は、好適にはポリカーボネー
トプラスチックにようなプラスチックまたは好適にはス
テンレス鋼のような金属とすることができる。第1導入
手段110は、その長さ方向に沿って第1導入手段11
0の中心を貫通する孔110dを有する。
【0029】第1導入手段110の一端110aをカニ
ューレ104の孔104d内に挿入した場合には、第1
導入手段110がその中を貫通するスタイレット112
を有すると好都合である。スタイレット112は、18
ゲージのステンレス鋼であると好都合な長い真直の部材
であり、図24に示されるように、一端に尖端部112
aと、他端にスタイレット112を取り扱うためのハン
ドル手段112bとを有する。尖端部112aは、例え
ば先端を円錐形状、菱形形状または楔型形状とすること
ができる。尖端部112aは第1導入手段110の挿入
端110aから延出し、かつスタイレット112がハン
ドル手段112b側端部に於て第1導入手段110上に
クランプ手段111内に固定される。クランプ手段11
1のためのロック機構について以下に説明する。スタイ
レット112は、第1導入手段110より長くかつ直径
が小さく、第1導入手段110の孔110d内に嵌合す
る。また、クランプ手段111はルーアロック、ねじ式
ロック、スナップ式ロックまたは摩擦嵌合式ロックによ
ってハンドル手段112bと固着できる。
【0030】前記尖端部が第1導入手段110の挿入端
110aから延出しているので、スタイレット112が
髄核18dの外壁に接し、かつその先端部112aによ
って小さな開口を残して前記髄核内に侵入する。前記髄
核が柔軟なゼラチン状物質であるので、スタイレット1
12は最小限度の抵抗を受けて髄核に侵入し、かつ第1
導入手段110の挿入端110aが前記髄核内に配置さ
れる。スタイレット112を第1導入手段110を介し
て前記髄核から取り外し、かつ第1導入手段即ち導入管
110を前記人格内に器具を導入し得るように所定位置
に残す。
【0031】第3に、レーザ光を案内するための第1光
学ガイド手段116の一端を、スタイレット112を取
り外した後に第1導入手段110の孔110dの中に挿
入する。第1光学ガイド手段116は、第1導入手段1
10の端部10aから出てスタイレット112によって
形成された小さな前記開口内に入るまで挿入される。
【0032】第1光学ガイド手段116が、実施例に応
じて光ファイバまたは中空の光学的導波管であると好都
合である。第1実施例では、内径が400ミクロンで外
径が600ミクロンであると好都合な石英で形成された
光ファイバを使用する。第2実施例では、金属またはセ
ラミック材料で形成することができ、セラミックで形成
されていると好都合な中空光学的導波管を使用する。こ
の中空導波管は、前記光ファイバと比較して堅固であ
る。
【0033】第1実施例の光ファイバまたは第2実施例
の中空光学導波管からなる第1光学ガイド手段116を
第1導入手段110の中を通して第1端部に於て髄核1
8bの中に挿入し、かつ前記患者の外側にある第2端部
に於てレーザ光を生成するための第1レーザ手段に結合
させる。第1光学ガイド手段116が、第1導入手段1
10の端部110aから延出していなければならないプ
リセット距離を表示するための位置インジケータ手段1
11hを有すると好都合である。後述する位置インジケ
ータ手段111hは、図32A〜32Cに記載されてお
り、一端からクランプ手段111に接触することによっ
て、前記プリセット距離を超えて光学ガイド手段116
が挿入することを防止する機能を有する。
【0034】次に、クランプ手段111が光学ガイド手
段116を第1導入手段110の所定位置に固定する。
クランプ手段111は、第1導入手段110が本発明の
好適実施例に従って椎間板切除処理に於て操作される際
に、光学ガイド手段116が第1導入手段110と共に
動くことを保証する機能を有する。
【0035】図26Aに示されるように、クランプ手段
111はクランプエンド111a、中間部111b及び
導入エンド111cを有する。中間部111b及び導入
エンド111cがクランプハウジング111gからなる
と好都合である。クランプ手段111は、例えばステン
レス鋼のような金属で形成することができるが、好適に
はポリカーボネートプラスチックのような成形プラスチ
ックで形成すると好都合である。クランプエンド111
aは、図26A、図26B及び図27Aに示されるよう
に、クランプヘッド111a−2と2個の一体的に結合
された圧縮脚111a−3とサイド部材111a−7と
を有するクランプ111a−1からなる。サイド部材1
11a−7は、圧縮脚111a−3より幅広である。ク
ランプヘッド111a−2、サイド部材111a−7及
び圧縮脚111a−3が一体として形成されていると好
都合である。圧縮脚111a−3及びサイド部材111
a−7はクランプヘッド111a−2に一端に於て一体
的に結合されているが、他端は自由である。
【0036】クランプ111a−1の圧縮脚111a−
3及びサイド部材111a−7はハウジング111gの
中間部111b内に嵌合し、かつ各圧縮脚111a−3
は、図26A、図26B、図27A乃至図27Dに示さ
れるように、横方向に突出する円柱状のボス部111a
−4を有する。ボス部111a−4は、図28Bに示さ
れるように、クランプ111a−1が完全にハウジング
111g内に挿入されると、内側湾曲凹所111b−1
内に嵌合する。また、圧縮脚111a−3は、それぞれ
にその自由端に係合耳111a−5を有する。係合耳1
11a−5は横方向に突出し、かつ図26A、図26
B、図27A乃至図25D及び図28Bに示されるよう
に、外側ハウジング111gの保持スロット111b−
2内に嵌合する。保持スロット111b−2は、中間部
111b内と導入エンド111cとが接する付近に配設
される。クランプ111a−1がハウジング111g内
に挿入されるにつれて、ボス部111a−4が凹所11
1b−1に沿って、係合耳111a−5が保持スロット
111b−25内にスナップ嵌合するまで摺動し、それ
によって図26Aに示されるように一体的に組立られた
状態に固定される。次に、クランプエンド111aを固
定した状態に保持しつつハウジング111gを回転さ
せ、それによってカムとカムフォロアとの作用によって
中間部111bを圧縮脚111a−3上に圧入させる。
また、中間部111bを回転させるにつれて、係合耳1
11a−5が保持溝111b−2から中間部111b内
へと移動する。
【0037】エラストマ111dが圧縮脚111a−3
及びサイド部材111a−7の内径によって保持され、
かつ図26Aに示されるように、クランプヘッド111
a−2から係合耳111a−5に延長する円柱状の形状
をなすと好都合である。エラストマ111dは好適には
シリコンゴムのような弾性材料である。エラストマ11
1dは、ハウジング111gが回転される際に光学ガイ
ド手段116を把握しまたは締め付ける。光学ガイド手
段116を図32A乃至図32Cに示されるように、孔
110dを介して第1導入手段110の中にその位置イ
ンジケータ手段111hによって示される位置まで挿入
する。光学ガイド手段116は、損傷を受けている椎間
板18bの髄核18d内にあるように外科医によって決
定される距離だけ端部111aから延出させるようにな
っている。圧縮脚111a−3がエラストマ111dを
完全に回転させた固定位置で光学ガイド手段116に対
して圧縮する。サイド部材111a−7が、前記圧縮時
にエラストマ111dの放射方向への膨脹を防止する。
エラストマ111dが光学ガイド手段116を把握しか
つその軸方向の滑りを防止する。圧縮されたエラストマ
111dが、光学ガイド手段116の光伝送特性を変化
させないようにして前記光学ガイド手段上への締付力を
分散させる。更に、エラストマ111dは、光学ガイド
手段116に対して大きな摩擦係数を有する。この大き
な摩擦係数によって、所定の程度の拘束力を維持するの
に必要な締付力を最小にできる。エラストマ111dの
特性のために、クランプ手段111は、光学ガイド手段
116の光学特性を低下させることなく圧縮力を解放す
るようにハウジンク111gを逆方向に回転させること
によって取り外すことができる。
【0038】クランプ手段111及び1インジケータ手
段111h双方が同様にして光学ガイド手段116を締
め付けかつ把握し、クランプ手段111が同様にしてス
タイレット112を締め付ける。ハウジング111gと
位置インジケータ手段111hのハウジング111h−
1とは、類似する構成部品からなるが形状は異なる。ハ
ウジング111gと位置インジケータ手段111hのハ
ウジング111h−1の差異は、導入エンド111cに
関連する。導入エンド111cは、第1導入手段110
の端部110bに適合しかつ把握するように形成されて
いる。端部110bは図26Aに示されるように拡径さ
れており、かつ拡径されたグリップ111c−1が端部
110bを所定位置に保持している。好適実施例に於て
は、それら端部110bが、シアノアクリレート接着剤
のようなプラスチック及び金属双方に使用し得る即乾性
接着剤のような有機接着剤を用いて導入エンド111c
内に接着される。他方、1インジケータ手段111h
は、図32A乃至図32Cに示されるように、光学ガイ
ド手段116の挿入を容易にする拡径端部を有しない形
状を有する。
【0039】クランプ手段111は、次のようにして組
立てられる。第1に、第1導入手段110の端部110
aを、拡径端部110bが拡径グリップ111c−1に
接触するまで、中間部111bの端部からハウジング1
11g内に挿入する。第1導入手段110の端部110
bは、予め塗布された接着剤によって接着されるまで所
定位置に保持される。第2に、次にエラストマ111d
を圧縮脚111−3の内径内に挿入する。第3に、クラ
ンプ111a−1を、係合耳111a−5が保持スロッ
ト111b−2と係合するまで中間部111b内に挿入
する。ハウジング111gは、光学ガイド手段116ま
たはスタイレット112が挿入されかつ締付けが必要に
なってから締付け位置に回転される。
【0040】第4に、第1光学ガイド手段116を介し
て第1レーザ手段からのレーザエネルギを用いて、核1
8d内の髄核の一部分を蒸発させて、ヘルニア椎間板1
8bの核18d内に第1蒸発領域を形成する。この第1
蒸発領域によって、前記髄核内にヘルニア領域18cか
らの髄核が充填しかつそれによって神経根18eと接触
しなくなるような空間即ち空腔が形成される。第1光学
ガイド手段116は、蒸発過程が完了すると第1導入手
段110に沿ってカニューレ104から取り外される。
【0041】本発明によれば、第2の蒸発過程が含まれ
る。好適実施例によれば、第2導入手段130の一端1
30aが前記第1蒸発領域と接触するようにカニューレ
104内に挿入される。
【0042】第2導入手段130が、その長さ方向に沿
って14ゲージでありかつ17ゲージの先端部130a
を有すると好都合である。第2導入手段130は、好適
にはタイプ304のステンレス鋼、No.3テンパー
(フルハード)である金属である。更に、第2導入手段
130の先端部130aには、図29及び図30の拡大
図に示されるように、第1導入手段と110と異なる開
口が形成されている。第1導入手段110について図示
される円柱部材の縦軸に対して直角をなす開口130a
−1と比較して、端部130aに於ける開口130a−
1は縦軸に関して湾曲している。湾曲端部130aは、
前記筒状部材の前記14ゲージ部分よりも幅広ではなく
かつ拡径されていない。この結果、第2導入手段130
の湾曲端部130aは、第1導入手段110より直径を
大きくする必要がない。好適実施例に於ては、第2導入
手段130が第1導入手段110と同じ内径及び外径を
有し、かつ端部130aに於てその外径の範囲内の曲率
を有する。従って、第2導入手段130は、第1導入手
段110がカニューレ104内に嵌合すると同様にして
カニューレ104内に嵌合する。カニューレ104は、
後述するように好適実施例に従って第2の蒸発工程を行
うための第2導入手段130を受容するべく患者の体に
残されている。
【0043】第5に、第2導入手段130がカニューレ
104内に挿入されると、第2導入手段130の湾曲端
部130aが核18dに入りかつ前記第1蒸発領域に接
触する。第2光学ガイド手段132の一端を第2導入手
段130の中心孔130dの中に挿入して、図30に拡
大して示されるように、開口130a−1から第2導入
手段130の形付け端部に於ける第1蒸発領域内に突入
させる。第2光学ガイド手段132は、第1光学ガイド
手段116の位置インジケータ手段111hと同様の位
置インジケータシーを有する。第2光学ガイド手段13
2の前記位置インジケータ手段は、第1導入手段110
及び位置インジケータ手段111hについて上述したと
同様にしてクランプ手段131に接触する。クランプ手
段131は基本的に同一であり、図29に示されてい
る。
【0044】第2光学ガイド手段132の端部132a
が第2導入手段132の湾曲端部130aの開口130
a−1から出ると、第2光学ガイド手段132の端部1
32aは第2光学ガイド手段132の縦軸から偏倚され
る。第2光学ガイド手段132の偏倚量は、第2導入手
段130の湾曲端部130aの曲率半径による。
【0045】使用する曲率半径を決定する際には、本発
明によれば少なくとも幾つかの要素に基づいて考察が行
われる。第1に、最小の曲率半径は、湾曲した前記導入
手段が依然としてカニューレ104内に嵌合しているよ
うに導入手段の先端部に形成されるべきである。第2
に、例えば光ファイバである光学ガイド手段116、1
32は、最小損失のレーザ光案内効率を達成できるよう
に一様の曲率で偏倚させるべきである。第3に、許容さ
れる前記導入手段の曲率半径及び許容される光学ガイド
手段の直径は、相互に依存する。好適実施例によれば、
曲率半径は、第2光学ガイド手段132が400ミクロ
ンの光ファイバである場合に、第2光学ガイド手段13
2を縦軸から約17度偏倚させる0.45である。第2
光学ガイド手段132は、前記好適実施例について、第
2導入手段130の湾曲端部130aによって1度乃至
30度の範囲で偏倚させることができる。
【0046】第2光学ガイド手段132が、外科医によ
って予め決定された距離だけ第2導入手段130の湾曲
端部130aから延出するように、一旦所定位置に配置
されると、光学ガイド手段132が、クランプ手段13
1によってクランプ手段131について上述したと同様
にして所定位置に固定される。従って、第2光学ガイド
手段132の第2導入手段130への締付けによって、
第2導入手段130を操作する際に第2光学ガイド手段
を操作することができる。第2光学ガイド手段132の
偏倚された前記端部と反対側の端部が第2レーザ手段に
取り付けられている。前記第2レーザ手段からの光エネ
ルギーが第2光学ガイド手段132によって核18d内
に案内され、髄核を蒸発させかつ各18d内に第2蒸発
領域を形成する。前記好適実施例の前記第2蒸発領域は
前記第1蒸発領域よりも大きく、かつこのより大きな領
域は、この蒸発過程に於て第2光学ガイド手段132の
偏倚端部132aから受ける偏向ビームによって形成さ
れる。第2導入手段130をそれにより締め付けられる
第2光学ガイド手段132と共に操作することによっ
て、前記偏向ビームを同様に操作される。
【0047】本発明によれば、前記レーザビームが概ね
線30−1に沿ってヘルニアを超した椎間板領域に照射
される場合に、前記レーザビームが通る線即ち経路が図
33Aに一例として示されている。線30−1は、カニ
ューレ104内に軸線方向に沿って貫通するように配置
された第1光学ガイド手段116を有する第1導入手段
110を動かすことによって得られる。本発明によるレ
ーザビームが発散性であり、かつ前記ガイド手段から1
5度の円錐形に発射されるので、前記発散性ビームによ
って画成される前記線即ち経路は、図33Aに於て矢印
Aによって示されるように、前記レーザビームが進行す
る全体として単一方向で表されている。また、図33B
に記載されるように、ヘルニア椎間板領域への線30−
2は前記レーザビームの経路とすることができる。ヘル
ニア椎間板領域への線30−2は、その湾曲端部130
aによって前記縦軸に関して偏倚された第2光学ガイド
手段132をその中に配置した第2導入手段130によ
って得られる。第2光学ガイド手段132によって偏倚
されて案内される前記レーザビームが、線30−2に沿
って照射される。
【0048】前記レーザビームは、図34Aに示される
ように、線31−2に沿って照射することができる。線
31−1は、図33A及び図34Aに示されるように線
30−1とは異なり、かつその差異は少なくとも湾曲し
た第2導入手段130の形状に関連する真直な第1導入
手段110の形状によるものである。線31−1は、第
2光学ガイド手段132を湾曲した第2導入手段130
の中に配置しつつレーザビームを第2光学ガイド手段1
32に沿って案内することによって得られる。
【0049】前記レーザビームが線31−2に沿って照
射されると、線31−2は、図34A及び図34Bに示
されるように線30−1及び線30−2と異なる。線3
1−2は、第2光学ガイド手段132を湾曲した第2導
入手段130内に配置しつつ、レーザビームを第2光学
ガイド手段132に沿って案内することによって得られ
る。更に、第2導入手段130の湾曲端部130Aを線
30−2から或る距離回転させた位置でカニューレ10
4内に挿入する。線31−2は線30−1及び線30−
2の双方に対して一定の角度を有する。
【0050】前記レーザビームが線31−3に沿って照
射される場合には、図34Cに示されるように、線31
−3は線30−1及び線30−2と異なる。線31−3
は、線30−1と或る角度をなしかつ線30−2と平行
である。線31−3は、第2光学ガイド手段132を湾
曲した第2導入手段130内に配置し、かつ第2導入手
段130を軸線方向に線30−2について第2導入手段
130が追従する経路に沿ってカニューレ104内を或
る距離移動させつつ、第2光学ガイド手段132に沿っ
てレーザビームを案内することによって得られる。
【0051】本発明の好適実施例によれば、湾曲先端部
130aを有する第2導入手段130は、第2光学ガイ
ド手段132の偏倚端部132aから前記核に対して照
射される前記レーザビームを移動方向に対して一定の角
度を持たせつつ、カニューレ104内を軸線方向に移動
させることができる。更に、その中に第2光学ガイド手
段132を配置した第2導入手段130は、360度ま
での円弧状に前記レーザビームを照射し得るようにあら
ゆる位置まで360度に回転させることができる。第2
導入手段130からの前記レーザビームは、複数の線に
沿って360度またはそれ以下で照射することができ、
この各線は先の線と一定の角度を有することになる。第
2導入手段130は、前記第2蒸発過程に於て少なくと
も1回、好適には数回も360度回転させつつ、カニュ
ーレ104内で軸線方向に移動させることができる。第
2光学ガイド手段132からの前記偏向ビーム及び移動
によって、前記第2蒸発領域内で蒸発する髄核量が増大
する。湾曲端部130aを有する第2導入手段130を
第2光学ガイド手段132と関節様に連結することによ
って、蒸発させ得る髄核量が増大する。第2導入手段1
30は、第2光学手段132を静的方法で固定するが、
これは第2導入手段130が第2光学手段130を1つ
のやり方でかつ1°までしか偏倚させない1個の所定の
湾曲端部130aを有するからである。本発明の技術的
範囲内に於て、第2導入手段130に加えて異なる曲率
半径を有する異なる光学ガイド手段を用いることができ
る。
【0052】他方、様々なやり方でかつ内視鏡検査過程
に於て様々な角度に光ファイバを連結する可変アーティ
キュレータ(articulator )即ち関節状連結手段が当業
者に周知である。関連分野の可変即ち動的アーティキュ
レータは、直径が非常に大きくかつ操作するためにより
大きな通路を必要とする。この結果、可変アーティキュ
レータは内視鏡を用いた手術に於て一般に存在する空腔
を介して使用される。第2導入手段130は、その形状
及び構成のために前記可変アーティキュレータより小さ
い通路内で操作し得るので、静的アーティキュレータで
ある。従って、静的アーティキュレータ即ち本発明の第
2導入手段130は、可変アーティキュレータが機能し
得ないのに対して経皮的処置に於いて十分に機能する。
また、第2導入手段130は、上述したように同じ小さ
い通路即ちカニューレ104に沿って操作した場合に、
真直な第1導入手段110よりより大きな領域を蒸発さ
せることができる。
【0053】第2光学ガイド手段132は第1光学ガイ
ド手段116と同じ構成にすることができ、かつ異なる
構成にすることもできる。好適実施例では、第2光学ガ
イド手段132は第1光学ガイド手段116と同じ構成
を有し、かつ特に光学ガイド手段116について使用さ
れたと同じ光学ガイド手段とすることができる。前記第
1実施例では、光ファイバが第1光学ガイド手段116
として使用される。この光ファイバを第2光学ガイド手
段132として使用することができ、または別の光ファ
イバを用いることができる。前記光ファイバが同じ構成
とすることができ、かつ異なる構成とすることができ
る。前記光ファイバは同じ構成を有すると好都合であ
る。前記光ファイバは他用途(再生可能)または単一用
途(使い捨て)とすることができる。前記第2実施例で
は、第1光学ガイド手段116について中空光学導波管
を使用する。中空光学導波管は、同様に第2導入手段1
30の形付け端部130aに前記光学導波管の一端部を
適合させるような僅かな変形を加えて第2光学ガイド手
段132として使用することができる。前記第1実施例
の前記光ファイバは、本発明に関して前記中空光学導波
管より好ましい。これに代えて第3の実施例では、一方
の光学ガイド手段を光ファイバとし、かつ他方の光学ガ
イド手段を中空光学導波管とすることができる。異なる
実施例について使用される特定の光学ガイド手段は、同
様に使用されるレーザ手段に依存する。
【0054】前記第1及び第2レーザ手段は同一のレー
ザとすることができ、または2個の異なるレーザを用い
て髄核を蒸発させるためのレーザビームを生成すること
ができる。本発明によれば、只1個のレーザが必要であ
る。本発明による経皮的椎間板切除に使用される前記レ
ーザシステムは、電磁スペクトルの紫外、可視及び赤外
領域に於て時間連続モードまたはパルスモードでエネル
ギーを発生させることができる。次の表1は、本発明に
より経皮的椎間板切除に使用されるレーザ及び関連する
波長の一覧表を示している。例えば、1064nmでエネ
ルギーを発するNd:YAGレーザは、二次高調波の発
生により変調されて、別の波長でレーザビームを生成す
る。好適実施例に於ては、1064nmで光を発するN
d:YAGレーザを周波数2倍器に接続して、532nm
でレーザビームを生成する。この好適実施例について
は、特にカリウム・燐酸チタニル結晶(KTP)の固体
媒体を周波数2倍器として用いて、前記第1または第2
レーザ手段若しくは双方について使用可能な本発明によ
るレーザシステムを形成することができる。前記好適実
施例のレーザシステムは、婦人科、泌尿器科、皮膚科、
胃腸科、耳鼻咽喉科、及び他の神経外科の領域に於て他
の経皮的手術に使用されているが、本発明のような経皮
的椎間板切除に於けるレーザビームの使用については用
いられていない。好適実施例のレーザシステムは、当該
分野に於てKTP/532(登録商標)外科用レーザシ
ステムとして周知である。
【0055】
【表1】
【0056】本発明によれば、前記レーザシステムは肉
体組織によって吸収されるレーザエネルギーを発するよ
うなレーザとするべきである。前記第1及び第2レーザ
手段が、前記第1及び第2蒸発過程双方に於て使用され
る1個のレーザシステムであると好都合である。
【0057】電磁スペクトルの紫外または可視領域に於
けるレーザビームを発するような本発明に従って使用さ
れるレーザシステムは、前記第1実施例の光学ガイド手
段116、132、即ち光ファイバと共に使用すること
ができる。電磁スペクトルの赤外領域のレーザビームを
発するレーザシステムは、前記第2実施例の光学ガイド
手段116、132、即ち中空光学導波管と共に使用す
ることができる。従って、例えばアルゴンレーザ、また
は好適には二次高調波の発生によって変調されたNd:
YAGレーザが、本発明に従って光ファイバによって伝
送されるレーザビームを発生する。CO2レーザは、本
発明による中空光学導波管によって伝送されるレーザビ
ームを発生する。第3の実施例に於ては、2個のレーザ
が使用され、上述したように一方のレーザは通常光ファ
イバを用いてそのレーザビームを伝達し、かつ他方のレ
ーザは通常中空光学導波管を用いてそのレーザビームを
伝達する。
【0058】前記第2蒸発過程の後に、本発明によれ
ば、第2光学ガイド手段132及び第2導入手段130
をカニューレ104から取り外す。前記好適実施例に於
ては、カニューレ104が同様に取り外され、かつ皮膚
に開けられた前記入口点が殺菌した包帯で保護される。
患者はこの状態で病院から出て、最小限度の制限または
条件の下に自宅で回復を図ることを許される。
【0059】これに代えて第4実施例では、潅注/吸引
カニューレ150を、第2導入手段130及び第2光学
ガイド手段132を取り外した後に、カニューレ104
の中に挿入する。潅注/吸引カニューレ150は、図3
1に示されるようにその長さ方向に沿って15ゲージで
ありかつ17ゲージの先端部150aを有すると好都合
である。カニューレ150は、ばらばらの破片や残骸が
存在するような好ましくない場合に於て更に前記第2蒸
発領域が洗浄されるように前記第2蒸発領域を空にする
ために用いられる。真空吸引装置をカニューレ150の
端部150aに取り付け、前記領域をカニューレ104
を取り外す前に吸引する。
【0060】レーザを用いて経皮的椎間板切除を行うた
めに必要な器具を挿入するための前記手段は、1組のキ
ットとして梱包しかつ、例えば専門の用途または様々な
用途向けに販売することができる。このようなキットに
はプローブ100、真直なカニューレ104、湾曲カニ
ューレ106、第1導入手段110、第2導入手段13
0、スタイレット112、カニューレ150及びワーキ
ングペン、刃付きメス、ものさし及びロックスタビライ
ザ105のような器具を含むことができる。前記キット
にはこれらの全ての品目を入れることができ、またはそ
れらの一部分だけを入れることができる。更に、光学ガ
イド手段111、132を含むことができる。例示した
前記好適実施例による前記レーザシステムは別個に供給
することができる。
【0061】以上、本発明を幾つかの例示的な実施例に
基づいて説明したが、当業者にとって明らかなように、
本発明はその技術的範囲内に於て、上述した実施例に様
々な変形・変更を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腰部の脊柱を背後から示す概略図である。
【図2】腰椎及び下側の椎骨を概略的に示す斜視図であ
る。
【図3】図3Aと図3Bとからなり、図3Aはヘルニア
を起こした腰椎及びそれに関連する神経根の断面図であ
り、図3Bは髄核を取り除いた後に於ける図3Aの椎骨
を示す断面図である。
【図4】従来技術によるスペキュラを示す側面図であ
る。
【図5】従来技術によるカニューレを示す斜視図であ
る。
【図6】従来技術のプローブを示す側面図である。
【図7】図5のカニューレ内に挿入された図6のプロー
ブを示す側面図である。
【図8】従来のナイフを示す側面図である。
【図9】従来の骨鉗子を示す側面図である。
【図10】図4に示す従来のスペキュラによって形成さ
れる通路を示す縦断面図である。
【図11】従来のヌクレオトム・プローブを示す拡大縦
断面図である。
【図12】椎間板領域に侵入させた従来のフレックスト
ロカールを示す斜視図である。
【図13】従来の真直なカニューレ及び先細の拡張器を
示す斜視図である。
【図14】従来のトレフィンを示す斜視図である。
【図15】従来のヌクレオトム・プローブを示す斜視図
である。
【図16】側臥位の患者の状態を背後から示す概略図で
ある。
【図17】本発明について使用されるプローブを示す側
面図である。
【図18】本発明に従って椎間板の中に挿入されるプロ
ーブを示す斜視図である。
【図19】本発明に従ってその中にプローブを挿入させ
たヘルニア椎間板及び関連する神経根を示す断面図であ
る。
【図20】本発明について使用される拡張器を挿入した
カニューレを示す側面図である。
【図21】図21A乃至図21Dからなり、図21A及
び図21Cは本発明について使用される差込み式ロック
フッティングを示す平面図であり、図21Bは図21A
のB−B線に於ける断面図、図21Dは図21CのD−
D線に於ける断面図である。
【図22】図22Aと図22Bとからなり、図22Aは
差込み嵌合式ロック機構の拡大縦断面図であり、図22
Bは図22AのB−B線に於ける断面図である。
【図23】本発明について湾曲カニューレを示す側面図
である。
【図24】本発明による導入手段を示す側面図である。
【図25】本発明について使用されるスタイレットを示
す側面図である。
【図26】図26Aと図26Bとからなり、図26Aは
本発明によるクランプ手段を示す縦断面図であり、図2
6Bは図26AのB−B線に於ける断面図である。
【図27】図27A乃至図27Dからなり、図27Aは
本発明によるクランプ手段を示す側面図であり、図27
Bは端面図であり、図27Cは部分平面図であり、図2
7Dは図27CのD−D線に於ける断面図である。
【図28】図28Aと図28Bとからなり、図28Aは
本発明によるクランプハウジングの断面図であり、図2
7Bは縦断面図である。
【図29】本発明による形付け端部を有する導入手段を
示す側面図である。
【図30】本発明による導入手段の形付け端部から延出
する光学ガイド手段を示す拡大縦断面図である。
【図31】本発明について使用される潅注/吸引カニュ
ーレを示す側面図である。
【図32】図32A乃至図32Cからなり、図32Aは
本発明による位置インジケータ手段を示す縦断面図であ
り、図32Bは端面図であり、図32Cは平面図であ
る。
【図33】図33Aと図33Bとからなり、それぞれ第
1実施例及び第2実施例についてレーザビームの第1線
を示す平面図である。
【図34】図34A乃至図34Cからなり、それぞれ第
1実施例及び第2実施例についてレーザビームの第2線
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 移行部胸椎 2 線維輪 3 仙骨 4 髄核 5 膨隆部 6 神経根 8 椎間板被膜 9 通路 18a 線維輪 18b 椎間板 18c 椎間板領域 18d 髄核 18e 神経根 20 スペキュラ 21 刃 22 ハンドル 30 カニューレ 30−1、30−2、31−1、31−2、31−3
線 32 孔 40 トロカール 41 軸 42 カラー 45 位置 50 ナイフ 51 ハンドル 53、54 刃端部 60 骨鉗子 61、62 ハンドル 63 枢軸 68、69 ジョー 70 ヌクレオトム・プローブ 71 フレックストロカール 72 線維輪 73 カニューレ 74 拡張器 75 トレフィン 78 切断手段 79 髄核 100 プローブ 100a 本体 100b クランプ 100c ロック 102 拡張器 102a 先細端部 102b 端部 103 ロック手段 103a、103b 部分 103b−1 突起 103b−2 フランジ 103a−1 開口 103a−2 ソケット 104 カニューレ 104a、104b 端部 105 ロックスタビライザ 106 湾曲カニューレ 106a、106b 端部 107 拡張器 107a、107b 端部 108 ロックスタビライザ 110 第1導入手段 110a 先端部 110b 拡径端部 110d 孔 111 クランプ手段 111a クランプエンド 111a−1 クランプ 111a−2 クランプヘッド 111a−3 圧縮脚 111a−4 ボス 111a−5 係合耳 111a−7 サイド部材 111b 中間部 111b−1 凹所 111b−2 保持スロット 111c 導入エンド 111d エラストマ 111g ハウジング 111h 位置インジケータ手段 111h−1 ハウジング 112 スタイレット 112a 尖端部 112b ハンドル手段 116 第1光学ガイド手段 130 第2導入手段 130a 先端部 130a−1 開口 131 クランプ手段 132 第2光学ガイド手段 130d 中心孔 150 潅注/吸引カニューレ 150a 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・エル・グランツ アメリカ合衆国カリフォルニア州95054・ サンタクララ・シルバリアコート 2336 (72)発明者 デイビッド・エイ・ゴルニック アメリカ合衆国カリフォルニア州94541・ ヘイウォード・バーチストリート 20844 (72)発明者 ピーター・エス・ハーツマン アメリカ合衆国カリフォルニア州94301・ パロアルト・ホーマーアベニュー 445

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経皮的にレーザビームを照射するための
    装置であって、 細長いチューブと、 レーザビームを案内するための光学ガイド手段とを備
    え、前記光学ガイド手段が前記チューブに沿って配置さ
    れ、前記光学ガイド手段から放射される前記レーザビー
    ムが少なくとも前記チューブの第1部分に整合していな
    いことを特徴とする経皮的レーザビーム照射装置。
  2. 【請求項2】 前記チューブの前記第1部分が実質的に
    真直であることを特徴とする請求項1に記載の経皮的レ
    ーザビーム照射装置。
  3. 【請求項3】 前記チューブが、前記レーザビームが発
    射される開口を有しかつ発射された前記レーザビームに
    隣接する第2部分を有することを特徴とする請求項1に
    記載の経皮的レーザビーム照射装置。
  4. 【請求項4】 前記第2部分が前記第1部分に関して湾
    曲していることを特徴とする請求項3に記載の経皮的レ
    ーザビーム照射装置。
  5. 【請求項5】 レーザビームを照射するための装置であ
    って、 その内部に於いてレーザビームを案内するための光学ガ
    イド手段を受容するための細長いチューブを備え、前記
    光学ガイド手段から発射される前記レーザビームが少な
    くとも前記チューブの第1部分と整合しないように、前
    記チューブが形成されていることを特徴とするレーザビ
    ーム照射装置。
  6. 【請求項6】 前記チューブの前記第1部分が実質的に
    真直であることを特徴とする請求項5に記載のレーザビ
    ーム照射装置。
  7. 【請求項7】 前記チューブが、前記レーザビームが発
    射される開口を有しかつ発射された前記レーザビームに
    隣接する第2部分を有することを特徴とする請求項5に
    記載のレーザビーム照射装置。
  8. 【請求項8】 前記第2部分が前記第1部分に関して湾
    曲していることを特徴とする請求項7に記載のレーザビ
    ーム照射装置。
  9. 【請求項9】 前記第1部分が前記第2部分に隣接して
    いることを特徴とする請求項7に記載のレーザビーム照
    射装置。
  10. 【請求項10】 前記光学ガイド手段を前記チューブ内
    に静的に保持するための手段を更に備え、かつ前記保持
    手段が前記第1部分の前記第2部分と反対側の端部に取
    り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のレ
    ーザビーム照射装置。
  11. 【請求項11】 前記光学ガイド手段が前記第2部分か
    ら所定の距離だけ延出していることを特徴とする請求項
    8に記載のレーザビーム照射装置。
  12. 【請求項12】 発射された前記レーザビームが前記第
    1部分から1°乃至30°の範囲内で偏倚していること
    を特徴とする請求項5に記載のレーザビーム照射装置。
  13. 【請求項13】 前記第1部分が前記第2部分に隣接し
    ていることを特徴とする請求項3に記載のレーザビーム
    照射装置。
  14. 【請求項14】 前記光学ガイド手段を前記チューブ内
    に静的に保持するための手段を更に備え、かつ前記保持
    手段が前記第1部分の前記第2部分と反対側の端部に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のレ
    ーザビーム照射装置。
  15. 【請求項15】 前記光学ガイド手段が前記第2部分か
    ら所定の距離だけ延出していることを特徴とする請求項
    3に記載のレーザビーム照射装置。
  16. 【請求項16】 発射された前記レーザビームが前記第
    1部分から1°乃至30°の範囲内で偏倚していること
    を特徴とする請求項1に記載のレーザビーム照射装置。
  17. 【請求項17】 経皮的に器具を挿入するための装置で
    あって、 患者の肉体内に挿入するためのプローブと、 その中を貫通する孔を有し、前記プローブに外嵌される
    拡張器と、 実質的に真直で、実質的に整合する両端部とその中を貫
    通する第1孔とを有し、レーザビームを案内するための
    光学ガイド手段を受容するための細長い第1チューブ
    と、 その中を貫通する第2孔と、第1端部と前記第1端部と
    反対側の第2端部とを有し、前記光学ガイド手段を受容
    するための細長い第2チューブとを備え、前記第2端部
    が前記第1端部に整合せず、かつ前記第2チューブの縦
    軸に整合せず、それによって前記第2孔が前記第2端部
    に於て前記光学ガイド手段を前記縦軸から湾曲させてお
    り、 中心孔を有し、前記拡張器と共に挿入され、前記プロー
    ブ及び前記拡張器を取り外した後に残されて、前記第1
    チューブ及び第2チューブのための通路を前記患者の肉
    体内に経皮的に形成する真直なカニューレと、 前記患者の肉体内の到達することが困難な領域に前記第
    1チューブ及び前記第2チューブのための通路を経皮的
    に形成するための孔を有する湾曲カニューレと、 細長い本体と先端部とを有し、前記先端部が前記第1チ
    ューブの一端部を越えて延出するように前記第1チュー
    ブの中に挿入されるスタイレットとを備えることを特徴
    とする経皮的器具挿入装置。
  18. 【請求項18】 レーザビームを案内するための光学ガ
    イド手段をさらに備えることを特徴とする請求項17に
    記載の経皮的器具挿入装置。
  19. 【請求項19】 単一の用途を有しかつ使い捨て可能で
    あることを特徴とする請求項17に記載の経皮的器具挿
    入装置。
  20. 【請求項20】 多数の用途を有しかつ再度殺菌可能で
    あることを特徴とする請求項17に記載の経皮的器具挿
    入装置。
JP3013985A 1990-01-12 1991-01-11 レーザビーム照射装置と経皮的器具挿入装置 Pending JPH05245156A (ja)

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US46375890A 1990-01-12 1990-01-12
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