JP2012523901A - 弓状ルーフカッターのための装置および方法 - Google Patents

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Abstract

本明細書に開示されるのは、組織除去装置およびかかる方法を使用して脊椎脊髄疾患を治療する方法である。組織除去装置は、ケーブル、および/または収縮構成光子および配備構成を有する拡張可能な要素を含み得る。拡張可能な要素がその配備構成に遠位に拡張されるときに支持要素が横に押しやられるように、ケーブルおよび/または拡張可能な要素は、支持要素によって遠位に支持および制限され得る。環状切断要素が支持要素の拡張可能な要素の遠位端の回りに設けられ得る。脊椎脊髄疾患を治療するために環状切断要素によって連結される拡張可能な要素および支持要素を有する組織除去装置を使用する方法だけではなく、拡張可能な要素および支持要素の多様な構成も本明細書に説明される。
【選択図】図42A

Description

本願は、a)米国特許仮出願第61/170,507号(2009年4月17日出願)、b)米国特許仮出願第61/241,787号(2009年9月11日出願)、およびc)米国仮特許出願第61/243,986号(2009年9月18日出願)の利益を主張し、これらの全出願は、その全体が本明細書に参考として援用される。また、本願は、その全体が本明細書に参考として援用される米国特許仮出願第12/753,788号(2010年4月2日出願)にも関連する。
椎間板ヘルニアは、脊椎骨間に位置しているクッションのような構造の椎間板の一部が、椎間板と脊椎の通常限度を越えて膨張または押出する、一般的な障害である。椎間板ヘルニアは、椎間板を含む組織の弾性の喪失の結果であると考えられており、加齢と関連している。椎間板ヘルニアおよび他の退化性椎間板疾患はまた、脊髄管狭窄、脊椎の骨および靭帯構造の狭小化と関連している。椎間板ヘルニアは椎間板の周囲どこにでも起こる可能性があるが、脊髄と脊髄神経根が存在する椎間板の後部および後側領域により頻繁に発生する。それらの神経構造の圧縮は、基本的な日常活動および生活の質に実質的な影響を与える可能性のある疼痛、感覚異常、衰弱、尿便失禁、および他の神経症状を導く可能性がある。
椎間板と関連する疼痛の一時的な軽減は、しばしば保存療法によって得られ、保存療法には、疼痛および炎症を軽減するための体位療法(例えば、脊椎に対する圧力を低下させるために前かがみに座るか前屈する)、理学療法、ならびに痛覚および炎症を軽減する薬物療法を含む保存療法が含まれる。保存療法によって患者の症候が解消しない場合、症候の構造的病因に対処するために手術が考慮され得る。椎間板ヘルニアの外科処置は、十分な外科的曝露を達成するために、患者の背中に沿った筋肉、結合組織、および骨の広範な解離を必要とする切開手術を伴うことが多い。また、これらの手術は、手術部位付近に重要な神経血管構造が存在するため、合併症の重大なリスクに患者を曝す。例えば、椎間板切除手術は、障害のある椎間板にアクセスし、椎間板の一部および遊離した椎間板断片を除去することによってヘルニア形成を減圧させるために使われ得る。障害のある椎間板への十分なアクセスを達成するために、椎骨の薄膜または骨弓の一部が除去され得、その結果、手術の侵襲性が増進する。椎間板切除によって患者の症候が解消しない場合、より抜本的な処置には、椎間板置換手術または脊椎椎体固定術が含まれ得る。
椎骨塊の破砕は、脊柱の他の一般的な障害である。椎骨が破砕すると、骨の通常形状が圧迫および曲解され、結果的に疼痛をもたらす。脊椎の1つ以上の椎骨の虚脱を伴うこともあるこれらの椎骨圧迫骨折(VCF)は、共通する所見であって、骨粗しょう症の結果である。骨粗しょう症は、しばしば加齢とともに重度になり、結果的に、正常な骨の密度、質量、および強度の喪失をもたらす障害である。骨粗しょう症は、しばしば骨が次第に多孔性または多小径穴となり、骨折に対して脆弱状態に導く。骨粗しょう症に加えて、椎骨もまた、癌または感染によって弱体化される可能性がある。
いくつかの症例では、椎骨塊の破砕は、椎骨塊の外科切除および椎骨塊置換装置の移植で治療され得る。他の治療には、椎体形成術および椎骨形成術が含まれることもあり、それらは椎骨切迫骨折(VCF)の治療のための低侵襲性手段である。椎体形成術では、医師は、管状針を通して骨折骨にセメント混合物を投入するために画像ガイダンスを使用する。椎骨形成術では、椎骨塊の高さと形状の少なくともいくつかを回復させるために、最初にバルーンが針を介して骨折椎骨塊に挿入され、続いて、バルーンによって形成された空洞の中へのバルーンセメント注入物が除去される。
椎間板ヘルニアの治療のためのシステムおよび方法には、外科的および内視鏡的アクセスおよび椎間板組織の除去が含まれる。使用され得る組織除去装置には、ケーブル等、拡張可能な細長部材が含まれ、拡張可能な細長部材は椎間板の中に挿入され、椎間板物質を粉砕するために回転され、それを除去することを容易にし得る。
組織除去装置は、格納され、配備された構成のケーブルを含み得る。ケーブルは、ケーブル遠位端を、組織除去装置の軸から一定距離、抑制する可動剛性要素によって遠位で支えられ得る。
椎間板ヘルニアの治療のためのシステムおよび方法には、外科的および内視鏡的アクセスおよび椎間板組織の除去が含まれる。使用され得る組織除去装置には、ケーブル等、拡張可能な細長部材が含まれ、拡張可能な細長部材は椎間板の中に挿入され、椎間板物質を粉砕するために回転され、それを除去することを容易にし得る。
組織除去装置は、格納され、配備された構成のケーブルを含み得る。ケーブルは、ケーブル遠位端を、組織除去装置の軸から一定距離、抑制する可動剛性要素によって遠位で支えられ得る。
本明細書に説明される組織除去システムの1つの変形例は、電源コネクタと、調整アセンブリと、少なくとも8,000rpmの速度で回転するように構成されるモータとを有する携帯式筐体を含み得る。また、組織除去システムは、携帯式筐体に取り付けられる、斜角の付けられた遠位端および近位端のある外軸も含み得る。外軸は、約10センチメートル(cm)から約30cmの長さおよび約3mm未満の平均直径を有する外軸も含み得る。組織除去装置は、外軸内に位置し、モータに連結されている鈍的遠位端と、内軸の遠位開口部を通って遠位に延在する細長部材と、内軸に近位に、細長部材に遠位に連結される支持要素とをさらに含み得る。細長部材は、蝶番構成によって支持要素に結合されてよい。蝶番機構は、一般に細長部材と支持要素の間の相対的な移動を、細長部材および支持要素によって一般に形成される平面に制限するように構成され得る。いくつかの変形例では、刃先は、切削工具の外面よりも、装置軸の中心軸からより遠いことがある。
組織除去システムは、近位端、遠位端、およびその遠位端の回りの遠位開口部を含む回転可能な軸と、回転可能な軸の遠位開口部内で拡張し、収縮するように構成される拡張機構と、回転可能な軸への近位取付具を含む支持機構と、拡張機構および支持機構の内の少なくとも1つに取り付けられる切断機構と、回転可能な軸の近位端にある制御装置とを含み、制御装置は拡張機構を操作するように構成され、支持機構は、拡張機構および支持機構の内の少なくとも1つへの遠位取付具を含み、支持機構は、その近位取付具と遠位取付具の間に概して一定の長さを含む。拡張機構は、弾性的で非線状の拡張構成、および概してまっすぐにされた収縮構成の細長部材を含み得る。細長部材は、ループ細長部材であってよい。ループ細長部材は、融解されたループ細長部材であってよい。支持機構の近位取付具は、第1の取付具および第2の取付具を含み得る。第1の取付具および第2の取付具は、枢動接合取付具を含み得る。支持機構の末端取付具は、第1取付具と第2取付具の間に中間部分を含み得る。切断機構は、第1の刃先を含み得る。第1の刃先は弓状の刃先であってよい。切断機構は、第1の刃先と回転可能な軸の間に位置する第2の刃先をさらに含み得る。切断機構は、第1の刃先と拡張機構の間に位置する第2の刃先をさらに含み得る。切断機構は、第1の刃先と第2の刃先の間に位置する第1の管腔をさらに含み得る。切断機構は、拡張機構および支持機構の内の少なくとも1つが常駐する第2の管腔をさらに含み得る。切断機構は、拡張機構および支持機構の内の少なくとも1つが常駐する保持管腔をさらに含み得る。第1の刃先は、概して、回転可能な管の回転軸に直角である第2の平面に実質的に直角となる第1の平面内で配向されてよい。回転可能な軸は、支持機構の近位取付具に近位の輸送機構をさらに含み得る。輸送機構は、螺旋輸送機構であり得る。回転可能な軸は、マルチフィラメントケーブルを含み得る。回転可能な軸は、拡張できる回転可能なケーブルを含み得る。組織除去システムは、回転可能な軸が常駐する管をさらに含み得る。管は、曲線状の部分を含み得る。組織除去システムは、管を摺動可能に受け入れるように構成された移動制限器をさらに含み得る。
別の例では、患者を治療するための方法であって、切断要素を椎間板の中に挿入するステップであって、ケーブルが回転可能な軸アセンブリに連結され、切断要素が回転可能な軸アセンブリに関して非対称には位置される挿入するステップと、回転可能な軸アセンブリの開口部から切断要素を拡張するステップと、回転可能な軸アセンブリ上の少なくとも2つまたは少なくとも3つの場所から切断要素を支持しながら、回転可能な軸アセンブリの回転軸の周りで切断要素を回転させるステップとを含む方法が提供される。切断要素を支えることは、回転可能な軸に2つの別々の場所で取り付けられるケーブルループを使用して切断要素を支えることも含み得る。切断要素を回転させることは、ケーブルループを引っ張って、圧迫した状態にすることがある。回転可能な軸アセンブリ内の開口部から切断要素を拡張することは、弾力的な細長部材を使用して回転可能な軸アセンブリ内の開口部から切断要素を拡張することを含み得る。弾力的な細長部材は、曲線状の弾力的な細長部材であってよい。弾力的な細長部材は、マルチフィラメントケーブルを含んでもよい。マルチフィラメントケーブルは、切断要素を通してループ化されてよく、マルチフィラメントケーブルの非隣接部分は互いに融解される。この方法は、回転可能な軸アセンブリに沿って近位に物質を輸送することをさらに含み得る。回転可能な軸アセンブリに沿って近位に物質を輸送することは、回転可能な軸アセンブリ上に位置する螺旋構造によって実行されてよい。回転可能な軸アセンブリに沿って近位に物質を輸送することは、回転可能な軸アセンブリが常駐する管内の曲線状の通路に沿って実行されてよい。物質は、回転可能な軸アセンブリの少なくとも一部が常駐する収集室内で回収されてよい。
腰椎の一部分の概略斜視図である。 腰椎の一部分の概略側面図である。 腰椎および椎間板の一部分の概略上面図である。 図4Aおよび図4Bは、それぞれ、ヘルニア状椎間板の治療中および治療後の概略上面図である。 図4Aおよび図4Bは、それぞれ、ヘルニア状椎間板の治療中および治療後の概略上面図である。 図5Aは、組織除去装置の実施形態の側面図であり、図5Bは図5Aの装置の断面詳細図である。 図5Aは、組織除去装置の実施形態の側面図であり、図5Bは図5Aの装置の断面詳細図である。 図6Aおよび図6Bは、それぞれ、収縮構成内および拡張構成内で回転可能な細長部材を有する組織除去装置の実施形態の側面図である。 陥凹溝を有する組織除去装置の別の実施形態を示す図である。 マルチフィラメント細長部材を有する組織除去装置の別の実施形態を示す図である。 組織除去装置の別の実施形態示す図である。 複数の固定支柱を有する組織除去装置の一実施形態を示す図である。 固定支柱を有する組織除去装置の別の実施形態を示す図である。 図12Aおよび図12Bは、それぞれ収縮状態および拡張状態にある螺旋状に配向された細長部材を有する組織除去装置の別の実施形態を図解する図である。 図13Aおよび図13Bは、組織除去装置の別の実施形態の側面図および縦断面図であり、図13Cは、拡張状態にある組織除去ケーブルを有する図13Aの組織除去装置の側面図である。 図14Aおよび図14Bは、それぞれ、収縮構成内および拡張構成内の組織除去装置の別の実施形態の側面図である。 テーパ中央部を有する組織除去装置の実施形態を示す図である。 狭螺旋状領域を有する組織除去装置の実施形態を示す図である。 任意選択の組織移送機構の一実施形態の詳細図である。 図18Aおよび図18Bは、組織除去装置の別の実施形態の斜視図および側面図であって、図18Cは図18Aおよび図18Bの組織除去装置の構成要素図であり、図18Dは、筐体の一部分が除去された、図18Aおよび図18Bの組織除去装置の断面図である。 図18Aおよび図18Bは、組織除去装置の別の実施形態の斜視図および側面図であって、図18Cは図18Aおよび図18Bの組織除去装置の構成要素図であり、図18Dは、筐体の一部分が除去された、図18Aおよび図18Bの組織除去装置の断面図である。 図18Aおよび図18Bは、組織除去装置の別の実施形態の斜視図および側面図であって、図18Cは図18Aおよび図18Bの組織除去装置の構成要素図であり、図18Dは、筐体の一部分が除去された、図18Aおよび図18Bの組織除去装置の断面図である。 図18Aおよび図18Bは、組織除去装置の別の実施形態の斜視図および側面図であって、図18Cは図18Aおよび図18Bの組織除去装置の構成要素図であり、図18Dは、筐体の一部分が除去された、図18Aおよび図18Bの組織除去装置の断面図である。 図19Aは、可撓性組織除去装置の一実施形態を概略的に示し、図19Bは、筐体の一部分が除去された、図19Aの可撓性組織除去装置の近位端の側面略図であり、図19Cは、屈曲構造における図19Aの可撓性組織除去装置の遠位端の詳細図である。 図19Aは、可撓性組織除去装置の一実施形態を概略的に示し、図19Bは、筐体の一部分が除去された、図19Aの可撓性組織除去装置の近位端の側面略図であり、図19Cは、屈曲構造における図19Aの可撓性組織除去装置の遠位端の詳細図である。 図19Aは、可撓性組織除去装置の一実施形態を概略的に示し、図19Bは、筐体の一部分が除去された、図19Aの可撓性組織除去装置の近位端の側面略図であり、図19Cは、屈曲構造における図19Aの可撓性組織除去装置の遠位端の詳細図である。 図20Aおよび図20Bは、それぞれ、椎間板の中に挿入された可動組織除去装置の側面略図および上方断面図である。 図21Aは、拡張構成において鈍的先端を有する組織除去装置の別の実施形態の遠位端を示し、図21Bから図21Dは、収縮構成での図21Aにおける組織除去装置の多様面を示し、図21Eは、内部切断機構を有する別の組織除去装置の縦断面略図である。 図21Aは、拡張構成において鈍的先端を有する組織除去装置の別の実施形態の遠位端を示し、図21Bから図21Dは、収縮構成での図21Aにおける組織除去装置の多様面を示し、図21Eは、内部切断機構を有する別の組織除去装置の縦断面略図である。 図21Aは、拡張構成において鈍的先端を有する組織除去装置の別の実施形態の遠位端を示し、図21Bから図21Dは、収縮構成での図21Aにおける組織除去装置の多様面を示し、図21Eは、内部切断機構を有する別の組織除去装置の縦断面略図である。 図21Aは、拡張構成において鈍的先端を有する組織除去装置の別の実施形態の遠位端を示し、図21Bから図21Dは、収縮構成での図21Aにおける組織除去装置の多様面を示し、図21Eは、内部切断機構を有する別の組織除去装置の縦断面略図である。 図21Aは、拡張構成において鈍的先端を有する組織除去装置の別の実施形態の遠位端を示し、図21Bから図21Dは、収縮構成での図21Aにおける組織除去装置の多様面を示し、図21Eは、内部切断機構を有する別の組織除去装置の縦断面略図である。 任意視覚心室腔を有する図21Aの組織除去装置を図解する図である。 種々のアクセスシステムと使用できるカニューレおよび栓塞子装置の実施形態を示す図である。 図24Aから図24Cは、椎体形成術を実行する一実施形態を示す図である。 図24Aから図24Cは、椎体形成術を実行する一実施形態を示す図である。 図24Aから図24Cは、椎体形成術を実行する一実施形態を示す図である。 図25Aから図25Eは、多様な配備構成にある遠位に支えられ、抑制された拡張可能な要素を有するケーブルを基礎とする組織除去装置の実施形態を示す図である。 図25Aから図25Eは、多様な配備構成にある遠位に支えられ、抑制された拡張可能な要素を有するケーブルを基礎とする組織除去装置の実施形態を示す図である。 図25Aから図25Eは、多様な配備構成にある遠位に支えられ、抑制された拡張可能な要素を有するケーブルを基礎とする組織除去装置の実施形態を示す図である。 図25Aから図25Eは、多様な配備構成にある遠位に支えられ、抑制された拡張可能な要素を有するケーブルを基礎とする組織除去装置の実施形態を示す図である。 図25Aから図25Eは、多様な配備構成にある遠位に支えられ、抑制された拡張可能な要素を有するケーブルを基礎とする組織除去装置の実施形態を示す図である。 図26Aおよび図26Bは、拡張可能な要素組織除去装置の別の実施形態を示す図である。 遠位に取り付けられた切断要素を有する拡張可能な要素組織除去装置の実施形態を示す図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図28Aは、ケーブルを基礎とする組織除去装置に取り付けられる切断要素の別の実施形態を示す図である。図28Bは、その取付部位を基準にした切断要素の相対移動範囲および配向の概略図である。図28Cおよび図28Dは、図28Aの切断要素の前方斜視図および後方斜視図である。図28Eおよび図28Fは、図28Aの切断要素の前方図および側面図であり、図28Gは、図28Fの切断要素の断面図である。 図29Aおよび図29Bは、切断要素の別の実施形態の前方斜視図および側面図である。 開放構成環状切断要素を示す図である。 二重楕円切断要素を示す図である。 三葉切断要素を示す図である。 開放構成三葉切断要素を示す図である。 交換管腔を有する閉鎖構成環状切断要素を示す図である。 外面が陥凹した円形刃先を有する薄型の切断要素を示す図である。 円形刃先および外側ドーナツ状切断ヘッドを有する薄型切断要素を示す図である。 円形刃先および平面的な外面を有する薄型切断要素を示す図である。 複数の円形刃先を有する薄型球状切断要素を示す図である。 円形刃先、および外面に切断ブロックを有する薄型切断要素を示す図である。 先端が複数に分かれた爪構成を有する切断要素を示す図である。 外向きに先細る構成の多重環型切断要素を示す図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図42Aから図42Cは、弓状の刃先を有する切断要素の多様な斜視図である。図42Dから図42Dは、それぞれ、図42Aから図42Cの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図43Aから図43Cは、切断計器のさまざまな配備位置にある図42Aから図42Gの切断要素の概略図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図44Aから図44Cは、複数の弓状の刃先を有する別の切断要素の多様な斜視図である。図44Dから図44Gは、それぞれ、図44Aから図44Dの切断要素の前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図45Aから図45Dは、卵形形状の刃先を有する切断要素のそれぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および下側面図である。 図45Aから図45Dは、卵形形状の刃先を有する切断要素のそれぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および下側面図である。 図45Aから図45Dは、卵形形状の刃先を有する切断要素のそれぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および下側面図である。 図45Aから図45Dは、卵形形状の刃先を有する切断要素のそれぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および下側面図である。 図46Aから図46Dは、陥凹傾斜面に沿って曲線状の刃先を有する切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図46Aから図46Dは、陥凹傾斜面に沿って曲線状の刃先を有する切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図46Aから図46Dは、陥凹傾斜面に沿って曲線状の刃先を有する切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図46Aから図46Dは、陥凹傾斜面に沿って曲線状の刃先を有する切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図47Aから図47Dは、図46Aから図46Dの切断要素とは異なる曲率半径を有する曲線状の切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図47Aから図47Dは、図46Aから図46Dの切断要素とは異なる曲率半径を有する曲線状の切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図47Aから図47Dは、図46Aから図46Dの切断要素とは異なる曲率半径を有する曲線状の切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図47Aから図47Dは、図46Aから図46Dの切断要素とは異なる曲率半径を有する曲線状の切断要素の、それぞれ、前方側面図、側面断面図、側面図、および上方側面図である。 図48Aから図48Dは、多様な切断管腔幾何学形状を有する切断要素を示す図である。図48Cは、鋸歯状の刃を有する切断要素の斜視図である。 図48Aから図48Dは、多様な切断管腔幾何学形状を有する切断要素を示す図である。図48Cは、鋸歯状の刃を有する切断要素の斜視図である。 図48Aから図48Dは、多様な切断管腔幾何学形状を有する切断要素を示す図である。図48Cは、鋸歯状の刃を有する切断要素の斜視図である。 図49Aから図49Bは、斜めの刃先を有する外側管状軸の1つの変形例を示す図である。 図50Aから図50Bは、直線的な刃および曲線状の歯を含む、複数の刃先を有する外側管状軸の別の変形例を示す図である。 ハンドル部、軸、および組織除去アセンブリを含む組織除去装置の1つの変形例を図解する図である。 図52Aから図52Fは、組織除去装置とともに使用され得る組織除去アセンブリの1つの変形例の多様な斜視図である。図52Bは、図52Aに図示される組織除去アセンブリの側面斜視図である。図52Cは側面図であり、図52Dは上方側面図である。図52Eおよび図52Fは、配備および使用中の組織除去アセンブリの異なる構成を示す図である。 図52Aから図52Fは、組織除去装置とともに使用され得る組織除去アセンブリの1つの変形例の多様な斜視図である。図52Bは、図52Aに図示される組織除去アセンブリの側面斜視図である。図52Cは側面図であり、図52Dは上方側面図である。図52Eおよび図52Fは、配備および使用中の組織除去アセンブリの異なる構成を示す図である。 図52Aから図52Fは、組織除去装置とともに使用され得る組織除去アセンブリの1つの変形例の多様な斜視図である。図52Bは、図52Aに図示される組織除去アセンブリの側面斜視図である。図52Cは側面図であり、図52Dは上方側面図である。図52Eおよび図52Fは、配備および使用中の組織除去アセンブリの異なる構成を示す図である。 図52Aから図52Fは、組織除去装置とともに使用され得る組織除去アセンブリの1つの変形例の多様な斜視図である。図52Bは、図52Aに図示される組織除去アセンブリの側面斜視図である。図52Cは側面図であり、図52Dは上方側面図である。図52Eおよび図52Fは、配備および使用中の組織除去アセンブリの異なる構成を示す図である。 図52Aから図52Fは、組織除去装置とともに使用され得る組織除去アセンブリの1つの変形例の多様な斜視図である。図52Bは、図52Aに図示される組織除去アセンブリの側面斜視図である。図52Cは側面図であり、図52Dは上方側面図である。図52Eおよび図52Fは、配備および使用中の組織除去アセンブリの異なる構成を示す図である。 図52Aから図52Fは、組織除去装置とともに使用され得る組織除去アセンブリの1つの変形例の多様な斜視図である。図52Bは、図52Aに図示される組織除去アセンブリの側面斜視図である。図52Cは側面図であり、図52Dは上方側面図である。図52Eおよび図52Fは、配備および使用中の組織除去アセンブリの異なる構成を示す図である。 図53Aから図53Dは、組織除去アセンブリキャップの一実施形態の前方斜視図、後方斜視図、後方側面図、および側面断面図である。 図53Aから図53Dは、組織除去アセンブリキャップの一実施形態の前方斜視図、後方斜視図、後方側面図、および側面断面図である。 図53Aから図53Dは、組織除去アセンブリキャップの一実施形態の前方斜視図、後方斜視図、後方側面図、および側面断面図である。 図53Aから図53Dは、組織除去アセンブリキャップの一実施形態の前方斜視図、後方斜視図、後方側面図、および側面断面図である。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 図54Aは、組織除去アセンブリと使用され得る組織輸送アセンブリの実施形態を示す図である。図54Bから図54Iは、組織輸送アセンブリで使用され得るインペラの多様な実施例を示す。 鞘を有する、図54の組織輸送アセンブリの実施例を示す図である。 組織除去アセンブリの別の本発明の変形例を概略で示す図である。 図57Aから図57Fは、組織除去装置と使用され得る移動制限器の1つの変形例を示す図である。図57Aから図57Bは、移動制限器の多様な斜視図である。図57Cから図57Fは、移動制限器が組織除去装置の一実施例とどのように使用され得るのかの実施例を示す図である。 図57Aから図57Fは、組織除去装置と使用され得る移動制限器の1つの変形例を示す図である。図57Aから図57Bは、移動制限器の多様な斜視図である。図57Cから図57Fは、移動制限器が組織除去装置の一実施例とどのように使用され得るのかの実施例を示す図である。 図57Aから図57Fは、組織除去装置と使用され得る移動制限器の1つの変形例を示す図である。図57Aから図57Bは、移動制限器の多様な斜視図である。図57Cから図57Fは、移動制限器が組織除去装置の一実施例とどのように使用され得るのかの実施例を示す図である。 図57Aから図57Fは、組織除去装置と使用され得る移動制限器の1つの変形例を示す図である。図57Aから図57Bは、移動制限器の多様な斜視図である。図57Cから図57Fは、移動制限器が組織除去装置の一実施例とどのように使用され得るのかの実施例を示す図である。 図57Aから図57Fは、組織除去装置と使用され得る移動制限器の1つの変形例を示す図である。図57Aから図57Bは、移動制限器の多様な斜視図である。図57Cから図57Fは、移動制限器が組織除去装置の一実施例とどのように使用され得るのかの実施例を示す図である。 図57Aから図57Fは、組織除去装置と使用され得る移動制限器の1つの変形例を示す図である。図57Aから図57Bは、移動制限器の多様な斜視図である。図57Cから図57Fは、移動制限器が組織除去装置の一実施例とどのように使用され得るのかの実施例を示す図である。 図58Aは、組織除去装置の挿入のために患者の開口部を拡大するために使用され得る拡張器の一変形例を示す図である。図58Bは、標的組織までの組織除去装置のアクセス経路を提供するために使用され得るアクセスカニューレの一実施例を示す図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。 図59Aから図59Gは、低侵襲性手段で組織除去装置と使用され得る移動制限器の別の変形例の多様な斜視図である。
図1および2は、脊椎100の腰部分の概略図である。脊柱管102は、複数の椎骨104、106、および108により形成され、椎骨は、前方に椎体110、112、および114を備え、後方に椎弓116および118を備える。図1における上位の椎骨104の椎弓と隣接する結合組織とは、脊柱管102内の脊髄122をより良好に図示するために省略されている。脊髄神経124は、脊髄122から双方に分岐し、隣接する椎骨104、106、および108によって構成される椎間孔126(図2および3に最も良く見られる)を通って脊柱管102を出る。椎間孔126は、典型的には、椎弓根120の下面、椎体104、106、および108の一部分、隣接する椎骨の下関節突起128、および上関節突起130によって境界付けられる。また、椎弓116および118から突出しているのは、椎骨106および108の横突起132および後棘突起134である。椎体110、112、および114の間に位置しているのは、椎間板132である。
図3を参照すると、脊髄122は、包膜嚢136によって被覆される。包膜嚢136と脊柱管102の境界との間の空間は、硬膜上腔138として知られている。硬膜上腔138は、脊柱管102の縦靭帯140および黄色靭帯142によって、それぞれ前方および後方で境界付けられ、椎弓116および118の椎弓根120および椎間孔126によって側方で境界付けられる。硬膜上腔138は、椎間孔126を介して傍脊椎腔144と連続する。
図4Aを参照すると、椎間板150は、典型的には、線維輪152として知られている結合組織の外端、多層構造、環状帯を含み、線維輪152は、髄核154として知られているゲルのような弾力材を包み込む。髄核154は、脊椎に影響を与える力のための衝撃吸収構造としての機能を果たす。線維輪152および髄核154はともに、線維輪152の弱化領域で腫れ出て、さらに線維輪152を通って押し出するために、時間とともに弾性を減少させ髄核を引き起こし得る弾性膠原構造である。図4Aは、髄核154の突出156を概略的に示し、突出156は、椎間孔126内の線維輪152の壁面を通って貫通し、脊椎から出る神経124を圧迫している。突出156は、残存髄核154と連続している状態のままであるが、突出156は摘取または分離し得、中核の一部分の隔離という結果となる。
前述のように、椎間板ヘルニアの治療には、椎間板物質の除去または減容を伴う、障害のある椎間板への内部アクセスが含まれ得る。これは、少なくとも一部分の椎間板の断面を回復させるために、膨張または突出を引き起こしている圧力を軽減し得る。図4Aにおいて、例えば、組織除去装置200は、ヘルニア状椎間板150から外へ拡張している突出156の中に挿入されている。組織除去装置200は、その後、突出物質を分裂し除去するように作動する。いくつかの実施形態では、組織除去装置200は、椎間板150の中に遠位にさらに挿入され得る。椎間板150の付加的な組織は、その後、除去され得る。図4Bで示されたように、多量の髄核154を除去し、突出156を引き起こしているいくらかの圧力を軽減した後、突出156は椎間板150の中に戻って収縮することができ、その結果、突出経路160を軽減し、精髄神経124の圧迫を軽減する。図4Aにヘルニア状椎間板の対側アクセスが示されているが、同側アクセスもまた使用され得る。さらに、突出したヘルニア状椎間板の直接の組織除去もまた実行され得る。
椎間板切除または髄核摘出術のための椎間板組織の除去に使用される装置には、レーザ、椎間板切除術、トレフィン、ばり、骨鉗子、ラスプ、キュレット、および切断鉗子が含まれ得る。これらの装置の多くは、十分な断面規模を有し、椎間板の中に挿入されると、挿入部位での線維輪の安全性を実質的に危うくする挿入通路を作り出す。したがって、残存した髄核物質は、挿入部位を接合または別様に閉鎖するための処置を講じることなく、挿入部位を通って突出またはヘルニアになり得、その結果、椎間板切除または髄核摘出手術に複雑性が増す。
対照的に、組織除去装置は、椎間板の中への挿入通路を封印または閉鎖するために、縫合、接着、または他の処置を必要とすることなく、椎間板に向かってまたは椎間板の中への低侵襲的挿入のために形成され得る。組織除去装置は、脊椎の中および体の他の領域の至るところでの椎間板切除、髄核摘出術、接着溶解、および他の組織除去手術を含むが、そられに限定されない多種多様の処置のうちのいずれかに使われ得る。図5Aは、組織除去装置2の1つの実施形態を示し、筐体6に連結された外側管4を含む。静的外側管4は、組織除去アセンブリ8に取り付けられる回転駆動軸(図示せず)を被覆する。他の実施形態では、組織除去装置2は、外側管を含まなくてもよく、組織除去装置の駆動軸は、カニューレまたは他のアクセス装置の管腔の中に挿入されてもよい。筐体6は、組織除去装置2の組織除去アセンブリ8および他の任意選択の特徴を制御するように構成された1つ以上の構成要素を含む。組織除去アセンブリ8は、その実施例については、以下により詳細に説明するが、種々のスピードで回転されると、組織を切断、切り取り、研削、バリ取り、粉砕、創傷切除、減量、乳化、分裂、または別様に除去するように構成され得る。乳化には、例えば、培地における組織粒子の懸濁の形成が含まれ、培地は、標的部位における既存の流体、組織除去装置を介して追加された流体、および/または組織の減量により生成される流体を含み得る。任意選択の構成要素には、組織除去アセンブリを回転または移動するように構成されるモータ、電源または電力インターフェース、モータ制御器、組織輸送アセンブリ、エネルギー送達または凍結療法アセンブリ、治療剤送達アセンブリ、光源、および1つ以上の流体シールが含まれ得るが、これらに限定されない。任意選択の組織輸送アセンブリは、吸引アセンブリおよび/または機械的吸入アセンブリを備え得る。これらの構成要素の1つ以上は、組織除去装置および/または筐体6に遠位に位置している他の構成要素を操作するために、外側管4を通って、または筐体6から直接作用し得る。例えば、組織除去装置2は、組織または標的部位もしくは患者からの流体の輸送を容易にするために、吸入源または吸引源に取り付けられ得る任意選択のポート20をさらに含む。吸引源は、例えば、動力真空ポンプ、壁面吸引出口、または注射器であり得る。
筐体6は、制御インターフェース10をさらに含んでもよく、制御インターフェース10は、オン状態およびオフ状態を含むが、これらに限定されない組織除去装置2の電力状態を制御するために使用され得る。この特定の実施形態では、制御インターフェース10は、レバーまたは枢動部材を含むが、他の実施形態では、制御インターフェース10は、押ボタン、スライド、ダイヤル、またはノブを含んでもよい。いくつかの実施形態では、制御インターフェース10はまた、組織除去アセンブリ8のモータ速度および/または運動方向を調整してもよい。双方向組織減量装置は、例えば、万が一組織除去アセンブリ8が体内組織または構造に詰まった場合に、潜在的な安全特徴として提供されてもよい。硬膜上腔に見られるクモの巣状の結合組織は、バリデバイスまたは他の組織除去装置上に巻き込まれ得るか、または捕捉され得る。この結合組織は、組織をほどくように回転方向を逆にすることによって、双方向組織除去装置で取り除かれ得る。制御インターフェース10は、アナログまたはデジタルであってもよく、1つ以上の事前設定の選択を容易にするために1つ以上の戻り止め位置を含んでもよい。他の実施形態では、別々のモータ制御インターフェースが、モータの1つ以上の特徴に設けられてもよい。さらに他の実施形態では、組織除去装置の他の特徴のための制御インターフェースが設けられてもよい。
図6Aおよび6Bに関して、組織除去アセンブリ200は、回転可能な軸208に連結するそれぞれの部分とともに、少なくとも1つの近位部204および遠位部206を有する細長部材202を含み得る。細長部材202は、図5Aで示される収縮構成、および図5Bで示される拡張構成を有する。拡張構成においては、細長部材202の少なくとも一部210は、収縮構成内の同じ一部210よりも回転可能な軸208からより離れて変位させられる。細長部材202の構造を調整するためには、細長部材202の近位開口部212と遠位開口部214(または遠位部206の遠位取付具)の間の回転可能な軸208の曝露された長さを変更するために、細長部材202の近位部204は、スライドインまたは回転可能な軸208の近位開口部212からスライドアウトされ得る。細長部材202の収縮構成から拡張機能までの長さの変化率は、約10%から約60%以上、場合によっては、約20%から約40%、および他の場合では、約15%から約20%の範囲にあり得る。いくつかの実施形態では、構造間の細長部材202の変化には、近位部204と近位開口部212の間の運動に加えてまたは代わって、その遠位部206をスライドインすること、または遠位開口部214からスライドアウトすることが含まれ得る。
組織除去装置200は、図6Aおよび6Bに示されるように、円錐構造で遠位ヘッド216をさらに含み得る。卵円構造、ドーム型構造、凹状構造、および立体構造等を含むが、それらに限定されない他のヘッド構造もまた検討される。ヘッド216は、椎間板の環状壁面等、体内組織を貫通または切り裂くように構成されてもよく、回転可能な軸208が回転している間、または回転可能な軸208が回転していない時、使用されてもよい。他の実施形態では、ヘッドは、切断、切り取り、研削、バリ取り、粉砕、創傷切除、減量、乳化、分裂、または別様に組織または身体構造を除去するために使用され得る多重点または多重端を備え得る。さらに他の実施形態では、ヘッドは、バリ機構として使われ得るグリットの表面を含み得る。粒度は約60から約1200以上、場合によっては、約100から約600、および他の場合には、約200から約500におよび得る。
ヘッドは、任意選択で、標的部位での吸引または吸入を実施するために、および/または標的部位へ生理食塩水または他の生体適合流体または物質を注ぐために使用され得るポートまたはアパーチャを含み得る。生理食塩水または他の冷却物質または流体の使用は、例えば、除去処置の間に標的部位に印加された摩擦または他の力によって引き起こされ得る熱運動を制限するために使用され得る。生理食塩水または他の物質は、冷却されてもよく、または冷却されなくてもよい。他の実施形態では、1つ以上の治療薬は、多種多様の治療効果のうちのいずれかのために、生理食塩水中または流体中に供給され得る。これらの効果には、抗炎症効果、抗感染効果、抗腫瘍効果、抗増殖効果、止血効果等が含まれる。
いくつかの実施形態では、回転可能な軸は任意選択で、細長部材202を受けるために、その外側面上に1つ以上の陥凹または溝を備え得る。例えば、図7は、回転可能な軸208の近位開口部212および遠位開口部214の間の片面溝218を示す。片面溝218の深度および断面形状は、細長部材202を一部または全て受けるように構成され得る。
細長部材202は、多種多様の物質および構造のうちのいずれかを含み得る。例えば、細長部材202は、チタニウム、ニッケルチタン合金、ステンレス鋼、コバルトクロミウム合金、ポリマー(例えば、ナイロン、ポリエステル、およびポリプロピレン)、またはそれらの結合を含み得る。細長部材202はまた、単一フィラメントまたはマルチフィラメント構造を有し得る。図8は、例えば、マルチフィラメントケーブル302を含む細長部材の組織除去装置300を示す。いくつかの実施形態では、マルチフィラメント細長部材は、単一フィラメント細長部材より大きい可撓性および/または応力耐性を提供し得る。マルチフィラメント細長部材は、約2フィラメントから約50フィラメント以上、場合によっては、約3フィラメントから約10フィラメント、および他の場合では、約5フィラメントから約7フィラメントの、いくつものフィラメントを含み得る。いくつかの実施形態では、細長部材は、椎間板に隣接する椎体の運動終板のように、骨組織の曲げ弾性係数よりも小さい曲げ弾性係数を有する。いくつかの症例では、ある身体構造よりも小さい曲げ弾性係数を提供することによって、それらの身体構造に対する損傷は、減少または大幅に削減され得る。したがって、いくつかの椎間板切除または髄核摘出術処置において、椎骨運動終板の骨組織の曲げ弾性係数および椎間板環状線維壁面の両方よりも小さい曲げ弾性係数を有する細長部材を有する組織除去装置は、椎間板またはその椎骨の近接壁面を損傷することなく、椎間板の内側組織を粉砕することができ得る。いくつかの実施例では、細長部材の曲げ弾性係数は、無傷の骨または環状線維組織の曲げ弾性係数の約半分未満であり得るものの、一方で他の実施形態では、細長部材の曲げ弾性係数は、少なくとも5倍だけ低く、またはさらには少なくとも約10倍または20倍だけ小さい。いくつかの実施形態では、細長部材の曲げ弾性係数は、曝露した長さに沿ってまたは回転可能な軸のその連結部位間で略均一である。例えば、いくつかの実施形態では、曲げ弾性係数は細長部材の長さに沿って約10倍の範囲以上によって変動し得ないものの、一方で他の実施形態では、変動率は約5倍から約2倍の範囲より小さくなり得る。
細長部材202は、収縮構成および拡張構成を有し得るが、細長部材202は、他の構成と比較して細長部材202に作用する応力が軽減される自然または基本構成を有し得る。この自然構成は、該当する場合、収縮構成、拡張構成、または収縮構成と拡張構成の間の構成であり得る。したがって、自然構成内の細長部材202に作用する応力は、収縮構成もしくは拡張構成のいずれか、または収縮構成または拡張構成とは異なる第3の構成よりも小さくなり得る。いくつかの実施形態では、拡張構成と類似した自然構成は、その拡張構成にあるときに、細長部材202に作用するよりも小さい基礎応力が、その破断点を超えて細長部材202に応力を加える前に、組織または骨への衝撃からのより大きい応力耐性を提供し得るという理由で、有益であり得る。細長部材202をその収縮構成に調整することは、結果的に、細長部材にかかるより大きな応力になり得るが、応力は、使用中に細長部材に作用する加えられた衝撃を伴わずに、組織除去装置2の挿入および除去でのみ起こり得る。特定の自然構成で細長部材202を作り出すために、製造段階は、使用される特定の物質または形成に応じて変化し得る。細長部材202がステンレス鋼(例えば、304Lまたは316Lステンレス鋼)またはニッケルチタン合金を備える実施形態では、例えば、一連の変形段階および熱焼鈍段階は、自然拡張構成内の細長部材202を形成するために使用され得る。
細長部材202は、例えば、正方形、長方形、台形、円形、楕円形、多角形、および三角形を含むが、それらに限定されない多種多様の断面形状のうちのいずれかを有し得る。断面形状および/またはサイズは、その長さに沿って均一であってもよく、または1つ以上の部分に沿って変化し得る。一実施例では、細長部材は、その近位部からその遠位部まで、またはその遠位部から近位部まで減少する断面積のあるテーパ構成を有し得る。いくつかの実施形態では、細長部材202は、金属ワイヤまたは、約0.2mmから約1.5mm以上、場合によっては、約0.3mmから約1mm、および他の場合では、約0.3mmから約0.5mmの範囲内の直径または最大断面容積のある他の伸長構造を含み得る。
いくつかの実施形態では、細長部材は、マイクロ研磨され得る。マイクロ研磨は、より固いか、またはより緻密な身体構造または組織を創傷清拭するために使用される時に、削取または断片形成の危険性を軽減し得るか、または軽減し得ない。他の実施形態では、細長部材は、その長さの1つ以上の部分に沿ったグリット面または刃先を含み得る。例えば、細長部材は、約90度から約10度、場合によっては、約75度から約15度、および他の場合では、約60度から約30度、さらに他の場合では、約45度から約40度の範囲のエッジ角度のある刃先を含み得る。細長部材面の構成は、細長部材の反対側では、同一または異なり得る。例えば、細長部材の後面と比較して、先行面で異なる構成を有することは、その回転の方法に応じて、細長部材202の細長部材202の切断特性、切り取り特性、創傷清拭特性、または乳化特性の変化を許可し得る。他の実施形態では、先行および後面は、いずれの回転方向でも、通常同一特徴を有し得、類似の性能を有し得るが、1つの面が摩耗した場合に、ユーザに1つの面から他の面にスイッチすることを許可し得る。さらに他の実施形態では、回転方向は、除去される組織の相対的位置および任意の限界解剖構造に応じて、ユーザ選定であり得る。例えば、回転方向は、刃先58または60が組織または構造を捕らえると、組織分裂要素8は、もしあれば臨界解剖構造から離れて回転されるように、選定され得る。
図6Bに示されているように、細長部材202は、通常類似した長さおよび通常直線構成の近位部204および遠位部206を有してもよく、それらの間に曲面のまたは傾斜した中間部210を有してもよい。しかしながら、図9は、凹構成にある近位部314および遠位部316、およびの凸構成にある中間部318を有する細長部材312を含む、組織除去装置310の別の実施形態を示す。多種多様の線状、曲線状、傾斜した部分のうちのいずれかを備え、左右対称または非対称の構成を含む他の構成もまた検討される。図9に示された実施形態において、回転可能な軸326の近位開口部322と遠位開口部324の間の縦方向距離320は、約4mmから約30mm以上、場合によっては、約6mmから約15mm、および他の場合では、約9mmから約12mmの範囲内であり得る。細長部材302の近位開口部322と遠位開口部324から最大変位距離332までの縦方向距離328および330は、それぞれ、類似し得る、または異なり得る。いくつかの実施形態では、縦方向距離328および330は、約2mmから約20mm以上、場合によっては、約3mmから10mm、および他の場合では、約4mmから約6mmの範囲内であり得る。中間部318と回転可能な軸326の間の最高変位距離332は、細長部材の特定の構成に応じて変化する可能性がある。中間部の最小変位距離(図示せず)は、細長部材が回転可能な軸に対して、その全長に沿って完全に収縮しない実施形態にあるように、ゼロである必要はない。いくつかの実施形態では、変位距離318は、約2mmから約10mm以上、場合によっては、約3mmから約8mm、および他の場合では、約4mmから約6mmの範囲内であり得る。いくつかの実施形態では、最大変位距離322は、最大距離に対して、縦方向距離320近位距離328もしくは遠位距離330と比較して見なされる。例えば、縦方向距離に対する最大変位距離の比率は、約0.2から約1以上、場合によっては、約0.3から約0.8、および他の場合では、約0.4から約0.5の範囲内であり得る。回転可能な軸の遠位開口部324と遠位ヘッド336の距離334は、約0.5mmから約5mm以上、場合によっては、約1mmから約4mm、および他の場合では、約2mmから約3mmの範囲内であり得る。ヘッド336の長さ338は、約2mmから約15mm以上、場合によっては、約3mmから約10mm、および他の場合では、約4mmから約5mmの範囲内であり得る。円錐またはテーパヘッドを含む実施形態では、ヘッド構成の角度340は、約10度から約90度以上、場合によっては、約20度から約60度、および他の場合では、約30度から約45度の範囲内であり得る。
回転可能な軸326および/またはヘッド336の直径342(または最大横軸寸法)は、約0.5mmから約5mm以上、場合によっては、約1mmから約3mm、および他の場合では、約1mmから約2mmの範囲内であり得る。軸326とヘッド336の直径は、類似し得る、または異なり得る。近位および遠位開口部の最大断面寸法は、類似し得る、または異なり得て、約0.1mmから約1.5mm以上、場合によっては、約0.2mmから約1mm、および他の場合では、約0.4mmから約0.8mmの範囲内であり得る。
回転可能な軸326の溝344の幅は、あるのであれば、約0.2mmから約1.5mm以上、場合によっては、約0.3mmから約1mm、および他の場合では、約0.4mmから約0.7mmの範囲内であり得る。溝344の幅はまた、細長部材の直径または幅の率とみなされてもよく、その率は、約80%から約400%以上、場合によっては、約105%から約300%、および他の場合では、約150%から約200%の範囲内であり得る。前述のように、溝344の深さは、細長部材312の最大左右面よりも小さくあり得るか、類似し得るか、または大きくあり得る。いくつかの実施形態では、溝深または平均溝深は、約0.2mmから約2mm以上、場合によっては、約0.4mmから約1mm、および他の場合では、約0.6mmから約0.8mmの範囲内であり得る。他の実施形態では、溝の深さは、細長部材の深さの率であってもよく、約20%から約200%以上、場合によっては、約50%から約125%、および他の場合では、約40%から約100%の範囲内であり得る。
単一の細長部材202は、図6Aで示される組織除去装置200内に提供されるが、他の実施形態は、2つ以上の細長部材を含み得る。いくつかの実施形態では、しかしながら、単一の細長部材は、複数の細長部材の組織除去装置と比べて、軽減された表面ドラッグによって、より高い回転速度を可能にし得る。複数の細長部材の実施形態では、細長部材は、回転可能な軸の周りに均一に、または非均一に分布され得る。いくつかの実施形態では、各細長部材は、各自の近位および遠位開口部を有してもよく、しかし他の実施形態では、2つまたはそれ以上の細長部材は、近位および/または遠位開口部を共有し得る。近位および/または遠位開口部は、回転可能な軸上の同一または異なる縦方向位置に位置し得、各細長部材は、同一または異なる長さまたは構成を有し得る。細長部材は、独立して調整可能、または群において調整可能であり得る。
図10を参照すると、いくつかの実施形態では、組織除去装置352の細長部材350は、可撓性の細長部材350に取り付けまたは連結された他の構造354、356、および358を含み得る。これらの構造は、チューブ、棒、バー、切断ディスクまたは他の切断部材、もしくはビードまたは他の構造を含む、多種多様の構造のうちのいずれかを備え得る。図10に示された特定の実施例では、細長部材352は、可撓性部分360、362,364,および366の間で交代する剛性部354、356、および358を備える。1つ以上の可撓性部分はまた、ピン継ぎ手または蝶番継ぎ手のように、機械継ぎ手と置き換えられ得る。いくつかの実施形態では、可撓性伸長部分360,362,364、および366は、各剛性部354、356、および358の管腔を通過する、または別様に、各剛性部354、356、および358に連結している単一の隣接可撓性の細長部材の一部である。他の実施形態では、1つ以上の可撓性部分360,362,364、および366は、分離し、2つのみの剛性部354、356、および358または1つの剛性部、および回転可能な軸368またはその中の構造と相互接続する。剛性部分および可撓性部分の特定の番号、形状、可撓性/剛性、長さ、および位置は、変化してもよく、均一または左右対称でなくてもよい。いくつかの実施形態では、完全に拡張された細長部材の長さに沿った可撓性部に対する剛性部の率は、約0%から約99%、場合によっては、約50%から約95%、および他の場合では、約75%から約90%の範囲内であり得る。いくつかの実施形態では、可撓性部分の長さは、隣接する剛性部分の長さの約75%未満、場合によっては、約50%未満、および他の場合では、約20%または約10%未満であり得る。
図10に示された例において、組織除去装置352は、他の剛性部356および358よりも大きい1つの剛性部354を含む。細長部材350の最大変位距離に位置している部分は、図10に示される通り、可撓性部分362であってもよく、または他の実施形態の剛性部であってもよい。剛性部354、356、および358は、通常形状において線状であるが、曲線状または傾斜またはそれらの結合であり得る。図10の細長部材350はまた、通常収縮構成および拡張構成ともに単一の面内にあるように構成されるが、他の実施形態では、1つ以上の剛性または可撓性部は、収縮構成および/または拡張構成で面外に配向され得る。図10のさらなる図解として、軸368は、溝369、または縮小直径または横断面容積の軸の領域を含んでもよく、細長部材352の突出をより少なくすることを可能にすることを可能にすることによって、組織除去装置352の全体の断面積を縮小し得る。
図10に示されるように、拡張状態にある細長部材350は、その近位開口部370および遠位開口部372周辺に位置している可撓性部366および360を有し得る。しかしながら、他の実施形態では、細長部材は、近位または遠位開口部周囲に、拡張状態にある剛性部または他の構造を有し得る。図11では、例えば、組織除去装置380は、可撓性ケーブル388によって相互接続された近位および遠位剛性部材384および386の通常左右対称の細長部材382を備える。拡張構成では、剛性部材384および386は、部分的に、回転可能な軸394の近位および遠位開口部390および392内に位置しているか、または嵌め込まれる。いくつかのさらなる実施形態では、近位および遠位開口部390および392で剛性部材384および386を有することは、軸394に対して細長部材382の傾斜または屈曲を低減し得る。細長部材382が制限される度合いは、例えば、開口部390および392、ならびに剛性部材384および386の幅、軸394の外側および内側の剛性部材384および386の長さ396および398、可撓性部分(複数の場合がある)の長さ400、および軸394の全体の直径、ならびに剛性部材384および386の剛性の度合いによって決まり得る。図11にさらに示されているように、軸394は、溝400または縮小直径または横軸容積を有する他の構成をさらに含み得る。溝400または構成の少なくとも一部は、近位および遠位開口部390および392の間に位置しているが、溝400または構成はまた、それぞれ、開口部390および392に近位または遠位に位置し得る。
図12Aおよび12Bに示されるように、いくつかの実施形態では、組織除去装置420は、回転可能な軸426の縦方向長さに沿って異なる円周位置に位置する近位および遠位開口部422および424を有してもよく、および/または細長部材428は、回転可能な軸426に対して、螺旋形に捻転し、歪曲された構成を有する少なくとも1つの部分を備える。図12Aは、収縮された構成または折り畳まれた構成内の組織除去装置420を示し、一方で、図12Bは、拡張または拡張構成内の組織除去装置400を示す。軸426の近位開口部422を介して細長部材408を拡張することによって、細長部材426は、縦方向に圧迫され得、軸426から放射状に外向きに拡張され得る。
細長部材の構造は、回転方向で変化し得る。例えば、細長部材は、右または左巻の螺旋配向(すなわち、時計回りまたは反時計回り配向)を有し得る。図12Aおよび12Bでは、例えば、細長部材428は、左巻または反時計回りの螺旋配向を有する(組織除去装置420の近位端から見て)。細長部材428の螺旋配向は、軸426の回転方向と同一であってもよく、または回転方向と逆であってもよい。細長部材428の螺旋構成は、多種多様の方法のうちのいずれかを特徴付けられ得る。例えば、回転の絶対数は、細長部材で、約0(例えば、線状細長部材)から約4回転以上、場合によっては、約1/4回転から約1と1/2回転、および他の場合では、約1/2回転から約1回転の範囲のどこかであり得る。他の実施形態では、螺旋構成は、その回転率によって特徴付けられてもよく、ミリメータまたはセンチメータ毎の回転数として計算され得る。いくつかの実施形態では、回転率は、約0.3回転/cmから約2回転/cm以上、場合によっては、約0.7回転/cmから約1.5回転/cm、および他の場合では、約0.9回転/cmから約1回転/cmの範囲であり得る。細長部材428は、そのピッチ角度によって特徴付けられてもよく、約0度から約90度、場合によっては、約5度から約90度、および他の場合では、約45度から約85度の範囲であり得る。細長部材の螺旋構成は、通常その長さに沿って湾曲し得るが、その間に角のある、または曲線状の屈曲を有する複数線状部分をも有し得る。収縮構成および拡張構成内の螺旋細長部材の構成は、細長部材の可撓性、細長部材のどの1つ以上の端が回転可能な軸に取り付けまたは固定されているかの様式と角度、および細長部材の自然構成に応じて変化し得る。
図13Aから13Cに示されるように、螺旋細長部材452を有する組織除去装置450はまた、回転可能な軸456上に、1つ以上の溝454を有し得る。溝454は、収縮構成における細長部材452の着座および/または固定を容易にし得る。図13Cに示すように、細長部材452および溝454の螺旋構成は、回転可能な軸456の長さに沿って均一でなくてもよい。遠位開口部460に隣接する遠位溝458は、中間溝462の1/2回転よりも約50%短い縦方向距離に沿ったおよそ1/2回転を有し得るものの、中間溝462と近位開口部466の間の近位溝464は通常形状である。いくつかの実施形態では、回転率の変化は、約0から約4回転/cm以上、場合によっては、約0から約1回転/cm、および他の場合では、約0から約0.5回転/cmの範囲であり得る。図13Aから13Cの特定の実施形態では、細長部材452の遠位部468は、細長部材452の近位部470が外側に放射状に曲がると、通常拡張構成内の遠位溝458内の軸456の周囲に包まれたままである。図13Cに示すように、この特定の構成では、細長部材452の最大変位距離472は、遠位開口部460よりも軸456の近位開口部466により近接して位置している。しかしながら、細長部材は、近位および遠位開口部の間のいずれかに位置している、またはさらには遠位開口部に遠位におよび/または近位開口部に近位に拡張している最大変位距離を有して構成され得る。他の実施形態では、細長部材はさらに、複数最大変位距離を有し得る(例えば、拡張構成内の多角の、起伏のある、または円弦曲線の細長部材)。いくつかの実施形態では、最大変位距離472は、軸456の直径または横軸容積よりも約0.5から約10倍の大きさ、場合によっては、約1倍から約5倍の大きさ、および他の場合では、約2倍から約3倍の大きさの範囲である。最大距離の縦方向位置は、近位から遠位開口部までの相対位置として特徴付けられてもよく、そしてそれは約−20%以下、約−10%、約0%、約+10%、約+20%、約+30%、約+40%、約+50%、約+60%、約+70%、約+80%、約+90%、約+100%、約+110%、または約+120%以上であり得る。
次に14Aおよび14Bを参照すると、いくつかの実施形態では、組織除去装置480は、狭小領域484を有する軸482を含み得る。少なくとも一部の狭小部484は、近位および遠位接続間、または細長部材490が突出した取付具または開口部486および488間に位置し得るが、他の実施形態では、狭小部484の少なくとも一部は、それぞれ、開口部486および488に近位または遠位にあり得る。図14Aに示されるように、軸482の狭小部484は、薄型の収縮構成を容易にし得るが、また鉤裂き組織または付着生体物質が占有するための付加空間を提供し得る。これは、例えば、図14Bの細長部材490が図14Aの収縮構成内に収縮される時、または長期処置の間に、発生し得る。この付加空間は、組織除去装置を内視鏡検査器具またはカニューレから引き出す時、有益であり得る。図14Aおよび14Bのさらなる図解として、取付具または開口部486および488は、図12Aおよび12Bに示された組織除去装置420の開口部422および424の表面配向よりはむしろ、横軸配向を有し得る。
図14Aおよび14Bの狭小部484は、均一直径および構成を有しているが、他の実施形態では、図15の組織除去装置492等、狭小部494は、可変の直径または構成を有するテーパ構成を有し得る。再び14Aおよび14Bを参照すると、狭小部494の縦軸は、軸482の残部の枢軸と同軸であり得るが、いくつかの実施形態では、縦軸は、例えば、偏心である、または可変であるように、異なり得る。図16では、例えば、組織除去装置496は、螺旋形または螺旋状の構成を有する非線状の縦軸狭小部498を有する。また、組織除去装置496のこの例は、同一の螺旋配向で狭小部498および細長部材399を有するが、他の実施例では、螺旋配向は、異なり得る、または対照であり得る。
図5Bを参照すると、図5Aの組織除去装置2は、種々の内部構成要素を示すために、除去された筐体6の一部分で図解されている。この実施形態では、組織除去装置2は、組織除去アセンブリ8を駆動するモータ14に電力を供給するために、電池12をさらに含む。他の実施形態では、電池12に加えて、または電池12の代わりに、外部電源へのコネクタが設けられてもよい。電池および供給される電力の種類は、モータおよび/または組織除去装置2の他の構成要素の特定の電力需要に応じて異なり得る。
いくつかの実施形態では、組織除去装置2のモータ14は、DCモータであるが、他の実施形態では、モータ14は、ACまたはユニバーサルモータを含むがこれらに限定されない、多種多様の構成のうちのいずれかを有し得る。モータ14は、トルク式、ブラシ式、ブラシレス式、またはコアレス式のモータであってもよい。いくつかの実施形態では、モータ14は、約500rpmから約200,000rpm以上、場合によっては、約1,000rpmから約40,000rpm、および他の場合では、約5,000rpmから約20,000rpmの回転速度を提供するように構成され得る。モータ14は、外側管4を介して、または外側管4内に位置している駆動部材によって、組織除去アセンブリ8に作用し得る。いくつかのさらなる実施形態では、流体シール16は、モータ14および/または筐体6の他の構成要素を、任意の流体または外側管4もしくは筐体開口部18を通って輸送され得る他の物質から保護するために使用され得る。いくつかの実施形態では、コネクタまたはシールは、トロカール、導入器、カニューレ、または組織除去アセンブリ8および外側管4が挿入された他の管状部材に筐体6を連結することを可能にするために、筐体開口部18の周囲に設けられてもよい。いくつかの実施形態では、組織除去装置は、約0.01cmから約1.5cm以上、場合によっては、約0.1cmから約1cm、および他の場合では、約2mmから約6mmの外径を有する導入器またはカニューレを含んで使用され得る。
図5Aおよび図5Bに示されるように、組織除去装置2は、組織除去装置2と吸入源または吸引源とを連結するために使用され得る導管24をさらに含み得る。吸入源または吸引源は、例えば、外側管4の管腔または導管を通して、または外側管4が挿入される管状部材を通して、流体または物質を輸送するために使用され得る。特定の一実施形態では、導管24は、1本の管22を介して流体シール16と連通するポート20を含む。流体シール16は、外側管4と管22の間の流体または物質の流動を可能にするとともに、モータ14に連結される外側管4またはその中の駆動部材の運動を可能にするように構成される。他の実施形態では、導管24は、流体または物質トラップを含むがこれらに限定されない追加の構成要素をさらに含んでもよく、このトラップは、筐体6内に位置してもよく、もしくは筐体6に取り付けられてもよく、またはポート20もしくは管22に取り付けられてもよく、あるいは組織除去アセンブリ8から吸引源までの経路に沿った他の任意の場所に位置してもよい。いくつかの実施形態では、組織除去装置2を使用して物質を標的部位に吹き込みまたは注入するために、別々のポートを設けてもよい。他の実施形態では、導管24は、物質および/もしくは流体の引き込みおよび吹き込みの両方のため、または吹き込みのみのために使用されてもよい。組織除去装置の構造に応じて、引き込みおよび/または吹き込みは、外側管4の遠位端において、および/または組織除去アセンブリ8の1つ以上の開口部を介して起こり得る。他の実施形態では、ポートは、凝固カテーテル、焼灼カテーテル、または他のエネルギー送達デバイスを標的部位に挿入するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、外側管は、少なくとも1つの管腔を含む外側管状部材と、モータを組織除去アセンブリに機械的に連結するように構成された伸長駆動部材とを含み得る。他の実施形態では、外側管は、例えば、組織除去アセンブリの構成を調整または制御するために、追加の部材を含み得る。いくつかの実施形態では、外側管4は、制御ワイヤを含む1つ以上の管腔を含み、これは、外側管の遠位端の偏向を操作するために使用され得る。外側管および任意選択の駆動部材は、剛性または可撓性であってもよい。外側管は、線状または非線状構成で事前に成形されてもよい。いくつかの実施形態では、外側管および構成要素は、ユーザによって変形可能であるように構成され、特定の標的部位へのアクセスを容易にしてもよく、または1つ以上の引張ワイヤまたは張力要素を含む操縦機構を使用して、ユーザによって操縦可能であってもよい。いくつかの実施形態では、硬化ワイヤまたは要素は、追加の硬性を組織除去装置に提供するために、外側管に挿入してもよい。組織除去要素とモータまたは筐体の間の外側管の全長は、いくつかの実施形態では、約0cmから約30cm以上、場合によっては、約4cmから約20cm、および他の場合では、約10cmから約14cmで変化し得る。
他の実施形態では、組織除去装置は、モータの軸に取り外し可能に取り付け可能であってもよく、またはモータに連結され得る組織除去アセンブリを含んでもよい。さらに他の実施形態では、組織除去装置は、軸に連結される組織除去アセンブリを含んでもよく、この場合、軸は、モータまたはモータに連結される軸に取り外し可能に取り付け可能であり得る。
いくつかの実施形態では、筐体6は、組織除去装置2の携帯式の使用を可能にするサイズおよび/または形状で構成され得る。他の実施形態では、組織除去装置2は、ユーザによる取り扱いを容易にするために、外側管4の周囲に位置するグリップまたは構造を備えてもよく、一方で、外側管4の近位端は、例えば、卓上用もしくはカート式の機械、または装着もしくは固定機械に取り付けられる。これらの実施形態では、グリップは、モータ等、組織除去装置のいずれかの他の構成要素を含んでもよく、または含まなくてもよく、一方で、外側管4の近位端における機械は、例えば、吸引システムまたは種々の無線周波数焼灼構成要素等の1つ以上の他の構成要素を含んでもよい。いくつかの実施形態では、筐体6は、約1cmから約12cm以上、場合によっては、約2cmから約8cm、および他の場合では、約3cmから約5cmの長さを有し得る。筐体の平均直径(または、筐体の縦軸に対する他の横断寸法)は、約1cmから約6cm以上、場合によっては、約2cmから約3cm、および他の場合では、約1.5cmから約2.5cmであり得る。筐体6は、1つ以上の隆起、凹部、またはスチレンブロック共重合体もしくは他のポリマー表面を含むがこれらに限定されないテクスチャ加工面もしくは摩擦面をさらに備えてもよい。
図17に図示するように、組織除去装置は、任意選択により、組織輸送アセンブリ68を含んでもよく、組織輸送アセンブリ68は、外側管4内または外側管4に沿った組織の輸送または除去を容易にするために使用され得る。図示する特定の実施形態では、組織輸送アセンブリ68は、回転し得る駆動部材78上に装着される螺旋状部材70を含む。駆動部材78の作動によって、外側管4のチャネルまたは管腔72内の組織または他の材料の近位運動が、螺旋状部材70の回転により、機械的に容易にされ得る。作動した駆動部材78はまた、遠位のバリ要素または他の組織除去装置8を回転させる。いくつかの実施形態では、組織輸送アセンブリ68の使用は、組織減量が同時に実行されない場合、より遅い回転速度で実行され得る。反対方向に回転する場合、螺旋状部材70は、組織、流体、または他の物質もしくは薬剤を外側管4から放出するか、もしくは遠位に輸送するために使用され得るか、または筐体6の吹き込みポートに供給され得る。
いくつかの実施形態では、螺旋状部材70は、約2mmから約10cm以上、場合によっては、約3mmから約6cm、および他の場合では、約4mmから約1cmの縦方向寸法を有し得る。他の実施形態では、螺旋状部材70の縦方向寸法は、外側管4の縦方向寸法の割合とみなされてもよく、外側管4の縦方向寸法の約5%から約100%、場合によっては、約10%から約50%以上、および他の場合では、約15%から約25%の範囲であってもよく、さらに他の場合では、約5%から約15%である。図17に示す螺旋状部材70は、共通構造である駆動部材78上に装着または連結されていることから、組織除去アセンブリと同じ率で回転するが、他の実施形態では、螺旋状部材は、駆動部材から分離して回転するように構成され得る。例えば、螺旋状部材は、外側管の管腔の少なくとも近位部分に沿って位置するが、駆動部材上に装着されない螺旋状コイルを含み得る。この特定の実施例では、螺旋状部材は、駆動部材から独立して回転可能である。さらに他の実施形態では、螺旋状部材70は、管腔72の表面上に装着されてもよく、駆動部材78または組織除去アセンブリから独立して、外側管4の回転によって、管腔72に沿って組織または物質を輸送するために使用可能である。
螺旋状部材70は、連続構造として示されるが、いくつかの実施形態では、螺旋状部材70は、1つ以上の位置において中断されてもよい。また、螺旋状部材70の締め付けの度合いまたは角度は、約0.5巻/mmから約2巻/mm、場合によっては、約0.75巻/mmから約1.5巻/mm、および他の場合では、約1巻/mmから約1.3巻/mmで変化し得る。螺旋状部材70の断面形状は、図17に示されるように通常円形であり得るが、他の実施形態では、1つ以上の縁を有してもよい。螺旋状部材70の一般的な断面形状は、円形、楕円形、三角形、台形、四角形、長方形、またはいずれかの他の形状であってもよい。螺旋状部材70の巻きの締め付けおよび断面形状または断面積は、均一であってもよく、またはその長さに沿って変化してもよい。いくつかの実施形態では、複数の螺旋状部材70は、外側管4内において平行にまたは連続的に提供され得る。
いくつかの実施形態では、駆動部材78は、約0.01cmから約2cm以上、場合によっては、約0.02cmから約1.5cm、および他の場合では、約0.05から約1cmの長さだけ、外側管4から遠位に拡張および収縮するように構成され得る。いくつかの実施形態では、螺旋状部材70は、約0.01cmから約2cm以上、場合によっては、約0.02cmから約1.5cm、および他の場合では、約0.05から約1cmの距離を置いて、組織減量要素に近位に位置する。いくつかの実施形態では、駆動部材78が外側管4から最大限に拡張する場合、螺旋状部材70は、約0.01cmから約2cm以上、場合によっては、約0.1cmから約1cm、および他の場合では、約0.25cmから約0.5cmの縦方向寸法だけ、外側管4から突出し得る。いくつかの実施形態では、駆動部材78および/または螺旋状部材70の拡張の程度は、組織輸送アセンブリによる組織輸送の程度に影響を及ぼし得る。
図18Aおよび18Bを参照すると、別の実施形態では、組織除去装置500は、筐体502および外側軸504を有する。筐体502には、拡張可能な組織除去アセンブリの収縮および拡張を調整するように構成された指回し式円形板506を有する調整機構が含まれ得る(図示せず)。指回し式円形板506は、拡張可能な組織除去アセンブリに連続変化範囲を提供し得るが、他の実施形態では、指回し式円形板506の回転は、1つ以上の既定位置を提供するつめまたは戻り止めで構成され得る。前述のように、多種多様の他の制御機構およびインターフェースのうちのいずれかは、使用され得る。調整機構は、拡張可能な組織除去アセンブリの過剰拡大に抵抗または阻止するために、1つ以上の制止要素または他の調整制限構成を備え得る。例えば、制限構造は、拡張可能な組織除去アセンブリの過剰拡大に抵抗するために、筐体502内に提供され得る(図示せず)。この特定の実施形態では、組織除去装置500は、ロッカー型電源スイッチ508によって操縦可能に、固定回転速度で組織除去アセンブリを回転させるように構成される。前述のように、しかしながら、多種多様の電源および/または速度制御機構のうちのいずれかが使用され得る。
図18Cおよび18Dを参照すると、図18Cは、筐体502内の内部成分の成分図であって、一方で、図18Dは、筐体502の一部分が除去された内部成分の概略断面図である。図18Cに示すように、駆動部材510は、組織除去装置500の外側軸504内に回転可能に存在する。駆動部材510の遠位端(図示せず)は、組織除去アセンブリ(図示せず)に連結され、一方で、駆動部材510の近位端512は、駆動軸516の遠位端514に連結される。駆動軸516の近位端518は、直接または連結器522を通してのいずれかで、モータ520に連結され得る。連結器522は、駆動軸526のいくつかの軸方向運動を可能にするように構成され得る。調整部材526の近位端524は、駆動部材512の近位端510から突出し、駆動キー528に取り付けられる。駆動キー528は、駆動軸516の近位および遠位518および514の間に摺動可能に位置しているフランジ530を含み得る。指回し式円形板506は、指回し式円形板506の回転が推力部材532の軸方向運動を引き起こすために、推力部材532に移動可能に連結され得る。いくつかの実施形態では、推力部材532は、指回し式円形板506のネジ式管腔に相補的である螺旋状ネジで構成され得る。他の実施形態では、しかしながら、推力部材は、摺動部材、枢動部材、または他の連結構造を備え得る。推力部材532は、推力部材532と駆動キー528を移動可能に連結する保持構造534を通って、駆動キー528を軸方向にスライドするように構成され得る。保持構造534は、モータ520によって駆動軸516の回転を可能にするとともに、また、推力部材532の軸方向運動を駆動キー528に連結し、その結果、軸504の遠位端に位置する組織除去アセンブリの調整を可能にするとともに、駆動部材510の回転する能力の維持を可能にする。推力部材532は、保持構造534内で推力部材532の保持を容易にするフランジ536を含み得る。フランジ536は、回転しないフランジ536に反して駆動キー528の回転運動を容易にするために、1つ以上の軸受部を含み得る。保持構造534はまた、駆動キー528に反して駆動軸516の回転を容易にするために、いくらかの軸力を駆動キー528に伝達すると同時に、1つ以上の保持軸受部538を含み得る。保持構造534は、組織除去アセンブリの過剰拡大または収縮を制限するために使用され得る、1つ以上の制限器540を任意選択で供給される。シール542は、筐体502の内容を保護するために、外側軸504周辺に供給され得る。
図18Dに図示するように、組織除去装置500は、電池コネクタ546を使用してモータ520に連結する電池544を使用して、電力を供給され得る。図18Cに図示するように、電池544は、9ボルト電池等、標準電池であり得るが、特注生産電池でもあり得る。使用され得る駆動軸連結および調整機構の他の実施例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第5,030,201号に開示されている。
ここで述べられる種々の例では、組織除去装置の外側管および駆動軸は、剛性構造または物質を含み得るが、また任意選択で、少なくとも1つの屈曲し得る可撓性領域を含んでもよく、さらに駆動軸の回転を可能にしてもよい。可撓性駆動軸の例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第5,669,926号および第6,053,907号に開示されている。いくつかの実施例では、可撓性領域(複数の場合がある)は、駆動軸および外側管の長さの大部分または全てを備え得る。可撓性領域を有する組織除去装置は、椎間孔を介した中央脊柱管等、体の特定の領域へのアクセスを容易にし得る。いくつかの実施例では、可撓性組織除去装置は、遠位が可撓性領域に取り付けられ、近位筐体内の操縦部位によって操作される1つ以上の操縦ワイヤを使用する操縦アセンブリを備え得る。カテーテルおよび他の細長い器具とともに使用される他の操縦機構もまた、使用され得る。他の実施例では、活性操縦機構は、可撓性組織除去装置上では提供されないが、可撓性組織除去装置は、組織除去装置が挿入された内視鏡によって操縦され得る。操縦可能な内視鏡のいくつかの実施例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、出願第61/045,919号に開示されている。
図19Aから19Cは、組織除去装置600の筐体606内に位置する可撓性領域602および操縦アセンブリ604を有する組織除去装置600の1つの実施形態を示す。加えて、筐体606には、外側管612および装置600の遠位端周辺で流体を注入する、または吸引を供給するために使用されるかんがい管614内に位置する駆動軸(図示せず)を回転させるモータ610を作動させる電源スイッチ608が含まれる。図19Bで示すように、操縦アセンブリ604は、筐体606から突出する2つのアーム618および620を有する旋回レバー616を含む。他の実施形態では、操縦アセンブリ604は、単一のアームレバー、滑動部、つまみ、または他の作動装置の形式を含み得る。操縦アセンブリ604は、任意選択で、いったん解放されると、レバー616のスプリングバックを容易にし得る1つ以上のバネまたはバイアス構造を含み得る。操縦アセンブリ604はまた、任意選択で、特定の構成内に操縦アセンブリを維持するための解放可能な施錠装置も備え得る。施錠装置は、例えば、摩擦優合または連動装置であり得る。
レバー616に連結されたものは、外側管614内で摺動可能に移動可能であって、可撓性領域602の遠位部位と遠位に連結された、2つの操縦要素またはワイヤ622および624である。操縦ワイヤ622または624は、分離したワイヤ、またはレバー616を通って輪になった同一ワイヤの2つの部分であり得る。操縦ワイヤ622または624は、レバーアーム618および620のうちの1つを作動させることによって、張力がかけられると、可撓性領域602は、曲がる、またはたわむ。可撓性領域は、多種多様の重合体または金属構造のうちのいずれかを含む、多種多様の可撓性物質および/または可撓性構造のうちのいずれかを含み得る。図示された実施形態では、可撓性領域602は、屈曲特性を増補し得る複数の任意選択のスロット626を備えるが、他の実施形態では、アコーディオンのような構成または他の屈曲構成の形式は、設けられ得る。図19Cに図示されるスロット626の端628は、任意選択の拡張弓状構成を有し、それは、可撓性領域602に作動し得る屈曲力の少なくともいくらかを再分配してもよく、裂傷に抵抗し得る、または可撓性領域に対する結果として生じる損傷のいくらかを軽減し得る。可撓性領域の長さは、約1mmから200mm以上、場合によっては、約5mmから約50mm、および他の場合では、約8mmから約20mmの範囲にあり得る。スロット626の端628の幅は、組織除去装置の縦軸に沿って、非屈曲構成で測定されたとして、約0.5mmから4mm以上、場合によっては、約1mmから約3mm、および他の場合では、約1mmから約2mmの範囲にあり得る。さらに他の実施形態では、可撓性領域は、特定の構成を欠如し得るが、外側管の他の部分よりも低いデュロメータを有する可撓性物質を含む。屈曲最大度は、ある特定の実施形態では、約5度から約10度以上、場合によっては、約15度から約25度以上、および他の場合では、約45度から約75度以上、さらに約90度から約105度以上で変化し得る。中立軸から操縦する双方向性を有する組織除去装置の実施形態では、それぞれの方向での屈曲最大度は、同一であり得る、または異なり得る。
図19Cに図示するように、近位および遠位部636および638の間に位置する縮小された直径中核634を備える可撓性の細長部材630は、回転可能な軸アセンブリ632に連結される。貫通要素640は、回転可能な軸アセンブリ632の遠位端に取り付けられ得る。近位および遠位部636および638は、それぞれ、任意選択のテーパ領域642および644を含む。いくつかの実施形態では、テーパ領域642および644は、収縮中、細長部材630の潜在的な鉤裂きを減少し得る、または排除し得、椎間板、硬膜上腔、もしくはそれが設置されたカニューレまたは内視鏡装置に対して挿入または引き出しの間、回転可能な軸アセンブリ632の鉤裂きを減少し得る、または排除し得る。図19Cに図示された収縮構成では、細長部材630は、縮小された直径中核634の周辺に螺旋状配向を有するが、中核634に接触し得る、または接触し得ない。
図19Cに図示するように、可撓性の細長部材630の曝露した近位および遠位端646および648は、開口部または近位および遠位端646および648の円周方向面に位置している取り付け部位のいずれかを通って、回転可能な軸アセンブリ632に連結され得る。可撓性の細長部材630の1つまたは両方の端と連結され得る他の部位は、例えあったとしても、テーパ領域642および644、を含むがそれらに限定されず、または他の横面は、回転可能な軸アセンブリ632の縦軸に対して横配向の少なくともいくらかの程度を有する。さらに他の連結部位には、縮小された直径中核634および貫通要素640が含まれ得る。
図21Aから図21D、および図22に示される別の実施例では、組織除去システム700は、鈍的遠位先端704を有する拡張可能な螺旋ケーブル702を含み得る。いくつかの症例では、鈍的遠位端704は、通路またはチャネルが以前に形成されていたら、または鈍的切開が十分であると、使用され得る。例えば、椎間板切除または椎体形成手術中、鋭的遠位端708を有する取り外し可能な栓塞子を含むカニューレ706が、図23に示すように、脊椎を包囲する組織を通って、および/または椎骨の表面を通って、通路またはチャネルを形成するために使用され得る。栓塞子は、組織除去システム700に挿入するために、カニューレ706から除去され得る。他の実施例では、鋭的遠位端を有するトロカールは、通路を形成するために使用されてもよく、その後、組織除去システム700の挿入を可能にするために除去され得る。あるいは、モータで駆動または手動で稼動されるトレフィンまたは骨バリは、栓塞子に加えて、または栓塞子の代わりに、カニューレ706とともに使用され得る。カニューレ706は、解放可能に栓塞子および/または組織除去システム700を連結するために、ルアロック等、任意選択の近位コネクタ709を含み得る。脊椎までの組織を通る、および/または椎骨の表面を通る通路を作成するために使用され得るカニューレおよびスタイレットの追加の変形例が後述される。
拡張位置内の螺旋ケーブル702を図示する図21A、および収縮位置内の螺旋ケーブル702を図示する図21Bから21Dを参照すると、ケーブル702は、鈍的遠位端704に遠位に、および底面710に近位に、取り付けられる。ケーブル702は、端704および底面710のチャネル712および714内に部分的に埋め込まれ得る。端704と底面710の間は、端704および/または底面710よりも小さい断面規模を有するケーブル軸716である。他の実施形態では、ケーブル軸は、端704または底面710と同等、またはより大きい断面規模を有し得る。ケーブル軸はまた、収縮位置にある場合、ケーブル704を少なくとも部分的に保有するために、任意選択の溝または凹部を備え得る。
図21Aから21Dはさらに、刃先720を有する外側管状軸718を含む組織除去システム700の任意選択の特性を示す。この特定の実施例では、刃先720は、少なくとも部分的に鋭利である、または鋭利ではない、斜め刃である。他の実施例では、刃先は、鋭利であるが、斜角でなくてもよい。図21Aから21Dにさらに図示されるように、外側管状軸718内に位置している内側軸722は、標的部位からの除去のために、流体および/または他の物質を外側管状軸718内に引き込むように構成された少なくとも1つの任意選択の糸状構造724を有し得る。斜角または研磨された端はさらに、糸状構造724によって外側管状軸718に入れられる物質をせん断または分裂し得る。いくつかの実施例では、糸状構造724の回転方向は、螺旋ケーブル702と同様であり得るが、他の実施例では、糸状構造724および螺旋ケーブル702は、反対の回転向きであり得る。外側管状軸718の斜視図および側面図も、図49Aおよび図49Bに示されている。刃先7200は、角度A1および厚さT1を有するように斜角を付けられてよい。角度A1は、約30°から約90°、例えば、約35°から50°の範囲であってよい。厚さT1は、約0.0002インチから約0.025インチの範囲内、例えば約0.017インチであってよい。外側管状軸718の直径または最も幅広い部分は、幅W1を有してよく、W1は約0.085インチから約0.15インチ、例えば、0.102インチであってよく、外側軸の最も長い部分は、長さL1を有してよく、L1は約0.2インチから約0.3インチ、例えば0.236インチであってよい。外側管状軸718は、底全体を通る管腔740を有してよく、管腔の規模および形状は外側管状軸の全長に沿って変わり得る。例えば、図49Bに示されるように、外側管状軸の近位部分742は、矩形の断面を有し得る。一方、遠位部分744は台形の断面を有し得る。近位部分742は、幅W2および長さL2を有してよい。幅W2はW1未満であってよく、約0.084インチから約0.14インチ、例えば0.096インチであってよく、長さL2は約0.09インチから約0.12インチ、例えば0.118インチであってよい。遠位部分744は幅W3および長さL3を有してよい。幅W3はW1未満であってよく、図49Bに示される実施例では、幅W3はW2未満であってよい。例えば、幅W3は約0.083インチから約0.139インチ、例えば0.085インチであってよい。長さL3は、約0.08インチから約0.21インチ、例えば0.118インチであってよい。外側管状軸は、ステンレス鋼(例えば440F SEステンレス鋼、17−4)から作られてよく、ASTM−A967規格に従って不動態化され得る光輝仕上げで、RC33−60に熱処理され得る。また、外側管状軸は、必要に応じて、他の金属素材(例えば、ニッケルチタニウム合金、コバルトクロム、タングステン等)および/またはポリマー材料(PEEK、ポリアラミド、ポリエチレン等)等の多種多様な物質から作られてもよい。
外側管状軸のいくつかの変形例は、組織除去システムと使用され得る1つ以上の先のとがった刃を有し得る。追加の先のとがった刃が、組織をさらに削る、または分割するために役立つことがある。追加の先のとがった刃を有する外側管状軸5000の1つの実施例は、図50Aおよび図50Bに示されている。外側管状軸5000は、軸の表面に沿った第1の刃先5002、および第1の刃先に対向する第2の刃先5004を含み得る。第1の刃先5002は、外側管状軸の縦軸に平行であってよい直線的な刃5006、および外側環状軸の縦軸に対して少なくとも部分的に直角となってよい曲線状の刃5008を含みうる。第2の刃先5004は、刃の同じ配列を有し得るか、または刃の異なる配列を有し得る。曲線状の刃の輪郭は、外側管状軸の曲線状の面を部分的に囲んでよく、軸の縦軸に沿って拡張してもよい。図50Bは、外側管状軸5000の側面図を示す。曲線状の刃5008と外側管状軸5000の表面の間の角度A2は、約30°から約90°、例えば約45°であってよい。図50Bの側面図での曲線状の刃5008の突起の長さL7は、約0.1インチから約0.2インチ、例えば0.144インチであてよい。外側管状軸5000の長さl4は、約0.2インチから約0.3インチ、例えば0.236インチであってよい。外側管状軸の幅W4は、約0.085インチから約0.15インチ、例えば0.102インチであってよい。管腔5010の規模および形状は、上述されたように変わり得る。
図21Eは、図21Aから21Dに図示するように、外側管状軸718の遠位開口部に位置している刃先720の代わりに、組織除去システムは、内的切断または破砕機構750を含み得る、切断機構の別の例を概略で示す。この機構は、外側管状軸752に進入し得るいずれかのより大きな組織片を、分割、切断、または別様に破壊するために、外側管状軸752の内側管腔756に突出し、内側管状軸760上の環状溝または凹部758と連携する内側切断または破砕機構754を有する管状軸752を含む。内側切断機構754は、異なるすくい角および/または表面構成を含む、多種多様の構造のうちのいずれかを有し得る。内側管状軸760条の凹部758の構成は、幅および断面形状にて変化し得る。単一の内部機構750のみが図示されているが、他の実施例では、複数の機構が軸752および760に沿って提供され得る。いくつかのさらなる例では、内部機構750は、図21Aから21Dに図示される傾斜を基礎とした機構とともに使用され得る。
図22はさらに、光学透過室726を含む組織除去システム700の別の任意選択の特性を示す。図22の光学透過室部726は、外側管状軸718の取り付け部に遠位に位置付けられているが、他の実施例では、光学透過筐体室726は、より近位位置で位置付けられ得る。光学透過筐体部726は、外側管状軸718の管腔と連通している光学透明通路または空洞を備えるので、遠位に注入されるか、または近位に除去される流体および/または物質は、ユーザによって視察され得る。いくつかの実施例では、通路または空洞は、少なくとも約0.5立方センチメートル、場合によっては、約1立方センチメートル、および他の場合では、2立方センチメートルまたは15立方センチメートル以上の容量を有し得る。光学透過室内に含み得る流体または組織の量は、その室の総容積以下となり得る。例えば、光学透過室の総容量は約15立方センチメートルであってよいが、約10、約12、または約14立方センチメートルまでの物質を拐取するように構成され得る。光学透過筐体室726はまた、例えば、注入または洗浄のために吸引した、または準備した物質の容量を特定するために、マーキングを有し得る。光学透過室726はまた、室726の中身を空にするため、目詰まりを低減するため、または診断用組織サンプルを収集するために、取り外し可能な蓋を有するポートを特徴とし得る。いくつかの実施例では、組織除去システムは、底面に1つ以上の開口部を有する1つ以上の注入管腔、ケーブル軸、および/または外側管状軸718の遠位端に加えて、または遠位端の代わりに使用され得る、組織除去システムの遠位端を有し得る。他の実施例では、組織除去システムは、椎体から除去されてもよく、別個の注入器が、治療薬または物質を送達するために使用され得る。
使用時、図21Aから22に図示される組織除去システム700は、例えば椎間板切除、椎体形成術、および椎体間融解を含む、多種多様の組織除去処置に使用され得る。いくつかの実施例では、使用される特定の構成は、特定の処置に合わせ得る。
操縦可能な組織除去装置は、例えば、剛性組織除去装置と比較して、領域または除去された組織量を増加させるためのいくつかの処置中に使用され得る。いくつかの症例では、解剖制限または傷害の危険性の増加は、剛性組織除去装置が操作され得る範囲を限定し得る。図20Aおよび20Bは、例えば、移動軸、および操縦可能な組織除去装置650によって達成し得る潜在的な組織除去区域のいくつかを概略的に描写する。ここで、拡張可能なケーブル652を有する操縦可能な組織除去装置650は、椎間板653の中に挿入され得る。操縦可能な組織除去装置650および剛性線状組織除去装置が縦軸654に対して平行移動させ得る、または回転させ得るが、一方で、組織除去装置650の外側管658の剛性部分の旋回領域656(および剛性組織除去装置上の対応構造)は、外側管658の小規模角運動でさえ、外側管658のより近位部分の実質的な絶対変位を生じさせるので、実質的に限定され得る。この変位は、しかしながら、量、位置、および/または身体組織および外側管658の剛性部分の近位端(図示せず)および遠位端660の間の構造の整合性によって限定される。その一方、可撓性部分662が位置している組織除去装置650は、実質的な変位または外側管658の剛性部分のてこ入れを必要とすることなく、組織除去装置650の縦軸654からの角度または屈曲の範囲を遠位に可能にする。したがって、可撓性部分662は、少しの身体的努力で、縦軸654から離れて間隔があけられた組織に達することが可能となり得、外側管658の剛性部分を旋回しながら、達することができなかった組織に達することさえも可能となり得る。
可撓性部分662の屈曲に加えて、操縦可能な組織除去装置650はまた、拡張範囲665に沿った拡張可能なケーブル652の拡張を増加させることによって、縦軸654から離れて位置している組織にアクセスし得る。拡張範囲665は、拡張可能なケーブル652が連結された中核部668の縦配向に対して垂直である面積とみさなれる。例えば、1mmの直径中核を有し、中核から3mm離れた垂直距離に調整され得る拡張可能なケーブルで構成された組織除去装置は、最大直径の7mm(例えば、1mm軸プラス回転細長部材の3mmの2倍)である区域内の組織を除去できる。拡張可能なケーブルがより大きな度合いで拡張された実施形態では、組織除去のさらに大きな量または区域が達成され得る。したがって、ケーブル拡張の程度を操作することによって、実行され得る組織除去の量または範囲は、軸に回転力を与えるか、またはその操縦機構(もしあるのであれば)を使用することのいずれかによって、組織除去装置を再配置することを必要とせずに調整され得る。
図20Aおよび20Bの特定の組織除去装置650は、可撓性部分662が可撓性または屈曲可能な動軸(図示せず)を提供することによって屈曲されると、拡張可能なケーブル652の作動を可能にするため、組織除去区域670は、縦軸654から離れて外され得る。さらに、前述のそれぞれの運動は、1つ以上の他の運動と相乗的に結合され得るため、さらに大きな組織除去区域が達成され得る。例えば、外側管658の剛性部分にトルクを与えることによる縦軸654周辺の屈曲した組織除去装置650の回転672は、さらに大きな組織除去区域674が達成され得る。屈曲した組織除去装置650の回転672は、拡張可能なケーブル652が回転されていると、またはケーブル652が回転していない場合、発生しうる。回転672の量は、約1度から約360度以上の範囲のどこか
であり得る。ケーブル拡張、可撓性区域、ならびに外側管回転および変形の多種多様の組み合わせのうちのいずれかは、所望の組織除去を達成するために使用され得る。
組織除去装置の種々の可撓性、操縦可能な、および剛性実施形態が、前述のように、より大量の組織を除去するために使用され得ると、他の実施形態では、組織除去装置は、組織の局所減量を実行するために使用され得る。例えば、組織除去装置のある実施形態の小規模の形状断面および/または操縦可能な特性を活用することによって、組織除去装置は、身体構造内の特定の標的部位により正確に配置され得る、または操縦され得る。いくつかの実施例では、特定の標的位置での組織のより低容量の除去は、一般の標的位置からの組織のより大量の除去と比較して、所望の成果を達成するために使用され得る。さらに、ケーブルまたは組織除去要素を、組織除去装置の軸を基準にして調整することによって、機械的な組織除去の量は、軸の再配置を要求することなく、軸に応じて調整され得る。ヘルニア形成を軽減するためにより少ない椎間板組織を除去することによって、例えば、より大量の非病理性の椎間板組織および椎間板の構造的完全性が保護され得る。いくつかの実施例では、椎間板組織の比較的大きな保護は、組織保護のより少ない程度と比較して、より進んだ椎間板変性および再ヘルニア形成の速度を遅くし得る。
一実施例では、ヘルニア状椎間板は、内視鏡でアクセスされ可視化され得る。操縦可能な組織除去装置は、例えば、椎間板の中心によりはむしろ、椎間板の中に挿入され、ヘルニア形成の領域に向かって操縦され得る。拡張可能なケーブルまたは他の調整可能な組織除去要素は、ヘルニア形成の領域で初期組織量を粉砕するために作動し、刃先で除去される。いくつかの実施形態では、制御組織粉砕量を容易にするために、回転可能な軸に連結した拡張可能なケーブルの連結の間の距離は、約10mm未満、場合によっては、約7mm未満、他の場合では、約5mm未満であり得る。粉砕化された組織の正確な除去を容易にするために、組織除去装置の遠位吸引開口部は、拡張ケーブルの近位連結から約10mm未満、場合によっては、約7mm、および他の場合では、約5mmまたは約3mm離れて位置付けられ得る。拡張可能なケーブルの初期作動後、ヘルニア形成は、内視鏡で見直しされ、ケーブル拡張の程度は、段階的な方法でより高く調整されてもよく、ヘルニア形成における所望の軽減が達成されるまで見直しされ得る。
組織除去装置のいくつかの用途では、操縦可能なおよび操縦不可能な構造の両方において、組織除去区域は、線維輪等、構造体の近くに位置付けされてもよく、椎体終板は、無意識的に損傷または接触され得る。組織除去装置が、前述のように、これらの構造体に対する著しい損傷を制限または回避するために構成された実施形態では、より大きな組織除去は、例えば、組織除去装置が椎間板の内側に位置していると、内視鏡が硬膜上腔内に位置付けされる場合等、組織除去装置の遠位端が直接的に可視されない場合でも、安全に達成され得る。
いくつかの実施例では、組織除去装置の実施形態は、回転し拡張された細長部材の組織除去の最大直径または最大断面積、および組織除去装置または組織除去装置によって形成された組織経路の外側管の直径または断面積の比率によって特徴付けられ得る。前述の例では、外側管の直径に対するその回転展開構成の細長部材の直径は、約7:1の比率である。いくつかの実施形態では、この比率は、少なくとも約3:1以上であるが、他の実施形態では、比率は少なくとも約5:1以上、さらにある実施形態では、約10:1以上または約20:1以上である。他の実施例では、組織除去装置は、細長部材が拡張され得る最大垂直距離によって、または外側管の直径(または軸横断寸法)に対するこの距離の比率によって、特徴付けられ得る。いくつかの実施例では、この比率は、少なくとも約3:1以上、場合によっては、5:1以上、またはさらに約7:1または10:1以上である。
脊椎にアクセスするために使用され得る手順の例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第7,108,705号、米国特許第4,573,448号、米国特許第6,217,509号、米国特許第7,273,468号に開示されている。ここに開示された組織除去装置の種々の実施形態は、椎間板切除または髄核摘出術を実行するために使用され得るが、脊椎内および脊椎の外側での多種多様の組織除去処置のうちのいずれかを実行するために使用され得る。**1つの特定の実施形態では、患者は、腰椎前彎を制限するために、腹部の下方に枕または他の構造を用いて腹臥位にならされ得る。患者は、通常の無菌服が用意され羽織らされ、全身、広域、局所麻酔での麻酔が達成される。蛍光誘導下では、鋭い先端の誘導ワイヤ、または誘導ワイヤのある針は、正中線に側面で約5cmから約15cmの範囲にある位置で、患者の背中の後部または後側面位置から傍脊椎上腔または硬膜上腔の中に挿入され得る。いくつかの実施例では、誘導ワイヤ挿入は、針を最初に組織の中に挿入することによって容易にされ得る。代替実施形態では、腹腔または前方頸部を通っての前方処置が実行され得る。標的位置へのアクセスが確認されると、拡張器は、挿入経路を拡大するために、誘導ワイヤとともに使用され得る。それから、イントロデューサまたはカニューレは、誘導ワイヤを覆って挿入されてもよく、続いて、その後の誘導ワイヤが除去、およびイントロデューサまたはカニューレ内に内視鏡が挿入され得る。あるいは、内視鏡は誘導ワイヤを覆って挿入され得る。内視鏡は、椎間板、神経、または組織除去の他の隣接する構造体および部位等、関連構造体を直接的に可視または同一視するために、操作または操縦され得る。患者が局所または広域麻酔下にあるいくつかの実施形態では、疑わしい神経侵害衝突衝撃は、内視鏡または内視鏡を通って挿入された他の装置で、疑わしい神経と接触または操作することによって、および患者の反応または症状を判断することによって、確認され得る。使用され得る内視鏡の1つの実施形態は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国申請第61/045,919号に記載されている。標的領域が診断されると、組織除去装置は、ヘルニア状椎間板環状壁を貫通するために、脊髄アクセス装置または内視鏡を通って挿入され得る。挿入されると、組織除去装置は、細長部材を拡張または展開構成に操作され、細胞核線維の組織を乳化または粉砕するために作動される。いくつかの実施形態では、組織除去装置は、約5秒から約90秒以上、場合によっては、約15秒から約60秒、および他の場合では、約30秒から約60秒の範囲の間、作動され得る。粉砕された物質は、それから装置を通って吸引されてもよく、それから、組織除去の結果は、内視鏡または他の可視機構によって再診断され得る。**組織除去装置の作動は、要望通り、椎間板物質を除去するために反復され得る。いくつかの実施形態では、組織除去装置は、椎間板から引き出されてもよく、突出椎間板物質およびに作動中に直接または対抗して再挿入され、作動され得る。組織除去が完了すると、組織除去装置は引き出され得る。環状壁内の穿刺部位は、約2mm以下、場合によっては、約1mm以下、あるいは他の場合では、0.9以下mmの断面積を有してもよく、したがって、接着剤、縫合、または凝固探針による穿刺位置の治療を必要とすることなく自己密閉し得る。身体位置は、椎間板または脊髄神経の全体性の出血またはコンプライズが発生していないかを確認するために、内視鏡または脊髄アクセス装置で再検査されてもよく、次いで、内視鏡または脊髄アクセス装置は身体から除去され、皮膚アクセス部位は包帯される。
前述の実施形態が、石灰化組織または骨組織を十分に除去することなく、軟組織を除去するために使用され得ると、他の実施形態では、組織除去装置は、骨を除去するように構成され得る。いくつかの実施例では、組織除去装置、種々の骨除去被覆、および/またはより速い回転速度の構成が含まれ得る。被覆は、窒化チタン、クロム合金被覆、炭化タングステン、ダイヤモンドグリット、炭化ケイ素グリット、セラミック、または他の適切な物質を含むが、それらに限定されない物質で作られたより粗いグリット構造を備え得る。螺旋ケーブルは、骨を刃先で吸引できるより小さな断片に研磨するため、高速度(例えば、約10,000rpmから約30,000rpm以上)で回転され得る。生理食塩水による洗浄は、螺旋ケーブルおよび/または周囲組織を清潔にする、および/または冷却するために使用され得る。いくつかのさらなる構成では、組織除去装置はさらに、緻密骨を通常保護すると、海綿骨を差動除去するように構成され得る。そのような組織除去装置が、例えば、骨構造の外面の全体性を崩壊することなく、椎体または長骨内に通路または空洞を形成するために、使用され得る。
一実施例では、管状針またはトロカールは、その先端が脊椎骨破砕内に正確に位置付けされるまで、棘筋を貫通し得る。これは、外部の画像誘導下で(例えば、蛍光透視法、CT、または超音波検査)、または内視鏡検査システムを使用して実行され得る。他の実施例では、骨内静脈造影は、他の可視モダリティと併用して実行され得る。いくつかの実施例では、骨内静脈造影は、椎体静脈叢または傍脊椎静脈を可視化するために、およびそれらの構造への不慮の進入をできる限り回避するために、使用され得る。
椎体の外面に達すると、組織除去装置の遠位端(例えば図8の組織除去装置300の遠位ヘッド336)は、そのインテリアへのアクセスを提供するために、椎体の緻密骨を貫通するために使用され得る。他の実施形態では、トレフィンまたはバリ等、骨貫通装置は、椎体への導管または通路を形成するために使用され得る。骨貫通装置はそれから除去され、ケーブル基盤の組織除去装置は、通路および椎体の中に挿入され得る。他の実施形態では、組織除去装置は、円錐というよりはむしろ、遠位バリまたはドリルヘッドが提供され得る。いくつかの実施例では、螺旋ケーブルは、回転が開始される前に、放射状に外向きに置き換えられるが、一方で、他の実施例では、螺旋ケーブルが繰り出される前に、最初に回転が開始される。椎体形成術のいくつかの実施例では、螺旋ケーブルは、約4mm、約5mm、約6mm、約7mm、または約10mm以上の最大半径変位を有し得る。いくつかの実施例では、組織除去装置によって形成された空間の体積は、図20Aおよび20Bに図示される環状組織の除去のために開示された組織除去の範囲と類似して、より増加し得る。前述のように、螺旋ケーブルは、螺旋構成として方向性で回転し得るが、また、反対方向で回転もし得る。
螺旋ケーブルは、単一のフィラメントまたはマルチフィラメントであり得る。各フィラメントは、同一または異なる物質または構成を備え得る。いくつかの実施例では、各フィラメントは、ケーブル内に巻き付けられたステンレス鋼(例えば、304、316、または17−4ステンレス鋼)を備える。ケーブルの剛性は、巻きの堅さ、フィラメントの数、および/またはフィラメントの厚さの変化によって変更され得る。これらの特徴の1つ以上は、任意選択のグリット面と相まって、組織除去装置の優先研削特性を調整するために使用され得る。いくつかの処置では、緻密骨を保護しながら海綿骨を優先的に切断することによって、緻密骨殻または椎骨の構造もしくは他の骨は、殻の外側または表面に位置している軟組織構造を保護し得る。緻密骨殻または構造はまた、標的部位内に注入されるいくつかの骨接合剤の流入を制限し得る。いくつかの実施例では、造影剤または他の可視剤は、接合剤注入または他の治療に先立って、標的部位の全体性にアクセスするために、標的部位内に注入され得る。
図24Aから24Cを参照すると、椎体730は、ここで示される多種多様のアクセス処置のうちのいずれかによってアクセスされ得る。組織除去システム700(軸718を有する−原寸に比例して描いたものではない)は、椎体(図24A)の内部に挿入されてもよく、その後、椎体730(図24B)内の空洞732を形成するために拡張されたケーブル702とともに回転され得る。組織除去システム700はさらに、海綿骨の適正な除去が達成されるまで、操作され得る。図24Cに示すように、組織除去システム700は、空洞732に送達される骨接合剤734で装着され得る。いくつかの実施例では、骨接合剤734は、ポリメチルメタクリルヒドルキシアパタイト等の物質を備えてもよく、または多種多様の他の骨接合剤または他の硬化可能または矯正可能な材料のうちのいずれかは、組織除去システム700によって作られる空洞を満たすために套管針を通って挿入されることができる。組織除去システム700のケーブル702は、治療薬の送達中に収縮または拡張され得る。いくつかの実施例では、拡張されたケーブル702は、空洞壁に対して治療薬を再分配してもよく、そしてそのことは、空洞からの漏損の危険性を低減し得る。
前述の処置のいくつかでは、椎体内の空洞は、治療薬の送達前に形成されるが、他の処置では、治療薬の送達は、同時に発生し得る。空洞が最初に形成される処置において、空の空洞を満たすことは、最初の充満圧を低減し得る。いくつかの実施例では、より低い充満圧は、漏損の危険性を低減し得る。いくつかの実施例では、細胞除去システムは、ユーザによって使用され得る、または特定の圧力制限に達すると治療薬の送達または加圧を自動的に切るように構成され得る、圧力センサを含み得る。
ここで述べた実施例のいくつかは、椎間板破砕を対象とするが、他の実施例では、組織除去システムは、椎骨または体の他の骨の中に位置する骨病変を治療する、または診断するために使用され得る。骨病変の診断には、骨生検が含まれ得る。これらの骨病変には、結核を含む潜在的感染性骨病変と同様に、骨腫、骨肉腫、および転移病巣を含む潜在的癌性骨病変が含まれるが、それらに限定されない。抗腫瘍性および抗感染症薬等の他の治療薬を伴う、または伴わない骨接合剤は、空洞の中に注入され得る、または注入され得ない。
図25Aから図25Eは、可動支持要素2512の遠位端に遠位に接続され、回転可能な軸2524と拡張可能な要素2502の間の長さが概して一定である、可撓性のまたは半剛性の拡張可能な要素2502を含む、ケーブルを基礎にした組織除去装置2500の別の実施形態を示す。拡張可能な要素2502および支持要素2512は、曲げ時には可撓性であるが、円柱圧迫または張力に関しては半剛性または剛性となり得る。拡張可能な要素2502は、図25Aに示される収縮構成、および図25Bから図25Dに示される拡張構成または配備構成を有する。拡張可能な要素2502は、回転可能な軸2524の末端開口部2522から拡張および収縮するように構成される細長い曲線状の形態を有し得る。拡張可能な要素2502の近位端は作動機構に接続され、拡張可能な要素2502を収縮および拡張し得る。いくつかの実施形態では、末端開口部2522の端は丸い、または別様に鈍的であり、これにより拡張可能な要素2502への損傷を削減し得る。
支持要素2512は、拡張可能な要素2502の遠位領域に遠位に取り付けられ、回転可能な軸2524の遠位端に位置する底面2516に近位に取り付けられる。支持要素2512は、底面2516から拡張し、拡張可能な要素2502の遠位領域にある小穴2504を連結するまたは通過するループを含み得る。他の実施例では、支持要素2512は、ストラット等の非ループ構成を有してよい。また、拡張可能な要素2502および支持要素2512は、拡張可能な要素および支持要素によって形成される平面にほぼ平行な平面内で、拡張可能な要素2502と支持要素2512の間の角度を相対的に変更できるようにする任意の適切な取付方法によってその遠位端で連結されてもよい。例えば、拡張可能な要素2502および支持要素2512は蝶番界面と連結され得る。さらに他の実施例では、拡張可能な要素2502および支持要素2512は、例えば溶接部等、固定された構成を有し得る。いくつかの実施形態では、底面2516上の支持要素取付点(複数の場合がある)2518と軸2524の遠位開口部2522の間の距離は、約2mmから約8mm、場合によっては約3mmから約7mm、および他の場合は約4mmから約6mmであり得る。支持要素2512の近位端は、溶接、はんだづけ、蝋付け、接着、クリンピング、および/または機械ロック等の任意のタイプの適切な取付方法によって、底面2516に取り付けられ得る。また、支持要素は、蝶番または車軸関節によって底面2516に連結されてもよい。図25Eに示されるように、支持要素2512は、底面2516上の2つの穴を通して、および拡張可能な要素2502の回りで底面に連結される閉ループであってよい。支持要素2512底面2516は、この2つの穴の中での支持要素2512の回転、および/または穴を通る摺動運動を可能にするように構成され得る。
組織除去装置2500は、斜角を付けられた、または別様に先のとがった刃先2522を有する鞘2550をさらに含み得る。鞘2550を通って拡張する回転可能な軸2524は、標的部位から、近位軸2556と流体連通する鞘管腔の中に除去された組織を引き込むように構成される少なくとも1つの任意選択の糸状構造2554を含み得る。除去された組織は、近位軸2556を通して装置2500の近位端で収集および/または検査され得る。この管腔は、他の適切な目的のために洗浄および/または吸入チャネルとして使用され得る。近位軸2556の近位端は、さらに、遠位の拡張可能な要素組織除去装置を走査するために使用される構成要素および機構(例えば、拡張可能な要素2502を遠位に配備するための作動機構)が位置し得る筐体に取り付けられ得る。筐体の多様な実施形態が本明細書の他の箇所に説明される。
軸2524内部の拡張可能な要素2502の近位端は、図25Aに示されるその収縮構成で、拡張可能な要素2502の遠位部分が実質的にまっすぐになるまで、または剛性支持要素2512が拡張可能な要素2502のさらなる収縮を制限するときに引っ張られてよい。拡張可能な要素2502がその収縮構成にあるとき、組織除去装置2500の遠位先端は、装置2500をカニューレまたは他のタイプの導入器を通して標的部位に導入できるようにする縮小された外形を含む。
拡張可能な要素2502が遠位に拡張されると、拡張可能な要素2502の曝露部分は軸2524の遠位端から離されていく。支持要素2502の長さは、拡張可能な要素2502の遠位棚の拡張の度合いを誓約し、その結果、装置の中心軸2517または回転軸から離れてしなるまたは曲がる、その遠位端に対して近位の拡張可能な要素2502の曝露領域が生じる。また、いくつかの症例では、拡張力により、そうするように構成される底面2516に対する指示要素2512の旋回または回転が生じ得る。拡張可能な2502の、装置の中心軸2517からの変位は、図25Bに示される横方向変位距離2519(例えば、拡張可能な要素2502の遠位端と軸2524の中心軸2517の間の垂直距離)として特徴付けられてよい。拡張可能な要素2502の特定の構成は、拡張可能な要素2502および/または支持要素2512の材料の機械特性(例えば、剛性)、軸2524の遠位開口部2502から突出する拡張可能な要素2502の長さ、および/または軸2524上の支持要素2512取付点2518の場所に応じて変化し得る。図25Bの特定の実施形態では、完全拡張構成にある拡張可能な要素2502は、拡張可能な要素2502の遠位端に向かうテーパ部分を有する一般に紡錘状の形状を含む。図25Dに示されるいくつかの実施形態では、拡張可能な要素2502は、拡張可能な要素2502のこの部分が遠位に拡張されるときに変形に抵抗し得る相対的に剛性または半剛性の物質から作られてよい。その結果、拡張可能な要素2502の、装置の中心軸2517からの変位の度合いは小さくてよい。
いくつかの実施形態では、完全に拡張された組織除去装置は、約5mmから約15mm、場合によっては約6mmから約14mm、場合によっては約8mmから約12mm、および他の場合は約9mmから約11mmの、拡張可能な要素2502の横方向変位2519(例えば拡張可能な要素2502の遠位端と軸2524の中心軸2517の間の垂直距離)の2倍と定義される掃引直径を含んでよい。図25Bに示される、拡張可能な要素2502が、その拡張構成にあるときに支持要素2512から横方向に変位されるいくつかの実施形態では、組織除去装置2500の掃引範囲は、さらに拡大され得る。掃引領域の面積は、軸2524の遠位開口部2512から拡張可能な要素2502が突出する長さで調整され得る。したがって、掃引直径は、拡張可能な要素2502が遠位に拡張される程度によって近位で制御され得る。いくつかの実施形態では、組織除去プロセスは、より小さな掃引直径の軸2524のスピニングで開始してよい。拡張可能な要素2502は、次いでその側面膨張を増すために遠位に配備され、それによって組織除去領域を拡大し得る。いくつかの実施形態では、初期の組織除去は低モータ速度で実行されてよく、スピニング速度は、拡張可能な要素2502が漸次的に拡張されるにつれて、ゆっくりと加速され得る。
拡張可能な要素2502と支持要素2512の両方とも、多種多様な物質および構成のどれかを含み得る。いくつかの実施携帯では、拡張可能な要素2502は、曲げ得るが、伸ばし得ない可撓性または半可撓性の物質から作られてよい。拡張可能な要素の曲げ剛性は、支持要素の曲げ剛性よりも大きくてよい。例えば1.5倍、2倍、3倍、5倍、10倍大きくてよい。支持要素は、曲がり得るが、引き伸ばしまたは伸びに抵抗する半可撓性または剛性の物質から作られてよい。このようにして、拡張可能な要素2502が拡張されると、支持要素2512は、軸2524の中心軸2517からおしやられるが、伸びに抵抗するように構成される。さらに、2つの支持要素のどちらも引き伸ばすことができないため、支持要素2512の横方向変位2519は、軸2524の遠位開口部2512を超えて突出する拡張可能な要素2502の長さによって正確に制御され得る。拡張可能な要素の各脚部は、例えば0.0115インチから約0.014インチ等の約0.006インチから約0.018インチ、つまり0.012インチの直径を有してよい。支持要素は、例えば0.008インチから約0.014インチ等の約0.006インチから約0.018インチ、つまり0.01インチの直径を有してよい。いくつかの実施形態では、拡張可能な要素2502および支持要素2512は、撚られた、編まれた、織られた、または別様にともに束ねられた任意の数のフィラメント(例えば、2、3、4、5またはそれ以上)を有するマルチフィラメントケーブルを含み得る。マルチフィラメントケーブルは、例えば約0.03インチから約0.12インチ等の約0.01インチから約0.25インチ、または約0.030インチから約0.040インチ、つまり0.035インチのピッチでコアフィラメントの回りで撚られた複数のフィラメントを含み得る。ケーブルの個々のフィラメントは、約0.001インチから約0.007インチの厚さ、および例えば0.004インチ等、約0.005インチから約0.0050インチの厚さを有してよい。マルチフィラメント拡張可能要素は、個々のフィラメントの直径より約2倍から200倍である直径を有してよい。例えば、約2倍、約3倍、約4倍、約8倍、約10倍、約12倍、約50倍、約100倍、約125倍、約150倍、約185倍、または約200倍であってよい。例えば、金属マルチフィラメントケーブルは、個々の金属フィラメントの直径の約2倍から約12倍、または約2倍から約4倍である直径を有してよい。ポリマーマルチフィラメントケーブルは、個々のポリマーフィラメントの直径の約10倍から約25倍、または約100倍以上となる直径を有してよい。他の実施形態では、拡張可能な要素2502および支持要素2512は、単一フィラメントケーブルまたは構造を含み得る。非制限例は、ステンレス鋼(例えば、304ステンレス鋼)、チタニウム合金、タングステン合金、コバルトクロム、プラチナ等の金属素材、および/または炭素繊維、ケフラー(登録商標)、ポリエチレン(例えば、高分子量高密度ポリエチレン)、ナイロン、ウレタン、ポリエステル、およびポリアラミド等を含んでよい。ケーブル(例えば、マルチフィラメントまたは単一フィラメント)は、組織除去能力の1つ以上の態様を強化し得る1つ以上の被覆材料で被膜され得る。例えば、ケーブルは、組織除去装置の剛性および/または強度を高めるために、ポリイミド、パリレン、シリコーン、またはウレタンで被覆され得る。さらに他の実施形態では、拡張可能な要素2502および支持要素2512は、金属、金属合金(例えば、形状記憶金属合金)、ポリマー、またはその組み合わせから作られてよい。拡張可能な要素2502および支持要素2512は、同じ物質から作られてもよい、または作られなくてもよい。特定の変形例では、拡張可能な要素および/または支持要素は鞘に包み込まれてよく、鞘は約2500メガパスカル(MPa)から約4500MPaの縦弾性係数、および60MPaを超える引っ張り強さを有し得る。鞘は、ポリイミド等のポリマー材料から作られてよく、拡張可能な要素および/または支持要素に所望される縦弾性係数および/または強度を提供する。例えば、支持要素を被覆する鞘の厚さは約0.003インチであってよい。
図26Aから図26Cは、回転可能な軸2624の内側管腔2611の中から拡張し、支持要素2612の回りで輪になった遠位ループ2602を形成し、内側管腔2611の中に戻るケーブル2606を含む拡張可能な要素を有する組織除去装置2600の別の実施形態を示す。ループ2602は、1つ以上のコイルを含んでよく、いくつかの実施例では、隣接するコイルは、隣接するコイルへの溶接または接合によって補強され得る。この特定の実施形態では、支持要素2612は、ケーブル2606の遠位ループ2602を通って拡張するループを含む。図26Bは、拡張された遠位ループ2602、支持要素2612、および支持要素取付点(複数の場合がある)2618と軸2624の遠位端2622の間の軸2617の一部分の、その配備構成にある装置2600を示す。
図27は、支持要素2712によって遠位で支持され、制約される拡張可能な拡張可能な要素2702を含む組織除去装置2700の別の実施形態を示す。切断要素2722は、拡張可能な要素2702と支持要素2712の交点に、または拡張可能な要素2702または支持要素2712のどちらかに取り付けられる。切断要素は、拡張可能な要素2702および/または支持要素2712への固定取付具を有し得る、または拡張可能な要素2702および/または支持要素2712とのなんらかの相対的な移動を可能にするように構成され得る。相対的な移動は、回転、旋回、摺動等を含んでよい。切断要素2722は、組織または骨を切断、切り取り、研削、バリ取り、粉砕、創傷切除、減量、乳化、擦過、切開、または別様に除去するために使用され得る多種多様な装置の内のどれかであってよい。切断要素2722は、図27に示される拍車状の構成を有してよいが、バリ、やすり、または鋸歯状の構成も含み得る。刃先を有する切断要素は、刃先を回転の方向を基準にして約0度から約180度のどこかで配向させてよい。いくつかの実施例では、斜めの刃先または隆起は、いくつかの症例では、分裂された組織の刃先または遠位管腔に向かう近位での移動を容易にし得る、先行遠位端および後端で配向されてよい。切断要素2722は、椎間板内の物質の除去を容易にし得るが、椎体の運動終板に位置する組織の除去を容易にし得る。例えば、椎間板物質は、通常、脊椎固定手術での固定術を容易にするために上方脊椎運動終板および下方脊椎運動終板の両方から完全に除去される。
に示されている装置と使用され得る切断要素の他の変形例は、図28Aから図42、および図45から図47に示される。例えば、図28Aは、図25Aから図25Eのケーブルを基礎にした組織除去装置2500に取り付けられる切断要素2800を概略して示しているが、本明細書中の多種多様のケーブルを基礎にした組織除去装置には、切断要素2800も取り付けられ得る。この特定の実施例では、切断要素2800は、後端アーム2804とは対照的に、例えば装置2500が組織除去中に回転するように構成される回転の方向2806に対して最初に組織に影響を与えるアーム2802等の、支持要素2512の先頭アーム2802に取り付けられる。拡張可能な要素2502の遠位端2808は、押しつけ、または回転軸2524から切断要素2800への他の力の移動を容易にし得る。回転の方向2806は、分裂した物質を装置2500の鞘2550を下方に近位に移送する糸状構造2554によって提供される指向性に一致してよい。他の実施例では、切断要素は、装置2500の拡張可能な要素2502の遠位端2808に取り付けられ得る。
図28Cに図示されるように、切断要素2800は、切断管腔2814の先頭開口部2812の回りに位置する環状の刃先または刃2810を含み得る。装置2500が回転するにつれ、切刃2810が組織を薄片に切り、組織をより小さな部分に分ける。切刃2810は、装置2500の全体的な向きに対して放射状に外向きの部分2816、放射状に内向きの部分2818、遠位部分2820、および近位部分2822を含み得る。使用中、放射状に外向きの部分2816は、椎体に接触し、骨から軟組織を削り取る、または切断し得る。図28Fおよび図28Gに示されるように、切羽2810は非平面状の構成を含み得、刃2810の外側部分、遠位部分および近位部分2816、2820、および2822は、切断要素2800の先頭開口部2812に対して放射状に内向きの部分2818よりも遠くに突出する。しかしながら、他の実施例では、切羽は、概して平面的な構成、または外側部分、内側部分、遠位部分または内側部分の内の1つ以上が、1つ以上の別の部分よりも突出し得る任意の他の非平面状の構成を含み得る。図28Fおよび図28Gにさらに示されるように、切羽2810は、その取付構造2840に対して概して直交配向を有し得るが、他の実施例では、切羽または先頭開口部は約0度と約180度の間で異なるように曲げられてよい。さらに他の実施例では、その刃または開口部は約5度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、45度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、90度、95度、100度、105度、110度、115度、120度、125度、130度、140度、145度、150度、155度、160度、165度、170度、175度、180度または185度、または上述の任意の2つの角度の任意の範囲間で概して配向され得る。
図28Cおよび図28Dに示されるように、切羽2810は、分裂組織が通される切断管腔2814を取り囲んでよい。切断管腔2814は、尖頭開口部2812と後端開口部2824の間に位置する。その管腔は、図28Bに示されるように、切断管腔2814の縦軸2850に対して一定のまたは可変の断面形状および/または規模を含み得る。図28Gを参照し直すと、管腔2814は、内向きテーパ断面構成を含む先頭断面2826、一定の断面構成有し得る中間断面2828、および後端開口部2824に対する外向きテーパ断面構成を含み得る後端断面2830を含み得る。他の実施例では、管腔は、より少ない数またはより多くの数の断面(例えば、1、2、4、5、6またはそれ以上の断面)を含み得、各断面は内向きテーパ構成、外向きテーパ構成、または固定構成を有するとして特徴付けられてよい。テーパ構成は、もしあれば、図28Gに示される一定テーパ、または、可変テーパであってよい。(ゼロ線とテーパ面の間に形成される鋭角から測定される)テーパ角度は、約5度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、または85度、もしくはこれらの角度の任意の2つの間の範囲内になり得る。後端開口部2824、および図28Gに示される各管腔断面2826、2828、および2830は、取付構造2840に対して概して直交配向を有し得るが、他の実施例では、約0度から約180度の間で異なって曲げられ得る。さらに他の実施例では、後端開口部および/または各管腔断面は、概して約5度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、90度、95度、100度、105度、110度、115度、120度、125度、130度、140度、145度、150度、155度、160度、165度、170度、175度、180度または185度、もしくは上述の任意の2つの角度の任意の範囲の間で配向され得る。
管腔は、同じであってよい、または管腔の全長に沿って変化してよい多種多様の断面形状のどれかを有し得る。図28Eは、装置2500の管腔814の楕円構成を示すが、他の実施例では、管腔の1つ以上の断面は異なる楕円規模および/または向きを有し得、もしくは円形、正方形、矩形、三角形、多角形、または他の形状を有し得る。他の実施例では、管腔は、管腔の中に突出する、または管腔を横切って広がる1つ以上の刃先も有し得る。管腔切断構造は、もしあれば、管腔の1つ以上の断面の全長に及んでよく、多種多様な角度、配向、間隔、および管腔内部の位置のどれかを有し得、いくつかの追加の実施例では、また、管腔の中から突出し得る。
切断要素の外表面は、管腔と同じ一般的な構成を有し得、または異なる構成を有し得る。図28Cから図28Gに示される例では、管腔2814に隣接する切断要素の放射状に外向きの面、遠位面、および近位の外表面2832、2834、および2836は、一定の滑らかな構成を有するが、他の実施例では、これらの面の1つまたは複数は先細り得る、もしくは凹部または突起を含み得る。
切断要素の取付構造は、形状のどれか、および可撓性および/または支持要素2502、2512に対して、多種多様な固定したまたは可動の界面を含み得る。いくつかの実施例では、取付構造は、可撓性および/または支持要素2502、2512のどちらかと一体形成され得る。図28Aから図34の実施例では、取付構造2840は、取付管腔3842を有する概して円筒形の構成を含み、取付管腔3842は、正接に、もしくは別様に軌道経路または回転経路最も遠位領域または可撓性要素および支持要素2502、2512の先端に沿って配向される管腔軸を有する、やはり概して円筒形の構成を有する。他の実施例では、取付構造は、切頭円錐形形状、箱形、卵形状、球形状、または他の形状を含む非円筒形形状を含み得る。また、取付管腔も非円筒形構成を有し得る。他の実施形態では、取付管腔は、正方形、矩形、三角形、卵形、または多角形の形状を有し得、管腔の形状および/または管腔の断面規模はその縦方向長さに沿って変わり得る。いくつかの実施例では、取付管腔の非円筒形状は、可撓性および/または支持形状の構成との相補優合を形成し得る。さらに、または代わりに、切断要素の取付構造は、可撓性および/または支持要素にはんだつけ、蝋付け、および/または接着され得る。構成、ならびに取付管腔と可撓性および/または支持要素の間の公差、もしくは組織除去装置に対する他の取付部位に応じて、切断要素と組織除去装置の残りの間の相対的な回転および/または並進的な運動が制限、または提供され得る。
図28Bを参照すると切断管腔2814の縦軸2844、および取付管腔2842の縦軸2846は、概して平行であり得るが、他の実施例では、この2つの軸は、水平面2848および/または矢状方向面2850に沿って約5度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、90度以上の角度で、もしくはこれらの角度の任意の2つの間の範囲内で配向され得る。いくつかの変形例では、取付管腔(または、概して接続要素)と組織除去装置の残りの間の並進運動量は、実質的にゼロであり得る、または約0.01インチ、0.02インチ、0.03インチ、0.04インチ、0.05インチ、0.08インチ、0.1インチ、0.2インチ、0.3インチ、0.5インチ、0.7インチ以上までを提供するように構成され得る。並進運動の向きは、取付管腔2842の縦軸2846にそって、または半径方向の軸2854および/または遠位−近位軸2856に沿うことがある。いくつかの変形例では、取付管腔(または、概して切断要素)と組織除去装置の残りの間の角変位の量は、実質的にゼロであり得る、もしくは1度、2度、3度、4度、5度、6度、7度、8度、9度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、90度、95度、100度、105度、110度、115度、120度、125度、130度、140度、145度、150度、155度、160度、165度、170度、175度、180度、185度、190度、195度、200度、205度、210度、220度、225度、230度、235度、240度、245度、250度、255度、260度、265度、270度、275度、280度、285度、290度、295度、300度、305度、310度、320度、325度、330度、335度、340度、345度、350度、355度、360度まで、またはこれらの角度の任意の2つの間の範囲内を提供するように構成され得る。角変位は、水平面2848、矢状方向面2850、および/または前面2852で発生し得る。
切断要素は、多種多様な寸法を含み得る。切断管腔2814の遠位軸−近位軸間の最大横断寸法は、約0.02インチから約0.5インチ、いくつかの変形例では約0.04インチから約0.2インチ、および他の変形例では約0.08インチから約0.1インチの範囲内となり得る。管腔2814の外面と内面の間の横断寸法は、約0.01インチから約0.2インチ、いくつかの変形例では約0.02インチから約0.1インチ、および他の変形例では約0.03インチから約0.06インチの範囲内となり得る。管腔2814の縦方向長さは約0.02インチから約0.3インチ、いくつかの変形例では約0.04インチから約0.2インチ、および他の変形例では約0.08インチから約0.1インチの範囲内となり得る。いくつかの実現例では、管腔2814の縦方向長さは、前述の管腔2814の横断方向寸法のどちらかまたは両方よりも短い。
取付管腔284の2つの対向面間の横断寸法は、約0.01インチから約0.2インチ、いくつかの変形例では約0.02インチから約0.1インチ、および他の変形例では、約0.04インチから約0.06インチの範囲となり得る。管腔2824の縦方向長さは、約0.01インチから約0.2インチ、いくつかの変形例では約0.02インチから約0.1インチ、および他の変形例では、約0.04インチから約0.6インチの範囲内となり得る。いくつかの変形例では、取付管腔2842の縦方向長さは、切断管腔2814の縦方向長さよりも短いが、他の変形例では、取付管腔は切断管腔と同じ長さまたはより大きい長さを有し得る。取付管腔2842対切断管腔2812の長さ比は、約0.5から5以上、いくつかの変形例では約0.75から約3、および他の変形例では約1から約2の範囲内であり得る。取付構造および切断構造の相対的な位置は、変化し得る。図28Fおよび図28Gに示される実施例では、切断管腔の先行開口部は、取付構造に比して、回転の方向でさらに遠くに突出し、それが分裂組織と取付構造間の干渉を削減することもあれば、削減しないこともある。また、図28Fおよび図28Gに示されるように、切断構造および取付構造は、切断要素の後面に対して同一平面上にある、または切断要素の後面に位置合わせされているが、他の実施例では、切断構造または取付構造のどちらかは、切断要素の後面に対して、他の構造に比して突出することがある。切断要素のこの実施形態について本明細書に説明される寸法および構成は、該当する場合、本明細書に説明される他の切断要素の寸法および/または構成に類似する。
図29Aおよび図29Bは、外形に密着した切羽2902を含む切断要素2900の別の例を示し、刃2902の遠位部分および近位部分2904および2906は、切断要素2900の非平面状の先行面2908に関して非直交角度、つまり鈍角を含む。切断要素2900の後面2910も、取付構造2912に対して非直交角度、つまり鈍角を含む。ここでは、後面2910は角度であるが、別様に概して平面的な構成を含むが、他の実施例では、後面は非平面状であり得る。
1つまたは複数の刃先を有する切断要素4500の別の変形例が、図45Aから図45Dに示される。切断要素4500は、切断管腔4502の先行開口部4510の端に第1の外形に密着した刃4506、および切断管腔4502の下方に位置する取付管腔4504の端に第2の外形に密着した刃4508を含み得る。図45Bに示されるように、第2の外形に密着した刃4508は、第1の外形に密着した刃4506に比して陥凹することがある。切断管腔は、別の曲率半径の輪郭を有することがある卵形の幾何学形状を有し得る。例えば、図45Aに示される切断管腔4502は、例えば、約0.016インチから約0.033インチの範囲内の曲率半径の1つ以上の曲線を有し得る。第1の刃4506の半径方向に外向きの部分4505は、約0.033インチの曲率半径を有し得る。第2の刃4508は、切断管腔4502に最も近接する取付管腔4502の端に位置し得る。図45Bは、線B−Bに沿って取られる切断要素4500の断面を示す。そこに示されるように、第2の刃4508は、切断要素の内部内に取り付けられ、つまり切断要素内部に陥凹する。一方、第1の刃4506は切断要素4500の周囲に向かって位置する。図45Cは、切断要素500の側面図を示す。第2の刃4508は、曲線状の凹部4514の中で取り付けられてよい。凹部4514の曲率半径は、約0.045インチから約0.06インチ、例えば0.056インチとなり得る。使用中、切断要素4500が回転するにつれ、第1の刃4506は、第2の刃4508が組織に接触するより前に組織に接触する。いくつかの変形例では、切断要素4500の第2の刃に対する第1の刃の構成が、切断抵抗の削減に、および/または組織をより精密に切断する、または組織を細かく裂くのに役立つことがある。例えば、切断要素4500は、例えば高さ等の寸法D1、第1の部分の深さ等の寸法D2、第2の部分の深さ等の寸法D3、および幅等の寸法D4を有し得る。寸法D1は、約0.085インチから約0.1インチ、例えば0.092インチとなり得る。寸法D2は、約0.05インチから約0.07インチ、例えば0.06インチとなり得る。寸法D3は、約0.015インチから約0.03インチ、例えば0.024インチになり得る。寸法D4は、約0.06インチから約0.07インチ、例えば0.064インチになり得る。取付管腔4504は、約0.045インチから約0.048インチ、例えば0.046インチの直径を有し得る。
切断要素4500は、切断管腔4502の先行開口部4510上に刃を有するだけであるが、他の変形例では、後端開口部4512が先のとがった刃も含み得る。いくつかの処置では、異なる幾何学形状の組織は、除去する必要があり得る。第1の方向で回転する先頭開口部に第1の先のとがった刃を有する組織除去装置は、第1の幾何学形状の組織を除去するために適し得る。第2の方向(例えば、第1の方向の逆)で回転する後端開口部に第2の先のとがった刃を有する組織除去装置は、第2の幾何学形状の組織を除去するために適し得る。
図30は、切刃3002が、管腔3006の全長に沿い、切断要素3000の半径方向に外向きの面3008に沿って位置する間隙3004を有する開放構成を含む、切断要素3000の別の実施例を示す。他の実施例では、間隙3004は、遠位面または近位面3010、3012上に位置し得る、および/または管腔3006の全長未満であり得、複数の部分的な間隙をさらに含み得る。間隙3004の平均幅は、例えば、約0.005インチから約0.1インチ、いくつかの他の変形例では約0.008インチから約0.05インチ、または約0.01インチから約0.02インチの範囲内となり得る。
図31は、切刃3102および切断管腔3104が、鋭角刃領域3106が卵形状の交点に位置する二重重複卵形として特徴付けられ得る構成を含む、切断要素3100の別の例を示す。ここでは、鋭角刃領域3106は、管腔の遠位領域および近位領域に位置するが、他の実施例では、鋭角刃領域は他の場所に位置してよい、および/または切断要素3100の正反対の側面に位置する必要はない。さらに他の実施例では、切断管腔は、異なる規模の重複する卵形、それぞれの形状が異なる形状および/または規模を有する他の重複形状を含む構成、もしくは3つ、4つまたはそれ以上の形状の重複する構成を含み得る。例えば、図32は、三葉構成、または重複する小円およびより大きな卵形の構成を有するとして特徴付けられ得る切断要素3200である。いくつかの変形例では、半径方向で外向きの葉3202(または円形)の波形が小さいほど、より積極的な組織除去が容易になり得る。図32に示される半径方向に外向きの葉3202は他の突出物3204、3206に関して左右対称に位置しているが、他の実施例では、半径方向に外向きの葉の位置はより遠位にまたはより近位に位置してよい、および/または他の葉3204、3206とは異なる縦方向の長さを有してよい。図33は、半径方向に外向きの葉3304に沿った間隙3302を有する三葉構成を含む切断要素3300の別の実施例を示すが、他の実施例では間隙は遠位葉または近位葉3306、0038のどちらかに沿って位置し得る。
図34は、切断管腔3402および取付管腔3404(または他の取付構造)に加えて、補助開口部または管腔3406が設けられる切断要素3400の別の例を示す。いくつかの処置では、補助開口部3406は、組織除去装置の挿入および/または引き出しを容易にするために誘導ワイヤまたはカニューレと使用され得る。他の実施例では、補助開口部3406は、可撓性または支持要素に対する切断要素の追加の取付部位を提供し得、それによって、拡張可能な要素の長さまたは構成が変更されるにつれ、切断要素に対する特定の向きを維持する、または提供することが容易になり得る。図34の補助開口部3406は切断管腔3402および取付管腔3404と類似した向きを有するが、のかの実施例では、補助開口部3406は、装置の遠位軸−近位軸、および/または半径方向軸に沿って配向される縦軸を含み得る。他の実施例では、回転可能な軸に取り付けられ、切断要素の無機を調整できる制御ワイヤまたは他の操作可能要素を取り付けるために、1つ以上の突起および/または凹部が設けられ得る。
他の変形例では、切断管腔は、切断器具のケーブルまたは他の変位可能な構造に対する取付部位としても使用され得る。さらに他の変形例では、複数の切断管腔が設けられてよい。また、切断要素のいくつかの変形例では、刃先は、切断管腔の全周縁未満を占める弓形構成を含み得る。いくつかの実施例では、刃先が切断管腔を取り囲む程度は、刃先が切断管腔に対して占める周縁の度合いつまり割合によって特徴付けられ得る。その度合いは、切断管腔、切断要素、または他の相対的な場所から測定される、約5度、約10度、約15度、約20度、約25度、約30度、約35°、約45度、約60度、約75度、約90度、約105度、約120度、約135度、約150度、約165度、約180度、約195度、約210度、約225度、約240度、約225度、約270度、または約285度、約300度、約315度、約330度、約345度、約360度以上(例えば、螺旋変形例)、約450度、約540度、約630度、または約720度以上となり得る。他の変形例では、刃先の構成は、上述の構成の内の任意の2つの範囲内となり得る。割合は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約100%、約125%、約150%、約175%、または約200%以上となり得る。他の変形例では、刃先の構成は、上記の度合いまたは割合構成の内の任意の2つの範囲内となり得る。いくつかの症例では、拡張可能または可変の直径の切断器具とともに使用されるとき、刃先構成が大きい方が、より大きな範囲の配備位置を横切る切断を可能にし得る。
図42Aから図42Gは、切断要素4200を切断器具のケーブルまたは支持要素に取り付けるためにも使用される切断管腔4206の中につながる傾斜面4204を有する刃先4202を含む、切断要素4200の別の例を示す。図42Aに示される実施例では、刃先4202は切断管腔4206を取り囲み、切断管腔4206の周縁の約135度を占める構成を有する。切断器具に取り付けられるとき、刃先4202は、概して、切断器具の回転軸と概して同一平面上にもあり得る平面内にあるが、他の変形例では、刃先4202の平面は回転軸の平面に対して斜めとなり得る。この角度は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約35%、約40%、約45%以上の角度で正(例えば半径方向内向きに向く)または負(例えば半径方向外向きに向く)になり得る。切断管腔4206が切断要素4200の取付部位としても使用される場合、ケーブルまたは支持構造の断面積は、切断管腔の断面積より、約75%未満、約60%、約50%、約40%、約30%、約20%、または約10%以下を占め得る。ケーブルまたは支持構造は、刃先422に対向する内面4208の取付部位4210を含むが、これに限られない切断管腔4206の内面428に沿ったどこにでも溶接、接着、または別様に取り付け得る。
いくつかの変形例では、刃先4202は、概して左右対称の構成を有し得るが、他の変形例では、図42Bと図42Cの間で留意されるように、刃先4202の端部4212および4214は左右対称であり得る。図42Bおよび図42Cに示される特定の例では、切断要素4200が、切断器具に対して、曲線的な遠位端4212および斜めの近位端4214を有するように構成されるとき。他の変形例では、端部の他の構成が提供されてよい、または斜めの/曲線的な関係が逆転され得る。いくつかの症例では、曲線的な遠位端が、刃4212が組織表面を捉え、回転運動を停止する危険または発生率を削減し得る。切断要素4200の曲線的なまたは弓形の外面4216は、図43Aに示される一連の配備位置全体で切断要素4200の類似する切断挙動を維持することを容易にし得る。
図46Aから図46Dは、組織除去装置の可撓性要素または支持要素に切断要素4600を取り付けるためにも使用される切断管腔4602の中につながる凹んだ傾斜面4606を有する刃先4602を含む、切断要素4600の別の例を示す。刃先4602は、切断要素4600から突出する。一方、凹んだ傾斜面4606は、切断要素の内部に向かって取り付けられる。凹んだ傾斜面4606は、切断要素4600が、組織の中により深く貫通できるようにし得、切断要素が回転するにつれて除去される組織の量を増加し得る。凹んだ傾斜面4606の曲率半径は、約0.01インチから約0.02インチ、例えば0.016インチとなり得る。可撓性および/または支持要素は、切断管腔4604を通され得る、またははんだ付け、接着、蝋付け、溶接等によって切断管腔4604の一部に取り付けられ得る。切断管腔4604は、約0.04インチから約0.05インチ、例えば0.0465インチの直径を有し得る。切断要素4600は、例えば、図46Cの側面図に示される曲線状の輪郭4608等、1つ以上の曲面を有し得る。曲線状の輪郭4608は、約0.025インチから約0.04インチ、例えば0.036インチの半径を有し得る。切断要素は、例えば深さ、D5等の寸法、例えば高さ等の寸法D6、例えば幅等の寸法D7を有し得る。寸法D5は、約0.05インチから約0.07インチ、例えば0.06インチとなり得る。寸法D6は、概して寸法D5と同じ、または例えば約0.051インチから約0.071インチ、つまり0.062インチであり得る等、いくぶん大きいことがある。いくつかの変形例では、寸法D5と寸法D6の率は、約0.9から約1.1、例えば0.97となり得る。寸法D7は、約0.060インチから約0.07インチとなり得る。
切断要素の別の変形例が、図47Aから図47Dに示される。切断要素4700は、内面側は少なくとも部分的に切断管腔4704を囲む曲線的な溝406に接する刃先4702を含み得る。曲線的な溝4706は、約0.01インチから約0.02インチ、例えば0.016インチの曲率半径を有し得る。前述されたように、切断管腔4704は、底を通る可撓性および/または支持要素を収容するような大きさおよび形状に作られてよい。切断管腔4704は約0.03インチから約0.05インチ、例えば0.046インチの直径を有し得る。切断要素4700は、図47Cの側面図に示される曲線状の輪郭4708も有し得る。曲線状の輪郭4708は、約0.016インチの曲率半径を有し得る。切断要素は、例えば深さ等の寸法D8、例えば高さ等の寸法D9、例えば幅等の寸法D10、例えば曲線状の輪郭4078の寸法D11を有し得る。寸法D8は、約0.03インチから約0.05インチ、例えば0.04インチとなり得る。寸法D9は、約0.05インチから約0.07インチ、例えば約0.062インチとなり得る。寸法D8耐D9の率は、約0.6から約0.7、例えば0.65となり得る。この率を調整すると、切断要素4700が回転されるにつれて、回転要素4700の貫通深さに影響が及ぼされる。寸法D10は、約0.055インチから約0.07インチ、例えば0.06インチとなり得る。寸法D11は、約0.01インチから約0.02インチ、例えば0.016インチとなり得る。切断要素の面曲率、全体的な形状、および多様な寸法は、椎骨組織および/または運動終板の幾何学形状および物質特性に対処するために調整され得る。
切断要素の別の変形例は、図48Aに示される。切断要素4800は、斜めの遠位端4804、および切断管腔4080を少なくとも部分的に囲む斜めの近位端4806を有する刃先4802を含み得る。例えば、刃先4802は、切断管腔4808の周縁の約30%から約50%に接する曲線的なまたは弓形の形状であり得る。刃先4802の斜めの端部4804および4086は、図48Aに概して示されるように、約45度から約180度の角度、場合によっては約60度から約150度、他の場合は約75度から約120度、およびさらに他の場合は約90度の角度で交わり得る。また、斜めの端部4804および4806は、切断管腔4808の中心に向かって曲げられ、粉砕された組織を切断管腔の中に導くために役立つことがある。粉砕された組織を切断管腔4808を通して導くと、切断要素4800が、組織の塊の中に詰まる、および/または動かくなるのを防ぐのに役立つことがある。前述されたように、切断管腔4808は、底を通る可撓性および/または支持要素の取付に対処する規模および形状に作られてよい。例えば、切断管腔は、円形つまり曲線的な幾何学形状、可変、テーパ、または均一の断面積、もしくは切断管腔が、拡張可能な要素および/または支持要素のための取付部位として機能し得るような任意の構成を有し得る。
拡張可能な要素および指示要素を保持するために形造られた切断管腔を有する切断要素の一例が、図48Bに示される。切断要素4830は、前述された刃先4802に実質的に類似する刃先4832を含み得る。また、切断要素4830は、曲線的な葉のある幾何学形状を有する切断管腔4834も含み得る。切断管腔は、可撓性および/または支持要素を収容し、位置決めするために適した1つ以上の葉を有し得、したがって可撓性および/または支持要素は切断管腔内部でそれらの位置を保持する。切断管腔4834は、第1の遠位葉4836および第2の近位は4838を有し得る。第1の遠位葉4836および第2の遠位葉4838は同じ規模で、切断管腔4834内で左右対称に配列され得る。いくつかの変位例では、この非円形構成は、拡張可能なおよび/または支持要素の固定のために、切断要素4830のより大きな表面積を提供する。他の変位例では、切断管腔は、異なるような規模に作られ得、拡張可能な要素および/または支持要素の規模および配列に適宜に、非対称に配列され得る。
図44Aから図44Gは、中心切断管腔4406の同じ側に位置する内側刃先4402および外側刃先4404を含む複数の刃先を含む切断要素4400の別の実施形態を示す。いくつかの変形例では、複数の刃先のある切断要素は刃先に沿って作用する力を再分配し、切断器具の回転運動を中断または停止し得る刃先の深い貫通を削減し得る最大切断力を切断し得る。また、この切断要素4400は、一連の配備位置全体で類似する刃先向きを維持する曲面または弓形面4408も含む。図44Eにもっともよく示されるように、内側刃先4402は、切断要素4400の先行面に対して、外側刃先4404よりもさらに遠くに突出するが、他の変形例では、内側刃先および外側刃先は同じ位置を有し得る、または外側刃先は内側刃先よりも遠くに突出し得る。さらに他の変形例では、刃先は1つ以上の刃先の弓形長さに沿って可変の突出構成を有し得る。図44Aから図44Gの切断要素4400は、複数の刃先に加えて、内側刃先と外側刃先4402、4404の間に位置する周囲切断管腔4410をさらに含む。ここでは、周囲切断管腔4410は、弓形をした高さが削減された管腔を含むが、他の実施例では、周辺の切断管腔は先細となる、および/または広げられる、またはより大きな高さを有し得る。いくつかの症例では、外側切断管腔410が、結果として生じる切断要素の回転抵抗を削減し得る流体の通過を可能にする。他の実施例では、外側切断管腔4410は、組織の通過を可能にする断面形状および規模で構成され得る。この特定の実施形態では、それぞれの刃先4402および4404の端部4412、4414、4416、4418は、中心切断管腔4406に対して類似する構成を有するが、他の変形例では、刃先は、中心切断管腔4406に対して異なる長さおよび/または異なる相対位置を有し得る。また刃先4402および4404は、類似する曲率を有するが、異なる半径を有して示され、他の実施例では、曲率は異なることがあり、曲線をなす構成または斜めの構成も有し得る。図44Aから図44Gの外側刃先4404は、切断要素4400の弓形外面4408に沿って位置するが、他の変形例では、外側刃先は弓形外面4408から離れて内向きに離間され得る。また、各刃先の内側斜面および外側斜面の角度は、約1度、2度、3度、4度、5度、6度、7度、8度、9度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、45度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、90度、95度、100度、105度、110度、115度、または120度以上を含む、約0度から約90度以上に変化し得、刃先の長さに沿って同じであり得る、またはあり得ない。
他の変形例では、複数の刃先のある切断要素は、任意の2つの端の間に切断管腔を含まないことがあり、代わりに溝または凹部が設けられる。切断要素からの切断された組織の分離を容易にするために、刃先および/または溝は、刃先の間に位置する切断された組織が溝の中から掃引されるように構成され得る。かかる構成は、切断要素の先行面から切断要素の後面に向かって逆方向に掃引する刃先および/または溝を含み得る。いくつかの変形例では、刃先と溝の両方とも掃引構成を有するが、他の変形例では、例えば、溝だけが掃引構成を有する。また、掃引構成は、切断された組織の、身体の中から組織を輸送する切断器具の刃先要素に向かう輸送を容易にし得る。
図35は、概して装置の半径方向軸3504に垂直であり、半径不幸に外向きの方向を向いている平面的な構成を有する切羽3502を含む切断要素3500の別の実施形態を示す。他の実施例では、刃3502は、非平面状の構成を含み得る、および/または取付管腔3508の半径方向軸3504に、またはもしあれば縦軸5900に対して曲げられた角度を有し得る。非平面状の構成は、例えば切断された円筒形または卵形の形状を含み得る。切羽3502は、図35に示される円形の構成を含み得る、または卵形、正方形、矩形、三角形、星形、多角形、または他の形状を含む多種多様な他の構成のどれかを含み得る。刃3502は、図35に示される切断要素3500の完全な周縁、切断ホウ素の部分的な周縁、または切断要素の回りの複数の刃を形成し得る。切断要素3500の前縁に対してゼロ度の角度ではなく、切羽は、代わりに前縁3510から後縁352に、約5度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、45度、50度、55度、60度、65度、70度、75度以上であるか、またはこれらの角度の内の任意の2つの間の範囲内である斜めの角度を有し得る。また、さらに追加の実施例では、切羽3502は、約5度、10度15度、20度、25度、30度、35度、40度、45度、50度、55度、60度、65度、70度、75度以上であるか、またはこれらの角度の内の任意の2つの間の範囲内である刃の遠位断面から近位断面に対して斜めの配向を含み得る。図35に示されるように、切断管腔は設けられていないが、切羽3502の内側領域は、切断要素3500が回転される、または組織に沿って通されるときに摩擦またはドラッグを削減し得る凹部3514を含み得る。図37の切断要素3700等の他の実施例では、切羽3702の内側領域は、半径方向に外向きの方向で平面3704または隆起面を含み得る。取付構造3516は、図示される概して切頭円錐形状を有し得るが、他の実施形態では、円筒形、矩のブロック形状、リング形状、または他の適切な形状であり得る。
図36は、切断要素3500が、円形切羽3602を含む別の例を示し、刃3602の内側領域は、その半径方向に外向きの面3608に沿って第2の切羽または刃先3606を有する、半径方向に外向きの構造または突起3604を含む。ここでは、突起3604は、取付構造3608の最大周縁よりも小さい周縁を有するが、他の実施例では、突起3604は、取付構造3610と同じまたはより大きい周縁を有し得る。突起3604は、図36に示される台形構成、円筒形状、切頭円錐形状、矩形または正方形ブロック、三角形または他の多角形ブロック、もしくは他の形状を含むが、これに限定されない多種多様な形状のどれかを含み得る。第2の刃先3606は、円形、卵形、正方形、矩形、三角形、星形、多角形、または他の構成を含むが、これに限定されない多種多様な構成のどれかを有し得る。第2の刃先3606の形状は、突起3604の断面形状と同じ、または異なる形状となり得る。図38は、取付管腔3804、円形切羽3806、および追加の刃先として働く突出しない刃3810付きの正方形の断面形状を有する第2の構造3808を備える、概して切頭円錐形の取付構造3802を有する切断要素3800の例を示す。
図39は、切断要素3900の半径方向に外向き部分に沿って異なる直径の複数の円形刃3904を有する、概して球形の構造3902を含む切断要素3900のさらに別の例を示す。他の実施例で留意されるように、図39に示される刃は球形構造の回りに完全な周縁を形成するが、他の実施例では、弓形刃または他の部分的な刃構造が設けられてよい。また、各刃3904の相対的な間隔および/または向きは、図39に示されるように、一定且つ概して平行であるが、他の例、間隔は変わり得る、および/または刃の向きは曲げられるまたは交差し得る。
図40は、切頭円錐構成で、その半径方向に外向きの面4006から突出する複数の曲線状の切羽4004を有する取付構造4002を有する切断要素4000を示す。各刃4004は、可変曲率を含む、同じまたは異なる規模、向き、または構成を有し得る。また、図48Cに示される切断要素4840等の切断要素は、1つ以上の鋸歯状の刃先も有し得る。切断要素4840は、切断管腔4844の上方に位置する鋸歯状の刃先4842を含む。鋸歯状の刃先は切断要素4840の上端上にあると示されているが、切断要素の任意の端(複数の場合がある)が鋸歯状であり得ることに留意されたい。
図41は、取付管腔4104を有する、概して円筒形の取付構造4102を含み、複数の円形切羽4106、4108および4110を有する切頭円錐切断構造4106をさらに含む切断要素4100の別の例を示し、切断構造4104は半径方向に外向きの方向で先細り、切羽4108、4110、および4112は、それぞれ半径方向に外向きの方向で、連続的に減少する直径または周縁を有する。しかしながら、他の実施例では、切断構造および/または切羽のどちらかは、半径方向に内向きの方向でテーパまたは削減する直径/周縁で構成され得る。
拡張可能な要素を有する組織除去装置の多様な実施形態は、多種多様な医療処置で使用され得る。1つの特定の実施例として、その拡張可能な要素が、椎骨運動終板よりも低い曲げ弾性係数を有する材料から作られる装置が、ヘルニア状椎間板を除去するための椎間板切除術で使用されるために選択され得る。曲げ弾性率係数の差異のため、拡張可能な要素は、剛性運動終板組織との接触時に変形し得、したがって軟椎間板組織を骨の運動終板から区別する。いくつかの実施形態では、その最大掃引直径が椎間板高さとほぼ同じである、拡張可能な要素組織除去装置は、除去されるヘルニア状椎間板の量を最大限にするが、運動終板にかかる接触圧力を最小限に抑え、運動終板に対する損傷を回避するために椎間板切除術で使用され得る。
いくつかの実施形態では、拡張可能な要素組織除去装置は、椎体間融解で軟骨性の運動終板を除去するために使用され得る。かかる用途では、装置の拡張可能な要素および/または支持要素は、金属、金属合金、または他の高強度材料から構成されるフィラメントを有するマルチフィラメントケーブルから作られてよい。かかる装置は軟骨性の運動終板を、下のより固い椎骨から区別し得るため、拡張可能な要素および/または支持要素の破損および望ましくない塑性変形を引き起こすことがある骨物質から与えられる衝撃力および応力を回避する。いくつかの実施形態では、拡張可能な要素の全体または一部分の表面は、その切断能力を強化するために砂で磨かれ得る。他の実施形態では、切断機構は、図27に示されるように、切断を容易にするために、拡張可能な要素および支持要素の交点に取り付けられ得る。組織除去装置は、椎体間融解で使用されるとき、装置の最も遠位の領域が運動終板に届き得るように、椎間板高さよりわずかに大きい最大掃引直径を含み得る。刃または鋸歯等の追加の切断構造が切断を容易にするために使用されるとき、切断構造の側面方向突起の寸法は、椎骨運動終板の深さに類似し得る。いくつかの実施例では、側面方向突起の距離は運動終板を超えて拡張せず、それによって下にある骨に対する損傷は削減または回避され得る。
椎体間融解等の外科的なおよび/または経皮的な脊髄手術に使用され得る装置の一変形例が、図51に示される。組織除去装置5100は、近端ハンドル部分5102、およびそこを通る縦管腔を有する軸5106によってハンドル部分5102に接続される遠端組織除去アセンブリ5104を含み得る。任意選択で、軸5106は、処置中の組織を視覚するための内視鏡ポートまたは管腔を有し得る。いくつかの変形例では、軸5106は真直ぐであり得る、または1つ以上の事前整形された曲線または角度を有し得る。ハンドル部分5102は、片手グリップに適する人間工学的な形状を有する把持部分5110を含み得る。ハンドル部分512は、組織除去装置を作動する、ナビゲートする、または別様に使用を調節する、ロッカー型スイッチ、ノブ、ダイヤル、レバー、スライダ等の1つ以上の制御機能も含み得る。例えば、ハンドル部分5102は、組織除去アセンブリ5104の構成要素を作動させるために使用され得るレバー5112を含み、組織除去アセンブリ5104をナビゲートするための機構だけではなく、電源スイッチも含み得る。いくつかの変形例では、組織除去装置5100のナビゲーションおよび移動は、移動制限器によって抑制または制限され得る。移動制限器は、例えば収集室5108に遠位の軸5106の長さに沿った位置で、組織除去装置5100と備えられてよい。特定の変形例では、移動制限器は、組織除去装置5100に合わせて使用される別個の装置であり得る。移動制限器の異なる変形例が、後述される。
組織除去装置3500は、他の実施形態について一般に前述されたように、光学透過室も含み得る。例えば、図51に示されるように、ハンドル部分5102は、軸5106の管腔を通して組織除去アセンブリ5104と流体連通し得る収集室5108を含み得る。組織除去アセンブリによって(例えば、粉砕、切断、擦過、切開される、等)除去される組織、および/または流体は、組織輸送アセンブリによって軸5106を通して収集室51080に輸送されてよく、その変形例は前述され、追加の変形例は後述される。代わりに、またはさらに、真空源が、標的組織から組織および/または流体を収集器に引き出すために使用され得る。いくつかの組織除去装置は、複数の収集室を有してよく、収集室のいくつかは、組織吹き込み用の流体タンクとして使用され、収集室のいくつかは組織除去アセンブリによって除去される組織サンプルを保管するために使用され得る。1つ以上の収集室は、図51に示されるハンドル部分5102の遠位部分に位置し得る、またはハンドル部分5102の筐体内部に位置し得る。収集室5108は、取り外し可能な蓋または栓を有する1つ以上の収集ポート5109を含み得る。収集ポート5109は、円形であるとして示されているが、適宜に矩形、三角形、六角形等であり得る。収集ポート5109は、例えば約0.07インチから約0.25インチ等、約0.06インチから約0.28インチの直径を有し得る。任意選択で、収集室5108の一部は、あらゆる収集したサンプルを目視検査するために使用され得る拡大レンズとして構成され得る。いくつかの変形例では、収集ポート栓または蓋自体が拡大レンズであり得る。収集室5108は、ポリカーボネート、アクリル等の光学透視物質から作られてよい。
軸の遠位部分および組織除去装置の組織除去アセンブリの一例は、図52Aに示される。軸5202の遠位部分は、軸先端5203をしてよい。いくつかの変形例では、回転機構によって生成される熱は熱的に神経細胞を傷つけるので、軸5202の遠位部分は、軸内で、軸5202の外側部分へのこのような熱を妨げ得る絶縁ポリマー鞘またはチューブを含み得る。絶縁鞘は、神経細胞を含む最大の尤度を有し得る軸5202の領域に設置し得る。例えば、絶縁鞘は、軸先端5203の刃先から、約0.5インチから軸肩部5208に近位約3インチに設置し得る。
軸先端5203は、上述された(例えば、図49Aから50B)外側管状軸の遠位端に類似し得る。軸先端5203は、組織除去アセンブリによって除去される組織をさらに分割するまたは切断するのに役立つことがある刃先5205を有し得る。軸先端5203は、遠位部分5216に溶接、はんだつけ、蝋付け、接着、および/またはクリンピングされ得る。代わりに、軸先端5203は、遠位部分5216と一体形成され得る。軸先端5203は、ステンレス鋼(例えば、440F SEステンレス鋼)から作られ、ASTM−A967規格に従って不動態化され得る光輝仕上げで、RC33−60に熱処理され得る。また、外側管状軸は、必要に応じて、他の金属素材(例えば、ニッケルチタニウム合金、コバルトクロム、タングステン等)および/またはポリマー材料(PEEK、ポリアラミド、ポリエチレン等)等の多種多様な物質から作られてもよい。
組織除去アセンブリ5200は、軸5202から軸先端5203から遠位に拡張し得る。組織除去アセンブリ5200は、後述の組織除去アセンブリのどれかだけではなく、上述の組織除去アセンブリのどれかでもあり得る。組織除去アセンブリの別の例は、図52Bに示される。組織除去アセンブリ5200は、輪になった拡張可能な要素5232、輪になった支持要素5230、および拡張可能な要素5232の輪になった部分を、支持要素5230に接合する切断要素5234を含み得る。この構成では、拡張可能な要素5232の長さおよび位置を調整すると、切断要素5234および支持要素5230の位置および向きが調整される。他の実施形態では、支持要素5230は、拡張可能な要素の長さおよび位置とは独立して調整され得る。任意の数の拡張可能要素および支持要素があってよく、拡張可能なおよび/または支持要素は、切断要素を通して輪になり得る、または輪になり得ない。例えば、拡張可能な要素は切断要素を通して輪になり得ない(例えば、単一ストランドとして接続要素に取り付け得る)。一方、支持要素は、切断要素を通して輪になる。拡張可能なおよび/または支持要素は、切断要素に摺動可能にまたは固定で連結され得る。組織除去アセンブリ5200は、遠位蓋5236も含むことがあり、拡張可能な要素5232および支持要素5230のループが拡張する遠位蓋、および遠位蓋5236に近位に位置し、支持要素5230の近位端部を保持するように構成される補強リング5238も含み得る。任意選択で、組織輸送アセンブリ5240は、上述されたように、およびさらに後述されるように組織除去アセンブリ5200と一体化され得る。
組織除去アセンブリ5200は、図52Bから図52Dに示される拡大された構成、および図52Eに示される折り畳まれた構成を有し得る。拡大構成では、切断要素5234は、図52Cの側面図に示されるように、蓋5236から変位され得る。削除される組織領域の形状および体積は、少なくとも部分的には、蓋5236からの切断要素5234の変位によって決定される。組織除去アセンブリ5200の拡大構成での切断要素5234の場所は、蓋5236上の支持要素5230の取付位置、切断要素5234上の支持および拡張可能要素連結場所だけではなく、支持要素5230および拡張可能要素5232の長さおよび伸展性によっても決定され得る。
組織除去アセンブリ5200が組織除去中に回転するように構成される回転の方向5249に従って、輪になった支持要素5230および輪になった拡張可能な要素5232は、それぞれ先頭部分および後端部分を有し得る。先頭部分は、回転の方向5249に対して組織に最初に影響を与える支持または拡張可能要素の部分であり、後端部分は、先頭部分の後に組織に影響を与える支持または拡張可能な要素の部分である。図52Cに示される支持要素5230の先頭部分5250および後端部分5252は、それらが実質的に左右対称であるように配列されるが、他の変形例では、先頭部分および後端部分は非対称に配列され得る。同様に、拡張可能な要素5232の先頭部分5254および後端部分5256は、左右対称に配列され得る、またはされ得ない。いくつかの変形例では、輪になった支持要素5230は、先頭部分5250がその所望される切断向きからの切断要素の傾斜または角形成に抵抗するように構成され得る。例えば、輪になった支持要素5230は、支持要素5230が回転されるにつれて、支持要素5230に対して同時に作用する圧縮負荷および張力負荷に抵抗するために、十分な柱状部強度のある構造を含み得る。先頭部は、張力または伸長に抵抗するように構成され得る。一方、後端部は圧迫に抵抗するように構成される。
支持要素5320および拡張可能要素5232は、前述されたように金属マルチフィラメントまたはポリマーマルチフィラメントであり得る。金属支持要素は、はんだつけ、溶接等によって蓋5236および/または組織輸送アセンブリ240に取り付けられ得る。ポリマー支持要素は、接着または他の適切な取付方法によって蓋および/または組織輸送アセンブリに取り付けられ得る。図52Fは、蓋5236のない組織除去アセンブリ5200を示し、組織輸送アセンブリ5240の一部分を明らかにしている。支持要素5230は、組織輸送アセンブリ5240のインペラ5241に取り付けられ得る。輪になった支持要素の蓋および/または組織輸送アセンブリへの取付は、補強リング5238によってさらに確実にされ、補強され得る。あとエバ、図52Cおよび図52Dに図示されるように、先頭部5250の近位部分は第1の取付部位5253に取り付けられてよく、後端部5252の近位部分は第2の取付部位5255に取り付けられてよく、第2の取付部位は第1の取付部位に正反対である。第1のおよび第2の取付部位5253および5255は、蓋5236の遠位端に近位の長さL8に位置してよく、L8は約3mmから約10mm、例えば8mmであってよい。
前記に示されたように、輪になった支持要素5230および輪になった拡張可能な要素5232は、切断要素の管腔5235を通過することによって、切断要素5234で接合され得る。例えば、切断要素の管腔を通る支持要素または拡張可能な要素の部分は、管腔の領域で制約され得る。例えば、切断要素の管腔は、前述され、図48Bおよび図52Cに示されるように、1つ以上の葉を有することがあり、葉は切断要素管腔内で、支持および/または拡張可能な要素が移動するまたは摺動するのを妨げるような規模および形状で作られる。他の変形例では、支持および/または拡張可能な要素は、切断要素を通る、および/または切断要素に沿った移動の所望のレベルに従って、切断要素5234に、結合、接着、はんだつけ、溶接等され得る。支持および拡張可能な要素は、それらが管腔5235の平面に沿って摺動するのを制限され得る、および/または管腔の平面を通って横方向に摺動するのを制限され得るように切断要素に取り付けられ得る。例えば、切断管腔に保持される支持および/または摺動要素は、管腔の平面内で移動するのを制限されてよく、支持および/または摺動要素をはんだつけすることは、平面内および横断平面の移動の両方を制限し得る。
接続要素5234の位置、および支持要素5230の角度は、蓋5236にとって外部である拡張可能な要素5232の長さを調整することによって決定され得る。例えば、切断要素5234と蓋5236の表面間の距離D15は、矢印5258に沿って、遠位アパーチャ5274を通して外に拡張可能な要素5232を拡張することによって増加され得る。遠位アパーチャ5237から突出し得る拡張可能な要素5232の長さL20は、例えば収縮構成で約0mm、拡張構成で、約5mm、約10mmまたは約15mm以上までとなり得る。距離D15は、0mmから約10mm、約0mmから約8mm、および約0mmから約4mmになり得る。拡張可能な要素5232の先頭部5254および/または後端部5256の曲率半径は約1mmから約4mmであり得る。支持要素5230の先頭部および後端部5250、5252の向きおよび位置は、拡張可能な要素5232の拡張および距離D15に従って変化し得る。例えば、距離D15を増加すると、支持要素5230を撓ませるまたは曲げ得、先頭部5250の曲率半径を減少させ得る。組織除去装置の縦軸に対する先頭部の角度A3、およびそれが蓋5236の上で拡張するときの先頭部5250の角度A4は、先端部の曲率半径として変わり得る。角度A3はやく0°から約75°、例えば約45°であってよく、角度A4は約0°から約90°、例えば5°から75°であってよい。支持要素は、前述されたあらゆる材料から作られてよく、拡張可能な要素5232が拡張される、および/または抽出されるにつれて実質的に変化しない長さL21を有し得る。例えば、長さL21は、約3mmから約10mmであり得る。
輪になった支持要素5230は、蓋5236に対する切断要素5234の位置合わせを安定化し、維持するように構成され得る。図52Dを参照すると、拡大された構成で、切断要素5234は、蓋5236の外端から距離D13離れて位置してよい。この位置合わせおよび位置は、支持要素によって維持され、安定化されてよい。例えば、輪になった支持要素の先頭部と後端部の間の距離D12は、輪になった拡張可能な要素の先頭部と後端部の間の距離D16よりも大きいことがある。距離D12が距離D16よりも大きいとき、支持要素は特定の切断要素位置合わせを維持するために働き、切断要素が、それが回転するにつれ所望される切断向きから偏移するのを防ぐのに役立つことがある。距離D21は、約1mmから約10mm、例えば約2mmから約5mmであってよく、距離D13は約0.5mmから約5mm、例えば1mmから3mmであってよく、距離D16は約0.5mmから約5mm、例えば1mmから3mmであってよい。拡大構成では、拡張可能な要素5232は、特定の曲率半径に拡張されてよく、拡張可能な要素の一部は蓋5236から遠位に曲がり得る。蓋5236の遠位端と拡張可能な要素5232の遠位曲線部の間の距離D14は、約0.1mmから約10mm、例えば約1mmから5mmであり得る。
折り畳まれた構成では、拡張可能な要素は収縮されてよく、それによって、組織除去アセンブリが小さい外形、例えば蓋の断面に実質的に類似する外形を有するように、切断要素が位置決めされ得る。いくつかの変形例では、切断要素5234は、拡張可能な要素が収縮されるときに、組織除去アセンブリ5200の中心縦軸に沿って位置合わせされ得る。例えば、図52Eに示されるように、切断要素5234は中心縦軸257に沿って位置する。また、任意選択で、切断要素5234は、例えば蓋遠位アパーチャ5237を介して、蓋5236の中に部分的にまたは完全に収縮され得る。例えば、切断要素5234は、その遠位端が蓋5236の遠位端と同一平面となるように収縮され得る。拡張可能な要素、および切断要素5234の、蓋236の中への収縮は、支持要素5230を蓋5236の外面に向かって折り畳まらせ、したがって支持要素5230の実質的な長さは、小さな構造上の領域を通って、および組織の亀裂およびしわの中で、組織除去アセンブリを前進させるために適し得る。
上述されたように、支持要素は蓋の外面に沿って特定の取付部位で取り付けられ得る、もしくは蓋および/または補強リングによってさらに確実にされ得る。蓋および/または補強リングは、例えばステンレス鋼、ニチノール等の金属製、および/または、例えばPEEK、ポリイミド、ぺバックス、ナイロン、ポリエチレン等のポリマーであり得る。蓋および/または補強リングの外面は、組織除去装置が円滑に組織を通過できるように摩擦係数を削減するのに役立つように修正され得る。蓋は、組織除去装置は表液組織部位に向かってナビゲートされるので、組織外傷の危険を削減するのに役立つことがある円滑で曲線的な幾何学形状を有し得る。蓋5300の1つの変形例は、図53Aに示される。蓋5300は、曲線的な遠位領域302、および遠位アパーチャ5304を有する。アパーチャ5304は、1つ以上の拡張可能なおよび/または支持要素を収容する規模および形状に作られてよい。また、蓋は底を通る管腔を有し得る。例えば、蓋5310の別の変形例は、曲線的な遠位領域5312、および底を通る管腔5320と接続する遠位アパーチャ5314を含む。また、蓋5310は、管腔5320の壁に第1の長穴5316、および第1の長穴の反対に第2の長穴5318を有し得る。長穴5316、5318は、蓋5310の長さの10%、20%、40%、50%、70%または90%に沿って拡張し得る。いくつかの変形例では、蓋は側面アパーチャまたはウィンドウを含んでよい。長穴、スリット、窓、任意の閉じたまたは開いた形状の開口部等は、除去された組織が、除去部位から収集器に抽出されるための導管を提供し、例えば円形、卵形、矩形等の任意の適切な規模または形状となり得る。図53Cの背面図から示されるように、遠位アパーチャ5314の直径は、管腔5320の直径よりも小さいことがある。図53Dは、線53D−53Dに沿って取られる断面図を示す。遠位アパーチャ5314は、約0.03インチから約0.05インチ、例えば0.046インチの直径D17を有してよく、管腔5320は、約0.06インチから約0.9インチ、例えば0.086インチの直径D18を有してよい。蓋5310は、約0.145インチから約0.17インチ、例えば0.164インチの長さL10を有し得る。一方、管腔5320は、約0.11インチから約0.13インチ、例えば0.125インチの長さL11を有し得る。蓋の全体的な幅W6は、0.09インチから約0.12インチであってよく、長穴5318の幅W6は約0.02インチから約0.04インチ、例えば0.032インチであり得る。長穴5318の長さL12は、約0.04インチであり得る。曲線的な遠位領域5312は、約0.016インチの曲率半径を有し得る。さらに一般的には、蓋5310の寸法および形状は、組織除去アセンブリ構成要素の規模に従って、例えば拡張可能な要素または支持要素の直径に一致するように変えられ得る。
組織除去アセンブリ5500の別の変形例は、図55に示される。組織除去アセンブリ5500は、切断要素5508、切断要素5508内の管腔を通して輪になった拡張可能な要素5506を含み得る。拡張可能な要素5506は、切断要素5508を通して二重の輪にされ得る。拡張可能な要素5506は、遠位軸または蓋5510を通され、任意選択で補強リング5505によって確保され得る。組織除去アセンブリ5500は、その折り畳まれた構成で示され、拡張可能な要素5506は蓋5510内部に収縮される。拡張可能要素5506は、切断要素5508の遠位端が、蓋5510の遠位端内で引き出される、またはそれと同一平面上となるように収縮され得る。切断要素508は、刃先が蓋5510の中心縦軸に平行な平面にあり、蓋5510の中心縦軸と、蓋軸に垂直な平面の間にあるように配向され得る。刃先5509は、切断要素5508上の拡張可能な要素取付部位を越えて、距離D19突出し、D19は、約0.01インチから約0.1インチ、例えば0.036インチとなり得る。組織輸送アセンブリ5502は、組織除去アセンブリ5500から近位に拡張し、軸5512内の組織を近位収集器に輸送し得る。任意選択で、軸5512は、内視鏡ポート5504等の視覚化ポートを含み得る。いくつかの変形例では、視覚化ポートは、他のタイプの視覚化器具の挿入のためだけではなく、造影剤の注入のためにも構成され得る。
前述されたように、組織除去アセンブリには、除去された組織を組織部位から引き離し、収集器の中に引き入れるのに役立つことがある組織輸送アセンブリが備えられ得る。組織除去アセンブリ5200と使用され得る組織輸送アセンブリ5400の一例が、図54Aに示される。そこで見られるように、組織輸送アセンブリ5400は、インペラ5406にその遠位端で取り付けられる駆動部材5402、および駆動部材5406の少なくとも一部分に取り付けられる螺旋状部材5404を含む。回転可能な駆動部材5402は、組織除去アセンブリから収集器に近位に組織を引き上げるために適切である1つ以上のポリマーおよび/または金属材料から作られてよい。例えば、回転可能な駆動部材5402は、ステンレス鋼、ニッケルチタニウム合金、炭素繊維、高分子量高密度ポリエチレン等から作られてよい。回転可能な駆動部材5402の内径は、約0.010インチから約0.020インチ、例えば0.015インチとなり得る。回転可能な駆動部材5402の外径は、約0.0350インチから約0.0450インチ、例えば0.0407インチとなり得る。螺旋状部材5404は、回転可能な駆動部材5402と一体形成され得る、または別個に形成され、駆動部材に取り付け得る。螺旋状部材5404のピッチP1は、約0.010インチから約0.100インチ、例えば0.030インチから約0.25インチ、または0.060インチから約0.100インチ、つまり0.030インチ、または0.080インチとなり得る。螺旋状部材のピッチP1は、モータによって駆動される回転速度に従って、または組織除去アセンブリから収拾器への組織移動の所望される速度に従って調整され得る。螺旋状部材5404は、回転可能な駆動部材5402に類似した材料から作られてよく、任意選択で、除去された組織の収集器への輸送に役立つことがある減摩コーティング、流体力学チャネル等の表面改質を含み得る。螺旋状部材5404は、組織輸送のために適宜に、右巻きまたは左巻きであってよい。いくつかの実施例では、螺旋状部材5404は、駆動部材の回転と同じ向きで巻かれ得る。特定の変形例では、回転可能な駆動軸は、螺旋状部材がチューブの外面に沿って螺旋状に巻かれた、織られたり、編まれたのではない材料の固体シートから形成されるチューブ等の一体形成チューブであり得る。他の変形例では、回転可能な駆動軸は、しっかりと巻き付けられたコイル状部材の複数の層から作られることがあり、コイル状部材の内側層は第1のピッチを有し、コイル状部材の外側層は第2のピッチを有し得る。例えば、最も内側のコイル層は最も狭いピッチを有し、最も外側の層は最も高いピッチを有し得る等、例えば、コイル状部材のピッチは、最も内側の層から最も外側の層で変化し得る。この変化例では、最も外側のコイル状部材のねじ山を次に内側のコイル状層に取り付けるために、パリレン、ポリウレタン等のポリマーまたは他の接着剤が、コイル状層の間に、または外側コートとして塗布され得る。これらの接着剤コーティングおよび層は、コイル状層が分離し、互いから持ち上がるのを防ぐのに役立つことがある。一般に、組織輸送アセンブリ5400は、所望されるように組織の輸送を促進させ得る1つ以上の凹部、溝、チャネル、突起等を含み得る。駆動部材および螺旋状部材の他の特長は前述されており、組織輸送アセンブリ5400とも使用され得る。
任意選択で、組織輸送アセンブリは、回転可能な駆動部材5402の少なくとも一部を包み込む図55に示される鞘5403も含み得る。鞘は、駆動部材と軸の内側壁の間の摩擦力を削減するのに役立てるために含まれてよく、組織除去および/または輸送アセンブリの多様な移動パーツによって発生するどのような熱も消散するのに役立つことがある。組織除去アセンブリの使用中に発生するどのような熱も削減または消散すると、例えば神経組織等の取り囲む組織を熱的に傷つけることがある、熱が軸に伝えられるのを防ぎ得る。いくつかの変形例では、鞘5403は、神経組織に接する最大尤度を有する組織輸送アセンブリの領域の回りに設置され得る。鞘5403は、例えばステンレス鋼の刃付きポリイミド等、ポリマーおよび/または金属材料から作られてよい。ステンレス鋼刃は、約0.0005インチかける約0.0025インチ、または0.001インチかける0.003インチの厚さを有し得る。鞘は、約0.035インチから約0.050インチ、例えば0.0420インチの内径を有し得る。鞘は、約0.040インチから約0.055インチ、例えば0.048インチの外径を有し得る。鞘の壁厚は、約0.0030インチであり得る。いくつかの変形例では、鞘は約10.00インチから約20.00インチ、例えば12.00インチ、または12.25インチの長さを有し得る。
駆動部材5402の遠位部分は、組織輸送を促進させるのに役立つことがある1つ以上の凹部、溝、チャネル等を有し得るインペラ5406に連結され得る。インペラ5406の拡大図は、図54Bに示される。インペラ5406の近位部分は、螺旋状ケージ5408を含み得、遠位部分はインペラキャップ5410を含み得る。インペラ5406は、例えばインペラキャップ5410上の傾斜溝5412および切り出し領域5414等の1つ以上の溝および/または切り出し領域も含み得る。傾斜溝5412および/または切り出し領域5414は、前述された回転可能な軸とともに使用され得る溝および凹部と同様に、インペラ5406の表面上でケーブル(例えば、支持要素または拡張可能な要素)を通すための規模と形状に作られてよい。駆動部材5402は、螺旋状ケージ5408の中に差し込まれ得る、および/または溶接、接着、はんだつけ等によって取り付けられ得る。インペラキャップ5410は、PEEK、ぺバックス、ナイロン、ポリエチレン、ポリイミド等のポリマー材料から作られてよく、約0.150インチから約0.300インチ、例えば0.235インチの長さL13を有し得る。いくつかの変形例では、絶縁コーティングが、処置中の熱の神経損傷の危険を削減するのに役立てるために、インペラの一部に施され得る。
螺旋状ケージ5408は、ステンレス鋼等の金属材料、またはPEEK等のポリマー材料から作られてよい。インペラの特定の変形例は刃5407に類似するさらに2つの刃を含み得る。図54Bで見られるように、インペラ5406は、約30°から約60°、例えば35°の右回りピッチ角度を有する3つの刃を含み得る。刃5407は、螺旋状ケージ4108の長さL14に沿って、1インチあたり約3回転から1インチ当たり約5回転、例えば1インチあたり4.5回転の回転速度を有し得る。螺旋状ケージ5408の長さL14は、約0.150インチから約0.300インチ、例えば0.230インチであってよい。刃5407は、約0.015インチから約0.03インチ、例えば0.028インチの幅を有し得る。螺旋状ケージ5408は、組織除去アセンブリから収拾器に組織を引き出すために役立つことがある任意の数の刃、または鋸歯状の縁、隆起等の表面構造を有し得る。例えば、1つの刃5409は、1本または複数本の歯5405で鋸歯状となり得る。一方、他の刃5407および5408は、歯も有さないことがある。ケージ歯5405は、刃角度よび回転方向によって決定されるように、各刃の前縁に位置し得る。ケージ歯5405の先のとがった刃は、前縁上にあり得る。ケージ歯5405は、それが標的組織部位から近位に引き離されるのにつれて組織をさらに分割するのに役立つことがある。歯5405は、斜めに傾斜し得る。例えば、傾斜角度は約20°から約40°および/または約60°から約80°の間となり得る。歯5405の刃は、例えば約0.001インチから約0.004インチ、例えば0.002インチ等組織を切断または粉砕するために適切な任意の長さとなり得る。歯の他の変形例は、刃長が約0.01インチから約0.02インチのより大きくなることがある。ケージ歯5405の2つの刃は、第1の短い刃、および第2の長い刃を有し得る。一方、他の変形例では、刃は同じ長さとなり得る。ケージ歯のいくつかの変形例は、C形状であってよい、および/または鋭い回転刃を有する他の角幾何学形状を有し得る。組織を分割し、その収集器への輸送を促進し得る、先のとがった螺旋状部材、酵素コーティング等の他の切断特性または刃は、インペラおよび/または駆動軸に沿って設けられてよい。鋸歯状の縁は、それが標的組織部位から近位に引き出されるにつれ、組織をさらに分割するのに役立つことがある。代わりに、図54Cに示されるように、インペラ543は、鋸歯状の縁のない刃5437、5438、および5439を有し得る。図54Dに示されるインペラ5431の別の変形例では、刃5433、5435、および5436の全ては鋸歯状であり得る、または1本または複数の歯を有し得る。
インペラの追加の変形例は、図54Eから図54Iに示される。例えば、図54Eに示されるインペラ5440の変形例は、斜めの遠位端および螺旋状ケージ5447を有するインペラキャップ5448を含み得る。螺旋状ケージ5447は、第1の刃5442、第2の刃5444、および第3の刃5446を有し得る。刃の内の1本または複数本は鋸歯状の縁を有することがあり、単一の刃に任意の数の鋸歯状の縁があり得る。例えば、第3の刃5446は、2つの鋸歯状の縁5441、5443を有し得る。図54Fに示されるインペラ5450の別の変形例では、刃5456は鋸歯状の縁5451、5453、および5455を有し得る。インペラ5450の刃は、約40°の刃撚り角度A10を有し得る。図54Gは、約30°の撚り角度A11を有する3本の刃を有するインペラ5460を示す。刃5466は、3つの鋸歯状の縁5461、5463、および5465を有し得る。図54Hは、約50°の撚り角度A12を有する3本の刃を有するインペラ5470を示す。刃5476は、3つの鋸歯状の縁5471、5473、および5475を有し得る。図54Iに示されるインペラ5480等の他の変形例では、全ての刃5482、5484、5486は、例えば、3つの鋸歯状の縁5481、5483、5485等の、各刃の前縁に1つ以上の鋸歯状の縁を有する。鋸歯状の縁は、正のレーキ(例えば、約30°から40°)または負のレーキを有し得る、および/または前述されたように斜めに傾斜し得る。鋸歯状の縁5481、5483、5485の間の角度A8は、約80°から150°、例えば105°、または104.6°となり得る。鋸歯状の縁の先のとがった、つまり鋭い部分は、角度A9を有してよく、A9は約45°から120°であってよい。鋸歯5481、5483、5485の縁は、約0.001インチから約0.004インチ、例えば約0.002インチであり得る。鋸歯状の縁の他の変形例は、縁長さが約0.01インチから約0.02インチでさらに大きいことがある。鋸歯状の縁は、約0.01インチから約0.2インチ、例えば0.04インチであってよい幅を有し得る。
組織除去装置の移動、配向、および安定性は、組織損傷につながることがある不注意な移動および/またはシフトを妨げるのに役立つことがある移動制限器によって調製され得る。移動制限器は、組織除去装置が患者の中に差し込まれた後に、組織除去装置の一連の軸移動、回転移動、および/または横移動を抑制する、および/または定めるために使用され得る。例えば、移動制限器は、遠位組織除去アセンブリの位置および向きを調整する、および/または制限するように構成され得る。移動制限器は、組織除去装置の変化する運動の程度を可能にする多くの構成を有し得る。移動制限器のいくつかの変形例は、アクセスカニューレに恒久的に連結され得る。一方、他の移動制限器は、使用中、組織除去装置の軸に一時的に連結され得る。前述された組織除去装置と一時的に連結し得る移動制限器5700の1つの変形例は、図57Aおよび図57Bに示される。移動制限器5700は、細長い本体5706の遠位端に位置する誘導開口部5704を含んでよく、誘導開口部5704は底を通る組織除去装置を受け入れるように構成され得る。誘導開口部は、誘導開口部5704の平面に沿って組織除去装置の移動を制限する規模および形状に作られてよい。誘導開口部5704は、誘導開口部の範囲内で組織除去装置の変位を抑制するのに役立つことがある、1つ以上の曲線、湾曲部、および/または角度を有し得る。
図57Bに示されるように、誘導開口部5704は、金属材料またはポリマー材料のループを含んでよく、ループの第1の部分は第1の平面上にあり得、ループの第2の部分は、第2の平面上にあり得、ループの第1および第2の部分は、湾曲部5708によって分離される。いくつかの変形例では、湾曲部によって画定される誘導開口部の第1または第2の部分は、組織構造に対して移動制限器および/または組織除去装置を安定化させるために使用され得る。代わりにまたはさらに、湾曲部によって画定される案内開口部の第1および第2の部分は、第1および第2の平面に沿った案内開口部内の組織除去装置の移動を抑制し得る。例えば、案内開口部の第1の部分を通して挿入される組織除去装置は、第1の部分の境界内で、やむを得ず第1の平面に沿って移動することがある。組織除去装置は、案内開口部の第2の部分まで湾曲部を横切って並進されてよく、案内開口部で組織除去装置は第2の部分の境界内で、やむを得ず第2の平面に沿って移動することがある。いくつかの変形例では、第1および第2の部分は同一平面上であり得る。一方、他の変形例では、第1および第2の部分は固有の諸平面内にあり得る。例えば、案内開口部5704は、第1の平面内に第1の部分5710、湾曲部5708で第1の部分5710に結合される第2の平面内に第2の部分5712を有し得る。湾曲部5708は、曲げ角度A7を有してよく、曲げ角度A7は約30°から約100°、例えば90°となり得る。案内開口部5704は、任意選択で、そこを通る組織除去装置を収容する規模および形状で作られる挿入領域5714を含み得る。挿入領域5714は、第1の部分5710と同一平面上であってよく、第1および第2の部分5710、5712よりも幅広くてよい。例えば、第2の部分5712の最も幅広い部分は、幅W7を有してよく、第1の部分5710の最も幅広い部分は幅W8を有してよく、挿入領域5714の最も幅広い部分は幅W9を有してよく、幅W7は幅W8に類似してよく、幅W9は幅W7とW8両方よりも幅広くてよい。第2の部分の幅W7は、約0.1インチから約0.3インチ、例えば0.25インチでよく、第1の部分の幅W8は約0.1インチから約0.3インチ、例えば0.25インチであってよく、挿入領域5714の幅W9は、約0.4インチから約0.6インチ、例えば0.5インチであってよい。いくつかの変形例では、挿入領域の幅W9は、組織除去装置の遠位部分の最大直径よりも大きくてよい。
また、いくつかの変形例では、案内開口部に挿入される組織除去装置の遠位部分の幾何学形状と併せて、案内開口部5704の幾何学形状は、案内開口部を通る組織除去装置の軸移動も制限し得る。例えば、組織除去装置の遠位部分の幅(複数の場合がある)だけではなく、幅W7、W8、および/またはW9を変えることで、案内開口部の異なる部分を通る装置の軸移動を制御し得る。例えば、案内開口部および組織除去装置の遠位軸の多様な幅は、組織除去装置が患者の中に差し込まれ得る深さを制約し得る。図57Cに示されるように、組織除去装置の遠位部分は、脊髄手術中に組織除去アセンブリを前進させる、および/または位置決めするのに役立てるために移動制限器および/またはアクセス装置と整合させる1つ以上の特性を有し得る。例えば、組織除去装置の軸5720の遠位部分は、第1の肩部5726によって遠位部分5724に接続し得る近位部分5722、および第2の肩部5730によって遠位部分5724によって遠位に接続し得る軸先端5728を有してよい。近位部分5722の直径D21および第2の肩部2730の直径D22は、遠位部分5724の直径D23よりも大きくてよい。第1の肩部5726と第2の肩部5730の間の距離D20は、移動制限器またはアクセス装置が軸を抑制する軸運動の範囲を定め得る。いくつかの変形例では、移動制限器案内開口部5704は、例えばW7およびW8等、案内開口部の幅(複数の場合がある)は直径D23よりも大きいが、第1および第2の肩部の直径D21およびD22よりも小さい。第1および第2の肩部の直径は案内開口部5704の幅よりも大きいので、組織除去装置の軸5720は、第1および第2の肩部5726および5730の間の狭窄した遠位部分5724に沿って、軸に沿って並進され得るが、第1および第2の肩部を越えて軸に沿って並進されてはならない。任意選択で、第1の肩部5726と第2の肩部5730の間の軸5720の遠位部分5724は、例えば、使用中に軸の挿入の深さ等、軸が並進された距離を示し得る1つ以上の長さインジケータを含み得る。例えば、軸5202は、例えば遠位部分5724等、軸の長さに沿ったどこかに、第1のマーカー5732、第2のマーカー5734、および第3のマーカー5736を含み得る。マーカーは、遠位部分5724に沿って均等に離間される、互いから等距離となる、または不規則に離間され得る。例えば、マーカーは、互いから0.25インチ、0.5インチ、0.75インチ、1インチ等離れて離間され得る。
組織除去装置の軸5720は、図57Dに示されるように、挿入領域5714を通して軸を挿入することによって、案内開口部5704内で係合され得る。前述されたように、例えば、幅W9は第2の肩部5730の直径よりも大きくてよい等、挿入領域5714の幅W9は、軸の肩部の直径よりも大きくてよい。いったん挿入領域5714を通して挿入されると、軸5720は、例えば矢印5740の方向で、第1の部分5710に沿って湾曲部5708に向かって移動され得る。この向きでは、軸は矢印5740に沿ってやむを得ず長さL17を移動してよく、長さL17は約0.3インチから約0.8インチ、例えば0.4インチであってよい。湾曲部5708を横切るために、軸5720は軸に沿って捻られる、または回転されてよく、例えば軸5720は、軸の縦軸が細長い本体5706の縦軸に実質的に平行になるように調整され得る。(図57Cに示される)この向きでは、軸5720は、例えば矢印5742方向で、第2の部分5712に沿って移動されてよく、軸は矢印5742に沿って、やむを得ず長さL18移動することがあり、長さL18は約0.25インチから約0.5インチ、例えば0.35インチとなり得る。
移動制限器5700の誘導開口部5704は単一の湾曲部5708を有するが、案内開口部の他の変形例は、複数の湾曲部を有し得る。いくつかの変形例では、複数の湾曲部が、それに沿って組織除去装置の移動が抑制され得る複数の部分を画定し得る。異なる部分は複数の固有の平面内にあり得る、または実質的に同一平面上にあり得る。さまざまな案内開口部は、曲線的な、先細にされた、および/または拡大された領域を有してよく、それによってそこを通って挿入される組織除去装置の移動をさらに案内および/または制約し得る。例えば、輪になった案内開口部は、3つの部分を画定する2つの湾曲部を有し得る。この3つの部分は、実質的に同一平面上にあってよく、したがってそこを通って挿入される軸の移動は、案内開口部の境界によってその平面内だけで制約される。代わりに、3つの部分は2つ以上の固有の平面を占めてよく、案内開口部内での軸の移動は、複数の平面内で制約され得る。組織の幾何学形状に関わりなく組織除去装置が一定の向きで制約され得るように、案内開口部のさまざまな平面は、標的組織部位の幾何学形状を収容し得る。いくつかの変形例では、第1の部分および第3の部分は、実質的に平行である平面を占有してよく、したがって軸は第1の部分と第2の部分両方を通って横に挿入され得る。これが、組織除去装置が称されるときに追加の安定性を提供し得る。案内開口部の表面は、組織除去装置と案内開口部の間の摩擦力を増加するまたは減少するために改質されてよく、いくつかの変形例では、表面は、進入点での出欠を削減するために抗血液凝固剤で被覆され得る。
移動制限器の別の変形例は、インペラを基準にして軸に沿って摺動可能である外側管を含み得る。管は、遠位端から約1mmから約5mmのフランジを有してよく、それが椎間板の環状部等のアクセス穴の回りの表面の上にそれを固定するのに役立ち得る。近位アセンブリは、管の移動を、約5mmから30mmの指定された距離に制限し得る。移動制限器の他の変形例は後述される。
案内開口部の向きおよび位置は、一例が図57Aに示される、近位ハンドル5702によって調整され得る。ハンドル5702は、細長い本体5706によって案内開口部5702に接続されてよく、細長い本体5706は、脊椎手術中に施術者が移動制限器500を位置決めするのに役立てるために1つ以上の角度を有し得る。例えば、細長い本体5706は、第1の部分5708および第2の部分5709を有してよく、第1および第2の部分は、第1の湾曲部5707によって分けられる。第1の部分5708は長さL15を有してよく、L15は約1インチから約2.5インチ、例えば1.5インチとなり得る。第2の部分5709は、長さL16を有してよく、L16は約5インチから約8インチ、例えば6.25インチとなり得る。第1の湾曲部5707は、約75°から約100°、例えば90°となり得る角度A5を有し得る。また、第1の部分5708はハンドル5702との第2の角度A6も有してよく、角度A6は約75°から約100°、例えば90°となり得る。移動制限器細長い本体の他の変形例は、患者の骨格、および施術者によって選ばれるアクセス経路に対処するために適宜に、曲線的な角度、螺旋、コイル、4分の1回転、半回転等、多様な曲率半径の、1つ以上の事前に整形された湾曲部または曲線を有し得る。
上述された移動制限器および組織除去装置は、例えば、椎体間融解処置の過程で椎間板切除を実行するための外科手術で使用され得る。施術者は、最初に、組織除去装置が所望される通りに動作することを保証するために、例えば組織除去装置の電源をオンおよびオフにし、組織除去アセンブリ等を拡大する、および折り畳むことによって、組織除去装置を試験し得る。いったん標的椎間板レベルへのアクセスが得られると、環状切除術が実行し得る。約1立方センチメートルの食塩水が椎間板の真中に注入され得る。組織除去装置は、挿入領域にある移動制限器の案内開口部を通して挿入され得る。例えば、図57Eに示されるように、組織除去装置軸5720が案内開口部5704の中に挿入され、第2の部分5712の遠位部分に移動され得る。図57Fは、曲線状の軸を有する組織除去装置が、移動制限器とともにどのように使用され得るのかを示す。軸5720は、第2の肩部5730が案内開口部5704に対して押し付けられるように近位で引っ張られてよく、それによってさらなる近位の移動が制限され得る。組織除去装置軸5720および移動制限器5700のアセンブリは、標的椎間板に進められてよい。移動制限器5700は、外側環状部に対して安定に保持され得る。組織除去装置の遠位端は、環状部のちょうど内側に位置決めされ得る。組織除去装置は、回転させるために作動されてよく、折り畳まれた構成から拡大された構成に遷移されてもよい。組織除去装置が作動される間、移動制限器は、それが治療中に患者から取り外されないことを保証するのに役立つことがある。組織除去装置は、小さな拡大する円運動で移動してよく、円運動は、徐々に椎間板切除空洞の規模を拡大してよく、標的組織を除去した。除去された組織の量は、Penfieldまたは他の測定基準を使用して評価され得る。組織除去装置は、所望される量の組織が除去されるまで再作動され得る。組織除去装置は、5分から10分以上作動されてはならないように構成され得る。いったん十分な量の組織が除去されたら、組織除去装置はオフにされ、折り畳み構成に戻され得る。組織除去装置は、次いで椎間板から引き出され、別の椎間板レベルに位置決めし直されるか、完全に引き出され得る。椎骨の椎体間融解のための装置は、当業者によって既知のように導入され得る。
上述の組織除去装置は外科手術で使用され得るが、それらは、経皮的な処置でも使用され得る。標的とされた椎間板レベルへのアクセスは、簡略に上述され、さらにここで説明される誘導ワイヤ、拡張器、およびアクセスカニューレを使用して提供され得る。拡張器5800の一例は、図58Aに示されるアクセス経路を拡大するために使用され得る。遠位部分5802は、遠位端が拡張器の狭窄部分となるように先細とされ得る。拡張器5800は、そこを通る縦方向の管腔5804を有することがあり、管腔は拡張器5800の遠位端にあるアパーチャ5806で終端し得る。拡張器5800は、所望される経路の規模に従った大きさに作られてよく、部分的に、組織除去装置軸の規模によって決定され得る。管腔5804は、摺動可能にそこを通る誘導ワイヤまたはKワイヤを収容する規模に作られてよい。拡張器5800の最も幅広い部分の外径は、約1.5mmから約10mm、例えば7mmとなり得、最も幅広い部分の内径、つまり管腔5804の直径は、約1mmから約9mm、例えば6mmとなり得る。アパーチャ5806の直径は、例えば約1mmから約3mm、例えば1.5mmの誘導ワイヤのほぼ直径であり得る。拡張器5800の総長は、約3インチから約12インチ、例えば8インチとなり得る。遠位部分5802のテーパ角度は、約15°から約75°、例えば60°となり得る。拡張器5800は、ステンレス鋼、ニッケルチタニウム合金、PEEK、ポリエチレン等の金属材料および/またはポリマー材料から作られてよい。
拡張器5800を使用していったん十分に大きなアクセス通路が作成されると、カニューレが挿入され、拡張器5800上を標的部位まで進められ得る。カニューレ5820の位置例は、図58Bに示される。カニューレ5820は、斜めの遠位部分5822を有してよく、端は先がとがっている、または曲線的であってよい。先のとがった端は、カニューレ5820が進められるのにつれ、組織をさらに切り取るために使用され得る。遠位部分の角度は、約20°から約75°、例えば45°となり得る。カニューレ5820は、スタイレットおよび/または移動制限器等の組織除去装置の部分に付着するように構成された近位コネクタ5804を有し得る。近位コネクタ5804は、ルアロック等の標準的なコネクタ型であり得る、または適切性コネクタであり得る。近位コネクタ5804は、カニューレよりも大きい直径を有する肩部5806を有し得る。これが、カニューレが完全に患者の体内に挿入されるのを防ぐのに役立つことがある。カニューレ5820の内径は拡張器の外径よりも大きくてよく、したがってカニューレは拡張器を越えて進められ得る。例えば、カニューレ5820の内径は約1.5mmから約10mm、例えば7mmであってよく、外径は約2mmから約11mm、例えば8mmとなり得る。カニューレ5820は、約3インチから約12インチ、例えば7.5インチの総長を有し得る。カニューレ5820は、ステンレス鋼、ニッケルチタニウム合金、PEEK、ポリエチレン等の金属材料および/またはポリマー材料から作られてよい。
経皮的な処置で使用される組織除去装置は、カニューレ5820と接続する移動制限器を有してよく、カニューレ5820を位置および向きの基準点として使用し得る。例えば、組織除去装置は、恒久的にであるが、調整可能に組織除去装置の軸に連結し得る移動制限器を含んでよく、移動制限器は、カニューレ5820の近位コネクタ5804に接続され得る。経皮的処置でアクセスカニューレと使用するのに適し得る移動制限器5900の一例は、図59Aから図59Gに示される。移動制限器5900は、複数の構成を有してよく、各構成は組織除去装置の移動を異なる程度に制約する。例えば、第1の構成では、組織除去装置の遠位部分は、13.5mmまでの軸移動に制約されてよく、組織除去装置が18.5mmまでの軸移動に制限され得る第2の構成。第3の構成では、組織除去装置は、任意の軸移動から制限され得る。特定の構成では、移動制限器は、例えば、軸に沿っておよび/または装置の縦軸に垂直に調整する等、組織除去アセンブリの位置および/または向きを、2つ以上の自由度にそって調整し、および/または装置の縦軸の回りで回転できるようにし得る。他の構成では、移動制限器は、装置を位置決めし直すことができないように装置を固定化し得る、または装置を、例えば装置の縦軸に垂直に等、1つの自由度に沿ってだけ位置決めし直すことができるように装置の移動を制約し得る。患者に差し込んだ後に組織除去装置の移動を固定化または制約することで、周辺組織および神経構造に損傷を与えることがある装置の偶発的な引き出し、または故意ではない位置または向きのシフトを妨げるのに役立つことがある。例えば、椎間板手術の間に組織除去装置の移動を制限することは、故意にではなく組織除去アセンブリを捻る、回転する、引く、または雄ことによる近傍の神経の損傷に対する所望の安全装置となり得る。
移動制限器5900の1つの変形例は、溝付き管3802、溝付き管5902の上で摺動可能であるラッチ5906、およびラッチ5906によって許されるように溝付き管5902の本体の上で摺動可能である摺動管5908を含む。また、摺動管5908は、溝付き管5902の回りで回転し得る。また、摺動管5908は、所望されるように、カニューレ、スタイレット、管等の取付具のために構成されるコネクタ5910を含み得る。例えば、摺動管5908を摺動および/または回転させると、カニューレも摺動および/または回転し得る等、コネクタ5910を介して摺動管5908に取り付けられるカニューレは、摺動管5908と同時に移動し得る。他の変形例では、カニューレは、固定位置にあってよく、移動制限器をカニューレと固定して係合させることにより、組織除去装置がカニューレ位置に対して摺動および回転できるようになる。コネクタ5910は、摩擦嵌め、スナップ篏合、ねじ篏合、またはルアロック(登録商標)型のコネクタであり得る。摺動管5908は、周縁の回りに1つ以上のグリップ5912を含み、ユーザが摺動管5908を溝付き管5902上で並進できるようにする。コネクタ5910は、摺動管5908に外側管3508を通すように構成されたアパーチャおよび/またはチャネルを有し得る。コネクタチャネルは、摺動管管腔5914の内部で、摺動管5908の長さを部分的にまたは完全に横切って拡張し得る。摺動管5908の構成要素斜視図は、摺動管管腔5914を示す図59Bに示され、内向きに指す鋸歯状のロック特性5916が管腔5914の周囲の回りに配列されている。摺動管5908と溝付き管5902の間の相対運動を制限するために使用され得る、例えば、2、3、4、5、6、8、9、10、12、15、16、20等の鋸歯状の縁等任意の適切な数の鋸歯状のロック特性5916があり得る。
溝付き管5902は、管本体5920の遠位部分に取り付けられる管栓5922を有する管本体5920を含む。溝付き管5902の近位部分は、組織除去装置5907の収集器5901の遠位部分に固定して取り付けられ得る。いくつかの変形例では、溝付き管および収集器は、一体形成され得る。溝付き管本体5920は、例えば第1の溝5904および第2の溝5905等の1つ以上の溝、ならびに管本体を通る溝付き管管腔5918を有し得る。管管腔5918は、摺動管5908を通して挿入され得る組織除去装置5907の軸5803を受け入れるように設置され、成形され得る。溝は、例えば管本体5920の外面に沿って等、管本体の周縁の回りで拡張し得る。摺動管5908の溝付き管5902の軸移動は、以下に詳細に説明されるように、部分的には、第1および第2の溝の間の間隔によって決定され得る。第1の溝5904と第2の溝5904の間の間隔は、約5mmから約20mm、例えば10mmとなり得る。管栓5922は、摺動管5908のロック特性と係合するように構成される1つ以上のロック特性片方5918を有し得る。管栓5922は2つのロック特性片方5918(第1は図59Bに示され、第2は、第1のロック特性片方の正反対に位置する)を有するが、他の変形例は、1、3、5、6、8、9、10、12、15、16、20等のロック特性片方を有し得る。ロック特性5916がロック特性片方5918と係合するとき、摺動管5908は溝付き管5902の回りで回転するのを制限される。例えば、ロック特性5918がロック特性5916の鋸歯状の縁の間で係合されると、摺動管5908は、溝付き管5902と回転可能にロックされる。つまり摺動管はもはや溝付き管の回りで回転できない。
摺動管5908および溝付き管5902は、摺動管が溝付き管に沿って摺動、および/または溝付き管の上の回転できるような規模および形状に作られてよい。例えば、摺動管5908は、L19が約0.5インチから約1.5インチであってよい長さL19、D24が約0.5インチから約1.5インチであってよい第1の直径D24を有し得る。管腔5914は、D24と同じ、またはD24未満である直径を有し得る。管腔に対する開口部5924は、第2の直径D25を有してよく、D25は、例えば0.2インチから約1インチ等D24未満である。管栓5922は直径D26を有し、D26は摺動管5908の直径D24未満または直径D24に等しくてよいが、開口部5924の直径D25より大きくてよい。直径D26は、約0.3インチから約1.25インチ、例えば0.44インチとなり得る。管本体5920は直径D27を有し、D27は開口部5924の直径D25未満または直径D25に等しくてよい。直径D27は、約0.1インチから約1インチ、例えば0.34インチとなり得る。図59Aに示される移動制限器5900の変形例では、コネクタ5910、摺動管5908、および溝付き管5902は、図59Cに示されるように構成され得る。コネクタ5910および収集器チャネル5924は、摺動管5908の内部に固着され得る。この変形例では、溝付き管本体直径D27は、摺動管開口部直径D25未満であり、それによって摺動管5908は溝付き管5902の上で摺動できる。コネクタチャネル5924は溝付き管本体直径D27よりも小さい直径D28を有してよく、したがってそれは溝付き管管腔5918に挿入し得る。しかしながら、管栓直径D26は、開口部直径D25よりも大きくてよく、したがって溝付き管5902は摺動管の管腔の内部で保持される。摺動管が、溝付き管に対して移動され、管栓によって制限され得る他の配列も使用され得る。
摺動管5908および溝付き管5902は、曲線的且つ円筒形の構成を含み得るが、摺動管および溝付き管の他の変形例は、三角形、矩形、六角形、八角形の他の適切な幾何学形状を有し得る。いくつかの変形例では、摺動管5908は、ナイロン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の光学的に透明な物質から作られてよい。一方、他の変形例では、摺動管は光学的に不透明であってよい。任意選択で、摺動管および溝付き管の表面は、表面の間の摩擦を増加する、または減少するかのどちらかであってよい摩擦改良剤で被覆され得る。いくつかの変形例では、滑りを防止するために役立てるために、摺動面の間の摩擦力を増すことが望ましいことがある。一方、他の実施例では、摩擦力は、摺動管の調整を容易にするために削減され得る。
移動制限器5900の斜視図は、摺動管5908が、前述されたように溝付き管5902の上で摺動可能に連結される図59Dに示される。さらに、ラッチ5906は、溝付き管5902上で摺動可能に連結される。ラッチ5906の、溝付き管5902の長さに沿った位置は、摺動管と溝付き管の間の相対移動の範囲を定め得る。例えば、組織除去装置5907の摺動管5908は、患者の中に挿入されるアクセスカニューレに固定して取り付けられ得る。ラッチ5906の、ハンドルに固定して取り付けられ得る溝付き管5902に沿った位置は、アクセスカニューレに対する組織除去装置の移動範囲を定める。ラッチ5906は、ラッチ基部5930の2枚の板の間に嵌められる円形のブラケット5928を含み得る。また、ラッチ基部5930は、図59Eに示されるように、溝付き管5902の上で適合するような規模および形状に作られるラッチ基部管腔5936も含み得る。円形ブラケット5928およびラッチ基部5930は、円形ブラケット内の第1のアパーチャ5938を通して、ラッチ基部の第1のピンシフトアパーチャを通して、ピンチャネルを通して、円形ブラケット内の第2のアパーチャから挿入される、ピン5942によって連結され得る。第1のピンシフトアパーチャ5946の位置部分は、図59Eに示される移動制限器5900の背面斜視図に示される。ラッチ5906は、円形ブラケット5928上に第1の隆起領域5926を、ラッチ基部5930の上に第2の隆起領域5927を有し得る。第1の隆起領域および第2の隆起領域5927を互いに押し付けることで、ピンシフトアパーチャおよびピンチャネル内部での円形ブラケット5928およびピン5942の位置を調整し得る。
ラッチのいくつかの変形例は、ロック構成またはアンロック構成にラッチを偏向する機構を含み得る。かかる偏向機構は、施術者がラッチにたえず圧力をかけなくても、移動制限器が組織除去装置の運動および/または位置を抑制できるようにする。偏向機構の一例は、円形ブラケットの第1の隆起領域5926とラッチ基部5930の上部の間に位置し得るバネ5932を含み得る。バネ5932は、円形ブラケット5928およびピン5942の位置を、ラッチ基部5930に対して偏向し得る。例えば、バネ5932は、ピン5942がピンチャネルの上部に進められるように、円形ブラケット5928およびラッチ基部5930に対して押すことによって、移動制限器をロック構成に偏向する。多様なラッチ構成が後述される。
図59Fおよび図59Gは、ロック構成およびアンロック構成を有するラッチの1つの変形例を示す斜視構成要素図である。ラッチが完全に組み立てられているとき、ピン5942は第1のアパーチャ5938から、第1のピンシフトアパーチャ5946およびラッチ基部5930内のピンチャネル2844を通して第2のアパーチャ5940に挿入され得る。円形ブラケット5928は、ピン5942を介してラッチ基部5930に結合され、遠位ベースプレート5929および近位ベースプレート5931によって定位置に保持される。ラッチ基部管腔5936は、溝付き管本体5920の直径D27に等しいまたはいくぶん大きい直径を有し得る。ピンチャネル5944を通って挿入されるピンの部分がラッチ基部管腔5936に入ることができるようにする、ピンチャネル切り出し5934があり得る。図59Gは、円形ブラケット5928およびラッチ基部5930の斜視側面図を示す。ピンシフトアパーチャ5926およびピンチャネル5944の断面は、細長い曲線的な形状を有し得る。ピンシフトアパーチャおよびピンチャネルの断面は、形状の底部がラッチ基部観光5936の底部下方となり、形状の上部がラッチ基部管腔の底部上方となるような任意の適切な形状となり得る。例えば、ラッチがアンロック構成であるとき、ピンチャネル5944を通して挿入されるピンは、ピンチャネル5944の底部に位置決めされ、ラッチ基部管腔5936の完全に外側にあることがある。アンロック構成では、ラッチは溝付き管の上を自由に摺動し得る。ロック位置で、ピンはピンチャネルの上部に位置決めされ、ピンの部分は、ピンチャネル切り出し5934を介してラッチ基部管腔5936に進入し、それによって溝付き管上でのラッチ5906の摺動を妨げてよい。ここに説明されるラッチ5906の変形例では、ロック構成にあるとき、ピンは、ロック構成にある溝付き管の溝の内の1つの内部で係合し、それによって管に沿ってラッチの位置を固定化し得る。いくつかの変形例では、ラッチはロック構成またはアンロック構成のどちらかに偏向され得る。例えば、図59Eに示されるように、バネ5932は、円形ブラケット5928の上で内向きに押すことによってラッチをロック位置に偏向する。バネ5932が圧迫されると、ピン5942は、溝から切り離され、ピンチャネル5944の底部に押しやられる。これによってラッチ5906はアンロックされ、ラッチ5906は溝付き管上を摺動できるようになる。
ラッチ5906の溝付き管5902に沿った位置は、摺動管5908の移動範囲を制限し得る。カニューレ、スタイレット、または他のツールが軸5903上でコネクタ5910に取り付けられる場合、摺動管の移動が、取り付けられるツールの移動を決定する。図59Aを参照し直すと、ラッチ5906は、第2の溝5905上でロックされると示される。そこに示される構成では、摺動管上の鋸歯状のロック特性5916は、溝付き管上のロック特性の片方5918と係合され、それによって摺動管および取り付けられた管が回転するのが妨げられ、軸移動も制限される。ラッチ5906が第1のみぞ5904の中にロックされるとき、鋸歯状のロック特性5916は、ロック特性片方5918から切り離され、それによって摺動管および取り付けられたツールは、軸に沿って移動できるだけではなく、回転できるようになる。
経皮的処置でアクセスカニューレとともに使用するための移動制限器の1つの変形例の構成要素および構成が上述された。移動制限器5900は2つの均等に離間された溝を有するが、他の変形例は、溝の間の間隔が変えられ得る2つ以上の溝を有し得る。例えば、溝は移動制限器の近位部分においてより、移動制限器の遠位部分に向かってより密に離間され得る。図示される移動制限器5900は1つのラッチ5906を有するが、他の移動制限器は2つ以上のラッチを有し得る。例えば、第1のラッチは摺動管に近位に位置決めされ得る。一方、第2のラッチは、摺動管に遠位に位置決めされ得る。これらの任意選択の特性によって、移動制限器は、摺動管に対する組織除去装置の軸移動と回転移動のどちらかまたは両方とも制限できる。例えば、摺動管がアクセスカニューラに固定して取り付けられるとき、摺動管に対する組織除去装置の移動は、溝付き管上のラッチ位置によって制約され得る。上述の移動制限器構成要素の任意の組み合わせは、組織除去装置の遠位部分の位置および/または向きを制御し、調整するために使用され得る。
上述された拡張器、アクセスカニューレ、および移動制限器は、低侵襲撃性の椎体間融解処置で使用され得る。所望される椎間板レベルは、前述された標準的な方法のどれかを使用してアクセスされ得る。例えば、誘導ワイヤまたはKワイヤを介していったん標的位置へのアクセスが確認されると、図58Aに示される拡張器等の拡張器は、挿入経路を拡大するために誘導差異や上で進められ得る。次いで、導入器または図58Bに示されるカニューレ等のカニューレが、誘導ワイヤ上で挿入され、その後、案内ワイヤの除去が続き得る。標的とされた組織領域は、椎間板、神経、または組織除去の他のライン接する構造および部位(複数の場合がある)を特定するために、例えば内視鏡および/または蛍光透視法等を使用して視覚化され得る。いったん標的領域が評価されると、組織除去装置はカニューレを通して挿入され、ヘルニア状の椎間板の環状の壁を貫通し得る。いくつかの変形例では、組織除去装置は、カニューレの近位部分に取り付けられ、所望される自由度および操縦性を提供するために調整し得る。いったん移動制限器が適切に係合および構成されると、組織除去装置は、拡張可能な部材が拡張され、組織除去アセンブリがその拡大構成となるように操作され得る。組織除去装置は、線維輪の組織を乳化または粉砕するために作動され得る。いったん所望される量の組織が除去されると、組織除去装置は、動作を停止され、患者から引き出され得る。椎体間融解処置では、装置は、2本の椎骨の間の間隔を占有するために送達され得る。本明細書の組織除去装置と使用され得る移植できる椎体間融解装置の例は、例えば、Medronic LT−CAGE(登録)Device、およびDePuy Concorde、またはStryker AVS TL PEEK Spacer Implantを含む。追加の例は、その全体が本明細書に参考として援用される米国特許第6,666,891号、米国特許第6,127,597号、および米国特許第7,621,950号に開示される装置を含む。
脊髄組織除去のためのキットも本明細書に説明される。外科椎間板切除術用のキットは、誘導ワイヤ、1つ以上の拡張器、カニューレ、まっすぐな軸を有する組織除去装置、および移動制限器を含み得る。任意選択で、キットは、曲線状の軸を有する組織除去装置を含み得る。また、キットは、異なる平面および軸での組織除去装置の運動を制約する追加の移動制限器も含み得る。
本発明が特定の例示的実施形態に限定されず、当然ながら、変化し得ることを理解されたい。また、本明細書において使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のものであり、本発明の範囲が、添付の請求項のみによって限定されることから、限定することを意図しないことも理解されたい。
ある範囲の値が提供される場合、その範囲の上限と下限との間に介在する各値、つまり文脈上他に明示しない限り、下限の単位の10分の1までの値も、具体的に開示されることを理解されたい。記述された範囲における任意の記述された値または介在する値と、その範囲における任意の他の記述された値または介在する値との間の各小さい方の範囲は、本発明内に包含される。これらの小さい方の範囲の上限および下限は、独立してその範囲に含まれてもよく、または除外されてもよく、片方もしくは両方の限界が小さい方の範囲に含まれるか、または両方ともその範囲に含まれない各範囲も、記述された範囲の任意の具体的に除外された限界を前提として、本発明に包含される。記述された範囲が、片方または両方の限界を含む場合、これら含まれる片方または両方の限界を除外する範囲もまた本発明に含まれる。
他に規定のない限り、本明細書において使用する全ての技術用語および科学用語は、本発明が所属する当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。本明細書に説明する方法および材料に類似または同等の任意の方法および材料を、本発明の実施または試験に使用することが可能であるが、ここではいくつかの潜在的および好適な方法および材料について説明している。本明細書において記述する全ての刊行物は、刊行物の引用に関連する方法および/または材料を開示および説明するために、参照により本明細書に組み込まれる。矛盾がある場合、本開示が、組み込まれた刊行物のいかなる開示にも優先することを理解されたい。
本明細書および添付の請求項において使用する際、単数形は、文脈上他に明示しない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。したがって、例えば、「刃」を言及することは、複数のこのような刃を含み、「エネルギー源」を言及することは、1つ以上のエネルギー源および当業者に既知であるその同等物等を言及することを含む。
本明細書に論じる刊行物は、単にその開示のために提供されている。本明細におけるいかなるものも、本発明が、先行発明によるこのような刊行物に先行する権利を持たないという承認として解釈されるべきではない。さらに、提供する刊行物の日付がもし存在するのであれば、これは、実際の刊行日とは異なる場合があり、個別に確認する必要があり得る。

Claims (54)

  1. 組織除去システムであって、
    携帯式筐体、調整アセンブリ、および少なくとも約8000rpmの速度で回転するように構成されるモータと、
    斜角が付けられた遠位端および近位端を有する、該携帯式筐体に取り付けられ、約10cmから約30cmの長さ、および約3mm未満の平均直径を有する、外軸と、
    該外軸内に位置し、該モータに連結され、鈍的遠位端を備える、内軸と、
    該内軸の遠位開口部を通して遠位に拡張する細長部材と、
    該内軸に近位に、該細長部材に遠位に連結される支持要素と、
    を備えており、
    該細長部材が収縮構成および拡張構成を有し、該支持要素が、該細長部材がその拡張構成にあるときに該内軸から外向きに偏向するように構成される、組織除去システム。
  2. 前記細長部材がマルチフィラメントケーブルを備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記細長部材が、前記内軸の前記遠位端に遠位の1対のマルチフィラメントケーブルループを備える、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記ケーブルが可撓性の非弾性のループである、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記支持部材がマルチフィラメントケーブルを備える、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記支持部材がマルチフィラメントケーブルループを備える、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記支持部材が可撓性金属ストリップを備える、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記細長部材または前記支持部材の上に位置する切断構造をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記切断構造が一連の鋸歯状の縁を備える、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記切断構造が環状切断要素を備える、請求項8に記載のシステム。
  11. 前記環状切断要素が貫通管腔を備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記環状切断要素が、前記環状切断要素の前記回転経路に対して接線向きを有する中心軸を有する、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記回転経路が、前記環状切断要素の外部に位置する回転軸を備える、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記支持要素の前記遠位端と前記内軸の前記中心軸の間の前記距離が、約2mmから約15mmである、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記支持要素の前記遠位端と前記内軸の前記中心軸の間の前記距離が、約6mmから約14mmである、請求項1に記載のシステム。
  16. 前記支持要素の前記遠位端と前記内軸の前記中心軸の間の前記距離が、約8mmから約12mmである、請求項1に記載のシステム。
  17. 前記細長部材が、蝶番構成によって支持要素に結合される、請求項1に記載のシステム。
  18. 前記蝶番機構が、前記細長部材と前記支持要素の間の相対的な移動を、前記細長部材および前記支持要素を概して二等分する平面に概して制限するように構成される、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記刃先が、前記切削工具の前記外面よりも前記装置軸の前記中心軸から遠い、請求項10に記載のシステム。
  20. 組織除去システムであって、
    近位端、遠位端、および前記遠位端の回りの遠位開口部を備える回転可能な軸と、
    前記回転可能な軸の前記遠位開口部内で拡張および収縮するように構成される拡張機構と、
    前記回転可能な軸に対する近位取付具を備える支持機構と、
    前記拡張機構および前記支持機構の内の少なくとも1つに取り付けられる切断機構と、
    前記回転可能な軸の前記近位端にある制御装置であって、前記拡張機構を走査するように構成される制御装置と、
    を備えており、
    前記支持機構が、前記拡張機構および前記支持機構の内の少なくとも1つに対する遠位取付具を備え、前記支持機構が、その近位取付具と遠位取付具の間に概して一定の長さを備える、組織除去システム。
  21. 前記拡張機構が、弾力のある非線状拡張構成および概してまっすぐにされた収縮構成を備える、請求項20に記載の組織除去システム。
  22. 前記細長部材が、輪になった細長部材である、請求項21に記載の組織除去システム。
  23. 前記輪になった細長部材が輪になった融解された細長部材である、請求項22に記載の組織除去システム。
  24. 前記支持機構の前記近位取付具が、第1の取付具および第2の取付具を備える、請求項20に記載の組織除去システム。
  25. 前記第1の取付具及び前記第2の取付具が、枢動接合取付具を備える、請求項24に記載の組織除去システム。
  26. 前記支持機構の前記遠位取付具が、前記第1の取付具と前記第2の取付具の間に中間部分を備える、請求項24に記載の組織除去システム。
  27. 前記切断機構が第1の刃先を備える、請求項20に記載の組織除去システム。
  28. 前記第1の刃先が弓形刃先である、請求項27に記載の組織除去システム。
  29. 前記切断機構が、前記第1の刃先と前記回転可能な軸の間に位置する第2の刃先をさらに備える、請求項27に記載の組織除去システム。
  30. 前記切断機構が、前記第1の刃先と前記拡張機構の間に位置する第2の刃先をさらに備える、請求項27に記載の組織除去システム。
  31. 前記切断機構が、前記第1の刃先と前記第2の刃先の間に位置する第1の管腔をさらに備える、請求項30に記載の組織除去システム。
  32. 前記切断機構が、前記拡張機構および前記支持機構の内の少なくとも1つが常駐する第2の管腔をさらに備える、請求項31に記載の組織除去システム。
  33. 前記切断機構が、前記拡張機構および前記支持機構の内の少なくとも1つが常駐する保持管腔をさらに備える、請求項27に記載の組織除去システム。
  34. 前記第1の刃先が、前記回転可能な管の回転軸に直角である第2の平面に実質的に直角である第1の平面内で概して配向される、請求項27に記載の組織除去システム。
  35. 前記回転可能な軸が、前記支持機構の前記近位取付具に近位の輸送機構をさらに備える、請求項20に記載の組織除去システム。
  36. 前記輸送機構が螺旋輸送機構である、請求項35に記載の組織除去システム。
  37. 前記回転可能な軸がマルチフィラメントケーブルを備える、請求項36に記載の組織除去システム。
  38. 前記回転可能な軸が可撓性回転可能ケーブルを備える、請求項36に記載の組織除去システム。
  39. 前記回転可能な軸が常駐する管をさらに備える、請求項20に記載の組織除去システム。
  40. 前記管が曲線状の部分を備える、請求項39に記載の組織除去システム。
  41. 前記管を摺動可能に受け入れるように構成された移動制限器をさらに備える、請求項39に記載の組織除去システム。
  42. 前記回転可能な軸の一部が常駐する収集室をさらに備える、請求項20に記載の組織除去システム。
  43. 患者を治療する方法であって、
    椎間板の中に切断要素を挿入することであって、該ケーブルは、回転可能な軸アセンブリに連結されており、該切断要素が該回転可能な軸アセンブリに対して非対称に配置される、挿入することと、
    該回転可能な軸アセンブリの開口部から該切断要素を拡張することと、
    該回転可能な軸アセンブリ上の少なくとも2つの場所から該切断要素を支持しながら、該回転可能な軸アセンブリの回転軸の回りで該回転要素を回転させることと、
    を含む、患者を治療する方法。
  44. 前記切断要素を支持することが、前記回転可能な軸アセンブリ上の少なくとも2つの場所から前記切断要素を支持することを含み、前記切断要素を支持することを含み、前記回転可能な軸アセンブリ上の少なくとも3つの場所からを含む、請求項43に記載の方法。
  45. 前記切断要素を支持することが、前記回転可能な軸アセンブリに2つの別々の場所で取り付けられるケーブルループを使用して前記切断要素を支持することを含む、請求項43に記載の方法。
  46. 前記切断要素を回転することが、前記ケーブルループを張力および圧迫に入れる、請求項45に記載の方法。
  47. 前記回転可能な軸アセンブリ内の前記開口部から前記切断要素を拡張することが、弾力的な細長部材を使用して前記回転可能な軸アセンブリ内の前記開口部から前記切断要素を拡張することを含む、請求項45に記載の方法。
  48. 前記弾力的な細長部材が曲線状の弾力的な細長部材である、請求項47に記載の方法。
  49. 前記弾力的な細長部材がマルチフィラメントケーブルを備える、請求項48に記載の方法。
  50. 前記マルチフィラメントケーブルが、前記切断要素を通して輪にされ、前記マルチフィラメントケーブルの非隣接部分は互いに融解される、請求項49に記載の方法。
  51. 前記回転可能な軸アセンブリに沿って近位に物質を輸送することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  52. 前記回転可能な軸アセンブリに沿って近位に物質を輸送することが、前記回転可能な軸アセンブリに位置する螺旋構造によって実行される、請求項51に記載の方法。
  53. 前記回転可能な軸アセンブリに沿って近位に物質を輸送することが、前記回転可能な軸アセンブリが常駐する管内の曲線状の経路に沿って実行さえる、請求項51に記載の方法。
  54. 前記物質が、前記回転可能な軸アセンブリの少なくとも一部が常駐する収集室内に収集される、請求項53に記載の方法。
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