JPH0524499Y2 - - Google Patents

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JPH0524499Y2
JPH0524499Y2 JP3567188U JP3567188U JPH0524499Y2 JP H0524499 Y2 JPH0524499 Y2 JP H0524499Y2 JP 3567188 U JP3567188 U JP 3567188U JP 3567188 U JP3567188 U JP 3567188U JP H0524499 Y2 JPH0524499 Y2 JP H0524499Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、こて均らし面に凹所ないし切欠部
を有するコンクリートブロツクを成形するための
型枠に関するものである。
《従来の技術と問題点》 凹所ないし切欠部(以下「凹所等」という。)
を有するコンクリートブロツクは、その凹側(凹
所等を設けた側)を下方にして成形するのが一般
的であるが、平坦面23側(凹側と反対の側、第
3図参照)が製品の表面となる場合には、該表面
の形状精度や面の平滑度を得るために、凹側を上
にして成形する必要がある。この場合にはブロツ
ク21を成形するための型枠は第4図のようにな
り、コンクリートは上型30と下型31の間隙部
32から打ち込まれるが、凹所等24等の底部を
成形するための成形空間33はその上面が上型3
0により閉鎖されているためにこの部分にコンク
リートが充分に回り込まないことがあり、また該
部分の脱気が行われないために、成形されたブロ
ツクの凹所等の底面25に滞留した気泡によつて
多数の凹陥部が形成され、これが製品の品質や強
度に悪影響を及ぼすという問題がある。
《考案が解決しようとする課題》 この考案は、凹所等を有するコンクリートブロ
ツクをその凹側を上にして成形する型枠におい
て、成形されたブロツクの凹所等の底部にコンク
リートが充分に回り込まなかつたり、凹所等の底
面に多数の凹陥部が形成されたりするのを回避
し、品質の良いブロツクを能率良く成形できる型
枠を得ることを課題としている。
《課題を解決するための手段》 上記課題を解決するため、この考案の型枠で
は、上型5を縁枠6と内側枠7とに分割して、内
側枠7を縁枠6に上方より嵌脱可能な構造として
いる。そして内側枠7の下面に多孔質層16から
なる成形面13を設け、この成形面の背部に空室
17を設けて該空室にバキユームポンプ19を連
通する構造としている。
《作用》 上記構造の型枠は、好ましくは以下の手順でブ
ロツク21を成形する。まず下型1内の定位置に
縁枠6を設置し、(第2図a)、内側枠7が嵌装さ
れるべき開口部9からコンクリートを打設する。
このとき、打設されたコンクリートの上面27a
は、縁枠6の下端より上のレベルになる(第2図
b)。次に縁枠6の上記開口部9に内側枠7を上
方から嵌装する。この嵌装操作は内側枠7に振動
をかけながら自重により行うことができ、またシ
リンダ装置等を用いて強制的に嵌装することもで
きる。そして縁枠6に内側枠7を嵌装した状態で
バキユームポンプ19を数分ないし十数分間駆動
し、上型の下方の空間28に残留する空気を完全
に排除すると共に内側枠7の下面に接する部分の
コンクリート27中の水分を強制的に排出して、
該部分に脱水凝固された凝固層29を形成する
(第2図c)。その後内側枠7を縁枠6から脱抜
し、下型1と縁枠6を残した状態でコンクリート
27を養生して固化させる(第2図d)。
《実施例》 第1図は本考案に係る型枠の断面図である。図
中、1はブロツクの外面を成形する、2は下型1
の成形面、3は下型1の周壁上縁、4は下型の開
口部、総体的に示す5は該開口部から下型1内に
挿入された上型で、縁枠6と内側枠7とに分割形
成されている。縁枠6の上面には放射状に支持ブ
ラケツト8が突出形成されており、その先端部が
下型の周壁上縁3に取り外し自在に係合して縁枠
6の位置決めがなされる。内側枠7は、縁枠6の
開口部9に上方から嵌合して装着されている。1
0は内側枠7の外周に突設されたストッパ、11
は加振器12を介して内側枠7を昇降自在に懸吊
しているクレーンのフツクである。
内側枠7のブロツク成形面13は、多数のスリ
ツト14を穿設した鉄板15と該鉄板の外面に添
着した多孔質層16とから構成されており、多孔
質層を形成する多孔質材としては多孔質ウレタン
や多孔質セラミツクス等が用いられる。17は成
形面13の背部に形成された空室、18は空室の
蓋部に設けられた吸引口、19はバキユームポン
プ、20はポンプ19と吸引口18とを連結して
いるフレキシブルパイプである。
第3図は上記型枠により成形したブロツクの斜
視図であり、ブロツク21の外周面22および下
側の平坦面23は下型のブロツク成形面2によ
り、凹所等24の底面25は内側枠の成形面13
により、凹所等24の立面26およびこれに連接
する底面の一部24aは縁枠6によりぞれぞれ成
形される。
なお、このような型枠を用いてブロツク21を
成形する手順については前記作用の項で説明した
ので、ここではその説明を省略する。
《考案の効果》 本考案の型枠は、上型が縁枠と内側枠とに分割
成形されており、かつ、内側枠の下面は通気性を
備えた成形面とされ、成形時には該成形面から空
気及び水が吸引されることとなる。そのため、上
型の下面に滞留する空気は速やかに吸引除去さ
れ、更に該部分のコンクリート中の水分を脱水し
てブロツク面に凝固層が形成される。従つて、気
泡の滞留や水分の滲出に起因してブロツク表面に
凹陥部が形成されるのを完全に回避でき、形状及
び強度の優れた高品質のコンクリートブロツクを
能率よく成形することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る型枠の断面図、第2図は
ブロツクの成形手順を示す説明図、第3図は本考
案に係る型枠により成形されたブロツクの斜視
図、第4図は従来の型枠の断面図である。 図中、1……下型、4……下型の開口部、5上
型、6……縁枠、7……内側枠、9……縁枠の開
口部、13……上型の成形面、14……スリツ
ト、15……鉄板、16……多孔質層、17……
空室、19……バキユームポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開口された下型1とその開口部4から下
    型内に挿入される上型5とを備えたコンクリート
    ブロツク成形用型枠において、上型5が縁枠6と
    内側枠7とに分割形成されており、内側枠7は縁
    枠6に上方より嵌脱可能に設けられ、内側枠7の
    下面には多孔質層16からなる成形面13が形成
    され、該成形面の背部に空室17が形成されて該
    空室に連通するバキユームポンプ19が設けられ
    ていることを特徴とする、コンクリートブロツク
    成形用型枠。
JP3567188U 1988-03-17 1988-03-17 Expired - Lifetime JPH0524499Y2 (ja)

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JP3567188U JPH0524499Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17

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JP3567188U JPH0524499Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17

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JPH01138709U JPH01138709U (ja) 1989-09-21
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