JPH05244975A - アルキルグリコシドの製造方法 - Google Patents

アルキルグリコシドの製造方法

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JPH05244975A
JPH05244975A JP8324592A JP8324592A JPH05244975A JP H05244975 A JPH05244975 A JP H05244975A JP 8324592 A JP8324592 A JP 8324592A JP 8324592 A JP8324592 A JP 8324592A JP H05244975 A JPH05244975 A JP H05244975A
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reaction
sugar
alcohol
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acetylhexosaminidase
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JP8324592A
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Hidehiko Kumagai
英彦 熊谷
Kenji Yamamoto
憲二 山本
Setsu Kadowaki
節 門脇
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、N−アセチル基を有する糖とアルコ
ールをβ−N−アセチルヘキソサミニダーゼの存在下に
反応させることからなるアルキルグリコシドの製造方法
に関する。 【効果】本発明の製造方法によれば、N−アセチル基を
有する糖とアルコールをβ−N−アセチルヘキソサミニ
ダーゼの存在下に反応させるという一段階の反応で目的
とする糖の結合した配糖体を簡易に合成することが可能
であり、工業的に有利な方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルキルグリコシドの製
造方法に関する。更に詳しくは、薬剤のキャリア等とし
て有用なアルキルグリコシドを酵素の糖転移反応により
工業的有利に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】近年、臓
器の細胞表層に存在する特異的な糖との親和性を有する
糖ペプチドや糖鎖を持つ低分子物質を薬剤や酵素あるい
は酵素阻害剤等に結合させて、目的とする臓器に糖をタ
ーゲットとして効率よく送り込むことを意図する、ター
ゲッテイング・ドラッグ・デリバリーシステムの研究が
盛んに行われている(バイオサイエンスとインダストリ
ー、48(8)、745−751(1990))。
【0003】細胞膜を構成する脂質二重層はアルキル基
のような疎水性のものと親和性があり、たとえば、エイ
ズウイルスの増殖抑制に効果がある長鎖アルキル硫酸化
糖は、アルキル基部分の膜脂質層との親和性によって効
果が示されるものとされている(生化学、63(9)、
1082−1085(1991))。一方、N−アセチ
ルキトオリゴ糖が免疫賦活作用を有することが報告され
ているが(Carbohydrate Research, 203、65−7
7(1990))、これは臓器の細胞膜表層のN−アセ
チルグルコサミンとの親和性によって膜の受容体にオリ
ゴ糖が結合し、一連の活性化反応により異物分解に関与
する活性物質の誘導が起きているためと考えられている
(日本農芸化学会誌、62(8)、1241−1243
(1988))。また、最近、N−アセチルグリコシド
を含むヘキシルグリコシドを薬物のキャリアとしてリボ
シル基の5’位に結合させると、エイズ治療薬であるア
ジドチミジン(AZT)の細胞内への取込が、非常に効
率よく行われることが報告されている(Tetrahedron Le
tt., 31(42)、6021−6024(199
0))。
【0004】アルキルグリコシドは界面活性作用を有
し、乳化剤や膜タンパク溶解剤としての利用が考えられ
ているが、それのみならず、このように細胞の膜脂質層
と親和性のある長鎖アルキル基と、生体の膜表層に親和
性のあるアミノ糖からなるアルキルグリコシドは臓器の
細胞内へ薬剤等を運び入れるためのキャリアーとしての
利用の面からその用途が広がるものと期待される。しか
しながら、このようなアルキルグリコシドを有機化学的
に合成する方法は、糖の水酸基の保護や脱保護および特
異的な立体配位の結合様式の選択などにきわめて煩雑な
操作が必要であり、工業的に有利ではない。従って、本
発明の目的は、簡易な反応により工業的有利にアルキル
グリコシドを製造する方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは先に、Peni
cillium oxalicumの培養濾液中にβ−N−アセチルヘキ
ソサミニダーゼが大量に生産されることを見出し、単一
タンパクにまで精製したが(Agric. Biol. Chem., 49
(3)、611−619(1985))、本酵素が意外
にも本来の加水分解活性のほかに糖転移活性を有し、N
−アセチルキトオリゴ糖を糖供与体として反応させた場
合、種々のアルコールにN−アセチルグルコサミンを転
移させることを見い出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明の要旨はN−アセチル基を有する糖とアル
コールをβ−N−アセチルヘキソサミニダーゼの存在下
に反応させることを特徴とするアルキルグリコシドの製
造方法に関する。
【0006】本発明において用いられる糖としては、N
−アセチル基を有する糖であれば特に限定されることは
なく、単糖であってもオリゴ糖であってもよい。単糖と
しては、例えばN−アセチルグルコサミンが挙げられ、
オリゴ糖としては例えばN−アセチルキトビオース、N
−アセチルキトトリオースまたはN−アセチルキトテト
ラオース等が挙げられる。
【0007】本発明におけるアルコールとしては、通常
1級アルコールが用いられ、好ましくはエタノール、プ
ロパノール、ブタノール、ヘキサノール等の低級アルコ
ールが用いられる。また、1,6−ヘキサンジオール等
のジオール類において一方の水酸基を保護したアルコー
ルを用いてもよい。例えば、1,6−ヘキサンジオール
をベンジルオキシル基で保護した6−ベンジルオキシヘ
キサノール−1が挙げられる。また、2−メトキシエタ
ノール、4−メトキシブタノール、2−ベンゾキシエタ
ノール等の種々の置換基により置換されているアルコー
ル化合物であってもよい。
【0008】本発明におけるβ−N−アセチルヘキソサ
ミニダーゼは加水分解活性を有する公知の酵素であり、
種々の微生物や組織から抽出可能な酵素である。本発明
におけるβ−N−アセチルヘキソサミニダーゼは、糖転
移活性を有するものであれば特に限定されることはな
い。例えばPenicillium oxalicumの培養濾液中に本酵素
が多量に生産されるので、これより精製した本酵素を用
いてもよい。又本酵素は広く市販されているので市販品
を用いてもよい。
【0009】本発明においてアルキルグリコシドを製造
するには、前記のような糖とアルコールをβ−N−アセ
チルヘキソサミニダーゼの存在下に反応させることによ
り行われる。この際に用いられるβ−N−アセチルヘキ
ソサミニダーゼの使用量は、通常1〜30単位/ml、
また糖とアルコールの原料仕込み量はいずれも通常1〜
30%である。本発明においては、これらの糖、アルコ
ールおよび本酵素の所定量を適当な緩衝液に溶解させ、
反応溶液を調製し反応に供する。ここで用いられる緩衝
液としては特に限定されるものではないが、例えばクエ
ン酸ナトリウム緩衝液が挙げられる。反応温度は通常2
5〜55℃で、反応時間は通常30分〜5時間である。
本発明における反応系は水性、油性の2層反応系でもよ
く、その場合には界面において反応を進め生成したアル
キルグリコシドを油層に移るようにすることにより収率
を高めることができる。
【0010】このようにして得られるアルキルグリコシ
ドの精製は、一般的な糖の精製に用いられる公知の方法
を適宜適用することができ、特に限定されるものではな
い。例えば、最も一般的な方法として活性炭カラム法、
あるいは疎水性カラムによる方法、例えば逆層カラム
(ODSカラム等)、NH2 カラムによるHPLC等を
用いることができる。このようにして得られるアルキル
グリコシドは、抗ガン剤等の薬物のキャリアーとして使
用することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。
【0012】β−N−アセチルヘキソサミニダーゼの調
製例 (1)Penicillium oxalicum の培養 培養にはグルコース1%、ペプトン1%、酵母エキス1
%、及び食塩1%の組成の培地(pH6.5)を用い
た。それぞれ15mlの培地を含む試験管(2.4×2
8cm) 4本にP. oxalicum の胞子を植菌し、28℃で
48時間振盪培養し種菌とした。500mlの培地を含
む2Lの坂口フラスコ4本にそれぞれ種菌し、28℃で
5日間の本培養を行った。
【0013】(2)酵素標品の調製 酵素の調製の操作は5℃以下で行い、緩衝液はリン酸カ
リウム緩衝液(pH7.0)を用いた。上記培養後、菌
体を吸引濾過で除いて得た1.7Lの培養濾液に硫酸ア
ンモニウムを80%飽和になるように添加し、一夜静置
した。生成した沈澱部分を8000rpm×30分で遠
心分離し、少量の10mMリン酸緩衝液に溶解し、同じ緩
衝液に対して透析を行った。この透析内液を10,00
0×15分で遠心分離して得た15mlの上清を酵素標
品とした。本酵素標品は2.3単位/mlのβ−N−ア
セチルヘキソサミニダーゼ(β-GlcNAc-ase )活性を示
した。
【0014】(3)β-GlcNAc-ase 活性の測定 酵素標品のβ-GlcNAc-ase 活性の測定は、基質としてp
−ニトロフェニル−N−アセチルグルコサミン(p-NPGl
cNAc) を用いて行った。50mMクエン酸緩衝液(pH
4.5)に溶解した2mM p-NPGlcNAc 0.25mlに
酵素溶液1〜100μlを添加し、37℃で適当時間反
応させたのち、0.2Mホウ酸ナトリウム緩衝液(pH
9.8)1.75mlを加えて反応を停止した。黄色に
発色する遊離p-ニトロフェノールの量を400nmにお
ける吸光度より求めた。400nmにおけるp-ニトロフ
ェノールの分子吸光係数は17.7×103 である。上
記反応条件下で1分間に1μmol のp-ニトロフェノール
を遊離する酵素量を1単位とした。
【0015】実施例1 β-GlcNAc-ase の糖転移活性 (1)本酵素は図1に示すように種々の一級アルコール
が存在すると、そのβ-GlcNAc-ase活性が著しく増大
し、本酵素が本来の加水分解活性のほかに糖転移反応を
触媒することが示唆された。β-GlcNAc-ase活性の測定
に供した反応溶液は、p-NPGIcNAc溶液0.25ml、酵
素(2.3単位/ml)0.01ml、アルコール1〜
26v/v%、1Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH
4.5)0.02ml、合計0.38mlの組成のもの
を用いた。この反応溶液中に1〜26%の濃度の各種の
アルコールを添加し、37℃で2分間反応し酵素活性を
測定した。低級のアルコールほどその添加効果が高く、
アルコール濃度が5%のとき最も高い活性を示した。一
方、アルコール性水酸基を持たないアセトンやアセトニ
トリルを添加した場合は、添加濃度が増すに従って酵素
活性が阻害されることが認められた。また、難水溶性
の、1,6−ヘキサンジオールの6位の水酸基がベンジ
ルオキシル基で保護された、6−ベンジルオキシヘキサ
ノール−1を添加した場合は振とうしながら反応をおこ
なったが、酵素活性の阻害は認められなかった。
【0016】(2)転移反応の糖供与体としてN−アセ
チルキトオリゴ糖を基質とし、本酵素を用いて各種アル
コールにN−アセチルグルコサミンが結合したアルキル
グリコシドの生成を検討した。反応溶液は、10%N−
アセチルキトオリゴマー0.25ml(1%)、アルコ
ール25v/v%、1Mクエン酸ナトリウム緩衝液(p
H4.5)0.01ml、酵素(2.3単位/ml)
0.1ml、合計0.2mlを用いて調製した。この反
応溶液を37℃で反応したのち、3分間煮沸し反応を停
止した。その反応液を遠心分離し、上清20〜30μl
を0.2mmの薄層クロマトグラフィー(TLC)用のア
ルミニウム薄層板(20×20cm, silica gel 60, Ar
t. 5553, Merck Co.)に塗布し、1−プロパノール−H
2 O(85:15)の溶液中で展開した。乾燥後、20
%の硫酸を含むメタノールを噴霧し150℃で10分間
加熱し、基質の糖類や生成物のアルキルグリコシドの発
色を確認した。なお、難水溶性のアルコールを糖受容体
の基質として用いた場合は反応液を蒸発乾個したり、あ
るいはエーテル等を用いて未反応のアルコールを除いた
のち、TLCを行った。
【0017】(3)N−アセチルキトオリゴマーとして
N−アセチルキトトリオースを糖供与体とした場合、図
2に示すようにN−アセチルキトトリオースがN−アセ
チルキトビオース、さらにGIcNAcに分解するにともなっ
て、エタノール、プロパノール、ブタノールおよびヘキ
サノールのいずれにも糖の転移したアルキルグリコシド
と思われる生成物の発色が認められた。また、高級アル
コールよりも低級アルコールへの糖転移が容易に行わ
れ、反応時間が長くなると一旦生成したアルキルグリコ
シドは再び加水分解を受け減少するものと思われる。ま
た、GIcNAcを基質として反応してもアルキルグリコシド
の生成は認められないことから、本酵素には逆反応を触
媒する活性はないと考えられた。
【0018】(4)次にブタノール、ヘキサノールおよ
びオクタノールを糖受容体として、糖供与体のオリゴマ
ー(N−アセチルキトビオース、N−アセチルキトトリ
オース、N−アセチルキトテトラオース)について糖転
移反応を検討したところ、それぞれ図3〜図5に示すよ
うにアルキルグリコシドの生成しやすい低分子のブタノ
ールではN−アセチルキトビオースあるいはN−アセチ
ルキトトリオースから糖の転移が効率よく行われている
が、オクタノールの様に転移反応に時間がかかる場合は
GIcNAcの供給量の多いN−アセチルキトテトラオースを
用いることでアルキルグリコシドの生成量を高めること
が可能であった。
【0019】(5)N−アセチルキトトリオースを糖供
与体基質とし酵素量を変えて、難水溶性のアルコールや
メトキシ−あるいはベンゾキシ−アルコールへの糖転移
反応を2時間行った。反応を停止したのち、少量のエー
テルを反応液(50μl)に添加し、残渣に50μlの
蒸留水を加え、その20μlをTLCに供した(図6、
図7)。難水溶性で反応液中で酵素との接触が少ないオ
クタノールへの糖転移は行われにくいが、2−メトキシ
エタノール、3−メトキシブタノールおよび2−ベンゾ
キシエタノールのようなアルコール化合物にも糖の転移
が認められた。
【0020】実施例2 β−6−ベンジルオキシヘキシ
ル−N−アセチルグルコサミニドの合成 (1)アルキルグリコシドを薬剤などのキャリアとして
利用するためにはグリコシド結合を有するほかに、反応
性のある基が必要となる。そこで1,6−ヘキサンジオ
ールの一方の水酸基をベンジルオキシル基で保護した6
−ベンジルオキシヘキサノール−1に本酵素によりN−
アセチルグルコサミンを転移し、6−ベンジルオキシヘ
キシル−N−アセチルグルコサミニドの調製を行った。
反応溶液は5%N−アセチルキトトリオース(またはN
−アセチルキトテトラオース)10μl、6−ベンジル
オキシヘキサノール−15μl、0.5Mクエン酸ナト
リウム緩衝液(pH4.5)5μl、酵素(2.3単位
/ml)30μl、合計50μlにより調製した。この
反応液で経時的に反応し、エーテル100μlを添加
し、遠心分離し水層を分取し、さらにエーテル層を数回
水洗して洗液を水層と合わせて遠心濃縮した。濃縮残渣
を蒸留水50μlに溶解し、その30μlをTLCに供
した。反応30分から1時間で生成物が認められた(図
8)。
【0021】(2)上記反応液組成のN−アセチルキト
テトラオースを糖供与体とした反応液1mlで1時間反応
を行い、煮沸して反応を停止した。反応液を遠心分離
し、上清に少量のエーテルを加えてかきまぜたのち水層
を分取した。エーテル層はさらに数回水洗して洗液を先
の水層と合わせ濃縮して活性炭カラムクロマトグラフィ
ーに供した。水−30%プロパノール−1のグラヂエン
トな溶液によりカラムクロマトグラフィーを行った。溶
出液画分のTLCによって、約20%プロパノールで溶
出する画分に生成物を確認した。この画分には基質の6
−ベンジルオキシヘキサノール−1の混在が認められた
ので、さらにTLCによって生成物を精製単離した。
【0022】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、N−アセチ
ル基を有する糖とアルコールをβ−N−アセチルヘキソ
サミニダーゼの存在下に反応させるという一段階の反応
で目的とする糖の結合した配糖体を簡易に合成すること
が可能であり、工業的に有利な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は各種アルコールのβ−N−アセチルヘキ
ソサミニダーゼ活性に及ぼす影響を示した図である。
【図2】図2はN−アセチルキトトリオースを糖供与体
とした場合に、各種のアルコールとの反応により得られ
た反応生成物の薄層クロマトグラフを示した図である。
【図3】図3はブタノールを糖受容体として、各種の糖
供与体のオリゴマーとの反応により得られた反応生成物
の薄層クロマトグラフを示した図である。
【図4】図4はヘキサノールを糖受容体として、各種の
糖供与体のオリゴマーとの反応により得られた反応生成
物の薄層クロマトグラフを示した図である。
【図5】図5はオクタノールを糖受容体として、各種の
糖供与体のオリゴマーとの反応により得られた反応生成
物の薄層クロマトグラフを示した図である。
【図6】図6はN−アセチルキトトリオースを糖供与体
基質とし酵素量を変えて、ブタノール、ヘキサノール、
またはオクタノールとの反応により得られた反応生成物
の薄層クロマトグラフを示した図である。
【図7】図7はN−アセチルキトトリオースを糖供与体
基質とし酵素量を変えて、2−メトキシエタノール、3
−メトキシブタノール、または2−ベンゾキシエタノー
ルとの反応により得られた反応生成物の薄層クロマトグ
ラフを示した図である。
【図8】図8はN−アセチルキトテトラオースを糖供与
体基質とし、6−ベンジルオキシヘキサノール−1との
反応により得られた反応生成物の薄層クロマトグラフを
示した図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−アセチル基を有する糖とアルコール
    をβ−N−アセチルヘキソサミニダーゼの存在下に反応
    させることを特徴とするアルキルグリコシドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 アルコールが一級アルコールである請求
    項1記載の製造方法。
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