JPH0524486U - チルト式キヤブのヒンジキヤツプ取付構造 - Google Patents

チルト式キヤブのヒンジキヤツプ取付構造

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JPH0524486U
JPH0524486U JP8316291U JP8316291U JPH0524486U JP H0524486 U JPH0524486 U JP H0524486U JP 8316291 U JP8316291 U JP 8316291U JP 8316291 U JP8316291 U JP 8316291U JP H0524486 U JPH0524486 U JP H0524486U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒンジキャップの後部側の取付作業を車体の
側方より行いうるようにし、組立時の作業能率を向上さ
せる。 【構成】 ヒンジキャップ6の後端部を、左右方向を向
くピン(支持軸)18をもってヒンジブラケット4の後
部下端面に連設した1対の挟持片4aに枢着しているた
め、ヒンジキャップ6の後部側の取付作業を、サイドレ
ール1等に妨げられることなく、車体の外側方より行な
うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チルト式キャブのヒンジキャップの取付構造に係り、特に取付時の 作業性を向上しうるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャブオーバ型のトラック等においては、エンジンがキャブ(運転台)のほぼ 直下に位置していることから、その保守点検等を容易とするために、キャブ全体 を前部のヒンジを中心として前方に回動するチルト式とすることが多い。
【0003】 このようなチルト式キャブのなかには、キャブ全体をサスペンション機構を介 してフレームに支持し、走行時の振動が直接キャブに伝達されるのを防止したフ ローティング式キャブがある。
【0004】 図3及び図4は、この種のフローティング式キャブと従来のヒンジキャップの 取付構造を略示するもので、1は、車体の下部両側の前後方向を向くサイドレー ル(フレーム)、2は、キャブ3のフロアパネル下部に固着されたキャブフレー ムである。
【0005】 キャブフレーム2の前端部には下端部を下向半円筒形に形成した左右1対(以 下の各部材は、車体の両側に左右対称的に設けられているため、進行方向左側の もののみ図示する)のヒンジブラケット4が、複数のボルト5により固着されて いる。
【0006】 6は、上部が上向半円筒形をなすヒンジキャップで、これとヒンジブラケット 4の下端面との間に形成される左右(車幅)方向を向く保持孔内に、カラー7と 、これに外嵌した弾性を有するブッシュ8とを嵌合したのち、ヒンジキャップ6 の前後のフランジ部6aの下方より挿入した2本のボルト9,9を、ヒンジブラ ケット4に向けて螺挿することにより、ブッシュ8は縮径方向に強圧されるよう にしてヒンジブラケット4とヒンジキャップ6間に保持されている。
【0007】 10は、概ね逆L字形をなすコネクティングアームで、その後端部は、サイド レール1の外側面に上向として固着された支持板11の上端部に、上下に揺動可 能に枢着され、また前端部は、上記カラー7とブッシュ8の外側面に、カラー7 の中心を貫通する左右方向を向くボルト12により連結されている。
【0008】 サイドレール1の上面とコネクティングアーム10のほぼ中間部との間には、 圧縮コイルばね13が縮設してあり、これによりキャブ3の前部側の荷重が支持 されるとともに、フレーム側の振動を吸収してキャブ3側に直接伝達されるのを 防止している。
【0009】 14は、サイドレール1とコネクティングアーム10との間に設けたショック アブソーバ、15は、サイドレール1とキャブフレーム2との間に設けたチルト 用のシリンダ、16は、サイドレール1とキャブフレーム2の後端部間に縮設さ れた、キャブ3の後部側を支持する圧縮コイルばね、17は、ヒンジキャップ6 と対向するサイドレール1上に固着されたストッパである。
【0010】 なお、上記コネクティングアーム10、前後の圧縮コイルばね13,16、シ ョックアブソーバ14等によりサスペンション機構を構成している。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のヒンジキャップの取付構造では、ヒンジキャップ6をヒンジブ ラケット4に固定するに際し、2本のボルト9,9をヒンジキャップ6の真下よ りヒンジブラケット4に向けて螺挿しているため、特に、後部側のボルト9を締 付ける際において、サイドレール1や圧縮コイルばね13等のサスペンション機 構が障害となって、インパクトレンチ等の自動締付機を使用することができず、 作業性及び作業能率の低下をきたしていた。
【0012】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、ヒンジキャップの後 部側の取付作業を車体の側方より行ないうるようにすることにより、組立て時の 作業能率を向上することができるようにした、チルト式キャブのヒンジキャップ の取付構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、キャブフレームの前端下部に固着された 左右1対のヒンジブラケットの下端部に、ブッシュを介してヒンジキャップを取 付ける取付構造であって、前記ヒンジブラケットの後部下端面に、左右方向に所 要寸法離間して相対する1対の挟持片を下向に連設し、該両挟持片間の間隙に前 記ヒンジキャップの後端部を嵌合して、両挟持片を貫通する左右方向を向く支持 軸により枢着するとともに、ヒンジキャップの前端部を、ヒンジブラケットの前 端部下面にボルト止めしたことを特徴としている。
【0014】
【作用】
ヒンジキャップの後端部を左右方向を向く支持軸をもってヒンジブラケットの 後部下端面に連設した1対の挟持片間に枢着しているため、ヒンジキャップの後 部側の取付作業を、サイドレール等に妨げられることなく、車体の側方より行な うことができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】 なお、図3及び図4に示す従来例と同様の各部材には、同じ符号を付すにとど めて、その詳細な説明を省略する。
【0017】 図1及び図2において、ヒンジブラケット4の前部側の下端面は、若干上向傾 斜に形成されており、また後端下部には、図2に示すように、左右(車幅)方向 に所要寸法離間して相対するとともに、上記前部側の下端面の延長線上よりも下 方に突出する1対の挟持片4a,4aが連設されている。
【0018】 ヒンジキャップ6の前部側のフランジ部6aは、上記ヒンジブラケット4の前 部側の下端面とほぼ平行をなして相対するように上向に傾斜させてあり、フラン ジ部6aは、下方より斜上向に挿入したボルト9により、ヒンジブラケット4の 前端部下面に固定されている。
【0019】 ヒンジキャップ6の後部側は、上記両挟持片4a,4a間の間隙に遊嵌され、 両挟持片4aとヒンジキャップ6とを貫通する左右方向を向くピン18の突出端 部に形成された雄ねじ18aに、外方よりナット19を螺着することにより、回 動可能に枢着されている(図2参照)。
【0020】 コネクティングアーム10の前端部は、上記ナット19の締結部を迂回するよ うにして、前述した従来例と同様、ヒンジブラケット4とヒンジキャップ6間に 嵌合保持されたブッシュ8の外側面に、ボルト12により連結されている。
【0021】 以上説明した実施例においては、ヒンジキャップ6の後部側の取付けを、サイ ドレール1や圧縮コイルばね13等のサスペンション機構に妨げられることなく 、車体の側方より自動締付機等を用いて極めて容易かつ短時間に行なうことがで きる。
【0022】 また、ヒンジキャップ6の前部側を固定するボルト9を、斜上向に傾斜させて あるため、その締付時においてサイドレール1が障害となることはない。
【0023】 ヒンジキャップ6の後部側が回動可能に枢着しうるようにしてあるため、先に 後部側をヒンジブラケット4に枢着しておくことにより、ヒンジキャップ6の前 部側の位置決め及び取付けが簡単となる。
【0024】 なお、本考案は上記フローティング式キャブ以外に、ヒンジ部がブラケットを 介して直接サイドレール1に支持されているチルト式キャブにも適用しうる。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、ヒンジキャップの後部側を、ヒンジブラケットに車体の外側 方より取付けることができるので、ヒンジキャップの下方に障害物があっても、 その取付を極めて容易に行うことができ、作業能率が向上して生産性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用したフローティング式
キャブの要部の側面図である。
【図2】同じく図1におけるA−A線に沿う拡大縦断面
図である。
【図3】従来のヒンジキャップの取付構造を備えるフロ
ーティング式キャブの要部の側面図である。
【図4】同じく図3におけるB−B線に沿う拡大縦断面
図である。
【符号の説明】
1 サイドレール 2 キャブフレーム 3 キャブ 4 ヒンジブラケット 4a 挟持片 5 ボルト 6 ヒンジキャップ 6a フランジ部 7 カラー 8 ブッシュ 9 ボルト 10 コネクティングアーム 11 支持板 12 ボルト 13 圧縮コイルばね 14 ショックアブソーバ 15 チルト用シリンダ 16 圧縮コイルばね 17 ストッパ 18 ピン(支持軸) 18a 雄ねじ 19 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブフレームの前端下部に固着された左
    右1対のヒンジブラケットの下端部に、ブッシュを介し
    てヒンジキャップを取付ける取付構造であって、前記ヒ
    ンジブラケットの後部下端面に、左右方向に所要寸法離
    間して相対する1対の挟持片を下向に連設し、該両挟持
    片間の間隙に前記ヒンジキャップの後端部を嵌合して、
    両挟持片を貫通する左右方向を向く支持軸により枢着す
    るとともに、ヒンジキャップの前端部を、ヒンジブラケ
    ットの前端部下面にボルト止めしたことを特徴とするチ
    ルト式キャブのヒンジキャップ取付構造。
JP8316291U 1991-09-17 1991-09-17 チルト式キャブのヒンジキャップ取付構造 Expired - Fee Related JP2535684Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100501388B1 (ko) * 2003-07-15 2005-07-18 현대자동차주식회사 프런트캡 틸팅용 서스펜션
WO2019088108A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 三菱ふそうトラック・バス株式会社 樹脂製ブラケット

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WO2019088108A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 三菱ふそうトラック・バス株式会社 樹脂製ブラケット

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