JPH05244531A - 信号合成装置 - Google Patents

信号合成装置

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JPH05244531A
JPH05244531A JP4264013A JP26401392A JPH05244531A JP H05244531 A JPH05244531 A JP H05244531A JP 4264013 A JP4264013 A JP 4264013A JP 26401392 A JP26401392 A JP 26401392A JP H05244531 A JPH05244531 A JP H05244531A
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JP4264013A
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Todd J Christopher
ジエイ クリストフア トツド
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RCA Licensing Corp
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RCA Licensing Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/445Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for displaying additional information
    • H04N5/45Picture in picture, e.g. displaying simultaneously another television channel in a region of the screen

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 スケーラー320によりスケール化されたサ
ンプルはデマルチプレクサ324に供給される。デマル
チプレクサ342の出力はスイッチ332からのクロッ
ク信号により制御されるシフトレジスタ328,330
に供給される。シフトレジスタ328,330からの出
力はマルチプレクサ334,336に供給される。マル
チプレクサ334の出力は遅延要素323と減算器31
0に供給される。出力サンプルはマルチプレクサ336
から得られる。 【効果】 第1のモードで同じラインメモリを使って垂
直方向の平均をとり、第2のモードでバッファメモリと
して同じラインメモリを使ってデータをフィールドメモ
リに書き込みことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号を第1の周
波数でサブサンプリングし、サンプルを第2の周波数で
表示し、サブサンプリング比より小さい見掛け上のサイ
ズの縮少を実現するビデオ信号表示装置に用いられる信
号合成装置に関する。
【0002】
【発明の背景】ピクチャーインピクチャー(以下、Pi
nPという。)表示において、副信号から発生される縮
少されたサイズの画像、すなわち解像度の低下した画像
が主信号から発生される画像の一部に挿入される。
【0003】PinP表示機能を有するテレビジョン受
像機は、例えば、“テレビジョン受像機”という名称の
米国特許第4,298,891号明細書に開示されてい
る。
【0004】典型的なPinPテレビジョン受像機は、
別々のチューナ、中間周波増幅器およびビデオ信号復調
器を使用し、ルミナンス信号および色差信号を2組発生
させる。1組は主画像用であり、もう1組は副画像用で
ある。典型的には、副信号は耐折返しフィルタを介して
処理され、水平および垂直方向にサブサンプリングさ
れ、縮少されたサイズの画像を発生する。
【0005】耐折返しフィルタは水平および垂直方向に
おいて信号の帯域幅を減少させ、サブサンプリングによ
り生じる歪み成分を減少させる。これらの歪み成分は折
返し成分とも呼ばれる。折返し成分は、よく知られてい
るナイキスト(Nyquist)のサンプリング基準に
より設定される周波数以下の周波数で信号がサンプリン
グされる時に生じる。折返し成分は、サブサンプリング
された信号の周波数スペクトル外にあって、サブサンプ
リング処理によりサブサンプリングされた信号の周波数
スペクトル内にある別の周波数に変換される元の信号中
の周波数成分である。耐折返しフィルタは、サブサンプ
リング・システムにおいて望ましいものであるが、再生
画像において遷移を不鮮明にするという望ましくない副
次的作用を持っている。
【0006】典型的なPinPテレビジョン受像機は、
標準の単一画像の受像機に比べてかなり多い回路を含ん
でおり、従って製造コストが高くなる。この余分の回路
の大部分は、サブサンプリングされた画像の1フィール
ドもしくはそれより多いフィールドを貯える電荷結合装
置もしくはランダム・アクセス・メモリ(以下、RAM
という。)のようなメモリである。このメモリは副信号
と主信号とを適当に同期させ、安定した副画像を再生す
る。
【0007】表示させるために、副サンプルは副信号に
同期してメモリに書き込まれ、また主信号に同期してメ
モリから読み出される。主信号および副信号は相関がな
いので、同時に、サンプルをメモリに書き込み、サンプ
ルをメモリから読み出す必要がある。このような読出し
−書込みを避けるように設計されたメモリ構成は高価な
ものになり易い。
【0008】メモリのコストのもう1つの要因は比較的
多数のピクセル(pixel)メモリ・セルが副画像を
保持するために必要なことである。例えば、色副搬送波
周波数の4倍のサンプリング周波数を有するNTSC方
式のディジタル・テレビジョン受像機は水平ライン当り
910個のサンプルを発生する。ビデオ信号の1フィー
ルドには262.5ラインが含まれている。画像が、水
平および垂直方向に、1対3の割合でサブサンプリング
され、70%のラインおよび各ラインの75%のサンプ
ルだけが処理されるならば、各フィールドについて1
3,935個のピクセルが発生される。各ピクセルは8
ビットのルミナンス情報および6ビットのクロミナンス
情報を含んでいるので、このようなPinPシステムで
は縮少されたサイズの副信号の1フィールドを貯えるた
めに195,090ビットのメモリが必要である
【0009】本発明は、サブサンプリングを行ない、サ
ブサンプリング比より小さい画像サイズの縮少を実現す
るサイズの縮少されたビデオ画像を表示する装置に用い
られる信号合成装置を提供するものである。
【0010】
【発明の概要】本発明は、主画像中に挿入画像として副
画像を表示するPinP型式のテレビジョン信号表示装
置において実施される。本発明による信号合成装置は、
第1の期間の間、貯えられた副のビデオ信号を読み出す
ように条件づけられ、第2の期間の間、副のビデオ信号
を貯えるように条件づけられる、副のビデオ信号の少な
くとも1フィールドを貯えるメモリ手段を含む。さら
に、処理手段とバッファ・メモリ手段を含み、副のビデ
オ信号源および処理手段と協働動作するようにバッファ
・メモリ手段を交互に条件づけし、第1のモードにおい
て、垂直方向にサブサンプリングされた副のビデオ信号
を発生して貯え、第2のモードにおいて第2の期間の間
メモリ手段にサブサンプリングされた副のビデオ信号を
供給するようにメモリ手段と協働動作するタイミングお
よび制御手段を含んでいる。
【0011】
【実施例】図中、太い矢印は多ビットの並列ディジタル
信号のためのバスを表わし、細い矢印はアナログ信号も
しくは単一ビットのディジタル信号を伝達する結線を表
わす。各装置の処理速度の違いにより信号経路のある箇
所に補償用遅延要素が必要となる。特定のシステムにお
いて、このような遅延要素がどこに必要であるかという
ことはディジタル回路の設計分野の当業者には容易に分
る。
【0012】図1は、PinPの処理回路の主要素をブ
ロック形式で示したものである。第一のすなわち主画面
を表わすビデオ信号は主信号源40から発生する。信号
源40は、放送ビデオ信号を受信する受信用アンテナ、
通常のテレビジョン受像機が含んでいる、赤色、R、緑
色、G、青色、Bなるカラー信号を発生して表示装置
(図示せず)を駆動するために必要なすべての処理回路
を含んでいる。主信号源40はマルチプレクサ38の信
号入力端子の第1セットに主のRGB信号を供給する。
また、主信号源40は、PinPサブサンプリングおよ
び同期回路11に供給される主水平同期信号、MAIN
HSYNC、および主垂直同期信号、MAIN VS
YNCを発生する。
【0013】例えば、通常のディジタル・テレビジョン
受像機が含んでいるチューナ、中間周波(以下、IFと
いう。)増幅器、ビデオ検波器、同期分離回路、および
ルミナンス/クロミナンス信号分離回路を含んでいる副
信号源10は、8ビットの副ルミナンス信号Yおよび
副クロミナンス信号Cをそれぞれ供給する。副信号源
10は副水平同期パルスAUX VSYNC、副水平同
期パルスAUX HSYNCおよびクロック信号4F
SCも発生する。クロック信号は副信号のカラー同期バ
ースト成分に位相固定され、色副搬送波周波数fSC
4倍の周波数4fSCを有する。
【0014】副ルミナンス信号Yおよび副クロミナン
ス信号CはPinPサブサンプリングおよび同期回路
11に供給される。副信号が縮少されたサイズの画像と
して再生されるから、サブサンプリングおよび同期回路
11は副ルミナンス信号Yおよび副クロミナンス信号
の両方の情報成分を減少させる。また、サブサンプ
リングおよび同期回路11は、副信号成分が主信号の所
定数の逐次ラインの所定部分に挿入されるように条件付
ける。
【0015】サブサンプリングおよび同期回路11から
の副ルミナンス・サンプルと副クロミナンス・サンプル
はディジタル・アナログ変換器(以下DA変換器とい
う。)およびマトリックス回路36に供給される。DA
変換器およびマトリックス回路36は副ディジタル・ル
ミナンス信号および副ディジタル・クロミナンス信号を
それぞれアナログ信号に変換し、それらを適当な割合い
で合成し表示装置(図示せず。)を駆動するための赤色
R、緑色G、青色Bのカラー信号を発生する。これらの
RGBのカラー信号はマルチプレクサ38の入力端子中
の第2セットに結合される。
【0016】回路11からの信号、マルチプレクサ制御
信号、MUX CONTROLに応答するマルチプレク
サ38は、主信号源40からの主カラー信号およびDA
変換器およびマトリックス回路36から副カラー信号を
選択的に、また交互に表示装置に供給してPinP表示
を発生させる。
【0017】副信号源10からの信号YおよびC
サブサンプリングおよび同期回路11の水平ライン信号
処理回路14に供給される。視聴者により制御されるピ
ーキングのレベル源12は、例えば4つの位置を有する
スイッチで構成され、ディジタルのピーキング信号PL
を水平ライン処理回路14に供給する。ピーキング信号
PLは0,1/4,1/2,1の値をとる。以下に説明
するメモリ入力アドレスおよびクロック信号発生器20
はバスCSを介して処理回路14に4FSC’2F
SC’4FSC/5およびFSC/5のクロック信号を
供給する。クロック信号4FSC’2FSC’4FSC
/5およびFSC/5は色副搬送波周波数の4倍、2
倍、4/5倍、1/5倍の各周波数を有する。
【0018】図2のAおよび図2のBは、水平ライン処
理回路14のルミナンス部とクロミナンス部をそれぞれ
示すブロック図である。図2のAにおいて、副ルミナン
ス信号Yおよびクロック信号4FSCが有限インパル
ス応答(以下FIRという。)低域通過フィルタ210
に供給される。低域フィルタ210は通常設計のもので
あり、次式で定義される伝達関数H(Yh)を有する。 H(Yh)=(1+Z−2×(1+Z−3/16
【0019】ここで、Zは通常のZ−変換表示法で表わ
し、Z−iは4FSCのクロック信号のi周期に等しい
遅延期間を表わす。フィルタ210は耐折返し雑音フィ
ルタである。フィルタ210は、副ルミナンス信号がサ
ブサンプリングされる時、副ルミナンス信号Yの高周
波成分を低周波成分に比べて減衰させて折返し歪みを減
少させる。
【0020】フィルタ210の出力サンプルはメモリ入
力アドレスおよびクロック信号発生器20から発生され
る4FSC/5のクロック信号によりクロック制御され
るラッチ212に供給される。従って、ラッチ212は
濾波済みルミナンス信号をサブサンプリングし、その入
力に供給されるサンプルの4fSCなるサンプル周波数
を1/5だけ減少させた4fSC/5の周波数でルミナ
ンス・サンプルを発生する。約14.32MHzで生じ
るNTSC方式のサンプルの場合、低域フィルタ210
の周波数応答は約750kHzで3dBポイントで、約
2.3MHzのところで遮断する。ナイキストのサンプ
リング基準によると、周波数が4fSC/5のNTSC
方式の信号をサブサンプリングするための最大信号周波
数は1.43MHzである。従って、低域フィルタ21
0は折返し成分を部分的にしか除去しないが、所望の信
号スペクトルに折り返される折返し成分は非常に減少さ
れる。
【0021】4FSC/5のクロック信号は、帰線消去
情報が処理されないようにする為に、各水平ラインの有
効部分の約80%の期間のみ有効である。副信号のビデ
オ・サンプルの各ラインの場合、128個のルミナンス
・サンプルが得られるだけである。
【0022】ラッチ212からのサブサンプリングされ
た副ルミナンス信号はピーキング・フィルタ220に供
給される。4FSC/5のクロック信号および視聴者に
より制御されるピーキング・レベルPLもピーキング・
フィルタ220に供給される。ディジタル・フィルタの
設計分野の当業者には、このフィルタの伝達関数T
Z−変換表示法で次式のように表わされることが図から
分る。 T=Z−1+PL(−1+2Z−1−Z−2
【0023】ピーキング・フィルタ220は、濾波さ
れ、サブサンプリングされたルミナンス信号の低周波成
分に比べて高周波成分を増幅する。このフィルタ220
は再生画像の垂直エッジを鮮鋭化する。ピーキング・フ
ィルタ220は、折返し成分が折返される、サブサンプ
リングされた副信号の部分を増幅する。折返し成分を含
んでいる周波数スペクトルを増幅することは逆効果のよ
うに考えられる。しかしながら、低域フィルタ210お
よびピーキング・フィルタ220を含んでいるシステム
により再生される画像は、ピーキング・フィルタ220
を含んでいないシステムにより再生される画像よりも望
ましいものであることが主観的試験により分っている。
また、ピーキング・レベルPLを、取り得る4つの値の
中で調整することにより、視聴者は高周波成分をピーキ
ング処理する量を増減させて、主観的に最も望ましい画
像を生成することができる。ピーキング・レベルPLが
零の値のとき、折返し成分に因る歪みは最小となるが、
高空間分解能の画像成分の輝度もしくはコントラストは
低い。ピーキング・レベルを増加させると、高空間分解
能の画像成分の輝度が増加され、歪みがわずかに増加す
るが、より一様な画像が得られる。主観的試験によれ
ば、歪みが生じるがこれらの成分の輝度を増大させる方
が、その逆の場合よりも望ましいことが分った。
【0024】ピーキング・フィルタ220から発生する
サンプルは8ビット幅である。これらのサンプルをメモ
リに書込む前に、ルミナンス・サンプルのビット幅を8
ビットから5ビットに短縮することがコスト上望まし
い。本実施例では、この短縮は3つのステップで行なわ
れる。
【0025】第1のステップは、フィルタ220から発
生する各サンプルから黒レベルのバイアスにほぼ等しい
値を引き算することである。黒レベルのバイアスは再生
画像中の黒色を表わす一定値であると考えることができ
る。この値は、水平および垂直同期パルスのような制御
情報が黒レベルの画像情報より低いレベルの画像情報を
表わす信号と結合されるように零より大きい。黒レベル
のバイアスは画像情報と一緒にメモリに貯える必要がな
い。というのは、この制御情報は貯えられた画像に関係
がないからである。
【0026】ビット幅短縮の第2と第3のステップは、
各サンプルを4の因数で割り、どのサンプルの最大値も
31の値に制限することである。
【0027】このビット幅の短縮を実行する実際のハー
ドウェアにおいて、8ビットの副ルミナンス・サンプル
は減算器230の被減数入力ポートに供給される。減算
器230の減数入力ポートは加算器236からの黒レベ
ルのバイアスを表わすディザ化された値を受け取るよう
に結合される。ディジタル値の源234は28の値を加
算器236の第1の入力ポートに供給し、ディザ発生器
232は擬似ランダムの2ビットのディザ信号を加算器
236の第2の入力ポートに供給する。ディザ発生器2
32は、例えば、反転器を介してその入力端子に結合さ
れる出力端子を有する通常の2ビットのシフトレジスタ
である。
【0028】減算器230から発生されるサンプルは除
算器238に供給される。除算器238は最下位2ビッ
トを切捨てることによりサンプルを8ビットから6ビッ
トに打切る。サンプルの打切りにより失われた量子化レ
ベルは黒レベルのバイアス値のディザ化により一部保持
される。ディザ信号を使用することにより量子化レベル
を復元させる概念は当該技術分野において公知であるか
ら、ここでは説明しない。
【0029】除算器238からの6ビットのサンプルは
リミッター回路240により5ビットのサンプルに短縮
される。リミッター回路240は31より大きいディジ
タル値は31に変え、31より小さいか31に等しい値
はそのまま通過させる。リミッター回路240は当業者
により通常の要素を使って構成することができる。この
回路構成は本発明の一部であると考えられないから説明
しない。
【0030】図2のBにおいて、副信号源10からの8
ビットのクロミナンス・サンプルおよび4FSCのクロ
ック信号はクロミナンス復調器250に供給される。当
該技術分野で公知のように、NTSC方式によるクロミ
ナンス信号が、色同期バースト基準成分に位相固定さ
れ、4fSCの周波数を有するクロック信号により適当
にサンプリングされると、クロミナンス・サンプルは、
(R−Y),(B−Y),−(R−Y),−(B−
Y),(R−Y)等のシーケンスで表わされる。ここ
で、符号はサンプリングの位相を表わし、サンプルの極
性を示すものではない。クロミナンス復調器250は、
例えば、このシーケンスを(R−Y)のサンプルのシー
ケンスと(B−Y)のサンプルのシーケンスに分離し、
各シーケンスにおける一つ置きの極性を反転させる。復
調器250から供給されるサンプルの2つのシーケンス
は、ベースバンドの(R−Y)と(B−Y)の色差信号
をそれぞれ表わす。クロミナンスの復調器250は通常
の設計によるものである。
【0031】復調器250から供給される(R−Y)と
(B−Y)のサンプルは、2つの同一の耐折返しフィル
タ260および270により処理され、同一のラッチ2
62および272により2fSCの周波数からfSC
5の周波数にサブサンプリングされる。
【0032】復調器250は8ビットの(R−Y)サン
プルをFIR低域フィルタ260の入力ポートに供給す
る。アドレスおよびクロック信号発生器20からの2F
SCのクロック信号がフィルタ260のクロック入力端
子に供給される。このフィルタの伝達関数T260はZ
−変換表示法で次のように表わされる。 T260=(1+Z−1)(1+Z−8)/16
【0033】フィルタ260は(R−Y)サンプルの低
周波成分に比べて高周波成分を減衰させ、その出力ポー
トに6ビットのサンプルを発生する。フィルタ260か
らのディジタルの(R−Y)信号は、fSC/5で信号
をサブサンプリングするラッチ262に供給される。ク
ロック信号FSC/5はラッチ262のクロック入力端
子に供給される。ラッチ262はFSC/5のクロック
信号に応答して低域フィルタ260から発生されるサン
プルを10個置きに抽出し、サブサンプリングされた信
号(R−Y)として出力する。水平帰線消去信号が処理
されないようにするために、このクロック信号は各水平
ラインの有効部分の約80%の間だけ有効である。従っ
て、ビデオ・サンプルの各ラインについて、32個だけ
(R−Y)サンプルが得られる。
【0034】耐折返しフィルタ270およびラッチ27
2は、フィルタ260およびラッチ262と同じであ
り、サブサンプリングされた信号(B−Y)を発生す
る。
【0035】再び図1を参照すると、水平ライン処理回
路14からのY,(R−Y),(B−Y)の副信号とバ
スCSを介して結合されるアドレスおよびクロック信
号発生器20からの制御信号は垂直信号処理回路16に
供給される。図3のAおよび図3のBは垂直信号処理回
路16のルミナンス信号処理部とクロミナンス信号処理
部のブロック図をそれぞれ示す。垂直信号処理回路16
は、垂直ラインが1対3の割合でサブサンプリングされ
る時、垂直方向の折返し歪みを低減させる無限インパル
ス応答(以下、IIRという。)特性の低域フィルタで
ある。
【0036】低域フィルタ16は機能的に3つの部分か
ら成り、第1の部分は副ルミナンス信号に対するもので
あり、残りの部分は2個の副色差信号の各々に対するも
のである。これらの各部分はサブサンプリングされたビ
デオ信号の3つの水平画像ラインからの信号を以下の方
法で平均化する。第1番目のラインは変更されないまま
シフトレジスタに貯えられる。第2番目のラインの各サ
ンプルがフィルタ16に供給されると、第1番目のライ
ンからの対応するサンプルがそれから引き算され、サン
プル値の差に1/2が掛けられる。ついで、第1番目の
ラインからの応答するサンプルが、1/2を掛けること
によりスケール化された差の値に加算され、複合サンプ
ルがシフトレジスタに貯えられる。第3番目のラインの
サンプルがフィルタ16に供給されると、対応する複合
サンプルが第3番目のラインのサンプルから引き算さ
れ、これらのサンプル値の差は3/8でスケール化され
る。次に、対応する複合サンプルが、このスケール化さ
れた差の値に加算され、平均化されたサンプルが発生さ
れ、平均サンプルがシフトレジスタに貯えられる。この
平均化方法は平均化するサンプルと同じビット幅を有す
るシフトレジスタを使用するが、それぞれに1/3が掛
けられた3つのサンプルラインの合計を累積する簡単な
平均化フィルタよりも打切り誤差が小さい。さらに、こ
の方法で使用されるスケール係数、1,1/2,3/8
は簡単なシフトおよび加算方法によりサンプルに供給す
ることができる。この方法は3つのサンプル・ラインの
精確な平均を発生するものではないが、この方法で発生
される近似値は主観的に望ましいものであることが分っ
ている。
【0037】フィルタ16の3つの各部分は交互に機能
を変える2つのシフトレジスタを使用する。2つのシフ
トレジスタの一方が平均サンプルを発生する間に、他方
のシフトレジスタは以下に説明するように副画像フィー
ルドメモリ22にサンプルを出力するために使用され
る。
【0038】図3のAは、垂直信号処理回路16のルミ
ナンス信号処理部のブロック図である。水平ライン信号
処理回路14からの5ビットのルミナンス・サンプルが
減算器310の被減数入力ポートに供給される。信号平
均化モードで動作するように条件付けられているシフト
レジスタ328もしくはシフトレジスタ330からの5
ビットのサンプルがマルチプレクサ334を介して減算
器310の減数入力ポートに結合される。減算器310
は入力サンプルとシフトレジスタから供給されるサンプ
ルとの差を発生し、サンプルの差をサンプル・スケーラ
ー320に供給する。サンプル・スケーラー320は各
サンプル差に適当なスケール係数Kを掛ける。スケール
係数Kはアドレスおよびクロック信号発生器20から発
生する。シフトレジスタ328もしくは330から供給
されるサンプルは3つのライン平均化処理の第1番目の
ライン区間の間は零の値のサンプルであり、前ラインと
平均化処理の第2番目および第3番目のライン区間の間
の2つの前ラインからの垂直方向に整合するピクセルに
対応する。先に述べたように、スケール係数は、サンプ
ルが垂直信号処理回路16に供給されつつある3つのラ
イン群の第1番目、第2番目、第3番目のラインの中の
どれから得られたものであるかにより、1,1/2,3
/8の値をとる。サンプル・スケーラー320からのサ
ンプルは加算器322の第1の入力ポートに供給され
る。シフトレジスタ328もしくは330からのサンプ
ルはマルチプレクサ334および遅延要素323を介し
て加算器222の第2の入力ポートに結合される。遅延
要素323は減算器310およびサンプル・スケーラー
320による処理時間を補償する。加算器322はスケ
ール化されたサンプルと遅延されたサンプルを合成し、
これらのサンプルの和をデマルチプレクサ324に供給
する。デマルチプレクサ324は、水平ライン走査周波
数fの1/6の周波数f/6と50%のデューティ
サイクルを有する信号により制御される。
【0039】F/6の制御信号が高い論理状態にある
ときの3つの水平ライン期間について、デマルチプレク
サ324は5ビットのルミナンス・サンプルをシフトレ
ジスタ328に供給する。次の3つの水平ライン期間の
間、制御信号は低い論理状態にあり、デマルチプレクサ
324はルミナンス・サンプルをシフトレジスタ330
に供給する。F/6の制御信号は、アドレスおよびク
ロック信号発生器20により発生されるF/3のパル
ス信号を分周器326に供給することにより発生され
る。
【0040】シフトレジスタ328および330は同じ
ものであり、それぞれ128個の5ビットのメモリ・ロ
ケーションを有する。シフトレジスタ328および33
0へのクロック信号はスイッチ332から供給される。
4FSC/5のクロック信号およびメモリ書込みクロッ
ク信号WCLKがスイッチ332の入力端子に供給され
る。F/3の信号は、デマルチプレクサ324からデ
ータを受け取るシフトレジスタに4FSC/5のクロッ
ク信号を供給し、もう一方のシフトレジスタにWCLK
信号を供給するようにスイッチ332を制御する。
【0041】シフトレジスタ328および330の両方
の出力ポートは2つのマルチプレクサ334および33
6の各々の2つの入力ポートに接続される。分周器32
6から発生されるF/6の信号はマルチプレクサ33
6の制御入力端子と反転器338に供給される。反転器
338の出力信号はマルチプレクサ334の制御入力端
子に供給される。マルチプレクサ334は、デマルチプ
レクサ324からデータを受け取っているシフトレジス
タを減算器310と遅延要素323に接続するように制
御される。同時に、マルチプレクサ336はもう一方の
シフトレジスタをデータ・エンコーダ18に接続するよ
うに制御される。
【0042】図3のBは、(R−Y)および(B−Y)
の色差信号についての垂直信号処理回路のブロック図で
ある。(R−Y)および(B−Y)の処理回路はルミナ
ンス信号の処理回路と同様なものである。前ラインから
の対応する蓄積(R−Y)サンプルが入力(R−Y)サ
ンプルから減算器350で引き算され、前ラインからの
対応する蓄積(B−Y)サンプルは入力(B−Y)サン
プルから減算器360で引き算される。サンプル・スケ
ーラー352は(R−Y)の差の値にスケール係数Kを
掛け、サンプル・スケーラー362は(B−Y)の差の
値にスケール係数Kを掛ける。スケール係数Kは図3の
Aでスケーリング回路320に供給されるスケール係数
と同じである。(R−Y)および(B−Y)サンプルの
スケール化された差の値は加算器354および364に
より対応する蓄積サンプルにそれぞれ加算される。
【0043】この時点で、色差信号処理回路はルミナン
ス信号処理回路から離れる。システムのコストを下げる
ために、一対のシフトレジスタ374および376だけ
が(R−Y)および(B−Y)の色差信号を貯えるため
に使用される。これらのシフトレジスタのビット幅を小
さく保つために、加算器354および364からの6ビ
ットの(R−Y)および(B−Y)サンプルは、デマル
チプレクサ356および366により6ビットのサンプ
ル・シーケンスの周波数の2倍の3ビットのサンプル・
シーケンスにそれぞれ分離される。デマルチプレクサ3
56および366からの3ビットのシーケンスの各々に
おいて対応するサンプルは連結され、デマルチプレクサ
370に供給される6ビットのシーケンスを形成する。
【0044】シフトレジスタ374および376からマ
ルチプレクサ380および382を介して供給されるサ
ンプルは単一の色差信号のサンプルではなく、最上位3
ビットが(R−Y)サンプルの半分であり、最下位3ビ
ットは(B−Y)サンプルの半分である組み合わせサン
プルである。
【0045】マルチプレクサ382からの6ビットのサ
ンプルの最上位3ビットはマルチプレクサ358に供給
される。マルチプレクサ358はFSC/5のクロック
信号の制御の下に最上位3ビットのサンプルの順次の対
を合成し、減算器350および補償用遅延要素355を
介して加算器354に供給される6ビットの(R−Y)
サンプルを再生する。同様に、マルチプレクサ382か
らの6ビットのサンプルの最下位3ビットは、信号F
SC/5の制御の下に、最下位3ビットの順次の対から
6ビットの(B−Y)サンプルを再生し、減算器360
および遅延要素365を介して加算器364に供給する
マルチプレクサ368に供給される。
【0046】デマルチプレクサ370、シフトレジスタ
374と376、およびマルチプレクサ380と382
は、シフトレジスタ374および376の各々が64個
の6ビットのメモリセルしか含んでおらず、クロック信
号2FSC/5およびWCLK/2により交互にクロッ
ク制御されることを除けば、図3のAの対応するデマル
チプレクサ324、シフトレジスタ328と330、お
よびマルチプレクサ336と334と同じ機能を実行す
る。分周器372、スイッチ378、反転器384を含
んでいるサポート回路は図3のAを参照して説明した、
分周器326、スイッチ332、反転器338を含む回
路と同じ機能を実行する。
【0047】マルチプレクサ380から供給される6ビ
ットのサンプルは3ビットの(R−Y)成分と(B−
Y)成分に分割され、図1のデータ・エンコーダ18に
供給される。
【0048】データ・エンコーダ18は5ビットのルミ
ナンス・サンプルと3ビットの色差信号サンプルを合成
し、副画像フィールドメモリ22に供給される8ビット
のサンプルを発生する。また、データ・エンコーダ18
は、画像の各水平ラインに対して、追加の制御情報と信
号データを結合する。
【0049】追加の制御情報は次の理由によりメモリに
貯えられた副信号と結合される。ブロック11で囲まれ
たシステムは集積回路を使って実現することが考えられ
る。この回路は3つの回路に分割され、その中の1つは
市販され入手可能なメモリ装置である。第2番目の回路
は、水平ライン信号処理回路14、垂直信号処理回路1
6、データ・エンコーダ18、メモリ入力アドレスおよ
びクロック信号発生器20を含むものである。第3番目
の回路は、データ・デコーダ34、メモリ出力アドレス
およびクロック信号発生器26、および図1には図示さ
れず、本発明の一部でない何か追加の回路を含むだろ
う。この最後の追加の回路を含める場合、必要な制御情
報を第3番目の集積回路に供給するための入力/出力結
線が集積回路上で十分に得られないことが予想される。
従って、制御情報はメモリ装置を介して第3番目の集積
回路に供給される。また、第3番目の集積回路で使われ
る制御情報を取り出すためにメモリを特別にアドレス指
定する必要のないように、制御情報は信号情報と同様に
符号化される。
【0050】図4はデータ・エンコーダ18のブロック
図である。垂直信号処理回路16からの3ビットの(R
−Y)サンプルおよび(B−Y)サンプルは、マルチプ
レクサ410の2つのデータ入力端子に供給され、マル
チプレクサ410の制御入力端子はWCLK/2のクロ
ック信号に結合される。このような構成により、マルチ
プレクサ410はWCLK信号の各パルスについて1つ
の(R−Y)および(B−Y)の色差信号のサンプルを
交互に発生する。マルチプレクサ410からの3ビット
の色差サンプルは垂直信号処理回路16から供給される
5ビットのルミナンス・サンプルと連結され、マルチプ
レクサ412の第1の入力ポートに供給される8ビット
の複合サンプルを形成する。マルチプレクサ412に供
給される4つの連続するサンプル毎に、5ビットのルミ
ナンス・サンプルが4つ、6ビットの(R−Y)サンプ
ルが1つ、6ビットの(B−Y)サンプルが1つ含まれ
ている。マルチプレクサ412に供給されるサンプル
は、Y&(R−Y)1MsB’&(B−Y)
1MSB’&(R−Y)1LSB’&(B−
Y)1LSBのような4つのサンプル・シーケンスの形
式で表わされる。ここで、“&”の記号は5ビットのル
ミナンス・サンプルYと3ビットの色差サンプルとの連
結を示す。
【0051】マイクロプロセッサ414は、例えば、視
聴者による制御回路413からの輝度レベルと挿入画像
の位置についての視聴者の好みに関する情報およびWC
LKとWCLK/2信号から、貯える第1のクロミナン
ス・サンプルの位相に関する情報を受け取るように結合
される。マイクロプロセッサ414は、これらのデータ
から先に述べたメモリ出力処理回路に対する制御情報を
発生する。H START,V START,BRTの
値が視聴者による制御回路413から得られる値により
発生され、WCLK信号の第1番目のパルスがサンプル
の各ラインについて受け取られた時、WCLK/2が低
いか高いかにより0もしくは2の値がPHASEレジス
タ416に貯えられる。制御情報の4つのサンプルは、
マイクロプロセッサ414から発生されるクロック信号
に同期して4段のシフトレジスタ416に書き込まれ
る。このクロック信号はオアゲート424を介してシフ
トレジスタ416に供給される。オアゲート424に供
給される第2番目のクロック信号はシフトレジスタ41
6からマルチプレクサ412の第2のデータ入力ポート
へのデータ転送を制御する。このクロック信号はアンド
ゲート422、カウンタ418、反転器420により発
生される。
【0052】アドレスおよびクロック信号発生器20か
ら発生されるF/3の信号がバスCSを介してカウ
ンタ418のリセット入力端子に結合される。カウンタ
418の出力端子はマルチプレクサ412の制御入力端
子および反転器420に接続される。反転器420の出
力端子はアンドゲート422の第1の入力端子に接続さ
れる。アドレスおよびクロック信号発生器20からの書
込みクロック信号WCLKはアンドゲート422の第2
の入力端子に結合される。アンドゲート422の出力は
カウンタ418の入力端子およびオアゲート424の第
1の入力端子に接続される。
【0053】F/3の信号がカウンタ418をリセッ
トすると、データの新しいラインが副フィールドメモリ
22に書き込まれるように垂直信号処理回路16から得
られる。カウンタ418がリセットされると、低い論理
信号がマルチプレクサ412の制御入力端子に供給さ
れ、マルチプレクサ412はシフトレジスタ416から
のデータを3状態バッファ426に通過させる。カウン
タ418からの低い論理信号は反転器420により補数
化されて高い論理信号になり、この信号によりアンドゲ
ート422はクロック信号パルスWCLKをカウンタ4
18およびオアゲート424に通過させる。WCLK信
号の中の最初の4つのパルスは、シフトレジスタ416
からの4つの制御情報サンプルをマルチプレクサ412
のデータ入力に転送する。この制御情報は挿入画像の輝
度、挿入画像の垂直および水平開始位置を表わす3つの
8ビット値、および現ライン(R−YもしくはB−Y)
における第1番目の色差信号サンプルの位相を示す第4
番目の値を含んでいる。WCLK信号の第5番目のパル
スにより、カウンタ418の出力が高い論理状態に変え
られる。この信号によりアンドゲート422はアンドが
とれず、マルチプレクサ412は垂直信号処理回路16
からの画像サンプルを3状態バッファ426に通過させ
る。3状態バッファ426は、メモリ出力アドレスおよ
びクロック信号発生器26から発生され、アドレスおよ
びクロック信号発生器20からバスCSを介してデー
タ・エンコーダ18に供給されるMEM FREE信号
により制御される。MEM FREE信号は、データを
メモリに書き込んでよいときに高い論理状態になる。M
EM FREE信号が高い論理状態にあると、バッファ
426は、その入力ポートに供給されるデータをメモリ
22のデータバスに供給する。しかしながら、MEM
FREE信号が低い論理状態にあると、バッファ426
の出力ポートはデータバスに対して高インピーダンスを
示す。
【0054】図5は、メモリ入力アドレスおよびクロッ
ク信号発生器20のブロック図である。副信号源10か
らの副水平同期信号AUX HSYNCおよび副垂直同
期信号AUX VSYNCがカウンタ510の入力端子
およびリセット端子にそれぞれ供給される。AUX V
SYNC信号は副信号の各フィールドの開始時にカウン
タ510をリセットする。各フィールドについて、カウ
ンタ510は副水平同期パルスを3つのグループで計数
する。カウンタ510は副フィールドの現ラインのライ
ン数、モジュロ3に等しい2ビットの出力信号を発生す
る。本実施例では、この2ビットの信号は読出し専用メ
モリ(以下、ROMという。)511に供給される。R
OM511は、先に述べたように、3つのライン数を垂
直信号処理回路16に供給される信号Kの3つの値
(1,1/2,3/8)に変換する。カウンタ510は
AUX HYSNC信号の1/3の周波数に等しい、f
/3の周波数を有する出力パルス信号も発生する。こ
の出力パルス信号は遅延要素512およびD型フリップ
フロップ514のクロック信号入力端子に供給される。
フリップフロップ514のD入力端子は高い論理信号に
接続される。遅延要素512の出力端子はフリップフロ
ップ514のリセット入力端子に接続される。このよう
な構成のフリップフロップ514は遅延要素512によ
る遅延量にほぼ等しいパルス幅を有する狭いパルスを発
生する。このパルスはカウンタ510の出力パルス信号
の前縁で発生する。フリップフロップ514から発生さ
れる信号は先に説明したF/3の信号である。
【0055】カウンタ510からの出力パルス信号はア
ンドゲート516の第1の入力にも供給される。反転器
520はアンドゲート516の第2の入力端子に供給さ
れる信号を発生する。アンドゲート516の出力端子は
カウンタ518の入力端子に接続され、カウンタ518
の出力端子は反転器520の入力端子に接続される。カ
ウンタ518はそのリセット端子に供給されるAUX
VSYNC信号により各フィールドの開始時にリセット
される。
【0056】カウンタ518がリセットされると、その
出力信号は低い論理状態になり、反転器520の出力信
号は高い論理状態となる。この信号によりアンドゲート
516のアンドがとれ、カウンタ510から供給される
出力パルス信号がカウンタ518の入力に送られる。こ
のパルスが16個カウンタ18に供給されると、カウン
タ18の出力信号が高い論理状態になり、アンドゲート
516のアンドがとれず、カウンタ518の入力端子に
信号が送られない。従って、カウンタ518が次のAU
X VSYNCパルスによりリセットされるまで、カウ
ンタ518の出力信号は高い論理状態のままである。
【0057】カウンタ518の出力信号は、アンドゲー
ト522の第1の入力端子に供給される。フリップフロ
ップ514からのF/3の信号は、第2の入力端子に
供給され、反転器526の出力信号は、アンドゲート5
22の第3の入力端子に供給される。アンドゲート52
2はカウンタ524への入力信号を発生する。カウンタ
524は7ビットの出力信号を発生する。この信号の最
上位ビットは反転器526の入力端子に供給される。
【0058】カウンタ524は、そのリセット端子に供
給されるAUX VSYNC信号により各副フィールド
の開始時にリセットされる。カウンタ524がリセット
されると、その出力信号の最上位ビットが低い論理状態
になり、反転器526から高い論理信号がアンドゲート
522に供給される。F/3の信号が16個供給され
た後、カウンタ518の出力信号が高い論理状態になる
と、アンドゲート522はF/3の信号をカウンタ5
24に供給する。カウンタ524は、その出力信号の最
上位ビットが高い論理状態になり、アンドゲート522
のアンドがとれず、F/3の信号が送られなくなる前
にF/3の信号のパルスを64個計数する。カウンタ
524から発生される信号の最下位6ビットはフィール
ドメモリ22の行アドレスである。これらのアドレスは
MEM FREE信号により制御される3状態バッファ
528に供給される。バッファ528は、MEM FR
EE信号が高い論理状態にあると、メモリ・アドレス・
バスにアドレスを供給し、MEM FREE信号が低い
論理状態にあると、アドレス・バスに対して高いインピ
ーダンスを示す。これらの行アドレスの各々は副画像の
平均化された1水平ライン、すなわち副信号源10から
供給される信号の3水平ラインに相当する。
【0059】先に述べたように、副画像は垂直帰線消去
情報を除去するために垂直方向に約20%だけ縮少さ
れ、次いで、表示画像の各ラインが元の信号の3つのラ
インに相当するようにサブサンプリングされる。フリッ
プフロップ514から発生されるF/3の信号は垂直
方向の副信号をサブサンプリングする垂直信号処理回路
16に供給される。カウンタ524から発生され、3状
態バッファ528によりフィールドメモリ22に供給さ
れる行アドレスは、各フィールドについて、貯えられる
ラインの数を64、すなわち副信号の各フィールドにつ
いて垂直信号処理回路16により供給される80本の有
効ラインの約80%に制限する。カウンタ518は垂直
方向に副画像を中心付けするために垂直信号処理回路1
6から供給される最初の16本のラインを除去する。こ
の16という数は構成を簡単にするために選定されたも
のである。しかしながら、他の値を使うことも考えられ
る。
【0060】フィールドメモリの行は副画像のラインに
対応し、列は各ラインのピクセルに対応する。以下に説
明する装置は、ピクセルを処理してメモリ22に書き込
むための列アドレスおよびメモリ書込みクロック信号W
CLKとWCLK/2を発生する。副信号のカラー基準
バースト成分に同期している、副信号源からの4FSC
のクロック信号が4FSCのクロック信号の1/2の周
波数を有するクロック信号2FSCを発生する分周器5
30に供給される。4FSCの信号および2FSCの信
号は両方とも制御信号バスCSを介して水平信号処理
回路14に供給される。2FSCの信号はアンドゲート
532の第1の入力端子にも供給される。アンドゲート
532への他の2つの入力信号はMEM FREE信号
と反転器542から供給される信号である。アンドゲー
ト532の出力端子は分周器534の入力端子に接続さ
れる。分周器534は、その入力信号の周波数の1/3
周波数を有する出力信号を発生する。分周器534の出
力端子はカウンタ538および分周器536の入力端子
に接続される。カウンタ538はその入力端子に供給さ
れるクロック・パルスを計数し、その計数値を8ビット
の出力信号として発生する。この出力信号の最上位ビッ
トは反転器542の入力端子に接続される。
【0061】分周器534と536およびカウンタ53
8はF/3の信号によりリセットされる。カウンタ5
38がリセットされると、その出力信号の最上位ビット
が低い論理状態になり、反転器542により高い論理信
号がアンドゲート532に供給される。MEM FRE
E信号も高い論理状態であって、メモリにデータを書き
込んでもよいことを示すと、アンドゲート532は分周
器530からの2FSCのクロック信号を分周器534
に送る。分周器534は2fSC/3の周波数を有する
クロック信号WCLKを発生する。この信号は、フィー
ルドメモリ22に対する書込みクロック信号である。カ
ウンタ538はWCLK信号のパルスを計数し、フィー
ルドメモリ22に対する7ビットの列アドレス信号を発
生する。このアドレス信号の各ビットは別々のアンドゲ
ート540に供給される。各々のアンドゲート540の
他の入力信号はカウンタ518の出力信号および反転器
526の出力信号である。各々のアンドゲート540は
3状態の出力を有する。アンドゲート540は、MEM
FREE信号により制御され、MEM FREE信号
が高い論理状態の時、カウンタ538からの列アドレス
を副フィールドメモリ22のアドレスバスに供給し、M
EM FREE信号が低い論理状態の時、データバスに
対して高インピーダンス状態になる。
【0062】F/3の信号によりリセットされる分周
器536はWCLK信号の周波数を1/2にし、このW
CLK/2の信号をバスCSを介して垂直信号処理回
路16およびデータ・エンコーダ18に供給する。
【0063】アンドゲート550は副フィールドメモリ
22に対して書込みエネーブル信号WEを発生する。ア
ンドゲート550に供給される信号は、カウンタ518
の出力信号、反転器526と542の出力信号およびM
EM FREE信号である。カウンタ518および反転
器526から供給される信号は、垂直方向にサブサンプ
リングされた画像の中央の64ラインがメモリに供給さ
れている時のみ両方が高い論理状態にある。反転器54
2の出力は、データ・エンコーダ18からの128個の
値がメモリに供給されている間のみ高い論理状態にあ
る。副フィールドメモリ22にデータを書き込むべきで
ない時、MEM FREE信号によりアンドゲート55
0のアンドがとれないようにしWE信号を低い論理状態
にする。
【0064】MEM FREE信号は、以下に説明する
メモリ出力アドレスおよびクロック信号発生器26から
発生される。簡単に言うと、この信号はデータがメモリ
22から読み出されていると低い論理状態にあり、さも
ないと高い論理状態にある。先に述べたように、MEM
FREE信号が低い論理状態にあれば、3状態バッフ
ァ528およびアンドゲート540はメモリ22のアド
レスバスに対して高インピーダンス状態になる。また、
3状態バッファ426もメモリ22のデータバスに対し
て高インピーダンス状態になる。さらに、MEM FR
EE信号が低い論理状態にあれば、アンドゲート532
のアンドがとれず、従って、WCLKとWCLK/2が
発生されず、列アドレスも進まない。従って、MEM
FREE信号が低い論理状態にあれば、垂直信号処理回
路16からデータ・エンコーダ18へのデータ転送とデ
ータ・エンコーダ18から副フィールドメモリ22への
データ転送が中断する。MEM FREE信号が高い論
理状態になると、データが失われることなく動作が再開
される。メモリ22へのデータの書き込みとメモリ22
からのデータの読み出しに関する装置の同期化について
は図8を参照して以下に説明する。
【0065】メモリ入力アドレスおよびクロック信号発
生器20の最後の部分は、水平信号処理回路14および
垂直信号処理回路16により使われる、4FSC/5,
2FSC/5およびFSC/5のクロック信号を発生す
る。アンドゲート560の第1の入力端子には副信号源
10からの4FSCのクロック信号が供給され、その第
2の入力端子は反転器564の出力端子に接続される。
アンドゲート560の出力端子は、その出力端子が反転
器564の入力端子に接続されるカウンタ562の入力
端子に接続される。カウンタ562はAUX HSYN
C信号により副信号の各水平ラインの開始時にリセット
される。カウンタ562がリセットされると、その出力
信号は低くなり、反転器564の出力信号が高くなり、
アンドゲート560のアンドがとれ4FSCのクロック
信号がカウンタ562の入力端子に供給される。カウン
タ562は128個のクロック・パルスを計数すると高
い論理出力信号を発生する。カウンタ562の出力端子
における高い論理状態は反転器564により反転され、
アンドゲート560のアンドがとれず、4FSCのクロ
ック信号がカウンタ562に供給されない。従って、カ
ウンタ562が次の副水平同期パルスによりリセットさ
れるまで、カウンタ562の出力信号は高いままであ
る。
【0066】カウンタ562の出力端子はアンドゲート
566の第1の入力端子に接続される。また、アンドゲ
ート566の第2の入力端子は反転器576の出力端子
に接続され、第3の入力端子は4FSCのクロック信号
に接続される。アンドゲート566のアンドがとれる
と、4FSCのクロック信号が直列接続の分周器56
8,569,570および572に結合される。これら
の分周器のすべてとカウンタ574は副信号の各水平ラ
インの開始時にAUX HSYNC信号によりリセット
される。カウンタ574がリセットされると、低い論理
信号が反転器576に供給され、高い論理信号がアンド
ゲート566に供給される。カウンタ562が高い論理
出力信号を発生すると、アンドゲート566は4FSC
のクロック信号を分周器568に供給する。分周器56
8は4FSCのクロック信号を5で割って4FSC/5
の信号を発生する。4FSC/5のクロック信号は、こ
の信号を2で割って2FSC/5のクロック信号を発生
する分周器569に供給される。分周器569は、2F
SC/5のクロック信号を2で割ってFSC/5のクロ
ック信号を発生する分周器570に供給する。FSC
5のクロック信号は、FSC/5のクロック信号の周波
数を32で割る分周器572に供給される。分周器57
2の出力信号は、4FSCのクロック信号の640個の
パルスが分周器チェーンに供給されると、低い論理状態
から高い論理状態に変わる。各640個のパルスは水平
信号処理回路14および垂直信号処理回路16により処
理される副信号の1つのサンプルに対応する。分周器5
72の出力信号はアンドゲート573の第1の入力端子
に供給される。アンドゲート573の第2の入力端子は
分周器568の出力端子に接続される。分周器572の
出力端子の高い論理信号によりアンドゲート573は4
SC/5のクロック信号を処理遅延用カウンタ574
に供給する。カウンタ574は4FSC/5のクロック
信号を予め定められる数だけ計数し、その出力信号を高
い状態に保持する。この高い信号は反転器576により
低い信号に変えられてアンドゲート566に供給され、
4FSCのクロック信号が分周器568に供給されなく
なる。従って、4FSC/5,2FSC/5,FSC
5の各クロック信号も発生されない。
【0067】先に述べたように、副画像の各ラインは副
信号の1ラインの有効部分のサンプルの中の約80%か
ら発生され、すなわち910サンプルの中の640個が
4FSCで抽出される。分周器568,569,570
および572は640個のサンプルを処理するのに十分
な数のクロック・パルスを発生し、処理遅延用カウンタ
574は各ラインの最後のサンプルが水平および垂直信
号処理回路を通過するのに十分な時間だけクロック信号
を遅延させる。カウンタ574で与えられる遅延量は使
用される装置の処理速度によって決まる。ディジタル設
計技術分野の当業者には特定のシステムにおいて、どれ
位の遅延が必要であるかは容易に分る。
【0068】カウンタ562は水平同期パルスに対して
クロック信号の開始を遅延させ、640個のサンプルを
副画像の有効領域の中心に置く。128個のサンプルの
遅延は構成を簡単にするように選定される。しかしなが
ら、他の遅延を使うことも考えられる。
【0069】副フィールドメモリ22は書込みクロック
信号WCLKのパルスと同期してデータ・エンコーダ1
8から副画像を表わすサンプルを受け取り、要求がある
と、読出しクロック信号RCLKのパルスと同期してデ
ータ・エンコーダ34にサンプルを供給する。WCLK
信号はメモリ入力アドレスおよびクロック信号発生器2
0から3状態バッファ24を介してメモリ22に供給さ
れる。バッファ24はMEM FREE信号により制御
され、MEM FREE信号が低いと高インピーダンス
を示す。
【0070】同様に、読出しクロック信号RCLKはメ
モリ出力アドレスおよびクロック信号発生器26から3
状態バッファ30を介してメモリ22のクロック入力端
子に供給される。バッファ30は反転器28から供給さ
れる反転MEM FREE信号により制御される。従っ
て、バッファ30は、MEM FREE信号が低いとメ
モリ22にRCLK信号を供給し、MEM FREE信
号が高いと高インピーダンスを示す。
【0071】一般に、ぎざぎざの付いたエッジのない副
画像が表示されるように、メモリ読出し動作が、主水平
ラインの十分に制御された部分の間で行なわれることが
望ましい。従って、本実施例では、メモリの読出し動作
は、主信号の水平ライン同期パルスに周波数と位相が固
定されているクロックにより制御される。副画像データ
の1ラインに対するメモリ書込み動作は、データがメモ
リ22から読出されていない時の時間区間における主水
平ライン区間の3つの間に実行される。メモリ出力アド
レスおよびクロック信号発生器26は、データをメモリ
22に書き込んでもよいことを示すMEM FREE信
号を発生する。MEM FREE信号が高から低になる
と、メモリ入力アドレスおよびクロック信号発生器20
は書込みクロック信号WCLKとWCLK/2の発生を
中止し、書込みエネーブル信号WEを変えメモリ22か
らデータを読み出すことができる。メモリ読出し動作が
完了すると、MEM FREE信号は低から高に変り、
書込み動作が中断した時処理していたピクセルとアドレ
スの値のところから書込み動作が再開する。このように
して、1ラインに対する制御データおよび副画像ピクセ
ルを表わす128個のすべてのサンプルがメモリ22に
書込まれるまで書込み動作が続く。
【0072】副フィールドメモリ22は通常の8ビット
構成の8Kランダム・アクセス・メモリで構成すること
ができる。メモリ22がクロック制御され、書込みエネ
ーブル信号WEが高い時、サンプルがデータバスからメ
モリ22に書き込まれる。本実施例においては、メモリ
書込みクロックは2FSC/3の周波数を有する。NT
SC方式の場合、この書込みクロック周波数により各サ
ンプルをメモリに書き込むために約420ナノセカンド
(以下、nsという。)が与えられる。本実施例で使わ
れる読出しクロックは12FSC/5の周波数で動作
し、この周波数により各サンプルをメモリから読み出す
ために約115nsが与えられる。これらの読出しと書
込みのタイミング信号は、市販されており、入手可能な
ランダム・アクセス・メモリの範囲内で十分に間に合
う。
【0073】128個のサンプルをサンプル当り420
nsでメモリに書き込むためには、約54マイクロセカ
ンド(以下、μsという。)すなわち0.85Hが必要
である。しかしながら、サンプル当り115ns、12
8個のサンプルをメモリから読み出すためには約14μ
sすなわち約0.23Hしか必要でない。図8は、副信
号のラインがどのようにサブサンプリングされて副フィ
ールドメモリに貯えられるかを示すタイミング図であ
る。
【0074】副信号の1フィールドの連続する3つのラ
インは濾波され、サブサンプリングされ、副ビデオ信号
の1ラインの有効部分における情報の約80%を表わす
128個のサンプルになる。124個のサンプルと制御
情報を含む4個のサンプルはメモリ読出し動作の間の時
間区間の間にメモリに書き込まれる。図8に示す例にお
いて、メモリ読出し動作が主信号の水平ライン区間の中
央の1/4間で生じるように、副画像は主画像内におい
て水平方向の中心に置かれる。
【0075】図8を参照すると、これらの読出し動作の
1つは時間Tで始まり、時間Tで終る。時間T
おいて未処理の書込み動作がないので、メモリは時間T
まで遊びの状態にある。時間Tにおいて、メモリ2
2に書き込まなければならないサンプルの新しいライン
が生じる。進行中、読出し動作がないので、サンプルは
時間TとTの間にメモリに書き込まれる。時間T
において、読出し動作が発生し、書込み動作は中止され
る。時間Tにおいて、読出し動作が終る。残りのサン
プルは時間TとTの間にメモリに書き込まれる。メ
モリは時間Tから読出し動作が始まる時間Tまで遊
びの状態にある。
【0076】本実施例において、副信号の各ラインをメ
モリ22に書き込むために、約143μsすなわち2.
25Hが与えられる。この時間は、副信号の与えられた
3つの水平ライン区間の間に、副信号の1ラインがメモ
リに書き込まれ、一方、主と副の信号の相対的タイミン
グに関係なく、主信号に同期して表示されるようにデー
タがメモリから読み出されるのに十分な時間である。
【0077】先に述べたように、データは読出しクロッ
ク(RCLK)とメモリ読出しアドレスを選択的に与え
ることによりメモリから出力される。このデータはデー
タ・デコーダ34に供給される。
【0078】データ・デコーダ34はメモリ22から符
号化された信号データを受け取り、各蓄積副画像ライン
の始まりから制御情報を抽出し、ルミナンス信号と色差
信号を分離し、スケール化されたルミナンス信号と色差
信号を発生する。
【0079】図6は、データ・デコーダ34の一回路例
を示す。図6において、メモリ出力アドレスおよびクロ
ック信号発生器26から供給されるサンプル周波数クロ
ックPCLKと制御信号MEM READおよび制御デ
ータH STARTとV STARTがバスCS(図
1参照。)発生器26に供給される。サンプル周波数ク
ロックPCLKはメモリ読出し区間の間だけパルスを含
んでいる。
【0080】メモリ22から読み出されたデータは、メ
モリ読出し信号MEM READ信号により選択的に作
動状態にされるアンドゲート610に供給される。デー
タがメモリ22から読み出されていない時、データバス
DATAの負荷を減少させ、擬似データがマルチプレク
サ612に供給されないようにするためにアンドゲート
610が設けられる。アンドゲート610の出力はマル
チプレクサ612の入力ポートに供給される。マルチプ
レクサ612は、カウンタ616からの出力により条件
付けられ、データの各画像ラインからの最初の4つのデ
ータ・サンプルをレジスタ622に結合させ、またデー
タの各画像ラインからの残りのサンプルをラッチ632
とデマルチプレクサ626に結合させる。先に述べたよ
うに、各画像ラインの最初の4つのサンプルはメモリ出
力アドレスおよびクロック信号発生器26を制御するた
めの情報を含んでいる。これら4つのサンプルは各ライ
ンの開始時にアンドゲート614から発生される4つの
クロック・パルスにより4段の直列入力並列出力のレジ
スタ622にクロック制御されて入力される。レジスタ
622の各段はそれぞれの制御サンプルのすべてのビッ
トを貯える並列ビット段である。それぞれの制御サンプ
ルは、メモリから読み出し中の現副信号画像ラインの残
りの部分の期間に対してH START,V STAR
TおよびBRTのバス上に得られる。各副信号フィール
ドの最後のラインからレジスタ622に入力された制御
データは、次の副信号フィールドの最初のラインがデー
タ・デコーダ34に読み込まれるまで保持される。1フ
ィールドの最後のラインからの制御データは次のフィー
ルドから副信号の最初のラインを読み出すタイミングを
制御する。
【0081】例示されたシステムが最初に開始する時、
データ・デコーダ34は副画像の最初のフィールドを表
示するのに適当なH STARTとV STARTのパ
ラメータを受け取っていないだろう。しかしながら、レ
ジスタ622はある値を含んでいる。これらの値がすべ
て零であっても、その後そのシステムを適切に参照する
ために、メモリに貯えられた画像データの少なくとも1
ラインからの制御データを十分入力することができる。
通常、この設定は受像機が副画像を表示するように条件
付けられる前に行なわれる。
【0082】カウンタ616からマルチプレクサ612
に供給される制御信号は主信号の水平同期パルスMAI
N HSYNCおよびサンプル・クロックPCLKから
発生される。MAIN HSYNC信号は各水平画像ラ
インの開始時にカウンタ616をリセットする。このリ
セット操作によりカウンタ616は低い論理信号を発生
する。マルチプレクサ612は、低い論理信号が供給さ
れると、入力信号をレジスタ622に送り、高い論理信
号が供給されると、入力信号をデマルチプレクサ626
に送る。
【0083】カウンタ616からの出力信号は論理反転
器618で補数化され、アンドゲート614の第1の入
力端子に供給される。カウンタ616からの低い論理出
力により、アンドゲート614はサンプル周波数クロッ
クPCLKをカウンタ616のクロック入力端子に結合
させる。カウンタ616は、メモリ読出しサイクルが始
まり、PCLK結線上にパルスが生じるまでリセット状
態のままである。カウンタ616は最初の4つのPCL
Kパルスを計数し、それから高い論理信号を出力する。
高い論理出力によりアンドゲート614のアンドがとれ
ず、PCLKパルスがカウンタ616に送られなくな
り、MAIN HSYNC信号が次に発生するまで、そ
の出力を高い論理状態に保持する。
【0084】アンドゲート614の出力はレジスタ62
2のクロック入力端子にも結合される。最初に発生する
4つのPCLKパルスがレジスタ622に結合され、最
初の4つのデータ・サンプルをレジスタ622の入力に
結合させるマルチプレクサ612と同時にシフトレジス
タ中のデータをシフトさせる。
【0085】最初に発生する4つのPCLKパルスの
後、メモリ22のデータバスから入力されるサンプルは
デマルチプレクサ626および非同期ラッチ632に結
合される。各サンプルのルミナンス成分とクロミナンス
成分は、各サンプルの最上位5ビットをラッチ632に
送り、各サンプルの最下位3ビットをデマルチプレクサ
626に送ることにより分離される。ラッチ632は8
ビットのラッチであり、5ビットのルミナンス・サンプ
ルは、ラッチの最上位の5ビット位置に結合される。零
の値が8ビットのラッチ632の最下位3ビット位置に
供給される。ラッチ632から供給される8ビットの出
力サンプルは8の係数でスケール化された入力ルミナン
ス成分に対応する。
【0086】ルミナンス・サンプルは加算器633に供
給される。レジスタ622からの副信号の輝度データB
RTは加算器633の第2の入力に結合される。加算器
633の出力Y′′は、PCLKの周波数で生じ、輝度
制御データにより変更されるルミナンス・サンプルから
成る。出力信号Y′′は図1のD/A変換器およびマト
リックス回路のルミナンス信号入力に結合される。
【0087】データ・デコーダ34への入力データが、
&(R−Y)nMSB’n+1&(B−Y)
nMSB’n+2&(R−Y)nLSB’n+3
(B−Y)nLSBという4つのサンプルのシーケンス
形式であることを思い起すと、デマルチプレクサ626
に供給されるデータは、(R−Y)nMSB’(B−
Y)nMSB’(R−Y)nLSB’(B−Y)
nLSBという3ビット構成の4つのサンプルのシーケ
ンスから成る。デマルチプレクサ626は各シーケンス
の第1番目のサンプルと第3番目のサンプルを合成し、
(R−Y)色差サンプルを再構成し、また各シーケンス
の第2番目のサンプルと第4番目のサンプルを合成し、
(B−Y)の色差サンプルを再構成する。デマルチプレ
クサ626において、3ビットのサンプル信号データは
ラッチ626A−626Dのデータ入力端子に結合され
る。4相のクロック発生器624から発生する4相のク
ロック信号はラッチ626A−626Dの各クロック入
力端子に供給される。4相の各々はPCLKパルス周波
数の1/4のパルス周波数を有する。(R−Y)
MSB’(R−Y)LSB’(B−Y)MSB’(B−
Y)LSBのサンプルが、ラッチ626A,626B,
626C,626Dにそれぞれ入力されるようにクロッ
クの位相は構成される。
【0088】ラッチ626Aからの最上位3ビットの
(R−Y)サンプルはラッチ626Bからの最下位3ビ
ットの(R−Y)サンプルと合成され、6ビットの(R
−Y)サンプルを形成する。これらのサンプルは8ビッ
トのラッチ626Eの最上位6ビットのデータ入力結線
に結合される。ラッチ626Eの最下位2ビットのデー
タ入力結線は零の値に結合される。4つのサンプルの各
シーケンスがラッチ626A−626Dに入力された
後、ラッチ626Eはその入力に供給される合成の(R
−Y)サンプルを取り入れるようにクロック制御され
る。同様に、ラッチ626Cおよびラッチ626Dから
の合成の(B−Y)サンプルはラッチ626Fに入力さ
れる。
【0089】図6に示すように、クロック位相φ4は各
4つのサンプル・シーケンスの最後のサンプル(B−
Y)LSBをラッチ626Dに入力する。この時点にお
いては、ある特定のシーケンスの4つのサンプルは各ラ
ッチ626A−626Dに保持されている。クロック位
相φ4が低くなると、ラッチ626Aと626Bからの
データをラッチ626Eに入力するようにクロック制御
し、同時に、ラッチ626Cと626Dからのデータを
ラッチ626Fに入力するようにクロック制御される。
【0090】ラッチ626Eおよび626Fからの出力
信号は、PCLKの周波数の1/4の周波数で生じる各
々8ビットのサンプルである。これらの信号は、8ビッ
トのラッチ626Eおよび626Fの最上位6ビットの
位置にある6ビットの合成サンプルを移動させることに
より、4の係数によりそれぞれスケール化された(R−
Y)および(B−Y)の色差信号に対応する。
【0091】4相のクロック発生器624は予めセット
可能であって、普通の設計のものである。プリセットの
値はレジスタ622からのPHASE制御データにより
与えられる。この位相データは、高い論理状態にある反
転器618の出力信号に応じてクロック発生器624に
入力される。従って、制御データがシフトレジスタ62
2に入力される4つのクロック周期の終りに、クロック
発生器624はラインに対する位相値にプリセットされ
る。クロック発生器624は読出しクロックPCLKの
パルスによりクロック制御され、PCLKのパルスの発
生とほぼ同時にクロック位相パルスを発生する。データ
の各ラインにおける第1番目の色差サンプルが、(R−
Y)MSBのサンプルもしくは(B−Y)MSBのサン
プルであるから、クロック発生器624をプリセットす
る必要がある。位相制御データは、第1番目のサンプル
がどのサンプルであるかを示すために符号化される。こ
の位相制御データはクロック発生器624をプリセット
し、現画像ラインに対して、φ1,φ2,φ3,φ4の
クロック位相と(R−Y)MSB’(B−Y)MSB’
(R−Y)LSB’(B−Y)LSBのサンプルとをそ
れぞれ整合させる。
【0092】加算器633からのルミナンス・サンプル
Y′′およびラッチ626Eと626Fからの(R−
Y)′′と(B−Y)′′の色差サンプルはD/A変換
器およびマトリックス回路36のそれぞれの入力ポート
に結合される。回路36において、それぞれのディジタ
ル・サンプルは、アナログ・ルミナンスおよび色差信号
に変換される。これらのアナログ信号は適当な割合いで
合成され、表示装置(図示せず。)を駆動するための赤
色R、緑色G、青色Bの色信号を発生する。
【0093】RGB信号はマルチプレクサ38の第1セ
ットの各入力端子に結合される。主のビデオ信号源40
からのRGB信号はマルチプレクサ38の第2セットの
各入力端子に結合される。メモリ出力アドレスおよびク
ロック信号発生器26からの結線MUX CONTRO
L上に与えられる信号により制御されるマルチプレクサ
38は、その出力端子に生じる主RGB信号の代りに副
RGB信号を選択的に使う。
【0094】図7は、メモリ22からのデータを出力す
るために、読出しクロックと読出しアドレスのコードを
発生する回路の一例を示す。
【0095】図7において、位相固定ループ(以下、P
LLという。)710は主のビデオ信号の水平同期に同
期したクロック周波数を発生する。本実施例において
は、クロック周波数は主信号の水平周波数の1092倍
である。この周波数は、除算器712により2で割り算
され、主信号の水平同期周波数の546倍の周波数を発
生する。周波数546Hは、サンプルがメモリから読み
出され、再生画像上に表示される周波数である。ライン
当りの蓄積副信号サンプルを、この周波数で走査する
と、水平線信号処理回路14によりサンプリングされた
元の画像のその部分の1/3のサイズに縮少された副画
像が発生される。従って、副画像は垂直および水平方向
に等しく圧縮される。
【0096】除算器712からの546Hのクロックは
アンドゲート718および720に供給される。アンド
ゲート718と720は、アンドゲート742からのメ
モリ読出しエネーブル信号MEM READにより作動
される。アンドゲート720は読出しクロックRCLK
をメモリ22に供給し、供給された読出しアドレスによ
りメモリをシーケンス制御する。読出しクロックのパル
ス周波数は常に546Hである。アンドゲート718は
サンプル周波数クロックPCLKをデータ・デコーダ3
4に供給する。システムによっては、PCLK信号がR
CLK信号の周波数の2倍であることが望ましいことが
予想されるから、PCLKの回路はRCLKの回路とは
別々に作られる。その場合、アンドゲート718は、除
算器712からの2で割った出力ではなくてPLL71
0の出力に直接結合される。
【0097】546Hのクロック信号はカウンタ714
および比較器726から成る水平位置検出器に結合され
る。カウンタ714は主信号の各フィールドの開始時に
主信号の垂直同期信号MAIN VSYNCによりリセ
ットされ、それから546Hのクロック・パルスの計数
を開始する。カウンタ714は、比較器726の第1の
入力に2進出力を供給する。この2進出力は、最後のリ
セット・パルス以後カウンタ714の入力に供給される
546Hのパルスの累算計数値に相当する。546Hの
クロック信号の順次の各パルスは、現主画面の画像ライ
ン上の順次の水平ピクセル位置に相当する。副画面の左
端が始まる水平ピクセル位置H STARTが比較器7
26の第2の入力に供給される。カウンタ714の累算
計数値がH STARTの値となると、比較器726は
高い論理出力を発生する。カウンタ714が次のライン
でリセットされるまで、比較器726の出力は高い論理
状態のままである。
【0098】比較器726の出力はアンドゲート734
の第1の入力に供給される。546Hのクロック信号は
アンドゲート734の第2の入力に供給され、ナンドゲ
ート740の出力がアンドゲート734の第3の入力に
供給される。ナンドゲート740の入力端子は2進カウ
ンタ736のそれぞれの出力ビットラインに接続され
る。2進カウンタ736から供給される2進出力値は0
から127(10進)までの範囲でる。ナンドゲート7
40の出力は、ナンドゲート740から低い論理出力を
発生させる値127(10進)を除いて、2進カウンタ
736のすべての出力値に対して高い論理状態にある。
【0099】アンドゲート734は、カウンタ736の
出力の値が127以下であって、比較器726からの高
い論理信号により水平の開始位置の発生したことが示さ
れる時は常に、アンドゲート734は2進カウンタ73
6のクロック入力に546Hの信号を結合させるように
作動される。
【0100】2進カウンタ736は各画像ラインの開始
時にMAIN HSYNC信号により零にリセットされ
る。比較器726の出力が高くなると、2進カウンタ7
36は計数を開始し、0から127までの出力値を逐次
発生する。2進カウンタ736の出力値が127の値に
なると、低い論理状態になるナンドゲート740の出力
により他の状態に変化しない。
【0101】2進カウンタ736からの2進出力値は、
3状態ゲート744に結合される。3状態ゲート744
の出力は、メモリ22のアドレス入力ポートに結合され
る。3状態ゲート744がアンドゲート742により作
動されると、2進カウンタ736からの出力値はメモリ
22からデータを読み出すための列アドレス語に相当す
る。
【0102】カウンタ714は結線715上に第2の出
力信号を発生する。この出力信号は546Hのクロック
周期以下のパルスであって、カウンタ714が546個
のパルスを計数すると発生する。546個のパルスの計
数値は主表示の1水平ラインに相当する。内部的には、
パルスが結線715上に生じると、カウンタ714は零
にリセットされる。
【0103】カウンタ714からの第2の出力は2進カ
ウンタ716のクロック入力端子に供給される。カウン
タ716は、0の値から262(10進)まで計数し、
それから次のMAIN VSYNCパルスによりリセッ
トされるまで停止するように構成される。従って、カウ
ンタ716は、最後のMAIN VSYNCパルス後に
生じる水平画像ラインの現累算値、すなわち現水平ライ
ン数(引く1)に相当する2進出力を発生する。カウン
タ716からの2進出力は減算器728の第1の入力ポ
ートおよび比較器732の第1の入力ポートに結合され
る。データ・デコーダ34から供給され、副画像の表示
が始まる上側の水平画像ラインに相当するV STAR
Tの値は比較器732の第2の入力ポートおよび減算器
728の減数入力ポートに供給される。
【0104】カウンタ716からの累算値がV STA
RTの値に等しい時、比較器732は高い論理出力を発
生する。比較器732の出力は、2進カウンタ716が
次のMAIN VSYNCパルスによりリセットされる
まで高い状態のままである。
【0105】減算器728から供給される出力値は3状
態ゲート730に結合される。ゲート730の出力はメ
モリ22のアドレス入力ポートの行アドレス結線に結合
される。減算器728からの値は現ライン数からV S
TARTの値を引いたものに等しい。データを読み出す
ようにメモリ22が作動される周期、すなわち、3状態
ゲート730が作動される周期の間、0から63までの
値が順次供給される。
【0106】副信号データは64個の行アドレス符号語
によりアドレス指定されるメモリ・ロケーションに含ま
れており、主画面の連続する64本の画像ラインで表示
される。従って、垂直開始ラインを含めて、それから6
4本のラインを計数し、垂直開始位置の発生直後の64
本の水平ラインの間のみ3状態ゲート730と744を
作動させるために使用される信号を発生する必要があ
る。カウンタ750、アンドゲート746および反転器
748は64個のライン周期を計数するように構成され
る。カウンタ750はアンドゲート746を介して供給
されるカウンタ714の出力結線715からの水平パル
スを計数する。アンドゲート746は比較器732の出
力および反転器748の出力にそれぞれ結合される入力
端子を有する。反転器748の入力はカウンタ750の
出力に接続される。カウンタ750はMAIN VSY
NCからの垂直パルスによりリセットされ、その出力が
低い論理状態になるように条件付けられる。この時、反
転器748の出力は高い論理状態になる。これらの条件
下では、比較器732が始まりの水平ラインを検出した
後、水平ライン・パルスをカウンタ750に通過させる
ようにアンドゲート746が作動される。64本のライ
ン・パルスがカウンタ750に結合されると、カウンタ
750は高い論理出力信号を発生する。これにより反転
器748の出力が低くなり、アンドゲート746のアン
ドがとれなくなる。このように、反転器748の出力は
各フィールド期間の始まりから高く、副画像の最後のラ
インの後低くなる。
【0107】3状態ゲート730,744およびアンド
ゲート718と720を作動させる制御信号は、メモリ
22が新しいデータを書き込むのに最大限の時間の間自
由となるように、副画像信号が実際に表示されている区
間の間だけ高い論理状態にある。従って、アンドゲート
742の出力は、比較器732が高くなった後、すなわ
ち、垂直開始ラインから、64本のラインがメモリから
読み出されるまで、すなわち、カウンタ750が出力パ
ルスを発生するまで水平ラインの読出し位置の間高い論
理状態にある。従って、比較器726、ナンドゲート7
40、比較器732および反転器748からの出力信号
はアンドゲート742のそれぞれの入力端子に結合され
る。
【0108】アンドゲート742から発生される出力信
号によりメモリの読出し期間が決まる。従って、この信
号の補数はメモリに新しいデータを自由に書き込める期
間を決める。アンドゲート742の出力に結合された反
転器752はMEM READ信号の補数であるMEM
FREE信号を発生する。
【0109】しかしながら、主画像の各水平ラインの一
部の間にメモリからデータを読み出すことも考えられ
る。この場合には、メモリから読み出されるデータは副
画像が表示される時だけ処理され、表示される。メモリ
の読出し操作により蓄積データを周期的に書き直すと、
メモリ22として高価でないダイナミックRAMを使用
することができる。
【0110】マルチプレクサ38は、副信号がメモリか
ら読み出されている期間の間、主ビデオ(RGB)信号
の代りに副のビデオ(RGB)信号を発生する。これら
の期間はMEM READ信号の論理信号の高い期間に
相当する。しかしながら、メモリから読み出されるライ
ン当りの最初の4つのサンプルは制御情報を含んでいる
ことを考慮してみる。これら4つのサンプルにより占有
される時間を補償するために、MEM READ信号の
高い論理信号の各期間は4つのサンプル周期により予め
短縮され、マルチプレクサ38用の制御信号MUX C
ONTROLを発生する。これは、MEM READ信
号をアンドゲート724の第1の入力端子に結合させる
ことにより実現できる。MEM READ信号は遅延要
素722により4つのサンプル期間だけ遅延され、MU
X CONTROL信号を発生するアンドゲート724
の第2の入力端子に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を含むPinPテレビジョン
受像機の一般化されたブロック図である。
【図2】図1に示す受像機で使うのに適したルミナンス
およびクロミナンスの水平ライン信号処理回路のブロッ
ク図をそれぞれ示す。
【図3】図1に示す受像機で使うのに適したルミナンス
およびクロミナンスの垂直信号処理回路のブロック図を
それぞれ示す。
【図4】図1に示す受像機に使われるデータ・エンコー
ダのブロック図である。
【図5】図1に示す受像機で使うのに適したメモリ入力
アドレスおよびクロック信号発生器のブロック図であ
る。
【図6】図1に示す受像機に使われるデータ・デコーダ
のブロック図である。
【図7】図1に示す受像機に使うのに適したメモリ出力
アドレスおよびクロック信号発生器のブロック図であ
る。
【図8】図1に示す受像機の動作を説明するのに有用な
タイミング図である。
【符号の説明】
10 副信号源 11 PinPサブサンプリングおよび同期回路 14 水平ライン信号処理回路 20 メモリ入力アドレス・クロック信号発生器 22 副画像フィールドメモリ 26 メモリ出力アドレスおよびクロック信号発生器 34 データ・デコーダ 38 マルチプレクサ 40 主信号源 310 減算器 320 サンプル・スケーラー 322 加算器 323 遅延要素 324 デマルチプレクサ 328 シフトレジスタ 332 スイッチ 336 マルチプレクサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主のビデオ信号源および副のビデオ信号
    源を含むピクチャーインピクチャー型式のビデオ信号処
    理システムにおいて、前記主のビデオ信号の一部に前記
    副のビデオ信号を非加算的に合成し、前記副のビデオ信
    号が前記主のビデオ信号により表わされる画像中に挿入
    画像として効果的に配置される複合信号を形成する信号
    合成装置であって、 前記副のビデオ信号の少なくとも1フィールドを貯える
    メモリ手段であって、予め定められる第1の期間の間、
    貯えられた前記副のビデオ信号を読み出すように条件づ
    けられ、且つ前記読み出し期間を除く第2の期間の間前
    記副のビデオ信号を貯えるように条件づけられる前記メ
    モリ手段と、 処理手段と、 バッファ・メモリ手段と、 前記副のビデオ信号源および前記処理手段と協働動作す
    るように前記バッファ・メモリ手段を交互に条件づけ
    し、以て第1のモードにおいて、垂直方向にサブサンプ
    リングされた副のビデオ信号を発生して貯え、第2のモ
    ードにおいて前記第2の期間の間前記メモリ手段にサブ
    サンプリングされた副のビデオ信号を供給する割合バッ
    ファとして前記メモリ手段と協働動作するタイミングお
    よび制御手段と、 前記メモリ手段および前記主のビデオ信号源に結合さ
    れ、前記メモリ手段から読み出される副のビデオ信号と
    前記主のビデオ信号とを合成する手段とを含む、前記信
    号合成装置。
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