JPH0524427U - 取付部品の被取付部品への固定構造 - Google Patents

取付部品の被取付部品への固定構造

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JPH0524427U
JPH0524427U JP8249391U JP8249391U JPH0524427U JP H0524427 U JPH0524427 U JP H0524427U JP 8249391 U JP8249391 U JP 8249391U JP 8249391 U JP8249391 U JP 8249391U JP H0524427 U JPH0524427 U JP H0524427U
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JP
Japan
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rib
hole
register
panel
component
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Application number
JP8249391U
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English (en)
Inventor
惠二 西山
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サイドレジスタのインストルメントパネルへの
固定作業において組立コストを全く押上げずに作業性を
向上する。 【構成】インストルメントパネル11にサイドレジスタ
13に向って弾性変形可能なリブ11dを突設し、レジ
スタ13のリブ11dに対向する位置に設けられたリブ
保持部14eの孔14fをリブ11dに嵌入する。リブ
保持部14eの孔14fをリブ11dに嵌入した状態で
孔14f内にリブ11dを弾性変形させて拘束する複数
の突起14g,14hを形成し、リブ11dがレジスタ
13をパネル11の取付位置に一時的に保持する。この
後にねじ12によりレジスタ13をパネル11に固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は取付部品の被取付部品へのねじによる固定の前に取付部品が被取付部 品に一時的に保持されるように構成された取付部品の被取付部品への固定構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用部品であるインストルメントパネルにサイドレジスタをねじによ り固定するときには、レジスタをパネルの開口部に臨むように載せ、ねじの先端 をレジスタの取付孔を介してパネルのねじ孔に挿入し、一方の手でレジスタを保 持しながらドライバ等でねじをパネルのねじ穴に螺合している。
【0003】 しかし、上記方法では一方の手でレジスタを保持し他方の手でドライバを持っ ているため、先端のみがねじ孔に挿入されたねじが振動等により落下してしまう ことがあり、作業性が悪い問題点があった。
【0004】 この点を解消するために、図4に示すように取付台7に立設された受け治具8 上に車両のインストルメントパネル1をゴム等のパッド8aを介して載せ、この パネル1に形成された開口部1aを臨むようにサイドレジスタ3を載せ、更にレ ジスタ3の上端をパッド9aを介して回動可能な押え治具9が実線矢印の方向に 押付け、その後ねじ2によりレジスタ3をパネル1に固定するように構成された 治具8,9を用いたレジスタ3のパネル1への固定構造が知られている。この固 定構造では治具8,9によりレジスタ3がパネル1に一時的に保持され、作業者 は両手を使ってねじをパネル1のねじ穴1bに螺合することができるので、ねじ 2が落下することがなく作業性が向上する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記治具を用いた固定構造では、受け治具や押え治具を製作しなけれ ばならず、またインストルメントパネルやサイドレジスタの形状が変更されると 新たに治具を製作しなければならず組立コストを押上げる不具合があった。
【0006】 本考案の目的は、組立コストを全く押上げずに作業性を向上できる取付部品の 被取付部品への固定構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明する。 本考案は、取付部品13が被取付部品11にねじ12を介して固定されるよう に構成された取付部品の被取付部品への固定構造の改良である。 その特徴ある構成は、被取付部品11又は取付部品13に取付部品13又は被 取付部品11に向って突設された弾性変形可能なリブ11dと、取付部品13又 は被取付部品11のリブ11dに対向する位置にリブ11dが挿入可能な孔14 fを有するリブ保持部14eとを備え、リブ11dがリブ保持部14eの孔14 fに挿入された状態又は孔14fがリブ11dに嵌入されたで孔14f内にリブ 11dを弾性変形させて拘束する複数の突起14g,14hが形成されたところ にある。
【0008】
【作用】
リブ11dをリブ保持部14eの孔14fに挿入するように、又はリブ保持部 14eをリブ11dに嵌入するように取付部品13を被取付部品11に装着する と、リブ11dがリブ保持部14eの孔14f内の複数の突起14g,14hに より弾性変形し、その弾性変形したリブ11dの反発力により取付部品13が被 取付部品11の取付位置に一時的に保持される。この後にねじ12により取付部 品13を被取付部品11に固定する。
【0009】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図3に示すように、車両の運転席及び助手席の前方にはインストルメン トパネル11が設けられ、このパネル11は樹脂により形成される(図3)。パ ネル11の助手席側の側部には矩形の開口部11aが形成され、この開口部11 aの周縁には枠部11bがパネル11の内方に向ってパネル11に一体的に形成 される。また開口部11aの4箇所のコーナ部近傍の内面には4個のボス11c がパネル11の内方に向ってパネル11に一体的にそれぞれ形成され、開口部1 1aの両側縁近傍の内面には弾性変形可能な2本のリブ11dがパネル11の内 方に向ってパネル11に一体的にそれぞれ形成される。ボス11cにはねじ12 をねじ込み可能なねじ穴11eが形成される。ねじ12はこの例ではセルフタッ ピングスクリュである(図2)。
【0010】 パネル11の開口部11aを臨むようにサイドレジスタ13がパネル11の内 面に取付けられ、このレジスタ13は樹脂により形成される。レジスタ13は角 筒状に形成されたレジスタリテーナ14と、このリテーナ14内に枢支されたレ ジスタバレル16とを有し、図示しないダクト内を流れるエアを車室に吹出すよ うになっている。リテーナ14の吹込み口14aにはダクトに接続され、リテー ナ14の吹出し口14bの端面はパネル11の枠部11bの端面に当接するよう になっている。リテーナ14の外周面の4箇所のコーナ部には4本のアーム14 cがリテーナ14の外方に向ってリテーナ14に一体的にそれぞれ形成され、こ れらのアーム14cにはパネル11のボス11cのねじ穴11eに対向する位置 に取付孔14dが形成される(図1及び図2)。
【0011】 パネル11のリブ11dに対向するリテーナ14の外側面にはリブ保持部14 eがリテーナ14に一体的に形成され、保持部14eにはリブ11dが挿入可能 な孔14fが形成され、更に孔14f内には2個の突起14g,14hがリテー ナ14に一体的に形成される。一方の突起14gは孔14fの入口近傍の孔14 fを狭めるように吹出し口14bの端面に突設され、他方の突起14hは孔14 fの出口近傍の孔14fを狭めるように一方の突起14gとは反対側の孔14f の内面に突設される(図1)。またバレル16は多数の変向板16aを有し、エ アの車室への吹出し方向を変更できるようになっている(図2)。
【0012】 このように構成されたサイドレジスタ13をインストルメントパネル11に固 定するには、レジスタ13のリブ保持部14eの孔14fをパネル11のリブ1 1dに嵌入する。孔14fをリブ11dの先端に嵌入すると孔14f内の一方の 突起14gがリブ11dを枠部11bから離す方向に弾性変形させ、更に孔14 fをリブ11dに嵌入すると孔14f内の他方の突起14hがリブ11dを枠部 11bに近づける方向に弾性変形させる。このときリブ11dに発生するF1及 びF2の反発力(図1)により、孔14fがリブ11dに嵌入された状態でリブ 保持部14eがリブ11dに拘束され、レジスタ13がパネル11への取付位置 に一時的に保持される。この結果、作業者は両手でねじ12をボス11cのねじ 穴11eにアーム14cの取付孔14dを介してねじ込むことができるので、レ ジスタ13のパネル11への固定作業を容易に行うことができる。
【0013】 なお、実施例ではインストルメントパネルにリブを設けサイドレジスタにリブ 保持部を設けたが、これは一例であってレジスタにリブを設けパネルに保持部を 設けてもよい。 また、実施例では取付部品として助手席側のサイドレジスタを挙げたが、これ に限らず運転席側のサイドレジスタ又はセンタレジスタでもよい。 また、実施例ではリブ及びリブ保持部を2個ずつパネル及びレジスタに形成し たが、1個又は3個以上ずつ形成してもよい。また突起をリブ保持部の孔内に2 個形成したが、レジスタをパネルの取付位置に一時的に保持できれば3個以上で もよい。 更に、実施例では取付部品としてサイドレジスタを、被取付部品としてインス トルメントパネルを挙げたが、これらに限定されるものではない。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、被取付部品又は取付部品に取付部品又は 被取付部品に向って弾性変形可能なリブを突設し、取付部品又は被取付部品のリ ブに対向する位置に設けられたリブ保持部の孔にリブを挿入し、リブをリブ保持 部の孔に挿入した状態又はリブ保持部の孔をリブに嵌入した状態で孔内にリブを 弾性変形させて拘束する複数の突起を形成したので、ねじを落下させることがな く、取付部品を被取付部品に固定する作業の作業性を向上できる。また取付部品 を被取付部品に一時的に保持する治具が不要なので、組立コストを押上げること はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例取付部品の被取付部品への固定
構造を示す図3のA−A線断面図。
【図2】サイドレジスタをインストルメントパネルに取
付ける前の状態を示す要部斜視図。
【図3】そのサイドレジスタを含むインストルメントパ
ネルの斜視図。
【図4】従来例を示しインストルメントパネル及びサイ
ドレジスタを治具に取付けた状態を示す断面図。
【符号の説明】
11 インストルメントパネル(被取付部品) 11d リブ 12 ねじ 13 サイドレジスタ(取付部品) 14e リブ保持部 14f 孔 14g,14h 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部品(13)が被取付部品(11)にねじ(1
    2)を介して固定されるように構成された取付部品の被取
    付部品への固定構造において、 前記被取付部品(11)又は前記取付部品(13)に前記取付部
    品(13)又は前記被取付部品(11)に向って突設された弾性
    変形可能なリブ(11d)と、 前記取付部品(13)又は前記被取付部品(11)の前記リブ(1
    1d)に対向する位置に前記リブ(11d)が挿入可能な孔(14
    f)を有するリブ保持部(14e)とを備え、 前記リブ(11d)が前記リブ保持部(14e)の孔(14f)に挿入
    された状態又は前記孔(14f)が前記リブ(11d)に嵌入され
    た状態で前記孔(14f)内に前記リブ(11d)を弾性変形させ
    て拘束する複数の突起(14g,14h)が形成されたことを特
    徴とする取付部品の被取付部品への固定構造。
JP8249391U 1991-09-13 1991-09-13 取付部品の被取付部品への固定構造 Pending JPH0524427U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046258A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Honda Motor Co Ltd 車両用空調装置
JP2011105035A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Toyoda Gosei Co Ltd 車両内装品の組付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046258A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Honda Motor Co Ltd 車両用空調装置
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