JPH05244019A - 畳み込み符号の簡易復号方法及び簡易復号回路 - Google Patents

畳み込み符号の簡易復号方法及び簡易復号回路

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JPH05244019A
JPH05244019A JP4336292A JP33629292A JPH05244019A JP H05244019 A JPH05244019 A JP H05244019A JP 4336292 A JP4336292 A JP 4336292A JP 33629292 A JP33629292 A JP 33629292A JP H05244019 A JPH05244019 A JP H05244019A
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JP4336292A
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Katsuhiko Kawazoe
雄彦 川添
Shunji Honda
俊二 本田
Shuji Kubota
周治 久保田
Shuzo Kato
修三 加藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/65Purpose and implementation aspects
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    • HELECTRICITY
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    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
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    • H03M13/23Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using convolutional codes, e.g. unit memory codes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の拘束長K、符号化率n/mの畳み込み
符号に対する簡易復号を行う。 【構成】 復号回路に供給されるm(=4)ビット毎の
畳み込み符号データは、それぞれがx=[(K−1)/
(m−n)]個の直列接続されたシフト段を有するm個
のシフトレジスタSR1 〜SR4 に1ビットずつ分配さ
れて与えられる。ここで[p]は実数p以上の最小の整
数を意味する。n(=3)個のmod2加算器(231
〜234 )はそれぞれ全シフトレジスタの全シフト段
(#1〜#24)とn個の復号生成多項式を規定するn
個の復号生成ベクトルによって結合が規定され、それぞ
れのmod2加算器は結合されたシフト段の出力をmo
d2加算し、n個の加算結果をnビットの復号結果とし
て出力する。n個の復号生成ベクトルは、N=mx(=
24)個の畳み込み符号の生成多項式を規定するN×N
個の係数を要素とする正方行列の逆行列として得られる
N行の復号生成ベクトルから選ばれた連続するn行の要
素をそれぞれ係数として持つものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誤り訂正符号の1つ
である畳み込み符号を受信して簡易に原データを復号す
る、それ自体では誤り訂正機能を持たない簡易復号方法
及び簡易復号回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在知られている畳み込み符号の復号方
法の1つとしてA.J.Viterbi により提案された復号アル
ゴリズムが最も高い誤り訂正能力と信頼性を有する復号
方法であることが知られており、ビタビ復号器としてす
でに衛星通信の分野で一部実用化され、その優位性が実
証されている。しかし、ビタビ復号器は上述したような
優れた特性を持つ反面、誤り訂正率を高めるためには回
路規模が極めて大きくなり、しかもその結果、消費電力
が大きくなるという欠点がある。
【0003】一方、畳み込み符号を受信して誤り訂正復
号を行う他の復号方法としては、閾値復号、逐次復号な
どがある。これらの復号方法もビタビ復号ほどではない
にしてもそれを実施する復号回路の規模は大きく、その
電力消費が大きくなる欠点がある。そこで、ビタビ復号
器の低消費電力化及び回路規模の低減が可能な方式とし
てSST(Scarce State Transition )方式が提案さ
れ、実用化されている(Ishitani et al, "A Scarece-S
tate-Transition Viterbi-Decoder VLSI for Error Cor
rection", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VO
L.SC-22, NO.4,AUGUST 1987, pp575-581)。
【0004】図1は例えば上述の文献に示されているよ
うな、ブランチメトリック回路とACS回路とパスメモ
リ回路からなる従来の狭義のビタビ復号回路16にSS
T方式を適用して構成したSST型ビタビ復号器の例で
あり、拘束長K=7、符号化率1/2の場合である。S
ST型ビタビ復号器は、まず端子111 、112 に与え
られた伝送路誤りを含んでいるかも知れない受信畳み込
み符号X1 ,X2 から誤り訂正機能を持たない簡易復号
回路2により復号を行って原データDの推測復号データ
D’を得る。この文献に示された簡易復号回路は10個
のシフト段に保持された10ビットの符号データから結
合ベクトル(1110111010)で指定された7つのシフト段の
出力符号データを選択してmod2加算することにより
原データを1ビット復号するものである。次に、この推
測復号データD’を送信側畳み込み符号器と同じ構成の
符号器3で再符号化し、この再符号化畳み込み符号
1',X2'と受信畳み込み符号データ(軟判定データ)
1 ,X2 を比較器(排他的論理和回路)131 、13
2 で比較する。
【0005】伝送路誤りがなければ受信符号データ
1 、X2 と再符号化データX1 ’、X 2 ’は一致し、
比較器131 、132 の出力は共に“0”となる。畳み
込み符号データX1 、X2 は原データの畳込みの結果本
来各データX1 、X2 、X3 、…の前後複数ビットに渡
って互いに影響を及ぼし合っているので、伝送路誤りが
生じると正しい畳み込み符号では起こり得ないビットパ
ターンが生じる。一方、畳み込み符号器3の出力再符号
化データは、その入力データD’が推定誤りであったと
しても畳み込み符号としての再符号化データには異常な
ビットパターンは生じない。従って、伝送路誤りがあっ
た場合、比較器131 、132 には複数ビットに渡って
連続または不連続に“1”が生じる。この様な推定誤り
を表す比較結果を従来のビタビ復号回路14の入力とし
て与えてその推定誤りを復号し、その出力と簡易復号回
路2の復号結果D’とのmod2加算をmod2加算器
15で行うことにより簡易復号結果D’の推定誤りを訂
正し、原データDを得る。なお、遅延回路121 、12
2 、16はデータのタイミングを合わせるためのもので
ある。
【0006】この様なSST型ビタビ復号器では、伝送
路上で畳み込み符号データに誤りが生じなければ、狭義
のビタビ復号回路14の入力は常に“0”である。その
ため、ビタビ復号回路14は信号誤りのみを処理するこ
とになる。即ち、ビタビ復号回路14内のパスメモリ回
路に記憶されるデータは、信号に誤りが生じたとき以外
は“0”であり、パスメモリ回路のゲートのON−OF
F動作は、ほとんど起こらない。一般に、CMOS回路
は信号のON−OFFで電力を消費するため、SST型
ビタビ復号器の消費電力は、従来型のビタビ復号器と比
較すると大幅に低減される(復号後の誤り率Pe=10
のとき約40%)。更に、従来型のビタビ復号器におい
ては、所要パスメモリ長を削減するために最尤判定回路
を用いていたが、SST法を適用したビタビ復号器では
パスメモリ長が削減されるので最尤判定回路を省略する
ことができる。これらの理由からSST型ビタビ復号器
は、狭義のビタビ復号回路14の消費電力と回路規模の
削減が可能であり、有効である。
【0007】送信側において従来用いられている符号化
率R=1/2、拘束長K=4の畳み込み符号器の最も簡
単な構成例を図2に示す。この例では符号器は3段のシ
フトレジスタ4と、mod2加算器51 、52 とから構
成されている。原データD(D1 ,D2 ,…)が入力端
子6を通してシフトレジスタ4に順次入力され、mod
2加算器51 はシフトレジスタ4の全シフト段からの出
力のmod2加算を行い、mod2加算器52 はシフト
レジスタ4の第1及び第3シフト段からの出力をmod
2加算し、これらmod2加算器51 、52 から畳み込
み符号データX 1 ,X2 が端子71 、72 に出力され
る。図1の受信側のSST型ビタビ復号器はこの符号デ
ータX1 ,X2 を受信し、復号する。図2の符号器にお
いてシフトレジスタ4の第1段と第3段の出力は何れも
常に両方のmod2加算器51 、5 2 に与えられている
ので、データX2 に対するデータX1 の相対的関係はデ
ータX2 を“0”に設定し、第2シフト段の出力をデー
タX1 としたときの関係と等価になる。従って、図2の
符号器に対する図1内の簡易復号回路2は図3に示すよ
うに1つのmod2加算器で構成できることは容易に理
解される。この場合、入力符号データをmod2加算器
に結合する結合ベクトルは(11)で表される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に符号の伝送能率
を高めるためには符号化率R=n/m(nは入力情報ビ
ット数、mは出力ビット数)を大きくし、即ち1に近づ
け、また誤り訂正能力を高めるためには拘束長Kをより
長くすることが望まれる。しかしながら、この様なSS
T型ビタビ復号器で必要となる簡易復号回路2は、畳み
込み符号の符号化率Rが1/2で拘束長Kが7以下の場
合は前述の文献に示されているように比較的に容易に構
成することができるが、一般にn/mで表される任意の
符号化率Rの畳み込み符号を復号する簡易復号回路を構
成するための論理設計アルゴリズムは見いだされていな
かった。実際、符号化率R=1/2以外の畳み込み符号
に対する簡易復号回路はこの出願の発明者らにより符号
化率R=3/4、拘束長K=7の畳み込み符号について
復号可能な簡易復号回路を試行錯誤的にたまたま構成す
ることができただけである(川添等、「SST型高符号
化率ビタビ復号器の検討」、1991年電子情報通信学
会、秋期大会、B−156)。この様に拘束長Kが7以
下でかつ符号化率Rが1/2である符号以外の任意の符
号化率の畳み込み符号に対する簡易復号回路を構成する
ことは従来困難であり、従ってそのような符号に対する
簡易復号回路を使用しなければならないSST型ビタビ
復号器は一般には構成することができなかった。そのた
め、符号化率n/mの符号に対してはSST型でない従
来のビタビ復号器を用いる必要があり、上記の電力消費
量が大きい問題点を解決できなかった。
【0009】この発明の第1の目的は、任意の拘束長と
符号化率の畳み込み符号に対する簡易的復号方法を提供
することである。この発明の第2の目的は、上記復号方
法による簡易復号回路を提供することである。この発明
の第3の目的は、上記簡易復号回路を形成する方法を提
供することである。
【0010】この発明の第4の目的は、上記簡易復号回
路を適用し、任意の符号化率と拘束長の畳み込み符号に
対する消費電力の少ないSST型ビタビ復号器を提供す
ることである。この発明の第5の目的は、上記簡易復号
回路を適用した簡単な構成の伝送路品質監視装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、第1
の目的は符号器に入力された原データの連続するK+n
−1ビットから、それぞれがK+n−1個の予め決めた
結合係数からなるm個の符号生成ベクトルのそれぞれの
結合係数に従ってそれぞれ選択されたデータをそれぞれ
mod2加算してmビットの符号データを出力すること
を、原データがnビットずつシフトして上記符号器に入
力される毎に繰り返して生成された拘束長K、符号化率
R=n/mの畳み込み符号を復号する簡易復号回路であ
り、K,n,mは自然数、K>1,m>nであり、順次
受信したmビット毎の上記畳み込み符号のデータがそれ
ぞれ1ビットずつ供給され、それぞれがx≧(K−1)
/(m−n)を満足する予め決めた整数x個の直列接続
されたシフト段を有するm個のシフトレジスタと、上記
m個のシフトレジスタの全N=mx個のシフト段はN個
の符号データを保持するためのシフトレジスタ回路を構
成し、上記符号器の符号生成ベクトルに対応した復号生
成行列中から選択された連続するn行がそれぞれ有する
N個の要素である結合係数に従って上記N個のシフト段
から選択したそれぞれ複数の上記シフト段から出力を取
り出すn個の選択結合手段と、上記n個の選択結合手段
とそれぞれ接続され、それぞれ上記複数のシフト段の出
力のmod2加算を行いnビットの復号データを出力す
るn個のmod2加算手段、とを含み、上記復号生成行
列は、nビット毎に上記符号器に入力された原データの
連続するK+n−1ビットに対し上記符号器のm個の符
号生成ベクトルを使って作られたN=mx個の符号を生
成するN個の符号生成多項式のN×N個の係数を要素と
する正方行列の逆行列である、ように構成することによ
り達成することが出来る。
【0012】または符号器に入力された原データの連続
するK+n−1ビットから、それぞれがK+n−1個の
予め決めた結合係数からなるm個の符号生成ベクトルの
それぞれの結合係数に従ってそれぞれ選択されたデータ
をそれぞれmod2加算してmビットの符号データを出
力することを、原データがnビットずつシフトして上記
符号器に入力される毎に繰り返して生成された拘束長
K、符号化率R=n/mの畳み込み符号を復号する簡易
復号回路であり、K,n,mは自然数、K>1,m>n
であり、受信した上記畳み込み符号のデータが1ビット
ずつ供給され、N≧m(K−1)/(m−n)を満足す
る予め決めた整数N個の直列接続されたシフト段を有す
るシフトレジスタと、上記N個のシフト段はN個の符号
データを保持するためのシフトレジスタ回路を構成し、
上記符号器の符号生成ベクトルに対応した復号生成行列
中から選択された連続するn行がそれぞれ有するN個の
要素である結合係数に従って上記N個のシフト段から選
択したそれぞれ複数の上記シフト段から出力を取り出す
n個の選択結合手段と、上記n個の選択結合手段とそれ
ぞれ接続され、それぞれ上記複数のシフト段の出力のm
od2加算を行いnビットの復号データを出力するn個
のmod2加算手段、とを含み、上記復号生成行列は、
nビット毎に上記符号器に入力された原データの連続K
+n−1ビットに対し上記符号器のm個の符号生成ベク
トルを使って作られたN個の符号を生成するN個の符号
生成多項式のN×N個の係数を要素とする正方行列の逆
行列である、ように構成することによって達成すること
が出来る。
【0013】この発明の第2の目的は、符号器に入力さ
れた原データの連続するK+n−1ビットから、それぞ
れがK+n−1個の予め決めた結合係数からなるm個の
符号生成ベクトルのそれぞれの結合係数に従ってそれぞ
れ選択されたデータをそれぞれmod2加算してmビッ
トの符号データを出力することを、原データがnビット
ずつシフトして上記符号器に入力される毎に繰り返して
生成された拘束長K、符号化率R=n/mの畳み込み符
号を復号する簡易復号方法であり、K,n,mは自然
数、K>1,m>nであり、mビットずつ受信した上記
畳み込み符号の最も新しい連続するNビット、NはN≧
m(K−1)/(m−n)を満足する予め決めた整数、
を保持するステップと、上記符号器の符号生成ベクトル
に対応した復号生成行列中から選択された連続するn行
がそれぞれ有するN個の要素である結合係数に従って上
記Nビットの保持されたデータからそれぞれ選択したデ
ータをn個のグループで取り出すステップと、上記n個
の各グループ内の上記選択されたデータをmod2加算
してnビットの復号データを出力するステップ、とを含
み、上記復号生成行列は、nビット毎に上記符号器に入
力された原データの連続K+n−1ビットに対し上記符
号器のm個の符号生成ベクトルを使って作られたN=m
x個の符号を生成するN個の符号生成多項式のN×N個
の係数を要素とする正方行列の逆行列である、復号方法
により達成することが出来る。
【0014】この発明の第3の目的は、符号器に入力さ
れた原データの連続するK+n−1ビットから、それぞ
れがK+n−1個の予め決めた結合係数からなるm個の
符号生成ベクトルのそれぞれの結合係数に従ってそれぞ
れ選択されたデータをそれぞれmod2加算してmビッ
トの符号データを出力することを、原データがnビット
ずつシフトして上記符号器に入力される毎に繰り返して
生成された拘束長K、符号化率R=n/mの畳み込み符
号を復号する簡易復号回路の形成方法であり、K,n,
mは自然数、K>1,m>nであり、上記原データがn
ビット入力される毎に入力された最新の連続するK+n
−1ビットの上記原データに対し上記m個の符号生成ベ
クトルを使ってmビットの符号データを生成することを
繰り返し、各組がmビットの符号データをx組を得るス
テップと、xはx≧(K−1)/(m−n)を満足する
予め決めた整数であり、各上記組のmビットの符号デー
タを生成するm個の符号生成多項式を上記m個の符号生
成ベクトルの各(K+n−1)個の上記結合係数を含む
N=xm個の結合係数により表現することにより、それ
ぞれがN個の結合係数を有するN個の符号生成多項式を
得るステップと、上記N個の符号生成多項式の各N個の
上記結合係数を要素とするN×Nの符号生成行列を形成
するステップと、上記符号生成行列からその逆行列を得
るステップと、上記逆行列の連続するn行を選択し、上
記選択した各行のN個の要素を結合係数とし、上記N個
の結合係数に従って、上記畳み込み符号データが入力さ
れるN個のシフト段とn個のmod2加算器の対応する
1つとを選択結合するステップ、とを含む、方法により
達成することが出来る。
【0015】この発明の第4の目的は、上記第1または
第2の目的を達成し、受信畳み込み符号を復号して推定
原データを得る上記簡易復号回路と、上記簡易復号回路
からの推定原データを畳み込みにより再符号化する、送
信側符号器と同じ構成の畳み込み符号器と、上記受信符
号データと上記再符号化データとを排他的論理和により
比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果から推定
誤りを復号するビタビ復号回路と、上記簡易復号回路か
らの推定原データと上記ビタビ復号回路からの推定誤り
とをmod2加算することにより上記推定原データの推
定誤りを訂正して出力するmod2加算手段、とを含む
復号器によって達成することが出来る。
【0016】この発明の第5の目的は、上記第1または
第2の目的を達成し、受信畳み込み符号を復号して推定
原データを得る上記簡易復号回路と、上記簡易復号回路
からの推定原データを畳み込みにより再符号化する、送
信側符号器と同じ構成の畳み込み符号器と、上記受信符
号データと上記再符号化データとを排他的論理和により
比較して不一致を検出する比較手段と、上記比較手段に
より検出された不一致の数を計数して、その計数値に対
応する評価値を出力する計数手段、とを含む伝送路品質
監視装置によって達成することが出来る。
【0017】
【実施例】まずこの発明に到達する過程を理解し易くす
るため、この発明の簡易復号回路が対象とする符号化率
n/mの畳み込み符号の生成について説明する。拘束長
Kで所望の符号化率R=n/mの畳み込み符号を生成す
る符号器は周知である。例えばパンクチュアド型符号器
の場合は、図4にK=7,R=n/m=3/4の場合を
示すように、7つのシフト段を有するシフトレジスタ4
と、これら7つのシフト段の予め決めたものと結合され
たmod2加算器51 、52 、及びmod2加算器
1 、52 の出力からn=3ビット毎に予め決めたm/
2=2個のビット位置のデータを抽出するシフトレジス
タ81 、82 から成るパンクチュア回路8とから構成さ
れる。7つのシフト段と各mod2加算器51 、52
の結合状態は7つの係数0または1を要素とする結合ベ
クトルで表され、図4の場合の結合ベクトルは(110110
1)と(1001101)であり、係数“1" 及び“0”はそれぞ
れ結合、非結合を表している。なお、拘束長Kは1つの
mod2加算器と係数“1”で結合された複数のシフト
段の一端から他端までの段数に対応している。
【0018】Kシフト段と各mod2加算器51 、52
との結合は結合ベクトルの係数(要素)が“1”に対応
するシフト段とmod2加算器51 、52 との結線とし
て示してある。この結合ベクトルとパンクチュア回路8
の抽出ビット位置は、生成される畳み込み符号の誤り訂
正能力が最大となるように選ばれた場合を示している。
この例では原データDが3ビット入力される毎に4ビッ
トの符号化データI1,I2 ,Q1 ,Q3 が出力される。
即ち、シフトレジスタ4の全シフト段に原データD1
7 が保持された状態でmod2加算器51 、52 から
データ対I1 ,Q1 が出力され、次にデータD8 が入力
されるとmod2加算器51 、52 からデータ対I2
2 が出力され、以下同様にデータ対(I3 ,Q3 ),
(I1 ,Q1 ),(I2 ,Q2 ),…が得られる。
【0019】mod2加算器51 、52 からのデータ対
がシフトレジスタ81 、82 にそれぞれ3ビット入力さ
れる毎にシフトレジスタ81 の第1及び第2ビット位置
及びシフトレジスタ82 の第1及び第3ビット位置から
それぞれデータI1 ,I2 ,Q1 ,Q3 が1組の畳み込
み符号として出力される。従って4つのデータからなる
1組の畳み込み符号(I1 ,I2 ,Q1 ,Q3 )が得ら
れるには、シフトレジスタ4に原データD1 〜D7 が保
持されている状態に対し更に2つのデータD8,D9 が入
力される必要がある。これら2つのデータD8 ,D9
入力された状態ではシフトレジスタ4にはデータD3
9 が保持されており、シフトレジスタ81 、82 には
mod2加算器51 、52 からの現在の出力対I3 、Q
3 とそれ以前の2対の出力I2 、Q2 、I1 、Q1 が保
持されている。そこで、9ビットのデータD1 〜D9
対しデータI1 、Q1 を生成する2つの符号生成ベクト
ル(各9ビット)と、データI2 を生成する1つの符号
生成ベクトル(9ビット)と、データQ3 を生成する1
つの符号生成ベクトル(9ビット)を規定することがで
きる。
【0020】図5は図4と同様に拘束長K=7,符号化
率R=3/4の場合のパンクチュアド型でない畳み込み
符号器の例であり、9個のシフト段を有するシフトレジ
スタ4と、9個のシフト段とそれぞれ予め決めた結合ベ
クトルで結合された4つのmod2加算器51 〜54
から構成されている。図5の接続から明らかなようにm
od2加算器52 とシフトレジスタ4の接続はmod2
加算器51 とシフトレジスタ4の接続と接続位置が1段
ずれているだけであり、同様にmod2加算器54 とシ
フトレジスタ4の接続はmod2加算器53 と2段ずれ
ているだけである。従って、図5の符号器は図4の符号
器と本質的に同じものであり、何れの場合も4ビットの
畳み込み符号I1 ,I2 ,Q1 ,Q3 を得るのに連続9
ビットの入力データを必要とし、原データDが3ビット
追加される毎に1組4ビット(I 1 ,I2 ,Q1
3 )の畳み込み符号が出力される。従って、図5の場
合これら4ビットの符号データを生成するための4つの
符号生成ベクトル(各9ビット)は上記4つの結合ベク
トルと同じものであり、これらは図4の4つの符号生成
ベクトルと同じである。一般に、拘束長K、符号化率n
/mの場合、mビット1組の畳み込み符号を得るには連
続K+n−1ビットの入力データを必要とし、入力デー
タDがnビット追加される毎にmビットの畳み込み符号
を得るK+n−1ビットの生成ベクトルをn個規定する
ことができる。
【0021】図4及び5で示した例では9ビットの原デ
ータD1 〜D9 を用いて最初の1組の符号データI1 1
2 1,Q1 1,Q3 1をそれぞれ次式 I1 1=D1+D2+D4+D5+D72 1=D2+D3+D5+D6+D81 1=D1+D4+D5+D6+D73 1=D3+D6+D7+D8+D9 (1) の様に表すことができる。但し上式中の記号“+”はm
od2加算(排他的論理和)を表すものとする。前述の
ように、受信側において受信したK=7,R=3/4の
畳み込み符号データI1 ,I2 ,Q1 ,Q3 から原デー
タD1 〜D9 を復号できる誤り訂正機能を持たない簡易
復号回路はこの出願の発明者らにより試行錯誤的にたま
たま1つだけ構成することができたが、一般に拘束長
K、符号化率R=n/mの畳み込み符号をビタビ復号ア
ルゴリズムを使わないで復号できる簡易復号回路を構成
することは非常に困難であった。
【0022】ところで、式(1)で表される状態にある
図4又は5の符号器に更に3ビットの原データD10,D
11,D12を入力して得られる符号器の1組の出力符号デ
ータI1 2,I2 2,Q1 2,Q3 2は次式 I1 2=D4+D5+D7+D8+D102 2=D5+D6+D8+D9+D111 2=D4+D7+D8+D9+D103 2=D6+D9+D10+D11+D12 (2) で表される。式(1)では9個の変数D1 〜D9 により
1組4個のmod2加算値I1 1,I2 1,Q1 1,Q3 1を決
定する1組4つの多項式が得られ、式(2)では3個の
変数D10〜D12が新たに追加されて更に4個のmod2
加算値を決定する4つの多項式が得られる。この様に原
データDが3ビットずつ入力される毎に1組4個ずつ多
項式が増加するので、これを繰り返せばある時点で得ら
れた多項式の数が使用された変数D1 ,D2 ,…の数と
等しいかそれより大きくなる。例えば上述のK=7,n
/m=3/4の場合は、全部でx組の多項式が得られた
時点で全多項式の数が変数データDの数以上になったと
すると、次式 4x≧9+3(x−1) (3) が成立するので、式(3)を満足する最小の整数xの値
はx=6となり、24個の変数D1 〜D24を含む24個
の多項式が得られる。このことは畳み込み符号データで
ある24個(6組)のmod2加算値(I1 1,I2 1,Q
1 1,Q3 1),(I 1 2,I2 2,Q1 2,Q3 2),…,
(I1 6,I2 6,Q1 6,Q3 6)が与えられれば逆に変数D
1 〜D24を決定することができることを意味している。
そこで受信側の簡易復号回路においては少なくとも24
個の受信符号データを保持することができるシフトレジ
スタを設ければ、このシフトレジスタに保持された24
個の受信データ、即ち6組の受信畳み込み符号から24
ビットの原データD1 〜D24を以下のようにして求める
ことができる。
【0023】上述の24個の多項式を、係数ai,j ( a
i,j は0又は1であり、i=1〜24、j=1〜24で
ある)を使って次のような符号生成多項式として表す。 I1 1=a1,11+a1,22+…+a1,24242 1=a2,11+a2,22+…+a2,24241 1=a3,11+a3,22+…+a3,24243 1=a4,11+a4,22+…+a4,2424 ・ ・ I1 6=a21,11+a21,22+…+a21,24242 6=a22,11+a22,22+…+a22,24241 6=a23,11+a23,22+…+a23,24243 6=a24,11+a24,22+…+a24,2424 (4) 式(1)、(2)を参照すれば、例えばa1,1 =1,a
1,2 =1,a1,3 =0,a1,4 =1,a1,5 =1,a1,
6 =0,a1,7 =1であり、8≦j≦24ではai,j
0であることは明かである。同様にして他の全ての係数
も決定されており、これら全多項式の係数ai,j を要素
とする正方行列Aを図6に示す。即ち、この行列Aは図
4又は5に示す符号器の畳み込み符号生成行列を表して
いる。図6から明らかなように、例えば4行9列の係数
1,1 〜a4,9 が例えば図5に示す4つのmod2加算
器51 〜54 のそれぞれとシフトレジスタ4の9つのシ
フト段との結合係数を示している。この様に全ての係数
i,j は図4又は5の符号器の構成により予め決められ
ている。従って式(4)の係数ai,j を要素とする正方
行列Aの逆行列Bを求めれば原データD1 〜D24は次式
により求められる。
【0024】 D1=b1,11 1+b1,22 1+b1,31 1+…+b1,243 62=b2,11 1+b2,22 1+b2,31 1+…+b2,243 6 ・ ・ D24=b24,11 1+b24,22 1+b24,31 1+…+b24,243 6 (5) ここでbi,j (i=1〜24,j=1〜24)は正方行
列Bの要素であり、“1" 又は“0" である。式(5)
を復号生成多項式を呼ぶ。
【0025】図6に示す正方行列Aの逆行列は容易に計
算することができ、その計算結果を図7に示す。行列B
は原データ復号生成行列を表している。前述の説明から
明らかなように符号化率R=3/4の場合の畳み込み符
号の復号においては4ビットの受信符号データ毎に3ビ
ットの原データを得ることになる。図7の行列Bにおい
て、任意の行から開始して連続する3行は何れも図6に
示す符号生成行列に従って畳み込み符号化を行う図4又
は5に示す符号器によって生成された畳み込み符号から
3ビットの原データを決定する3つの復号生成多項式の
係数解を与えており、どの連続する3行の係数を使って
も復号回路を構成することができる。
【0026】図8は図7においてLa で示す最下3行の
グループの係数を使って構成したこの発明による簡易復
号回路の実施例を示し、復号すべき符号は前述の図4又
は5の符号器によって生成される拘束長K=7,符号化
率R=3/4の畳み込み符号である。この実施例では2
4ビットの受信符号データを保持するのに必要な24個
のシフト段#1〜#24は4行6列に配列され、各行の
6つのシフト段は直列に接続され4つのシフトレジスタ
SR1 〜SR4 が構成され、これら4つのシフトレジス
タがシフトレジスタ回路22を構成している。これら4
つのシフトレジスタSR1 〜SR4 の入力端子211
214 に4ビット毎の入力符号データI 1 ,I2
1 ,Q3 を分配して入力することを繰り返すことによ
り24個のシフト段の全てがデータが満たされている状
態では第1行第6列(右上角)のシフト段に最も早い、
即ち最も古いデータが保持され、第4行第1列(左下
角)のシフト段に最も遅れた、即ち最も新しいデータが
保持されているので、24個のデータの最も早いデータ
から最も遅れたデータまでをそれぞれ保持しているシフ
ト段に図に示すように番号#1〜#24を順に付けてあ
る。
【0027】図8の簡易復号回路には復号結果を3ビッ
トずつ並列出力する3つのmod2加算器231 、23
2 、233 が更に設けられている。図7の行グループL
a 内の第1行目の左から右に並んだ24個の係数は24
個のシフト段#1〜#24のそれぞれとmod2加算器
231 との結合状態を表し、係数“1”のそれぞれの位
置に対応するシフト段#1〜#4、#6、#9、#1
5、#17、#19、#20、#23の出力が選択され
mod2加算器231 でmod2加算される。同様に行
グループLa 内の第2行目の24個の係数は24個のシ
フト段#1〜#24のそれぞれとmod2加算器232
との結合状態を表し、係数“1”の位置に対応するシフ
ト段#5〜#9、#11、#12、#15〜#19、#
21〜#23の出力が選択されmod2加算器232
mod2加算され、行グループLa内の第3行目の24
個の係数は24個のシフト段のそれぞれとmod2加算
器233 との結合状態を表し、係数“1”の位置に対応
するシフト段#9〜#12、#14、#17、#21、
#22、#24の出力が選択されmod2加算器23 3
でmod2加算される。
【0028】最初の24個の符号データがシフトレジス
タ回路22に保持された状態でmod2加算器231
233 から得られる出力は復号された原データD1 ,D
2 ,D3 である。以降4ビットのデータI1 ,I2 ,Q
1 ,Q3 がシフトレジスタ回路22に入力される毎にデ
ータD4 ,D5 ,D6 ,…が3ビットずつ出力端子24
1 、242 、243 に得られる。
【0029】前述のように行グループLa は畳み込み符
号の復号を可能とする生成多項式を決める1組の係数解
であり、同様に他の任意の連続する3行のグループの何
れも同様の畳み込み符号の復号を可能とする生成多項式
を決める他の組の係数解となっている。それぞれ連続す
る3行の係数に従って図8における24個のシフト段#
1〜#24と3つのmod2加算器231 、232 、2
3 との結線を行えば同様に簡易復号回路を構成するこ
とができる。例えばLb で示す最上3行を使って簡易復
号回路を構成する場合は、図7から明らかなように行グ
ループLb の右端4つのビット位置の係数は全て“0”
となっており、この4つのビット位置に対応するシフト
段は3つのmod2加算器231 、232 、233 の何
れとも結合されない。従ってこの4つのシフト段を省略
することができ、その場合シフトレジスタ回路22はシ
フト段#21〜#24が省略された4行5列のシフトレ
ジスタ回路となる。この場合が前述の論文に発表した、
この出願の発明者等によって試行錯誤的に構成すること
ができた復号回路に相当する。
【0030】行グループLc は行グループLb において
右端4つのビット位置の係数“0”を全て左端に移した
ものと等価であり、その4つのビット位置に対応するシ
フト段も同様に省略できるので、行グループLb に従っ
て構成した簡易復号回路と全く同じとなる。この様にK
=7,R=3/4の畳み込み符号が4ビット毎に並列に
入力される簡易復号回路のシフトレジスタ回路22は一
般には4行6列のシフトレジスタ回路となるが、図7の
場合のように1つまたは複数のシフト段が省略できる係
数解の組が得られる場合もある。また図8におけるシフ
ト段#13のように何れのmod2加算器とも結合され
ないがデータ間のタイミングを保存するためにのみ使わ
れるものもある。
【0031】図8の実施例では入力符号データが4ビッ
ト毎に並列に入力される場合の簡易復号回路の例を示し
たが、図9に示す簡易復号回路の実施例は直列に入力さ
れる畳み込み符号に対し図8の場合と同様に図7の逆行
列で表された係数解の1つの組である行グループLa に
従って構成した場合を示す。この実施例ではシフトレジ
スタ回路22を構成する24個のシフト段#1〜#24
は全て直列に接続され、これらのシフト段と3つのmo
d2加算器231 、232 、233 が図7の逆行列中の
行グループLa の係数に従って図8の場合と同様に接続
されている。入力符号データはI1 ,I2 ,Q1 ,Q3
の順に繰り返しシフトレジスタ回路22に入力され、全
シフト段#1〜#24にデータが初めて満たされた状態
でmod2加算器231 、232 、233 の出力が復号
された原データD1 ,D2 ,D3としてラッチ251
252 、253 に取り込まれ、出力端子241 、2
2 、243 に出力される。以降は4ビットの符号デー
タI1 ,I2 ,Q1 ,Q3 が入力される毎にmod2加
算器231 、232 、233 から3ビットの復号データ
がラッチ251 、252 、253 に取り込まれる。
【0032】上述では拘束長K=7、符号化率R=n/
m=3/4の畳み込み符号に対する簡易復号回路の例を
説明したが、同じ拘束長K=7,で例えば符号化率R=
n/m=7/8の畳み込み符号の場合についてその簡易
復号回路を構成する手順を簡単に説明する。最初の13
ビットの原データD1 〜D13を用いて次の符号生成多項
式に従った符号器により最初の8ビットの畳み込み符号
データI1 ,I2 ,I 3 ,I4 ,I6 ,Q1 ,Q5 ,Q
7 を生成するものとする。
【0033】 I1 1=D1+D2+D4+D5+D72 1=D2+D3+D5+D6+D83 1=D3+D4+D6+D7+D94 1=D4+D5+D7+D8+D106 1=D6+D7+D9+D10+D121 1=D1+D4+D5+D6+D75 1=D5+D8+D9+D10+D117 1=D7+D10+D11+D12+D13 (6) 次の7ビットの原データD14〜D20が符号器に入力され
ると上式中のデータを全て7ビットシフトして得られる
次式により次の8ビット1組の符号データが得られる。
【0034】 I1 2=D8+D9+D11+D12+D142 2=D9+D10+D12+D13+D153 2=D10+D11+D13+D14+D164 2=D11+D12+D14+D15+D176 2=D13+D14+D16+D17+D191 2=D8+D11+D12+D13+D145 2=D12+D15+D16+D17+D187 2=D14+D17+D18+D19+D20 (7) 更に原データDを7ビット符号器に入力する毎に8ビッ
ト1組の符号データが増えるので、8ビット符号データ
の生成をx回繰り返したとき、得られる符号生成多項式
の数(全符号データ数)がそれまでに入力された原デー
タDの数と等しいかそれより大きいとすると、8x≧1
3+7(x−1)が成り立つから最小のxの値はx=6
となる。この時得られる8x=48個の符号データをそ
れぞれ表す符号生成多項式の各係数ai,j (i=1〜4
8,j=1〜48)で表すと、式(6)、(7)からこ
れらの係数ai,j は図10に示す正方行列Aで表すこと
ができる。これら48個の符号生成多項式の係数がこの
ように決められているので、48個の符号化データが与
えられれば逆に48個の原データを決定することがで
き、それら原データを生成する復号生成多項式の係数b
i,j (i=1〜48,j=1〜48)は図10に示す正
方行列Aの逆行列B=A1 によって与えられ、その逆行
列Bの計算結果を図11に示す。従って、簡易復号回路
においては8x=48ビットの入力畳み込み符号データ
を保持するシフト段数を有するシフトレジスタ回路を設
ければ、新しく入力された8ビットの符号データとそれ
以前の40ビットの符号データから図11で決められた
係数の7つの復号生成多項式を使って7ビットの原デー
タを復号する事ができる。
【0035】図11の逆行列において、任意の行から開
始する連続する7行は何れも復号生成多項式の係数解の
組を与える。例えば行グループLa で示す最上7行の係
数に従って構成した簡易復号回路を図12に示す。図8
の場合と同様に行グループLa 内の第1〜7行の係数
“1”の位置はシフト段#1〜#48中の、mod2加
算器231 〜237 と結合すべきシフト段番号を表して
いる。この簡易復号回路により、最初の48ビットの符
号データがシフト段#1〜#48に保持された状態で原
データD1 〜D7 がmod2加算器231 〜237 から
復号されて出力され、以降入力符号データが8ビット与
えられる毎に7ビットの原データが復号される。図11
の簡易復号回路も図9と同様に全てのシフト段が直列接
続された構成に変形できることは明かである。
【0036】一般に拘束長K、符号化率R=n/mの畳
み込み符号に対する簡易復号回路において、シフトレジ
スタ回路22に保持しなければならない全データビット
数N=mxは式(3)と同様に次式 mx≧K+n−1+n(x−1) (8) を満足する必要がある。従って列数(例えば図8の実施
例の各シフトレジスタSR1 〜SR4 のシフト段数)x
は次式 x≧(K−1)/(m−n) (9) を満足する整数を選べばよく、またシフトレジスタ回路
22内の必要な全シフト段数Nは次式 N=xm≧m(K−1)/(m−n) (10) で表される。簡易復号回路の構成を小さくするにはxの
値を小さく選ぶことが好ましく、その場合は次式 x=[(K−1)/(m−n)] (11) によってxの値を決定すればよい。但し記号[p]は実
数p以上の最小の整数を表すものとする。あるいは上式
(9)、(10)において(K−1)/(m−n)が整
数とならない場合は、(K−1)/(m’−n)が整数
となるmを越えない最大の整数m’を求めてmの代わり
に用いてもよい。一般にm’=n+1に選べば式(9)
のxの値は拘束長Kが如何なる値でも常に整数となる。
即ち、例えば式(1)のようなm個の畳み込み符号生成
多項式からm’=n+1個を選択して前述と同様にnビ
ットのデータを追加する毎にm’個の生成多項式を増や
していく手順でxm’個の生成多項式を得て、それら多
項式の係数を要素とするmx×mxの正方行列Aを求め
る。この場合、シフトレジスタ回路22内の1行のシフ
ト段数xはK−1となる。何れの方法においても得られ
た符号生成行列Aの行列式が0となった場合は逆行列B
=A-1を求めることはできない。その時は式(9)を満
足する他のxの値を選べば逆行列を求められる可能性が
ある。
【0037】この様にこの発明によれば従来構成できな
かった任意の符号化率n/mの復号回路を例えば図8、
9、12に示すようにシフトレジスタ回路と論理回路に
より簡単に実現できる。この発明の適用例として、図1
と同様に簡易復号回路を用いて構成した符号化率n/m
のSST型ビタビ復号器の構成を図13に示す。伝送路
上で誤りの加わったmビットの受信畳み込み符号データ
(軟判定データ)X1 〜Xm から符号化率n/mのこの
発明の簡易復号回路20を用いてnビットの原データD
の推測を行う。次にnビットの推測原データD’を送信
側畳み込み符号器と同じ構成の符号器3で再符号化し、
この再符号化畳み込み符号と受信畳み込み符号X1 〜X
mを比較器(排他的論理和回路)131 〜13m で比較
して検出される伝送路誤りに起因したビットパターン異
常を狭義のビタビ復号回路14に入力し、対応する推定
データD’の誤りを復号する。この結果得られた推定デ
ータD’の誤りと簡易復号回路20の出力である推定原
データD’をmod2加算器151 〜15nでmod2
加算することにより推定原データD’中の誤りを訂正し
てnビットの最終復号データDを得る。
【0038】この発明の他の適用例として、回線の品質
を監視するため、バーモニタと呼ばれる伝送路符号誤り
測定装置に適用した場合の構成を図14に示す。伝送路
上から得た符号化率n/mの受信符号データが端子11
1 〜11m に与えられ、図13の場合と同様に誤り訂正
機能を持たないこの発明の簡易復号回路20でnビット
の原データが推定復号される。復号結果は図13と同様
に送信側符号器と同じ構成の符号器3により再符号化さ
れて比較器131 〜13m に与えられる。一方、端子1
1 〜11m から受信mビット符号データもタイミング
を合わせる遅延回路121 〜12m を通して比較器13
1 〜13m に与えられ、再符号化データと比較される。
受信mビット符号データに伝送路誤りがなければ受信符
号データと再符号化データは互いに一致し、比較器13
1 〜13m の出力は全て“0”である。受信符号データ
に伝送路誤りがあるとそのビットパターンの異常が生
じ、再符号化データとの間に不一致が生じ、不一致を検
出した比較器から“1”が出力され、その不一致を表す
“1”が計数回路18により計数される。計数回路18
は誤りの計数値に基づいて回線品質を表す評価値を計算
して出力する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
予め決められた任意の符号化率n/mの畳み込み符号を
複合できる簡易復号回路を実現できる。この簡易復号回
路をSST型ビタビ復号器に適用すれば、それに使用さ
れている狭義のビタビ復号回路は主に誤り系列だけを復
号する事になる。伝送路で受ける誤り系列は原データ系
列の情報量と比較すれば、その量は大幅に小さいので、
狭義のビタビ復号回路をCMOSによって構成すること
によりビタビ復号回路における電力消費を大幅に小さく
できる。また誤り系列だけを復号すればよいため、その
状態は“0,0”の状態に集中するものと見ることがで
きる。このため最尤判定回路を特に設けなくてもあるパ
スメモリ系列を特定してその出力から復号出力を取り出
す構成にしても大きな誤差が発生することはない。従っ
て、最尤判定回路を省略することができ、回路規模を小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のSST型ビタビ復号器の構成を示すブロ
ック図。
【図2】符号化率R=1/2、拘束長K=4の符号器の
構成図。
【図3】図2の符号器に対応する簡易復号回路の構成
図。
【図4】符号化率R=3/4、拘束長K=7のパンクチ
ュアド型符号器の構成図。
【図5】図4の符号器を変形した非パンクチュアド型符
号器の例を示す図。
【図6】図4の符号器の符号生成多項式の係数を要素と
する正方行列を示す図。
【図7】図6の正方行列の逆行列を示す図。
【図8】図7により求められた復号生成多項式の係数に
従って構成した簡易復号回路の実施例を示す図。
【図9】図8の復号回路の変形実施例を示す図。
【図10】符号化率R=7/8、拘束長K=7の符号生
成多項式の係数を要素とする正方行列を示す図。
【図11】図10の行列の逆行列を示す図。
【図12】図11により求められた復号生成多項式の係
数に従って構成した簡易復号回路の実施例を示す図。
【図13】この発明の簡易復号回路を適用したSST型
ビタビ復号器の構成を示すブロック図。
【図14】この発明の簡易復号回路を適用した伝送路符
号誤り測定装置の構成を示すブロック図。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 修三 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号器に入力された原データの連続する
    K+n−1ビットから、それぞれがK+n−1個の予め
    決めた結合係数からなるm個の符号生成ベクトルのそれ
    ぞれの結合係数に従ってそれぞれ選択されたデータをそ
    れぞれmod2加算してmビットの符号データを出力す
    ることを、原データがnビットずつシフトして上記符号
    器に入力される毎に繰り返して生成された拘束長K、符
    号化率R=n/mの畳み込み符号を復号する簡易復号回
    路であり、K,n,mは自然数、K>1,m>nであ
    り、 順次受信したmビット毎の上記畳み込み符号のデータが
    それぞれ1ビットずつ供給され、それぞれがx≧(K−
    1)/(m−n)を満足する予め決めた整数x個の直列
    接続されたシフト段を有するm個のシフトレジスタと、
    上記m個のシフトレジスタの全N=mx個のシフト段は
    N個の符号データを保持するためのシフトレジスタ回路
    を構成し、 上記符号器の符号生成ベクトルに対応した復号生成行列
    中から選択された連続するn行がそれぞれ有するN個の
    要素である結合係数に従って上記N個のシフト段から選
    択したそれぞれ複数の上記シフト段から出力を取り出す
    n個の選択結合手段と、 上記n個の選択結合手段とそれぞれ接続され、それぞれ
    上記複数のシフト段の出力のmod2加算を行いnビッ
    トの復号データを出力するn個のmod2加算手段、 とを含み、上記復号生成行列は、nビット毎に上記符号
    器に入力された原データの連続するK+n−1ビットに
    対し上記符号器のm個の符号生成ベクトルを使って作ら
    れたN=mx個の符号を生成するN個の符号生成多項式
    のN×N個の係数を要素とする正方行列の逆行列であ
    る。
  2. 【請求項2】 符号器に入力された原データの連続する
    K+n−1ビットから、それぞれがK+n−1個の予め
    決めた結合係数からなるm個の符号生成ベクトルのそれ
    ぞれの結合係数に従ってそれぞれ選択されたデータをそ
    れぞれmod2加算してmビットの符号データを出力す
    ることを、原データがnビットずつシフトして上記符号
    器に入力される毎に繰り返して生成された拘束長K、符
    号化率R=n/mの畳み込み符号を復号する簡易復号回
    路であり、K,n,mは自然数、K>1,m>nであ
    り、 受信した上記畳み込み符号のデータが1ビットずつ供給
    され、N≧m(K−1)/(m−n)を満足する予め決
    めた整数N個の直列接続されたシフト段を有するシフト
    レジスタと、上記N個のシフト段はN個の符号データを
    保持するためのシフトレジスタ回路を構成し、 上記符号器の符号生成ベクトルに対応した復号生成行列
    中から選択された連続するn行がそれぞれ有するN個の
    要素である結合係数に従って上記N個のシフト段から選
    択したそれぞれ複数の上記シフト段から出力を取り出す
    n個の選択結合手段と、 上記n個の選択結合手段とそれぞれ接続され、それぞれ
    上記複数のシフト段の出力のmod2加算を行いnビッ
    トの復号データを出力するn個のmod2加算手段、 とを含み、上記復号生成行列は、nビット毎に上記符号
    器に入力された原データの連続K+n−1ビットに対し
    上記符号器のm個の符号生成ベクトルを使って作られた
    N個の符号を生成するN個の符号生成多項式のN×N個
    の係数を要素とする正方行列の逆行列である。
  3. 【請求項3】 符号器に入力された原データの連続する
    K+n−1ビットから、それぞれがK+n−1個の予め
    決めた結合係数からなるm個の符号生成ベクトルのそれ
    ぞれの結合係数に従ってそれぞれ選択されたデータをそ
    れぞれmod2加算してmビットの符号データを出力す
    ることを、原データがnビットずつシフトして上記符号
    器に入力される毎に繰り返して生成された拘束長K、符
    号化率R=n/mの畳み込み符号を復号する簡易復号方
    法であり、K,n,mは自然数、K>1,m>nであ
    り、 mビットずつ受信した上記畳み込み符号の最も新しい連
    続するNビット、NはN≧m(K−1)/(m−n)を
    満足する予め決めた整数、を保持するステップと、 上記符号器の符号生成ベクトルに対応した復号生成行列
    中から選択された連続するn行がそれぞれ有するN個の
    要素である結合係数に従って上記Nビットの保持された
    データからそれぞれ選択したデータをn個のグループで
    取り出すステップと、 上記n個の各グループ内の上記選択されたデータをmo
    d2加算してnビットの復号データを出力するステッ
    プ、 とを含み、上記復号生成行列は、nビット毎に上記符号
    器に入力された原データの連続K+n−1ビットに対し
    上記符号器のm個の符号生成ベクトルを使って作られた
    N=mx個の符号を生成するN個の符号生成多項式のN
    ×N個の係数を要素とする正方行列の逆行列である。
  4. 【請求項4】 符号器に入力された原データの連続する
    K+n−1ビットから、それぞれがK+n−1個の予め
    決めた結合係数からなるm個の符号生成ベクトルのそれ
    ぞれの結合係数に従ってそれぞれ選択されたデータをそ
    れぞれmod2加算してmビットの符号データを出力す
    ることを、原データがnビットずつシフトして上記符号
    器に入力される毎に繰り返して生成された拘束長K、符
    号化率R=n/mの畳み込み符号を復号する簡易復号回
    路の形成方法であり、K,n,mは自然数、K>1,m
    >nであり、 上記原データがnビット入力される毎に入力された最新
    の連続するK+n−1ビットの上記原データに対し上記
    m個の符号生成ベクトルを使ってmビットの符号データ
    を生成することを繰り返し、各組がmビットの符号デー
    タをx組を得るステップと、xはx≧(K−1)/(m
    −n)を満足する予め決めた整数であり、 各上記組のmビットの符号データを生成するm個の符号
    生成多項式を上記m個の符号生成ベクトルの各(K+n
    −1)個の上記結合係数を含むN=xm個の結合係数に
    より表現することにより、それぞれがN個の結合係数を
    有するN個の符号生成多項式を得るステップと、 上記N個の符号生成多項式の各N個の上記結合係数を要
    素とするN×Nの符号生成行列を形成するステップと、 上記符号生成行列からその逆行列を得るステップと、 上記逆行列の連続するn行を選択し、上記選択した各行
    のN個の要素を結合係数とし、上記N個の結合係数に従
    って、上記畳み込み符号データが入力されるN個のシフ
    ト段とn個のmod2加算器の対応する1つとを選択結
    合するステップ、とを含む。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の簡易復号回路におい
    て、上記xの値は次式 x=[(K−1)/(m−n)] によって与えられ、記号[p]は実数p以上の最小の整
    数を表す。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の簡易復号回路におい
    て、上記Nの値は次式 N=m[(K−1)/(m−n)] によって与えられ、記号[p]は実数p以上の最小の整
    数を表す。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の簡易復号方法におい
    て、上記Nの値は次式 N=m[(K−1)/(m−n)] によって与えられ、記号[p]は実数p以上の最小の整
    数を表す。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の簡易復号回路の形成方
    法において、上記xの値は次式 x=[(K−1)/(m−n)〕 によって与えられ、記号[p]は実数p以上の最小の整
    数を表す。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載の簡易復号回路
    において、K=4,R=n/m=1/2であり、かつ上
    記復号生成行列の上記選択される行のベクトルが(1
    1)である構成と、K=7,R=n/m=1/2であ
    り、かつ上記復号生成行列の上記選択される行のベクト
    ルが(1110111010)である構成を除く。
  10. 【請求項10】 請求項3に記載の簡易復号方法におい
    て、K=4,R=n/m=1/2であり、かつ上記復号
    生成行列の上記選択される行のベクトルが(11)であ
    る場合と、K=7,R=n/m=1/2であり、かつ上
    記復号生成行列の上記選択される行のベクトルが(11101
    11010)である場合を除く。
  11. 【請求項11】 受信畳み込み符号を復号して推定原デ
    ータを得るクレーム1または2の簡易復号回路と、 上記簡易復号回路からの推定原データを畳み込みにより
    再符号化する、送信側符号器と同じ構成の畳み込み符号
    器と、 上記受信符号データと上記再符号化データとを排他的論
    理和により比較する比較手段と、 上記比較手段の比較結果から推定誤りを復号するビタビ
    復号回路と、 上記簡易復号回路からの推定原データと上記ビタビ復号
    回路からの推定誤りとをmod2加算することにより上
    記推定原データの推定誤りを訂正して出力するmod2
    加算手段、 とを含む復号器。
  12. 【請求項12】 受信畳み込み符号を復号して推定原デ
    ータを得るクレーム1または2の簡易復号回路と、 上記簡易復号回路からの推定原データを畳み込みにより
    再符号化する、送信側符号器と同じ構成の畳み込み符号
    器と、 上記受信符号データと上記再符号化データとを排他的論
    理和により比較して不一致を検出する比較手段と、 上記比較手段により検出された不一致の数を計数して、
    その計数値に対応する評価値を出力する計数手段、 とを含む伝送路品質監視装置。
JP4336292A 1991-12-16 1992-12-16 畳み込み符号の簡易復号方法及び簡易復号回路 Pending JPH05244019A (ja)

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