JPH05243976A - 分周回路 - Google Patents
分周回路Info
- Publication number
- JPH05243976A JPH05243976A JP7825292A JP7825292A JPH05243976A JP H05243976 A JPH05243976 A JP H05243976A JP 7825292 A JP7825292 A JP 7825292A JP 7825292 A JP7825292 A JP 7825292A JP H05243976 A JPH05243976 A JP H05243976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- signal
- frequency division
- frequency dividing
- oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的低い単一周波数を発振する一つの発振
器を利用し、構成を簡素化し、かつ、整数以外の分周比
の出力分周信号を容易に得る。 【構成】 単一周波数Nの発振信号Ssを出力する発振
器10と、分周比K又はK+1に切り替え可能な分周器
12と、この分周器12の分周比を制御する分周器14
で構成される。発振器10からの発振信号Ssを分周器
12では、分周比K又はK+1で分周し、出力分周信号
Soとして出力すると同時に分周器14に供給してL分
周し、かつ、L周期で分周器12を分周比K又はK+1
に制御して変更し、設定する。このようにして、1/
{(K+1)−1/L}の閉ループ制御により、整数以
外の数の分周比を得る。
器を利用し、構成を簡素化し、かつ、整数以外の分周比
の出力分周信号を容易に得る。 【構成】 単一周波数Nの発振信号Ssを出力する発振
器10と、分周比K又はK+1に切り替え可能な分周器
12と、この分周器12の分周比を制御する分周器14
で構成される。発振器10からの発振信号Ssを分周器
12では、分周比K又はK+1で分周し、出力分周信号
Soとして出力すると同時に分周器14に供給してL分
周し、かつ、L周期で分周器12を分周比K又はK+1
に制御して変更し、設定する。このようにして、1/
{(K+1)−1/L}の閉ループ制御により、整数以
外の数の分周比を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル機器の周波数
が異なるクロック信号を生成するタイミングゼネレータ
等に利用する分周回路に関する。
が異なるクロック信号を生成するタイミングゼネレータ
等に利用する分周回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分周回路は、図2に示すように発
振周波数Nの発振信号を出力する発振器2と、分周比M
の分周器4とで構成されている。この構成では、発振器
2の周波数Nを1/Mに分周した周波数(N/M)の出
力分周信号Soを分周器4から出力している。近時の分
周器はデジタルカウンタ回路で構成され、例えば、分周
比2を得るには、二つのカウンタを従属接続して構成
し、また、分周比3を得るには三つのカウンタを従属接
続した構成により、所望の分周比を得ている。この場
合、分周比は整数比のみである。したがって、所望の周
波数を得るための分周比として整数比以外の数値が要求
された場合は発振器の発振周波数Nを変化させて対応し
ている。
振周波数Nの発振信号を出力する発振器2と、分周比M
の分周器4とで構成されている。この構成では、発振器
2の周波数Nを1/Mに分周した周波数(N/M)の出
力分周信号Soを分周器4から出力している。近時の分
周器はデジタルカウンタ回路で構成され、例えば、分周
比2を得るには、二つのカウンタを従属接続して構成
し、また、分周比3を得るには三つのカウンタを従属接
続した構成により、所望の分周比を得ている。この場
合、分周比は整数比のみである。したがって、所望の周
波数を得るための分周比として整数比以外の数値が要求
された場合は発振器の発振周波数Nを変化させて対応し
ている。
【0003】例えば、発振周波数N=10MHZ、分周比
M=10の場合、出力分周信号SoとしてN/M=10
/10=1MHZが得られる。ここで出力分周信号Soと
して1.1MHZが必要な場合に発振周波数N=10MHZ
のままでは、分周比M=10.1が必要になる。しか
し、分周器4では10.1の分周比が得られないため、
発振器2の発振信号を発振周波数N=11MHZに変更
し、分周器4は分周比M=10のままとして、1.1M
HZの出力分周信号Soを生成している。このようにし
て、従来の分周回路は、発振器2と分周器4とをそれぞ
れ一つを用い、分周比の最適値を発振器2と分周器4と
で選択して、所望の出力信号周波数を得ている。
M=10の場合、出力分周信号SoとしてN/M=10
/10=1MHZが得られる。ここで出力分周信号Soと
して1.1MHZが必要な場合に発振周波数N=10MHZ
のままでは、分周比M=10.1が必要になる。しか
し、分周器4では10.1の分周比が得られないため、
発振器2の発振信号を発振周波数N=11MHZに変更
し、分周器4は分周比M=10のままとして、1.1M
HZの出力分周信号Soを生成している。このようにし
て、従来の分周回路は、発振器2と分周器4とをそれぞ
れ一つを用い、分周比の最適値を発振器2と分周器4と
で選択して、所望の出力信号周波数を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の分周回路で
は、分周比が整数比以外の値の場合は発振器2の発振周
波数を変更しなければならず、複数の発振周波数が異な
る発振器2が必要となり、回路規模が増大するという問
題がある。
は、分周比が整数比以外の値の場合は発振器2の発振周
波数を変更しなければならず、複数の発振周波数が異な
る発振器2が必要となり、回路規模が増大するという問
題がある。
【0005】また、例えば、出力分周信号Soとして、
1.1MHZ、1.3MHZ、1.7MHZの三つの周波数が
必要な場合は、これら三つの周波数の最小公倍数の周波
数を発振する一つの発振器と、分周比を外部より設定可
能な一つの分周器とを用いれば良いが、この場合、発振
器の発振周波数が極めて高くなる。すなわち、より多数
の発振周波数が必要な場合は、発振周波数信号そのもの
が得られ難いという問題がある。
1.1MHZ、1.3MHZ、1.7MHZの三つの周波数が
必要な場合は、これら三つの周波数の最小公倍数の周波
数を発振する一つの発振器と、分周比を外部より設定可
能な一つの分周器とを用いれば良いが、この場合、発振
器の発振周波数が極めて高くなる。すなわち、より多数
の発振周波数が必要な場合は、発振周波数信号そのもの
が得られ難いという問題がある。
【0006】本発明は、このような従来の技術における
問題を解決するものであり、比較的低い単一周波数を発
振する一つの発振器が利用でき、構成が簡素化され、か
つ、整数以外の分周比の出力分周信号を容易に得ること
ができる分周回路を提供することを目的とする。
問題を解決するものであり、比較的低い単一周波数を発
振する一つの発振器が利用でき、構成が簡素化され、か
つ、整数以外の分周比の出力分周信号を容易に得ること
ができる分周回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分周回路は、単一周波数の発振信号を出力
する一つの発振手段と、単一周波数の発振信号を分周比
K又はK+1で分周して分周出力信号を送出する分周手
段と、分周出力信号を計数して分周手段の2つの分周比
K、K+1を切り替える閉ループ制御を行うとともに、
分周比Lの分周・切り替え制御手段とで構成され、分周
手段と分周・切り替え制御手段との閉ループ制御により
1/{(K+1)−1/L}の分周を行う構成としてあ
る。
に、本発明の分周回路は、単一周波数の発振信号を出力
する一つの発振手段と、単一周波数の発振信号を分周比
K又はK+1で分周して分周出力信号を送出する分周手
段と、分周出力信号を計数して分周手段の2つの分周比
K、K+1を切り替える閉ループ制御を行うとともに、
分周比Lの分周・切り替え制御手段とで構成され、分周
手段と分周・切り替え制御手段との閉ループ制御により
1/{(K+1)−1/L}の分周を行う構成としてあ
る。
【0008】
【作用】このような構成からなる本発明の分周回路で
は、分周手段と分周・切り替え制御手段との閉ループに
より1/{(K+1)−1/L}の分周を行うようにし
ているので、比較的低い単一周波数を発振する一つの発
振器を利用でき、構成が簡素化され、かつ、整数以外の
分周比の出力分周信号を容易に得ることができる。
は、分周手段と分周・切り替え制御手段との閉ループに
より1/{(K+1)−1/L}の分周を行うようにし
ているので、比較的低い単一周波数を発振する一つの発
振器を利用でき、構成が簡素化され、かつ、整数以外の
分周比の出力分周信号を容易に得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の分周回路の実施例を図面にも
とづいて説明する。図1は実施例の構成を示している。
図1において、この例は、単一周波数Nの発振信号Ss
を出力する発振器10と、分周比K又はK+1に切り替
えができるとともに、出力分周信号Soを出力する分周
器12(請求項における分周手段に対応する)と、この
分周器12の分周比を制御し、かつ、分周比Lの分周器
14(請求項における分周・切り替え制御手段に対応す
る)とで構成されている。
とづいて説明する。図1は実施例の構成を示している。
図1において、この例は、単一周波数Nの発振信号Ss
を出力する発振器10と、分周比K又はK+1に切り替
えができるとともに、出力分周信号Soを出力する分周
器12(請求項における分周手段に対応する)と、この
分周器12の分周比を制御し、かつ、分周比Lの分周器
14(請求項における分周・切り替え制御手段に対応す
る)とで構成されている。
【0010】次に、この構成の動作について説明する。
図1において、例えば、発振器10からの発振信号Ss
を単一周波数N=10MHZ、分周器12は、分周比K=
10又は11とする。さらに、分周器14は、分周比L
=3とする。
図1において、例えば、発振器10からの発振信号Ss
を単一周波数N=10MHZ、分周器12は、分周比K=
10又は11とする。さらに、分周器14は、分周比L
=3とする。
【0011】ここで、分周比10.6の出力分周信号S
oを得ようとする場合、分周器12は発振器10から発
振信号Ssの単一周波数N=10MHZがクロック信号と
して入力され、このクロック信号の10周期の時点、す
なわち、1MHZの出力分周信号Soを送出する。同時に
1MHZの出力分周信号Soが分周器14に供給され、分
周器14に対するクロック信号となる。分周器14は、
1MHZの出力分周信号Soを3分周し、分周器12から
の出力分周信号Soのクロック信号の3周期で分周器1
2を制御して、分周器12を分周比11に変更し、設定
する。
oを得ようとする場合、分周器12は発振器10から発
振信号Ssの単一周波数N=10MHZがクロック信号と
して入力され、このクロック信号の10周期の時点、す
なわち、1MHZの出力分周信号Soを送出する。同時に
1MHZの出力分周信号Soが分周器14に供給され、分
周器14に対するクロック信号となる。分周器14は、
1MHZの出力分周信号Soを3分周し、分周器12から
の出力分周信号Soのクロック信号の3周期で分周器1
2を制御して、分周器12を分周比11に変更し、設定
する。
【0012】この動作を繰り返すことにより、平均して
1/{(K+1)−1/L}の周波数の出力分周信号S
oが得られ、10.6分周が行われることになる。すな
わち、分周比K、Lを設定することにより、所望の周波
数の出力分周信号Soを容易に得ることができる。
1/{(K+1)−1/L}の周波数の出力分周信号S
oが得られ、10.6分周が行われることになる。すな
わち、分周比K、Lを設定することにより、所望の周波
数の出力分周信号Soを容易に得ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明の分周回路は、分
周手段と分周・切り替え制御手段との閉ループにより1
/{(K+1)−1/L}の分周を行っているため、比
較的低い単一周波数を発振する一つの発振器を利用で
き、構成が簡素化され、かつ、整数以外の分周比の出力
分周信号が得られるという効果を有する。
周手段と分周・切り替え制御手段との閉ループにより1
/{(K+1)−1/L}の分周を行っているため、比
較的低い単一周波数を発振する一つの発振器を利用で
き、構成が簡素化され、かつ、整数以外の分周比の出力
分周信号が得られるという効果を有する。
【図1】本発明の分周回路の実施例における構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】従来の分周回路の構成を示すブロック図。
10 発振器 12,14 分周器 So 出力分周信号 Ss 発振信号
Claims (1)
- 【請求項1】 単一周波数の発振信号を出力する一つの
発振手段と、 前記単一周波数の発振信号を分周比K又はK+1で分周
した分周出力信号を送出する分周手段と、 前記分周出力信号を計数して前記分周手段の2つの分周
比K、K+1を切り替える閉ループ制御を行うととも
に、分周比Lの分周・切り替え制御手段とで構成され、 前記分周手段と分周・切り替え制御手段との閉ループ制
御により1/{(K+1)−1/L}の分周を行うこと
を特徴とする分周回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7825292A JPH05243976A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 分周回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7825292A JPH05243976A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 分周回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05243976A true JPH05243976A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13656811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7825292A Pending JPH05243976A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 分周回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05243976A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170362A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Ricoh Co Ltd | クロック生成回路及びクロック生成回路におけるクロック生成方法 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7825292A patent/JPH05243976A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170362A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Ricoh Co Ltd | クロック生成回路及びクロック生成回路におけるクロック生成方法 |
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