JPH05343990A - シンセサイザ発振回路 - Google Patents

シンセサイザ発振回路

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JPH05343990A
JPH05343990A JP4151048A JP15104892A JPH05343990A JP H05343990 A JPH05343990 A JP H05343990A JP 4151048 A JP4151048 A JP 4151048A JP 15104892 A JP15104892 A JP 15104892A JP H05343990 A JPH05343990 A JP H05343990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
frequency
output
oscillator
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4151048A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Imaeda
義輝 今枝
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 VCOの発振周波数制御範囲を狭くでき、変
調感度が低くてもより安定な周波数信号を得ることので
きるシンセサイザ発振回路を提供する。 【構成】発振器1からの基準周波数信号の出力を1/R
カウンタ2でR分周する。電圧制御発振器6からの周波
数信号を1/Mカウンタ3でM分周する。1/Rカウン
タ2の出力と1/Mカウンタ3の出力とを位相比較器4
で位相比較した後、ループフィルタ5で高周波成分を除
去して電圧制御発振器6の制御電圧を生成する。電圧制
御発振器6の出力をさらに1/Nカウンタ7でN分周し
て任意の周波数信号を得る。このような場合に、コード
変換器8を用いて1/Rカウンタ2、1/Mカウンタ
3、1/Nカウンタ7の各分周比R,M,Nをコード化
された周波数制御信号に応じて制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシンセサイザ発振回路
に関し、特に通信速度を変更するデジタル通信機器のク
ロック発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック発生回路に用いられるシ
ンセサイザ発振回路は、図2に示すように、発振器1に
よって高安定な周波数信号を発生し、その出力を1/R
(Rは自然数)カウンタ2によって最終的に必要な出力
周波数fOUT のステップ値fSまで分周する。一方、1
/M(Mは自然数)カウンタ3によって出力fOUT をf
S まで分周する。
【0003】1/Rカウンタ2及び1/Mカウンタ3の
出力は共に位相比較器4に供給され、位相比較される。
この位相比較結果はループフィルタ5に供給され、高周
波成分が除去されて直流電圧f(S) となる。この電圧信
号f(S) は電圧制御発振器(VCO)6の制御電圧とな
る。
【0004】VCO6は制御電圧に応じた周波数信号を
発生する。この周波数信号は1/N(Nは自然数)カウ
ンタ7によって必要とする周波数fOUT まで分周され、
出力信号となる。
【0005】すなわち、上記発振器1の出力は必要な出
力周波数のステップ周波数になるよう、カウンタ2によ
って次式のように分周される。
【0006】
【数1】
【0007】このときの出力周波数fOUT は、
【0008】
【数2】
【0009】となる。上式から明らかなように、Mを周
波数制御信号によって変化させることで周波数を決定す
ることができる。尚、1/Nカウンタ7はVCO6の発
振周波数を使用する帯域まで分周するのに使用してい
る。
【0010】しかしながら、上記構成による従来のシン
セサイザ発振回路では、出力周波数を広範囲に制御する
には、VCOの発振周波数の範囲を広くとる必要があ
り、変調感度を高める必要もある。そのために、VCO
のフェーズノイズ等の特性を犠牲にする必要があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のシンセサイザ発振回路では、出力周波数を広範囲に
制御するには、VCOの発振周波数の可変制御範囲を広
くとらなければならず、VCOの変調感度を高めるため
に、VCOのフェーズノイズ等の特性を犠牲にしなけれ
ばならなかった。
【0012】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、VCOの発振周波数制御を狭くすること
ができ、変調感度が低くてもより安定な周波数信号を得
ることのできるシンセサイザ発振回路を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、発振器から
の基準周波数信号の出力を1/RカウンタでR分周し、
電圧制御発振器からの周波数信号を1/MカウンタでM
分周し、各Rカウンタの出力を位相比較器で位相比較し
た後、ループフィルタで高周波成分を除去して電圧制御
発振器の制御電圧を生成し、電圧制御発振器の出力をさ
らに1/NカウンタでN分周して任意の周波数信号を得
る場合に、コード変換器を用いて1/Rカウンタ、1/
Mカウンタ、1/Nカウンタの各分周比R,M,Nをコ
ード化された周波数制御信号に応じて制御して、VCO
の発振周波数制御範囲を狭くし、変調感度が低くてもよ
り安定な周波数信号を得られるようにしている。
【0014】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。但し、図1において、図2と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心
に説明する。
【0015】図1はその構成を示すもので、1/Rカウ
ンタ2、1/Mカウンタ3及び1/Nカウンタ7はそれ
ぞれ分周比R,M,Nを外部から任意に設定可能となさ
れており、その分周比R,M,Nはコード変換器8から
与えられる。このコード変換器8はコード化された周波
数制御信号が与えられると、そのコードに対応する分周
比R,M,Nを発生するコード変換テーブルを備える。
【0016】すなわち、出力信号は1/Nカウンタ7に
よりN分周した値となるが、このときの出力周波数は、
【0017】
【数3】
【0018】で表される。従来では、そのM,Nを変換
させることによって出力周波数を可変するようにしてい
たが、この発明ではさらにRをも可変できるようにして
いる。すなわち、上式のfCOMPは次式で示されるから、
このfCOMPを可変することにより、出力周波数の取り得
る値により自由度が増すようにしている。
【0019】
【数4】
【0020】第1の例として、出力信号として20MH
z〜40MHzの周波数信号を得たい場合、VCO6の
中心周波数を100MHzとし、ループ位相比較周波数
を20kHzとすると、N=4の場合、
【0021】
【数5】
【0022】となる。このとき、VCO6は80MHz
〜160MHzの可変範囲が必要で、出力周波数の可変
は次式より5kHz単位で行われる。
【0023】
【数6】
【0024】次に、第2の例として、1/Rカウンタ2
及び1/Nカウンタ7の分周比R,Nを変化させ、比較
周波数fCOMPを変化された場合、例えば発振器1の出力
周波数を10MHzとし、分周比Rを500とすると、
比較周波数fCOMPは20kHzとなり、第1の例と同様
の結果を得ることになる。ところが、N=5、R=40
0に変化させると、比較周波数fCOMPは25kHzとな
り、
【0025】
【数7】
【0026】となるから、この場合も出力周波数を5k
Hzで可変できる。
【0027】そこで、出力周波数fOUT が20MHz〜
30MHzのときはN=5、30MHz〜40MHzの
ときはN=5とすれば、VCO6の必要な可変周波数は
100MHz〜160MHzとなり、第1の例の場合に
比べて可変範囲をせまくとるこができる。
【0028】ここで、上記実施例では、出力周波数に応
じた各カウンタ2,3,7の分周比R,M,Nをテーブ
ル化し、コード変換器8に格納するようにしている。こ
の構成によれば、コード化された周波数制御信号をコー
ド変換器8に与えれば、ただちに最適な分周比R,M,
Nが設定されるため、リアルタイム処理が可能となる。
【0029】ところで、上記の第2の例において、出力
周波数は5kHz単位での周波数ステップでしか変化さ
せることができない。そこでこの発明では、発振器1に
ついて、アナログ制御信号に応じて発振周波数を微調整
することができるようにし、さらにコード化された周波
数制御信号に応じたデジタル調整信号を発生する調整コ
ード変換器10と、この調整コード変換器の出力をアナ
ログ制御信号に変換するデジタル/アナログ変換器9と
を備えるようにしている。
【0030】上記構成によれば、発振器1の発振周波数
を外部から微調整することができるので、第2の例で分
周比R,M,Nの変更だけでは20,004MHzとい
う出力を得ることができないが、発振器1の発振周波数
を9,9995MHzに微調整することにより、その周
波数の出力信号を得ることができる。
【0031】したがって、上記構成によるシンセサイザ
発振回路は、1/Rカウンタ,1/Nカウンタの分周比
を可変する機能を備えているので、VCOの発振周波数
制御範囲を狭くすることができ、変調感度が低くてもよ
り安定な周波数信号を得ることができる。さらに、基準
発振器を微調整する機能を備えれば、出力周波数を連続
的に可変することもできる。
【0032】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更しても実施可能であることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、V
COの発振周波数制御範囲を狭くすることができ、変調
感度が低くてもより安定な周波数信号を得ることのでき
るシンセサイザ発振回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるシンセサイザ発振回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のシンセサイザ発振回路の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 発振器 2 1/Rカウンタ 3 1/Mカウンタ 4 位相比較器 5 ループフィルタ 6 VCO(電圧制御発振器) 7 1/Nカウンタ 8 コード変換器 9 D/A変換器 10 調整コード変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる周波数信号を発生する発振器
    と、この発振器の出力をR(Rは自然数)分周する1/
    Rカウンタと、制御電圧に応じた周波数信号を発生する
    電圧制御発振器と、この電圧制御発生器の出力をM(M
    は自然数)分周する1/Mカウンタと、前記1/Rカウ
    ンタの出力と1/Mカウンタの出力とを位相比較する位
    相比較器と、この位相比較器の出力から高周波成分を除
    去して前記電圧制御発振器の制御電圧を生成するループ
    フィルタと、前記電圧制御発振器の出力をN(Nは自然
    数)分周する1/Nカウンタとを有するシンセサイザ発
    振回路において、前記1/Rカウンタ、1/Mカウン
    タ、1/Nカウンタの各分周比R,M,Nをコード化さ
    れた周波数制御信号に応じて制御するコード変換器を具
    備することを特徴とするシンセサイザ発振回路。
  2. 【請求項2】 前記発振器はその発振周波数がアナログ
    制御信号に応じて微調整され、さらに前記コード化され
    た周波数制御信号に応じたデジタル調整信号を発生する
    調整コード変換器と、この調整コード変換器の出力をア
    ナログ制御信号に変換するデジタル/アナログ変換器と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のシンセサイザ
    発振回路。
JP4151048A 1992-06-11 1992-06-11 シンセサイザ発振回路 Withdrawn JPH05343990A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083635A1 (ja) * 2006-01-19 2007-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Pll変調回路、無線送信装置及び無線通信装置
JP2009153009A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Fujitsu Ltd クロック発生回路

Cited By (3)

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US7979038B2 (en) 2006-01-19 2011-07-12 Panasonic Corporation PLL modulation circuit, radio transmission device, and radio communication device
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Effective date: 19990831