JPH0524358A - 遮光性マスク作成用熱転写プリンタ - Google Patents

遮光性マスク作成用熱転写プリンタ

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JPH0524358A
JPH0524358A JP3207589A JP20758991A JPH0524358A JP H0524358 A JPH0524358 A JP H0524358A JP 3207589 A JP3207589 A JP 3207589A JP 20758991 A JP20758991 A JP 20758991A JP H0524358 A JPH0524358 A JP H0524358A
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JP
Japan
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thermal transfer
printer
image receiving
light
air
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Application number
JP3207589A
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English (en)
Inventor
Shigeru Mano
茂 間野
Masataka Takimoto
正高 瀧本
Takahiro Ogawa
隆宏 小川
Sota Kawakami
壮太 川上
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Electronic Switches (AREA)
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】プリンタ本体の内部の温度上昇を防止し、しか
もプリンタ本体の内部にゴミが侵入しないようにして、
良好な遮光性マスクを作成する遮光性マスク作成用熱転
写プリンタ。 【構成】遮光層を有する熱転写シートカセット42と、
透明な受像シートカセット44とをプリンタ本体40に
挿着可能にし、プリンタ本体40内に受像シートカセッ
ト44から搬出された受像シート43と熱転写シート4
1とを重ね合わせ、加熱印字した後に熱転写シート41
を剥離して遮光層を受像シート43に熱転写して遮光性
マスクを作成する熱転写部52を備え、熱転写シートカ
セット42の挿着部46及び受像シートカセット44の
挿着部49をそれぞれ密閉構造とし、プリンタ本体40
に空気吸入フィルタ60と空気排出フィルタ61とファ
ン62を設け、ファン62の駆動で空気吸入フィルタ6
0から空気を吸入して空気排出フィルタ61から排出す
る空気通路63を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱転写により遮光性
マスクを作成する遮光性マスク作成用熱転写プリンタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真製版工程において、例えば透明フィ
ルム支持体上に遮光性の塗膜層を形成し、このようにし
て形成された遮光性マスキングフィルムの塗膜層をカッ
ター等によって絵柄や文字等の所定のパターンにカット
し、この後、遮光を必要としない不要部分を手で剥がし
取って、写真製版用遮光性マスクを作成することが行な
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して写真製版用遮光性マスクを作成するものでは、塗膜
を形成した遮光性塗膜層を所定のパターンにカットした
後、不要部分を人手によって剥がしているため、剥がし
ミスが生じたり、剥がすのに時間がかかる等の問題があ
る。
【0004】このため、例えば特開平3ー121455
号公報に開示されるように、遮光性マスクの形成を熱転
写によって行なうことにより、人手による剥離といった
工程を省略するものがあるが、このように熱転写プリン
タによる熱転写で遮光性マスクを作成するには、熱転写
プリンタの内部の温度が上って印字品質が低下する。こ
のため、熱転写プリンタのスリット状の空気出入口を設
けて、外気との流通を行ない、さらにはファンを設けて
強制的に外気との流通を行ない、内部の温度が上昇する
ことを防止するが、この場合には外気の導入でゴミも同
時に熱転写プリンタに入り、遮光性マスクの工程でゴミ
による転写不良、ピンホール等の故障部が生じることが
ある。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、プリンタ本体の内部の温度上昇を防止し、しかも
プリンタ本体の内部にゴミが侵入しないようにして、良
好な遮光性マスクを作成する遮光性マスク作成用熱転写
プリンタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、プリンタ本体の内部に熱転
写部を備え、この熱転写部で熱転写により遮光性マスク
を作成する遮光性マスク作成用熱転写プリンタにおい
て、前記プリンタ本体を密閉構造にし、このプリンタ本
体に空気吸入フィルタと空気排出フィルタとを設けると
ともにファンを設け、さらに前記ファンの駆動で前記空
気吸入フィルタから空気を吸入して前記空気排出フィル
タから排出する空気通路を有することを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項2記載の遮光性マスク作成用
熱転写プリンタは、遮光層を有する熱転写シートを収納
した熱転写シートカセットと、受像シートを収納した受
像シートカセットとをプリンタ本体に挿着可能にし、こ
のプリンタ本体内に前記受像シートカセットから搬出さ
れた受像シートと前記熱転写シートとを重ね合わせ、加
熱印字により熱転写して遮光性マスクを作成する熱転写
部を備え、前記プリンタ本体の熱転写シートカセットの
挿着部及び受像シートカセットの挿着部をそれぞれ密閉
構造とし、この密閉構造のプリンタ本体に空気吸入フィ
ルタと空気排出フィルタとを設けるとともにファンを設
け、さらに前記ファンの駆動で前記空気吸入フィルタか
ら空気を吸入して前記空気排出フィルタから排出する空
気通路を有することを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、プリンタ本
体の内部に熱転写部を備え、この熱転写部で熱転写によ
り遮光性マスクを作成する遮光性マスク作成用熱転写プ
リンタにおいて、前記プリンタ本体に空気吸入フィルタ
を設けるとともにファンを設け、このファンの駆動で前
記空気吸入フィルタから空気を吸入してプリンタ本体内
の圧力を外気圧力より高くすることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の遮光性マスク作成用
熱転写プリンタは、遮光層を有する熱転写シートを収納
した熱転写シートカセットと、受像シートを収納した受
像シートカセットとをプリンタ本体に挿着可能にし、こ
のプリンタ本体内に前記受像シートカセットから搬出さ
れた受像シートと前記熱転写シートとを重ね合わせ、加
熱印字により熱転写して遮光性マスクを作成する熱転写
部を備え、このプリンタ本体に空気吸入フィルタを設け
るとともにファンを設け、このファンの駆動で前記空気
吸入フィルタから空気を吸入してプリンタ本体内の圧力
を外気圧力より高くすることを特徴としている。
【0010】また、請求項5記載の遮光性マスク作成用
熱転写プリンタは、遮光層を有する熱転写シートを収納
した熱転写シートカセットと、受像シートを収納した受
像シートカセットとをプリンタ本体に挿着可能にし、こ
のプリンタ本体内に前記受像シートカセットから搬出さ
れた受像シートと前記熱転写シートとを重ね合わせ、加
熱印字により熱転写して遮光性マスクを作成する熱転写
部を備え、前記熱転写部の直前に、熱転写シート及び受
像シートに付着するゴミを除去するゴミ除去手段を備え
ることを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載の遮光性マスク作成用
熱転写プリンタは、前記ゴミ除去手段が、空気吸引手段
または除塵手段または除電手段またはこれらの組合せに
より構成されることを特徴としている。
【0012】また、請求項7記載の遮光性マスク作成用
熱転写プリンタは、遮光層を有する熱転写シートを収納
する熱転写シートカセットを密閉構造にし、この熱転写
シートカセットの熱転写シートと対向する部分に開閉蓋
を設け、一方前記プリンタ本体の挿着部に前記熱転写シ
ートカセットの開閉蓋を挿着状態で開く解除部材を備え
ることを特徴としている。
【0013】また、請求項8記載の遮光性マスク作成用
熱転写プリンタは、受像シートを収納した受像シートカ
セットを密閉構造にし、この受像シートカセットの受像
シートと対向する部分に開閉蓋を設け、一方前記プリン
タ本体の挿着部に前記受像シートカセットの開閉蓋を挿
着状態で開く解除部材を備えることを特徴としている。
【0014】
【作用】この請求項1または請求項2記載の発明では、
プリンタ本体が密閉構造となっており、ファンの駆動で
空気が空気吸入フィルタからプリンタ本体内に吸入さ
れ、この空気を空気排出フィルタから排出するため、プ
リンタ本体の内部が熱転写によって温度が上昇すること
が防止され、遮光性マスクの印字品質が向上する。ま
た、空気は空気吸入フィルタからプリンタ本体内に吸入
され、空気排出フィルタから排出されるため、プリンタ
本体内をゴミのない状態に維持できる。
【0015】また、請求項3または請求項4記載の発明
では、ファンの駆動で空気吸入フィルタから空気を吸入
してプリンタ本体内の圧力を外気圧力より高くする。
【0016】また、請求項5記載の発明では、プリンタ
本体の熱転写部の直前に、ゴミ除去手段を備え、このゴ
ミ除去手段によって熱転写シート及び受像シートに付着
するゴミを除去する。
【0017】また、請求項6記載の発明では、ゴミ除去
手段が、空気吸引手段または除塵手段または除電手段ま
たはこれらの組合せにより構成されており、簡単な構造
で効果的にゴミを除去する。
【0018】また、請求項7記載の発明では、プリンタ
本体の挿着部に、熱転写シートカセットを挿着すると、
この挿着状態で熱転写シートカセットの開閉蓋を開く。
【0019】また、請求項8記載の発明では、プリンタ
本体の挿着部に、受像シートカセットを挿着すると、こ
の挿着状態で受像シートカセットの開閉蓋を開く。
【0020】
【実施例】以下、この発明の遮光性マスク作成用熱転写
プリンタの実施例を図面に基づいて説明する。図1は遮
光性マスクを作成するシステムの概略図である。
【0021】遮光性マスクを作成するシステムは、入力
手段1、コンピュータ2、表示手段3及び遮光性マスク
作成用熱転写プリンタ4とから構成されている。
【0022】入力手段1は所望のマスクパターンを入力
するもので、読取スキャナ10、デジタイザ11、キー
ボード12及びマウス13等から構成される。
【0023】コンピュータ2はCPU20、ROM21
及びRAM22等から構成され、CPU20はシステム
全体を制御するものであり、ROM21にはその動作シ
ステムが記憶され、RAM22には入力手段1から入力
されたマスクパターンを記憶する。
【0024】表示手段3は例えばCRTから構成され、
この表示手段3に入力手段1から入力されたマスクパタ
ーンを図形表示するようになっている。
【0025】遮光性マスク作成用熱転写プリンタ4はコ
ンピュータ2のCPU20によって駆動され入力手段1
から入力したデータをコンピュータ上で加工してマスク
パターンを形成し、遮光性マスク作成用熱転写プリンタ
4で熱転写によりマスクパターンに基づく遮光性マスク
を作成するものであり、図2乃至図4に示すように構成
されている。
【0026】図2乃至図4は請求項1記載の発明を示
し、図2は遮光性マスク作成用熱転写プリンタの斜視
図、図3は遮光性マスク作成用熱転写プリンタの側面
図、図4は遮光性マスク作成用熱転写プリンタの平面図
である。
【0027】遮光性マスク作成用熱転写プリンタ4のプ
リンタ本体40は密閉構造になっており、このプリンタ
本体40には遮光層を有する熱転写シート41を収納し
た熱転写シートカセット42と、透明な受像シート43
を収納した受像シートカセット44とが挿着可能になっ
ている。
【0028】遮光層を有する熱転写シート41を収納す
る熱転写シートカセット42は密閉構造になっており、
この熱転写シートカセット42の熱転写シート41と対
向する部分には開閉蓋45が裏表に設けている。この熱
転写シートカセット42の開閉蓋45は矢印方向へ伸縮
可能な蛇腹で形成されているが、これに限定されずロー
ル状に巻込む方式でもよい。一方の開閉蓋45にはつま
み部45aが設けられ、このつまみ部45aによって裏
表の開閉蓋45は連動して矢印方向へ開閉される。
【0029】一方、プリンタ本体40には挿着部46が
設けられ、熱転写シートカセット42の開閉蓋45を挿
着状態で開く解除部材47を備えている。この解除部材
47は熱転写シートカセット42が装着されると、開閉
蓋45のつまみ部45aを把持して矢印方向へ移動し、
開閉蓋45を開くようになっている。
【0030】また、透明な受像シート43を収納した受
像シートカセット44を密閉構造にし、この受像シート
カセット44の受像シート43と対向する部分に開閉蓋
48を設けている。この受像シートカセット44の開閉
蓋48は矢印方向へ移動可能になっており、この開閉蓋
48にはつまみ部48aが設けられ、このつまみ部48
aによって矢印方向へ開閉される。この受像シートカセ
ット44の開閉蓋48は矢印方向ヘスライドして開閉可
能になっているが、これに限定されず伸縮可能な蛇腹等
で形成してもよい。
【0031】一方、プリンタ本体40の挿着部49には
受像シートカセット44の開閉蓋48を挿着状態で開く
解除部材50を備えている。この解除部材50は受像シ
ートカセット44が装着されると、開閉蓋48のつまみ
部48aを把持して矢印方向へ移動し、開閉蓋48を開
くようになっている。
【0032】プリンタ本体40の内部には受像シートカ
セット44から搬出された受像シート43と、熱転写シ
ートカセット42の熱転写シート41とを重ね合わせ、
印字ヘッド51によって加熱印字し、この後に熱転写シ
ート41を剥離して遮光層を受像シート43に熱転写し
て遮光性マスクを作成する熱転写部52を備えている。
【0033】受像シートカセット44の受像シート43
は吸着盤53及び搬送ローラ54によって熱転写部52
に送られ、また印字ヘッド51は通常熱転写シートカセ
ット42の装着位置より上方位置にあり、印字時に下方
へ下って開口部から熱転写シート41を下方へ押し下げ
て、プラテンローラ55と対向する位置にセットされ、
熱転写シート41を受像シート43に重ねる。
【0034】プリンタ本体40の熱転写シートカセット
42の挿着部46及び受像シートカセット44の挿着部
49にはシール部材56,57が設けられ、このシール
部材56,57によって挿着部46,49はそれぞれ密
閉構造となっている。このシール部材56,57は例え
ば樹脂で形成され、通常は熱転写シートカセット42及
び受像シートカセット44の挿着部46,49を閉塞し
て内部にゴミ等が侵入しないようしているが、熱転写シ
ートカセット42及び受像シートカセット44の装着時
にはこれらで押されて自動的に開き、プリンタ本体40
の内部に装着されると自動的に閉じるようになってい
る。
【0035】この密閉構造のプリンタ本体40には空気
吸入フィルタ60と空気排出フィルタ61とが設けら
れ、さらに空気吸入フィルタ60の近傍にはファン62
が設けられ、この空気吸入フィルタ60から空気を吸入
して空気排出フィルタ61から排出する空気通路63が
形成されている。
【0036】ファン62は装置の運転中常時駆動され、
このファン62の駆動で空気吸入フィルタ60から空気
を吸入して熱転写部52の印字ヘッド51へ導き、これ
により印字ヘッド51を冷却するようになっており、こ
れで印字品質が向上する。
【0037】また、ファン62の駆動で空気吸入フィル
タ60から空気を吸入して空気排出フィルタ61から排
出するため、プリンタ本体40の内部の温度の上昇を防
止すると共に、プリンタ本体40の内部にゴミが侵入す
ることがなく、これにより熱転写部52で熱転写シート
41と受像シート43にゴミが付着しないようになって
いる。
【0038】なお、プリンタ本体40の内部から塵埃が
発生しないように、プリンタ部品に紙、削れやすいプラ
スチック等を使用しないで、塵埃の発生しない材料、例
えば金属や削れにくいプラスチック等で構成することが
好ましい。
【0039】図5は請求項2記載の発明の遮光性マスク
作成用熱転写プリンタの平面図である。遮光性マスク作
成用熱転写プリンタ4は図2乃至図4のものと同様に構
成されているが、プリンタ本体40に空気吸入フィルタ
70のみを設け、この空気吸入フィルタ70の近傍にフ
ァン71を設けている。このファン71の駆動で空気吸
入フィルタ70から吸入される空気量を、プリンタ本体
40の熱転写シートカセット42の挿着部46及び受像
シートカセット44の挿着部49等に生じている隙間か
ら排出される空気量より大きく設定し、ファン71の駆
動で空気吸入フィルタ70から空気を吸入してプリンタ
本体40内の圧力を外気圧力より高くしており、これに
よりプリンタ本体40の内部の温度上昇を防止すると共
に、挿着部46,49等に生じている隙間からゴミが内
部に侵入することを防止する。
【0040】図6乃至図8は請求項3記載の発明の遮光
性マスク作成用熱転写プリンタを示しており、遮光性マ
スク作成用熱転写プリンタは図2乃至図5のものと同様
に構成されるが、熱転写部52の直前に、熱転写シート
41及び受像シート43に付着するゴミを除去するゴミ
除去手段を備えており、このゴミ除去手段で簡単でしか
も確実にゴミを除去することができる。
【0041】図6はゴミ除去手段を空気吸引手段で構成
した実施例の概略図であり、この空気吸引手段はバキュ
ームクリーナ80で構成され、熱転写シート41と受像
シート43との重ね合せの直前でゴミを吸引して除去す
る。
【0042】図7はゴミ除去手段を除塵手段で構成した
実施例の概略図であり、この除塵手段は熱転写シート4
1に接する粘着ローラ81と、受像シート43に接する
粘着ローラ82とから構成され、熱転写シート41と受
像シート43との重ね合せ直前で、熱転写シート41と
受像シート43のゴミが粘着ローラ81,82に付着し
て除去される。
【0043】図8はゴミ除去手段を除電手段で構成した
実施例の概略図であり、この除電手段は熱転写シート4
1に接する除電ローラ83と、受像シート43に接する
除電ローラ84とから構成され、熱転写シート41と受
像シート43との重ね合せ直前で、これらの除電ローラ
83,84で熱転写シート41と受像シート43とに生
じる静電気を除去し、熱転写シート41及び受像シート
43に静電気で吸着したゴミを除去したり、あるいはゴ
ミが吸着しないようにする。
【0044】
【発明の効果】前記したように、請求項1または請求項
2記載の発明は、プリンタ本体が密閉構造となってお
り、ファンの駆動で空気が空気吸入フィルタからプリン
タ本体内に吸入され、この空気を空気排出フィルタから
排出するから、プリンタ本体の内部の温度上昇を防止
し、しかもプリンタ本体の内部にゴミが侵入しないよう
にして、良好な遮光性マスクを作成することができる。
【0045】また、請求項3または請求項4記載の発明
は、ファンの駆動で空気吸入フィルタから空気を吸入し
てプリンタ本体内の圧力を外気圧力より高くしたから、
簡単な構造でプリンタ本体の内部の温度上昇を防止する
と共に、隙間からゴミが内部に侵入することを防止する
ことができる。
【0046】また、請求項5記載の発明は、プリンタ本
体の熱転写部の直前に、ゴミ除去手段を備え、このゴミ
除去手段によって熱転写シート及び受像シートに付着す
るゴミを除去する。
【0047】また、請求項6記載の発明は、ゴミ除去手
段が、空気吸引または除塵部材または除電部材またはこ
れらの組合せにより構成されており、簡単な構造で効果
的にゴミを除去することができる。
【0048】また、請求項7記載の発明は、プリンタ本
体の挿着部に、熱転写シートカセットを挿着すると、こ
の挿着状態で熱転写シートカセットの開閉蓋が開き、こ
れで熱転写シートにゴミが付着することを防止すること
ができる。
【0049】また、請求項8記載の発明は、プリンタ本
体の挿着部に、受像シートカセットを挿着すると、この
挿着状態で受像シートカセットの開閉蓋が開き、これで
受像シートにゴミが付着することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮光性マスクを作成するシステムの概略図であ
る。
【図2】遮光性マスク作成用熱転写プリンタの斜視図で
ある。
【図3】遮光性マスク作成用熱転写プリンタの側面図で
ある。
【図4】遮光性マスク作成用熱転写プリンタの平面図で
ある。
【図5】遮光性マスク作成用熱転写プリンタの平面図で
ある。
【図6】ゴミ除去手段を空気吸引手段で構成した実施例
の概略図である。
【図7】ゴミ除去手段を除塵手段で構成した実施例の概
略図である。
【図8】ゴミ除去手段を除電手段で構成した実施例の概
略図である。
【符号の説明】 4 遮光性マスク作成用熱転写プリンタ 40 プリンタ本体 41 熱転写シート 42 熱転写シートカセット 43 受像シート 44 受像シートカセット 46,49 挿着部 52 熱転写部 60 空気吸入フィルタ 61 空気排出フィルタ 62 ファン 63 空気通路
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/17 G03F 1/00 T 7369−2H 8804−2C B41J 29/00 Q 8804−2C J (72)発明者 川上 壮太 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体の内部に熱転写部を備え、
    この熱転写部で熱転写により遮光性マスクを作成する遮
    光性マスク作成用熱転写プリンタにおいて、前記プリン
    タ本体を密閉構造にし、このプリンタ本体に空気吸入フ
    ィルタと空気排出フィルタとを設けるとともにファンを
    設け、さらに前記ファンの駆動で前記空気吸入フィルタ
    から空気を吸入して前記空気排出フィルタから排出する
    空気通路を有することを特徴とする遮光性マスク作成用
    熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 遮光層を有する熱転写シートを収納した
    熱転写シートカセットと、受像シートを収納した受像シ
    ートカセットとをプリンタ本体に挿着可能にし、このプ
    リンタ本体内に前記受像シートカセットから搬出された
    受像シートと前記熱転写シートとを重ね合わせ、加熱印
    字により熱転写して遮光性マスクを作成する熱転写部を
    備え、前記プリンタ本体の熱転写シートカセットの挿着
    部及び受像シートカセットの挿着部をそれぞれ密閉構造
    とし、この密閉構造のプリンタ本体に空気吸入フィルタ
    と空気排出フィルタとを設けるとともにファンを設け、
    さらに前記ファンの駆動で前記空気吸入フィルタから空
    気を吸入して前記空気排出フィルタから排出する空気通
    路を有することを特徴とする請求項1記載の遮光性マス
    ク作成用熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 プリンタ本体の内部に熱転写部を備え、
    この熱転写部で熱転写により遮光性マスクを作成する遮
    光性マスク作成用熱転写プリンタにおいて、前記プリン
    タ本体に空気吸入フィルタを設けるとともにファンを設
    け、このファンの駆動で前記空気吸入フィルタから空気
    を吸入してプリンタ本体内の圧力を外気圧力より高くす
    ることを特徴とする遮光性マスク作成用熱転写プリン
    タ。
  4. 【請求項4】 遮光層を有する熱転写シートを収納した
    熱転写シートカセットと、受像シートを収納した受像シ
    ートカセットとをプリンタ本体に挿着可能にし、このプ
    リンタ本体内に前記受像シートカセットから搬出された
    受像シートと前記熱転写シートとを重ね合わせ、加熱印
    字により熱転写して遮光性マスクを作成する熱転写部を
    備え、このプリンタ本体に空気吸入フィルタを設けると
    ともにファンを設け、このファンの駆動で前記空気吸入
    フィルタから空気を吸入してプリンタ本体内の圧力を外
    気圧力より高くすることを特徴とする請求項3記載の遮
    光性マスク作成用熱転写プリンタ。
  5. 【請求項5】 遮光層を有する熱転写シートを収納した
    熱転写シートカセットと、受像シートを収納した受像シ
    ートカセットとをプリンタ本体に挿着可能にし、このプ
    リンタ本体内に前記受像シートカセットから搬出された
    受像シートと前記熱転写シートとを重ね合わせ、加熱印
    字により熱転写して遮光性マスクを作成する熱転写部を
    備え、前記熱転写部の直前に、熱転写シート及び受像シ
    ートに付着するゴミを除去するゴミ除去手段を備えるこ
    とを特徴とする遮光性マスク作成用熱転写プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記ゴミ除去手段が、空気吸引手段また
    は除塵手段または除電手段またはこれらの組合せにより
    構成されることを特徴とする請求項5記載の遮光性マス
    ク作成用熱転写プリンタ。
  7. 【請求項7】 遮光層を有する熱転写シートを収納する
    熱転写シートカセットを密閉構造にし、この熱転写シー
    トカセットの熱転写シートと対向する部分に開閉蓋を設
    け、一方前記プリンタ本体の挿着部に前記熱転写シート
    カセットの開閉蓋を挿着状態で開く解除部材を備えるこ
    とを特徴とする請求項2、請求項4、請求項5のいずれ
    かに記載の遮光性マスク作成用熱転写プリンタ。
  8. 【請求項8】 受像シートを収納した受像シートカセッ
    トを密閉構造にし、この受像シートカセットの受像シー
    トと対向する部分に開閉蓋を設け、一方前記プリンタ本
    体の挿着部に前記受像シートカセットの開閉蓋を挿着状
    態で開く解除部材を備えることを特徴とする請求項2、
    請求項4、請求項5のいずれかに記載の遮光性マスク作
    成用熱転写プリンタ。
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