JPH0524353Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0524353Y2
JPH0524353Y2 JP1986004964U JP496486U JPH0524353Y2 JP H0524353 Y2 JPH0524353 Y2 JP H0524353Y2 JP 1986004964 U JP1986004964 U JP 1986004964U JP 496486 U JP496486 U JP 496486U JP H0524353 Y2 JPH0524353 Y2 JP H0524353Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
layer
rubber
tube
small hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986004964U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62116759U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986004964U priority Critical patent/JPH0524353Y2/ja
Priority to US06/945,617 priority patent/US4856781A/en
Priority to CN87100181A priority patent/CN1006599B/zh
Priority to KR870000276A priority patent/KR870006914A/ko
Publication of JPS62116759U publication Critical patent/JPS62116759U/ja
Priority to CN 89101323 priority patent/CN1012466B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JPH0524353Y2 publication Critical patent/JPH0524353Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、バレーボール、サツカーボール等の
球技用ボールに関する。
<従来の技術> この種球技用ボールの従来の構造は、第5図に
示される。図中1は圧搾空気を封入したゴム製中
空球体チユーブ、2はチユーブ1表面を被覆し、
ボールとしての寸法安定性、真球性及び耐球性を
与えるための繊維補強層、3は、繊維補強層2と
皮革パネル4との接着性を向上させるゴム薄層、
4,4…はボール表皮を構成する皮革パネルであ
る。5はチユーブ1と繊維補強層2とを固定する
接着層、6はバルブ、7はムシゴムである。かか
る構造を開示するものとして、例えば実開昭54−
73865号がある。
<考案が解決しようとする問題点> 上記構造では、繊維補強層2に、ムシゴム7装
着用の小孔8が形成されるためにこの部分が周囲
に比較して弱く、使用を繰り返すうちに、矢印a
にて示す如くこの部分が膨らんでボール全体の変
形の原因となるという問題がある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上述の如きバルブ部分の膨出を防止
するとともに、強度の安定した布層を得るとを目
的とするものである。
即ち、本考案における補強層として作用する布
層は、外側へ僅か湾曲せしめられた辺を有する略
短冊状の布片2枚を縫合して、中心縫合線を介し
て左右対称な等辺四辺形に形成し、該等辺四辺形
の布片6枚を、その各中心縫合線が隣接四辺形同
士直交する如く並置して縫合し球形袋状に形成さ
れてなり、かつ一つの上記布片の中心にムシゴム
が挿通せしめられる小孔が形成され、この小孔を
含む領域に、布及びゴムの積層体若しくは混合体
よりなるパツチ部材を配置し、かつこのパツチ部
材をムシゴム用小孔周囲において布層に糸部材に
て固定し、さらに布層をパツチ部材を介してチユ
ーブに接着固定したものである。
<作用> 布層のムシゴム用小孔周囲は、布及びゴムより
なるパツチ部材にて補強され、さらにこのパツチ
部材による補強は、上記小孔周囲を囲む糸部材に
て強化される。これによりムシゴム用小孔からの
膨出は阻止される。
布層が、短冊状の布片12枚を上記構成に縫合形
成されることにより、布層の強度は、その全表面
において略均一かつ安定したものとなり、内側の
チユーブから加わる圧力に一定に力をもつて対抗
する。
<実施例> 第1図において、1は圧搾空気が封入された前
述のチユーブで、ブチルゴム等空気透過性の小さ
いゴムにて中空球体に形成されてなる。6は、こ
のチユーブ1に固定されたバルブ、7は、バルブ
6内に装着されたムシゴムで、チユーブ1内に空
気を注入するためのものである。チユーブ1の内
圧は、例えばバレーボールの場合、約0.4〜0.5
Kg/cm2に設定される。9は、チユーブ1を被覆
し、ボールに寸法安定性、真球性及び耐久性を与
えるための布層、10は、布パツチ11及びゴム
パツチ12の積層体よりなる直径約2cm〜4cmの
円板状のパツチ部材で、布層9に設けられたムシ
ゴムが挿通する小孔8一致する小孔14を有し、
小孔8の周囲であつて布層9とチユーブ1との間
に介挿され、かつ布層9と糸部材13により縫製
結合されている。またパツチ部材10は、接着剤
(ゴム糊)を介してチユーブ1に接着されている。
3は布層9を被覆して形成された中貼層と呼ばれ
るゴム薄層、4,4…はこのゴム薄層3上に接着
剤(ゴム糊)を介して接着された周辺に肉薄部を
有する天然皮革又は合成皮革よりなる皮革パネル
である。
第2図は、バルブ取付部分における布層9の表
面を示し、8,14は前述の小孔、10は布層9
下方のパツチ部材を示す。13,13…はパツチ
部材10の布片11と布層9とを縫製結合する糸
部材で、小孔8,14を囲むように設けられてい
る。
第3図は、布層9まで形成したボールを示す。
布層9は、略短冊状の布片15,15…を、12枚
縫合して球形の袋状としたものであり、1枚の布
片15は、チユーブ1の所定区画表面を完全に覆
うことができる大きさよりも僅か大きく裁断さ
れ、その結果約1cm幅の縫代が設けられている。
布片15はチユーブ1球面に沿わせるためにその
辺は僅か外方へ湾曲せしめられている。2枚の同
一形状の布辺15,15は、これらを重ね合わせ
た上で縁部をミシンにて縫い合わされる。縫合糸
として、40ないし30番手の引張強度の大きい糸例
えばアラミド繊維、ナイロン或いはポリエステル
のミシン糸が使用される。布片15の材質として
は、ポリエステル・コツトン混紡(65%−35%、
通称金巾)、ナイロン100%、ポリエステル100%
等が使用でき、その打込数(1インチ当りの糸の
本数)は、30−30ないし150−150の範囲の布が使
用できる。
一対の布片15,15は、その最長辺同士縫合
され、この中心縫合線を介して左右対称な等辺四
辺形16が形成される。このようにして形成され
た等辺四辺形16が、さらに6枚用意され、その
各中心縫合線が隣接四辺形16,16…同士直交
する如く並置されて縫合される。かくして布片1
5の短辺を一箇所のみ残して袋状の布層9が形成
される。次に縫合部に接着剤若しくは粘着剤が塗
布され各布片15,15…の縫代部分が180°折り
返され固定される。
小孔8をその中心に有する布片15には、パツ
チ部材10が小孔同士一致する如く、重ね合わさ
れて糸部材13にて縫合される。
然る後、布片15短辺の未縫合部分の孔より布
層9を裏返し、続いて空気を抜いたチユーブ1が
収納され、上記短辺が縫合される。チユーブ1の
バルブ6部分は、布層9の小孔8に位置合わせさ
れる。チユーブ1を膨張させることにより、パツ
チ部材10に予め塗布した接着剤によりチユーブ
1との接着が行われる。
第4図は、上記構造を有するバレーボールの完
成状態を示し、4,4…は、18枚の天然皮革又は
合成皮革よりなる皮革パネル、17は、一枚の皮
革パネル4に形成されたムシゴム7挿通用の小孔
である。
また、ボールの軽量化を図る場合、ゴム薄層3
を設けるとなく、布層9に直接皮革パネル4,4
…を接着させることができる。
第6図は、パツチ部材10の他の実施例を示
し、布パツチ11の一表面にゴムパツチ12を一
体結合させた構造(いわゆるゴム引き布)とした
ものである。
第7図は、パツチ部材10の更に他の実施例を
示し、布にゴムを含浸させ混合一体化させた構造
のものである。これらのパツチ部材10を使用し
た場合、ゴム部分は、布層9に、糸部材13によ
り布部分とともに縫合される。尚、このパツチ部
材10の形状は特に円形である必要はなく、四角
形であつても差し支えない。
<考案の効果> 本考案によれば、布層は、そのムシゴム用小孔
周囲においてパツチ部材にて補強され、更に小孔
周囲を囲む糸部材にてその補強が強化されるか
ら、使用を繰り返しても、布層の小孔部分から糸
がほつれ、かつこれが拡がつていくおそれはな
く、従来のこの部分から膨張変形していくという
問題は解消される。
また、本考案によれば、布層が、外側へ僅か湾
曲せしめられた辺を有する略短冊状の布片を2枚
縫合して、中心縫合線を介して左右対称な等辺四
辺形に形成し、該等辺四辺形の布片6枚を、その
各中心縫合線が隣接四辺形同士直交する如く並置
して縫合し、球状袋状に形成されてなるから、チ
ユーブの圧力に耐え、全表面略均一なかつ長期間
安定した球体形状を維持する布層を実現すること
ができる。
さらに本考案によれば、ムシゴムを挿通する小
孔が一の布片の中心、即ち布片の最も強度が強く
安定した位置に形成されるから、かかる点からも
変形を最小限に抑えることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案一実施例断面図、第2図は、
同要部正面図、第3図は、布層の形成状態を示す
正面図、第4図は、ボールの完成状態を示す正面
図、第5図は、従来例断面図、第6図は、パツチ
部材の他の実施例を示す断面図、第7図は、更に
他の実施例を示す断面図である。 1……チユーブ、2……繊維補強層、3……ゴ
ム薄層、4……皮革パネル、5……接着剤、6…
…バルブ、7……ムシゴム、9……布層、10…
…パツチ部材、11……布パツチ、12……ゴム
パツチ、15,15……布片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧搾空気が封入されるゴム製中空球体チユー
    ブ、該チユーブに固定された空気注入用のバル
    ブ、該バルブに装着されたムシゴム、上記チユー
    ブ表面を被覆し、ボールに寸法安定性、真球性、
    耐久性を付与する布層、該布層上に直接若しくは
    ゴム薄層を介して接着された皮革層を有する球技
    用ボールにおいて、上記布層は、外側へ僅か湾曲
    せしめられた辺を有する略短冊状の布片を2枚縫
    合して、中心縫合線を介して左右対称な等辺四辺
    形に形成し、該等辺四辺形の布片6枚を、その各
    中心縫合線が隣接四辺形同士直交する如く並置し
    て縫合し、球形袋状に形成されてなり、かつ一の
    上記布片の中心に形成された上記ムシゴムが挿通
    せしめられる小孔と、該小孔を含む領域において
    上記布層と上記チユーブの間に配置され上記布層
    の上記小孔周囲を補強する布及びゴムの積層体若
    しくは混合体よりなるパツチ部材と、該パツチ部
    材を上記小孔周囲において上記布層に固定する糸
    部材とを備えてなり、上記布層は、上記パツチ部
    材を介して上記チユーブに接着固定されることを
    特徴とする球技用ボール。
JP1986004964U 1986-01-16 1986-01-16 Expired - Lifetime JPH0524353Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986004964U JPH0524353Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16
US06/945,617 US4856781A (en) 1986-01-16 1986-12-23 Game ball
CN87100181A CN1006599B (zh) 1986-01-16 1987-01-14 用于球赛的球
KR870000276A KR870006914A (ko) 1986-01-16 1987-01-15 구기용 공(Ball)
CN 89101323 CN1012466B (zh) 1986-01-16 1989-03-11 用于球赛的球

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986004964U JPH0524353Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62116759U JPS62116759U (ja) 1987-07-24
JPH0524353Y2 true JPH0524353Y2 (ja) 1993-06-21

Family

ID=30786111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986004964U Expired - Lifetime JPH0524353Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0524353Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544929Y2 (ja) * 1991-02-04 1997-08-20 株式会社モルテン 運動用ボール
JP4497609B2 (ja) * 1999-12-17 2010-07-07 株式会社モルテン 球技用ボール

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62116759U (ja) 1987-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6130932B2 (ja) 空気注入式スポーツ用ボールのパネルを構築する方法
US6971965B1 (en) Ball for ball game and method for manufacturing the same
JP4155708B2 (ja) 球技用ボール
US6302815B1 (en) Ball for a ball game
US4856781A (en) Game ball
US20020007896A1 (en) Stichless seam construction of elastomeric fabric
ES2914292T3 (es) Balón
KR20110056501A (ko) 배드민턴용 셔틀콕
JPH0524353Y2 (ja)
JP2965477B2 (ja) 球技用ボール
JP4497609B2 (ja) 球技用ボール
JPH1189971A (ja) 球技用ボール
US6036009A (en) Junior and full sized golf bag
WO2009065302A1 (fr) Vessie pour ballon de sport et ballon de sport doté de la vessie
JPH0525633Y2 (ja)
US5470059A (en) Soft spherical playing ball and method of making same
JPH0524354Y2 (ja)
JP2000245875A (ja) 球技用ボール
JP6458083B2 (ja) ボール
JPH10510595A (ja) スカーフ−ボール
JPH0317896Y2 (ja)
CN218187761U (zh) 一种连接强度高的排球
JP3378804B2 (ja) 球技用ボール
JPH0431088Y2 (ja)
US20220118318A1 (en) Ball with interior reinforcement patches