JPH0524307U - 自動カンナ盤 - Google Patents
自動カンナ盤Info
- Publication number
- JPH0524307U JPH0524307U JP7078991U JP7078991U JPH0524307U JP H0524307 U JPH0524307 U JP H0524307U JP 7078991 U JP7078991 U JP 7078991U JP 7078991 U JP7078991 U JP 7078991U JP H0524307 U JPH0524307 U JP H0524307U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting plate
- detection shaft
- length
- detection
- cutter
- Prior art date
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- Pending
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- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業効率の向上を図るとともに、局部的なカ
ッタの摩耗を防止する。 【構成】 カッターケース5の側壁5a,5aにピン
7,7を介して検知軸8を設ける。この検知軸8の軸方
向長さはテーブルの幅とほぼ同等若しくはそれ以上に設
定されている。検知軸8は検知リミットスイッチ13の
当接部13aに当接可能である。検知リミットスイッチ
13は正面壁5bに支点ボルト10を介して揺動可能に
設けられたリミット取付板12に固定されている。この
リミット取付板12の端部には指針17が設けられてい
る。支点ボルト10から指針17までの長さは当接部1
3aまでの長さよりも長くなるように設定されている。
ッタの摩耗を防止する。 【構成】 カッターケース5の側壁5a,5aにピン
7,7を介して検知軸8を設ける。この検知軸8の軸方
向長さはテーブルの幅とほぼ同等若しくはそれ以上に設
定されている。検知軸8は検知リミットスイッチ13の
当接部13aに当接可能である。検知リミットスイッチ
13は正面壁5bに支点ボルト10を介して揺動可能に
設けられたリミット取付板12に固定されている。この
リミット取付板12の端部には指針17が設けられてい
る。支点ボルト10から指針17までの長さは当接部1
3aまでの長さよりも長くなるように設定されている。
Description
【0001】
本考案は自動カンナ盤に係り、特に被加工材の切込量を設定する切込量設定装 置に関する。
【0002】
一般に、自動カンナ盤にあっては、被加工材の切込量を設定する切込量設定装 置が設けられている。この切込量設定装置としては、実開昭63−84307号 公報又は実公昭62−41763号公報記載のものがある。
【0003】 実開昭63−84307号公報に記載のものは、切込量設定装置の検出器の検 出片を階段状に形成し、切込量が変られるようにしたものである。 実公昭62−41763号公報に記載のものは、一対の板厚検出ローラの一端 側を回転可能に支持したアームを揺動自在に設け、板厚検出ローラのアームによ る揺動に対応した切込量を示す目盛板を設けたものである。
【0004】
ところが、上述した自動カンナ盤にあっては、検出片あるいは板厚検出ローラ が被加工材の搬送路幅の一部に限られているために、被加工材を任意に送入する ことができず、板厚検出可能な位置を見定めて、装置内に送材しなければならず 作業性が悪いといった問題点がある。また、搬送位置が集中することから、カン ナ刃が局部的に摩耗してしまい、耐久性に乏しいといった問題点がある。さらに 、実公昭62−41763号公報記載のものにあっては、板厚検出ローラが片持 支持のため不安定であるといった問題点がある。
【0005】 本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、板厚検出可能な位 置を見定める必要がなく、カンナ刃の耐久性を向上させるとともに、板厚検出ロ ーラを安定支持することができる自動カンナ盤を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、被加工材を載置するテーブルと、上記被加工材を切削するカッタを 備えたカッターケースと、このカッターケース内に収納された切込量設定装置と を備えた自動カンナ盤において、上記切込量設定装置は上記カッターケースに両 端支持されるとともに、上記被加工材に当接可能な検知軸と、上記カッターケー スに揺動可能に設けられた長尺状の取付板と、この取付板に設けられるとともに 上記検知軸に当接可能な当接部を有する検知リミットスイッチと、上記取付板の 先端部に設けられた指針とを備え、上記検知軸はこの検知軸の軸方向長さが上記 被加工材の搬送方向と直交する方向における少なくとも上記テーブルの長さに形 成され、上記取付板の揺動中心から上記指針までの長さは上記揺動中心から上記 当接部までの長さよりも長く設定されていることを特徴とする。
【0007】
予め所望の切込量に設定すべく、取付板を揺動させて、その位置を調節し、取 付板がそれ以上揺動できないように設定する。この状態で、被加工材を装置内に 搬入すると、この被加工材は検知軸に当接し、揺動させる。この検知軸の揺動は 取付板の当接部に検知軸が当接することにより規制されることとなる。そして、 被加工材はカッタによって切削がなされる。このとき、検知軸の軸方向長さがテ ーブルの幅方向長さよりも長く形成されているので、被加工材の搬入位置を見定 める必要がなく、また切削位置が集中することがないためカッタが局部的に摩耗 してしまうのを防止することができる。さらに、取付板の揺動中心から指針まで の長さが、当接部までの長さよりも長く設定されているので、目盛を大きくとる ことができ、切込量の設定がしやすい。
【0008】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案における自動カンナ盤の正面図、図2は部分拡大側面断面図であ る。図中符号1は基台であり、この基台1の上部には被加工材2を載置するテー ブル3が設けられている。このテーブル3の図1中左右側部にはサイドプレート 4,4が設けられている。また、テーブル3の上方にはカッターケース5が上下 動可能に設けられている。そして、このカッターケース5とテーブル3との間に 被加工材2が搬送する搬送路6が形成される。また、上記カッターケース5内に は切込量設定装置Mが収納されている。以下にこの切込量設定装置Mの構成につ いて詳述する。
【0009】 上記カッターケース5の相対向する側壁5a,5a間にはピン7,7を介して 検知軸8が設けられている。このピン7は図2に示すように、検知軸8に対して 偏心状に設けられている。そして、この検知軸8はピン7を中心として揺動可能 であり、ねじ9,9によってその揺動が規制されている。さらに、検知軸8は図 1に示すようにテーブル3の幅方向長さとほぼ同一の長さで形成されている。
【0010】 一方、図2において、カッターケース5の正面壁5bには支点ボルト10、ナ ット11を介して長尺状のリミット取付板12が揺動可能に設けられている。こ のリミット取付板12の適所には検知リミットスイッチ13が設けられており、 この検知リミットスイッチ13の当接部13aが上記検知軸8に当接可能な状態 に配設されている。また、リミット取付板12の図1中左端部にはピン14が突 設されている。このピン14にはばね15が巻装された状態でカッターケース5 とリミット取付板12との間に介在されており、リミット取付板12を支点ボル ト10を中心として図1中反時計方向に付勢している。そして、このリミット取 付板12の他端側(図1中右端側)は上記ばね15の付勢力によりノブ部16a を備えた切込調整ねじ16に押圧されている。この切込調整ねじ16はカッター ケース5の頂壁に図中上下動可能に螺合されている。また、上記リミット取付板 12の他端側(図1中右端側)近傍の正面壁5bには、図1中上下方向に延びる 長孔5dが穿設されている。この長孔5dを図3に示すように指針17およびカ ラー18を貫挿したねじ19が貫通し、リミット取付板12に固定されている。 このとき、上記カラー18は指針17が長孔5d内に入り込むのを防止すべく位 置決め作用をなすものである。また、図1において、正面壁5bの適所には、目 盛板20が形成されている。また、支点ボルト10から当接部13aまでの距離 は、指針17の先端部までの距離よりも短かくなるように設定されており、これ により、目盛板20の目盛を大きくとることができ、位置調節しやすいといった 利点がある。
【0011】 なお、図2に示すように、カッターケース5内には送りローラ21およびカッ ターブロック22が回転可能に設けられている。 このように構成された自動カンナ盤の作用について説明する。
【0012】 まず、カッターケース5を適当な高さ位置に移動調節し、被加工材2の切込量 を設定すべく、切込調整ねじ16を回転させ、図1中上下方向に進退させる。こ れにより、この切込調整ねじ16に押圧されているリミット取付板12も支点ボ ルト10を中心として回転することとなり、ひいては検知リミットスイッチ13 の位置も変更される。この状態で、被加工材2をテーブル3上に載置し、装置内 に搬入する。このとき、検知軸8の軸方向長さはテーブル3の幅とほぼ同等若し くはそれ以上に設定されているので、被加工材2の搬入位置を気にすることなく 、搬入することができる。すると、被加工材2は検知軸8に当接し、さらに送り ローラ21を介して搬送される。そして、カッターブロック22によって所望の 設定量だけの切削作業がなされる。このように正常運転時においては検知軸8が 当接部13aを作動させることがない。
【0013】 また、カッターケース5の高さ位置調節が適当でなく、カッターケース5が図 1中所望の位置よりも下方に位置させた場合について以下に説明する。 かかる場合には、被加工材2を装置内に搬入した際、被加工材2が検知軸8を 図2中ピン7を中心として時計方向に回動させ、この回動が大きいと検知軸8が 当接部13aを作動させて検知リミットスイッチ13が働いて、駆動モータ(図 示せず)が停止し、切込量の過大によるカッタの破損を防止することができる。
【0014】 なお、上述実施例においては、当接部13aと指針17とは支点ボルト10の 図1中右側に位置させたものであるが、支点ボルト10を挟んで当接部13aと 指針17とを両側に配設するようなものであっても良い。
【0015】
本考案は上述のようにテーブルの幅とほぼ同等若しくはそれ以上の長さに検知 軸の軸方向長さを設定したことにより、板厚検出可能な位置を見定める必要がな く、作業効率を向上させることができる。また、切削位置が集中することがなく 、カッタの耐久性を向上させることができる。検知軸を両端支持したことにより 、検知軸は正面壁に対して常に平行に設置され、安定しているから、切込量も正 確に調整できる。さらに、取付板の揺動中心から指針までの長さが、当接部まで の長さよりも長く設定されていることから、目盛を大きくとることができ、微調 整ができる等の効果を奏する。
【図1】本考案における自動カンナ盤の正面図である。
【図2】本考案における自動カンナ盤の部分拡大側面断
面図である。
面図である。
【図3】図1中 III−III 矢視図である。
2…被加工材 3…テーブル 5…カッターケース 8…検知軸 12…リミット取付板(取付板) 13…検知リミットスイッチ 13a…当接部 17…指針
Claims (1)
- 【請求項1】 被加工材を載置するテーブルと、上記被
加工材を切削するカッタを備えたカッターケースと、こ
のカッターケース内に収納された切込量設定装置とを備
えた自動カンナ盤において、上記切込量設定装置は上記
カッターケースに両端支持されるとともに、上記被加工
材に当接可能な検知軸と、上記カッターケースに揺動可
能に設けられた長尺状の取付板と、この取付板に設けら
れるとともに上記検知軸に当接可能な当接部を有する検
知リミットスイッチと、上記取付板の先端部に設けられ
た指針とを備え、上記検知軸はこの検知軸の軸方向長さ
が上記被加工材の搬送方向と直交する方向における少な
くとも上記テーブルの長さに形成され、上記取付板の揺
動中心から上記指針までの長さは上記揺動中心から上記
当接部までの長さよりも長く設定されていることを特徴
とする自動カンナ盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7078991U JPH0524307U (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 自動カンナ盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7078991U JPH0524307U (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 自動カンナ盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524307U true JPH0524307U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=13441653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7078991U Pending JPH0524307U (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 自動カンナ盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524307U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912604B2 (ja) * | 1975-06-12 | 1984-03-24 | ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト | 酢酸と塩化水素で不純にされ、稀釈された硫酸の精製法 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP7078991U patent/JPH0524307U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912604B2 (ja) * | 1975-06-12 | 1984-03-24 | ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト | 酢酸と塩化水素で不純にされ、稀釈された硫酸の精製法 |
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