JPH05242794A - 集積化された静電界レンズを有する電界放出デバイス - Google Patents

集積化された静電界レンズを有する電界放出デバイス

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JPH05242794A
JPH05242794A JP33677892A JP33677892A JPH05242794A JP H05242794 A JPH05242794 A JP H05242794A JP 33677892 A JP33677892 A JP 33677892A JP 33677892 A JP33677892 A JP 33677892A JP H05242794 A JPH05242794 A JP H05242794A
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JP
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opening
gate
lens
layer
electron emitter
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Application number
JP33677892A
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Robert C Kane
ロバート・シー・ケイン
Norman W Parker
ノーマン・ダブリュー・パーカー
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Motorola Inc
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/02Electron guns
    • H01J3/021Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
    • H01J3/022Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source with microengineered cathode, e.g. Spindt-type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/022Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
    • H01J9/025Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of field emission cathodes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 集積化された静電界レンズを有する電界放出
デバイスを実現することによって、解像度の優れた画像
表示デバイスを得る。 【構成】 電子を放出するための電子エミッタ、それ自
身を貫通する開口部を形作るゲート、前記ゲートの開口
部を通過する被放出電子を回収するためのアノード、お
よび前記ゲートと前記アノードの間に設けられ、前記放
出された電子を通過させるための開口部を形作る静電界
レンズであり、前記静電界レンズの前記開口部は前記ゲ
ートの前記開口部の第1サイズとは異なる第2サイズを
有する、から構成される電界放出デバイス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に冷陰極電界放出デ
バイスに関し、さらに詳細には静電界レンズを電界放出
デバイスの集積部品として実現する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電界放出デバイス(FED)はすでに周
知の技術であり、様々な手法を用いて実現可能である。
いくつかの手法においては、複雑な材料のデポジション
技術を必要とし、また他のものは異方性エッチングのよ
うなプロセス段階を要求する。一般的にはFEDは電子
エミッタ、抽出(エクストラクション)ゲート電極、お
よびアノードからなるが、電子エミッタとアノードの2
つの部品のみからなる構造のものも知られている。FE
Dの一般的な実用においては、適切な強度及び極性を持
つ電界を電子エミッタの近傍領域において発生させて、
有限の幅を持つ減少した表面電位バリアをより高い確率
で通り抜けられるように、少なくとも抽出ゲート電極に
対して適切な電位が印加される。放出された電子、つま
り電子エミッタの表面から自由空間へと逃れた被放出電
子は、一般的にデバイスのアノードにおいて優先的に回
収される。ある種の応用に対しては、例えばディスプレ
イ装置においてはディスプレイの画像の解像度を改善す
るために放出された電子の軌道をいくらか変化させる静
電界焦点レンズを設けるのは望ましいことである。
【0003】
【解決すべき課題】しかしながら、現存の静電界レンズ
の構造では、多くの応用に適応する電子ビームの電子ビ
ーム特性を生み出す電子ビームの軌道変更を行うことが
できない。
【0004】したがって、静電界レンズを用いた電界放
出デバイス、および/または、従来技術における上述の
短所の少なくともいくつかを克服する集積化静電界レン
ズ付き電界放出デバイスの製造方法を得る必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的およびその他
は、電子を放出するための電子エミッタ、それ自身を貫
通する開口部を形作るゲート、前記ゲートの開口部を通
過する被放出電子を回収するためのアノード、および前
記ゲートと前記アノードの間に設けられ、前記放出され
た電子を通過させるための開口部を形作る静電界レンズ
であり、前記静電界レンズの前記開口部は前記ゲートの
前記開口部の第1サイズとは異なる第2サイズを有す
る、から構成される電界放出デバイスによって達成され
る。
【0006】上述の目的およびその他はさらに、集積化
静電界レンズを有する電界放出デバイスを形成する方法
であって、表面を持つ支持基板(101)、複数の絶縁
層(102,104)、複数の導電/半導電層(10
3,105)および選択的にパターン化されたエッチン
グマスク層を含む複数の材料層であって、これらの層は
互いに密接に固定されて単一の多層構造体を形成する複
数の材料層を準備する段階、前記選択的にパターン化さ
れたエッチングマスクのパターンに実質的に対応する領
域(112)において、前記多層構造体の材料層の一部
から材料を選択的に取り除く第1の方向性エッチングを
行う段階、前記エッチングによって形成された構造上に
実質的に等形な絶縁層(113)をデポジションする段
階、サイドウォール(114)を形成するように前記等
形の絶縁層の一部を取り除くために第2の方向性エッチ
ングを行う段階、前記支持基板の表面の少なくとも一部
が露出するように前記多層構造体の材料層の材料の一部
(115)を取り除くために第3の方向性エッチングを
行う段階、前記サイドウォールを形成していた等形にデ
ポジションされた絶縁層の残りを実質的にすべて取り除
く段階、および前記支持基板の前記表面の実質上露出部
分に形成される電子エミッタ(116)を形成する段
階、からなることを特徴とする方法によって達成され
る。
【0007】本発明の集積形成された静電界レンズを持
つFEDの1実施例では、静電界レンズは、電子ビーム
を形成する被放出電子の軌道を変化させる、例えば電子
エミッタから1000ミクロンの距離における電子ビー
ムの断面がおおよそ10ミクロンよりも小さくさらに電
子エミッタから3000ミクロンのところではおおよそ
20ミクロンよりも小さくする、ために用いられる。
【0008】本発明に従ったFEDのその他の実施例に
おいては、複数の静電界レンズが用いられ、個々の静電
界レンズは好適な直径、前記複数の静電界レンズのそれ
らと比べて異なった直径を持つ開口部を形成し、さらに
少なくともいくつかの前記レンズの直径は前記ゲートに
おける開口部の直径とは異なっている。
【0009】さらに本発明に従った集積形成された静電
界レンズを持つFEDのその他の実施例として、一画素
の大きさがおおよそ2から25ミクロンとすることがで
きるような、より小さい断面を持つ電子ビームをもたら
す静電界レンズを有する、画像表示装置が実現される。
【0010】
【実施例】従来から知られているように、冷陰極電界エ
ミッタから放出される電子は、電子流全体中の個々の要
素が必ずしも同一の半径方向速度成分(エミッタ構造の
法線に対して)を有していないという意味で、不均一な
速度を持つ。この不均一な半径方向速度成分の一番の原
因は、放出された電子はエミッタの表面からそのエミッ
タ表面に対して必ず鉛直(垂直)である非常に強い電界
によって加速されるということである。電界放出電子エ
ミッタの近くにおける電界はこの電子エミッタの表面に
対して実質的に垂直であるので、放出された電子はこの
電界の向きに実質的に平行な軌道を取る。
【0011】図1には、従来のFED10の計算機によ
る計算モデルの側面図の半分を示したものである。ここ
で電子エミッタ13は、電子エミッタ13から放出され
た電子がそのなかを通り抜ける開口部16を定義する第
1直径を有する加速電極(ゲート)11に対して近接す
るように設けられる。それぞれの大きさは図1に横軸お
よび縦軸に沿って網目単位として示されており、この図
の場合一つの網目は0.02μmである。従来技術として知
られていることであるが、ゲート11に対して外部から
供給される適当な電位を与えることにより(図示せ
ず)、電子エミッタ13の近傍においてより強力な電界
が発生する。電子エミッタ13が外部から供給される基
準電位(図示せず)、例えば大地電位、に動作可能に接
続されると、電子は電子エミッタ13からその表面に側
近の自由空間領域に放出される。放出された電子のうち
の少なくとも一部を回収する目的を持つアノード12は
電子エミッタ13に対して隔離して設けられる。前記自
由空間領域に存在する電界は等電位線14によって表わ
されている。電子エミッタ13の表面から放出される電
子は、その電子が通過するすべての電界によってもたら
される条件にしたがって運動する。ここでは電子の軌道
15を図示されているように仮定する。FED10にお
いては電子エミッタ13から離れてアノード12に対し
て移動するにつれて、電子ビームの断面は増加すること
は明らかである。
【0012】一方、事後的な実現可能性として、もし前
記自由空間領域の電界が変化させないようにアノードの
電圧がそれに対応して変化するならば、実質的に同一の
デバイス動作特性を保持しながらアノードを電子エミッ
タに対して、より近くに設けることも、より遠くに設け
ることもできる。
【0013】図2は拡大された電子の通り道の計算機に
よる計算モデルであり、(横軸)1.0、(縦軸)-0.01で
表わされる位置を始点とする電子の軌道15を0.01メー
トルの行程間において示している。横軸、縦軸共に、そ
の単位はミクロン(1.0μm)である。ここで焦点合わ
せ手段を持たないFED10では、電子ビームは電子エ
ミッタから1000ミクロンの行程で断面全体が100ミクロ
ン以上に広がり、3000ミクロンの行程で断面全体が180
ミクロン以上になる、ということがわかるであろう。多
くの応用において、電子ビームの全断面を最小化/減少
させることが望ましい。さらに、多くの応用例において
は、アノードは電子エミッタ(または群)から1000〜1
0,000ミクロンの距離に設けられる。
【0014】図3は、電子エミッタ23、アノード22
およびゲート21を有する従来のFED20の計算機に
よる計算モデルを1/2側面図で示したものである。こ
れら電子エミッタ23、アノード22およびゲート21
は一般的に図1ですでに説明したのと同じように動作す
る。FED20はさらに、ゲート21の中心開口部のそ
れと実質的に同じ直径を有する中心開口部をそれ自体を
貫通するように形作る静電界レンズ26を含んでいる。
図3に示されているように、外部からの適切な電位が印
加されるレンズ26を導入することによって電子の軌道
25は変化する。
【0015】図4は、拡大された電子の通り道の計算機
による計算モデルであり、(横軸)1.0、(縦軸)-0.01
で表わされる位置を始点とする電子の軌道25を0.01メ
ートルの行程間において示している。ここでFED20
では、電子ビームは電子エミッタから1000ミクロンの行
程で断面全体が30ミクロン以上に広がり、3000ミクロン
の行程で断面全体が60ミクロン以上になる、ということ
がわかるであろう。FED20におけるこの電子ビーム
の不所望な広がりは、第一には構造に起因する収差およ
び静電界レンズ26の本来的な性質によるものである。
この従来例においては、ほぼ近軸の電子軌道のビーム広
がりを減少させるためにより大きな角度を持つ軌道に対
して過度の補正を行う。たとえば、電子ビーム中のいく
らかの電子は過度に焦点合わせされ、電子ビームの断面
を広げる原因になっている。この静電界レンズ26の収
差は、少なくとも部分的にはこのレンズ26が非常に薄
くなければならないという要求に起因するものである。
【0016】図5は、電子エミッタ33、アノード32
およびゲート31を有するFED30の計算機による計
算モデルを1/2側面図で示したものである。これら電
子エミッタ23、アノード22およびゲート21は一般
的に図1ですでに説明したのと同じように動作する。F
ED30はさらに、本発明にしたがった静電界レンズ3
7を含む。図5に示されているように、外部からの適切
な電位が印加されるレンズ37を導入することによって
電子の軌道35は変化する。静電界レンズ37はゲート
31の中心開口部のそれとは異なった直径を持つ中心開
口部を形作るという点において、従来のレンズとは異な
っている。FED30の場合において、異なった直径と
いうのは2600オングストロームであり、ゲート31の開
口部の直径よりも静電界レンズ37の開口部の直径は大
きい。他の実施例においては、異なった直径を持つ静電
界レンズの構造を採用することが可能であり、それは10
00オングストロームのオーダーから5000オングストロー
ム以上まで可能である。
【0017】本発明に従った静電界レンズを有するFE
Dの実現によって、従来の静電界レンズにおける多くの
制限を緩和することができる。
【0018】第一に、本発明におけるレンズは従来のレ
ンズよりも厚い。製造プロセスにおけるばらつきによっ
て引き起こされるレンズ厚さの偏差は本発明のFEDの
レンズでは、レンズ全体の厚さに対して小さなパーセン
テージである。例えば、従来の静電界レンズの実際的な
厚さは1000オングストロームであったが、本発明のFE
Dのレンズの実用的な厚さは3000オングストロームから
10,000オングストローム以上の範囲にすることが可能で
ある。したがって、設計値からの200オングストローム
のずれとなる製造プロセスにおけるばらつきは、ここの
例では従来のレンズにおいては20%の変動に対応す
る。一方、本発明のFEDに採用されるレンズに対する
理想的な製造工程における偏差は2%(10,000オングス
トローム厚のレンズの場合)まで低減することができ
る。
【0019】第2に、本発明に従って形成された静電界
レンズを用いたFEDは従来技術の静電界レンズより
も、電子エミッタに対してより遠くに配置され、これに
よって電子エミッタの表面上またはその近傍において誘
起される電界による影響は低減される。ここで再認識し
ておかなければいけないのは、正確なデバイスの動作の
ためには、電子エミッタの表面近傍において強力な電界
を誘起させることが必要であり、かつその電界は適切な
電圧をゲート電極に印加することによって実質的に誘起
される、ということである。静電界レンズを採用したF
EDにおいては、レンズに加えられる電圧はゲート電極
に加えられるそれよりも低く、また電子エミッタの表面
上またはその近傍において誘起される最強の電界を効果
的に減少させる。ゲート電極の開口部の直径よりも大き
な直径を有する中心開口部を持つレンズを用いて静電界
レンズをより遠くに配置することにより、誘起された電
界におけるこの静電界レンズの及ぼす影響を減少させ
る。
【0020】第3に、本発明にしたがった静電界レンズ
を採用したFEDはレンズの収差を顕著に減少させ、こ
れによって過剰な焦点合わせがおこらない電子ビームの
断面を得ることができる。
【0021】第4に、本発明にしたがった静電界レンズ
を採用したFEDは従来のレンズにおける実際例に比
べ、ゲート電極に対してより遠く配置される。このよう
に柔軟性が増加することによってゲート電極と静電界レ
ンズの間の静電破壊の心配を減らすことができる。
【0022】図6は、拡大された電子の通り道の計算機
による計算モデルであり、(横軸)1.0ミクロン、(縦
軸)-0.01ミクロンで表わされる位置を始点とする電子
の軌道25を0.01メートルの行程間において示してい
る。ここで本発明に従った静電界レンズ37を採用した
FED30では、電子ビームの全断面は電子エミッタ3
3から約1000ミクロンの行程においてもおおよそ10ミク
ロンよりも小さくしか広がらず、3000ミクロン付近の行
程においてもおおよそ16ミクロン以下までにしか広がら
ない、ということがわかるであろう。
【0023】よって、本発明の目的の1つは、放出され
た電子ビームの断面を最小にする手段としての集積的に
形成される静電界レンズを持つFEDを提供することに
ある。そのように形成されたFEDは数多く存在する応
用例のうちの第1のもの、超高解像度で、個々のピクセ
ルの断面がおおよそ2.0から25.0μmである画像表示デ
バイスのための電子供給源として用いられる。画像デバ
イスとしての応用例においては、FEDのアノードは実
質的に光学的に透過性のフェースプレートを含み、この
フェースプレートは、少なくとも陰極蛍光材料の層およ
び少なくともこの陰極蛍光材料の層上に形成される実質
的に導電性を有する材料の層が形成された表面を有し、
これによってすべての放出電子は光子の放出を誘導する
ような方法で前記陰極蛍光材料の層を励起する。
【0024】図7から図12は本発明にしたがった集積
化静電界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【0025】図7に図示された構造は、支持基板10
1、第1絶縁層102、第1導電/半導電層103、第
2絶縁層104、第2導電/半導電層105、第3絶縁
層106、および選択的にパターン化されたエッチング
用マスク層107を含み、これらの層はすべて単一の多
層構造を形成するように互いに固定された状態で近接し
て形成され、それぞれの層は上部または下部のいずれの
層に対しても平面的に実質的に平行に形成される。
【0026】図8は図7ですでに説明したように形成さ
れた構造であり、本発明にしたがったFEDを形成する
方法における追加的なプロセスステップをさらに施した
ものである。図7を参照して説明した選択的にパターン
化されたエッチングマスク層107によって定義される
パターンに実質的に同形の領域112において、第3絶
縁層106、第2導電/半導電層105および第2絶縁
層104のそれぞれの一部を取り除くための第1方向性
エッチングが行われたものである。図8は前記選択的に
パターン化されたエッチングマスク107が続けて除去
された状態を示したものである。
【0027】図9は図8の構造の上に等形的にデポジシ
ョンされた第4絶縁層113を示したものである。図1
0ではサイドウォール114が形成されるように第4絶
縁層113の材料の一部を取り除く第2番目の方向性エ
ッチングが行われる。第1導電/半導電層103および
第1絶縁層102のそれぞれの材料の一部を、支持基板
101の表面の一部が領域115内に露出するまで、領
域115において取り除くように、第3番目の方向性エ
ッチングが行われる。図11は、実質的にサイドウォー
ル114のすべてが取り除かれ、第1絶縁体102およ
び第2絶縁体104のそれぞれの一部が選択的に取り除
かれるステップを示したものである。図12は、数多く
知られているうちのいずれかの方法、例えば垂直入射蒸
着技術によって領域115内に電子エミッタ116が堆
積されるステップを図示したものである。
【0028】図7から図12において図示され、それら
を参照して説明された方法に従って作られたFEDは、
第2導電/半導電層105を含み、ゲートのそれよりも
大きな内部寸法を持ち、第1導電/半導電層103を含
むような静電界レンズと共に形成されている。一般的
に、ゲートおよび静電界レンズの内部寸法はここでは直
径として扱っているが、ある特殊な環境においては円形
ではない開口部が形成されることもあって、そのような
すべての実施例はここに含まれるものである、というこ
とは理解されよう。ゲート電極と比較して異なった寸法
を持つ静電界レンズの内径は、サイドウォール115形
成の基となる等形にデポジションされる第4絶縁層11
3の厚みによって決定される。
【0029】図13から図18は本発明にしたがった集
積化静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成す
る方法の様々なステップを実行して実現される構造を側
面横断面図で示したものである。
【0030】図13には図7を参照して以前に説明した
ものに類似した構造が、異なった実施例であることを示
す接頭番号「2」を付して類似した番号で示される類似
の構成部材をもって図示されている。図13の構造はさ
らに、本発明のFEDを形成する他の方法に従って、導
電/半導電層205上に配置される第3絶縁層208、
および絶縁層208の上、層205と206の間に形成
される第3導電/半導電層209を含む。図14はさら
に、追加的な処理ステップ、図7に関してすでに説明し
たように最初のエッチングが実行され、さらにこのエッ
チングによって第3導電/半導電層209および第3絶
縁層208のそれぞれの材料の一部を選択的にパターン
化されたエッチングマスク層207によって定義される
パターンに実質的に等形になる領域212において取り
除くような処理ステップが図示されている。図14はさ
らに選択的にパターン化されたエッチングマスク層20
7が続けて取り除かれた状態を図示している。図15で
はこの構造に第5絶縁層213を等形にデポジションす
る追加的な処理ステップが図示されている。図16は、
図10に関連してすでに説明したサイドウォール214
の形成のための追加的な処理ステップを図示したもので
ある。図17は、図11に関して説明したものに類似
し、領域215をそのなかに形成し、第3絶縁層208
の材料の一部が選択的に取り除かれる、追加的な処理ス
テップを図示したものである。図18は、図12に関連
してすでに説明した電子エミッタ216を領域215内
に形成するための追加的な処理ステップを図示したもの
である。図13から図18を参照してこれまでに説明し
た方法にしたがって形成された本発明のFEDは2つの
集積的に形成される静電界レンズ電極を持ち、それぞれ
の電極の内径はFEDのゲート電極の内径よりも大き
い。すでに説明したように、ゲート電極の直径と比較し
て異なった寸法を有する静電界レンズ群の直径は以前に
デポジションされた等形絶縁層の厚さの関数である。
【0031】図19から図23は本発明にしたがった集
積化静電界レンズを有するFEDの1つの実施例を形成
する方法の様々なステップを実行して実現される構造を
側面横断面図で示したものである。
【0032】図19には図13を参照して以前に説明し
たものに類似した構造が、異なった実施例であることを
示す接頭番号「3」を付して類似した番号で示される類
似の構成部材をもって図示されている。図19中、第4
絶縁層306、第3導電/半導電層309および第3絶
縁層308それぞれの層の材料の一部を、図14に関連
して説明した処理ステップおよび本発明のFEDを形成
するその他の方法に従って、選択的に取り除くことによ
って、第1領域312は形成される。図20は、第4の
実質的に等形な絶縁層313をこの構造上にデポジショ
ンする追加的な処理ステップを図示したものである。図
21は、図10を参照してすでに説明した追加的な処理
ステップを図示し、これによって第1サイドウォール3
14が形成される。図22は図14から16および図1
0を参照して説明した追加的な処理ステップを図示し、
これによって第2サイドウォール317および第2領域
318がその内に形成される。図23は図17および1
8を参照して説明した追加的な処理ステップを図示し、
これによって電子エミッタ316は実質的に第2領域3
18の内に設けられる。
【0033】図19から23を参照して説明された方法
に従って形成された静電界レンズ群を採用した本発明の
FEDは、それぞれ同じ群内の他の静電界レンズに対し
て異なった直径を有し、さらにFEDのゲート電極の直
径に対しても異なった直径を有する複数の静電界レンズ
を実現する。異なった直径を持つ複数の静電界レンズを
採用するレンズ群を有するFEDを形成する目的は機能
デバイスの電子ビームを構成する放出電子の軌道を多重
的に変化させる手段をもたらすためである。
【0034】図24には、実質的に光を透過するフェー
スプレート410を含む第1画像表示デバイスアノード
400を実現するために通常用いられる構造が示されて
いる。フェースプレート410は、陰極蛍光材料411
層および該陰極蛍光材料411層上に形成される実質的
に導電性を有する層412が配された主表面を有する。
一般的に表示アノード400を採用するFEDでは、放
出電子の少なくともいくつかは最初に導電層412を通
過し、陰極材料411に対して観察者に見られうる放出
光子を発生させるための少なくともいくらかのエネルギ
ーを与える。
【0035】図8は、実質的に光学的に透過なフェース
プレート510を含む第2画像表示デバイスアノード5
00を第2の実施例を示している。フェースプレート5
10は実質的に光を透過する導電材料512の層および
その512層上に形成される陰極蛍光材料511の層が
配された主表面上を有する。一般的に表示アノード50
0を採用するFEDでは、放出電子の少なくともいくつ
かは陰極材料511に対して、その層を通り抜ける間
に、観察者に見られうる放出光子を発生させるための少
なくともいくらかのエネルギーを与え、これらの電子は
続いて導電層512において回収される。
【0036】ここで、上述の各方法のステップと、別方
法の、本明細書に記載のものに限定されない方法のその
他の処理ステップとの組み合わせを採用することによっ
て、ゲート電極のそれとは異なった直径を持つレンズか
らなる静電界レンズ群を採用したFEDの他の実施例が
実現できることは理解されよう。さらに、ここで説明し
たように、表示アノードを用いて高度な制御を可能とし
たFEDは、非常に使いやすく、小型で制御容易な表示
デバイスである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術の電界放出デバイスの計算機
による計算モデルであり、さらに被放出電子の軌道を同
時に表わしたものである。
【図2】図2は、図1で示された電子の軌道の拡大図で
ある。
【図3】図3は、従来技術の電界放出デバイスの計算機
による計算モデルであり、さらに被放出電子の軌道を同
時に表わしたものである。
【図4】図4は、図3で示された電子の軌道の拡大図で
ある。
【図5】図5は、本発明に従って作られた電界放出デバ
イスの計算機による計算モデルであり、さらに被放出電
子の軌道を同時に表わしたものである。
【図6】図6は、図5で示された電子の軌道の拡大図で
ある。
【図7】図7から図12は、本発明に従って集積化静電
界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方法の様
々なステップを実行して実現される構造を側面横断面図
で示したものである。
【図8】図7から図12は、本発明に従って集積化静電
界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方法の様
々なステップを実行して実現される構造を側面横断面図
で示したものである。
【図9】図7から図12は、本発明に従って集積化静電
界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方法の様
々なステップを実行して実現される構造を側面横断面図
で示したものである。
【図10】図7から図12は、本発明に従って集積化静
電界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方法の
様々なステップを実行して実現される構造を側面横断面
図で示したものである。
【図11】図7から図12は、本発明に従って集積化静
電界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方法の
様々なステップを実行して実現される構造を側面横断面
図で示したものである。
【図12】図7から図12は、本発明に従って集積化静
電界レンズを有するFEDの1実施例を形成する方法の
様々なステップを実行して実現される構造を側面横断面
図で示したものである。
【図13】図13から図18は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図14】図13から図18は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図15】図13から図18は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図16】図13から図18は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図17】図13から図18は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図18】図13から図18は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図19】図19から図23は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図20】図19から図23は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図21】図19から図23は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図22】図19から図23は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図23】図19から図23は、本発明に従って集積化
静電界レンズを有するFEDの他の実施例を形成する方
法の様々なステップを実行して実現される構造を側面横
断面図で示したものである。
【図24】図24は、第1画像表示デバイスアノードの
側面図である。
【図25】図25は、第2画像表示デバイスアノードの
側面図である。
【符号の説明】
30 電界放出デバイス 31 ゲート 32 アノード 33 電子エミッタ 37 静電界レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界放出デバイス(30)であって:電
    子を放出するための電子エミッタ(33);被放出電子
    が通り抜ける第1サイズの貫通開口部を形作るゲート
    (31);前記ゲート開口部を通り抜けた被放出電子を
    回収するように配置されたアノード(32);および前
    記ゲートと前記アノードとの間に配置され、被放出電子
    を通り抜けさせるための貫通開口部を形作り、その開口
    部は前記ゲートの開口部の第1サイズとは異なった第2
    サイズを有する静電界レンズ(37);から構成される
    ことを特徴とする電界放出デバイス。
  2. 【請求項2】 画像表示デバイスであって:電子を放出
    するための電子エミッタ(33);前記電子エミッタに
    近接して配置され、被放出電子が通過するための第1直
    径を持つ開口部を形作るゲート(31);被放出電子を
    収集するように配置され、実質的に光を透過させるフェ
    ースプレート(410)、前記フェースプレートの表面
    に形成される陰極蛍光材料の第1層(411)および前
    記陰極蛍光材料の層に形成される実質的に導電性を有す
    る材料(412)から構成されるアノード(32);お
    よび前記電子エミッタと前記アノードとの間に配置され
    被放出電子の軌道(35)を変化させるための静電界レ
    ンズ(37)は、前記ゲートの開口部の前記直径と比較
    して異なった直径を持つ開口部を形作る静電界レンズ;
    から構成されることを特徴とする画像表示デバイス。
  3. 【請求項3】 集積化静電界レンズを有する電界放出デ
    バイスを形成する方法であって:表面を持つ支持基板
    (101)、複数の絶縁層(102,104)、複数の
    導電/半導電層(103,105)および選択的にパタ
    ーン化されたエッチングマスク層を含む複数の材料層で
    あって、これらの層は互いに密接に固定されて単一の多
    層構造体を形成する複数の材料層を準備する段階;前記
    選択的にパターン化されたエッチングマスクのパターン
    に実質的に対応する領域(112)において、前記多層
    構造体の材料層の一部から材料を選択的に取り除く第1
    の方向性エッチングを行う段階;前記エッチングによっ
    て形成された構造上に実質的に等形な絶縁層(113)
    をデポジションする段階;サイドウォール(114)を
    形成するように前記等形の絶縁層の一部を取り除くため
    に第2の方向性エッチングを行う段階;前記支持基板の
    表面の少なくとも一部が露出するように前記多層構造体
    の材料層の材料の一部(115)を取り除くために第3
    の方向性エッチングを行う段階;前記サイドウォールを
    形成していた等形にデポジションされた絶縁層の残りを
    実質的にすべて取り除く段階;および前記支持基板の前
    記表面の実質上露出部分に形成される電子エミッタ(1
    16)を形成する段階;からなることを特徴とする方
    法。
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